《別紙1》 シ ス テ ム 機 能 要 求 一 覧 No 機 能 項 目 ●基本・共通システム ①システム開発のコンセプトなど 1 地方公営企業法や会計規定の準拠に基づいたシステムである。 2 問合せやシステムメンテナンスに迅速に対応できること。 3 システムの根幹に関する事項についてはパラメータ等の設定により動作を制御することができること。 4 EUCの概念を有しており、クライアントからの操作によりExcel等の表計算ソフトへデータを抽出し加工することができるこ と。 5 パッケージ標準機能にて公営企業会計システムを稼動することができること。 6 業務量や業務範囲に応じてシステム変更することなく、クライアントの追加ができること。 7 全業務がWeb対応(IEにて動作可能)のシステムである。 ②複数事業会計の同時稼動 1 同一のシステムで複数の事業会計の運用が可能で、予算管理や各種伝票及び決算帳票の作成ができること。 事業会計の切替は、処理メニューを終了することなく予算入力時、伝票入力時および帳票作成時に行なうことができるこ と。 ③同一会計内複数事業の同時稼動 2 1 同一会計内で複数事業の運用が可能で、予算管理や各種伝票及び決算帳票の作成ができること。 ④科目の管理 1 予算科目、勘定科目は細節まで管理できること。 2 当該年度で使用しない科目については削除することなく、検索画面からは除外される。 3 予算科目、勘定科目を変更しても運用上支障がなく、変更を行っても前年度比較ができること。 ⑤セキュリティ 1 職員(使用者)毎にID、PW設定が可能で使用可能な処理(メニュー)の制限ができること。 2 現在使用している使用者の所属や氏名等が常に画面内に表示されている。 3 担当職員ごとで、いつ・誰の・どのような情報を・どうした、というアクセスログを収集できること。 4 職員の異動に容易に対応できること。 ⑥操作性 1 操作メニューはツリー構造で構成され、全体が把握できること。 2 操作方法などがヘルプファイル等によってマニュアル化されており、随時参照できること。 3 大部分の操作がキーボードのみで可能となっている。(マウスの持ち替えが不要である) 4 Enterキーを押下することで次に入力する項目にカーソル移動ができること。 5 使用可能な文字コードがUNICODEに対応している。 ⑦過年度データの扱い 1 過年度データの保存はディスク容量が許す限り半永久的(最低10年間)である。 2 過年度データは随時参照できること。 No 機 能 項 目 ⑧帳票類の処理方法 1 帳票類は全てもしくは大部分がイメージデータ(PDF等)として保存でき、システムを起動しなくともそれらの保存ファイル を参照できること。また、保存するための特別なソフト(PDFWriter等)はクライアント側に必要としない。 2 帳票類は全てプレビュー機能を有しており、必要なページのみ印刷できること。 ⑨その他 1 Windows7、IE8.0に対応したシステムである。 2 画面の配色等がパターン化されており選択ができること。 3 システムを起動した際に連絡事項などが表示できること。 4 消費税率の変更や自動計算後の端数変更が簡単に行える。 ●会計システム ①設定等の機能 1 使用頻度の高い摘要(備考)についてはマスタ化できること。 2 消費税率は複数の設定が可能で日付によって自動判別できること。 3 決裁者の名称設定が伝票ごとに可能で職員によって変更ができること。 4 専決規定は伝票の種類、期間、科目、金額などで設定できること。 5 日付入力を補助するためのカレンダー機能を有しており、祝祭日、その他の休業日や支払日の設定ができること。 6 年度内であれば日付の遡り入力ができること。 7 収入/支出の現預金科目の設定ができること。 8 仮受/仮払/未収/未払/特定収入仮払の消費税科目の設定ができること。 9 前受/預り金/前払/未収/未払金の科目設定ができること。 10 消費税還付金科目や剰余金対象科目など特殊な科目の設定ができること。 ②予算編成基本処理 1 要求額および査定額の管理ができること。 2 査定回数の制限がない。(最低5次査定までの査定が可能) 3 前回の査定額が表示される。 4 予算入力により自動的に予定損益計算書、予定貸借対照表、資金計画の作成ができること。 5 予算書はExcelブック(.xls)で作成され、編集や加工ができること。 6 補正予算については、補正回数に制限なく処理できること。 ③予算要求の算出基礎 1 予算要求額の説明として積算基礎を入力し、予算要求書に出力ができること。 2 積算基礎は前年度の内容を複写し、必要部分のみ修正することにより本年度のデータとして登録できること。 3 積算式を使用しない要求額の入力もできること。 4 積算基礎には文言(文章)のみの入力もできること。 5 予算要求額に対応した財源内訳を入力するこができること。 ④決算見込処理 No 機 能 項 目 1 決算見込一覧表がEXCEL出力でき、仮決算書、決算見込額を入力後、EXCEL取込みにより決算見込額に反映でき ること。 2 決算見込額入力により自動的に、決算見込に基づく決算書、損益計算書、予定貸借対照表が作成できること。 ⑤予算編成その他(消費税計算、予算書作成)処理 消費税は会計システムと同様の仕様であり、消費税計算を行う事で予算に計上する消費税の納付(又は還付)額が算出 1 できること。 2 以下の予算書類(諸表)が作成できること。 ・予算実施計画 ・予算実施計画比較表(目・節) ・資金計画 ・予定合計残高試算表 ・給与費明細書 ・目別性質別集計表 ・予定貸借対照表 ・消費税集計表 ・予定損益計算書 ・消費税納税額算出表 ・予算説明書 ・水道事業費用 目別集計表 ・性質別比較表 ・性質別集計比較表明細表 ・人件費内訳表 ⑥予算管理 1 支出予算の差引レベルは科目別に節もしくは細節の選択ができること。 2 収入予算の場合は、予算残高をオーバーしても予算執行ができること。 3 当初予算と繰越予算を区別して予算管理することもできること。 4 予算流用、予備費の充当ができ、科目間の流用ができること。 ⑦伝票作成時の共通機能 1 期中税抜起票方式と税込起票方式に対応できること。 2 伝票登録画面内で伝票の修正、取消、再発行機能を有している。 3 起票日などの日付はカレンダーからの入力ができること。 4 カレンダーは休日の判定ができること。 5 カレンダーには定例支払日など、簡単なコメントを表示できること。 6 予算科目の入力により対応する勘定科目が自動表示され手入力により修正することもできること。 7 予算科目の入力により消費税区分が自動表示され、変更もできること。 8 各伝票の現預金科目は自動表示され手入力により修正することもできること。 9 伝票入力時に、消費税区分を自動表示し、課税・不課税・非課税など混在入力ができること。また、消費税額の自動計 算を行い、請求書の消費税額に合わせて変更できること。 10 消費税率の変更が容易にできること。 No 機 能 項 目 11 消費税額を手入力で行った場合、自動計算と誤差が生じる場合は注意メッセージが表示される。 12 専決規定は金額等で自動判定が可能で伝票に反映でき、上位決裁者のみへの変更ができること。 13 新旧年度、あるいは期中で異なる専決規定に対応でき、伝票上の表記も日付により自動判別ができること。 14 月次締め処理後は収入済や支払済の伝票は解除操作を行わない限り、修正、取消はできない。 15 伝票の修正、取消を行った場合はその履歴がデータとして保持され、参照することができること。 ⑧検索機能 1 過去に作成した伝票を参照して新規伝票が作成できること。 2 伝票入力の補助機能があること。(簡易入力コードを入力・選択することにより、作業効率を向上させることができること) 3 伝票検索の際は起票日、金額、債権者、科目名、摘要など多様な項目で検索ができること。 4 科目、債権債務者、摘要については専用の検索画面を有している。 5 科目検索では当該年度では使用できない科目の判別ができること。 ⑨照会機能 1 抽出条件により検索された伝票をもとに関連する伝票情報が全て表示できること。 2 前受、前払に対する精算情報の照会ができること。 ⑩収入の機能 1 水道料金以外の収入(加入分担金、分水料、設計審査手数料など)の納入通知書が発行できること。 2 納入通知書には電子公印が表記される。 3 納入通知書に記載される名称は科目マスタの名称とは別に任意で設定できること。 4 複数の予算科目の納入通知書を1枚にて作成できること。 5 納入通知書内の領収欄に表記される名称の変更ができること。 6 発行した納入通知書より収入伝票の一括作成ができること。 7 発行した納入通知書に対する入金・未収金管理ができること。 8 戻入伝票で支払伝票(兼用伝票を含む)を参照することにより戻入処理ができること。 9 収入伝票では債務者情報の手入力ができること。 10 未収金の収納状況が確認できること。 11 入金日に対して、振込額と集金額の把握ができること。 ⑪支出負担行為及び支払の機能 支出負担行為伝票の作成後、未だ支払伝票が作成されていない支出負担伝票の一覧表を作成できること。(支出負担 1 行為残額一覧表) 2 毎月決まって発生する支払については、年度当初に一括で支出負担行為伝票を起票しておき、毎月その支出負担行 為伝票を引用して支払伝票が起票でき、伝票上と画面上に未支出残額(支出負担行為残額)が自動表記される。 3 支払予定日に次回支払日が自動表示される。 例)口座振替の場合は、起票日に4営業日を加算した日付を超える支払日が自動表示される。 4 戻出伝票(還付)により戻出処理(還付)ができること。 5 支出負担行為及び兼用伝票作成時は債権者情報(口座情報を含む)の手入力ができること。 6 支出負担行為・支出負担行為兼支払伝票は複数債権者の入力ができること。 No 機 能 項 目 7 支払確定(承認)処理で支払が確定できること。 8 未払金の支払状況が確認できること。 9 未払金の振替処理に対して複数の支払による消し込みができること。 10 支払処理では依頼書またはFDによる振込依頼ができ、振込合計表、振込明細書が作成できること。 11 現金支出用書類(支払一覧表)が作成できること。 概算払い、資金前渡の支払伝票が作成でき、その伝票に対する精算処理によって精算伝票、精算状況確認表が出力 できること。 ⑫振替伝票 12 1 未収金や未払金に計上する処理は振替伝票にて処理できること。 2 振替伝票で収入や支出の科目更正処理ができること。 3 振替伝票は発生要因となる伝票を参照し関連付けすることができ、また単独で処理することもできること。 4 材料出庫分情報を貯蔵品システムより連動し、材料出庫の振替伝票の自動作成ができること。 5 減価償却費情報を固定資産システムより連動し、減価償却費・除却費の振替伝票の自動作成ができること。 ⑬債権者管理 債権債務者検索では業種やふりがな、名称の一部で検索(前方一致、部分一致等の選択)でき、詳細情報の照会もで 1 きること。 2 債権債務者では使用できない期間や理由等の設定ができること。(指名停止・会社倒産・閉店など) 3 任意の債権者に対する支払情報の照会ができ、一覧表として出力もできること。 4 債権者に対する支払残額の確認ができること。 5 市町村コードからの検索が可能で、住所・郵便番号の自動表示ができること。 6 統廃合対象の金融機関及び支店を選択することで、該当の使用者を抽出し、更新用データを作成し変更できること。 7 債権者は、固定資産・企業債と連携していること。 8 債権債務者情報で、登録する口座は、一つの債権者で複数を登録できること。 ⑭会計日次(日計)処理 1 日計表、出納簿、現預金残高一覧表の作成ができること。 2 収入支出日計表の出力ができること。 ⑮月次処理 1 月次で作成する各種帳票は、帳票を作成するための締め処理を行うことなくリアルタイムで作表できること。 (但し、仮での締め処理は可能とする) 2 科目別、消費税区分ごとの執行額及び消費税額の集計表が標準で出力できること。 3 年度末(3月)の繰越時には、翌年度の仮残高として繰越を行い、決算期間中でも翌年度の伝票が並行して入出力でき ること。 4 月次帳票類は遡って出力ができること。 5 下記の資料はExcelブック(.xls)で作成され、編集や加工が可能で、データにて提供することができること。 ・合計残高試算表(残高が0円の表記ができること) ・資金予算表 ・月次損益計算書 6 上記以外で作成可能な帳表 No 機 能 項 目 ・予算執行状況表・予算執行状況明細表 ・資金前途(概算払)精算表 ・収益的/資本的収支明細書 ・内訳簿 ・消費税収支明細表 ・現預金残高表(銀行別/科目別) ・目別性質別集計表 ・総勘定元帳 ・消費税集計表/内訳表 ・予算執行整理簿款項目別集計表 ・例月出納検査結果報告書 ・現金出納説明書 ・収入状況表 ⑯決算処理 1 未払/未収金に関する決算帳表が作成できること。(相手先別未払金/未収金一覧表) 2 剰余金、欠損金に関する名称は任意で設定できること。 3 予算書はExcelブック(.xls)で作成され、編集や加工ができること。 4 消費税に関する以下の処理及び決算帳表が作成できること。 ・消費税及び地方消費税 納税計算 ・特定収入仮払消費税及び地方消費税の計算書 ・課税売上割合計算書 ・期末消費税及び地方消費税一括振替処理 ・特定収入割合の計算書 5 以下の決算書類(諸表)が作成できること。 ・決算報告書 ・事業収入・事業費用に関する事項 ・損益計算書 ・収益費用明細書 ・貸借対照表 ・補填財源明細書 ・剰余金計算書・処分計算書 ・比較損益計算書 ・欠損金計算書・欠損金処理計算書 ・比較貸借対照表 6 精算表が作成できること。 7 決算帳票は期中でも作成できること。 8 消費税の申告方式は、一般的な計算方法と一括比例配分方式が選択できること。 9 消費税の確定申告の為に消費税計算を行い、その結果を消費税算出表として作成できること。 10 消費税申告を目的とした資料の作成ができること。 No 機 能 項 目 11 消費税の振替経理は個別伝票毎に行う期中税抜き処理と期中税込み処理に対応している。 ⑰決算統計 1 会計基本システムより決算額を取り込み千円単位に端数調整後、決算統計資料の作成ができること。 2 総務省決算統計システムへの連携処理ができること。 3 以下の決算統計書類が作成できること。 ・01表 施設及び業務概況に関する調 ・20表 損益計算書 ・21表 費用構成表 ・22表 貸借対照表 ・23表 資本的収支に関する調 ・24表 企業債に関する調 ・25表 職種別給与に関する調 ・30表 施設及び業務概況に関する調(付表) ・40表 繰入金に関する調 ・45表 企業債年度別償還状況調 ●固定資産管理システム ①固定資産の種類 1 建物や構築物等の償却資産、土地などの非償却資産の何れも処理ができ、無形固定資産も対応可能であること。 ②計算方法等 1 地方公営企業法施行規則では、固定資産の減価償却方法は、資産の種類毎に「定額法」または「定率法」により行うが (則7条)、この2つの方法によって処理できること。 2 減価償却は取得年度の翌年度から償却する場合と取得月の翌月から償却する場合とが選択できること。 3 「量水器」については取替法が選択できること。 ③補助金等の取扱 地方公営企業法施行規則では、補助金等をもって取得した有形固定資産については、取得に要した価額から補助金 等の価額を控除した金額を帳簿原価または帳簿価額とみなして減価償却を行うことができること(則8条4項)と規定して 1 おり、システム上においても、償却資産についてその資産をいかなる財源によって取得したかの情報を持ち対処できる こと。 2 補助金、負担金等の内訳管理ができること。 ④各種作成帳票 1 以下の帳票類の作成ができること。 ・台帳 ・増減内訳表 ・一覧表(施設・科目別) ・明細書(施設・科目別) ・集計表(施設・水源地・原価部門別) ・原価部門別集計表 ・財源区分別集計表 ・予定集計表 No 機 能 項 目 ・受贈財産一覧表 ・償却終了一覧表 ・管種・口径一覧表 ・配水管集計表 ・施設別明細表 ・年度別一覧表 2 以下の厚生労働省のアセットマネジメント(資産管理)に関する帳票類の作成ができること。 ・様式1(年度別建設改良費の実績及び計画) ・様式2-1(構造物及び設備の取得年度、帳簿原価等) ・様式3(施設及び設備の更新・改良・耐震化の実績及び計画) ・様式4(有形固定資産の年齢別資産額) ⑤抽出・集計機能 1 施設を管理することができ、任意の財源により固定資産データの抽出及び集計をおこなうことができること。 2 水源地を管理することができ、任意の水源地により固定資産データの抽出及び集計をおこなうことができること。 3 原価部門を管理することができ、任意の原価部門により固定資産データの抽出及び集計をおこなうことができること。 4 財源を管理することができ、任意の財源により固定資産データの抽出及び集計をおこなうことができること。 5 管種を管理することができ、任意の管種により固定資産データの抽出及び集計をおこなうことができること。 ⑥会計処理との連動 1 償却、除却処理を会計システムの決算整理仕訳として振替伝票を作成できること。 ⑦シミュレーション 1 固定資産の見込データの登録や、実データの見込追加や見込除却によるシミュレーション処理ができること。 2 シミュレーション処理を行った内容を含めた、各帳票が作成できること。 ●企業債管理システム ①機能・処理方法など 1 償還額は借入毎に、年賦/半年賦、元金均等/元利金等の償還方法が選択でき、交付税処理も対応可能であること。 2 利息は「融資の手引き」の利息の計算方法に従って計算するが、金融機関から提示された償還予定表と金額が異なる 場合に修正ができること。 3 借入のシュミレーションが可能であり、仮登録ができること。また仮登録を含めた償還予定表の作成ができること。 4 繰上償還の処理ができること。 ②帳票類 1 以下の帳票類の作成ができること。 ・企業債管台帳 ・企業債番号一覧表 ・事業別未償還額調 ・事業別現在高調 ・償還年月日順一覧表(明細) No 機 能 項 目 ・償還年月日順一覧表(合計) ・企業債明細書 ・借入先別明細書 ・借入先別利率別企業債現在高状況表 ・借入先別利率別現在高調 ・年度別償還状況表 ・年度別償還状況表 ・借入先別未償還額調
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