当日配付資料(9MB)

自治体総合フェア2016(第20回)
記念講演資料
マイナンバー制度における
自治体と企業の連携
~ システム改修・カード交付・マイナポータル ~
平成 27年 11月 25日
千葉市 総務局 情報経営部
【注意】 本紙に掲載した内容は検討中のものを含みます。
制度対応
番号制度対応における資源手配
自治体が番号制度に対応するために必要とする資源には、下表に示すように様々なものがあり、
庁内で手配できないものについては、外部から調達することになります。
ハードウェア
既
存
資
源
改
修
新
規
資
源
調
達
• LG-WAN回線設定
• 住基ネットシステム機器の増設
• 庁内ネットワーク回線の設定・変更
(セキュリティ対策)
ソフトウェア
その他資源(人員等)
• 業務システム改修(住民記録・税務・
介護保険・福祉・国民健康保険等)
• 人事給与システム改修
• 業務共通システム改修
• 番号制度準備室の設置(庁内人員)
• PIA第三者委員会設置(情報公開・
個人情報保護委員会)
• 申請書・帳票類改定
• カード交付窓口開設(区役所)
• コールセンタ対応範囲の拡大(番号
制度対応)
• ITアドバイザリ委託範囲の拡大
• 中間サーバ機器(全国プラットフォー
ム)利用料金
• 中間サーバ接続端末導入
• 中間サーバ管理端末導入
• 中間サーバ接続機器導入
• 統合端末導入
• 顔認証システム導入
• コンビニ交付システム
• 新規システム導入(団体内統合宛名
システム)
• セキュリティ対策ソフト導入
•
•
•
•
•
臨時窓口人員採用(非常勤・派遣)
広報物印刷・配布
広報イベント・出張説明会開催
PIA支援コンサルタント
職員向け研修実施
22
制度対応
調達スケジュール(主要案件)
外部調達のうち主要な案件のスケジュールを下表に纏めました。情報システムについては、調達し
たシステムを改修するケースと、番号制度に対応したシステムを調達するケースに分かれます。
H26年
H27年
H28年
H29年
10月
旧シ
ス
ホテ
スム
ト改
系修
旧住民記録
システム
付番
準備
改 修
旧国民健康
保険システム
広域連合
引渡データ
中間サーバ
接続機器
新税務システム
※初期構築はH25年10月
に一般競争入札で調達
※
H
25
~
26
年
に
調
達
し
た
シ
ス
テ
ム
へ
の
改
修
新
シ
ス
テ
ム
改
修
H26作業
新介護保険システム
※初期構築はH25年10月
に一般競争入札で調達
業務共通システム
※初期構築はH25年8月
に一般競争入札で調達
上半期中頃
7月
構 築
団
体
内
連
携
テ
ス
ト
H27改修作業
H27改修作業
情報ネットワーク
システムとの
総合運用テスト
情報ネットワーク
システムとの
情報連携
H27改修作業
新福祉システム
※初期構築はH26年11月
に一般競争入札で調達
番シ
号ス
制テ
度ム
対調
応達
付番
開始
H27作業
一
般
競
争
入
札
(
総
合
評
価
方
式
)
シ
ス
テ
ム
構
築
事
業
者
へ
と
の
随
意
契
約
H28改修作業
新住民記録
システム
構
築
新国民健康
保険システム
構
築
連
携
テ
ス
ト
33
調達実績(H26~H27年)
制度対応
分 類
PIA
案 件 名
費 目
評価実施研修委託
委託料
評価書作成支援委託
委託料
執行課
H26決算
業務改革推進課
PIA関係経費 小計
業務共通
システム
刷新
システム
1,328
1,500
1,652
1,923
14,641
168,400
中間サーバー・プラットフォーム
負担金
中間サーバー・ソフトウェア
負担金
宛名システム
委託料
番号連携サーバー機器
賃借料
-
26,556
統合サーバー用中継サーバー機器
賃借料
-
8,262
LGWAN回線の増速
通信運搬費
-
4,470
-
情報システム課
税務システム
委託料
福祉システム
委託料
介護保険システム
委託料
国民健康保険システム
国民年金システム
47,322
クレンジング・機能追加
108,503
108,564
114,254
委託料
-
100,134
委託料
-
462,873
118,797
55,936
-
課税原票管理システム
委託料
-
滞納管理システム
委託料
保健医療・衛生情報システム
委託料
人事給与情報システム
委託料
非常勤職員等給与管理システム
委託料
区政推進課
税制課
保健福祉総務課
給与課
委託料
番号創国推進協議会年会費
負担金
個人番号カード交付関連事務(非常勤職員配置等)
賃金、共済費等
個人番号カード普及拡大キャンペーン経費
委託料
個人番号カード等関連事務負担金
負担金
業務改革推進課
区政推進課
番号制度関連の調
達実績(H27年度は
予算額)について、左
表に纏めました。
新規調達システムに
ついては、全体調達
額のうちの番号制度
対応分の費用を切り
出しています(初期
調達の契約額とは異
なる)。
2,064
-
H28対応予定
-
497
-
20,630
-
38,560
-
システム関係経費 小計
制度対応コンサルティング委託
債務負担行為(H28~30)
限度額 175,000千円に消費税を加えた額
31,418
50,220
賃借料
○
4,000
50,220
委託料
総 経 費
保守費用(J-LIS負担金)
237,000
住基ネットシステム機器の導入・増設
設計・構築、運用(J-LIS負担金)
-
66,433
旧住民記録システム(住民基本台帳)
その他の経費 小計
29,782
-
情報システム課
備 考
市職員対象、1回(30名)
-
-
その他システム 小計
その他
423
委託料
刷新システム 小計
その他
システム
324
団体内統合利用番号連携サーバ
業務共通システム 小計
シ
ス
テ
ム
債務
負担
H27予算
605
118,797
118,292
235,450
818,165
-
8,000
10
ITアドバイザーと一体契約
10
-
62,024
-
1,400
-
331,276
10
402,710
237,112
1,222,798
番号カード交付のための窓口職員配置等
懸賞品購入、施設割引券作成
地方公共団体情報システム機構への負担金
44
システム
改 修
業務システム改修
庁内担当部門
事
業
者
情報システム課、番号制度準備室、システム利用部門(複数)
業務システムを構築したベンダー
調 達 形 態
随意契約
主 な 調 達
• 税務システム改修(H26年度~)
• 介護システム改修(H27年度~)
• 福祉システム改修(H27年度~)
システム改修
情報システムの改修・整備
情報連携のために自治体は、業務システムよりデータを抽出し、中間サーバーに収納しなければ
なりません。システム改修に必要な要件の設定には、国からの情報開示が不可欠です。
千葉市システム群
中間サーバー
税務システム
(全国プラットフォーム)
DB
業務共通
システム
介護システム
DB
データ連携
タイミングの設定
DB
XXシステム
XXシステム
XXシステム
・
・
・
1 データ通信
統合DB
福祉システム
1
3
3
機 能
4
データレイアウト
2 ユーザ画面
4
3
総務省「中間サーバー・ソフ
トウェア設計書」
1
2
4
内閣官房「データ標準レイアウト」
データ連携のための
システム改修
3
中間サーバ利用
ハードウェアの整備
4
1
凡 例
中間サーバ
DB
国による準備
自治体による準備
1
準備の前提条件
2
3
中間サーバ利用
マニュアルの作成
2
3
66
システム改修
税業務対応①:検討項目
自治体の税業務における番号制度対応の検討について、当市の検討項目の一部(次頁に続く)を
下表に掲載しました。
検 討 項 目
#
検 討 要 素
内 容
法 令
庁内業務
フロー
帳票・
申請書
情報処理・
流通
条例・
庁内規定
方針確定事項の実施スケジュー
ル設定、課題管理
−
−
−
−
−
項 目 名
1
検討作業設定・進捗管
理
2
国発出資料の理解
3
個人番号対象業務の特 に適用されるのか確認する。
定
4
対象業務での現行の情 (団体間・庁内)を整理
報流通状況の確認
5
個人・法人番号の初期
取得方法の確認
6
個人・法人番号流入経
路の確認
7
賦課計算業務への番号 せ)での番号適用
利用
8
通知業務への番号利用 知、督促)での番号適用
の検討
9
納付業務への影響検討 を確認
番号法、主務省令、通達、番号
制度関連説明会資料の収集と
整理
検討項目リスト
スケジュール
課題管理表
国発出資料管理リスト
確認事項リスト
情報項目
流通経路・関与者・処理方法
情報項目リスト(現行)
情報流通フロー(現行)
◎
初期適用作業
現行宛名データの整理
法人番号の庁内適用
入手経路・形式
オンライン取得時の仕様
番号取得フロー
データクレンジング要件
法人番号適用要件
情報流通フロー(将来)
変更点リスト
◎
入手情報と番号適用
情報システムでの取扱い
情報項目リスト(将来)
システム改修要件
書式
印刷・封入等取扱い
問合時の取扱い
帳票案
情報取扱規定
法定利用事務が市のどの業務
◎
◎
○
◎
制度開始後の番号の流入経路
(申請・情報連携)
○
○
○
◎
賦課計算業務(関連情報の名寄
○
通知業務(納税案内、税額通
○
対象業務リスト
○
現状の業務での情報の受け渡し
初期の番号取得を確認し、取得
後の庁内情報への適用について
検討
作 成 物
検討項目の抽出
日程・成果物の設定
進捗・課題管理
制度の理解
必要な情報の充足
不足する情報の確認
市業務への適用
◎
○
重 要 課 題
◎
納付業務への番号制度の影響
(課題管理表)
○
○
独自利用による滞納管理業務へ
10
滞納管理業務への適用 の番号利用可能性について検討
検討(独自利用事務)
○
◎
◎
11
各種番号・情報の利用
用途整理
番号(個人・宛名・住基)、個人
情報(宛先、本人確認)、税業務
情報の利用用途の整理
○
○
◎
適用可能性
(滞納管理業務フロー)
法令の制約
庁内規定
番号利用整理
情報取扱規定
77
システム改修
税業務対応②:検討項目(つづき)
自治体の税業務における番号制度対応の検討について、当市の検討項目の一部(前頁から続く
)を下表に掲載しました。
検 討 項 目
#
項 目 名
検 討 要 素
内 容
法 令
庁内業務
フロー
帳票・
申請書
情報処理・
流通
条例・
庁内規定
○
◎
上記情報の保存、管理、アクセ
12
番号及び各種情報の保 ス権限の整理
存方法検討
◎
重 要 課 題
保存場所
管理方法
アクセス権限
情報リスト
システム改修要件
情報取扱規定
業務フロー(将来)
業務マニュアル
入手方法別の信憑確認
錯誤時の対応
確認マニュアル
様式
帳票リスト
新帳票
データ標準
提供方法
提供情報リスト
システム改修要件
リスク評価
リスク対策
マニュアル
改修すべき機能
情報の取り扱い
特定個人情報保護評価書
将来業務フローのマニュアル化
13 マニュアル作成
14 番号確認方法の検討
◎
番号の信憑確認と錯誤時の対
応
○
◎
○
帳票への番号の記載欄の追加
15 帳票の改定
◎
◎
他業務・団体への情報提供方法
16 税務情報提供の検討
17 PIAの実施
18 情報システムの改修
19
各種規定の改定、条例
改正
◎
税関連の情報システムへの番
号制度対応機能改修に伴う特定
個人情報保護評価
○
○
○
○
◎
○
税関連の情報システムへの番
号制度対応機能改修
番号制度対応に伴う規定・条例
の変更
◎
○
○
様式
21 職員の研修
22 関係者への通知・広報
○
マニュアルを使った、新規定、新
業務フロー、システム操作方法
の研修
市民や事業者への制度の通知、
啓発活動
◎
◎
○
○
提供情報リスト
○
○
業務フロー
個人情報の取り扱い
理解の促進
◎
システム改修要件
規定
条例改正案
◎
税務関連証明書の発行事務に
20 証明書発行方法の検討
証明書発行方法の提供 係る変更
作 成 物
○
説明書類
広報物
88
システム改修
税業務対応③:検討要素
税分野の検討においては、業務フローに係るものや帳票書式に係るものなど、項目により検討の
要素が異なります。また、すべて税務部門が主体となり検討しますが、要素に応じて関係する他部
門との連携が不可欠となります。
検討要素
内 容
関係部門
① 法令
国の制度を正しく理解し、庁内の業務や
・政策法務
規定に反映する。
② 業務フロー
番号法に適応した業務処理に変更する。
・業務改革
成 果 物
―
・番号制度開始後の税業務フロー
・新税業務マニュアル
③
帳票・申請書
番号法に適応した帳票(申請書・通知書・
・政策法務
庁内文書)に改定する。
・新税務関連申請書書式
・新税務関連通知書書式
・新税務関連庁内文書書式
④
情報処理・
流通
番号法に適応した情報処理(業務システ
ム)や情報流通(中間サーバ)を行うため ・情報システム
のシステムに改修する。
・情報項目リスト
・システム改修要件
・新システム操作マニュアル
⑤
条例・
庁内規定
番号法に適応した条例や庁内規定に改
・政策法務
定する。
・条例案
・新税業務規定
・新情報取扱い規定
99
システム改修
税業務対応④:進捗管理
関係部署(税制課、課税管理課、納税管理課)は、対応状況を下記書式にて、番号制度対応事
務局(PMO)である総務局番号制度準備室に報告しています。
(
様
式
1
)
進
捗
状
況
報
告
書
(
様
式
2
)
手
続
整
理
表
(
課
題
と
対
応
方
法
)
(様式3) 番号制度対応期日整理表
作成日 平成27年3月20日
別
地方税の賦課、地方税に関する調査(犯
表 16 対象事務
則事件の調査を含む。)
一
対応の種別
対 応 期 日
課 名 課税管理課
整 備 対 象
28年1月開始(申告書)
29年4月開始(納税通知書)
申告書(個人・法人市民税、固定資産税(償却資産)、事業所税)、納税
通知書
2 添付書類
29年1月開始(給与報告書)
給与支払報告書(その他、提出元からの資料に個人番号が付いている
場合は同一人性の確認に使用するが、賦課や減免に関する添付資料に
ついては多様であるので、各書類について一様に個人番号を表示するこ
とは求めていない。)
3 照会事務
個人番号カード(窓口における本人確認については実施を検討している
28年1月運用開始(業務共通
が未定)
システム)
市民税の賦課に係る庁内照会(業務共通システム)
4 情報提供
29年8月運用開始(情報提供
情報提供ネットワークシステムとの接続
ネットワークシステム)
1 書式
28年1月運用開始(税務システ 税務システム
情報システム導ム・業務共通システム)
業務共通システム
5
入・改修
29年1月(個人番号を使用する 課税原票管理システム(個人番号の使用については検討中)
場合)
(家屋評価システムについては、個人番号を使用しない方向で検討)
10
10
システム改修
税業務対応⑤:制度の理解
税分野における番号制度を理解するためには、国発出の資料を所管課で解読する必要がありま
す。下表は、税分野に関する検討に必要な主な資料です。
資
料
発出者
年月
関係する検討項目
「行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法
―
H25年5月
・制度理解
・所管課の特定
「行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法
―
H25年5月
・制度理解
「行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法
律及び行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関
③ する法律の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律の施行に伴う財務 財務省
省関係政令の整備に関する政令」
H26年5月
・業務フロー変更
・条例、規定変更
・帳票の改定
④ 「地方税法施行規則の一部を改正する省令」
H26年12月
・業務フロー変更
・条例、規定変更
・帳票の改定
「地方公共団体における番号制度導入ガイドライン」
⑤ 「地方税務システムの構築に係るガイドライン」(上記ガイドラインの第2章第 総務省
2節)
H25年8月
・業務フロー変更
・条例、規定変更
・帳票の改定
・情報システム改修
⑥ 「番号制度に係る地方税関係の業務について」
総務省
H26年2月
・該当事務
・情報システム改修
⑦ 「国税分野における社会保障・税番号制度導入に伴う各種様式の変更点」
国税庁
H27年5月
⑧ 「地方税分野における個人番号・法人番号の利用について」
総務省
H26年3月
⑨ 「特定個人情報データ標準レイアウト」
内閣官房
H26年12月
・帳票の改定
・条例、規定変更
・番号利用業務
・書式
・情報提供業務
① 律」(平成25年法律第27号)
② 律の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律(平成25年法律第28号)」
総務省
11
11
システム改修
税業務対応⑥:番号対象業務
「地方税分野における個人番号・法人番号の利用について」(総務省)を手掛かりに、取り扱う税目
における番号対象業務を特定します。また、利用可能性についても検討します。
税
番号
適用
目
法人市民税
固定資産税
・都市計画税
軽自動車税
市たばこ税
鉱 産 税
特別土地保有税
入 湯 税
事業所税
税
事
務
納税事務
申請・
番号収集
情報
の名寄せ
通 知
徴収簿
の管理
滞納管理
個人番号
◎
◎
◎
△
△
法人番号
◎
×
◎
△
△
個人番号
△
△
△
△
法人番号
◎
○
○
△
△
個人番号
◎
○
○
△
△
法人番号
◎
〇
○
△
△
個人番号
◎
×
○
△
△
法人番号
◎
×
○
△
△
個人番号
◎
×
〇
△
△
法人番号
◎
×
〇
△
△
個人番号
△
△
△
△
△
法人番号
△
△
△
△
△
個人番号
注
法人番号
注
個人番号
△
△
△
△
△
法人番号
△
△
△
△
△
個人番号
◎
△
△
△
△
分 類
個人市民税
課
法人番号
〇
情報提供事務
証明書
他機関
◎
◎ 法令で番号利用が必須な手続き
が多く示されているもの
○ 条例等により利用すべき手続き
と示されているが、自治体におい
て検討が必要なもの
△ 独自活用を検討しているもので
あり、国資料等で一部○と同じ適
△
○
△
△
用が示されているものもあるが
業務量等が極小で利用の必要
性が低いものや特に利用手続が
示されていないもの
※ 注:特別土地保有税の詳細な事
務は示されていない
12
12
システム改修
税業務対応⑦:情報流通概要
現在の他団体・納税者との情報の流通状況を整理します。下図は、個人市民税における情報の流
れを示しています。情報システムが情報流通の中核に位置しています。
住民登録者・
住民登録外者
特別徴収義務者
(事業所等)
税務署・国税庁
年金保険者
eLTAX
電子申告
送付
住民税申告書
事業所課税申告書
家屋敷課税申告書
(記入前)
健康保険課
国民健康保険
システム
住民税申告書
(記入済)
申告
保健福祉総務課
異動情報
(月次・年次)
福祉システム
送付
扶養是正情報等
eLTAX
給報総括表
(記入前)
給与支払報告書
給報総括表
住民税申告書出力
給報総括表
出力
eLTAX
給与支払報告書
給報総括表
確定申告書
扶養是正情報等
帳票出力
年金支払
報告書
eLTAX
年金支払報告書
電子媒体
給報電子媒体
年金支払報告書
特徴対象者通知
特徴依頼通知
特徴結果通知
特徴中止通知
特徴依頼処理結果通知
特徴中止処理結果通知
課税管理課
市民課
個人住民税システム
住基システム
住民登録者
異動情報連携
※ eLTAXを経由する情報連携はセキュリティ確保のため、電子情報の受信又は配信する際に「電子媒体により移出入」を実施。
情報システム課
宛名システム
住民登録外者
異動情報連携
証明書出力
所得情報
電子データ作成
当初賦課処理・異動賦課処理
情報連携
電子データ
送付
課税管理課
外部帳票出力
生活保護
受給情報
保健福祉総務課
課税原票管理システム
(課税資料イメージデータ管理)
住民税所得情報
福祉システム
納税管理課
課税証明書
など
納税通知書
など
税額通知書
など
収納システム
納税管理課
生活保護情報
電子データ作成
滞納管理システム
(滞納整理事務)
統計情報
(課税状況調)
CSV
受取
送付
送付
【外部委託】
提出用
電子データ作成
電子データ
提出
所得回答書
など
送付
電子データ
受渡
【出典】 富士通株式会社「MICJET住
民情報 個人住民税システム【番号制
度】概要説明書(H27年1月)」から千
葉市が抜粋、一部改変。
介護保険課
子ども家庭課
健康保険課
保育運営課
高齢障害支援課
住宅整備課
高齢福祉課
(国民年金)
教育委員会
学事課
特別徴収義務者
(事業所等)
社会援護課
都道府県
他自治体
提出
納付
納付
納税義務者
金融機関
入金データ
電子媒体
総務省
13
13
システム改修
税業務対応⑧:情報取得
下図に、個人市民税における情報の取得状況(現状)を示しました。どのような情報項目をどの機
関からどのような形態で入手しているのかを整理します。
情 報 種 別
独
自
調
査
等
に
よ
る
資
料
電子データ
公的年金等支払報告書
支払者名称、所在地、氏名、住所、生年月日、
区分、支払金額、源泉徴収金額、控除対象者
の有無、扶養親族の数 等
年金保険者
提 出
確定申告書
住所、氏名、性別、生年月日、電話番号、収
入金額、所得金額、各種控除金額、各種特別
控除金額、還付受得場所 他
国税庁
住民税申告書
住所、氏名、生年月日、世帯主、電話番号、
収入金額、所得金額、各種控除金額、給与所
得内訳、別居の扶養親族 他
市
所得控除に係る調査による資料
世帯主、扶養控除対象者、配偶者控除対象者、庁内関係部署、
介護対象者、生活保護対象者 等
他自治体等
資
入 手
紙
他
業務システム
への入力
○
後に、パンチ業者
が電子データ化
○
○
eLtax、媒体
送付等
後に、パンチ業者
が電子データ化
個人住民税シ
ステムへ電子
データ化され
た情報を登録
○
eLtax
民
○
提 出
問合せ
国税庁
(税務署)
情報閲覧
給与支払報告書未提出事業所の 前年度提出事業所情報、住民税申告書添付
の源泉徴収票、源泉徴収者名簿、法人設立申
調査による情報
告書、法人代表者住所 等
各 所
調 査
確定申告・住民税申告実績、給与支払・公的
年金支払実績、生活扶助受給、年齢(65歳以
上)、被扶養者、他市町村で課税 等
○
eLtax、媒体
送付等
支払調書等各種課税資料の調査 報酬・料金・契約金及び賞金の支払、配当・余
剰金の分配及び基金利息の支払、不動産の
による資料
使用料等の支払、利子等の支払 等
申告書未提出者の調査による情
報
情報流通形態
入手方法
提 出
税
料
情 報 元
給与支払者名称、所在地、在籍者人数、氏名、
支払金額、所得控除の合計額、源泉徴収税額、 給与支払者
控除対象扶養家族の数 等
給与支払報告書
課
情 報 項 目
後に、パンチ業者
が電子データ化
○
○
福祉システム、
住基システム、 紙資料の回送等
宛名システム等
○
電話、FAX等
○
eLtax
○
聴取、実地
調査等
各所、本人
調 査
○
住基システム、
宛名システム等
○
本人への申告
書送付等
調査結果に基
づき個人住民
税システムの
登録情報を更
新
○
聴取、実地
調査等
14
14
システム改修
税業務対応⑨:番号取得
下図に、個人市民税で想定される個人番号・法人番号の取得先を示しました(一部)。どの発出者
からどのような帳票・情報システムを通じて取得するのかを整理します。
段階
初 期
発出者
国
本人(納税者)
運 用
特別徴収
義務者
国税庁
個 人 番 号
・住基ネット[データ]
・市民税申告書[書面]
・雑損控除・医療控除申請書[書面]
・寄付金控除申請書[書面]
・繰越控除申請書[書面]
・配偶者・扶養控除申請書[書面]
・減免申請書[書面]
・扶養親族申請書[書面]
・分離課税納入申告書[書面]
・納税管理人不要申請[書面]
・家屋敷課税申告書[書面]
・給与支払報告書[データ]
・公的年金等支払報告書[データ]
・退職所得申請書[データ]
・退職手当特別徴収票[データ]
・納税管理人の申請/変更[データ]
・給与支払者異動届出書[データ]
・特別徴収納期特例申請[データ]
・年金保険者の通知[データ]
・年金所得特別徴収不要通知[データ]
法 人 番 号
・国税庁web[データ]
・分離課税納入申告書[書面]
・納税管理人不要申請[書面]
・給与支払報告書[データ]
・公的年金等支払報告書[データ]
・退職所得申請書[データ]
・退職所得申請書[データ]
・納税管理人の申請/変更[データ]
・給与支払者異動届出書[データ]
・特別徴収納期特例申請[データ]
・年金保険者の通知[データ]
・年金所得特別徴収不要通知[データ]
・確定申告書[データ]
15
15
税業務対応⑩:情報提供
システム改修
下図に、個人市民税における情報の提供状況を示しました。どのような情報項目をどの機関等に
どのような形態で提供しているのかを整理します。
情 報 項 目
提
供
先
納税義務者(市民)
庁
内
所
得
情
報
扶
養
情
報
○申告書、証明書
課
税
情
報
提 供 方 法
他
電
送子
付デ
ー
タ
電
子
媒
体
○申告書、証明書
書
面
送
付
他
○
介護保険課
○
○
健康保険課
○
高齢福祉課(国民年金)
○
○
高齢障害支援課
○
○
子ども家庭課
○
○
保育運営課
○
○
住宅整備課
○
○
教育委員会 学事課
○
○
社会援護課
○
○
○
○
〇課税状況調査
県
○
(統計情報)
他
他自治体
機
税務署(国税庁)
関
給与支払者
(特別徴収義務者)
○納税通知書、給報
○
年金保険者
○特徴依頼通知
○
○所得回答書
○
○不要是正情報
○
○
○
16
16
税業務対応⑪:情報提供形式
システム改修
「特定個人情報データ標準レイアウト」(内閣官房)の規定に従い、税務システムから抽出し、中間
サーバーに収納しなければならない情報項目を特定します。
特定個人情報
情報提供者
項
番
特定個人
情報項目
コード
2
地方税法その他の地方税に関する法律に基づく条例の規定により算定した税額若しくはその算定の基礎となる事項に関する情報
市町村長
版
番
号
データ型 データ長
が文字
列型の
データ型
場合の 桁 可変/
構成文 数 固定
字種
データ項目
1
TK00000200
個人住民
2.0
000010
税情報
2
TK00000200
1.0
000020
3
TK00000200
1.0
000030
4
TK00000200
1.0
000040
5
TK00000200
1.0
000045
6
TK00000200
1.0
000050
総所得金
額
7
TK00000200
1.0
000055
総所得金
額情報
-
-
-
-
課税年度
文字列
半角数
字
4
固定
総所得金
額等
数値
(long)
-
13
可変
繰
り
返
し
データ項目説明
提供可能となる
情報の状況
提供可能 備
毎年の 毎年の
となる過 考
登録月 確認月
年(度)
日
日
分の年数
範囲指定で複数の個人住民税情報
○ が存在する場合は繰り返し項目とし 7月1日
て設定する。
賦課の対象となる年度(課税すべき
- 年度)を指定する。
7月1日
(0~9999)
繰越控除後の合計所得金額を指定
- する。
7月1日
(0~9999999999999)
・地方税法上の合計所得金額を指
定する。
- ・合計所得金額及び各所得項目全 7月1日
てセットすること。
(0~9999999999999)
なし
5年
なし
5年
なし
5年
特定個人情報データ標準レイアウト(一部)
合計所得
金額
数値
(long)
-
13
可変
合計所得
金額情報
-
-
-
-
-
数値
(long)
-
13
可変
-
-
-
-
-
-
~
総所得金額を指定する。
(0~9999999999999)
-
なし
5年
7月1日 なし
5年
7月1日 なし
5年
7月1日 なし
5年
【出典】 内閣官房「特定個人情報データ標準レイアウト」(H26年12月)
17
17
システム改修
税業務対応⑫:賦課計算
個人市民税の賦課計算において、「均等割(一律同額負担)」と「所得割(負担能力に応じて変動)
」の2つの要素がありますが、主に個人番号を活用するのは後者です。
下記は、所得割の計算式です。
課税所得金額
A 所得金額
B
収
入
金
額
必
要
経
費
等
所
得
控
除
額
税
率
調
整
控
除
額
税
額
控
除
額
所
得
割
【収入金額】 自営業の場合は売上金額。給与・公的年金の場合は税や社会保険料を控除する前の金額
【必要経費等】 収入金額を得るために支出した金額
【所得金額】 収入金額から必要経費等を差し引いた金額
【所得控除額】 社会保険料の支払金額、扶養人数等により控除
【税率】 一律10%(分離課税とされる所得には異なる税率もある)
【調整控除額】 税源移譲により生じた所得税と個人住民税の人的控除の差額を調整するための控除
【税額控除】 配当控除、住宅借入金等特別税額控除、寄付金税額控除、外国税額控除、配当割額又は株式等譲渡所得割額の控除
18
18
システム改修
税業務対応⑬:所得種別・番号取得
所得金額は、下表に示したような様々な種類の所得を合算して求めます。多くの所得情報に付随
して個人番号を取得することができるので、個人番号をキーとして名寄せすることができます。
所得の種類
例
個人番号
主な取得ルート
①
利子所得
公債、社債、預貯金などの利子
×
②
配当所得
株式や出資の配当など
○
証券会社(支払調書) →税務署 →自治体
③
不動産所得
地代、家賃、権利金など
△
支払者(支払調書) →税務署 →自治体
④
事業所得
事業をしている場合に生じる所得
○
本人(確定申告書) →税務署 →自治体
⑤
給与所得
サラリーマンの給与など
○
雇用主(給与支払報告書) →自治体
⑥
退職所得
退職金、一時恩給など
○
雇用者(特別徴収票) →自治体
⑦
山林所得
山林の伐採又は譲渡による所得
△
本人(確定申告書) →税務署 →自治体
⑧
譲渡所得
財産や権利を売った場合に生じる所得
△
本人(確定申告書) →税務署 →自治体
⑨
一時所得
クイズなどに当たった場合生じる所得など
△
本人(確定申告書) →税務署 →自治体
⑩
雑 所 得
年金及び上記の各所得に当てはまらない所得
△
年金保険者(公的年金支払報告書)
【凡 例】 〇 個人番号を取得できる。
→自治体
△ 一部個人番号を取得できる。 × 個人番号を取得できない。
19
19
システム改修
税業務対応⑭:控除種別・番号取得
控除は、本人の申告に基づくため情報の信憑確認が必要ですが、信憑情報の多くは所得情報と
セットで取得するので、個人番号を利用して確認するケースは限定的と想定されます。
控除の種類
個人
番号
①
雑損控除
○
本人(確定申告書) →税務署 →自治体
確定申告書添付書類
②
医療費控除
○
本人(確定申告書) →税務署 →自治体
確定申告書添付書類
③
社会保険料控除
○
源泉徴収義務者(保険料控除等申告書)
→自治体
保険料控除等申告書添付書類
④
小規模企業共済等
掛金控除
○
本人(確定申告書) →税務署 →自治体
確定申告書添付書類
⑤
生命保険料控除
○
源泉徴収義務者(保険料控除等申告書)
→自治体
保険料控除等申告書添付書類
⑥
地震保険料控除
○
源泉徴収義務者(保険料控除等申告書)
→自治体
保険料控除等申告書添付書類
⑦
障害者控除
○
源泉徴収義務者(扶養控除等申告書)
→自治体
扶養控除等申告書添付書類
⑧
寡婦(夫)控除
○
源泉徴収義務者(扶養控除等申告書)
→自治体
(住記システム等)
主な取得ルート
信憑情報
⑨
勤労学生控除
○
本人(確定申告書) →税務署 →自治体
⑩
配偶者控除
○
源泉徴収義務者(扶養控除等申告書)
→自治体
(住記システム等)
⑪
配偶者特別控除
○
源泉徴収義務者(扶養控除等申告書)
→自治体
(住記システム等)
⑫
扶養控除
○
源泉徴収義務者(扶養控除等申告書)
→自治体
(住記システム等)
⑬
基礎控除
―
―
【凡 例】 〇 個人番号を取得できる。
△ 一部個人番号を取得できる。
× 個人番号を取得できない。
保険料に係る控除
=証明書の添付が義務付
けられている(個人番号
による確認は必要ない)
家族構成員の状態に
係る控除
=本市住民の場合は、庁
内の他システムにより確
認可能(個人番号による
確認は必要ない)
=他市住民の場合は、
個人番号を利用して
他市に問合せるケー
スがある。
―
20
20
システム改修
税業務対応⑮:通知書と番号記載
賦課課税方式の税目については、下記のような通知書を送付しており、個人/法人番号の記載の
検討が必要となります。一方、申告納税方式の税目では、課税額の通知書はありません。
通
番号記載
通 知 書 名
税
目
個人
①
市民税・県民税税額決定
通知書
個人市民税
知
徴収方法
給与特別
徴収
◎
法人
◎
方 法
媒 体
通 知 先
電送
(データ)※1
雇用主(特別徴収義務者)
郵送
電子媒体
雇用主(特別徴収義務者)
郵送
紙
雇用主(特別徴収義務者)
②
市民税・県民税税額決定
通知書
個人市民税
年金特別
徴収
◎
郵送
紙
本人(個人)
③
市民税・県民税納税通知書
個人市民税
普通徴収
◎
郵送
紙
本人(個人)
固定資産税・都市計画税納税
通知書
固定資産税・
都市計画税
○
郵送
紙
所有者(個人)
④
普通徴収
郵送
紙
所有者(法人)
郵送
紙
所有者(個人)
郵送
紙
所有者(法人)
⑤
【凡 例】
軽自動車税納税通知書兼
領収証書
○
○
軽自動車税
普通徴収
○
◎ 法令で番号利用が必須な手続きが多く示されているもの
○ 条例等により利用すべき手続きと示されているが、自治体において検討が必要なもの
△ 独自活用を検討しているものであり、国資料等で一部○と同じ適用が示されているものもあるが業務量等が極小で利用の必要性が低いものや特に利用
手続が示されていないもの
※ 1eLTAX利用によるデータ通信
21
21
システム改修
税業務対応⑯:納付・滞納管理
納付や滞納管理業務への番号の活用については、まだ国においても検討の途上であり、自治体
での独自活用についても方向性は明確ではありません。
(1)納付・滞納管理業務への番号利用用途
①納付書の不着返戻
②支払者の特定
③課税額と支払額の突合
④支払額の名寄せ
(複数回に分けて支払いがあった場合)
住基ネットに本人確認
情報の提供を求めるこ
とが可能になる方向。
頻繁に転出入を繰り返す
住民の個人番号を活用し
た住所確認。
賦課課税方式の税目に
ついては、通知書に通
知番号を記載できるの
で一定の名寄せが可能。
申告納税方式の税目(法
人関連)については、住所
確認や名寄せに法人番号
を活用できる可能性。
制度の適用範囲や自治体の独自利用については検討中
22
22
システム改修
税業務対応⑰:業務フロー
業務の流れについては、総務省の報告書に「個人住民税の減免申請」等の詳細が掲載されている
(下図)ので、これを参考に当市の業務フローを検討します。
総務省「平成24年度バックオ
フィス連携による情報連携推
進事業報告書 団体間連携
の実現に向けた取り組みガイ
ド」(H25年3月)
23
23
システム改修
税業務対応⑱:システム改修要素
番号制度対応のための税務システム改修は、情報の取得から提供までの処理フェーズと操作者
の違いにより、下表の要素に整理できます。
職
員
が
操
作



入力・取得
処理・保存
出力・提供
情 報 入 力
情報保存・管理
帳 票 出 力
番号取得(書面)
取得情報
入力画面
・番号確認方法の検討[14]
・個人・法人番号流入経路の確認[6]
・情報流通状況の把握[4]




・各種番号・情報の利用用途整理[11]
・番号及び各種情報の保存方法検討[12]
・滞納管理業務への番号利用[10]
データ取得
自
動
処
理




初期取得(個人・法人)
番号取得(データ)
取得情報
データ流通
・個人・法人番号初期取得方法の確認[5]
・個人・法人番号流入経路の確認[6]
・情報流通状況の把握[4]
情報項目・形式
アクセス権限・記録
検索機能・画面
情報整理(名寄・保守)



・情報流通状況の把握[4]
・通知業務への番号利用[8]
・納付業務への番号利用[9]
・帳票の改定[15]
情 報 処 理

賦課計算
・賦課計算業務への番号利用[7]
帳票レイアウト
出力(印字)
出力記録
データ提供




データ抽出
提供制御・記録
データ流通
媒体排出
・情報流通状況の把握[4]
・税務情報提供の検討[16]
【
凡
例
】
[
数
字
]
税
業
務
の
対
応
:
検
討
項
目
①
~
②
で
の
項
目
番
号
24
24
システム改修
税業務対応⑲:税目別改修要素
関係する税目(税務システム)別に、改修要素(前頁)を整理しました。多くのシステムで画面や検
索機能、帳票出力に係る改修が必要となります。
機能改修要件の整理
要
素
操 作・
機
能
処
理
・
保
存
データ取得
情報保存・管理
情報処理
帳票出力
出
力
・
提
供
要
件
概
要
制 御
情報入力
入
力
・
取
得
税 務 シ ス テ ム群
データ提供
番号取得(書面)
取得場面、方法
職員
取得情報
番号に紐づく情報
職員
入力画面
画面レイアウト
職員
初期取得(個人・法人)
番号の初期登録
システム
番号取得(データ)
運用時の番号流入
システム
取得情報
番号に紐づく情報
システム
データ流通
データ流通の形式
システム
情報項目・形式
DBのデータ形式
システム
アクセス権限・記録
アクセス管理
検索機能・表示画面
個
人
住
民
税
固
定
資
産
税
軽
自
動
車
税
事
業
所
税
法
人
住
民
税
市
た
ば
こ
税
税
務
宛
名
税
収
納
○
○
○
○
○
○
〇
〇
〇
○
○
○
○
○
○
○
○
○
〇
〇
〇
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
システム
○
○
○
○
△
○
△
〇
〇
〇
○
△
○
△
○
△
○
△
○
△
△
検索方法、表示項目
職員
○
○
○
○
○
○
○
○
情報整理(名寄・保守)
DB内での名寄せ
システム
〇
賦課計算
情報の名寄せ
システム
帳票レイアウト
書式、項目
システム
出力(印字)
番号印刷
職員
出力記録
管理
システム
データ抽出
中間サーバ等提供
システム
提供制御・記録
データ連携制御
システム
データ流通
データ流通の形式
システム
媒体排出
媒体への書き出し
職員
〇
○
○
○
○
○
○
○
○
〇
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
【
凡
例
】
△
ア
ク
セ
ス
管
理
は
、
税
務
シ
ス
テ
ム
の
共
通
機
能
に
よ
り
実
施
。
25
25
システム改修
税業務対応⑳:番号利用の整理
税業務では、既に様々な「番号」が使われていますが、新たに「個人番号」「法人番号」を加えた
上、どのような情報を紐づけ管理していくのか、番号利用方法の整理が必要です。
26
26
システム改修
税業務対応(21):画面の変更
税務システムにおける画面の変更の主な点は、個人番号及び法人番号の入力欄の追加と表示
です。ただし、個人番号の表示や入力については、アクセス権限が必要です。
番号種別
画面変更
個人番号入力欄
を追加
個人番号
機
能
機 能 概 要
個人情報入力
申請書受付時等に番号を初期入力する。
内部情報検索
税務システム内において番号で情報を検索する。
外部情報検索
中間サーバーなど外部システムで情報を検索する。
内部情報結果表示
税務システムでの検索結果を表示する。
外部情報結果表示
外部システムでの情報検索結果を表示する。
出力帳票イメージ表示
番号を記載した帳票の出力前にイメージを確認する。
番号管理情報表示
管理画面で番号と関連情報を参照する。
法人情報入力
申請書受付時等に番号を初期入力する。
内部情報検索
番号で情報を検索する。
税情報結果表示
検索結果を表示する。
出力帳票イメージ表示
検索結果を表示する。
番号管理情報表示
管理画面で番号と関連情報を参照する。
名称変更
既存の番号を名称を変更して表示する。
廃止
既存の番号の表示を停止する。
1
イメージ①
個人番号を表示
法人番号入力欄
を追加
法人番号
法人番号を表示
既存番号
既存番号の表示
方法を変更
2
イメージ①、②出典:富士通株式会社
「MICJET住民情報 個人住民税システム
【番号制度】概要説明書(H27年1月)」か
ら千葉市が抜粋、一部改変。
イメージ②
27
27
システム改修
税業務対応(22):帳票の改定
税帳票の改定において特に重要なのは、市民・事業者に発送する文書への印刷です。「番号記
入欄のみ印刷」、「番号も含めて印刷」、「法人と個人番号を併記・選択」など様式により対応が異
なるので確認が必要です。
書 式 の 改 定
税
目
個
人
住
民
税
書式レイアウト
帳 票
書式規定
情報システム改修
番号記入欄追加
準拠規程(文書)名 個 人
給与支払報告書・年次報告書
国
地方税法
〇
普徴納税通知書
国
地方税法
〇
普徴納税変更通知書
国
地方税法
〇
年金特別徴収通知書
国
地方税法
〇
特別徴収税額決定通知書(納税義務者用)
国
地方税法
〇
特別徴収税額決定通知書(特徴義務者用)
国
地方税法
〇
特別徴収税額変更通知書(納税義務者用)
国
地方税法
〇
特別徴収税額変更通知書(特徴義務者用)
国
地方税法
〇
法 人
番号印刷
共 用
個 人
法 人
印 刷
何れか
番 号
記入欄
〇
〇
〇
〇
〇
〇
〇
〇
〇
〇
〇
〇
〇
〇
〇
〇
〇
〇
〇
〇
〇
住登外課税通知
自治体(国に準拠)
市税条例・規則
〇
〇
〇
〇
住登外課税通知(控)
自治体(国に準拠)
市税条例・規則
〇
〇
〇
〇
地方税法
〇
△
△
住民に発送する税帳票の番号制度対応(一部)
住民税申告書
固
定
・
償
却
資
産
税
番 号
国
△
家屋敷課税申告書
自治体(国に準拠)
市税条例・規則
〇
減免申請書
自治体(国に準拠)
市税条例・規則
〇
△
減免決定通知書
自治体(国に準拠)
市税条例・規則
〇
減免決定通知書(控)
自治体(国に準拠)
市税条例・規則
〇
固定一般用納税通知書(当初)
自治体(国に準拠)
市税条例・規則
〇
〇
〇
償却一般用納税通知書(当初)
自治体(国に準拠)
市税条例・規則
〇
〇
〇
固定口座用納税通知書(当初)
自治体(国に準拠)
市税条例・規則
〇
〇
〇
償却口座用納税通知書(当初)
自治体(国に準拠)
市税条例・規則
〇
〇
〇
更正納税通知書
自治体(国に準拠)
市税条例・規則
〇
〇
〇
減免申請書
自治体(国に準拠)
市税条例・規則
〇
〇
〇
〇
〇
〇
〇
〇
〇
28
28
システム改修
税業務対応(23):情報セキュリティ
個人番号の利用は、法律で定義されており(①)、特定個人情報(個人番号と紐づいた個人情報)
へのアクセスは制限される(②③)とともに、利用についても監視されます。
1 個人番号を利用で
きる業務は法律で
定義されている。
2 個人番号を参照
できる端末は限
定される。
法定利用
事務
千葉市の情報システム
個人番号と紐づい
た千葉市民の情報
個人番号と紐づい
た他市民の情報
4 中間サーバに参照したい
情報を個別に指定する必
要がある。
A
宛名番号で
情報を検索
法定利用事務を
担当しない職員
市 民
A
法定利用
事務以外
の事務
法定利用
事務以外
の事務
A
個人番号で
情報を検索
3 個人番号利用業務に
携わる職員のみが
アクセスできる。
法定利用事務を
担当する職員
中間サーバ
市民は情報提
供の記録を参
照できる。
3
市役所情報セキュリティ管理者
宛名番号と紐づい
た千葉市民の情報
・ 情報システムへのログイン
状況を監視
・ 個人情報へのアクセス状況
を監視
29
29
システム改修
税業務対応(24):システム改修イメージ
番号制度対応のための税務システム改修の主な要素を概略図で示したものが下図です。これを
次頁のスケジュールの「パッケージ適用:ロット1」等で実施します。
出典:富士通株式会社「MICJET税務情報パッケージ番号制度対応概要(H27年2月)」から千葉市が抜粋、
30
30
システム改修
税業務対応(25):システム改修日程
当市は、H25年度からパッケージソフトを基本とした税務システム開発を開始しました。番号制度
対応は、追って開発事業者から提供される番号対応プログラムを順次適用しています。
H24年度
H25年度
H26年度
H27年度
全面
稼働
本稼働(一部)
税務システム
開発・保守
税務システム
特定個人情報保
護評価(PIA)
開発基
本計画
調 達
開
要件定義
基本
設計
詳細
設計
発
製造
テスト
保 守
ユーザ検証
PIA
評価 パブ 審
議
書 コメ 会
パッケージ適用:ロット1
税務システム
番号制度対応
要件定義
基本設計
基本 ユーザ
テスト 検証
パッケージ
ロット2
データ連携:ロット1
要件
設計
詳細
テスト
ユーザ
検証
データ連携
ロット2
31
31
システム改修
税業務対応(26):PIA実施日程
税務システムの特定個人情報保護評価(PIA)は、H26年9月の「しきい値判断」からH27年2月の
特定個人情報保護委員会への提出まで7か月間に渡り実施しました。
作 業 項 目
H26年度
担 当
4
5
6
7
8
9
10
H27年度
11
12
1
2
3
4
5
システム改修スケジュール
税務システム
税務部、情報システム
課、開発事業者
要件定義
基本設計
詳細設計~
特定個人情報保護評価(全項目評価)スケジュール
①
計画管理書の作成
業務改革推進課
②
しきい値判断
税務部、情報システム
課
③
全項目評価書作成
税務部
④
内容の適合性・妥当性確認
業務改革推進課、支援
事業者
(1週間)
⑤
情報公開・個人情報保護審議会
(部会委員における事前点検)
審議会部会、政策法務
課
★
⑥
市民意見聴取(原則30日以上)
税務部
⑦
情報公開・個人情報保護審議会
部会での第三者点検
審議会部会、政策法務
課
⑧
情報公開・個人情報保護審議会
親会への報告・答申
審議会、政策法務課
⑨
特定個人情報保護委員会へ提出
税務部、政策法務課
★
⑩
市HPでの評価書の公開
税務部
★
(要件定義へ反映)
(2週間)
(1ヶ月)
(11/11)
(11/19~12/18)
★(1/8)
★
(2/6)
32
32
システム改修
税業務と社会保障業務対応の違い
番号制度の法定利用事務への対応は、分野により検討の視点が異なります。
税分野の事務
社会保障分野の事務
2
90
番号法別表第1
での事務数
規定法令
業務フロー
処理方法
情報参照
情報提供
国税収納金整理資金に関する法律、国税通則法
税目による違いはあるが、課税から徴収までの大ま
かな流れは共通
情報システム
事務毎に法令が異なる
事務毎に処理方法が異なる
大規模事務は情報システム、中小規模事務は手作
業による処理も存在
世帯情報を住基から、社会保障制度での資格情報を
収入情報を税務から、世帯情報を住基から取得する
所管の事務から取得
ほか、社会保障事務間での情報の入手が多種発生
収入情報など特定種別の情報を社会保障事務に提
資格情報を税務に提供するほか社会保障事務間で
供
の情報の提供が多種発生
情報システム及びデータの流通に注目
各制度での規定と業務処理に注目
33
33
システム改修
社会保障業務対応①:業務フロー
番号制度における社会保障関連事務は90に及びますが、業務内容を整理すると下記の4タイプ
に分類できます。
タイプ
Ⅰ
Ⅱ
Ⅲ
Ⅳ
概
要
制度例
業 務 フ ロ ー
資格認定型
対象者を認定し証明
書を発行する。給付
は別の制度行う。
• 障害者手帳
• 母子手帳
• 要介護認定
資 格
審 査
現金給付型
資格を付与した者に
現金を給付する。
• ひとり親給付
• 児童扶養手当
• 生活保護
資 格
審 査
現 金
給 付
現物給付型
資格を付与した者に
物品やサービスを給
付する。
• デイサービス
• 予防接種
• 公営住宅
資 格
審 査
現 物
給 付
精 算
保険型
加入者が一定の費
用を負担する保険制
度。ⅡやⅢを伴う。
• 国民健康保険
• 介護保険
• 国民年金
対 象
確 認
料 金
通 知
料 金
徴 収
34
34
社会保障業務対応②:照会・提供
システム改修
番号制度の事務は、情報照会と情報提供の2種類に分類されます。前頁で示した業務フローのど
の段階で発生するかが異なります。
情 報 照 会 業 務
対象作業
資 格
対 象
審 査
確 認
情 報 提 供 業 務
対象作業
申請者が申請書に付随して信憑書類
従 来
制度開始後
メリット
を提出する。(例:所得証明書、住民
資 格
現 金
審 査
給 付
精 算
他の団体や部署の求めに応じて、資
従 来
格審査結果や給付実績等の情報を
票)
調査し、報告する。
申請者が個人番号を提示すると、職
情報をオンラインで登録しておくと、他
員が信憑情報をオンラインで確認す
制度開始後
の団体や部署はオンラインで参照す
る。
る。
• 申請者の負担軽減
• 迅速な情報確認
• 正確な情報確認
• 職員の作業効率
メリット
• 正確な情報確認
• 調査作業の軽減
35
35
システム改修
社会保障業務対応③:業務変更
情 報 照 会 業 務
従
来
<申請者>
同
一
業
務
資
格
審
査
・書類取得
・提出
情 報 提 供 業 務
従
<申請者>
<職 員>
申請書類
・書類確認
・資格審査
資
格
審
査
・書類取得
・提出
<職 員>
申請書類
証
明
発
行
同
一
担
当
者
番 号 制 度 下
<申請者>
来
・書類発行
・書類取得
証明書
<他団体>
異
な
る
業
務
<職 員>
調
査
・照会
報告書
・報告書作成
番 号 制 度 下
・書類及び
オンライン確認
・資格審査
照会業務と提供業務では、番号制度開始に伴う業
務変更が発生するタイミングが異なります。また、
提供業務ではメリットが見えづらい面があります。
<職 員>
<中間サーバ>
情
報
登
録
<職 員>
00010001000
00100010000
01000100000
01000001001
・情報記録
・情報提供
データ
・情報登録
異
な
る
担
当
者
36
36
システム改修
社会保障業務対応④:情報流通
番号制度における事業分野間の情報流通の概要図です。社会保障系の事務は、税事務から収
入情報、住民記録事務から世帯情報を受け取り、税事務に資格情報を返します。また、社会保障
事務同士で、資格情報及び給付情報をやり取りします(次頁参照)。
(収入情報)
(世帯情報)
税
住 民
記 録
社会保障
事務A
事務B
(資格情報・給付情報)
(資格情報)
37
37
システム改修
社会保障業務対応⑤:情報流通
番号制度におけ
る社会保障の事
務分野間での情
報流通を纏めた
図です。提供した
ものと同じ情報を
参照できない点
に留意する必要
があります。
国民健康保険
高齢者福祉
介護保険
高齢者医療
母子保健
感染症予防
予防接種
在留邦人支援
生活保護
精神保健
<凡 例>
:情報の流れ
破線:資格情報
実線:資格情報及び給付情報
児童福祉
子育て支援
公営住宅
改良住宅
障害者福祉
ひとり親支援
38
38
システム改修
社会保障業務対応⑥:情報連携手法
番号制度における中間サーバへの情報提供について、主な情報連携の手法を下表に整理しまし
た。自動と手作業の違いによりデータ流通の分量や頻度に大きな差があります。
データ収納
データ更新
手 法
収納場所
登録方法
データ件数
更新頻度
自動連携
情報システム
データベース
自 動
全 数
リアルタイム
ファイル登録
業務アプリ
ケーション
ファイル
操 作
全 数
定 期
手入力
紙台帳
手入力
全数/
要求数
定期/
要求時
39
39
システム改修
社会保障業務対応⑦:情報連携手法
前頁に示した情報連携のどの手法を選ぶかは、当該の事務においてどの程度情報量があるの
か、そして更新頻度が高いのかにより選択します。
多
(
更
ファイル
登録
自動連携
手入力
ファイル登録
新
頻
度
)
少
小
大
(情 報 量)
40
40
システム改修
社会保障業務対応⑧:情報連携(例)
千葉市では、下図のような情報連携を想定しています。
(基幹系ネット
ワーク)
基幹システム
・リアルタイム
・システムが自動的に
データを登録
小規模システム
中間サーバ
共通基盤
(LG-WAN)
・共有データベースに集約
・庁内からのアクセス制御
・中間サーバへの登録制御
・定期的
・事業者によるEUC機能
手動操作でデータ抽出
+登録
電子ファイル
・定期的/要求時
・職員による手動操作で
電子ファイルを登録
紙 台 帳
・中間サーバからの要求時
・専用端末に職員が手入力
41
41
各種資源
調 達
カード交付窓口
庁内担当部門
事
業
者
区政推進課、区役所(6区)、番号制度準備室
人材派遣会社、ハードウェアベンダー
調 達 形 態
一般競争入札 等
主 な 調 達
• 番号カード交付臨時窓口人員(H27年度~)
• 番号カード交付臨時窓口情報端末(H27年度~)
• 番号カード交付臨時窓口事務備品(H27年度~)
資源調達
個人番号カード申請・交付の方式
個人番号カードの申請・交付には、下記Ⅰ~Ⅴの5種類の方式が予定されており、それぞれで自
治体で発生する業務内容が異なります。ただし、基本となる業務フローは、交付時来庁方式タイプ
(Ⅰ、Ⅳ)と申請時来庁方式タイプ(Ⅱ、Ⅲ、Ⅴ)に大別できます。
申 請 時
自治体業務
方 式
交 付 時
J
申
請
窓
口
開
設
取
纏
団
体
訪
問
本
人
確
認
写
真
撮
影
申
請
番
号
記
録
暗
証
番
号
取
得
‐
L
I
S
へ
送
付
他
団
体
へ
通
知
Ⅰ 交付時来庁方式
Ⅱ 申請時来庁方式
●
●
▲
●
●
〇
Ⅲ 居所経由申請方式(被災者・DV等被害者) ▲
●
▲
●
●
〇
Ⅳ
〇
勤務地経由申請方式
(勤務先企業等による一括申請方式)
勤務地経由申請方式
Ⅴ (勤務先企業等に職員が出向き一括
申請受付)
交
付
窓
口
開
設
通
知
書
発
送
本
人
確
認
暗
証
番
号
設
定
補
助
●
〇
●
●
暗
証
番
号
代
理
設
定
カ
ー
ド
送
付
〇
〇
〇
〇
(交付時来庁方式と同一)
〇
〇
〇
〇
〇
〇
〇
〇
●▲ 窓口で発生する業務
43
43
資源調達
交付時来庁方式
交付時来庁方式では、申請者が申請書を送付したあと、完成したカードを最寄りの区役所まで取り
に行きます。カード引渡しのための本人確認は、交付時に行います。
44
44
資源調達
申請時来庁方式
申請時来庁方式では、申請者は区役所に申請書を提出します。本人確認は、申請時に終了して
いるので、完成したカードは申請者の住所宛てに郵送されます。
45
45
資源調達
窓口業務・手続種別・作業
窓口で発生する業務・手続において発生する具体作業を下表に整理しました。交付時来庁方式と
申請時来庁方式の両方に対応しています。
作
業
業 務
対象・条件
申
請
書
提
供
申
請
書
記
載
確
認
個
人
番
号
確
認
本
人
確
認
特
殊
要
件
確
認
写
真
撮
影
写
真
確
認
申
請
番
号
記
録
交
付
通
知
(
照
会
書
交
付
記
録
)
個人番号付番
関連
通知カード申請
関連
個人番号カード
申請・交付関連
遺 失 物
相 談
暗
証
番
号
取
得
・
設
定
利
用
条
件
等
説
明
新規付番
新生児、外国人、帰国者等
-
-
▲
●
●
番号変更
個人番号不正利用の恐れ等
●
●
●
●
●
▲
送付先変更申請
震災被災者、DV被害者、長期入院者等
●
●
●
●
●
●
再交付申請
紛失・破損、追記欄余白がなくなる等
●
●
●
●
●
●
表面記載事項変更
氏名、住所異動等
●
●
●
●
●
●
カード交付申請
申請時来庁方式
●
●
●
●
●
期間変更申請
外国人の在留期間変更等
●
●
●
●
●
券面記載事項変更
氏名、住所異動等
●
●
●
●
●
暗証番号変更・再設定
申出、忘失等
●
●
●
●
●
再交付申請
有効期間満了、紛失・破損
●
●
●
●
●
本人への交付
交付時来庁方式
代理人への交付
出頭困難者
▲
●
●
●
●
カードを紛失
自分のカードを紛失
●
●
●
●
●
カードを発見
紛失した自分のカードを発見
●
●
●
●
カードを拾得
他人のカードを拾得
住民からの相談
制度やカードについて
●
手
数
料
収
納
カ
ー
ド
返
納
●
▲
●
▲
●
B・C
●
●
●
▲
B
●
●
A・B・C
●
●
C
●
▲
●
●
●
●
●
●
●
▲
C
●
▲
●
●
●
●
A・B
●
●
●
●
●
A・B
B・C
検討中
●
そ
の
他
B・C
B・C
●
●
A 住基カード
B 通知カード
C 個人番号カード
46
46
資源調達
方式別交付枚数予測
当市が想定する個人番号交付枚数です。制度開始直後は交付時来庁方式が多数ですが、時間
が経過するに従い、申請時来庁方式での交付枚数が上回ると考えられます。
H27
H28
H29
H30
H31
H32
H33
交付時来庁方式
50,742
28,924
14,122
13,192
10,401
10,401
10,401
9,956
7,401
申請時来庁方式
11,758
44,405
41,325
38,065
33,121
31,293
29,541
27,418
23,293
年間交付枚数
62,500
73,329
55,446
51,256
43,522
41,694
39,942
37,374
30,694
<凡 例>
H34
H35
申請時来庁方式
交付時来庁方式
(
処
理
件
数
)
H27.10
H28.1
H28.4
H29.4
47
47
資源調達
必要な窓口
個人番号カード業務に対応する窓口を設置する必要がありますが、恒常的な業務発生を想定する
申請時来庁方式には常設窓口を、一時的な大規模処理を想定する交付時来庁方式には臨時窓
口を予定しています。
年間発生件数:多
中央区役所
(人口:203,937)
花見川区役所
時
期
集
中
度
:
低
常設窓口
(専用窓口)
既存窓口で兼任
臨時窓口
時
期
集
中
度
:
高
(人口:178,772)
稲毛区役所
(人口:158,564)
若葉区役所
(人口:150,913)
緑区役所
(人口:126,803)
美浜区役所
(人口:148,960)
年間発生件数:少
常
設
窓
口
臨
時
窓
口
1
9
1
6
1
6
1
6
1
5
1
6
※臨時窓口
【開設期間】 H28年1月~H28年.5月
【開設時間】 平日 8:30~17:30
休日開庁 9:00~12:30 (予約制)
48
48
資源調達
臨時窓口レイアウト
個人番号カードの交付が集中すると想定されるH28年1月から5月まで、各区役所(市内6ヶ所)に臨
時の交付会場を設置する予定です。下図はその最大規模(9窓口)となる中央区役所の例です。
責任者
交付決定
(職員)
C
待合スペース
キ
ャ
ビ
ネ
ッ
ト
カード抽出
+台帳管理
(委託)
B
A
B
D
4
パーテーション
注意事項説明等
(委託)
E
5
1
市民
IN
台帳管理
申請者を記録している台帳
に交付日等を記載
2
A
対象者の個人番号カードを
キャビネットから抽出
交付決定
3
書類確認
(委託)
交付に必要となる書類を持
参しているかの確認審査
カード抽出
暗証番号設定等
(非常勤職員)
パ
ー
テ
ー
シ
ョ
ン
受付
OUT
C
カード写真の確認とカードを
交付するか最終決定
暗証番号設定
D
カードに必要となる暗証番
号の設定を支援
説明
E
カードの利用例や有効期限
等を説明
記載台
49
49
人員配置
資源調達
臨時窓口は、下表の人員体制を予定しています。役割ごとに業務内容から勘案し、適切な雇用形
態での配置としました。また、各区での作業発生想定に応じた配置人数としてあります。
役割ごとの人員数
① 受付(委託)
② カード抽出(委託)+
台帳管理(委託)
③ 交付決定(正規)
④ 暗証番号設定(非常勤)
⑤ 説明(委託)
人数計
窓口数
人数
窓口数
人数
窓口数
人数
窓口数
人数
窓口数
人数
正規
計
非常勤
委託
7
9
6
6
6
6
12
19
7
10
6
19
25
中央
花見川
2
2
1
1
1
1
3
5
2
3
1
5
6
稲毛
1
2
1
1
1
1
2
3
1
2
1
3
5
若葉
1
2
1
1
1
1
2
3
1
2
1
3
5
緑
1
1
1
1
1
1
2
3
1
1
1
3
3
美浜
1
1
1
1
1
1
1
2
1
1
1
2
3
1
1
1
1
1
1
2
3
1
1
1
3
3
50
50
備品・書式
資源調達
窓口業務で必要な備品と新たに整備すべき書式を下表に整理しました。備品については、既存の
ものを最大限有効活用します。書式のいくつかは国から提示される可能性があります。
<窓口備品:既存活用>
人 員
窓口種別/コーナー
職
員
非
常
勤
職
員
<書式・機器:新規整備>
種 別
オフィス家具
委
託
事
務
机
長
机
事
務
椅
子
パ
イ
プ
椅
子
ほ
か
情 報 機 器
利用施設
供用時期
常 設 窓 口
窓口
1
1
1
バックヤード
窓口カウンタ:1ヶ所
1
・住基端末(本人確認用):1台
区役所窓口に1
窓口追加
平成27年10月
~常設
・業務PC(台帳管理):1台
申請書式
臨 時 窓 口
書類確認
2
1
2
カード抽出+台帳管理
1
1
1
交付決定
暗証番号設定
注意事項説明
1
1
3
2
2
3
1
2
バックヤード
施錠キャビネット:1台
パーテーション:1台
・業務PC(台帳管理):2台
1
・顔認証専用PC(顔認証ソフト):1台
・顔認証カメラ(顔認証):1台
3
・暗証番号設定支援PC:3台
・ICカードリーダー:3台
・タッチパネル端末:3台
2
区役所内会議室
を転用(32~42
㎡程度の広さが
必要)
検討中
平成28年1月
~5月
2
10 パーテーション:1台
待合スペース(室内)
待合スペース(室外)
1
2
ハードウェア
5
名 称
1式
通知カード送付先に係る居所情報登録申請書
1式
通知カード再交付申請書
1式
通知カード表面記載事項変更届
1式
通知カード紛失届
1式
通知カード返納届
1式
個人番号カード交付申請書 兼
電子証明書発行/更新申請書
1式
個人番号カード兼電子証明書 在留期間更新に伴う有効期間
変更申請書
1式
個人番号カード交付・電子証明書発行通知書 兼 照会書
1式
個人番号カード再交付申請書 兼 電子証明書/更新申請書
1式
個人番号カード 券面記載事項変更届
電子証明書 新規発行申請書
1式
個人番号カード暗証番号変更・再設定
電子証明書暗証番号変更・再設定 申請書
1式
個人番号カード紛失・廃止届 電子証明書 失効申請/秘密
鍵漏えい等届出書
1式
個人番号カード 一時停止解除届
利用者証明用電子証明書 一時停止解除届
1式
個人番号カード返納届
電子証明書 失効申請書
1式
業務PC
18 台
暗証番号設定支援PC(兼統合端末)
18 台
暗証番号設定タッチパネル端末
18 台
検討中
住基端末(統合端末)
6台
顔認証ソフトウェア専用PC(兼統合端末)
6台
顔認証カメラ
・コピー機:1台
・電話機:1台
ICカードリーダー
顔認証ソフトウェア
ソフトウェア
数 量
個人番号指定請求書
6台
18 台
6個
暗証番号設定ソフトウェア
18 個
申請・交付管理台帳ソフトウェア
18 個
カード管理台帳ソフトウェア
18 個
51
51
資源調達
費用・財源
個人番号カードの申請・交付にかかる当面の費用(H27~H28年度)は、約4億円を見込んでいます。
また、その財源としては委任交付金及び交付事務費を想定しています。(27年6月末現在)
<予算概要>
内 容
金額(千円)
臨時交付窓口の体制整備(人件費・設備等)
35,855
常設窓口設置の個人番号カード等交付体制の整備(人件費、機器整備等)
19,832
個人番号カード等関連事務に係る地方公共団体情報システム機構への委託に要する交付金
(負担金、補助金及び交付金)
個人番号カードの郵送料及び個人番号カード等の再送料
合 計
331,276
6,337
393,300
見積合計 393,300千円(国費 361,175千円、その他雑入 117千円、市費 32,008千円)
国費(国庫補助) 361,175千円
①委任交付金 331,275千円 ※全額国庫補助対象(個人番号カード等の再発行分は除く)
②交付事務費 29,900千円 ※人口規模に応じて左記金額が概算交付され、最終的にカードの交付枚数に応じて精算される。
52
52
新規調達
官民連携
番号制度連携サービス
庁内担当部門
事
業
者
業務改革推進課(企画)、サービス所管部門
ソフトウェアベンダ、ハードウェアベンダ、各種サービス提供者
調 達 形 態
一般競争入札 等
主 な 調 達
• 証明書コンビニ交付システム(H27年度)
• <企画段階>カードおまとめアプリ(未定)
• <企画段階>あなたにお知らせサービス(未定)
• <企画段階>電子請求書(未定)
番号制度における独自利用
番号制度における自治体の独自利用には、「番号そのものの利用」と「番号制度に付随するツール
の利用」の2種類があります。
分 類
マイナンバー(個人番号)
法人番号
概
要
・国民一人ひとりに付番される12桁の番号。
・利用の範囲は、法律で制限。
・地方公共団体の条例で定める範囲で利用することができる。
・特定の法人や団体を識別するための13桁の番号。
・特段の利用制限はない。
制度に付随するツール
個人番号カード
・申請に基づき市町村長が交付するICチップを搭載したカード。
・マイナンバー制度における本人確認だけでなく、公的身分証明書としても活用可能。
・ICチップの空き領域に「独自アプリ」を搭載することが可能。
情報提供NW
システム
・特定個人情報の提供を、正確・迅速・適正に行うためのシステム。
マイナポータル
・国民が自分の特定個人情報の提供状況を確認できる。
・官民の利便性の高いオンラインサービスを提供。
法人ポータル
・法人に係るワンストップサービス等。
・法人番号を利用した、法人情報の参照や各種の電子手続等。
54
54
検討領域
番号制度の中核的な領域での自治体独自利用は、制度や技術的な制限が厳しい状況です。
一方、周辺領域(カード、マイナポータル)には様々な利用発展の可能性があります。
番 号 活 用 領 域
可 能 性
庁内情報連携
×
引き続き宛名
番号を利用
市手続連携
サービス
対外手続連携
サービス
対外情報連携
税
社会保障
防 災
△
制度面での制
限が大きい
カード個人番号
利用
税
社会保障
防 災
△
制度面での制
限が大きい
カードIC空容量
利用
公共カード
健康情報
ポイント
○
公的サービス
に汎用利用
マイナポータル
(JPKI認証)
税
社会保障
防 災
△
利用面で利便
性が低い
○
電子私書箱と
して利用
○
事業者向け手
続に活用
マイナポータル
(ID/Pwd認証)
税
法人番号(庁内での利用)
社会保障
防 災
番号活用領域
官民連携
可 能 性
○
外部ポータル
/アプリ
×
制度面での制
限が大きい
○
電子サービスと
連動するサー
ビス
空容量を利用
するサービス
○
電子サービスと
連動するサー
ビス
外部ポータル
/アプリ
○
信憑情報の
団体間共有
ポイント
カード連携
サービス
優 待
市民ポータル
マイナポータル
連携サービス
ポイント
Web手続
法人ポータル
55
55
個人番号カード
個人番号カードへの期待
自治体が住民サービス提供のために個人番号カードを利用するためには、利用シーンに配慮した
ツール機能が必要です。
1 身近なサービスへの適用
2 操作不要
【ニーズ】 住民に身近な自治体サービスだが、存在が
知られていなかったり、利用の仕方がわから
ないものもある。
【ニーズ】 電子サービスは便利だが、パソコンやスマホ
など持っていない(または、操作できない)
方々も存在する。
【要 件】 一つのカードが多くのサービスの利用
者基盤となることで、利用へのハード
ルを下げる。
【要 件】 カードを提示するだけで、簡単に利用
できるサービス(SUICAやPASMOの
イメージ)。
3 社会的弱者
4 他サービスとの連携
【ニーズ】 高齢者や子供、障害者が安心して暮らすた
めのサポートとなる基盤。いざという時にお
守り代わりになるもの。
【ニーズ】 行政だけで社会の多様なニーズに応えること
が資源的に困難となってきている(画一的な
サービスでは全ての人は満足しない)。
【要 件】 非常時に重要な情報を援護者に
伝えたり、家族同士で共有するた
めの基盤。
【要 件】 行政サービスと民間サービスをつなぐ
キーとしての役割(情報共有など)を
カードが果たす。
56
56
個人番号カード
個人番号カードのユースケース
個人番号カードのプラットフォーム機能を活用した新サービス例(ユースケース)です。これ以外に
も様々な施策へ活用できる可能性があります。
活 用 例
サ ー ビ ス 概 要
おまとめカード
印鑑登録カードや図書館利用者カードなど、自治体が
発行する複数のカードを個人番号カードに集約するこ
とで、1枚のカードで複数のサービスを利用できる。
コンビニ交付
コンビニで、戸籍証明書、課税・納税証明書など各種
証明書を取得できる。個人番号カードをコンビニにあ
るキオスク端末にかざし、利用する。
母子手帳カード
子供の個人番号カードに電子母子手帳を収納し、そこ
に予防接種の記録や健康診断のデータを登録する。
子供が成長すれば、自分で自分の情報を参照できる。
お薬手帳カード
どの薬局でも使える汎用的なお薬手帳。個人番号
カードに電子お薬手帳のアプリを収納し、薬局は調剤
薬の情報をデータとしてカードに登録する。
避難所チェックイン
災害時に避難者が避難所に到着した際、個人番号
カードをカードリーダーにかざしチェックインを行うと、
市役所や家族等にその情報が共有される。
要援護者カード
緊急時の連絡先と健康に関する重要な情報を個人番
号カードにデータとして登録しておき、徘徊者の保護
や緊急搬送時に参照する。
適用施策
・図書館利用
・公共施設利用
・印鑑登録
・駐輪場
●
・お薬手帳
・国民健康保険
・災害時要援護者
・介護保険、認知症対策
●
●
・予防接種
・乳幼児健康診断
・学童健康診断
・子育て支援施策
●
●
・お薬手帳
・健康保険証との連携
・災害時服薬確認
・ポータルとの連携
● ●
・安否確認
・避難所運営
・被災者支援
・災害時要援護者
● ●
・救急搬送記録
・認知症や徘徊対応
・障がい者支援
・災害時要援護者
●
●
57
57
個人番号カード
おまとめカード
自治体で多くのカードを発行していますが、なかには利用頻度が低いものもあり、必要な時にカー
ドが見つからないことが指摘されます。複数のサービスを1枚のカードに集約します。
サービス イメージ
サービス概要
個人番号カードのICチッブの中に他の行政サービスの利
用者番号(図書館利用者番号等)を収納することにより、1
枚のカードで複数のサービスに対応することができる。
図書館カード
特
印鑑証明カード
施設利用カード
個人番号カード
(ICチップ)
徴
 一枚のカードで複数の公共サービスを利用できる。
 自治体が発行している複数のカードを個人番号カード
のICチップにまとめて収納する。
 利用者番号は従来のものを継続して使う(マイナンバー
を他のサービスに転用しない)。
駐輪場カード
・
・
・
(市が発行する様々なカード)
(行政ポイントプログラム)
課題・今後の検討テーマ
 券面が変更できないので、どのようなカードが入って
いるか分かりづらい(シールを張るなど工夫が必要)。
 ICチップの容量が大きくはなく、多くのアプリを入れる
ことはできない(20アプリ程度まで)。
58
58
個人番号カード
コンビニ交付
証明書を取得するために平日の開庁時間に自治体の窓口を訪問することが負担だという声が聞
かれます。最寄にあり24時間空いているコンビニで証明書を取得できるようにします。
サービス イメージ
コンビニ
<利用者>
サービス概要
利用者はコンビニのキオスク端末を操作し、住民票など証
明書を取得することができる。コンビニと自治体はデータ
連携を行い、自治体はコンビニに手数料を支払う。
特
徴
 自治体の発行する各種証明書が最寄りのコンビニ(主
要なコンビニが対応)で取得できる。
 個人番号カードをキオスク端末にかざし暗証番号入力
等の後、画面操作で機能が利用できる。
 住民票写し、戸籍証明書、課税証明書など取得可能
(自治体により異なる)。
キオスク端
末で受付
課題・今後の検討テーマ
市役所
オンラインでデータ確認
 自治体のコスト(システム対応、コンビニへの手数料)
 対象サービス(証明書の種類)の拡大
 個人番号カードの普及
59
59
個人番号カード
母子手帳カード
母子手帳には、健康診断や予防接種など健康記録を記載しますが、それ以外の機能が乏しく、子
供に情報が引き継がれていないと指摘されます。カード化することにより、利便性を高めます。
サービス イメージ
市役所
<母 親>
サービス概要
子供の個人番号カードのICチップに母子手帳アプリを搭
載して、健康診断や予防接種など自治体サービスの提供
内容を記録できるようにする。
特
・予防接種
・健康診断
<本 人>
情報を登録
大人になってから本人も
情報参照
徴
 母子手帳(書面)の補完として、個人番号カードにアプリ
を搭載する。
 子供の個人番号カードに、予防接種記録や健康診断情
報等記録する。
 子供が成人した後は、自分の記録を参照することがで
きる。
課題・今後の検討テーマ
 市サービス以外の記録(大病やアレルギー等)
 母子手帳(書面)との役割分担
 その他の子育て支援施策・サービスとの連携
60
60
個人番号カード
お薬手帳カード
既存のお薬手帳は、携帯しづらい、書面の情報なので活用方法が制限されるなどの課題が指摘さ
れます。手帳をカード化することにより携帯性を高めるとともに、安心に寄与するしくみにします。
サービス イメージ
<利用者>
薬
サービス概要
局
薬局は、個人番号カードのICチップにお薬情報をデータで
登録する。救急搬送や災害などの緊急時に援護者(救急
隊等)が情報を閲覧できるようにする。
特
・調剤薬
重複薬確認、
調剤薬情報
を登録




徴
お薬手帳として個人番号カードのアプリを活用。
薬局は個人番号カードに調剤薬情報を記録。
薬局は薬の重複を確認できる。
災害時には、避難した方々の既往症や服薬状況を確
認することに役立つ。
課題・今後の検討テーマ
避 難 所
既往症や服薬の確認




アプリの記憶容量
薬局でのデータ登録
災害時のアクセス
健康保険証との連携(同時に個人番号カードに収納)
61
61
個人番号カード
避難所チェックイン
平日の昼間に災害が発生した場合は、家族の間での安否確認が困難になる可能性があります。
避難所に到着したときカードでチェックインを行い、家族に安否情報を伝えます。
サービス イメージ
<避難者>
避 難 所
サービス概要
避難所(公共施設)に到着したとき、カードリーダでカードを
読み込むことにより、避難所にいるという情報が登録され、
自治体や家族のメンバーに情報共有される。
特
(連 絡)
徴
 災害時に避難所に避難した際、チェックインを行う。
 認知症や介護、身体障害など配慮すべき事項があれ
ばカードに登録できる。
 家族同士で情報が共有でき、安否確認に役立つ。
 自治体に情報共有され、避難所運営に役立つ。
課題・今後の検討テーマ
家
族
居場所の確認
市役所
人数確認と
資源配布
 避難所へのカードリーダー設置。
 家族への連絡手段(マイナポータル、携帯メール、イン
スタントメッセージ等)
 ICカードへの機微情報記録
62
62
個人番号カード
要援護者カード
高齢者の増加は、徘徊や救急搬送、そして災害時の援護など様々な課題を投げかけています。日
頃携帯するカードに身分証明書と必要情報を収納することにより迅速な対応に繋げます。
サービス イメージ
<急病人>
救 急 隊
サービス概要
個人番号カードのICチップに過去の救急搬送記録や既往
症、緊急時の連絡先等の情報を登録し、非常時に救急隊
などが参照できるようにする。
特
(連 絡)
徴
 救急搬送記録や認知症等健康に係る情報、緊急時の
連絡先をカードに記録する。
 救急搬送の際、救急隊が過去の搬送記録を参照し、搬
送先の選定や病院への情報提供に役立てる。
 救急搬送や徘徊保護時に家族人連絡する。
課題・今後の検討テーマ
家 族
病 院
対 応
過去の搬送記録等
を参照
 救急車へのカードリーダー設置。
 家族への連絡手段(マイナポータル、携帯メール、イン
スタントメッセージ等)
 ICカードへの機微情報記録
63
63
マイナポータル
マイナポータルへの期待
自治体が住民サービス提供のためにマイナポータルを利用するためには、利用シーンに配慮した
ツール機能が必要です。
1 かんたんな利用環境
2 官民情報のハブ
【ニーズ】 予防接種や母親教室の案内など、従来広報
誌やハガキで行われていた市民への連絡を
電子的に行う。
【ニーズ】 自治体のサービス提供には、病院や銀行(支
払)など民間が係るケースがある。両方の情
報を扱うことが有効。
【要 件】 スマホなどで身近なデバイスで利用で
き、IDとパスワード等で認証できる
(利用に負荷がかからない)。
【要 件】 利用者本人が希望すれば、民間団体
も接続でき、情報のやり取りができる
(手続きのポータルサイト)。
3 廉価な情報基盤
4 情報開示ツール
【ニーズ】 自治体がサービス提供のため個別にシステ
ム開発するとコストがかさむ。共通のものを
廉価に利用できるしくみが必要。
【ニーズ】 行政からの連絡や情報提供は、書面や郵送
物でされ、情報量も限定される。また、保存
や情報処理にも限界がある。
【要 件】 民間企業がアプリを提供できる(自
治体:データ提供、民間:複数自治
体に対応のアプリ)。
【要 件】 自分の情報(例:健診結果)をデータと
して取得し、自分で保存したり活用し
たりすることができる。
64
64
マイナポータル
マイナポータルの画面イメージ
出典:内閣官房「マイナンバー制度の活用等による年金保険料・税に係る利便性向上等に関するアクションプログラム」(H27年6月)
65
65
マイナポータル
マイナポータルのユースケース
マイナポータルのプラットフォーム機能を活用した新サービス例(ユースケース)です。これ以外に
も様々な施策へ活用できる可能性があります。
サービス例
概
適用施策
要
電子母子手帳
子育てをする親をサポートするために、紙の母子手帳
を補完するサービス。状況に応じたサービスの案内や
パーソナルな情報共有が可能になる。
電子おくすり手帳
利用者が携帯するカードのICチッブの中に服用薬や
健康に関する情報を収納する。薬局や市のサービス
を受ける時に提示する。
健診データバンク
保険者が利用者の健康診断結果等データに応じて健
康活動を促すサービス。利用者は、保険者にデータを
預けるほか、他者との共有を設定できる。
電子請求書
行政機関や公共サービスが住民に電子的に請求書を
送付することにより、封入費用・郵送料削減や通知率
向上、収納率向上をはかる。
引越しポータル
引越し時の住所変更等の手続きをワンストップででき
る。また、市役所窓口を訪問する前にオンラインで事
前申請したり、窓口訪問の予約ができる。
手続きナビ
行政手続きについて、最も簡単な方法をナビしてくれ
るコンシェルジュサービス。チェックリストや質問形式
で目的の手続きを特定することができる。
● ●
●
● ●
・母子手帳
・妊婦教室、母親教室
・乳幼児予防接種、健康診断
・ひとり親補助、各種クーポン
● ●
・お薬手帳
・国民健康保険
・災害時要援護者
・介護保険、認知症対策
● ●
・国民健康保険
・乳幼児健康診断
・学童健康診断
・(企業・協会健保の健診)
● ● ● ●
・税金
・各種公共サービス料金
・処理費用逓減、納付率向上
・補助金、給付
● ●
●
・官民サービス連携
・住所変更
・事前申請
・窓口予約
● ● ● ●
・市民サービス向上
・区役所混雑緩和
・電子サービス促進
・官民連携
66
66
電子母子手帳
マイナポータル
大都市圏では、子育て環境を充実させることが求められています。電子母子手帳は、母子の健康
の維持や子育てに係る公的なサービスを案内するしくみです。
サービス イメージ
<母 子>
<市役所>
健診・予防接種・
母親教室等各種
お知らせ
利用券を提示
サービス概要
•
•
•
•
•
電子私書箱
サービスクーポン
健診・予防接種記録
予約・リマインド
健康メモ
特
スマホ等
サービスを利用






徴
健診や予防接種、母親教室の案内がタイムリーに届く
指定医療機関、託児所等の情報が簡単に検索できる
健診や母親教室の補助券をアプリで表示できる
結果をデータで保存できる(後に子供に引き継ぐ)
病歴や薬、アレルギーなど健康状態をメモ
母親の健診やひとり親支援など希望する情報を入手
課題・今後の検討テーマ
母子手帳アプリ
<病院・母親教室等>
子育てをする親をサポートするために、紙の母子手帳を補
完するサービス。状況に応じたサービスの案内やパーソナ
ルな情報共有が可能になる。
成長した子供が
記録を参照
 書面の母子手帳との役割分担
 病院(健康診断実施)のIT対応
 子育てサポートのための部門を超えた情報提供
67
67
マイナポータル
お薬手帳(あんしん)カード
高齢者の増加は、医療費の増大や災害時のリスクに繋がります。服用薬や健康情報を集約するこ
とにより、非常時の安全確保や医療費(薬)軽減をはかります。
サービス イメージ
<薬 局>
サービス概要
<高齢者>
利用者が携帯するカードのICチッブの中に服用薬や健康
に関する情報(又は情報にアクセスするためのキー)を収
納する。薬局や市のサービスを受ける時に提示する。
カードを提示
情報登録
•
•
•
•
•






お薬履歴
アレルギー
介護・認知症情報
災害時要援護者
緊急時連絡先
あんしん履歴
<市役所>
特
緊急時に関係者
が情報を参照
・災害時
・救急搬送時
・徘徊者保護時
徴
身分証として持ち歩くカード、サービス利用時に提示
処方されたお薬をデータベースに登録(薬局)
ジェネリック薬品の案内(薬局、健保)
確定申告時の薬代一覧集計(健保)
介護や認知症、緊急時連絡先の情報を登録(自治体)
災害時に避難所でチェックイン(健康情報の把握)
課題・今後の検討テーマ
 薬局からのデータ提供
 機微な個人情報(認知症など)の取り扱い
 データベースの構築と管理(事業主体)
68
68
マイナポータル
健診データバンク
予防医療への取組が積極化しています。転職・退職で保険資格が異動したとき、保険者が情報を
引き継ぎながら継続的に被保険者の健康づくりをサポートします。
サービス イメージ
<保険者>
サービス概要
<被保険者>
保険者が被保険者の健康診断結果等データに応じて健康
活動を促すサービス。利用者は、保険者にデータを預ける
ほか、他者との共有も設定(指定)できる。
健康診断結果・レセプト
特
健康アドバイス
スマホ、PC等
保デ
険ー
がタ
変を
わ移
れ行
ば
•
•
•
•
•
健康診断結果
数値の経年変化
病気リスク
運動や食生活改善
情報の管理・開示
健診データバンク
情報参照






徴
健康診断結果を保険者に預ける
加入している生命保険会社と情報を共有する
数値の変化やリスクをアプリ等で参照できる
保険者は健診やレセプトに基づいて健康活動を助言
利用者は、第三者のアクセスを許可(病院、大学等)
保険を変更した場合はデータを移行させる
課題・今後の検討テーマ
 保険者間のデータの移行
 データ閲覧のコントロール
 サービスの採算性(医療費コスト抑制への寄与)
69
69
マイナポータル
電子請求書
民間サービスにおいてオンライン決済が広がる中、行政機関の対応は遅れ気味です。一方で、税
や各種公共料金の収納率の低下が見られることから、利便性の高い収納方法が望まれます。
サービス イメージ
<市役所>
<利用者>
税・各種料金
のお知らせ
•
•
•
•
•
行政機関や公共サービスが住民に電子的に請求書を送
付することにより、封入費用・郵送料削減や通知率向上、
収納率向上をはかる。
特
スマホ、PC等
各種料金の通知
オンライン決済
口座引落手続
支払方法一括変更
家計簿ソフト
サービスを利用
口座引落手続






徴
行政機関が住民に電子的に請求書を送付
クレジットカードや電子マネーでオンライン決済できる
口座引き落としへの手続きがオンラインでできる
バーコードを印刷してコンビニで支払うこともできる
引越時の各種公共料金支払い変更にも活用
支払データから家計簿を簡単に纏めることができる
課題・今後の検討テーマ
支払ポータル
<電気・ガス・水道>
サービス概要
<金融機関>
 口座引き落としへの金融機関システム対応
 バーコード印刷とコンビニ対応
 クレジットカードの手数料負担
70
70
マイナポータル
引越しポータル
都市部では、転入・転出が頻繁に発生しますが、その度に住所変更や各種手続きに時間を要しま
す。手続きの簡素化は市民の手間の軽減とともに、市役所窓口の混雑解消も期待されます。
サービス イメージ
<市役所>
サービス概要
<利用者>
訪問予約
特
スマホ、PC等
手続情報
•
•
•
•
ワンストップ
住所一括変更
対面手続予約
対面手続事前申請
(事前処理)
引越しポータル
<電気・ガス・水道>
引越し時の住所変更等の手続きをワンストップでできる。
また、市役所窓口を訪問する前にオンラインで事前申請し
たり、窓口訪問の予約ができる。
サービスを利用
徴
 一回の入力で複数機関に住所変更ができる
(民間は、オンラインで手続終了)
(市役所のみ後日、窓口等での手続き有)
 市役所での転入手続に必要な書類を事前申請できる
 市役所での窓口予約ができる(待ち時間少ない)
課題・今後の検討テーマ
 学校や保育園など周辺サービスとの連携
 自動車住所変更など住民票情報の他機関への提供
 (公共サービス以外の)民間サービスとの連携
71
71
マイナポータル
手続きナビ
行政機関のホームページは、民間に比べて内容が分かり辛いことが指摘されます。目的の手続き
にナビゲートする機能を提供することにより、市民をより負担の少ない方法に誘導できます。
サービス イメージ
<市役所>
サービス概要
<利用者>
行政手続きについて、最も簡単な方法をナビしてくれるコ
ンシェルジュサービス。チェックリストや質問形式で目的の
手続きを特定することができる。
訪問予約・窓口手続
特
スマホ、PC等
電子申請
•
•
•
•
•
手続きナビ
電子申請連携
最寄りサービス表示
窓口予約
事前申請
ナビ利用
証
明
書
交
付
チェックリストや質問形式で目的の手続きを特定できる
オンラインで完了する手続きは電子申請に誘導する
証明書交付は、コンビニや最寄りの施設を紹介する
対面手続きが必要な場合のみ市役所窓口を紹介する
市役所での窓口手続に必要な書類を事前申請できる
市役所での窓口予約ができる(待ち時間少ない)
課題・今後の検討テーマ
手続きナビ
電子申請






徴
<コンビニ等>
 ナビゲーションのロジック
 行政サービスIDを活用した汎用的なアプリ
 区役所窓口サービスとの連携
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マイナポータル
データ活用の可能性
データを利用者に開示し、その所有物にすることで、利用者の意志による他者との共有や利活用
が可能になります。
パーソナルデータの限界
<サービス提供者>
所有権
<利用者>
マイデータの可能性
<サービス提供者>
<利用者>
所有権
利用データ
サービス提供者
がデータを所有
一部を書面で
利用者に開示
<他サービス>
サービス提供者
はデータを提供
利用者は自分の
データを所有
他社への開示と
プライバシー問題
<他サービス>
他サービスに
データを利用
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73
マイナポータル
利用イメージ
利用者は、自分の意志で自分のデータをどのように使うのか決めることができます。利用者の合
意できるものであれば、利用の方法は無限に広がります。
<サービス提供者:自治体>
<利 用 者>
<他サービス>
利用者の意志で~
健康保険
健康診断結果を
データで提供
他にも、自治体「予防接種」、薬局「お薬手帳」、交
通機関「移動情報」、通信会社「通話履歴」、電気・
ガス・水道「利用情報」、ポイント・マイレージサービ
ス「利用情報」、クレジットカード「利用情報」、銀行
「取引情報」、学校・予備校「学力テスト結果」など。
開 示
病気の際、医師に開示
利 用
好きなアプリで利用、
自分で計測したデータと・・
預 託
医療保険に預託、
健康アドバイスを受ける
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74
法人ポータル
法人ポータルへの期待
企業と自治体に活用される(業務効率化、産業支援)法人ポータルにするためには、利用シーンに
配慮したツール機能が必要です。
1 データ公開基盤 (オープンデータ)
2 企業との通信手段 (電子私書箱)
【ニーズ】 行政機関が個別に情報発信している調達や
補助金など企業活動に係る情報を一箇所
に集約する。
【ニーズ】 郵送している企業への通知を電子的に送
付する。郵送費の削減とともに確実に届く
ためのしくみ。
【要 件】 ミラサポ(中小企業庁)をより充実させ
た企業向ポータルサイトに行政
機関からの情報を集約する。
【要 件】 法人番号毎の電子私書箱を設置し、
行政機関と企業との通信に
利用。受領状態を確認できる。
3 行政手続の簡素化 (添付書類廃止)
4 手続サポート (プッシュ型/ワンストップ)
【ニーズ】 行政機関が各種審査のために企業から提
出させている書類を軽減する(書類審査
の縮減)。
【ニーズ】 手続き忘れを防止するため、行政の担当者
や企業に関連手続や更新時期をお知らせ
したり、同時に申請したりできる。
【要 件】 許認可や資格情報を集約、データ
ベース化して、資格情報の確認は
電子的に行う。
【要 件】 更新時期をお知らせ(プッシュ型)
したり、関連手続きがワンストップ
で可能。
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75
法人ポータル
法人ポータルのユースケース
法人ポータルのプラットフォーム機能を活用した新サービス例(ユースケース)です。これ以外にも
様々な施策へ活用できる可能性があります。
活 用 例
サ ー ビ ス 概 要
調達ポータル
全国の自治体の調達情報(オープンデータ)をポータ
ルに集約するサービス。これを基点に、企業への個別
の情報案内(プッシュ型)や電子申請受付ができる。
信憑情報
データバンク
全国の自治体が持つ企業の信憑情報を法人番号の
下に集約する。企業は自分のステータスを確認できる
ほか、取引先企業や自治体は登録情報を参考にでき
る。
手続きリマインダー
自治体の許認可情報をトリガーとして、それに関連し
て手続すべきものを案内することにより、手続きの抜
け漏れを防ぐとともに企業と自治体の両方の業務負
担を軽減する
適用施策
● ●
● ●
・許認可
・調達実績
・指名停止
・表彰
● ●
●
・調達
・補助金
・見積り
・企業への案内
● ●
・事業者手続簡便化
・許認可更新
・行政事務効率化
・事業者管理、指導
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76
法人ポータル
調達ポータル
自治体の調達情報は個別にホームページ等で企業に調達や補助金の情報を案内しています。こ
れらオープンデータの情報を全国的に集約・提供することで、ビジネス機会を増大させます。
サービス イメージ
<自治体>
サービス概要
<企 業>
全国の自治体の調達情報(オープンデータ)をポータルに
集約するサービス。これを基点に、企業への個別の情報
案内(プッシュ型)や電子申請受付ができる。
自分の業種に関係ある
情報がプッシュ型で届く
特
PC等
に官
同報
時や
掲H
載P
登
録
時
•
•
•
•
•
•
各種計画
予算情報
年間調達予定
調達情報
補助金情報
見積依頼
電子私書箱
調達ポータル
事業者登録や入札参加申請
電子申請






徴
自治体の調達や補助金に関する情報を集約
自治体は官報やHP掲載時に同じ情報を登録
企業は登録しておくと関係情報が私書箱に届く
情報掲載機関や電子私書箱には法人番号を適用
自治体は電子私書箱に見積依頼を送付できる
企業は事業者登録や申請を自治体に送付できる
課題・今後の検討テーマ
 情報の集約とデータの標準化(オープンデータ)
 電子申請や電子調達システムとの連携(ワンストップ)
 サービスの運用
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法人ポータル
信憑情報データバンク
自治体の持つ企業の信憑情報は一部は公開され、一部は公開されていません。これを法人番号
の下公開することにより取引時の信憑確認に役立ちます。
サービス イメージ
<自治体>
サービス概要
<企 業>
許認可等の期限が
プッシュ型で届く
特
PC等
タ申
イ請
ミ処
ン理
グ等
での
登
録
[法人番号毎]
• 事業者登録
• 許認可
• 行政処分
• 落札情報
• 表彰
全国の自治体が持つ企業の信憑情報を法人番号の下に
集約する。企業は自分のステータスを確認できるほか、取
引先企業や自治体は登録情報を参考にできる。
電子私書箱
データバンク
取引を考えている他の自治体や企業が
参照(自治体は入札資格審査など)
徴
 複数の自治体での登録や許認可情報を集約
(企業が自社の状況を一覧で確認)
 登録や許認可の期限が迫ると私書箱に案内
 落札情報や行政処分(公開情報)を集約
 法人番号で検索すると登録情報を閲覧
(他社が取引前に信憑情報を確認)
課題・今後の検討テーマ
 情報の登録とデータの標準化(オープンデータ)
 情報公開とアクセス
 サービスの運用
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法人ポータル
手続リマインダー
企業活動において複数の行政手続きを連動して行わなければならないケースがありますが、抜け
漏れが発生したり、法令改正を認識をしていないリスクがあります。
サービス イメージ
サービス概要
自治体の許認可情報をトリガーとして、それに関連して手
続すべきものを案内することにより、手続きの抜け漏れを
防ぐとともに企業と自治体の両方の業務負担を軽減する。
<自治体>
<企 業>
特
許認可を申請すると、同
時にすべき手続きを案内
タ申
イ請
ミ処
ン理
グ等
での
登
録
 企業が申請すると、同時に手続すべき手続を案内
(複数の手続きを同時に申請するケース)
 関連する許認可を持つ自治体部署に情報が届く
(企業から手続が行われない場合案内する)
(県と市など複数の行政機関に跨っている場合も)
 許認可の期限を案内
• 事業者登録
• 許認可
(連動する他の手続)
手続リマインダ―
関連する許認可を持つ
部署に情報が届く
徴
電子私書箱
課題・今後の検討テーマ
 情報の登録とデータの標準化(オープンデータ)
 許認可の相互連動の整理
 サービスの運用
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79
①
②
④
【市 長】 熊谷俊人(平成21年6月~)
【人 口】 965,264人(平成26年7月1日現在)
【面 積】 271.76km²
【予算規模】 7,987億円(平成26年度)
③
①千葉都市モノレールと千葉市役所(中央区)、②千葉市動物公園(若葉区)、
③幕張メッセとQVCマリンフィールド(美浜区)、④千葉ロッテマリーンズ、
⑤ジェフユナイテッド千葉
⑤