平成1 5 年5月期 上 場 会 社 名 コ ー ド 番 号 (URL 決算短信(連結) 株式会社日本エル・シー・エー 4798 http://www.lca-j.co.jp/ 平成15年7月18日 上場取引所 東証第2部・大証ヘラクレス 本 社 所 在 地 都 道 府 県 京都府 ) 代 表 者 役職名 代表取締役社長 氏名 小林 敬嗣 問合せ先責任者 役職名 取締役SHO(経営管理部)事業部長 氏名 田中 英男 決算取締役会開催日 平 成 15年 7月 18日 米国会計基準採用の有無 無 TEL 1 15年5月期の連結業績(平成14年5月21日 ∼ 平成15年5月20日) (1)連結経営成績 売 上 高 13,636 8,557 % ( ( 百万円 % △489 ( 百万円 59.4 78.0 ) ) 1,128 1,002 1株当たり 当期純利益 当期純利益 15年5月期 (百万円未満切捨) 経常利益 営業利益 百万円 15年5月期 14年5月期 △28 % ( 12.6 ( 123.5 潜在株式調整後 1株当たり当期純利益 円 − ) 銭 円 31 (075)212−1318 百万円 ) ) 93 1,756 株主資本 当期純利益率 銭 総 資 本 経常利益率 % − % (△94.7 ( 94.1 ) ) 売 上 高 経常利益率 % △11.9 % 0.7 23.5 20.5 14年5月期 0.8 1,181 ( 99.2 ) 70 73 − 38.0 (注)①持分法投資損益 15年5月期 △991百万円 14年5月期 797百万円 ②期中平均株式数(連結) 15年5月期 18,097,700株 14年5月期 16,704,752株 ③会計処理の方法の変更 無 ④売上高,営業利益,経常利益,当期純利益におけるパーセント表示は、対前期増減率 (2)連結財政状態 総 15年5月期 14年5月期 資 産 百万円 株 14,908 9,734 主 資 本 株主資本比率 百万円 % 3,728 25.0 4,525 46.5 (注) 期末発行済株式数(連結) 15年5月期 18,097,700株 1株当たり株主資本 円 銭 204 75 250 06 14年5月期 18,097,700株 (3)連結キャッシュ・フローの状況 営業活動による キャッシュ・フロー 百万円 1,087 △358 15年5月期 14年5月期 投資活動による 財務活動による 現 金 及 び 現 金 キャッシュ・フロー キャッシュ・フロー 同 等 物 期 末 残 高 百万円 百万円 百万円 △ 3,790 4,406 3,625 △1,292 2,796 1,923 (4)連結範囲及び持分法の適用に関する事項 連結子会社数 9 社 持分法適用非連結子会社数 − 社 持分法適用関連会社数 32社 (5)連結範囲及び持分法の適用の異動状況 連結 (新規) 2 社 (除外) − 社 持分法(新規) 7 社 (除外) 7 社 2 16年5月期の連結業績予想(平成15年5月21日 ∼ 平成16年5月20日) 売 上 高 経 常 利 益 百万円 中間期 通 期 当 期 純 利 益 百万円 百万円 7,500 470 190 18,006 1,768 819 (参 考 )1 株 当 た り 予 想 当 期 純 利 益 (通 期 ) 45円 25銭 ※上記の予想には、本資料の発表日現在の将来に関する前提・見通し・計画に基づく予測が含まれ て お り ま す 。 経 済 ・ 事 業 環 境 の 変 動 等 にか か わ る リ ス ク や 不 確 定 要 因 に よ り 、 実 際 の 業 績 が 記 載 の 予 想数値と大幅に異なる可能性があります。 な お 、 上 記 業 績 予 想 に 関 す る 事 項 は 、 決 算 短 信 (連 結 )の 添 付 資 料 12ペ ー ジ を ご 参 照 く だ さ い 。 − 1 − 1 企業集団の状況 当社グループは、当社及び当社の関係会社(子会社9社、関連会社32社(内、㈱ベンチャーリンクグループ29 社))で構成されており、業種・業務に特化し、顧客企業の新たな成長に向けて専門的かつ総合的な支援を展開して おります。 当社グループの事業セグメント別の事業内容と当社及び関係会社の当該事業における関連は、次のとおりでありま す。 1.事業セグメント別事業内容 ① マネジメントコンサルティング事業 ・ 当社が独自に開発したホワイトカラーの知的生産性向上システムである「DIPS」の考え方に基づき、企 業経営全般及び各種事業部門の生産性を向上させることにより、顧客企業の発展を支援する事業です。 ・ 住宅・建設業界、カーディーラー業界、JA業界、外食業界、医療・介護業界、金融業界の6つの業界 に特化し、この6業界を中心に展開しています。 ・ 教育・研修型ではなく、代行型コンサルティングを重視しております。 ② キャリアディベロップメント事業 ・ 大企業が事業の再構築の手法として人材の流動化戦略をとる場合における、対象となる人材の再就職支 援を行うOPS(Out Placement Service)及び対象人材のキャリア開発を支援する事業です。 ・ 当社独自のネットワークや社内コールセンターの活用による求人企業発掘システムと当社独自の研修や カウンセリングによる人材の再就職に向けたモチベーションアップノウハウにより、早期の再就職実現 を支援しています。 ・ また、OPS事業をSCD(Second Career Development=第2のキャリア開発)サービス事業へと発展 させ、中高年人材向け教育事業として「LCA学院」を設立しております。 ・ LCA学院では、「ベンチャービジネス経営管理者養成講座」「介護施設長養成講座」等の講座を開講 し、中高年人材の豊かなセカンドライフ実現に向けた支援を行っております。 ③ アウトソーシング事業 ・ 代行型(成功報酬型)のマネジメントコンサルティング業務に対応して、人事関連、販売関連、企業力 アセスメント関連等、顧客企業において不足している又は強化が必要と思われる業務を代行する事業で す。 ・ 主に人事関連業務と販売関連業務のアウトソーシングを中心に展開しています。 ・ 人事関連では、前期に子会社として独立させた㈱リンク・ワンにおいて、新卒や中途入社人材の採用及 び教育のアウトソーシング事業、更に、各種外食FC本部が運営している外食店舗の店長請負事業、 パート、アルバイト派遣事業を展開し、顧客企業の新たな成長の要となる人材獲得・育成機能の支援を 行っております。 ・ 販売関連では、当期に、CROS(Customer Relationship Outsourcing Service)事業部門を 100%子 会社㈱LCAコミュニケーションズとして独立させ、京都本社・東京支社にそれぞれコールセンターを 保有し、顧客企業のマーケティング支援事業、テレマーケティング受託事業、カスタマーセンター設立 支援等を展開しております。 ・ また、㈱LCAコミュニケーションズでは、米国最先端のコールセンターマネジメント&トレーニング システム、全米 7000 社以上のコールセンター・コンタクトセンターの管理データを有する㈱ベンチマー クポータル社との間でコールセンター事業に関する業務提携を行い、継続的に米国企業ノウハウの習得 及び、自社ノウハウの蓄積を行うと共に、金融業界大手企業に対する展開を中心に進めております。 ・ 更に、従来のマネジメントコンサルティング事業の顧客に対しても、顧客の実質的な販売成果創出に向 け、アウトソーシング事業としての成果主義(成功報酬)型コンサルティングへのシフトを積極的に展 開しております。 ④ システムプロバイダー事業 ・ LAN 構築の支援から、経営効率化のための各種アプリケーションの開発等、IT の側面から顧客企業のサ ポートを行う事業です。 ・ SFA(Sales Force Automation、営業支援システム)、KM(Knowledge Management、知的資産共有 システム)、CRM(Customer Relationship Management、顧客関係強化システム)、更に外食業界に − 2 − ・ ・ ・ ⑤ おける店舗管理システム、建設業界における工程管理システム等、顧客企業の経営の効率化に有効なア プリケーションを開発し、ASP(Application Service Provider)の形で提供しています。 ASP事業の展開によるIT関連ノウハウと、マネジメントコンサルティング事業等による経営効率化 ノウハウを融合させた「e−ビジネス化コンサルティング(顧客企業のIT化を推進していくため、そ の企業のCIO(Chief Information Officer)的な役割でコンサルティングを行う)についても積極的 に展開しております。 また、外食店舗等における従業員の接客態度等を覆面調査し、「消費者の声」を企業経営に活かして頂 くミステリー・ショッピング・リサーチサービスも展開しております。 更に、今期においては、新たな成長分野である e-learning 事業に注力すると共に、インターネットの検 索サイトでの顧客 URL のヒット率を高める SEO(Search Engine Optimization 検索エンジン最適 化)”サービスの商品化を実現いたしました。 FCビジネスディベロップメント事業 ・ 特化業界において新しいFCビジネスとしての新業態(ビジネスモデル)を開発し、展開する事業、及 び、既存FCビジネスのフランチャイジーとしてFC店舗を運営する事業です。 ・ 子会社㈱ルネス・インターナショナルと㈱エス・アイ・リンクにおいては、住宅業界における新しいF Cビジネスの業態展開を行っております。 ・ 子会社㈱ケア・リンクでは、介護業界におけるFCビジネスの業態開発を行っており、介護施設のオリ ジナルブランドである『はぴね』事業を積極的に展開しております。当期末までに6つの直営施設が オープンしており、今後も直営およびFCシステムによる介護施設の展開を進めてまいります。 ・ 子会社㈱イデア・リンクにおいては、㈱ふらんす亭が展開しているステーキ&カレーの店「ふらんす 亭」において、ショッピングセンター型店舗の業態を確立し、当業態の西日本エリアFC本部として活 動しております。また、㈱レストラン・エクスプレスが展開する宅配寿司「銀のさら」のエリアフラン チャイザー業務を受託し積極的に活動すると共に、自社ブランドのオムライスの店「OmuOmu」のF Cビジネスとしての業態開発・展開を推進しております。 ・ 子会社㈱リンク・プロモーションにおいては、独自の画像データ処理技術を駆使したプリンティングビ ジネス「インプレッセ事業」のFC店舗の運営を行う共に、外食店舗に対する効果的な販促および店舗 改善のコンサルティング事業を行っております。更に、㈱フジサンオートが展開する買取保証付きクレ ジットによる新車販売事業「Fシステム」へのFC加盟も行っております。 2.当社及び当社の関係会社の事業別セグメントとの関連 セグメント情報 マネジメントコンサルティング事業 (株 )シーエス・リンク (H12.04.25) IS O 関 連 の 認 証 取 得 支 援 サ ー ビ ス ア ウ トソーシング事業 (株 )リンク・ワン (H13.07.09) (株 )エ ル ・シ ー ・エ−コミュニケーションズ (H14.09.06) 顧 客 企 業 の 採 用 機 能 の 強 化 及 び 代 行 、 人 材 の 斡 旋 ・派 遣 テレマーケティングの受託、センター設立支援 システムプロバイダー事業 キャリアディベロップメント事業 FCビジネスディベロップメント事業 (株 )イデア・リンク (H11.12.03) (株 )ケ ア ・ リ ン ク ( H 1 2 . 0 7 . 0 7 ) 外食関連での新業態開発とそのFC展開 介護ビジネスでのグループホームのFC展開 (株 )ル ネ ス ・インターナショナル (H12.02.01) 新マンション建築工法“ルネスシステム”のFC展開 オ ー ナ ー ズ エ ー ジ ェ ン ト (株 ) ( H 1 3 . 1 2 . 2 5 ) ㈱ ル ネ ス ・インターナショナルの子会社として “プロパティマネジメント業”の F C 展 開 (株 )エ ス ・アイ・リンク (H12.09.04) “ ス ケ ル ト ン ・ イ ン フ ィ ル 住 宅 ”の F C 展 開 (株 )リンク・プロモーション (H12.12.04) 顧客企業の新しい販売促進機能の開発とその推進支援 関連会社 (株)イー・エス・リンク (H12.12.08) (株)カーレックス (H14.08.19) (株)ユー・エフ・リンク (H14.10.08) − 3 − ベンチャー・リンクグループ 2 経営方針 1.経営の基本方針 当社グループでは、「Knowledge Capital Provider(知識資本の供給者)」を事業コンセプトとしております。 顧客企業に対し、顧客企業が属する業界=基幹産業の中で、真の成長を継続するためのKFS(Key Factor for Success=成功要因)を見いだす「Key Industries Laboratory(基盤産業研究室)」機能、その成長を実際に実現 するために最も重要な人的資源の開発・育成を行う「Human Resource Factory(人材資源開発工場)」機能、更に、 成長のために不足する経営機能の代行を行う「Management Functional Outsourcer(経営機能代行)」機能を提供 することにより、顧客企業の成長・発展に寄与し、知識資本の供給者として無限の価値を創造することを目的に事 業展開しております。 この事業コンセプトの実現に向けた努力が、当社グループの成長・発展、株主価値の増加を実現し、顧客企業の 成長・発展と併せて日本経済の活性化への貢献につながるものと考えております。 2.利益分配に関する基本方針 当社グループは、株主価値を高めると共に、常に株主の皆様への安定配当を継続し、利益還元を行うことを重要 課題と考えております。会社収益、配当性向並びに将来の事業展開に向けた内部留保の充実等のバランスを総合的 に勘案して成果の配分を行うことを基本方針としております。 また、内部留保につきましては、財務体質の強化に加え、各種事業への研究開発、既存事業の更なる効率化に向 けた投資、戦略的新規事業への投資等に活用することで、将来の事業発展を通じて、積極的に利益還元策を展開し ていく所存であります。 3.目標とする経営指標 当社グループは、グループ全体としての企業価値を向上していくことを経営の目標としております。経営指標 としては、今後も企業価値を如何に高めていけるかを重視し、ROE(株主資本利益率)の上昇を目指しております。 4.中長期的な経営戦略 当社グループでは、これからの3年間、『研究開発型企業体質への変革』を図ることを最大の方針といたします。 そのために、現状の全てのシステムについて、創造的破壊を行い、その結果として、新しいLCA流のマネジメントシス テムを構築し、それを社会に発信していきたいと考えております。その実現にむけ、今後3年間は、商品開発力を徹 底して強化し、安定成長を志向し、真に社会的価値ある事業を推進してまいります。 更に、当社グループ各社は、自らの事業の商品力強化を第一と考え、高成長を企図するのではなく、常に、VOC (Voice of Customer)をベースとした、「品質第一主義、顧客第一主義」の経営を追求してまいります。 具体的には、以下の方針を実行してまいります。 ① 業種特化事業部&グループ会社は、商品力強化を第一に考え、それぞれの業界でNo.1のポジションを目指 す。 ・ 住宅・建設業界 → 住宅・建設業界における事業経営ノウハウを、実業の支援、コンサルティング業務を通じて、次々と 開発し、そのノウハウを業界に向けて常に広く発信する。 → その核となって実業を展開する㈱ルネス・インターナショナルと㈱エス・アイ・リンクは、自社にお いて施工能力・技術力を徹底して磨き、次々と魅力ある商品を開発していく。 → ㈱ルネス・インターナショナルの戦略子会社であるオーナーズ・エージェント㈱による営業構造、eplatformによる顧客構造の確立にも注力する。 → その結果、その技術、商品、更にマネジメント・ノウハウを絆として結び付く、一大住宅・建設グ ループを形成する。 − 4 − → ㈱ルネス・インターナショナルという社名のごとく、インターナショナル(特に韓国、中国)にも目 を向けたJVも強力に推進する。 ・ 介護業界 → 介護業界において、『はぴね』の施設経営を通じて、DB(Data Based)ケアのノウハウを蓄積し、 圧倒的高品質のサービスを提供し、『はぴね』ブランドを確立する。 → また、介護人材の養成機関の設立により、介護人材のリクルーティング機能を確立する。特に、介護 施設長(ホーム長、マネジャー)養成学校の早期設立により、『はぴね』の理念を社会に浸透させる。 → ・ 更に、介護施設の経営ノウハウを確立し、介護業界のNo.1コンサルティングファームを目指す。 → 新しい住宅型老人ホームの開発を実行する。 医療業界 → 医療業界ナンバーワンの『機能』と『品質』を提供するコンサルティングファームを実現する。 → その為に、更なるe-platformの確立を目指す。 (e医学生/e薬剤師/e看護士/e検査技師/e生活者) ・ → また、リアルとeの融合によるマーケティング革新に向けてe-マーケティングの推進を図る。 → その結果として、新たな業界バリューを創出する。(業界に対して価値あるビジネスモデルの創出) 自動車業界 → 購買代理の「Fシステム」の徹底した普及により、カーディーラー、自動車業界において、流通革命 を起こす。 → また、新車販売、中古車販売、更には車のアフター業界における事業革新の支援を実現する。(それ に向けて、e-platformを早期に立ち上げる。) → まずはこれらの業界における圧倒的No.1コンサルティングファームの地位を確立する。 → その結果として、この業界における新規事業のLABO(研究所)会社としてのブランドを確立する。 → 更に、この業界における人材のリクルーティングおよび育成機能を強化し、人材紹介、人材派遣事業 の事業化を図る。 ・ 外食業界(㈱イデア・リンクにおける展開) → 「ショッピングセンター型ふらんす亭」の西日本FC本部として、確固たる事業を推進する。 → 「銀のさら」事業の収益確保に向けたマーケティングノウハウの研究とオペレーションノウハウの確 立を実現する。 ・ → 第3の柱としての「OmuOmu」事業のFC展開を推進する。 → 第4業態としてのコーヒーショップの更なる研究 → 立地開発力のあるショッピングセンターに向けた多業態(ブランド)出店戦略の推進 農業界 → 既存の系統組織とは異なる、非JAの組織として唯一無二の日本国内全域にわたる農家の横断的な組 織(ABC)を組成する。 → ABC(AgriBusinessClub)会員に儲かる農業システムを提供し、会員の満足向上と会員数の自 然増殖を実現する。 → 我々自身が農業関連商品流通というコアビジネスに取り組み、農村側・都市側双方への多様な関連 サービス事業を展開する。 ・ 教育業界 → OPS人材に対し、人材の能力再開発と再就職支援の雇用創造事業を展開する。 → OPS人材輩出企業に関しては、残留人材の能力再開発事業としてのMBA等の教育事業を展開する。 → 更に、求人企業に向けては、組織化を強力に推進し、ニーズ発掘に注力する。 − 5 − ② キャリアディベロップメント事業等、人材関連事業については、OPS事業の市場成長性をしっかりと見極め、 新規事業開発を加速させる。そして、人材関連ビジネスとしての事業全体としては着実な成長を実現する。また、 商 品 開 発 機 能 を 徹 底 し て 強 化 し 、 大 手 企 業 の 戦 略 的 人 的 資 源 管 理 ( S H R M = Strategic Human Resource Management)のあり方を提言し、これからの組織活性化手法、更には新しいマネジメント手法の商品を発信する。 ・ OPS事業 → サービスの高品質化を追求し、徹底して市場シェアを向上させる。 → その為に、OPSの新しいコンセプトを社会に浸透させると共に、そのノウハウを早期に確立する。 その一環として、ブック・マーケティングを強力に推進し、ブランドチェンジを促進させる。 → 新規事業として、各特化業界部門とのコラボレーションにより、新しい視点の人材紹介・派遣業に取 り組む。 → ・ また、大手人事部の組織化を強力に推進すると共に、ライン責任者とのパイプ作りに注力する。 人事関連コンサルティング事業 → PM(Project Management)からHRM(Human Resource Management)へ、特に(SHRM=Strategic Human Resource Management)のあり方に関する研究開発を徹底して行い、その提言を数冊の本で社 会に発信する。 → また、C&C(Command & Control)からE&E(Enpowerment & Energize)というLCA独自のマネ ジメントの流れを受けた、新DIPS手法を開発し、LCA流の新しいマネジメント手法として、大 手企業への普及に努める。 → これからの創発的戦略の推進には、PM(Project Management)が不可欠となる。そのPMの効果的 な推進ノウハウをベースに、大手企業へのコンサルティングを強化する。 → 大手企業の生き残り策としての「学習する組織作り」を広く社会に発信し、それを促進する各企業個 別の教育体系を見直し、また、それを強力に推進する機関の自らの設立を目指す。 ③ 機能特化事業部&グループ会社は、更に商品力強化を徹底して、それぞれの機能で圧倒的に差別化された商 品・サービスを確立し、それぞれの分野でNo.1を目指す。 ・ システムプロバイダー事業 → LABO機能を支援・強化する為の情報系アウトソーシングビジネスとして、特にCS(Customer Satisfaction)・ES(Employee Satisfaction) 向上分野での商品力を確たるものにする。 → 現在のミステリー・ショッピング・リサーチサービスを、外食産業だけに限らない『消費者モニター → 当期よりスタートしたSEOサービスは、企業と顧客・見込客を繋ぐインターネット・マーケティン e-platform』ビジネスへと昇華させる。 グ総合支援サービスとして機能強化を行い、新たな付加価値源泉を創出する。 → 現在約2500のユーザー数を抱えることになった業種別ASP事業は、特にナレッジ・マネジメントイ ンフォメーションシェアリング分野にフォーカスし、今後も拡大を続ける。 → そうしたナレッジ・マネジメントシステムに加え、e-learning分野において、ビジネスシュミレー ション型のe-learning構築ノウハウを保有することで、従業員の学習支援(能力開発支援)アウト ソーシングサービスを推進する。 → ITインフラ構築支援の一般企業に対するサービス提供も、システムプロバイダー事業の一貫として、 拡大させていく。 ・ ㈱リンク・ワン → 外食に特化したヒューマン・キャピタル・プロバイダーとして、教育機能の充実、雇用管理技術 の強化に取り組み、着実な成長を実現する。 → プロ店長支援先ブランドの全店黒字化に徹底的に注力し、外食店舗ノウハウを確立する。 → 外食店舗経営実績をベースに、FC本部の直営等を主ターゲットに外食事業の完全アウトソーシ ングに取り組む。 − 6 − → 確立された雇用管理ノウハウをベースに、外食企業の正社員、P/A(パート・アルバイト)を 対象としたPEO(Professional employee Outsourcing)ビジネスを立ち上げる。 → FBA(Food Business Academy)を開設し、自社トレーニング機能の強化に加え、他外食企業か → SEAT(Service Expert-Aptitude Test/外食・小売に特化した適性試験)を外食における適 らの教育受注を促進する。 性試験のディファクト・スタンダードにする。 ・ ㈱リンク・プロモーション → 外食店舗に特化した実践販促ノウハウを、商品企画のレベルにまで高め販売していくモデルを確 立し、生産性を倍増させる。 → 次期より、300店舗へBino-Promotion(外食店舗の販促システムのASP商品)の導入を図り、そ の導入先への会員制サービスをスタートさせ、顧客構造を一気に拡大させる。 → 第2の収益の柱として、Fシステム事業を立ち上げる。 → Fシステム店舗において、自動車業界向けコンサルティング事業部のLABO機能を発揮するこ とにより、販促パッケージの開発、販売、本部支援機能を保有する。 ・ ㈱LCAコミュニケーションズ → 本格的な『コンタクトセンター・シンクタンク』としてのブランド構築を目指す。 → 次期は、受託可能先を20社保有するとともに、コールセンター・スペシャリスト育成スクール設立 を企図する。 → 次々期は少なくとも20社からの委託を実現すると共に、コールセンター・コンサルティングファー ムとしては、No.1を実現する。 ④ 企業アセスメントサービス事業部門は、これからの成長市場であると認識し、ISO市場だけではなく、他の 新しいアセスメント商品の開発に取り組む。 ・ 企業アセスメントサービス事業 → ISO9000、14000という品質マネジメントシステムや環境マネジメントシステムの構築サポート分 野から、HACCP、OHSAS、介護事業分野の第三者審査機関としての事業分野までその事業領 域を拡大し、今後ますます社会的なニーズが拡大していく第三者による企業アセスメント事業に本格 的に取り組んでいく。 → 医療機関にとって必要とされるISO、病院機能評価、医療情報のセキュリティーに関するマネジメ ントシステムの構築ができるノウハウを徹底して確立し、大手基幹病院をロイヤルユーザーにしてい く。 → 住宅関連では、ISO9000から14000とOHSASへと商品展開力を持って、建設やその関連事業分 野でのマーケットの拡充を、住宅・建設関連のグループ会社との連携強化により図る。 → 介護関連では、医療介護機関の第三者的機関としてのポジションを確立し、独自の調査機能、編集機 能を駆使して、有料老人ホームへの入居見込客データベースを構築し、㈱ケアリンクの事業展開への サポートや独自の老人ホームのコンサルティング分野を拡大していく。 ・ ㈱シーエス・リンク → 当期に発生した問題の後処理に最優先に取り組む。 − 7 − 5.会社の対処すべき課題 世界的には中東地域や北朝鮮など国際情勢の悪化、国内においても小泉政権が本質的にかかえる政情不安や長 期金利の高騰による金融不安、底を見せない雇用不安などの影響から、さらに景気の混迷が長期化することが予 想されます。当社を取り巻く経営環境もいっそう厳しさが増しておりますが、引き続き着実かつ確実な業績の拡 大と事業発展に向けて全力を尽くしてまいります。 当社も本年で創業40周年となりますが、次なる段階に向けて、グループをあげて経営体制の強化をさらに推 進してまいります。各事業の商品力強化はもちろんのこと、グループ企業の収益性向上により、持続的かつ強固 な収益基盤づくりを実現するとともに、「Knowledge Capital Provider(知識資本の供給者)」として、顧客企 業の成長・発展のため、無限の価値を創造してまいる所存でございます。 6.コーポレート・ガバナンスに関する基本的な考え方及びその施策の実施状況 (1)コーポレート・ガバナンスに関する基本的な考え方 当社はグループ経営の最も重要な課題として、迅速かつ透明性の高い意思決定システムが不可欠であり、これ を実現するコーポレート・ガバナンスはグループ全体の関心事であります。 当期に発生いたしましたグループ会社(株式会社シーエス・リンク)のJAB審査登録機関認定取消の件では、 関係各位に多大なご迷惑をおかけし、衷心よりお詫び申し上げます。二度とこのような事態が発生することのな いよう、グループをあげてコーポレートガバナンス体制及びリスクマネジメント体制の構築に向けて鋭意改善努 力を行ってまいります。 (2)コーポレート・ガバナンスに関する施策の実施状況 当社は、迅速かつ透明性の高い意思決定システムを常時円滑に機能させるため、各種の施策に取り組んでおり ます。具体的には、毎月1回の定例取締役会のほか、取締役から構成される「E(Executive)−DIPS」ミーティン グ(注)を毎週土曜日に開催しております。 また、経営情報の公開や経営方針全般にわたる報告・討議を目的として、「PM(Profit Manager)」と称す る幹部社員以上の役職員で構成される「経営幹部会」が、さらにグループ会社の役員を対象とし、グループ会社 間の経営情報の公開や経営方針全般にわたる報告・討議を目的とする「グループ経営幹部会」が設置されており、 それぞれ毎月1回開催されております。 注:「E−DIPS」とは、当社が提唱している「DIPS」(知的生産性向上システム)手法のひとつで、経営幹部 (Executive)の知的生産性を向上させるノウハウに基づいたミーティングであります。 当社の役員は、取締役13名、監査役3名から構成されております。また、当社役員の多くはグループ会社の役 員を兼務する体制となっております。なお、グループ会社の代表取締役を兼務する取締役は原則として当社の担 当部門をもたないことになっております。 また、当社は社長直轄の内部監査部門としてIA(Internal Audit)室を設置しており、各部門、グループ会 社に対して年度計画に即した内部監査を定期的に実施しております。これに加え、法務部門としてLSO(Legal Support Outsourcing)室が「コンプライアンス」(遵法経営)の視点から法務監査を実施するとともに「リス クマネジメント」体制の強化に努めております。 さらに、当社では従前のコーポレート・ガバナンス体制のさらなる増強策といたしまして、新たに「グループ 監査役連絡会」を設置し、経営のモニタリング体制を強化いたします。具体的には、各監査役に対する監査教育 のほかグループ内部の情報交換を進めることでグループ全体の監査機能の向上を目指してまいります。 − 8 − 7.関連当事者との関係に関する基本方針 当社グループは、連結子会社9社と持分法適用関連会社32社によって構成されております。グループ各社の経営 については、環境の変化に機敏に対応するため出来るだけ自主独立経営を尊重しながら、スピード経営と協業化に よる事業展開を図り、業績向上に努力しております。 − 9 − 3 経営成績 1.当連結会計期間の概要 (1)業績の概要 当期における経済環境は、上期においては、世界的規模でIT産業での在庫調整が進むなど、若干の回復基調は 見せたものの、米国での相次ぐ巨大企業倒産による影響や消費者心理の冷え込みから引き続き厳しい状況にありま した。また下期においては、イラク戦争が勃発するとともに、原油価格の高騰、株安傾向が続くなかで、世界経 済はさらに深刻な先行き不安となりました。日本経済においても、依然として大きな課題となっている不良債権 処理問題による金融不安、相次ぐ企業のリストラによる雇用不安など、内需拡大への期待感が乏しい状況が続き ました。 こうした環境の中で、当社は「Knowledge Capital Provider(知識資本の供給者)」として顧客企業の成長・ 発展に寄与することを事業コンセプトとして掲げ、LCA-Jグループあげて業容の拡充に努めてまいりました。また、 現在の厳しい環境を克服するためには徹底した高収益体質の構築が急務であると認識し、その実現に向け、商品 力強化など各種の施策を実行に移してまいりました。 当期の業績につきましては、引き続き大手企業を中心とする大規模なリストラ策が相次いで発表される中で、 当社のキャリアディベロップメント事業は順調な業績確保を実現することができました。一方、中間期に方針と して掲げました「特化業界における研究開発機能の強化」、それをベースとした「商品力強化」、さらに「営業 構造の確立」に注力することにより、コンサルティングサービス事業(マネジメントコンサルティング事業、ア ウトソーシング事業、システムプロバイダー事業)におきましても、構造不況分野である住宅・建設業界向けの コンサルティング受注の落ち込みが徐々に見られたものの、第3四半期までは順調に推移してまいりました。し かしながら、最終四半期に入り、持分法適用会社である㈱ベンチャー・リンクの不振の影響で、同社のBLP (Business Link Partner)会員向けの受注が、会員数の減少と共に減退してしまいました。それを医療業界向け コンサルティングなどの成長分野でカバーすべく、対応して参りました。 また、FCビジネスディベロップメント事業においては、特に下半期から、㈱ベンチャー・リンクの不振と、 住宅・建設業界全体の不振の影響を強く受ける形となりました。 この結果、当期の売上高は13,636百万円(前期比59.4%増)、営業利益は1,128百万円(前期比12.6%増)、経 常利益は93百万円(前期比94.7%減)、当期純損失は489百万円(前期当期純利益1,181百万円)となりました。 なお、6月4日付けで開示させて頂いた「㈱シーエス・リンクにおいて発生した不祥事」についての対応とし て、まずは既存顧客への対応(別のISO認証機関への引継等)を最優先すると共に、期末時点で見込まれる損 失額について引当計上いたしました。 事業別の営業概況は次のとおりであります。 マネジメントコンサルティング事業は、下半期の住宅・建設業向けコンサルティングの受注が苦戦を強いられ ましたが、「特化業界において新事業開発による成長戦略を推進する」という前期の方針のもと、カーディー ラー業界、医療業界において新たな事業分野に進出した結果、一定の成果をあげることができました。この結果、 売上高は3,447百万円(前期比12.3%増)、営業利益は437百万円(前期比8.5%減)となりました。 キャリアディベロップメント事業は、前期に引き続き、大手企業による大規模なリストラ策が相次いで実施さ れたことにより、当社も引き続き、順調な受注を確保することができました。また、転職を希望する人材へのモ チベーションアップノウハウやコールセンターを活用した独自の求人企業発掘ノウハウの更なるブラッシュアッ プにより、人材の再就職率がさらに高まることで大幅な業績拡大が実現いたしました。この結果、売上高は2,844 百万円(前期比86.2%増)、営業利益773百万円(前期比88.5%増)となりました。 アウトソーシング事業では、採用代行、及び外食店舗のプロ店長請負事業とパート・アルバイト派遣事業を行 う㈱リンク・ワンが、中間期までは着実にその機能を強化し、順調な成長を実現することができました。しかしな − 10 − がら、下半期より、㈱ベンチャー・リンクの不振の影響を受け、㈱ベンチャー・リンク関連の外食FC本部やF Cジー向けの受注が減退してしまいました。一方、第一四半期終了後、テレマーケティングによる営業代行事業 部門を100%子会社として独立させた㈱LCAコミュニケーションズは、コールセンターとしての独自ノウハ ウやテレコミュニケーターの質(育成レベル)が顧客企業から高く評価され、順調な成長を実現することができ ました。この結果、売上高は2,058百万円(前期比119.5%増)、営業利益176百万円(前期比34.8%増)となりま した。 システムプロバイダー事業は、住宅・建設業界、外食業界、さらには介護業界におけるASP(Application Service Provider)商品の開発・販売を中心に、新たな成長分野であるe-learningビジネスに着手いたしました。 また、SEO(Search Engine Optimization 検索エンジン最適化)サービスの商品化を実現いたしました。特に、 e-learningビジネスにつきましては、早期に有望な成長事業分野として確立すべく、当期はグループ会社への サービス提供に傾注することによりノウハウの構築に努めてまいりました。一方、最終四半期に入り、㈱ベン チャー・リンクのBLP会員数の減退の影響(受注の減少)を最も大きく受けたのが当事業であり、結果、売上 高は350百万円(前期比7.8%減)、営業損失43百万円(前期営業利益25百万円)となりました。 FCビジネスディベロップメント事業では、㈱ベンチャー・リンクが支援するFC本部の外食店舗運営を行う㈱ イデア・リンクにおいて、下半期より、㈱ベンチャー・リンクの業績不振の影響を受け、ショッピングセンター型 ふらんす亭の西日本FC本部としてのFC加盟店獲得が予定を下回る形となってしまいました。また、ルネス工法 マンションのFC本部である㈱ルネス・インターナショナルにおいて、同じく下半期より、金融機関からの建設業 界向けの融資等が硬直化する環境下、FCジー等でのルネスマンションの着工時期にズレが生じ、ロイヤリティー 売上や資材販売売上が当初予定を下回る結果となりました。更に、建設業界を取り巻く深刻な構造不況の影響で、 加盟済みのFCジーの数社に倒産等が発生し、その貸倒の処理等もせざるを得なくなりました。一方、その他のグ ループ企業は、順調な成長を実現することができました。この結果、売上高は4,930百万円(前期比 87.9%増)、 営業損失は209百万円(前期営業損失22百万円)となりました。 その他事業は、研修のツール類等の売上で、数年前から意図的に減少を図っているものであり、売上高は、6百 万円(前期比64.7%減)、営業損失7百万円(前期営業損失20百万円)となりました。 (2)キャッシュ・フロー 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度と比較し、1,702百 万円増加し、3,625百万円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 税金等調整前当期純利益は15百万円の計上となりましたが、非資金費用として、持分法による投資損失を991百 万円計上し、減価償却費を241百万円計上したこと等により、営業活動による資金は1,087百万円増加しました。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 有形固定資産の取得による支出511百万円、投資有価証券の取得による支出687百万円、長期前払費用の取得によ る支出519百万円、貸付けによる支出1,589百万円、敷金・保証金の支出304百万円等により、投資活動による資金 は3,790百万円減少しました。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動に必要な資金の借入等により、財務活動による資金は4,406百万円増加しました。なお、当連結会計年 度において、当社は226百万円の配当を行っております。 次期におきましては、キャッシュ・フローを重視した経営を進め、当社の中期経営計画にあわせ、運転資金の効 率的な確保を目指していく所存であります。 − 11 − 2.次期の見通し 前述「4.中長期的な経営戦略」に記載の通り、各事業の商品力強化を第一と考え、高成長を企図するのではなく、 常に、VOC(Voice of Customer)をベースとした、「品質第一主義、顧客第一主義」の経営を追求することにより、 安定的な成長を実現できると考えております。 マネジメントコンサルティング事業では、当期の展開により、医療業界、カーディーラー業界向けのコンサル ティング商品を確立させることができました。また、新たな特化業界として、教育産業界へのコンサルティング商 品の開発も順調に進んでおり、これらの分野の成長が期待できると考えております。 キャリアディベロップメント事業では、OPSについては、その市場そのものの成長性はこれまでに比べれば鈍 化する可能性はあるものの、これまでも非常に高く評価頂いてきた当社独自の転職支援ノウハウにより、市場シェ アの向上が実現できると考えております。加えて、従来から方針として進めてまいりました、OPS(転職支援 サービス)から、SCD(セカンドキャリア開発サービス)への昇華の準備が整いましたので、中高年人材の教育 事業を本格的に推進して参ります。また、大手企業の人事部を主ターゲットとしたOPSと人事関連コンサルティ ングを融合させた商品開発も順調に進んでおり、更なる成長が期待できると考えております。 アウトソーシング事業につきましては、当期において㈱ベンチャー・リンクの不振の影響を受けた㈱リンク・ワ ンでは、外食店舗向けの店長請負事業、パート・アルバイト派遣事業、更に採用代行事業において、㈱ベン チャー・リンクブランド以外のシェアが確実に増加してきております。よって、今後は、安定的な成長が実現でき ると考えております。また、㈱LCAコミュニケーションズにつきましても、その独自ノウハウの優位性に加え、 海外企業等との積極的なアライアンスをベースに、コンタクトセンターのシンクタンクとしての機能を発揮するこ とにより、成長できると考えております。 システムプロバイダー事業につきましては、従来の業種別ASP商品、ミステリー・ショッピング・リサーチ サービスに加え、当期はノウハウの構築のためにグループ企業へのサービス提供に傾注してきたe-learningビジネ スについて、一般企業への提供を本格的に推進してまいります。また、当期に商品化を実現したSEO(Search Engine Optimization 検索エンジン最適化)”サービスにつきましても、更なる拡大が期待できるため、順調な 成長を実現できると考えております。 FCビジネスディベロップメント事業につきましては、各グループ会社とも、順調に成長、拡大できると考えて おります。㈱イデア・リンクにつきましては、当期は、「銀のさら」事業において、一気に多店舗展開したことに より出店費用が嵩むという要因がありましたが、次期は既存店の収益向上をメインに事業展開していくため、安定 的な成長が実現できると考えております。また、当期の下半期において、㈱ベンチャー・リンクの影響を受けた ショッピングセンター型ふらんす亭の西日本FC本部としての加盟店獲得につきましても、見込み客は確実に発掘 できておりますので、今後は問題ないと考えております。㈱ルネス・インターナショナルにつきましては、建設業 界を取り巻く金融環境がすぐに好転することは期待できないと思われるものの、当期の反省より、資金力をベース に、FCジーによるルネスマンションの着工計画を一から見直したこと、直営の分譲マンション事業を積極的に推 進すること、プロパティマネジメント推進会社を子会社化したことで、相互のシナジー効果が期待できること、更 に、韓国住宅市場への進出等により、順調な収益改善が実現できると考えております。 その他のグループ会社につきましても、各種施策の実行により、当期と同様に着実な成長が期待できると考えて おります。 なお、㈱シーエス・リンクにつきましては、今回の不始末に関する対応を最優先課題とすると共に、この間に来 期以降の事業基盤の構築に取り組む方針であり、この方針にもとづき、必要な固定費等を見積もっております。 以上の結果、次期の売上高は、18,006百万円(前期比32.0%増)、営業利益は1,816百万円(前期比60.9%増)、 経常利益は1,768百万円(前期比1,786.7%増)、当期純利益は819百万円(前期当期純損失489百万円)となる見通 しです。 − 12 − 1【連結財務諸表等】 (1)【連結財務諸表】 ①【連結貸借対照表】 前連結会計年度 (平成14年5月20日) 区分 注記 番号 当連結会計年度 (平成15年5月20日) 構成比 (%) 金額(千円) 構成比 (%) 金額(千円) (資産の部) Ⅰ 流動資産 1.現金及び預金 ※1 2,013,152 3,715,880 1,787,928 2,910,748 3.たな卸資産 63,113 182,643 4.繰延税金資産 35,842 115,547 5.短期貸付金 589,341 527,412 6.その他 135,892 175,479 7.貸倒引当金 △23,872 △76,593 流動資産合計 4,601,398 2.受取手形及び売掛金 Ⅱ 47.3 7,551,119 50.7 固定資産 1.有形固定資産 (1)建物及び構築物 392,520 減価償却累計額 125,972 (2)車輌運搬具 759,678 266,548 186,947 38,983 減価償却累計額 18,206 (3)工具、器具及び備品 184,973 減価償却累計額 101,254 (4)土地 44,585 20,777 26,521 18,065 234,051 83,718 125,858 46,983 有形固定資産合計 572,731 418,028 108,193 56,835 4.3 755,825 5.0 2.無形固定資産 (1)営業権 − 86,080 (2)連結調整勘定 − 45,716 (3) 特許権 − 396,416 (4)その他 15,159 20,753 無形固定資産合計 15,159 0.2 548,966 3.投資その他の資産 (1)投資有価証券 (2)関係会社株式 (3)長期貸付金 ※1,3 182,948 275,637 2,826,697 2,209,447 323,108 1,069,375 − 13 − 3.7 前連結会計年度 (平成14年5月20日) 区分 注記 番号 構成比 (%) 金額(千円) 構成比 (%) 金額(千円) (4)長期前払費用 375,422 806,917 (5)繰延税金資産 94,864 213,445 (6)敷金・保証金 679,466 954,413 (7)その他 229,592 593,841 △13,759 △71,497 (8)貸倒引当金 投資その他の資産合計 固定資産合計 Ⅲ 当連結会計年度 (平成15年5月20日) 4,698,340 48.2 6,051,578 40.6 5,131,528 52.7 7,356,370 49.3 繰延資産 1.社債発行差金 2,066 繰延資産合計 2,066 0.0 1,266 0.0 9,734,993 100.0 14,908,756 100.0 資産合計 1,266 (負債の部) Ⅰ 流動負債 1.支払手形及び買掛金 148,286 307,707 2.短期借入金 ※1 1,642,000 2,489,000 3.一年以内返済予定長期 借入金 ※1 325,920 351,400 30,000 20,000 5.未払金 643,546 1,113,131 6.未払費用 185,938 350,217 7.未払法人税等 310,153 481,516 8.前受金 468,486 574,807 9.その他 197,486 277,438 4.一年以内償還予定社債 流動負債合計 Ⅱ 3,951,818 40.6 5,965,217 固定負債 1.社債 2.長期借入金 3.退職給付引当金 4.役員退職慰労引当金 5.連結調整勘定 ※1 90,000 50,000 510,000 4,122,000 89,630 91,318 321,404 344,822 2,604 − − 14 − 40.0 前連結会計年度 (平成14年5月20日) 区分 注記 番号 6.その他 当連結会計年度 (平成15年5月20日) 構成比 (%) 金額(千円) 190,880 構成比 (%) 金額(千円) 333,910 固定負債合計 1,204,520 12.4 4,942,050 33.2 負債合計 5,156,339 53.0 10,907,268 73.2 53,156 0.5 273,120 1.8 (少数株主持分) 少数株主持分 (資本の部) Ⅰ 資本金 1,866,916 19.2 − − Ⅱ 資本準備金 1,171,523 12.0 − − Ⅲ 連結剰余金 1,448,795 14.9 − − Ⅳ その他有価証券評価差額 金 35,807 0.4 − − Ⅴ 為替換算調整勘定 3,292 0.0 − − Ⅵ 自己株式 △838 △0.0 − − 資本合計 4,525,497 46.5 − − − − 1,866,916 12.5 Ⅰ 資本金 ※4 Ⅱ 資本剰余金 − − 1,171,523 7.9 Ⅲ 利益剰余金 − − 706,783 4.7 Ⅳ その他有価証券評価差額 金 − − △17,771 △0.1 Ⅴ 為替換算調整勘定 − − 1,753 0.0 Ⅵ 自己株式 − − △838 △0.0 − − 3,728,367 25.0 9,734,993 100.0 14,908,756 100.0 ※5 資本合計 負債、少数株主持分及び 資本合計 − 15 − ②【連結損益計算書】 前連結会計年度 平成13年5月21日 平成14年5月20日) (自 至 区分 注記 番号 金額(千円) (自 至 百分比 (%) 当連結会計年度 平成14年5月21日 平成15年5月20日) 百分比 (%) 金額(千円) Ⅰ 売上高 8,557,611 100.0 13,636,645 100.0 Ⅱ 売上原価 4,900,941 57.3 7,526,644 55.2 売上総利益 3,656,670 42.7 6,110,000 44.8 2,654,500 31.0 4,981,583 36.5 1,002,169 11.7 1,128,417 8.3 54,075 0.4 1,088,785 8.0 93,707 0.7 − − Ⅲ 販売費及び一般管理費 ※1 営業利益 Ⅳ 営業外収益 1. 受取利息・配当金 2.投資有価証券売却益 3.持分法による投資利益 4.雑収入 Ⅴ − 9,631 33,560 17,137 797,485 − 33,158 864,203 10.1 27,306 営業外費用 1.支払利息 37,755 60,541 2.新株発行費 15,488 4,675 3.社債発行費 281 − 4. 貸倒引当金繰入 − 13,670 5. 持分法による投資損失 − 991,940 6.公開関連費用 24,558 − 7.雑損失 32,145 経常利益 Ⅵ 110,228 1.3 1,756,144 20.5 156,387 1.8 17,957 特別利益 1.持分変動利益 Ⅶ 156,387 − 特別損失 1.固定資産処分損 126,053 9,534 2.投資有価証券評価損 2,913 − 3.投資有価証券売却損 9,878 − 4.賃貸借契約解約損 9,360 − 5.出資金評価損 8,157 4,875 6. 持分変動損失 − 11,052 7. 貸倒引当金繰入 − 49,169 46,860 − 8.訴訟関連損失 ※2 − 16 − (自 至 区分 9.会員権評価損 注記 番号 前連結会計年度 平成13年5月21日 平成14年5月20日) 金額(千円) − 税金等調整前当期純利益 法人税、住民税及び事業 税 法人税等調整額 少数株主損失(△利益) 当期純利益(△損失) (自 至 百分比 (%) 203,222 2.3 1,709,310 20.0 420,834 58,403 当連結会計年度 平成14年5月21日 平成15年5月20日) 百分比 (%) 金額(千円) 3,999 78,630 0.6 15,077 0.1 524,982 3.9 711,227 479,238 5.6 △48,584 △0.6 20,488 0.2 1,181,486 13.8 △489,416 △3.6 − 17 − △186,245 ③【連結剰余金計算書】 前連結会計年度 平成13年5月21日 平成14年5月20日) (自 至 区分 Ⅰ 連結剰余金期首残高 Ⅱ 連結剰余金減少高 1.配当金 2.役員賞与 (うち監査役賞与) 注記 番号 (自 至 金額(千円) 当連結会計年度 平成14年5月21日 平成15年5月20日) 金額(千円) 449,911 − 165,981 − 16,621 − (1,158) 182,602 (−) − Ⅲ 当期純利益 1,181,486 − Ⅳ 連結剰余金期末残高 1,448,795 − (資本剰余金の部) Ⅰ 資本剰余金期首残高 1.資本準備金期首残高 Ⅱ − 資本剰余金期末残高 − 1,171,523 − 1,171,523 1,171,523 (利益剰余金の部) Ⅰ 利益剰余金期首残高 1.連結剰余金期首残高 Ⅱ − − 1,448,795 − − 7,371 1,448,795 利益剰余金増加高 1.持分法適用範囲の変更 による剰余金増加高 Ⅲ 7,371 利益剰余金減少高 − 226,221 2.役員賞与 − 33,745 3.当期純損失 − Ⅳ 1.配当金 利益剰余金期末残高 − − − 18 − 489,416 749,383 706,783 ④【連結キャッシュ・フロー計算書】 (自 至 区分 Ⅰ 前連結会計年度 平成13年5月21日 平成14年5月20日) 注記 番号 金額(千円) (自 至 当連結会計年度 平成14年5月21日 平成15年5月20日) 金額(千円) 営業活動によるキャッシュ・フロー 税金等調整前当期純利益 1,709,310 15,077 157,180 241,076 △141,817 − △6,614 1,687 2,752 23,418 20,175 110,320 △2,216 △9,631 △156,387 11,052 37,755 60,541 △797,485 991,940 126,053 9,534 8,157 4,875 △1,582,188 △590,628 △48,027 △113,747 50,790 159,158 前受金の増減額 △1,597 100,881 未払金の増加額 254,067 199,894 △16,621 △33,745 171,920 335,913 △214,792 1,517,617 86,831 170,092 △37,433 △60,243 △192,889 △539,939 △358,283 1,087,526 減価償却費 賞与引当金の増減額 退職給付引当金の増減額 役員退職慰労引当金の増加額 貸倒引当金の増加額 受取利息及び受取配当金 持分変動損益 支払利息 持分法による投資損益 固定資産処分損 出資金評価損 売上債権の増加額 たな卸資産の増加額 仕入債務の増加額 役員賞与の支払額 その他 小計 利息及び配当金の受取額 利息の支払額 法人税等の支払額 営業活動によるキャッシュ・フロー − 19 − (自 至 区分 Ⅱ 前連結会計年度 平成13年5月21日 平成14年5月20日) 注記 番号 金額(千円) (自 至 当連結会計年度 平成14年5月21日 平成15年5月20日) 金額(千円) 投資活動によるキャッシュ・フロー 有形固定資産の取得による支出 △220,382 △511,212 無形固定資産の取得による支出 △13,673 △254,333 投資有価証券の取得による支出 △150,102 △687,497 − 23,572 長期前払費用の取得による支出 △345,393 △519,120 貸付けによる支出 △265,116 △1,589,792 4,425 138,195 △391,937 △304,574 89,904 △86,134 △1,292,274 △3,790,897 短期借入金の純増加額 1,051,000 831,000 長期借入れによる収入 300,000 4,000,000 長期借入金の返済による支出 △310,300 △362,520 株式の発行による収入 1,819,925 − 少数株主からの払込による収入 24,286 213,974 社債発行による収入 97,719 − 社債返済による支出 △20,000 △50,000 △165,981 △226,221 自己株式の増加による支出 △732 − その他 1,000 − 財務活動によるキャッシュ・フロー 2,796,917 4,406,233 Ⅳ 現金及び現金同等物に係る換算差額 45 △158 Ⅴ 現金及び現金同等物の増加額 1,146,405 1,702,704 Ⅵ 現金及び現金同等物の期首残高 776,687 1,923,093 Ⅶ 現金及び現金同等物の期末残高 1,923,093 3,625,798 新規連結子会社株式の取得による収入 貸付金の回収による収入 敷金・保証金の支出 その他 投資活動によるキャッシュ・フロー Ⅲ 財務活動によるキャッシュ・フロー 配当金の支払額 − 20 − 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項 (自 至 1.連結の範囲に関する事項 前連結会計年度 平成13年5月21日 平成14年5月20日) 連結子会社の数 7社 (自 至 当連結会計年度 平成14年5月21日 平成15年5月20日) 連結子会社の数 連結子会社名 9社 連結子会社名 ㈱イデア・リンク、㈱シーエス・リン ㈱イデア・リンク、㈱シーエス・リン ク、㈱ケア・リンク、㈱リンク・プロ ク、㈱ケア・リンク、㈱リンク・プロ モーション、㈱エスアイ・リンク、㈱ モーション、㈱エスアイ・リンク、㈱ ルネス・インターナショナル、㈱リン ルネス・インターナショナル、㈱リン ク・ワン ク・ワン、㈱エル・シー・エーコミュ なお、㈱リンク・ワンについては、新規 ニケーションズ、オーナーズエージェ 設立により当連結会計年度より連結の範 ント㈱ 囲に含めております。 なお、㈱エル・シー・エーコミュニ ケーションズについては、新規設立に より当連結会計年度より連結の範囲に 含めており,オーナーズエージェント ㈱については、追加取得により当連結 会計年度(下期末)より連結の範囲に含 めております。 2.持分法の適用に関する事 項 (1)持分法適用の関連会社数 32社 主要な会社名 (1)持分法適用の関連会社数 32社 主要な会社名 ㈱ベンチャー・リンク、㈱プライ ㈱ベンチャー・リンク、㈱プライ ム・リンク、㈱イーエス・リンク ム・リンク、㈱イーエス・リンク ㈱カーレックス、㈱ユー・エフ・リ ンク、㈱日商インターライフ (2)持分法を適用していない関連会社 (2) 持分法を適用していない関連会社 PACIFIC HUNDRED LINK,INC.、ゆめ PACIFIC HUNDRED LINK,INC.につい りあリンクス株式会社及びリンクセブ ては連結純損益及び連結剰余金に及ぼ ン株式会社については連結純損益及び す影響が軽微であり、かつ全体として 連結剰余金に及ぼす影響が軽微であ も重要性がないため持分法の適用範囲 り、かつ全体としても重要性がないた から除外しております。 め持分法の適用範囲から除外しており ます。 (3)持分法適用会社のうち、決算日が連 結決算日と異なる会社については、各 社の事業年度に係る財務諸表を使用し ております。 − 21 − (3) 同左 (自 至 3.連結子会社の事業年度等 に関する事項 前連結会計年度 平成13年5月21日 平成14年5月20日) (自 至 当連結会計年度 平成14年5月21日 平成15年5月20日) 連結子会社の決算日が連結決算日と異な る会社は次のとおりであります。 会社名 決算日 会社名 決算日 ㈱イデア・リンク 4月30日* ㈱イデア・リンク 4月30日*1 ㈱シーエス・リンク 3月31日* ㈱シーエス・リンク 3月31日*1 ㈱ケア・リンク 4月30日* ㈱ケア・リンク 4月30日*1 ㈱リンク・プロモーション 3月31日* ㈱リンク・プロモーション 3月31日*1 ㈱エスアイ・リンク 3月31日* ㈱エスアイ・リンク ㈱ルネス・インターナショ ナル ㈱ルネス・インターナショ 4月30日*1 4月30日* ナル ㈱リンク・ワン 4月30日* ㈱リンク・ワン 3月31日*1 4月30日*1 ㈱エル・シー・エーコミュ ニケーションズ 4月30日*1 オーナーズエージェント㈱ 4月30日*1 *連結子会社の決算日現在の財務諸表 *1 連結子会社の決算日現在の財務諸 を使用しております。なお、連結決算 表を使用しております。なお、連結決 日との間に生じた重要な取引について 算日との間に生じた重要な取引につい は、連結上必要な調整を行っておりま ては、連結上必要な調整を行っており す。 ます。 4.会計処理基準に関する事 項 (1)重要な資産の評価基準 及び評価方法 ①有価証券 ①有価証券 その他有価証券 その他有価証券 時価のあるもの 時価のあるもの …決算日の市場価格等に基づく時 同左 価法(評価差額は全部資本直入 法により処理し、売却原価は移 動平均法により算定) 時価のないもの 時価のないもの …移動平均法による原価法 ②たな卸資産 同左 ②たな卸資産 …主として総平均法による原価法 …主として総平均法による原価法 ただし、販売用不動産および不動産 事業支出金については、個別法による 原価法 (2)重要な減価償却資産の 減価償却の方法 ①有形固定資産 ①有形固定資産 定率法を採用しております。 ただし、平成10年4月1日以降に取得 した建物(附属設備を除く)は定額法 を採用しております。 なお、主な耐用年数は以下のとおり であります。 建物 8∼22年 工具、器具及び備品 6∼10年 − 22 − 同左 (自 至 前連結会計年度 平成13年5月21日 平成14年5月20日) ②無形固定資産 (自 至 当連結会計年度 平成14年5月21日 平成15年5月20日) ②無形固定資産 定額法を採用しております。 定額法を採用しております。 なお、自社利用のソフトウェアにつ いては、社内における利用可能期間 なお、主な償却年数は以下のとおりで あります。 (5年)に基づく定額法、販売用ソフ 営業権 5年 トウェアについては、見込販売収益に 特許権 8年 基づく償却額と見込販売可能期間(1 ソフトウェア 5年 年)に基づく均等配分額とを比較し、 いずれか大きい額を計上する方法に よっております。 また、営業権については、商法に規 定する最長期間(5年)で均等額を償 却しております。 ③長期前払費用 ③長期前払費用 定額法を採用しております。 (3)重要な引当金の計上基 準 ①貸倒引当金 同左 ①貸倒引当金 債権の貸倒による損失に備えるた 同左 め、一般債権については貸倒実績率に より、貸倒懸念債権等特定の債権につ いては個別に回収可能性を検討し、回 収不能見込額を計上しております。 ②賞与引当金 ② ────── 親会社は、当連結会計期間より全従 業員を対象とする半期年俸制度へ移行 し、賞与は当連結会計期間内で精算さ れることとなったため、賞与引当金の 計上は行っておりません。 また、子会社は、従来、従業員に対 する賞与の支給に備えるため、支給見 込額の当連結会計期間負担分を「賞与 引当金」として表示していましたが、 リサーチ・センター審理情報 〔NO.15〕「未払従業員賞与の財務諸 表における表示科目について」(平成 13年2月14日 日本公認会計士協会) が公表されたことにより、当連結会計 期間より「未払費用」として表示する ことに変更いたしました。なお、当連 結会計期間に係る支給見込額は30,330 千円であります。 − 23 − ────── (自 至 前連結会計年度 平成13年5月21日 平成14年5月20日) ③退職給付引当金 (自 至 当連結会計年度 平成14年5月21日 平成15年5月20日) ③退職給付引当金 従業員の退職給付に備えるため、当 同左 連結会計年度末における退職給付債務 及び年金資産の見込額に基づき、当連 結会計年度末において発生していると 認められる額を計上しております。 数理計算上の差異は、各連結会計年 度の発生時における従業員の平均残存 勤務期間以内の一定の年数(5年)に よる定額法により按分した額を、それ ぞれ発生の翌連結会計年度から費用処 理することとしております。 ④役員退職慰労引当金 ④役員退職慰労引当金 親会社及び一部の連結子会社は、役 同左 員の退職慰労金の支出に備えて、内規 に基づく連結会計年度末要支給額相当 額を計上しております。 (4)重要なリース取引の処 理方法 リース物件の所有権が借主に移転する 同左 と認められるもの以外のファイナンス・ リース取引については、通常の賃貸借取 引に係る方法に準じた会計処理によって おります。 (5)その他連結財務諸表作 成のための重要な事項 ①消費税等の会計処理 ①消費税等の会計処理 税抜方式によっております。 ②繰延資産の処理方法 ア.新株発行費 同左 ②繰延資産の処理方法 ア.新株発行費 支出時に全額費用として処理してお ります。 − 24 − 同左 (自 至 前連結会計年度 平成13年5月21日 平成14年5月20日) (自 至 当連結会計年度 平成14年5月21日 平成15年5月20日) (新株発行) 平成14年4月26日付にて、引受証券会 ────── 社の引受価額1,223円、発行価格1,305円 として、有償一般募集により、新株式 1,500千株の発行を行いました。 本発行に係る引受契約においては、発 行価格の総額と引受価額の総額との差額 123,000千円は引受証券会社の手取金と し、引受手数料は支払われないこととさ れております。従って、新株発行費用に は本発行に係る引受手数料は含まれてお りません。よって、引受証券会社が発行 価格で引受を行い、これを一般投資家に 販売する買取引受契約に比べ、新株発行 費と資本金及び資本準備金の合計額と が、それぞれ123,000千円少なく計上さ れ経常利益及び税引前当期純利益は、そ れぞれ同額多く計上されております。ま た引受価額のうち、612円は資本金に、 611円は資本準備金に組み入れておりま す。 イ.社債発行差金 イ.社債発行差金 商法の規定する社債償還の期限(5 同左 年)で均等額を償却しております。 ウ.社債発行費 ウ.────── 支出時に全額費用処理しておりま す。 5.連結子会社の資産及び負 債の評価に関する事項 6.連結調整勘定の償却に関 する事項 連結子会社の資産及び負債の評価方法 同左 は、全面時価評価法によっております。 連結調整勘定は、5年間で均等償却し 同左 ております。ただし、金額に重要性のな いものについては、発生年度に一括償却 しております。 7.利益処分項目等の取扱い に関する事項 連結剰余金計算書は、連結会社の利益 同左 処分について連結会計年度中に確定した 利益処分に基づいて作成しております。 8.連結キャッシュ・フロー 連結キャッシュ・フロー計算書におけ 計算書における資金の範 る資金(現金及び現金同等物)は、手許 囲 現金、随時引き出し可能な預金及び容易 に換金可能であり、かつ、価値の変動に ついて僅少なリスクしか負わない取得日 から3ヶ月以内に償還期限の到来する短 期投資からなっております。 − 25 − 同左 会計処理の変更 前連結会計年度 (自 平成13年5月21日 至 平成14年5月20日) ────── 当連結会計年度 (自 平成14年5月21日 至 平成15年5月20日) (1株当たり当期純利益に関する会計基準等) 「1株当たり当期純利益に関する会計基準」(企業 会計基準委員会 平成14年9月25日 企業会計基準第2 号)および「1株当たり当期純利益に関する会計基準の 適用指針」(企業会計基準委員会 平成14年9月25日 企業会計基準適用指針第4号)が平成14年4月1日以降 開始する連結会計年度に適用されることになったことに 伴い、当連結会計年度より同会計基準および同指針を適 用しております。 なお、この変更に伴う影響は、(1株当たり情報)注 記事項に掲載のとおりであります。 表示方法の変更 (自 至 前連結会計年度 平成13年5月21日 平成14年5月20日) 当連結会計年度 平成14年5月21日 平成15年5月20日) (自 至 前連結会計年度まで営業活動によるキャッシュ・フ ────── ローの「その他」に含めて表示しておりました「未払金 の増減額」(△6,929千円)及び投資活動によるキャッ シュ・フローの「その他」に含めて表示しておりました 「敷金・保証金の支出」(△144,031千円)は、金額の重 要性から当連結会計年度より区分掲記することに変更い たしました。 ────── (連結損益計算書) 前連結会計年度まで営業外収益の「雑収入」に含めて 表示しておりました「受取利息・配当金」は、営業外収 益の合計額の100分の10を超えることとなったため、区 分掲記することに変更いたしました。 なお、前連結会計年度における「受取利息・配当金」 の金額は2,216千円であります。 − 26 − 注記事項 (連結貸借対照表関係) 前連結会計年度 (平成14年5月20日) ※1 当連結会計年度 (平成15年5月20日) 担保資産及び担保付債務 ※1 (1)担保に供している資産 担保資産及び担保付債務 (1)担保に供している資産 定期預金 41,636千円 関係会社株式 定期預金 318,228 計 関係会社株式 359,865 計 (2)担保資産に対応する債務 1,667,533 1,709,185 (2)担保資産に対応する債務 短期借入金 572,000千円 短期借入金 1,550,000千円 長期借入金 (一年以内返済予定額を含む) 835,920 長期借入金 (一年以内返済予定額を含む) 3,770,000 計 2 41,651千円 1,407,920 計 保証債務 2 5,320,000 連結会社以外の会社の金融機関等からの債務に対 保証債務 連結会社以外の会社の金融機関等からの債務に対 し、次のとおり債務保証を行っております。 し、次のとおり債務保証を行っております。 (1)借入金に対する債務保証 (1)借入金に対する債務保証 フランチャイジー 1件 計 66千円 ㈱エステートセイワ 66 計 (2)リース債務に対する債務保証 ㈱ドリームエクスプローラ 計 ※3 64,925 (2)リース債務に対する債務保証 6,741千円 ㈱ドリームエクスプローラ 6,741 計 関連会社に対するものは、次のとおりでありま ※3 5,215千円 5,215 関連会社に対するものは、次のとおりでありま す。 す。 関係会社株式 ※4 64,925千円 ────── 2,826,697千円 関係会社株式 ※4 2,209,447千円 当社の発行済株式総数は普通株式18,098,320株で あります。 ※5 ────── ※5 当社が保有する自己株式の数は、普通株式620株 であります。 − 27 − (連結損益計算書関係) 前連結会計年度 平成13年5月21日 平成14年5月20日) (自 至 ※1 販売費及び一般管理費のうち主要な費目及び金額 ※1 販売費及び一般管理費のうち主要な費目及び金額 は、次のとおりであります。 広告宣伝費 貸倒引当金繰入額 は、次のとおりであります。 316,312千円 広告宣伝費 11,805 貸倒引当金繰入額 役員報酬 261,377 役員報酬 従業員給与 578,356 従業員給与 役員退職慰労引当金繰入額 退職給付費用 ※2 当連結会計年度 平成14年5月21日 平成15年5月20日) (自 至 27,424 雑給 9,730 固定資産処分損の内訳 ※2 ────── 1,198,475 587,698 26,650 退職給付費用 18,064 固定資産処分損の内訳 固定資産売却損 計 固定資産除却損 160千円 160 固定資産除却損 10,907千円 工具、器具及び備品 47,540 423,184 役員退職慰労引当金繰入額 車輌運搬具 建物 414,932千円 3,998千円 車輌運搬具 1,174 営業権 48,600 工具、器具及び備品 3,532 長期前払費用 58,666 敷金・保証金 敷金・保証金 計 5,415 建物 2,464 計 126,053 − 28 − 669 9,374 (連結キャッシュ・フロー計算書関係) (自 至 前連結会計年度 平成13年5月21日 平成14年5月20日) (自 至 (1)現金及び現金同等物の期末残高と連結貸借対照表に 掲記されている科目の金額との関係 当連結会計年度 平成14年5月21日 平成15年5月20日) (1)現金及び現金同等物の期末残高と連結貸借対照表に 掲記されている科目の金額との関係 (平成14年5月20日現在) 現金及び預金勘定 2,013,152千円 預入期間が3ヶ月を超える定期預金 現金及び現金同等物 △90,058 (平成15年5月20日現在) 現金及び預金勘定 預入期間が3ヶ月を超える定期預金 1,923,093 現金及び現金同等物 (2)重要な非資金取引 △90,082 3,625,798 (2)重要な非資金取引 売上債権579,341千円について、貸付債権への振替 を行っております。 3,715,880千円 前連結会計年度において、貸付債権への振替を行っ た売上債権579,341千円は、当連結会計期間で全額回 収されております。 (3) ────── (3)株式の取得により新たに連結子会社となった会社の 資産及び負債の主な内訳 株式の取得により新たにオーナーズエージェント ㈱を連結したことに伴う連結開始時の資産及び負債 の内訳並びに同社株式の取得価額と同社株式取得の ための支出(純額)との関係は、次のとおりであり ます。 流動資産 84,189千円 固定資産 22,970 連結調整勘定 44,117 流動負債 △86,514 固定負債 △8,880 少数株主持分 △5,882 既投資額 △7,000 オーナーズエージェント㈱ 株式の取得価額 43,000 オーナーズエージェント㈱の 現金及び現金同等物 差引:オーナーズエージェン ト㈱株式取得による収入 − 29 − △66,572 23,572 (リース取引関係) (自 至 前連結会計年度 平成13年5月21日 平成14年5月20日) (自 至 当連結会計年度 平成14年5月21日 平成15年5月20日) リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの 以外のファイナンス・リース取引(借主側) 以外のファイナンス・リース取引(借主側) 1.リース物件の取得価額相当額、減価償却累計額相当 1.リース物件の取得価額相当額、減価償却累計額相当 額及び期末残高相当額 額及び期末残高相当額 取得価額相 減価償却累 期末残高相 当額 計額相当額 当額 (千円) (千円) (千円) 工具、器具及 び備品 410,566 191,418 219,147 ソフトウェア 20,875 16,498 4,376 合計 431,441 207,916 223,524 2.未経過リース料期末残高相当額 取得価額相 減価償却累 期末残高相 当額 計額相当額 当額 (千円) (千円) (千円) 工具、器具及 び備品 833,195 420,275 412,920 6,139 1,176 4,962 ソフトウェア 26,120 17,594 8,525 合計 865,454 439,046 426,408 車輌運搬具 2.未経過リース料期末残高相当額 1年内 85,482千円 1年内 173,495千円 1年超 216,498千円 1年超 432,657千円 合計 301,981千円 合計 606,152千円 3.支払リース料、減価償却費相当額及び支払利息相当 3.支払リース料、減価償却費相当額及び支払利息相当 額 額 支払リース料 83,481千円 支払リース料 171,433千円 減価償却費相当額 98,077千円 減価償却費相当額 247,109千円 支払利息相当額 13,214千円 支払利息相当額 4.減価償却費相当額の算定方法 24,744千円 4.減価償却費相当額の算定方法 リース期間を耐用年数とし、残存価額を零とする定 同左 率法によっております。 5.利息相当額の算定方法 5.利息相当額の算定方法 リース料総額とリース物件の取得価額相当額との差 同左 額を利息相当額とし、各期への配分方法について は、利息法によっております。 オペレーティング・リース取引(借主側) オペレーティング・リース取引(借主側) 未経過リース料 未経過リース料 1年内 133,824千円 1年内 178,872千円 1年超 1,541,688千円 1年超 1,967,442千円 合計 1,675,512千円 合計 2,146,314千円 − 30 − (有価証券関係) 前連結会計年度 有価証券 1.その他有価証券で時価のあるもの(平成14年5月20日現在) 取得原価 (千円) 種類 (1)株式 連結貸借対照表 計上額(千円) 差額(千円) 965 29,877 28,911 (2)債券 連結貸借対照表計上額 が取得原価を超えるも の ① 国債・地方債等 − − − ② 社債 − − − ③ その他 − − − − − − 965 29,877 28,911 71,765 54,720 △17,044 (3)その他 小計 (1)株式 (2)債券 連結貸借対照表計上額 が取得原価を超えない もの ① 国債・地方債等 − − − ② 社債 − − − ③ その他 − − − − − − 71,765 54,720 △17,044 72,730 84,598 11,867 (3)その他 小計 合計 2.当連結会計年度中に売却したその他有価証券(自平成13年5月21日 売却額(千円) 売却益の合計額(千円) 37,881 至平成14年5月20日) 売却損の合計額(千円) 33,560 9,878 3.時価のない主な有価証券の内容(平成14年5月20日現在) 連結貸借対照表計上額(千円) その他有価証券 非上場株式(店頭売買株式を除く) 98,000 非上場新株引受権 350 − 31 − 当連結会計年度 有価証券 1.その他有価証券で時価のあるもの(平成15年5月20日現在) 取得原価 (千円) 種類 (1)株式 連結貸借対照表 計上額(千円) 差額(千円) 10,740 11,354 613 (2)債券 連結貸借対照表計上額 が取得原価を超えるも の ① 国債・地方債等 − − − ② 社債 − − − ③ その他 − − − − − − 10,740 11,354 613 119,691 67,982 △51,708 (3)その他 小計 (1)株式 (2)債券 連結貸借対照表計上額 が取得原価を超えない もの ① 国債・地方債等 − − − ② 社債 − − − ③ その他 − − − − − − 119,691 67,982 △51,708 130,432 79,337 △51,094 (3)その他 小計 合計 2.当連結会計年度中に売却したその他有価証券(自平成14年5月21日 売却額(千円) 売却益の合計額(千円) 17,562 至平成15年5月20日) 売却損の合計額(千円) 17,137 − 3.時価のない主な有価証券の内容(平成15年5月20日現在) 連結貸借対照表計上額(千円) その他有価証券 非上場株式(店頭売買株式を除く) 195,950 非上場新株引受権 350 − 32 − (デリバティブ取引関係) 前連結会計年度(自平成13年5月21日 至平成14年5月20日) 該当事項はありません。 当連結会計年度(自平成14年5月21日 至平成15年5月20日) 該当事項はありません。 (退職給付関係) 1.採用している退職給付制度の概要 当社及び連結子会社は、確定給付型の制度として、適格退職年金制度及び退職一時金制度を設けており ます。また、従業員の退職等に際して、退職給付会計に準拠した数理計算による退職給付債務の対象とさ れない割増退職金を支払う場合があります。 2.退職給付債務及びその内訳 前連結会計年度 (平成14年5月20日) (1)退職給付債務(千円) (2)年金資産(千円) (3)未積立退職給付債務 (1)+(2)(千円) (4)未認識数理計算上の差異(千円) (5)連結貸借対照表計上額純額 (千円) (3)+(4) (6)前払年金費用(千円) (7)退職給付引当金(千円) (注) 当連結会計年度 (平成15年5月20日) △163,729 △168,594 98,302 103,862 △65,427 △64,731 △4,759 △11,645 △70,186 △76,376 19,444 14,941 △89,630 △91,318 子会社は、退職給付債務の算定にあたり、簡便法を採用しております。 3.退職給付費用の内訳 (自 至 前連結会計年度 平成13年5月21日 平成14年5月20日) (自 至 当連結会計年度 平成14年5月21日 平成15年5月20日) 退職給付費用 (1)勤務費用(千円) 15,596 15,157 (2)利息費用(千円) 3,440 2,753 △1,874 △983 (4)数理計算上の差異の費用処理額(千円) △407 △1,033 (5)臨時に支払った割増退職金(千円) 9,477 16,351 26,232 32,246 (3)期待運用収益(減算)(千円) (6)退職給付費用合計(千円) − 33 − 4.退職給付債務等の計算の基礎に関する事項 前連結会計年度 (平成14年5月20日) 当連結会計年度 (平成15年5月20日) (1)割引率(%) 2.0 1.5 (2)期待運用収益率(%) 2.0 1.0 期間定額基準 期間定額基準 (3)退職給付見込額の期間配分方法 (4)数理計算上の差異の処理年数 5年(発生時の従業員の平均 残存勤務期間以内の一定の年 数による定額法により、翌連 結会計年度から費用処理する こととしております。) − 34 − 5年(発生時の従業員の平均 残存勤務期間以内の一定の年 数による定額法により、翌連 結会計年度から費用処理する こととしております。) (税効果会計関係) (自 至 前連結会計年度 平成13年5月21日 平成14年5月20日) (自 至 1.繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別 当連結会計年度 平成14年5月21日 平成15年5月20日) 1.繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別 の内訳 の内訳 繰延税金資産(流動) 繰延税金資産(流動) 未払事業税否認 未払費用否認額 その他 27,858千円 未払事業税否認 5,543 未払費用否認額 21,306 評価性引当額 36,207 貸倒引当金繰入超過額 25,225 その他 57,252 繰延税金資産(流動)合計 評価性引当額 54,708 △7,801 1,556 賞与引当金繰入超過額 繰延税金資産(流動)小計 繰延税金資産(流動)小計 37,463千円 繰延税金資産(流動)合計 157,704 △33,200 124,504 繰延税金負債(流動) 46,906 繰延税金負債(流動) 仮払労働保険料 △8,606 仮払労働保険料 △8,251 その他 その他 △2,811 繰延税金負債(流動)合計 △8,956 繰延税金負債(流動)合計 △11,063 繰延税金資産(流動)の純額 115,547 繰延税金資産(流動)の純額 35,842 繰延税金資産(固定) 役員退職慰労引当金繰入超過額 繰延税金資産(固定) 役員退職慰労引当金繰入超過額 長期前払費用償却超過額 貸倒引当金繰入超過額 134,672 13,595 7,469 貸倒引当金繰入超過額 8,546 退職給付引当金繰入超過額 1,885 26,742 減価償却超過額 減価償却超過額 29,568 繰越欠損金 その他 繰延税金資産(固定)小計 評価性引当額 繰延税金資産(固定)合計 その他 147,971 30,043 繰延税金資産(固定)小計 評価性引当額 384,480 △171,242 繰延税金資産(固定)合計 その他有価証券評価差額 △93,762 その他有価証券評価差額 その他 △46 繰延税金負債(固定)合計 △11,711 繰延税金資産(固定)の純額 213,445 2.法定実効税率と税効果会計適用後の法人税等の負担 率との間の差異原因となった主な項目別の内訳 2.法定実効税率と税効果会計適用後の法人税等の負担 率との間の差異原因となった主な項目別の内訳 41.9% 5.9 当期純損失が計上されているため記載しておりま せん。 △17.5 2.8 持分変動利益 △3.8 その他 △1.3 税効果会計適用後の法人税等の負担率 225,156 △12,525 94,864 関連会社の留保利益 489,026 △263,869 △12,085 繰延税金資産(固定)の純額 持分法投資損益 31,641 △11,665 △118,373 子会社税効果未認識額 21,454 250,171 その他 繰延税金負債(固定)合計 法定実効税率 29,741 繰延税金負債(固定) 213,238 繰延税金負債(固定) 関連会社の留保利益 140,002 長期前払費用償却超過額 退職給付引当金繰入超過額 繰越欠損金 △350 28.0 − 35 − (自 至 前連結会計年度 平成13年5月21日 平成14年5月20日) (自 至 当連結会計年度 平成14年5月21日 平成15年5月20日) 3.地方税法等の一部を改正する法律(平成15年法律第9 号)が平成15年3月31日に公布されたことに伴い、当連 結会計年度の繰延税金資産及び繰延税金負債の計算 (ただし、平成16年5月21日以降解消が見込まれるもの に限る。)に使用した法定実効税率は、前連結会計年 度の41.9%から40.6%に変更しております。 その結果、繰延税金資産の金額(繰延税金負債の金 額を控除した金額)が6,871千円減少し、当連結会計年 度に計上された法人税等調整額が6,873千円、その他 有価証券評価差額金が1千円、それぞれ増加しており ます。 − 36 − (セグメント情報) 【事業の種類別セグメント情報】 前連結会計年度(自平成13年5月21日 マネジメン トコンサル ティング事 業(千円) 至平成14年5月20日) FCビジネ キャリア システムプ スディベ ディベロッ アウトソー ロバイダー その他事業 シング事業 ロップメン (千円) プメント事 事業 ト事業 業(千円) (千円) (千円) (千円) 計 (千円) 消去又は全 社(千円) 連結 (千円) − 8,557,611 Ⅰ.売上高及び営業利益 売上高 (1)外部顧客に対する 売上高 3,069,884 1,527,322 937,680 379,899 2,624,405 18,420 8,557,611 (2)セグメント間の内 部売上高又は振替 高 282,897 − 266,577 32,649 100,979 1,651 684,754 3,352,781 1,527,322 1,204,257 412,548 2,725,384 20,071 9,242,366 (684,754) 8,557,611 2,874,181 1,116,802 1,073,235 387,432 2,747,737 40,808 8,240,196 (684,754) 7,555,442 478,600 410,519 131,022 25,116 3,936,345 503,042 468,559 181,830 3,004,830 15,631 減価償却費 27,450 15,746 13,488 3,553 96,789 資本的支出 26,807 18,081 10,646 3,167 491,455 計 営業費用 営業利益 (又は営業損失) (22,352) (684,754) (20,736) 1,002,169 − − 1,002,169 8,110,240 1,624,753 9,734,993 153 157,180 − 157,180 138 550,296 − 550,296 Ⅱ.資産、減価償却費及 び資本的支出 資産 (注)1.事業区分の方法 事業区分は、内部管理上採用している区分によっております。 2.各事業の主な内容 (1)マネジメントコンサルティング事業 (2)キャリアディベロップメント事業 (3)アウトソーシング事業 … …… ………………… (4)システムプロバイダー事業 …………… 企業経営全般及び各種事業部門の生産性向上支援事業 人材の再就職支援及び対象人材のキャリア開発支援事業 人事関連及び販売関連業務代行事業 LAN構築支援、各種アプリケーション開発、ITサポー ト事業、ASP事業 (5)FCビジネスディベロップメント事業… 新規FCビジネスとしての業態開発・展開及び既存FCビ ジネスの店舗運営、不動産販売等の関連事業 (6)その他事業 ……………………………… ソフトパッケージ事業等 3.資産のうち、消去又は全社の項目に含めた全社資産(1,624,753千円)の主なものは、親会社における 余資運用資金(現金及び預金)、長期投資資金(投資有価証券及び出資金)であります。 4.減価償却費及び資本的支出には、長期前払費用とその償却費が含まれております。 − 37 − 当連結会計年度(自平成14年5月21日 マネジメン トコンサル ティング事 業(千円) 至平成15年5月20日) FCビジネ キャリア システムプ アウトソー スディベ ディベロッ ロバイダー ロップメン その他事業 プメント事 シング事業 事業 (千円) ト事業 業(千円) (千円) (千円) (千円) 計 (千円) 消去又は全 社(千円) 連結 (千円) Ⅰ.売上高及び営業利益 売上高 (1)外部顧客に対する 売上高 3,447,407 2,844,179 2,058,237 350,166 4,930,158 (2)セグメント間の内 部売上高又は振替 高 150,323 ― 675,393 46,008 146,311 3,597,730 2,844,179 2,733,631 396,175 5,076,470 7,331 14,655,518 (1,018,873) 13,636,645 3,159,914 2,070,356 2,556,988 439,711 5,285,664 14,465 13,527,101 (1,018,873) 12,508,227 437,815 773,822 176,643 (43,535) 4,929,959 577,082 1,415,083 269,244 4,934,338 減価償却費 25,192 22,562 30,716 4,544 157,907 152 241,076 - 241,076 資本的支出 60,038 70,781 200,618 13,303 1,169,716 384 1,514,843 - 1,514,843 計 営業費用 営業利益 (又は営業損失) (209,194) 6,495 13,636,645 835 ― 13,636,645 1,018,873 (1,018,873) (7,133) 1,128,417 ― ― 1,128,417 Ⅱ.資産、減価償却費及 び資本的支出 資産 16,541 12,142,249 2,766,507 14,908,756 (注)1.事業区分の方法 事業区分は、内部管理上採用している区分によっております。 2.各事業の主な内容 (1)マネジメントコンサルティング事業 (2)キャリアディベロップメント事業 (3)アウトソーシング事業 … …… ………………… (4)システムプロバイダー事業 …………… 企業経営全般及び各種事業部門の生産性向上支援事業 人材の再就職支援及び対象人材のキャリア開発支援事業 人事関連及び販売関連業務代行事業 LAN構築支援、各種アプリケーション開発、ITサポー ト事業、ASP事業 (5)FCビジネスディベロップメント事業… 新規FCビジネスとしての業態開発・展開及び既存FCビ ジネスの店舗運営、不動産販売等の関連事業 (6)その他事業 ……………………………… ソフトパッケージ事業等 3.資産のうち、消去又は全社の項目に含めた全社資産(2,766,507千円)の主なものは、親会社における 余資運用資金(現金及び預金)、長期投資資金(投資有価証券及び出資金)であります。 4.減価償却費及び資本的支出には、長期前払費用とその償却費が含まれております。 【所在地別セグメント情報】 前連結会計年度(自平成13年5月21日 至平成14年5月20日) 本邦以外の国または地域に所在する連結子会社及び在外支店がないため、該当事項はありません。 当連結会計年度(自平成14年5月21日 至平成15年5月20日) 本邦以外の国または地域に所在する連結子会社及び在外支店がないため、該当事項はありません。 【海外売上高】 前連結会計年度(自平成13年5月21日 至平成14年5月20日) 当社及び連結子会社において、海外売上高がないため、該当事項はありません。 当連結会計年度(自平成14年5月21日 至平成15年5月20日) 連結売上高の10%未満であるため、海外売上高の記載を省略しております。 − 38 − (受注及び販売の状況) (1)受注状況 当連結会計年度の受注状況を事業の種類別セグメントごとに示すと、次のとおりであります。 事業の種類別セグメントの名称 (自 至 当連結会計年度 平成14年5月21日 平成15年5月20日) 前年同期比(%) マネジメントコンサルティング事業(千円) 3,415,171 108.8 キャリアディベロップメント事業(千円) 2,829,535 172.6 アウトソーシング事業(千円) 2,460,147 240.0 358,385 93.1 5,223,074 198.1 6,495 37.0 14,292,809 161.6 システムプロバイダー事業(千円) FCビジネスディベロップメント事業(千円) その他事業(千円) 合計(千円) (注)1.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。 2.セグメント間の取引については相殺消去しております。 (2)販売実績 当連結会計年度の販売実績を事業の種類別セグメントごとに示すと、次のとおりであります。 事業の種類別セグメントの名称 (自 至 当連結会計年度 平成14年5月21日 平成15年5月20日) 前年同期比(%) マネジメントコンサルティング事業(千円) 3,447,407 112.3 キャリアディベロップメント事業(千円) 2,844,179 186.2 アウトソーシング事業(千円) 2,058,237 219.5 350,166 92.1 4,930,158 187.8 6,495 35.2 13,636,645 159.3 システムプロバイダー事業(千円) FCビジネスディベロップメント事業(千円) その他事業(千円) 合計(千円) (注)1.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。 2.セグメント間の取引については相殺消去しております。 − 39 − (関連当事者との取引) 前連結会計年度(自平成13年5月21日 至平成14年5月20日) (1)役員及び個人主要株主等 属性 氏名 役員及びそ の近親者 住所 菱田健次 − 資本金 (千円) − 事業の内 議決権等の 容又は職 所有(被所 業 有)割合 弁護士 関係内容 役員の 兼任等 事業上 の関係 − 当社顧 問弁護 士 (被所有) 0.06% 取引の内容 取引金額 (千円) 報酬の支払 4,800 取引の内容 取引金額 (千円) 科目 期末残高 (千円) 188,126 売掛金 41,210 前受金 1,793 科目 − 期末残高 (千円) − (2)子会社等 関係内容 属性 会社等の 名称 住所 資本金 (千円) 事業の内 議決権等の 容又は職 所有(被所 業 有)割合 役員の 兼任等 事業上 の関係 売上高 関連会社 ㈱ベン チャー・ リンク 東京都 台東区 4,550,479 情報提供 サービス 15.13% 兼任 2名 当社の 顧客の 紹介先 商品の仕入 355 買掛金 81 販売手数料 の支払 70,875 未払金 26,845 配当金の受 取 84,693 − − (注)1.上記(1)∼(2)の金額のうち、取引金額には消費税等が含まれておらず、期末残高には消費税等が含まれ ております。 2.取引条件及び取引条件の決定方針等 上記の取引価格は、他の取引先と同一の基準により決定しております。 − 40 − 当連結会計年度(自平成14年5月21日 至平成15年5月20日) (1)役員及び個人主要株主等 属性 氏名 役員及びそ の近親者 住所 菱田健次 − 資本金 (千円) − 事業の内 議決権等の 容又は職 所有(被所 業 有)割合 弁護士 関係内容 取引の内容 取引金額 (千円) 報酬の支払 4,800 取引の内容 取引金額 (千円) 科目 期末残高 (千円) 299,254 売掛金 214,672 販売手数料 の支払 43,752 未払金 26,076 配当金の受 取 163,336 − 販売代行 資金の貸付 207,918 貸付金 役員の 兼任等 事業上 の関係 − 当社顧 問弁護 士 (被所有) 0.04% 科目 − 期末残高 (千円) − (2)子会社等 関係内容 属性 会社等の 名称 住所 資本金 (千円) 事業の内 議決権等の 容又は職 所有(被所 業 有)割合 役員の 兼任等 事業上 の関係 売上高 関連会社 ㈱ベン チャー・ リンク ㈱カーレックス 東京都 台東区 広島市 西 区 4,550,479 FCビジネ ス支援 サービス カー用品の 100,000仕入・販売 兼任 1名 15.41% 兼任 1名 35% 当社の 顧客の 紹介先 − 207,918 (注)1.上記(1)∼(2)の金額のうち、取引金額には消費税等が含まれておらず、期末残高には消費税等が含まれ ております。 2.取引条件及び取引条件の決定方針等 上記の取引価格は、他の取引先と同一の基準により決定しております。 − 41 − (1株当たり情報) 前連結会計年度 平成13年5月21日 平成14年5月20日) (自 至 1株当たり純資産額 1株当たり当期純利益 (自 至 250円06銭 70円73銭 当連結会計年度 平成14年5月21日 平成15年5月20日) 1株当たり純資産額 204円75銭 1株当たり当期純損失 なお、潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額につ 28円31銭 なお、潜在株式調整後1株当たり当期純利益について いては、新株引受権附社債を発行しておりますが、調整 は、一株当たり当期純損益に損失が計上されているた 計算の結果、1株当たり当期純利益金額が減少しないた め、記載しておりません。 め、また、新株引受権(ストックオプションとして付与 当連結会計年度から「1株当たり当期純利益に関する された新株引受権を含む)にプレミアムが生じていない 会計基準」(企業基準第2号)及び「1株当たり当期純 ため記載しておりません。 利益に関する会計基準の適用指針」(企業会計基準適用 指針第4号)を適用しております。なお、同会計基準及 び前連結会計年度に適用して算定した場合の1株当たり 情報については、それぞれ以下のとおりとなります。 前連結会計年度 1株当たり純資産額 248円19銭 1株当たり純利益金額 (注) 68円71銭 1株当たり当期純利益金額及び潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額の算定上の基礎は、以下のとお りであります。 (自 至 前連結会計年度 平成13年5月21日 平成14年5月20日) (自 至 当連結会計年度 平成14年5月21日 平成15年5月20日) 当期純損失(千円) − 489,416 普通株主に帰属しない金額(千円) − 22,858 (うち利益処分による役員賞与金) ( − ) ( 22,858) 普通株式に係る当期純損失(千円) − 512,274 普通株式の期中平均株式数(株) − 18,097,700 (重要な後発事象) 該当事項はありません。 − 42 −
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