59号 - 世界平和統一家庭連合 公式ホームページ

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2015 年 7 月 30 日号
第 59 号
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制作 / 世界基督教統一神霊協会・広報局 700 人以上の食口が集い献堂式、挙行
日本の食口よ 強く雄々しくあれ!
金沢教会が日本全体に
神霊と真理を拡散させる台風に!
各地に大雨をもたらした台風の影響が心配され
る中、前日までの食口の精誠を天が受け取って下
さったかのように晴れ渡った 7 月 20 日、金沢教
会の献堂式が盛大に行われました。
1967 年、金沢を初めて訪ねて下さった真のお
父様が、
「復帰之願 心情世界」
「幸福之元 天父愛情」
という 2 つの揮毫を記して下さったのは 48 年前
の 7 月 20 日から 21 日にかけての出来事でした。
24 年間教会を探し続け、今回献堂する物件が
(旧)金沢教会のそばで見つかったのは約 1 年前
のこと、大変な競争の中で奇跡的に天の所有とな
りました。献堂に当たり、周りの住民の皆様に挨
拶をしながら、
「とても良い方々が来てくれた」「建
物が頑丈なので、災害時の避難所として使わせて
ほしい」という賛同的な声を聴くことができまし
た。背景には、1 年以上にわたり、最高 158 人が
集まった聖地祈祷や訓読、多くの食口たちの献堂
への同参など、積み重ねてきた精誠が周辺住民の
心に届いたからでしょうか。
ソンヨンチョン
始発の新幹線で駆けつけて下さった宋龍天・全
国祝福家庭総連合会総会長、徳野英治・日本統一
教会会長ご夫妻を迎えての「金沢教会献堂式」の
式典が午前 9 時半、金沢教会玄関前での宋龍天総
会長の祝祷をもって始まりました。地域の代表と
して複数の県会議員、市会議員も加わってのテー
プカット、ラスベガスのピースパレスの勝利圏を
つなぐオリーブの木の記念植樹、金沢教会看板の
除幕式、記念撮影、聖別式という流れで第一部の
行事が終了。正面玄関前には、誰でも利用し、親
睦できるヨーロッパ風のテラスも作られ、地域に
解放された雰囲気を感じさせます。
今回の献堂式には、礼拝堂に 350 人、小聖殿
に 150 人、講義室などモニターを通しての参加
者を合わせて、総勢 700 人以上が参席しました。
礼拝堂に入ると金色の厳かな光に包まれた至聖所
が来訪者を驚かせます。4 つのシャンデリアが聖
殿をきらびやかにし、さらに美しく聖なるものと
しています。
記念礼拝が始まる前、来賓の県会議員は「2015
年は新幹線も通り、金沢が一新された時を同じく
して、金沢教会が献堂されることは、とても運命
的な縁を感じる」と語られました。(3 面に続く)
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2015 年 7 月 30 日号
第 59 号
①
②
③
④
4
⑤
⑨
⑦
⑥
①宋龍天・全国祝福家庭総連合会総会長 ②徳野英治・日本統一教会会長 ③李成萬・
企画本部長 ④李炯燮・第 7 地区地区長 ⑤中島弘一・金沢教会長 ⑥オリーブの木
の記念植樹 ⑦壮年のコーラス隊「石川ミリオンファーザーズ」 ⑧献堂式で行われ
た記念礼拝 ⑨エンターテイメントの出演者たち ⑩献堂に対する特別功労者の表彰
⑪説教に聞き入る教会員
⑧
礼拝と祝福式が行われる聖殿にて、2 部の記念礼拝が報恩太
鼓の響きと共に始まりました。聖歌「栄光の賜物」の賛美、敬
ひがし
拝、家庭盟誓唱和、東洋子・金沢婦人代表の代表報告、来賓紹介、
祝電披露と続き、献堂までの感動的な証しを含めた経過報告が
こういち
中島弘一・金沢教会長によって伝えられました。
イヒョンソプ
今回の献堂に対する特別功労者の表彰式、李炯燮・第 7 地
区地区長の挨拶に続いて、この 7 地区金沢で誕生された徳野
英治会長の祝辞がありました。
「24 年も新しい教会を探しながら見つからなかったものが、
本気で中心者と一つになって決意をしたら、1 年以内にこのよ
うな立派な教会を献堂できました。献堂で満足せずに、皆さん
の決意で、食口の 2 倍化、3 倍化、神氏族メシヤの勝利と共
に 5 つの希望プロジェクトを実現する模範的な教区、地区に
なってほしい。これが天の切実な願いです」と激励。
聖歌賛美で霊的に場をさらに整えながら、宋龍天総会長の記
念の説教が始まりました。
「今日は、本当にうれしく、踊りたい気持ちです。新しい光
輝く聖殿には、多くの先祖の皆様も来られ、真のお父様もお母
様も微笑みをもって見つめて下さっています」と語られ、お母
様の前に 12 回続けて歌われたこともある「無条件」という韓
国の歌を高らかに歌われました。
「この石川・金沢は、全国で今最も注目されている所です。
真のお母様が願われる希望あるビジョンと一つになって、吉田
松陰やパウロのように人を育て、7 大運営指標を全うする教会、
がさんじょうせき
家庭づくりを成していきましょう。ここ石川には峨山韶碩禅師
という僧侶が、弟子 5 人を育て、さらにその 5 人が 5 人ずつ
25 人を育て、彼らが全国で 1 万 8 千という全国一の曹洞宗を
広めていったと聞いています。それに負けないように伝道を頑
張りましょう。それがお母様の願いでもあります」
「お父様の聖和 3 周年が近づいています。父母が世を去れば、
韓国には生前の親不孝を悔いて、3 年間侍墓生活を送るという
伝統があります。93 日路程は、真のお父様の 93 年の生涯に
対して、子女として最高の精誠を尽くすという期間です」
「今、真のお父様が願われることは、真のお母様によく侍る
⑩
ことです。そのお母様の願いは、実体天一国の創建にあります。
それがお父様の願いでもあるからです。献堂式の後、真のお父
様の聖和 3 周年まで 40 日が残ります。お母様は、最近、日本
の食口に対して、『強く雄々しくあれ、そのような日本の食口
となれ』と激励されました。天がヨシュアに下さった言葉をそ
のごとく下さいました。驚くべき役事を与えたいという真の父
母様の意志がそこには感じられます」と強調されました。
「真のお父様の聖和から 3 年間、私たちは母の国使命を果た
すための努力をしてきました。未来の準備とともに、蕩減時代、
荒野時代ではない天一国時代にふさわしい幸せな家庭、健全な
教会、愛と尊敬と信頼を受ける統一運動としていきましょう」
「中断なき前進をして、生涯最大の精誠を捧げ、永遠に記憶され、
後孫に証しを立てる私たちとなって、金沢教会を中心として、
日本全体に神霊と真理を拡散させる台風になってほしい」と語
られ、祝祷をもって記念礼拝を締めくくってくださいました。
その後、参加者お楽しみ抽選会が行われ、三國進一郎・教区
壮年部長の億万歳をもって第 2 部は終了しました。
⑪
急いで第 3 部の午餐会及びエンターテイメントの舞台へと
会場を模様替え。金沢教会献堂式という横断幕が、「チャンプ
モニム カムサハムニダ」へと変わりました。それは、聖和 3
周年に向けて、真の父母様への感謝を捧げる意味を込めたもの
でした。
食事と懇談の後、エンターテイメントが始まりました。未来
を代表する成和青年部「レインボー石川」のダンスと成和学生
「ドリーム石川」たちの空手の演武。続いて金沢教会聖歌隊「ポー
ラスター金沢」の歌声が会場に響き、韓国婦人の歌声、さらに
婦人たちの力強い「ヨサコイソーラン踊り」で、会場は最高潮
に盛り上がりました。
李炯燮地区長が壮年部の活性化を願われ結成された壮年の
コーラス隊「石川ミリオンファーザーズ」が、
「サライ」を熱唱し、
7 つの出し物のフィナーレを飾りました。最後、総会長、会長
ご夫妻を中心として、出演者全員が周りを取り囲んで記念撮影
が行われ、松下達也・岐阜教区長の音頭で億万歳をし、すべて
の式典が終わりました。
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この国を牽引する時代的主役になろう!
トップガン一期、二期研修生 90 名が集い、
「TOPGUN リーダーシップセミナー」開催
①
②
③
⑤
⑥
⑦
①講話をする宋龍天全国祝福家庭総連合会総会長 ②講話をする徳野英治日本統一教会会長 ③講話をする李海玉総会長夫人 ④ TOPGUN リーダーシップセミナーの研修生 ⑤スポーツ
「アルティメット」を通じた PAR 研修 ⑥精誠を捧げた祈祷 ⑦宋龍天総会長の講話に聞き入
る研修生 ⑧グループディスカッション
【参加者の感想】
●変化をもたらすこと、正しい方向性を選び取ることは簡単ではありませんが、
何よりも天が働くことのできる器を持つリーダーを育成することが今、求め
られているのだと思います。
④
二世圏と次世代のリーダー育成を目指す「TOPGUN リー
ダーシップセミナー」が、7
月 14 日から 16 日の 3 日間、富
ふもと
士山の麓・静岡県御殿場市の施設で行われ、日本トップガン研
修会の第一期、第二期の研修生 90 人が集いました。
3 日間の研修会では、リーダーシップのスキル向上のために、
統一原理検定試験、原理講師要点指導、真の家庭運動の講師
養成、スポーツを通した目標達成訓練など、様々な実践的トレー
ニングも行われました。
「真の父母様の伝統を相続し、摂理を担う天一国の真の主人
になろう!」のスローガンの下、数か月前に天正宮博物館で真
の父母様の前に志高く立てた誓いを胸に、「疎通と共有」、「創
造と変革」をテーマに、摂理の主役となるための決意を覚醒す
るに相応しい研修会となりました。
開会式では、真のお母様の映像を視聴した後、徳野英治・日
本統一教会会長は、「トップガンとは未来の統一教会や統一運
動を担う若者です。真のお母様の親衛隊という自覚を持ち、強
たくま
く逞しい指導者になって下さい。孝進様、興進様の『孝』の伝
統を学ぶと共に、子女様を代表して世界会長として真のお母様
に侍り支えておられる善進様の『孝』の心情を相続することが
重要です。また、世代交代が進んでいる時代圏だからこそ正し
⑧
い『相続と発展』を推進して行かなければなりません」と、青
年指導者として心がけるべき姿勢について語りました。
ソンヨンチョン
次に、宋龍天・全国祝福家庭総連合会総会長は、「聖和 3 周
年に向けて生涯最高の精誠を立てて行こう!」と、今捧げるべ
き精誠生活の大切さを強調。
また、真のお父様が願われた最後の聖業を、何としても成就
して差し上げようと、精誠を尽くして歩まれる真のお母様のお
姿、そのために未来の指導者として二世圏に投入される真のお
母様の固い決意について言及。その完全な相対に立つべきトッ
プガンの時代的使命を強く訴えました。
加えて、一世と二世の疎通と共有の大切さについて語った上
で、「我々はこの国を新しくし、世界を新しくする。吉田松陰
のごとくこの国を生かし、この国を牽引する時代的主役になろ
う!」と激励しました。
夜は、
「家庭運動ビジョンモデル講義」の時間が持たれました。
青年学生リーダーとしての中心テーマである「愛と性と結婚」
の価値を社会に向かって発信するにあたり、「真の家庭国民運
動推進全国会議」で多くの講義実績を持つ梶栗正義事務総長か
ら、真の家庭運動の講義を相続する機会が与えられました。
2 日目は、午前中の「原理講義要点講座」と「統一原理試験」
●統一教会と統一運動の変化の可能性は「今」であり、その変化の始まりは「私
自身」だということを胸に秘めながら、自らの使命分担に戻り、現実の課題
と向き合っていきたいと思います。
に続き、午後は「アルティメット」というスポーツを通して、
目標達成訓練である PAR(Preparation Action Reflection)
の進め方を体験する研修プログラムが行われました。
「アルティメット」とは、27 センチの軽い円形ディスクをパ
スによって運び、相手のエンドゾーン内でディスクをキャッチ
して得点するゲーム。研修生はPARのプロセスを通じて、チー
ムが強化され、次には負けたチームが勝ち進むという体験をす
ることが出来ました。
その夜は、グループ・ディスカッション。「疎通と共有」を
推進するにあたって、日常感じる「壁」をより深く分析し、克
服に向けて語り合いました。「一世と二世」
「牧会者と一般食口」
「韓国人と日本人」等、様々なテーマで、率直な意見を出し合
いながら、何よりも「壁」を作っているのは自分自身であり、
自分の変革こそが「壁」を克服する道であることを強く自覚し
ました。
最終日の 3 日目は午前中、田中富広・副会長兼青年学生局
長を講師に迎え、「リーダーシップ基礎力」と題する講話があ
りました。組織の宝は人材(人財)であり、人づくりこそ組織
の命運を決するという観点から、いかに「人づくりの視点」に
立って業務をすすめ、人間関係を構築するかを学ぶ時間を持
ちました。「人材育成の一貫性が大切だと感じてはいましたが、
信仰生活基礎力・社会人基礎力・統一教会公職者基礎力(青年
指導者編)を学び、このように人材を育てていくことができる
というヒントをいただきました」と、参加者は感想を述べてい
ました。
イ ヘ オ ク
午後の閉講式で李海玉総会長夫人は、「教会内の疎通も重要、
教会長との疎通も重要、一世と二世の疎通も重要です。しかし、
その前に何よりも重要なポイントは、私と神様との疎通であり、
私と真の父母様との疎通です。涙ながらの祈祷を通じて、疎通
できるよう心を込めて精誠を捧げなければなりません」と、本
質的課題に取り組むよう注意を喚起しました。
多くの研修生が「最後のサモニムの話では本当に内面を正さ
れました。目の前にある現実的課題がクローズアップされ過ぎ
ると、どうしても外的に流され、その問題解決に心が奪われ、
大切なものまで見失いがちになります。核心的お話に本当に救
われました」と、涙で悔い改めていました。
3 日間の研修プログラムを通じてスキルアップした参加者は
固い絆を結び、トップガンとしての自覚を深めて、任地に向け
出発しました。
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子女教育と親子関係の核心は
信頼感と安心感、良好な夫婦関係
「台湾祝福家庭 親子修練会」を開催
②
③
⑤
④
①高校生と大学生の親子が参加した修練会(7 月 3 日、4 日)
②中学生
の親子が参加した修練会(7 月 5 日) ③講義をする多田聰夫・家庭教育
部長 ④父母懇談会 ⑤⑥⑦親子の交流
【参加者の感想】
⑥
①
としお
「台湾祝福家庭 親子修練会」が、多田聰夫・家庭教育部長を
招き、7 月 3 日から 5 日にかけ、
「台湾淡水研修院」と「劍潭(ジェ
ンタン)海外青年活動中心」を会場にして行われました。
7 月 3 日、4 日は高校生、大学生の親子修練会を行い 22 組
の親子が参加。5 日は中学生の親子修練会で 50 組の親子が学
びの場を持ち、祝福家庭に必要な父母と子女の教育指導を受け
ました。
修練会では開講式に先立って、まず「アイスブレイク」の時
間を持ち、修練生の心が和むようゲームをしました。主なスケ
ジュールは、「祝福家庭のアイデンティティ」「家族の絆」「結
婚と祝福」をテーマにした講義、先輩二世の証し、子女の個人
面談と父母懇談をする「語らいの時間」と続き、最後に、家庭
ごとに親と子女が手紙を読み上げる「神様からのメッセージ」
で終了します。
多くの祝福家庭が感じたことは、子女教育あるいは親子関係
の核心は、子女の父母に対する信頼感と安心感、祝福家庭の良
好な夫婦関係にあり、その中で初めて「幸せな家庭」という名
の電車を運転することが出来るということです。
多田部長は、父母が子供の変わることだけを願い続け、決し
て自分が変わろうとしない誤った態度と考えを正し、修練会で
は父母こそが修練生であり、子女達が修練会の成果はどうな
のかを判断する立場であるということを諭しながら講話しまし
た。
修練会中、子供に宛てた父母の手紙を多田部長が自ら目を通
して、父母の考え方の誤りを指摘し、転換されていなければ、
もう一度父母だけを集めて、再度熱心に手紙を書き直すように
指導。最終的には子女への手紙を 3 回書き直す父母の姿も。
このように熱心な指導のおかげで、父母も真心を込めて手紙
を書くことが出来たと言います。親子が手紙を読む時、最後の
抱擁の時、祈祷の時と、すべての時間を通して、涙の味とはこ
のように甘くもあり、苦くもあり、酸っぱくもあり、辛くもあ
るのだと知ることが出来たというのが、参加者の感想でした。
どのような味にせよ、書き綴られた手紙は親子関係を表して
おり、すべてが乾いた子女の心を潤す水であり、オアシスであ
りました。
父母は神様の子女である二世の為に、継続して自分が変わる
努力をしながら、子女を支持し、信じ、愛の力で不安と疑いの
思いを払拭。肯定的な会話と眼差しで否定的な会話や軽視する
⑦
思いを悔い改め、共感的な心情で批判的怒りの洪水を転換して
いく決意をしました。
親子関係を改善したいと願っていた多くの父母は、多田部長
の指導と証しを通じて、自信を持つことができ、心から「私達
は幸福な群れである」と感じたのでした。修練会が終了する時、
祝福家庭の瞳が輝きを増し、足取りもより力強くなっている様
子を見ることが出来ました。
講師の精誠と、真の父母様の教えである「父母の心情、僕の
体」の統一精神を実践する姿を通して、参加した祝福家庭は皆、
天の父母様と真の父母様の「愛」と、「神様の下の一つの家族」
の文化を実感しました。
多田部長は、「真剣に日本の祝福家庭の課題と向き合ってき
たことを通じて、台湾の祝福家庭が抱える課題に取り組み、解
決の糸口を台湾の祝福家庭と分かち合うことができ、嬉しくな
りました」と、感想を述べていました。
●修練会が始まったばかりの時は、何も感じるものがあり
ませんでした。でも本当はそうではなく、家に帰った後、
自分とお母さんの関係が良くなることを期待していまし
た。多田講師のお話しで印象に残ったことは、もし一人
の人が、誰もその人のことを理解することが出来なけれ
ば、この世界で生きることはとても難しいということで
す。
この内容を聞いて自分のことを考えました。家の中に、
もし誰も自分の話を聞いてくれる人がいなかったら、と
ても孤独を感じて段々人と話したいという気持ちが冷め
てくると思いました。もしこの時、家族が自分に話し掛
けてきても、どうやって答えていいか分かりません。
親子修練会を通して、間違ったことをしても、その後
変われば、正しい方向へ行くことが出来るチャンスがあ
るということが理解できました。明日からお母さんと一
緒の時間を大切にし、話したいことを全部話して、苦し
みも悲しみもお母さんと一緒に分かち合いたいと思いま
す。(17 歳、子女)
●ゲームを通して親子で手をつなぎ、お互い心が近くなる
感じがとても良かったです。
“子供が父母を受け入れて初めて、父母の人生が始まる”
“父母が子供を受け入れて初めて、子供の人生が始まる”
自宅に帰った後、共感的な聞き方をたくさん練習し、
理論的な表現方法ではなく、「疲れた」のようなマイナス
的な口癖から、「愛している」のように、子供の心に残る
言葉に変えていきます。(40 代、母親)
●子供をきちんと理解できる父母になることは簡単ではあ
りません。
生活の中では、複雑な事がとても多いです。もし子供
を最優先するなら、あらためて良い習慣を養い、自分を
変えていかなければなりません。子供の良い点5つを探
し、忘れないようにします。私達がプラス的な立場に立ち、
子供に接し、子供を助け共に成長していきます。(40 代、
父親)
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2015 年 7 月 30 日号 10
第 59 号
「道徳教育を充実させ、家庭再建を」「真の家庭運動」を「救国救世運動」に
大阪で「家庭の危機と再生へのビジョン」会議
「島根ファミリーフェスティバル 2015」を開催
①
①
②
①県下から 650 人が集った
「しまねファ
ミリーフェスティバル」
②松江教会
聖歌隊のコーラス ③講演する徳野英
治・日本統一教会会長 ④主催者挨拶
の安田公保・島根教区長
③
②
①主催者を代表して挨拶する徳野英治・UPF 日本会長 ②「ILC-Japan 2015 in 大阪」(7 月 4 日)
③セッション 1 でプレゼンする梶栗正義・UPF 日本事務副総長
少子高齢化が進み、人口減少社会に突入した日本の危機を、
家庭の強化によって打開しようと「家庭の危機と再生へのビ
ジョン:少子化非常事態と日本の選択」をテーマに「ILC −
Japan in 大阪(主催= UPF・平和大使協議会)」が 7 月 18
日、大阪市内で開催され、国会議員や地方議員、教育関係者ら
約 300 人が参加しました。
主催者挨拶で徳野英治・天宙平和連合(UPF)日本会長は、
「日
本は西洋文明を巧みに吸収して経済的に豊かな社会を築きまし
たが、一方で伝統的な家族関係や絆を失い、自殺や離婚、深刻
な青少年問題等を抱えています。解決のためには、人生や善悪
等の本質に迫る根本的理念を持った教育改革が必要であると同
時に、家庭の再建が急務であり、家庭再建運動を救国救世運動
として推進してゆくべきです」と訴えました。
会議は 3 つのセッションから構成され、セッション1では梶
栗正義・UPF 日本事務副総長が「家庭の危機と再生へのビジョ
ン」と題したプレゼンを行いました。
梶栗氏は少子化対策の先例としてヨーロッパの事例を分析し
ながら、「個人優先の少子化政策の結果、結婚制度と家庭を崩
壊させたスウェーデンの轍を踏んではならない。家族を重視し
たフランス型少子化対策を参考に、先進国の中で奇跡的に婚姻
制度が保たれている日本の強みを活かした『日本モデル』を推
進すべき」と提言しました。
セッション 2 では、大学教授が「心を育み、家族の絆を強
める道徳教育の提唱」と題して講演。道徳の教科化に尽力して
きた立場から、「このたび道徳の教科化が決まり、これまで教
育界でタブーとされていた愛国心や家族の重視、宗教教育の充
実が一歩前進しました。道徳教育と家庭とは切っても切れない
関係です。道徳教育を充実させ、家族を再生させることが日本
再生の道であり、2015 年は分岐点です。後世の歴史家が『2015
年が日本再生の起点になった』と評価できるよう、共に力を尽
くしたい」と述べました。
最後のセッション 3 では、3 人のパネリストが、地方行政の
取り組み、学校現場での生徒との関わり、親の支援の実際など
具体的な活動を報告した後、質疑応答とディスカッションとな
りました。
セッション終了後は参加者を代表して 2 人が感想を述べま
した。ある大学名誉教授は「家庭再建や道徳教育の推進は大変
重要なので、これらを阻もうとする勢力の存在にも留意してほ
しい」と指摘。教育問題に取り組む市会議員は「多くのことを
学ぶ事ができ本当に良かった。地元での活動に役立てたい」と
述べました。
最後に司会の菊谷清一・UPF 日本事務総長は、「家庭の再建
と道徳教育の充実は、地方創生とも密接に関連した重要事業で
す。本日ご参加いただいた議員や教育関係者をはじめ意識ある
方々と共に、家庭再建運動を推進していきましょう」と締めく
くりました。
③
徳野英治会長夫妻を迎えて、7 月 19 日、松江市内で、「島
根ファミリーフェスティバル 2015」(主催:世界基督教統一
神霊協会島根教区)が開催されました。県会議員など 8 人の
有識者と新規参加者 180 人を含む 650 人が集い、車で 3 時
間以上かかる益田教会、浜田教会からはバスで駆けつけるなど、
爆発的伝道に向けた一大イベントとなりました。
開会に先立ち、青年バンドと高校生のダンスユニットが歌と
ダンスを披露し、会場を盛り上げました。
いくさびと
オープニングは、壮年コーラスの「いざ起て 戦人よ」と「宇
宙戦艦ヤマト」の勇ましい歌声で始まり、松江教会の聖歌隊に
よる「ジュピター」「いのちの歌」「家族になろうよ」の清らか
な歌声が参加者の心を魅了しました。
り か
敬拝、家庭盟誓、松島里香婦人代表による代表報告祈祷、安
きみやす
田公保・島根教区長の主催者挨拶、佐野清志・第 11 地区長の
祝辞に続き、来賓の県会議員は真の家庭運動の理念を評価し、
「徳野会長のメッセージを家庭教育、島根県の子育て総合戦略
に取り入れていきたい」と、祝辞を述べました。
特別講演で徳野英治会長は、まず自殺者が 3 万人にものぼ
る日本の現状に言及。「人生とは何か? 生きるとは何か? これ
をしっかりと若者に教育しなければなりません。人生で一番大
切なものは愛情です。愛情を育む最高の訓練道場が家庭であり、
『家庭は愛の学校』です」と、結婚の価値と幸せな家庭の重要
④
性を強調。「『ために生きる』ことが幸せな家庭を築く秘訣です。
真の家庭運動こそが救国救世運動であり、この運動を島根の地
から推進していきましょう」と、激励しました。
徳野会長の講演を通して、7 月 19 日を「真の家庭国民運動」
を島根から全国に展開する記念日として、参加者たちが決意を
深く胸に刻む時間となりました。
抽選会では、韓国往復チケットをはじめ豪華賞品が当選者に
えのもと きみお
プレゼントされ、柄本公生・出雲教会長による億万歳で終了し
ました。
【新規参加者の感想】
●今日の講演は一つ一つの内容が納得できるとても感動的
なもので、思わずメモを取っていました。私はうつ病で
苦しんでいる 32 歳の娘のために、宗教を渡り歩き、拝み
屋まで行きましたが、何の改善もありませんでした。今
日の講演を聞き、ぜひ娘のことで相談したいと思い、思
い切って紹介者に打ち明けたところ、快く受け入れて下
さり、教会に行かせていただくことになりました。わが
子のために救いを求め続ける者を天は必ず導いて下さる
ことを実感しました。(60 代男性)
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2015 年 7 月 30 日号 12
第 59 号
全国の伝道の証し
VISION2020 の勝利、神氏族メシヤの使命完遂を目指し、伝道の最前線で歩んでい
る全国の祝福家庭・統一食口の証しを紹介します。
信仰二世が祝福イベントを通して伝道される
祝福で家庭が円満に
茨城教区 土浦教会 佐々木勝人伝道部長
中央北海道教区札幌創成教会 O.K. さん
信仰二世の男性Hさんは、実家であるコンビニエンス・
に行われた「天地人真の父母天宙祝福式」(国際合同祝福
子供がサッカー部に所属していますが、その部の子供の
ようになったのが奇跡でしたが、そのような家族の様子を
ストアの稼業を継いで経営を任されていました。お母さん
結婚式)に参加して同年入籍、氏族の前で結婚披露宴を行
友達のお母さんから昨年 7 月に伝道されました。その頃の
ずっと見ていた私の妹が、「お姉ちゃんは、すごく変わっ
が統一教会の信仰を持ち、一生懸命活動していることは
いました。療養中であったHさんのお父さんも参席できて、
私は、仕事での人間関係がうまくいかず、ささいな事で落
たし、お姉ちゃんの旦那さんも変わったよね」と言って、
知っていましたし、Hさんも幼い頃に教会に来ており、教
本当に喜んでおられました。
ち込んだり、イラついてカッとなったり、夫の性格が怖く
自分の悩みを相談してきました。
会が良いことをしていると思ってはいましたが、教会には
繋がりきれない状態が続きました。
この祝福イベントで二人が出会っていなかったら、お父
さんも不安な中で家族を残して霊界へ旅立たなければなら
て夫に何かを言うのもビクビクしてしまい、鬱のような状
態が 6 年間も続いていました。
「はなぞの研修センター」で統一原理を受講したところ、
妹は私と同じように、自分の子供を愛せずに悩み苦しん
でいたので、「必ず変われるよ」と励ましてあげました。
妹の旦那さんも「お姉さんの家庭、特に旦那さんが変わっ
ある時、Hさんはお母さんから教区主催の祝福イベント
なかったことを思うと、Hさんとしては「親孝行をするこ
を紹介されて説明を受けました。Hさんは癌を患っていた
とが出来て本当に良かった」と感謝の言葉を述べていまし
み言を聞けば聞くほど感動して、何事にもだんだん腹が立
たね。とにかくお姉さんを信じて行っておいで」と、統一
お父さんを早く安心させたいという思いもあり、意を決し
た。
たなくなりました。また、真の父母様の生涯路程を聞いた
教会と知りながらも妹を送り出してくれました。
て祝福イベントに参加することになりました。
うらや
家庭出発後は、お姉さんたちが羨むほど仲睦まじく、お
時には涙が止まらなくなりました。
そして「私も祝福を受けたい」と切実に思うようになり、
妹は教会に来て、話を聞いているうちに希望が持てるよ
うになり、次に来る約束をして帰って行きました。その夜、
第 1 回の茨城教区主催の祝福イベントに参加した H さん
母さんは「次は姉たちも」と希望の未来が見え喜んでいま
は、 最初に同じテーブルに座っていたTさんと電撃的な出
した。本年中には、この家庭に祝福二世の子女が誕生する
夫の良いところを見つめ、夫が本当にすばらしい夫だった
妹の旦那さんから連絡がきて、「今日は妻がやけに明るく
会いを通してカップル成立となり、翌週から 3 回に亘って
予定です。
と気付かされました。
て、子供に対しても怒らず、マイナスの言葉もため息も一
行われた「カップルセミナー」に参加しました。
「カップルセミナー」では、祝福イベントでカップルになっ
た方と隣の席で「統一原理セミナー」に参加します。Hさ
これらを通じて、私たちは改めて祝福の素晴らしさを実
私は自分勝手に、「こう言ったら夫はきっと怒る」と思
切出ていない、一度行っただけでこんなに違うんだね」と
感しています。何ものにも代えがたい祝福を下さった天の
い込んでいましたが、元々は、私を受け止めてくれる寛大
驚かれ「自分も行くのを楽しみにしています」と言ってく
父母様と真の父母様に心から感謝申し上げます。
な夫でした。
れました。
んは、あらためて受けた原理講義に感銘を受けて、個性を
夫に「12 月 14 日の祝福式に参加したい」と話をしたと
完成し、家庭完成して理想家庭を築くことが神様の願いで
ころ、「そんな訳の分からないことできない」と断られて、
あると、改めて実感すると共に、「隣に座っている相対と
夫は仕事に行ってしまいました。
なるこの方と理想家庭を築いていきたい」という大きな希
望を抱いたと言います。
私は悲しくて泣いていました。すると突然、夫が帰って
来て、
「祝福を受ける」と言うではありませんか。驚いて、
「ど
相対となるTさんは、幼いころから信仰を持ち続けてお
うしたの?」と聞いてみると「仕事に行こうとバス停に向
り、何年も祝福申請をしていましたが、良い縁に恵まれず、
かって歩いていたら、目の前に死神が見えたので、妻に何
それまで祝福を受けることができませんでした。
か起きたのではないかと慌てて帰って来た」と言うのです。
お互いが希望を抱きながら受けた「統一原理セミナー」
は、まさに二人の人生観を変える貴重なセミナーとなりま
した。二人は 2014 年 2 月、「基元節 1 周年記念式」ととも
こうして夫婦で講義を受けて祝福式に参加することができ
ました。
祝福式以降、私が夫を愛せるようになり、子供を愛せる
私はこの妹夫婦を必ず祝福に導き、次に弟を伝道したい
と決意しています。