インターン修了レポート 2013 年 10 月 17 日 安藤拓哉 名古屋オフィスでの五日間のインターンを終え、インターンの過程と、そのなかで学ん だこと等をまとめます。 《事前課題》 自分が気になっている社会問題を 100 個挙げるというもの。始めはとても大変な課題 に思われましたが、やってみると意外とすぐでした。その過程で普段意識してこなかっ た社会問題、忘れかけていたものなどを思い出しました。 まだまだ解決すべき社会問題は多いことが実感できました。 《事業化する問題決定》 この作業も意外と早めに終わりました。というのも、自分の中で取り組みたい課題が一 つあったからです。それが貧困層の教育不足です。 去年のインドでのフリースクールで行った教育支援のボランティアの経験で、途上国の 教育の現状を知りました。電気はおろか、机やいすさえない教室。小学校高学年で数字 すらまともに書くことができない教育状況。子どもたちのやる気は十分でも、机やいす が無く、くぼませた壁を黒く塗っただけの黒板しかない教室は学習環境として最悪に近 い。他の人の話を聞くと、富裕層が通うインターナショナルスクールでは、生徒1人に つき一台 iPad が配られるそうです。その現状にショックをうけ、自分のなかで解決し たい社会問題としての強い思いができました。そこで、このインターンでは貧困層と富 裕層の教育格差の解消に取り組むことにしました。 《ビジネスモデルの決定》 解決方法も、そのインターン中に考えたものをそのまま使いました。 ただ、その後ビジネス化するのが一番大変な作業でした。 自分が想定する顧客が最貧層のため、顧客から収益をとれないのが主な原因です。 鈴木さんや長友さんと相談し、ちゃんとした収益が上がる仕組みができるまで三日かか りました。 また、現場がインドであるためさまざまなコスト計算ができませんでした。また実際の マーケット規模、マーケティングの方法、効果なども未知です。そういう意味でまだま だ未熟のままです。しかし、数字上は収益が上がる構造ができたことは大きな収穫とな りました。 《結果》 このインターンを通して、自分が考えていたものはかなり具体的なビジネスとしてのモ デルとなりました。しかし、まだまだ不確定要素が多く、実際に動かそうとすると不安 が多く残ります。 たった五日間ですが、実際にやってみて、この問題をビジネスで解決することのむずか しさを痛感しました。それだけ解決が難しい問題であるということもよく分かりました。 将来的には、もしかするとビジネスという形にはならないかもしれないけれど、何らか の形でこの問題にアプローチできたらと思います。その時に、このインターンで学んだ こと、考えたことを役立てたいと思います。 《インターンの感想》 ビジネスを作ったことはおろか、企画書も書いたことがない状態から作り上げるのは、 想像以上に大変でした。収益構造を作る難しさも痛感しました。 それだけに最後、自分の企画書ができた時の達成感も大きいものとなりました。 《最後に》 このインターンは、鈴木さん、長友さんのアドバイスなしには出来ませんでした。 お二人とも多忙の中相談に乗っていただき、本当にありがとうございました。 また、名古屋オフィスのスタッフの皆様にもお世話になりました。業務中に質問したり など、ご迷惑をおかけしたかもしれませんが、親切に答えていただきありがとうござい ました。 この度はお忙しい中本当にありがとうございました。
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