大林 素子氏 - 東京都市町村職員研修所ホームページ

こだま
東京都市町村職員研修所 研修情報誌
平成 28 年 4月28日 発行
2016
110
Vol.
contents
【2・3面】講演会特集
大林素子氏 講演会実施レポート
平成27年度に実施した講演会
【 4 面】平成28年度研修実施計画
新たな基本方針
平成28年度研修体系・日程
【 5 面】平成28年度研修紹介
「政策課題研究」
「立法法務」
「政策プレゼンテーション」
「政策形成」
【 6 面】こんな研修やりました
平成27年度研修レポート
【 7 面】あなたも講師として登壇してみませんか?
内部講師制度のご紹介
【 8 面】研修所講師・職員紹介
講演会
特集
スポーツキャスター
元女子バレー全日本アタッカー
大林
素子氏
o b a y a s h i
m o t o k o
2
平成 28 年 4 月 28 日 発行
第 3 回 講演会レポート
講演会特集
スポーツキャスター
元女子バレー全日本アタッカー
平成 28 年
2.8
大林 素子氏
プロフィール
東京都小平市出身。中学 1 年からバレーボールを始め、中学 3 年の時に東京都中学選抜に選出さ
れる。その後、高校バレーボール界の名門 八王子実践高校に進む。86 年日立入社、88 年ソウル
五輪 、92 年バルセロナ五輪に出場する。95 年にイタリアセリエA・アンコーナに所属、日本人初
のプロ選手となる。96 年アトランタ五輪出場後、97 年に引退する。
現在、日本スポーツマスターズ委員会シンボルメンバー、JOC 環境アンバサダー、日本バレーボー
ル協会広報委員、観光庁「スポーツ観光マイスター」、2015オリンピック・ムーブメントアンバ
サダー等幅広くご活躍。
平成 28 年2月8日、元女子バレー全日本アタッカーの大林素子さんをお招きし、
「マイ・ドリーム
∼夢をあきらめない∼」と題してご講演をいただきました。多摩地域出身で、地元の名門チームを
経て世界へと羽ばたいたご経験や、現在も後進の指導をされながら、テレビに舞台にとパワフルに
活躍する大林さんの原点とは何かをうかがいました。
最初の夢は
バレーボール選手じゃなかった
私の小学生のときの夢はアイドルだったんです。でも当時は、
大きい女はアイドルにはなれないって周りの男子にいじめられ
て、すっかり自信を無くしていた時に見たのがテレビアニメの
『アタックNo.1』でした。バレーボールなら、身長が高いことが
有利になる。いじめていた男子たちを見返してやる。こうして
中学1年生になった時、学校のバレーボール部に入部したんで
す。あの時見たアニメのヒロインがバスケットボール選手だっ
たり、ファッションモデルだったりしたら・・・。環境がその後
を変えるんです。そして、強豪「日立製作所」バレーボール部
のある小平で育ったということにも、大きな意味があります。
地域のアスリートを
もっと活用してほしい
私の育った小平にバレーボールをできる環境があったこと、強
豪「日立」の憧れの選手や監督と出会えるチャンスがあったこ
とが、その後の私の運命に大きな意味を持っています。子ども
中学 2 年生で生まれ変わった私
とはいえ、小学生までは全く運動をしなかった私。基礎がない
ので、部活がしんどくて仕方がない。そこでつい部活を休んで
しまい、そのままずるずると練習をサボる日々が始まってしまい
ました。そして迎えた新人戦の日、私と同じく中学からバレー
を始めた子たちはそこそこ上手くなっている中、私は空振りを
連発。落ち込んでいる私に、その当時の部活の監督が、
「落ち
込む権利があるのは努力した者だけだ」と。その恥ずかしさと
ショック。そこで私は生まれ変わりました。
たちのチャンスと未来は、環境で広がるんです。そして、指導
者や親、市町村に勤める皆さんは、子どもたちに環境を与えら
れる立場です。
そこで、多摩地域のご当地アスリートをうまく使ってほしい。
トップ選手はもちろん、色々なアスリートが東京にはたくさんい
て、地元に協力したいと思っています。でも、地元からあまり
声が掛からない。これからは、2020 年東京オリンピック・パ
ラリンピックに向けて各地でイベントなどが増えていくはずな
ので、ぜひ皆さんで地元にどんなアスリートがいるのかを調べ
て、積極的に使ってほしいと思っています。
人よりも一本・一歩・一秒でも多く練習しよう、誰よりも早く
手を挙げて取り組もう、と決めて中学校卒業まで、一日も練習
を休むことはありませんでした。努力して、それが結果になって
くると、またさらに頑張ろうって思えるんです。
今回の講演会に参加できなかった市町村職員のために、講演内容を記録
したDVDを貸し出します。詳しくは各団体の研修担当者を通じて研修所
までお問い合わせください。
Vol.110
ご講演
いただい
た講師
や、講演
会の様
子をご紹
介します
平成 27 年度は
研修所では、年に4回(内1回島しょ地区開
他にも様々な分野で
催)、各界でご活躍されている著名人を講師に
ご活躍されている方々に
ご講演いただきました
お招きして、講演会を実施しています。
日常業務ではなかなか触れることのない知識
や経験に基づいた講演を聞くことで、みなさま
自身の自己啓発や意欲の向上につながる刺激
がきっと得られるはずです。
第 1 回 平成 27 年 6 月 26 日
第 2 回 平成 27 年 10 月 9 日
於
於
弁護士
菊間 千乃氏
東京自治会館
▼
▼
東京自治会館
コピーライター
佐々木圭一氏
~前向きに、目標に向かって学びたい方へおくる~
輝く未来のために!学びのススメ
学生時代、アナウンサー時代、そして今は弁護士として、
目標に向かってチャレンジし続けるパワーと、実現のため
の努力や学びについて、楽しくお話いただきました。
参加者の感想
講師の姿勢に刺激を受けました。明日からでは
なく今から、目標に向かって“前向きに”、そして
“戦略的”に努力していきたい。
~伝え方が 9 割の著者が送る~
「ノー」を「イエス」にする技術
ベストセラー書籍「伝え方が9割」の著者から、すぐにで
も実践できる、ノーをイエスに変えるための伝え方の法
則と技術について、参加者同士のペアワークも交えなが
ら、学ぶことができる講演会となりました。
参加者の感想
伝え方には磨くことができる技術があり、誰で
も少し意識をするだけで、良い返事が期待でき
ることがわかった。
島しょ 平成 27 年 11 月 14 日
みなさまのご参加を
お待ちしています
八丈町多目的ホールおじゃれ
▼
於
元バレーボール・
ビーチバレー選手
佐伯 美香氏
生きがいとチャレンジ
~いつまでも楽しむために~
八丈町にて行った講演会では、都内島しょ地域からたく
さんの方にご参加いただきました。講演では、ビーチバ
レーへの転向、結婚や出産を挟みながら3度もオリン
ピックに出場された経験から得た、常に前向きに挑戦を
続ける姿勢の大切さについて、お話いただきました。
参加者の感想
自分の好きなことに自信を持って取り組むこと
で、生きがいのある人生を送ることができると感
じました。
3
平成 28 年度も、みなさまの自己啓発の支援のため、順
次、講演会の企画を進めてまいります。
実施案内は、その都度各団体の研修担当者を通じて行い
ます。また、研修所ホームページでもご案内いたします。
くわしくは Webで
http://www.tskweb.jp
平成 28 年度 第1回 講演会
フリーアナウンサー
ボイス・スピーチデザイナー
テーマ
と き
於
魚住りえ氏 に決定!
~声から考える、コミュニケーションが変わる~
『話し方のデザイン』
平成 28 年7月1日(金) 14:30 ~ 16:00
東京自治会館 本館4階 講堂
4
平成 28 年 4 月 28 日 発行
平成 28 年度
研修実施計画
研修所では、平成 27 年1月の「東京都市町村職員研修所における今後の研
修のあり方について(報告)」を踏まえ、15 年ぶりに研修基本方針を全面改
訂いたしました。
地方公務員法の改正による新たな人事評価制度と連携し、新たな研修基本
方針のもと、それを具体化するため、必修研修・選択研修という区分を廃止
する等、研修体系やカリキュラムの見直しを順次図っていきます。
新たな基本方針
1 職層毎に(新たに)必要となる指導育成力、組織管理力等、組織や仕事のマネジメント能力の向上に資する。
2 各業務の遂行を円滑に行うために必要な専門知識、技術等、業務処理能力の向上に資する。
3 様々な課題を発見し、解決するために必要な課題発見力、情報活用力や政策立案力等、課題達成能力の向上に資する。
4 円滑に業務遂行をするためのコミュニケーション力、プレゼンテーション力等、対人能力の向上に資する。
5 メンタルヘルス等に関する自己管理能力の向上に資する。
平成 28 年度から
研修体系を見直しました
平成 28 年度実施の研修体系 及び 日程
実施月
研修
新任研修(Ⅰ期)
4月~6月
7月~9月
①8/25~26 ②8/30~31
③9/6~7
④9/12~13
⑤9/15~16
①7/8
新任研修(Ⅱ期)
職層別研修が変わります!
係長新任研修(公務員倫理・メンタルヘルス)
係長新任研修(仕事と人のマネジメント)
課長新任研修
新たな人事評価制度の本格導入による個々の伸ばす
べき職務上の能力に着目した人材育成に対応するた
めに、また、職員の高い受講意欲に応えられるように
するために、従来の能力開発研修と統合・再編し、新
たに「基礎部門」と「能力向上部門」に分類しました。
10月~12月
課長新任研修(管理者の役割)
①7/25~26 ②8/2~3
③10/19~20 ④11/15~16
部長研修
問題解決 [旧:現任研修(1部)]
①7~8月
①4/19~22 ②4/25~28
③5/9~12 ④5/17~20
⑤5/31~6/3
①8/25~26 ②8/30~31
③9/6~7
④9/12~13
⑤9/15~16
①7/14~15
②10/13~14 ③10/27~28
④2/9~10
政策プレゼンテーション[旧:現任研修(3部)]
①8/17~19
②11/15~17
③1/31~2/2 ④2/20~22
中堅職員の役割 [旧:現任研修(2部)]
①7/28~29
②10/4~5
転職者研修(Ⅱ期)
※新任研修(Ⅱ期)と合同
ベテラン職員の役割[旧:現任フォローアップ研修] ①6/14
アサーティブコミュニケーション
①5/19(主任・主事)
ロジカルトレーニング
①6/14~15
CSクレーム対応
6/8~9
ファシリテーション
8/9~10
係長コーチング
8/22~23
管理職リスクマネジメント [旧:課長現任研修]
①7/5~6
管理職クレーム対応
8/8
①5/12~13 ②5/25~26
平成 28 年度から、これら技術系職員向けの研修を、
「技術職研修」として体系化しました。
①6/23~24,27
①6/14~16
①5/9~10
②6/29~30
③8/2~3
④9/27~28
①8/19
データベースソフト初級
①6/8~9
表計算ソフト中級
①5/12~13 ②6/21~22
表計算ソフト中級(データ分析編)
①8/10
①5/18~19
文書作成ソフト(実践レイアウトテクニック編)
①6/22
工事監理科
6/1~3
⑧12/13~14
②10/12
⑨1/24~25 ⑩2/14~15
③1/17
②10/13
②9/7
③10/28
③1/18
④12/7
②2/24
7/4~5
①5/30~31
②10/4~5
8/8
6/29~30
自治体債権管理回収科
11/1~2
人事科
7/12~13
会計科
10/25~26
広報科
8/8~10
情報システム調達導入科
6/23~24
固定資産税科(初級)土地
6/13~14
固定資産税科(初級)家屋
6/15~16
固定資産税科(初級)償却資産
6/27~28
個人住民税科(初級)
7/19~20
法人住民税科(初級)
7/13~14
5/23~24
固定資産税科(中級)土地
7/7~8
固定資産税科(中級)家屋
7/11~12
個人住民税科(中級)
9/15~16
徴収科(中級)
7/21~22
廃棄物対策科
12/7~8
子育て支援科
9/2
6/28~29
公園科
10/27
道路科
8/29~31
図書館科
10/18~20
6/6~8
人権啓発研修
①9/1
男女共同参画社会形成研修
②12/13
③2/23
①10月予定
①6/21
②10/25
技能労務職研修
8/23
講演会
①7/1
管理職基礎力向上研修~決断力編~
7/20
管理職基礎力向上研修~調整力・交渉力編~
②10月予定
11/4
要約力
交渉力入門
⑦11/8~9
9/5
保育士研修
メンタルヘルス研修
②2/13~15
⑤11/15~16
②7/14~15 ③8/25~26
①7/20
保健師研修
学童保育・児童館科
②1/10~11
①11/28~30
②10/18~19
表計算ソフト中級(関数編)
建築工事科
①11/16~17
②11/2
③7/5~6
④7/27~28
⑤8/16~17 ⑥9/13~14
①8/9
徴収科(初級)
④2/21~23
③1/16~18
②11/10~11,18,24,28,12/5
8/9,23,9/5,21,10/3、21,11/4,12/9
プレゼンテーションソフト初級
●研修の詳細
研修所ホームページ
③12/6~8
③12/13~15
財務 地方財政
研修所では、多摩・島しょ地域の39市町村職
員向けに毎年 200コース近くの研修を実施し、
延べ 11,000 人を超える研修生を受け入れてい
ます。
●各研修の申込
所属団体の研修担当者へ
②11/7~9
9/2,27,10/12,24,11/4,18,12/1、21
立法法務
例規作成実務科
⑤1/17~18
④1/23~24
政策法務
CADソフト初級
ご覧ください。
日程が未定の研修や、新たに企画した研修につ
いては、決まり次第研修所ホームページでお知
らせします。
また、各団体の研修担当者を通じてもご案内い
たします。
③7/11~12
①5/30~31,6/7,9,13,22
形成 政策課題研究
表計算VBAマクロ
③10/11~12 ④11/8~9
①7/25~27 ②8/24~26
AutoCADソフト初級
http://www.tskweb.jp を
②8/15~16
②9/28~30
地方公務員法
工事検査科
詳しくは Webで
②10/17~19 ③10/31~11/2 ④1/25~27
7/20~22
行政法Ⅰ
地方自治法
表計算ソフト初級
④2/6~7
7/27~29
中堅職員の役割
法務
③11/21~22
10/24
政策プレゼンテーション
団塊世代の大量退職に伴う技術の継承という課題を
抱える技術系職員に対して、共同研修所というネット
ワークを生かし、市町村間の横のつながりで技術継承
を補完するため、研修を拡充してきました。
⑤1/11~12
②1~2月
②11/29~30
①8/3~5
民法Ⅰ
⑤1/12~13 ⑥1/19~20
②7/15(管理・監督者)
③9/27(主任・主事)
政策形成 [旧:係長現任研修]
講師養成研修(基礎科)
④11/10~11
②12/12
管理職メディアトレーニング
技術職研修を新設!
③1/18
③10/6~7
②10/21
転職者研修(Ⅰ期)
※新任研修(Ⅰ期)と合同
平成 29 年度以降も、新任研修をはじめ、各研修につ
いての見直しを進めていきます。
②11/9
①7/6~7/7 ②8/15~16
①8/1
(公務員倫理・ハラスメントの防止・メンタルヘルス)
「能力向上部門」では、対象や名称を見直し、様々な
職務における能力の向上への対応を図りました。
1月~3月
①4/19~22 ②4/25~28
③5/9~12 ④5/17~20
⑤5/31~6/3
7/1
6/13
②2月予定
③12/16
③2月予定
Vol.110
平成 28 年度
研修紹介
政策
自治体が抱える
政策課題について
を作って
みませんか
時宜に適った政策課題をテーマに設定し、その解決に向けた政策形成を行う研修をご紹介します
政策課題研究 「これからの地域の交通を考える」
20 年先の、魅力ある地域交通のあり方を考える
人口減少が進み、公共交通機関利用者の減少は避けられません。しかし、交通
不便地域や交通弱者の生活に、コミュニティバス等の地域内公共交通の運行は
欠かせないものとなっています。一方、自転車は近年、身近な移動手段として
利用ニーズが高まっていますが、マナーの問題や、ルール・交通環境の未整備
などにより、交通事故全体に占める自転車関連の割合は増え続けています。
社会の変化に伴い、ヒトやモノの移動手段も変化している中、その基盤となる
道路や路線のあり方についても見つめ直し、新たな可能性について探っていき
ます。
地域間を結ぶ自治体の枠を越えたネットワークの形成、交流や観光の推進、健
康促進や自然環境の保護など、地域の交通が繋ぐ20年先の新しい社会におけ
る魅力ある地域の姿を、幅広い視点から考えてみませんか。
向上能力
政策形成 課題発見 情報収集・活用 課題解決 企画・政策立案
立法法務
「落書き防止対策」
自ら地域で講じる、地域の安全・安心
地域の課題は地域で解決する時代を迎え、自治体には、自ら条例を制定し、課
題解決に取り組んでいくことが求められています。
そのような事例の一つに「落書き」への対策が挙げられます。
道路のガードレールやシャッター、公衆トイレの壁など、みなさんの身近なとこ
ろにも思い浮かぶ落書きがあるのではないでしょうか。
落書きは、景観を損ない、原状回復に多額の費用と労力がかかるだけにとどま
らず、それが呼び水となって、地域の防犯を脅かす可能性も指摘されています。
落書きが地域にとって大きな問題へと発展する前に、良好な住環境や地域の安
全・安心を確保するための政策を検討し、それを実現するための条例づくりに
参加してみませんか。
向上能力
政策形成 課題発見 情報収集・活用 課題解決
●政策課題研究とは…
自治体が直面している重要な政策課題をテーマに設定し、約4か
月間・全8回かけて、様々な団体から集まった研修生が、グルー
プでの討議や研究等を行い、作り上げた政策案を提言します。
●日程(全8回)
9月2日、9月27日、10月12日、10月24日、11月4日、
11月18日、12月1日、12月21日
研修生の感想
政策には、場当たり的な対応ではなく、社会
の状況分析等を踏まえ根本的なところから
考えて、発想していくことが重要であると認
識できた。
●立法法務とは…
自治体をめぐる政策課題への理解を深め、政策形成能力を高める
とともに、政策の条例化を中心とした法務能力の向上を図ること
も目的としています。各団体から集まった研修生が協力して一つ
の政策をまとめ、それを条例に作り上げます。
●日程(全8回)
8月9日、8月23日、9月5日、
9月21日、10月3日、10月21日、
11月4日、12月9日
研修生の感想
条例制定に必要な例規の基本知識から、政
策や制定趣旨をまとめるために必要な調査
方法などを、具体的に身に付けることがで
きた。
企画・政策立案 政策法務
報告書を
作成しています
「政策課題研究」と「立法法務」では、毎年度、調査研究成果をまとめた研修報告書を作成しています。
平成 27 年度のテーマは、政策課題研究は「若者が参加する政治とまちづくり」、立法法務は「ごみ屋敷へ
の対策」でした。研修所のホームページに掲載していますので、ぜひご覧ください。
http://www.tskweb.jp ホーム ▶ 研修所概要 ▶ 刊行物 ▶ 研修報告書
政策プレゼンテーション[旧:現任研修(3部)]
「2020 年東京オリンピック・パラリンピックを契機とした地域活性化」
日 程:①8月17日∼ 19日、②11月15日∼ 17日、 3日間
③1月31日∼2月2日、④2月20日∼ 22日
政策形成[旧:係長現任研修]
「女性の活躍推進」
日 程: ①8月3日∼5日、②10月17日∼ 19日、
③10月31日∼ 11月2日、④1月25日∼ 27日
3日間
対 象:在職3年以上(主事・主任)で、政策形成に必要な提案力を身につ
けたい職員
向上能力: 問題解決 政策形成 課題発見 課題解決
対 象:係長職1年以上で、政策の企画立案能力、評価能力等を 身につけたい職員
向上能力: 問題解決 政策形成 課題発見 課題解決 企画・政策立案
企画・政策立案 プレゼンテーション
▼これまでの「係長現任研修」から研修名を変更しました。
▼これまでの「現任研修(3部)」から研修名を変更し、対象を広げて、在職3年
以上からでも受講できるようにしました。
▼テーマに対して、講義やグループでの討議を通じて解決策を立案し、プレゼン
テーションによって提案を行います。
▼テーマに対して、事前調査の上、有識者や研修所講師による講義とグルー
プ討議を通じて、政策形成のプロセスを体験しながら、解決のための政策
を作り上げます。
5
平成 28 年 4 月 28 日 発行
こんな研修やりました♪
研修レポート
アサーティブコミュニケーション
(管理・監督者向け)
▼
平成 27 年 7 月 28 日
研修生
の感想
相手の立場に配慮しつつも、言いたいことを伝え
る技術をアサーティブコミュニケーションと言い
ます。対外折衝や良好な職場環境の醸成のため
に必要なスキルです。この研修は、主事・主任を
主な対象として平成 24 年度から実施しています
が、管理・監督者向けの内容も受講したいという
声が多くありましたので、平成 27 年度は、管理・
監督者向けにコースを新設し、実施しました。
ある程度の基礎となることを普段からやってはい
たが、その先をという時点での対応が学びたくて
参加した。内容については、興味深く、自分では
やっているつもりが相手には伝わっていないとか、
自分では決してこういう態度は思いつかないとい
うことが学べて大変参考になった。
研修所からご案内
空き家対策を考える
平成 28 年 3 月 3 日
研修生
の感想
平成 27 年 10 月 27 日∼28 日
目的
内容
研修生
の感想
職員が多様な人的ネットワークを築くこと、自主的
に学ぶことの重要性についての認識を深め、またそ
のための自主研究グループ等の「場づくり」のスキ
ルの向上を図ることを目的として、場づくりに必要
な立ち上げステップや継続させるコツなどを学びま
した。また、自主研究グループの発起人(小平市・
立川市職員)を講師に迎え、立ち上げに至った経緯
や活動内容を紹介いただきました。
近隣団体で、しかも同
世代でこんなことを実
現していることが、
「す
ごい!」と思 った。良
い意味での「危機感」
が生まれました。
後日、各所属団体に戻った研修生から次のような声をいただいています!
● 研修内で企画したランチケーションを実践し、参加者から
平成 28 年度も引続き実施します。
日程:平成 28 年 7月15日(金)
目的
内容
場づくりクラス
平成 27 年2月に「空家等対策の推進に関する
特別措置法」が施行されるなど、各地でその取
り組みが始まっている空き家対策について、業務
で携わる職員向けに研修を実施しました。
都市計画やまちづくりの観点から見た空き家に
ついて、空き家対策の実務における課題や論点
について、講義とグループでの討議を交えながら
学びました。
実際の条例を利用して、良い点や悪い点を
検討することで、法の解釈や注意点などを学
ぶことができ、今後の業務の参考となった。
非常に良い評価をいただきました。
● 研修に参加したことで、勇気を持つことができ、自主研究
グループに参加するようになりました。
● 研修生間で非公式に作成したSNSのグループで、定期的
に場づくりに関する情報交換を行うようになり、場づくり
や自学への意欲が高まりました。
交渉力入門
平成 27 年 8 月 20 日
▼
目的
内容
このコーナーでは、昨年度実施した数多くの研修の中から、
好評を得た4つの研修をピックアップして、ご報告します。
▼
平成 27 年度
▼
6
目的
内容
●
まちづくりの視点から都
市の拡大や縮小を理解す
ることで、空き家の発生
メカニズムも理解できた。
●
研修生
の感想
市民や民間団体、部署同士の良好な関係性を構築
する交渉の基本的な手法を学び、連携につなげる
テクニックを身に付けるための研修です。交渉の事
前準備の仕方や実際の交渉方法などを、ロールプ
レイも取り入れて学びました。
今まで我流で交渉を行ってきたが、今回、この研修
で教わることができ、手段として明確に意識するこ
とが出来るようになった。
研修所からご案内
平成 28 年度も引続き実施します。
日程:平成 28 年6月13日(月)
■その他の実施研修については、研修所ホームページ(http://www.tskweb.jp/)をご覧ください。研修生からいただいた
評価や感想などを掲載しています。
■研修所では、今後も、自治体が直面する喫緊の実務課題をテーマにした研修や、職員の能力向上に資する研修などを検討、
実施していきます。ご期待ください。
Vol.110
あなたも講師として
登壇してみませんか? 内 部 講 師 制
度 のご 紹 介
研修所では、市町村の係長職以上の現役職員の方にご協力いただき、研修所の講師として、主に職層別研修(問題解決
や中堅職員の役割など)に登壇していただく「内部講師制度」を採り入れています。次世代を担う後輩職員の育成を、現
役職員が自治体の枠を超えて行うというもので、年に2回、内部講師に向けた講師研究会も実施しています。
講師研究会レポート
report
平成 27 年6月に実施した第1回の講師研究会では、登壇いただく研修の内容(「問題解決
の手法・政策提言」、
「中堅職員の役割」、
「政策プレゼンテーション」、
「仕事と人のマネジメ
ント(JST)」)について、研修所講師による詳細な説明、解説や意見交換を行いました。
平成 28 年2月に実施した第2回では、第1回同様の研究会に加え、
「雰囲気の作り方向上」
をテーマに、研修効果を高めるための雰囲気づくりについて、研修会を行いました。登壇の
前に不安に思っていることや準備の際に気を付けていること、実際の失敗例や成功例などの
情報を交換しあい、非常に盛り上がったグループワークになりました。
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講師インタビュ
講師になったきっかけは?やりがいは?
講師になったきっかけ:職員課の係長から頼まれたから。頼まれた時
講師になったきっかけ:職員課長から頼まれたため。以前、パソコンの
点では、どういうことをやるのかわかっていませんでした。
(笑)
講師をするための研修を受けたことがあり、内部講師もやってみたいと
やりがい:自分の勉強になる!講師をすることが自分
思っていました。
の成長のきっかけとなりました。講師を経験してみて、
やりがい:なにより楽しい!!準備を含め、勉強、自己啓
自分が研修を受ける時の意識も変わりました。一番
発になるし、若い研修生からは、最近の流行や考え
大きいのは、研修所で学んだ講師スキルが、自分の職
方・意識を知ることができます。感想用紙では研修
場での研修にも使えることです。
生の率直な生の意見をもらうことができる。
講師研究会では、他団体の講師と交流する
ことができるのも他ではできない経験です。
小杉浩文講師
堤直規講師
八王子市資源循環部
ごみ減量対策課課長補佐兼主査
小金井市企画財政部行政経営担当課長
内部講師のクラスで研修を受講した研修生の感想
●研修所で講師になるための研修を受けて講師になったと伺いました。後輩にご自身の経験等を伝え活かしたい思いから取り組まれたのであろうと推察され、自
分も後輩のためにできることをしたいと思わされました。
(中堅職員の役割)
●講師の方がおだやかで傾聴の姿勢がすばらしいと思いました。今回の研修を通じて学んだことを活かして傾聴の姿勢を身に付けたいです。
(中堅職員の役割)
●講師の説明、アドバイスは、仕事上の経験を踏まえたものでしたので、分かりやすかったです。
(政策プレゼンテーション)
●講師の方の具体例や説明・助言が大変参考になった。
(政策プレゼンテーション)
研修所では、後輩職員の育成のため、お力添えをいただける職員の方を求めています。
普段の業務では味わえない達成感を感じてみませんか?ご興味をお持ちの方は、所属の研修担当者へお問い合わせください。
登壇の
流れ
講師養成研修
(基礎科)
講師養成研修
(科目別)
実際の研修を
聴講
登壇
平成 28 年度の
講師養成研修のご案内
◆講師養成基礎科
【第1回】5月12日∼ 13日
● 講師としてのインストラクションの基礎を学ぶ研修があります。
安心して登壇できる
サポートがあります!
【第2回】5月25日∼ 26日
【第3回】7月11日∼ 12日
● 登壇する科目について、教え方を学ぶ研修があります。
【第4回】1月23日∼ 24日
● 登壇マニュアルが整備されています。
◆科目別:中堅職員の役割
● 登壇前には実際の研修を聴講できるので、流れを確認できます。
● 研修所講師や他の内部講師との意見交換・質問の機会もあります。
● 登壇前後は、講師研究会でフォローします。
7月20日∼ 22日
◆科目別:政策プレゼンテーション
7月27日∼ 29日
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平成 28 年 4 月 28 日 発行
退任講師より皆様へ
なかむら 特別講師
まさみ
中村 正美
本年3月で特別講師を退任しました。
将来の自治体を背負っていく皆様と勉強できた時間を持てたことに感謝しています。
研修では、いろいろなことを講義してきましたが、自ら考え、学んでいく姿勢がなりより
大切であると考えます。
さらに、仕事以外でも地域に貢献できる職員になってもらいたいと考えています。
新任講師から皆様へ
とうま たけひと
特別講師
當 間 丈 仁(前東村山市総務部長)
皆さん、こんにちは。3月に東村山市を卒業し、4月から特別講師になりました。
今、市町村を取り巻く社会経済情勢は、少子高齢化やグローバル化など大きく変化
し、住民の行政に対するニーズも高度化・多様化しています。地方自治体の施策もそ
れらの変化に速やかに対応していく必要があります。
このような状況の中、研修生のみなさんが自ら知識や技術を習得するために少しで
もお役に立てればと思っています。
研修所でお待ちしています。
いらした際は
ぜひお声掛けください。
新任職員紹介
4 月 か ら、研 修 所 に
配属になった職員を
紹介します。
左下から反時計回りに
東京市町村総合事務組合
東大和市より派遣
▲
研修第二係
東京市町村総合事務組合
▲
研修第一係
松村麻奈美(まつむら まなみ)
矢野 麻美(やの まみ)
吉田圭一郎(よしだ けいいちろう)
萩 真理子(はぎ まりこ)
▲
研修第一係
▲
研修第二係長
小金井市より派遣
派遣元に帰ります
4月から派遣元の各団体に戻ります。長い間お世話になりました。
研修第一係
研修第二係
研修第二係
牛山亮太(立川市)
平山麻衣(西東京市)
影澤伸宏(稲城市)
自分自身のことも含め、
「人
材育成」について考える大
変貴重な3年間でした。あ
りがとうございました!
3年間、たくさんの方と接す
る貴重な機会をいただき、あ
りがとうございました。大変
お世話になりました。
「学 び」と「出 会 い」の 大 切
さを実感できた3年間を財
産に、これからも歩み続けま
す。ありがとうございました。
●研修第一係長 渡辺哲也 4月から東京市町村総合事務組合総務課庶務係長に異動となりました。
●研修第二係長 高木一博 4月から研修第一係長に異動となりました。
研修情報誌
こだま
110
Vol.
編集・発行
東京都市町村職員研修所 〒183-0052 東京都府中市新町 2-77-1 東京自治会館内
電話 042-384-6444 Fax042-384-7042 URL http://www.tskweb.jp
( 発 行 平成 28 年 4月28日)