23WSJ 参加者ハンドブック日本語版 (Participant HANDBOOK 日本語訳)

23WSJ 参加者ハンドブック日本語版
(Participant HANDBOOK 日本語訳)
○日本語版作成の経緯
・参加者ハンドブックの英語版とフランス語版が公開されています。本来日本の参加ス
カウトも英語版を自分で読み進めるのが望ましいのでしょうが、全員にそれを求める
のは非現実的です。頑張って辞書などを使い読み進めた結果誤読してしまい、それが
原因でジャンボリーが楽しくなくなってしまう、ということを防ぐために作りました。
・自分が今回ジャンボリーに参加しないので、何らかの形で関わりたい、という思いも
あります。
○使用上の注意
・誤読の防止を目的に翻訳したので無いと信じたいですが、もしこの日本語版を頼りに
行動したはずが深刻な事態につながってしまった、という場合があったとしても、翻
訳者は一切の責任を負いません。利用するかしないかはあなたの自由です。
・これは個人による制作物であり、日本連盟や岩手連盟、盛岡第 5 団など、翻訳者が属
するあらゆる団体と関係がありません。
・もしあなたがスマートフォンなどを持っていて、「この部分が分からない」というこ
とがあったら、重要な情報を含むところに関してだけお答えします。以下の Twitter も
しくはメールアドレスに連絡をお願いします。
○月並みなメッセージ
・23WSJ に参加する日本派遣団のみなさんは、スカウトとして自国開催の世界ジャンボ
リーに参加できるという、貴重という言葉では言い表せないほど素晴らしい機会に恵
まれました。まずは後悔が無いように全力で楽しんでください!そして大人への感謝
は少し後からしっかりやりましょう。もちろん、安全には気をつけてくださいね。
・参加者の皆さんがこのジャンボリーをきっかけに、国際語である英語を身に付けよう
と努力することを強く願っています。
○翻訳者紹介
岩手連盟盛岡第 5 団ローバースカウト隊
加藤大貴
Twitter:@baltoro85steph
Gmail:[email protected]
<目次>
Ⅰ.ジャンボリーインフォメーション
第 23 回世界スカウトジャンボリーの概要・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1
ようこそジャンボリーへ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2
世界中のスカウト ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3
オペレーションきらら ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4
日本の基本情報 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5
主要な日程 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・7
Ⅱ.ジャンボリー会場での生活
ルール・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・8
サブキャンプごとのモジュールスケジュール・・・・・・・・・・・・・・・・・・・10
ジャンボリー会場の配置・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・10
ジャンボリー会場・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・11
サブキャンプの名称とロゴ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・12
チャイルドプロテクション、セーフ・フロム・ハーム・・・・・・・・・・・・・・・12
リスニングイヤー・サービスとレインボーカフェ・・・・・・・・・・・・・・・・・13
参加者であることの証明・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・14
自分をケアする・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・15
貴重品の管理・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・16
どれが誰?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・17
フードサービス・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・18
緊急時には・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・21
医療サ-ビス・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・23
礼拝・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・24
Ⅲ.設備・施設
取引とショップ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・25
その他設備(インターネット、電話、郵便、銀行及び ATM)
・・・・・・・・・・・・26
水とトイレ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・28
ゴミとリサイクル・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・29
ジャンボリーのメディア・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・30
Ⅳ.サブキャンプでの生活
サブキャンプの配置・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・33
サブキャンプの設備・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・34
サブキャンプアクティビティ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・37
Ⅴ.プログラム
プログラム概観・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・38
モジュール日程・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・38
場内プログラム・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・39
地球開発村(GDV)モジュール・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・39
カルチャーモジュール・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・40
サイエンスモジュール・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・41
場内ウォーターモジュール・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・42
信仰ゾーン・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・43
セレモニー・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・44
カルチュラルエクスチェンジデー・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・46
フリータイムアクティビティ(FTA)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・47
場外プログラム・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・50
コミュニティモジュール・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・51
ネイチャーモジュール・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・52
場外ウォーターモジュール・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・53
ピースモジュール・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・54
特別ピースプログラム(広島平和記念式典、長崎平和フォーラム)・・・・・・・・・55
日本伝統のあそびをやってみよう・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・57
ジャンボリーフレンドシップアワード・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・57
Ⅵ.ジャンボリーその後
ジャンボリーの終わりにあたって..
.
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・59
ジャンボリーの歴史・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・60
24WSJ の概要・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・61
Ⅰ.ジャンボリーインフォメーション
第 23 回世界スカウトジャンボリーの概要
テーマ
第 23 回世界スカウトジャンボリーのテーマは「和」、つまり団結の精神です。この「和」
という漢字には団結、調和、協力、友情、平和など多くの意味があります。さらにこれは、
伝統と最新技術が共存する国であるという、日本の本質を表しています。このテーマに基
づいて、23WSJ が若者の平和と協調に貢献し、より良い世界を創ることが我々の最大の
願いなのです。
“日本”、“友情”、“平和”がジャンボリーのいろいろなところで考えられるようになってい
ます。
ロゴ
このジャンボリーロゴは日本の伝統的結び手である水引き結びをベースにしています。
印象深く見栄のするこのひもと結びは、活力・新たな体験・世界中から集まったスカ
ウトの団結を表しています。この 3 色はジャンボリーのコンセプトである活力・革新・
調和を表しています。
コンセプト
活力:
世界中から集まったスカウトたちの活力と、スカウト運動のミッションと理想をより強
固なものにする原動力。
革新:
ジャンボリーで新たな体験をし、異なる文化や伝統を学び、個人としての成長につながる
思考力を養う。
調和:
異なる文化的、宗教的、そして家庭のバックグラウンドを持つスカウトが一堂に会しそれ
ぞれの体験を共有することで互いに団結する。このキーワードはスカウトの平和と協調
を表現している。
1
ようこそジャンボリーへ
日本で開催される第 23 回世界スカウトジャンボリーへようこそ!
あなたは約 150 の国から来た 33000 人を越えるスカウト及び指導者とここきらら浜にい
るのです。ここから 12 日間、一生ものの経験をすることでしょう。新たな友達を作り、
互いの文化や信仰を学び、そしてみんな一緒に楽しみましょう!
世界スカウトジャンボリーは、世界市民になるため、そしてスカウティングというグロー
バルな活動が何なのかを体験するための特別な機会です。第 23 回世界スカウトジャンボ
リーのテーマは「和」、つまり団結の精神です。この「和」という漢字には団結、調和、
協力、友情、平和など多くの意味があります。さらにこれは、日本の本質を表しています。
あなたはこの 12 日間でこれらの全てを体験することでしょう。
もしあなたが大人のスカウトであるならば、役割や地位に関係なく、全てのスカウトに素
晴らしい経験を提供するべくチームとして協働するのです。
このハンドブックにはジャンボリー生活についての有用な情報が詰まっています。疑問
を持った時にはいつでもページをめくりましょう。これを読めば大体の答えは見つかる
はずです。更新される最新の情報については、ジャンボリー新聞や Facebook ページなど
のジャンボリー情報チャンネルをチェックしてください。
さあ… 世界市民になり、一生ものの経験をしに行こう!
ジョアン=アルマンド=クルゼス 世界スカウト委員会委員長
奥島孝康 第 23 回世界スカウトジャンボリー キャンプチーフ
2
世界中のスカウト
スカウト運動は 1907 年イギリスでベーデン=パウエル卿によって始められました。スカ
ウティングは、団結、尊敬、友情、平和の理解を促すべく、世界中の青少年を取り込んだ
教育的な青少年運動です。
世界のスカウティングは、世界スカウト機構(WOSM)によってまとめられています。
WOSM は独立した、世界中の、非営利の、政治的意味合いを持たない組織です。スカウ
ティングは世界最大の青少年運動であり、100 万以上の地域社会のスカウト組織に属す
4000 万人以上の構成員のネットワークがある、161 個の国の連盟による世界的な家族で
す。
最初のジャンボリーは 1920 年にロンドンで、34 の国から 8000 人のスカウトを集めて開
催されました。こんにち、山口で開かれている 23WSJ は 150 の国から 33000 人のスカウ
トが集まって開催されています。
3
オペレーションきらら
世界スカウトジャンボリーでは、経済的事情からジャンボリーに参加できないであろう
世界中のスカウトの参加を支援するため、とある連帯オペレーションが実施されていま
す。このジャンボリーではオペレーションきららと呼ばれています。これは、他の人々を
助け、より良い世界を創る手助けをするという我々のスカウトとしての価値観を表して
います。
オペレーションきららはこれまでのどの世界スカウトジャンボリーで実施されたものよ
りも大きな連帯オペレーションです。この支援により 90 の国から 480 人のスカウトがジ
ャンボリーに参加できることになりました。スカウトたちは世界のスカウティングの全
ての地域から支援されており、これにより、このジャンボリーは参加国が最も多くなりま
す。
この経済支援はジャンボリー前後の滞在はもちろん、移動および輸送費、査証、キャンプ
装備も含んだものです。
このプロジェクトは多くの人々の、とりわけ日本政府と、日本派遣隊の全ての構成員の寛
大な支援無しでは実現しえなかったでしょう。彼らの支援に我々はたいへん感謝してい
ます。
この連帯オペレーションにより、あなたは世界中の多くの国からのスカウトに会うこと
ができるようになり、ジャンボリーが本当の意味でグローバルなイベントになったので
す。
4
日本の基本情報
日本
日本について学んでみよう!
国の名称 日本
人口 1 億 2700 万人(世界第 10 位)
領土 日本列島及び周囲の島々
面積 377914 ㎡(世界第 62 位、357000 ㎡のドイツとほぼ同じ)
首都 東京
通貨 日本円
言語 日本語
国旗 日章旗または日の丸と呼ばれる。白は正直さと潔白を表し、赤い円は聡明さ、親愛、
暖かみを意味する太陽を象徴している。
自然 日本は韓国や中国と近いアジア北東部に位置している。6800 個の島を含む群島で
あり、国土の 70 パーセントは山である。多くの火山と温泉があり、度々地震が発生する。
宗教 神道と仏教が日本における2大宗教である。誕生、結婚、葬式などの式典では異な
る宗教の儀礼に特に意識することなく従う。新年には神社や寺院に赴き地元のお祭りに
参加する。
政治 日本政府は三つの独立した部門で構成されている。それらはそれぞれ立法、行政、
司法を担当している。立法部門は議会制度を採用している。
5
山口
そして山口県についてはどうだろう?
人口 1410802 人(2013 年 5 月段階)
面積 4114.09 ㎡
県庁所在地 山口市
地方自治体 19 の市町村
県木 アカマツ
県花 夏みかんの花
県鳥 ナベヅル
地理 山口は日本の主な島である本州の最西部を占めている。日本海と瀬戸内海に囲まれ
ている。
観光と文化 山口は特色ある地形が有名である。山口には、多くの洞窟が特徴的な秋吉の石
灰岩台地や、北長門のでこぼこした海岸線、青海のような近接した島々、散らばった島々か
らなる瀬戸内海国立公園がある。
6
主要な日程
7 月 25 日(土)
IST 到着日
7 月 26 日(日)
IST 到着/IST トレーニング
7 月 27 日(月)
IST トレーニング
日本派遣団の半分の到着日
7 月 28 日(火)
参加者到着日
7 月 29 日(水)
参加者到着日(午前)
開会式
7 月 30 日(木)
プログラム
7 月 31 日(金)
プログラム
8 月 1 日(土)
プログラム
8 月 2 日(日)
文化交流の日
宗教セレモニー
フードフェスティバルとアリーナイベント
8 月 3 日(月)
プログラム
8 月 4 日(火)
プログラム
8 月 5 日(水)
プログラム
8 月 6 日(木)
プログラム、広島長崎平和イベント
8 月 7 日(金)
プログラム、閉会式
8 月 8 日(土)
参加者出発日
8 月 9 日(日)
IST と日本派遣団の半分の出発日
7
Ⅱ.ジャンボリー会場での生活
ルール
あなた自身と他の全ての人の安全を保ち、みんなにとって素晴らしいジャンボリーになる
よう、以下のガイドラインに従ってください。
・ここにいられることは幸せなことであると常に自覚する。
・安全上の理由で外すことを求められない限り、ジャンボリーネッカチーフとジャ
ンボリーID を常に身に付ける。
・常にスカウトのおきてに基づき行動する。
・他の人々に対して寛容であり、敬意を持ち、理解しようとする気持ちを持つ。
・論争や争いを引き起こしそうなゲームや競争は避ける。
・場外プログラムの際、地元の人々に礼儀正しくし、それぞれの国の連盟の代表と
してふるまう。
・他の人々の所有物を大切にする。それを持って来たり買ったりしないのならば、手をつけ
ないでおく。
・招待されていないテントやサイトに入らない。
・ジャンボリー会場での飲酒は禁止されている。
・参加者は日本での喫煙が許可されていない。
・喫煙はジャンボリー会場のどこでも禁止されており、テント内で喫煙してはいけない。
(日
本での喫煙合法年齢は 20 歳以上である)
・違法薬物の所持及び使用は明確に禁止されている。
8
・バッジを交換するだろうが、大人と参加者の間のバッジ交換は許可されていない。どんな
ものでも売ってはならない。
・人々が寝ている時間帯、とりわけ 23 時から 6 時の間は気を配る。
・他の文化を尊重し、適切に衣服を着用する。
・ゴミの量を最小にするため水筒を使う。シャワーやトイレを使うときは他人への配慮を忘
れない。
・公衆の面前での親密さの表明は望ましくない。参加者は人とのやり取りを考慮に入れ、文
化的考えの多様性を尊重するべきである。
・賭博行為は許可されていない。
・汚い言葉遣いを控える。
(冒涜や罵倒)
・全ての標識や指示に従うこと。立ち入り禁止区域や立ち入り制限区域は理由があって定め
られている。
・南ハブは大人しか立ち入ることはできない。参加者は特別な許可無しでこの区域に入るこ
とは許されない。
・刃物を慎重に取り扱うこと。使わない時はナイフをバッグに安全に保管しておく。
9
サブキャンプごとのモジュールスケジュール
省略
ジャンボリー会場の配置
地図は省略
アリーナ
開会式、アリーナイベント、閉会式はここで開催されます。
ワールドスカウトセンター
各国連盟によるスカウト活動の展示はここで割り当てられます。
プラザ
売店や銀行、食べもの、郵便のサービスはここにあります。
信仰ブース
展示や、祈りのための場所があります。
プログラムエリア
地球開発村(GDV)、サイエンス、ウォーター、フリータイムアクティビティ
ジャンボリー病院/応急処置場
けがや病気の治療はここです。
スタッフレストラン
IST、CMT、その他大人スタッフへの食事はここで提供されます。
ジャムテル(ジャンボリーホテル)
ジャムテルは大人のための寝る場所の 1 つの選択肢で、参加者にとっては立ち入り禁止区
域です。
10
メディアセンター
メディアセンターは、メディアコンタクトパーソンや若者特派員(Corespondent は誤植。正
しくは Correspondent)
、若者代表やジャーナリストに多くの設備を提供します。
ウェルカムセンター
ウェルカムセンターは全ての参加者とビジターのための応対受付です。
ジャンボリー会場
ジャンボリー会場の主な施設は以下の通りです。
ハブとサブキャンプ
ジャンボリーには 12 のサブキャンプがあり、参加者はそこで生活します。4 つのサブキャ
ンプがハブを構成し、ジャンボリーには北、東、西の 3 つのハブがあることになります。
CMT、IST、その他スタッフは南ハブに滞在します。
全てのハブは北ハブ、東ハブ、西ハブ、南ハブと、ジャンボリー会場の方角から名前がつい
ています。サブキャンプには日本の有名な山の名前がつけられています。
サブキャンプの名称
・北ハブ:赤城、磐梯、鳥海、大雪
・東ハブ:恵那、富士、五竜、穂高
・西ハブ:石鎚、寂地、久住、宮之浦
全てのサブキャンプは、参加者が自分たちと隊の他の班と一緒に生活する隊サイトによっ
て構成されています。
各サブキャンプには、すべてを円滑に進め、あなたがジャンボリーを楽しむ手助けをするた
めにサブキャンプスタッフがいます。
11
サブキャンプの名称とロゴ
省略
チャイルドプロテクション、セーフ・フロム・ハーム
全員が全員にとってジャンボリーの良き経験とならなければなりません。スカウト同士、ス
カウトと大人、大人同士の間で起こりうる、いじめ・虐待・ハラスメント・ネグレクト、搾
取が厳しく禁止されていることを知っておく必要があります。あなたには、あなたを不快に
するようなことに対して「いやです」と言う権利がいつでもあります。全員がこれらのふる
まいをどのように防ぎ、対応するかということに集中するべきです。
ジャンボリーのような環境では、個人のふるまいが他人のふるまいに影響を及ぼします。
ふるまいに自覚を持ちましょう
・どんな人に対しても尊厳と敬意をもって接する。
・問題が発生したらしっかりと対応し、他の人にもしっかり対応するよう促す。
・もしある人が不適切な行動をしていたら、その人にそのようなことはしないように指示す
る。
・若者が自分自身を表現しやすい雰囲気をつくりだす。しかし、言われたことを秘密にして
おく約束はいけない。
・若者の感覚や個性に気を配る。若者との接触したり性的関係を持ったりしない。
・不適切な身体接触や不適切な言語使用によって誤解を生まないよう注意する。
・誰かが虐待されているという疑いがあったら、ただちにそれを止めるべく行動し、ジャン
ボリースタッフに伝えること。
12
リスニングイヤー・サービスとレインボーカフェ
リスニングイヤー・サービス
リスニングイヤー・サービスは、あなたの問題を誰かに伝える必要があるときに利用できま
す。ここのスタッフは快く問題を聞いてくれるだけでなく、アドバイスや援助を提供するこ
ともできます。相談したことは全て秘密にされます。スタッフはあなたの善悪を判断したり、
からかったりすることは決してありません。どんなささいなことでも聞いてくれますよ!
リスニングイヤー・サービスはジャンボリーにいる人全員が利用可能ですから、休憩やおし
ゃべり、リラックス、祈るための場所が必要だと認めこれを利用することを躊躇しないでく
ださい。
場所
リスニングイヤー・テントは各ハブにあります。(大人サイトにも1つ)
期間
7 月 26 日(日)12 時から 8 月 8 日(土)12 時まで
時間
24 時間
レインボーカフェ
レインボーカフェはあなたがあなた自身でいられるようなくつろぎの場所です。あなたが
心配していることについて自由に話すことのできる、偏見の無いスカウトがいます。このカ
フェはフードハウスエリアに設けられます。
13
参加者であることの証明
画像省略
参加者やゲストであることを証明するため、ネッカチーフとジャンボリーID が発行されま
す。安全上の理由で外すことを求められた場合を除き、自分のネッカチーフとジャンボリー
ID は常に身に付けなければなりません。もしネッカチーフを誰かが身に付けていないこと
に気づいたら、ただちに近くにいるスチュワードにそのことを報告してください。スチュワ
ードはサイトのパトロールや門の管理をしていて、着用しているベストから分かります。ど
んな問題でもスチュワードに話すことをためらわないでください。スチュワードはどんな
問題が生じてもその報告を受け取り、ジャンボリー本部に連絡します。
ジャンボリーID の代わりを取得する
もしジャンボリーID を無くしてしまったら、ユニットリーダーに同行してもらうようにお
願いし、サブキャンプオフィスに連絡します。代わりの ID を得るにはウェルカムセンター
に行くことが求められます。
14
自分をケアする
病気やケガが無ければジャンボリーはより良い経験になるので、ここにいくつかアドバイ
スを紹介します。
天候の影響
ジャンボリーが開催される期間は、会場は暑く日ざしが強いです。30 度を超えることもし
ばしばで、夜の間も 25 度以上のままです。
熱や熱中症の対策、太陽から身を守る
・十分な水分を摂り、常に水筒を携帯する
・帽子をかぶる
・日焼け止めやサングラスを利用する
・日陰をつくり、風通しが良くなるようにテントの配置を工夫する
・定期的に休憩をとり、十分な睡眠をとる
・塩分を補給する
雨対策
・雨具を着用する
・帽子をかぶる
・乾燥した状態を保とうと努める
場外プログラムに参加している間はサブキャンプに戻ることはできません。ですから必要
なものはしっかりと持っていくようにしましょう。
健康を保つ
・自分の衛生に気をつかい、定期的に体を洗う
・1 日に何度か手を洗う(特にトイレに行った後や食事の前)
・定期的に休憩をとり、十分な睡眠をとる
・健康な食事をし、それらを楽しむ時間をとる。
・十分に水分を補給する
・腐りそうな食品を貯蔵しない
15
貴重品の管理
貴重品
カメラや携帯電話、音楽プレーヤー、ゲーム機などは放置すると危ないです。プログラムに
参加する際は、貴重品類をテント内においていかないようにしましょう。パスポートなど、
渡航に必要な書類には十分な注意を払いましょう。自分の隊や派遣団が貴重品にどれだけ
注意を払っているか考えてみましょう。
落し物とその発見
落し物はそれが拾得されたエリア(サブキャンプオフィス、プログラム受付など)で保管さ
れます。失くしたと思う場所に行ってみてください。何日かしても見つからない場合は、ジ
ャンボリー本部の安全部門に直接行きましょう。そこには落し物のリストがあります。持ち
主の分からない貴重品類は、ジャンボリー終了後 1 か月は保管されます。
もし貴重品の落し物を見つけたら、本部や近くのプログラム受付に持っていきましょう。
貴重品は、きちんと名前と所属が分かるようにしておきましょう
16
どれが誰?
ジャンボリーサイトには多くの人々がいて、参加者から隊指導者、IST など、違う役割があ
ります。それらを区別しやすくするため、全員が ID と、役割によって異なる色のネッカチ
ーフを着用するのです。
画像省略
第 23 回世界スカウトジャンボリーのネッカチーフはフェアトレード基準に則って生産され
ています。これらの生産は環境を守り、経済的に不利な生産者に機会を与え、性差の解消を
促します。また、フェアトレードは、児童労働を禁止する「児童の権利に関する条約」を尊
重しています。労働者には良好な労働環境が提供されています。適正な価格が設定され、す
ぐに対価が支払われます。
17
フードサービス
食材の供給と調理器具
食糧配給
食材の受け取り
各ハブの食糧配給場にて隊に食材が支給されます。各隊は、朝は朝食と昼食のために、夕方
は夕食のために、支給される食材を取りに行く必要があります(時間は以下の通り)
。ジャ
ンボリー会場内の交通や安全の状況によって開始時間がその日その日で変わるかもしれな
いことに留意してください。
サブキャンプでの食糧配給
朝
5 時~6 時半(広島ピースプログラムの時は 4 時半から)
夜
17 時~18 時半
ジャンボリー期間中は各班に 2 つのトートバッグが支給されます。食材を受け取るために、
隊指導者とスカウトは配給時間の間にそれを持ってこなければなりません。天候上の理由
から、基本食料品(米や調味料など)を除き、食材は他の食事に用いるためにとっておいて
はいけないということに留意してください。
例外
セレモニーのため、夕食分の配給時間が次のように変わります。
7 月 29 日(開会式)14 時半~16 時
8 月 2 日(アリーナショー)13 時半~15 時
8 月 7 日(閉会式)14 時半~16 時
調味料
調理のための調味料は最初の食糧配給の時に配られます。調味料の例は塩、コショウ、カレ
ー粉、しょうゆ、ケチャップ、油、オリーブオイルです。
18
料理
朝食
朝食は調理が簡単なスタイルをとります。多くの準備を必要とせず、そのまま提供できるも
のもあります。出発日にはそのまますぐに食べられる食べ物が配給されます。
昼食
昼食は弁当の形をとるため、昼食の時間に参加者がどこにいても調理なしで食べることが
できます。
夕食
夕食はそれぞれの隊が好きなように作ることができます。各隊が「ジャンボリークックブッ
ク」を受け取ります。そこには日々の献立例と、食材や調理に関するアドバイスが載ってい
ます。
調理器具
各班は鍋、フライパン、ボウル、まな板、皮むき器、その他調理に必要な道具を受け取りま
す。ガスカートリッジを利用したコンロで調理します。
ガスカートリッジ
最初のガスカートリッジ配給:ジャンボリー会場に到着したら、各隊は1~2日の調理に十
分なだけのガスカートリッジを受け取ります。ガスカートリッジは調理以外の用途に使用
しないでください。
使い切ったガスカートリッジの交換:使い切ったガスカートリッジは新しいものと交換で
きます。これはハブにある食糧配給場でなされます。そこに使い切ったガスカートリッジを
持っていきましょう。ジャンボリーで配給されたものだけが交換の対象になります。ジャン
ボリーで配給されたものではないガスカートリッジに関しては、使用者が適切な処分をす
る責任があります。
19
アドバイス
毎日調理の前後に器具をしっかり点検しましょう。
ガスカートリッジ及び火の取扱い
・ガスカートリッジを火の近くに置きっぱなしにしたり、直射日光にさらし続けたりしな
い。
・ガスカートリッジはきちんと取り外し、あつい場所に保管しない。
・新品、使用中、空、の 3 つにガスカートリッジを分類して管理する。
・ガスカートリッジを振って空かどうか確かめる。
・新しいものと交換する際に、古いガスカートリッジに穴をあけない。契約業者がやってく
れます。
・ガスカートリッジを火の中に入れない。
ガスコンロの取り扱い
・コンロの安全装置をしっかり確かめる。
・コンロの近くに引火しやすいものが無いことを確かめる。
・涼しい場所に保管する。
下水
・衛生及び環境上の理由から、サブキャンプのどこにも下水を撒いてはならない。
・下水処理の場所がトイレ近くに配置される。
・指定された場所でしっかりと下水の処理を行う。
20
緊急時には
緊急事態
緊急を要する事態が発生した時、まず初めにすることは大人を探すことです。事態の様子に
関係なく、大人はあなたよりも素早い対処ができます。
緊急を要する事態が発生した時は、以下の順序に従ってください
1.危険な状態にある人を助け保護する
2.手助けのため近くにいる人を呼ぶ
3.緊急事態を報告する
場内
39 ページにある番号に電話をかけ、緊急事態を報告します。スチュワードが近くにいる場
合はそのスチュワードに緊急事態を報告しましょう。ジャンボリー病院に近い場合はそこ
に報告してもよいです。
場外
そのプログラムを担当している人物に緊急事態を報告します。その人物が安全部門に報告
します。
1.可能ならば行動し救出する。しかしあなたの安全が優先であることを忘れない。
2.レスキュー隊に会い事態を説明する。
21
ジャンボリー110 番(安全部門)
080-9533-0110
緊急時のみ
ジャンボリー119 番(ジャンボリー病院)
080-2395-0119
医療サービスが受けられます
医療サービスを受ける場合は特に、常にジャンボリーID を身に付けることを忘れないよう
にしましょう。医療援助が必要な場合は、あなたの健康状態についての情報を持ってくるよ
うにしましょう。特にアレルギーと普段使用している薬についてです。
極端な天候のような緊急事態の時は、ハブテントがそれぞれ統括している 4 つのサブキャ
ンプのために避難場所として開放され、8000 人以上の人々を確保できます。
ジャンボリー会場では 12 時ちょうどに正午を伝える時報が鳴ります。これは緊急警報では
ないことに注意してください。
22
医療サービス
医療施設
ジャンボリー病院
ジャンボリー病院にはキャンプ生活を継続できない参加者が集まります。ジャンボリー会
場でできる範囲で最も包括的なケアを提供してくれます。もし複雑な手術や治療、診断を要
する場合はその患者は場外の病院へ移動されることになります。
診療時間 9 時~20 時(20 時~9 時は緊急時のみ)
期間 7 月 26 日(日)12 時~8 月 9 日(日)12 時
応急処置場
応急処置場には隊では対処できないケガや病気を治療できる医療のプロがいて、必要なら
ばジャンボリー病院に連絡を取ってくれます。
応急処置場は各ハブの大テントの中にあります。
場所 各ハブ内
利用可能時間 9 時~21 時
利用可能期間 7 月 28 日(火)12 時~8 月 8 日(土)12 時
臨時応急処置場
アリーナでイベントがあるときは常に臨時応急処置場が設置され、スタッフが駐在してい
ます。必要ならば、具合が悪い人やケガをした人はジャンボリー病院に移動されます。
場所 アリーナのきらら通り沿い
救急車
ジャンボリー病院や場外の病院と場内の間や、ジャンボリー病院と応急処置場の間、アリー
ナイベントの時はジャンボリー病院と臨時応急処置場の間で、患者を運ぶために救急車が
用いられます。
23
礼拝
ジャンボリーの参加者には期間中、宗教儀礼に参加する機会があります。30 回以上、それ
ら宗教ごとの集まりがジャンボリーのプログラムに組み込まれています。次ページを参照
してください。
それらの通常の集まりに加えて、ジャンボリー会場の別の場所にもさらに広い範囲を対象
とした礼拝があります。これは自分と同じ宗教を信仰しているスカウトと会うチャンスで
あり、異なる宗教を信仰しているスカウトが祈るためや瞑想するために集まって何をする
のか、行って見てみるチャンスでもあります。これは 108 年間続いているスカウト運動に感
謝することにも、この運動が成長しより良い世界を創るために機能していることを考えて
みることにもちょうどいい時間です。
自分が信仰していない宗教の礼拝を見て、自由に感じることが望ましいです。これは自らを
より豊かにする体験であり、ジャンボリー期間中に何か新しいことを体験する一つの方法
です。自由に参加し質問してみましょう。
個人の祈りのために利用可能な静かな場所もあります。
信仰のための場所に、他の礼拝が加えられることがあります。
礼拝
表は省略
24
Ⅲ.設備・施設
取引とショップ
ジャンボリー内の様々な場所で買い物などができます
プラザ
プラザは会場の中心に位置し、参加者や指導者、スタッフ、デイビジターの需要を満たしま
す。
プラザにはこんなお店や施設があります
・スーパー:軽食、飲み物、日用品を提供します
・スカウトショップ:ジャンボリーグッズやその他スカウト用品
・フードハウス:世界中のケータリングが揃います
・ファシリティセンター:ランドリーや写真サービスがあります
・銀行と ATM
・郵便サービス
などなど…
営業時間 9 時~21 時
期間 7 月 28 日(火)~8 月 8 日(土)
(営業時間はアリーナイベントの状況により変更の場合があります)
スーパーマーケット
スーパーマーケットはジャンボリー病院の近くとメイン駐車場の中にあります。軽食や飲
み物、日用品を購入できます。7 月 31 日と 8 月 6 日は 21 時まで営業します。
営業時間 9 時半~20 時
期間 (ジャンボリー病院の近く)7 月 28 日(火)~8 月 7 日(土)
(メイン駐車場)7 月 26 日(日)~8 月 8 日(土)
25
その他の設備(インターネット、電話、郵便、銀行及び ATM)
インターネット
スマートフォンやノート PC を持っているなら、以下の場所にてインターネットに無料で接
続することができます。一度にアクセスを提供できる機器の数は限られています。やらなけ
ればならないことが終わったら、機器とインターネットの接続を切断しましょう。
・ワールドスカウトセンター
・ウェルカムセンター
・各ハブ
・ジャンボリー本部
インターネットカフェ
各ハブのメインテントにはインターネットにつながった PC を無料で利用できるインター
ネットカフェがあります。
ハブのメインテントではカメラやスマートフォン、ノート PC などの充電も可能です。電力
供給は 100V であり、2 つのピンを用いるタイプ A のプラグを使うことに留意してくださ
い。変圧器や変換器を用いる必要が出てくる場合があります。安全上の理由から、1 度に充
電できる機器の数は限られています。
26
電話サービス
各ハブでは有料電話が利用可能です。その電話を使うための説明は電話のすぐ近くにあり
ます。
SIM カード
プラザでは、携帯電話をインターネットにアクセス可能にするためのプリペイド式 SIM カ
ードを買うことができます。
郵便局
ポストカード、スタンプ、封筒、小包がプラザ内の郵便局で購入できます。
会場に送られてくる郵便物は派遣団サポート部門に送られ、派遣団本部に分けられます。ジ
ャンボリーにいる人に宛てられる手紙や郵便物は次のように住所を書いて送ります。
画像省略
銀行/ATM
日本円だけがジャンボリー会場のショップや施設で使える通貨になります。クレジットカ
ード、デビットカードを利用してお金を引き出す必要が出てきたら、プラザの銀行施設、つ
まり ATM と一般受付窓口を利用しましょう。銀行では外貨両替も可能です。
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水とトイレ
水道
山口の水道水は飲用するのにきれいで安全です。
ジャンボリー会場各所に水道が設けてあります。
トイレ
ジャンボリー会場の各所にトイレがあります。
忠告
・通常の生活リズムを保とうと努めましょう。
・次にトイレを使う人のことを考えて、トイレはきれいで整然とした状態に保ちましょう。
・トイレットペーパーはトイレでのみ捨てること。汚物は専用の容器がありますからそこに
入れましょう。その他のものはリサイクル用の容器に入れられます。
・トイレの外の手洗い場はトイレ後の手洗いのみに使いましょう。顔や体を洗うときはシャ
ワーエリアの水道を使いましょう。食器洗いにトイレの水道を使うことは厳しく禁止され
ています。
・使ったトイレットペーパーはトイレに流し、そのままにしないようにしましょう。
28
ゴミとリサイクル
ジャンボリー期間中や日頃の生活でも、環境への影響を最小限にするためにゴミを削減、再
利用、リサイクルすることは重要なことです。ジャンボリー会場ではいつもよりもう少しだ
け、この地球への影響を考えてみてください。そして山口市のルールに基づいてゴミをいく
つかのカテゴリに分別しましょう。ゴミ分別ゲームだと思ってやってみましょう。
ジャンボリーでのゴミの分別
ジャンボリー会場には 16 種類のゴミ箱があります。初めは 16 種類に分別するのは難しい
ように感じるでしょうが、もしどの箱に捨てればよいか分からない場合にはスタッフが手
助けをしてくれます。
60(日本語版 36)ページの「サブキャンプでの生活―サブキャンプのゴミ設備」に決まり
事が書いてあります。ゴミ分別の重要性を考えてみましょう。知っての通り、世界的な問題
は一人ひとりの貢献によって達成され得るのです。
29
ジャンボリーのメディア
ジャンボリー新聞とウェブサイト
新聞
ジャンボリーのあらゆるところからの写真やニュースを届ける毎日発行のジャンボリー新
聞があります。この新聞はジャンボリーメディアチームによって作成され、英語とフランス
語で発行されます。この新聞はサブキャンプに毎日配布されます。
ウェブサイト
ニュースや動画、写真、ジャンボリー新聞などなどがジャンボリーのウェブサイトで閲覧可
能です。
URL http://www.23wsj.jp/
U-Brain TV
ジャンボリーの動画はジャンボリーメディアチームによって U-Brain TV に投稿されます。
URL http://www.ubraintv-jp.com/channels.php?ch_id=82
Facebook
ジャンボリーの Facebook ページがすでに稼働中です。ジャンボリーについての最新情報や
ニュースがチェックできます。
URL https://www.facebook.com/23WSJ2015
さらに、ジャンボリーに参加する各隊や各国がそれぞれの Facebook ページを持っているこ
ともあります。
YouTube チャンネル
ジャンボリーのビデオクリップが WOSM の YouTube チャンネルにアップロードされます。
URL https://www.youtube.com/user/WorldScouting
#WSJ2015
SNS 全ての投稿に関して、ジャンボリーのハッシュタグは“#WSJ2015”です。
30
個人情報、写真、動画の取り扱い
ジャンボリー参加登録のために集められた、健康状態についての情報を含む個人情報は、ジ
ャンボリーでの参加者の管理をスムーズにするリストを作るために用いられます。
ジャンボリーの運営のため、第 3 者に個人情報が行きわたるかもしれません。こうした場合
には、第 3 者による個人情報の利用は契約によって厳しく制限されます。
個人情報は、個人情報の保護に関する適切なルールに基づいて取り扱われますし、ジャンボ
リーの終わりとともに破棄されます。
ジャンボリーの記録のために撮られた写真や動画は WOSM 及び日本連盟の所有物となりま
す。
参加者の写真や動画は、スカウティングやスカウト関連のイベントを宣伝するために、ウェ
ブサイトやパンフレット、その他発行物に使用される場合があります。
こうした記録は、個人の特定が難しくなるような方法で使用されます。
システム上に個人情報を登録することによって、参加者は個人情報を集められそれを利用
されること(写真と動画を含む)を受け入れます。これはデイビジターやジャンボリーに参
加するボランティアスタッフにも適用されます。
※個人情報取り扱いに関するその他の問題は全て、日本連盟の方針に基づいて処理されま
す。
31
若者特派員と若者代表プログラム
ジャンボリーメディアチームに加入し体験を共有したい参加者は若者特派員になることが
できます。若者特派員は派遣団によって指名されます。彼らは自身の派遣団のメディアコン
タクトパーソンの支援を受けながら、自由時間に様々なアクティビティに参加します。
若者特派員のキックオフ・ミーティング
2 時間のキックオフ・ミーティングが 7 月 29 日の 13 時からジャンボリー本部のミーティン
グテントで開かれます。このミーティングでは若者特派員の役割についてのガイダンスや、
チームの構成、若者代表の選出、メディアセンター内の見学などを行います。
若者代表たちには別のミーティングがあります。
記者会見
毎日記者会見が開かれます。若者特派員はこの記者会見にレポーターとして参加すること
ができます。
地元メディアとのやり取り
隊指導者やメディアコンタクトパーソンの支援を受けて、若者特派員はニュースや動画、写
真などなど、ジャンボリーに関することを報告し、自分の国の地元メディアにそれを紹介す
ることができます。ジャンボリー期間中は、ジャンボリー本部のメディアセンターで記事執
筆やニュースを伝えるにあたっての支援を受けることができます。
若者特派員の中から選出された若者代表は、ジャンボリーに訪れたジャーナリストに話を
します。若者代表は自分のアクティビティの時間のいくらかをこのプログラムに割きます。
32
Ⅳ.サブキャンプでの生活
サブキャンプの配置
画像省略
隊サイト
・1 つの隊にあてられるキャンプサイトの標準面積は 500 ㎡で、幅は 20m、奥行きが 25m
です。
・隣り合うエリアとは最低1mずつのスペースを空けます。
・調理場はサブキャンプの道に面したところに設けます。
・調理場は就寝用のテントからは最低3m離さなければなりません。
33
サブキャンプの設備
サブキャンプは、班や隊の仲間とジャンボリーの多くの時間を過ごす場所です。寝食をここ
でします。その日にしたことを反芻し、他の人と体験を共有する、スカウトにとっての家な
のです。サブキャンプでの生活はジャンボリーの主要な部分です。
サブキャンプの設備
応急処置場
各ハブには応急処置場が設置されています。ここでは医療のプロが隊指導者では対処でき
ない治療や支援を提供します。詳しくは 40(日本語版 23)ページを参照のこと。
食材配給
食材配給場が設置されています。
さらに、飲み物などは各ハブのショップで買うこともできます。
水
水道:きれいな水のために
各サブキャンプに 12 個の水道があります。山口の水はきれいで安全です。キャンプサイト
に水を持っていくために水缶を持ってきましょう。
食器洗いのための水
食器を洗うために、水道からのきれいな水を使いましょう。環境に優しい洗剤を最小限の量
で使うことを忘れずに。食事が終わったら、下水はサブキャンプの下水場に捨てましょう。
忠告:水をキャンプサイトへ持っていきそこで食器を洗いましょう。水道の近くでやっては
いけません。
下水処理
下水処理場が各サブキャンプのトイレの近くにあります。自分のキャンプサイトで下水を
処理しないようにしてください。
キャンプサイトから下水処理場まではプラスチックのバケツを使って下水を運びましょう。
34
トイレ
各サブキャンプには、大規模なトイレと小規模なトイレがあります。大規模トイレは 2 つの
サブキャンプの間に位置し、それらによって共有されます。小規模トイレは各サブキャンプ
の角に位置します。手洗い場も提供されます。トイレは男性用女性用に分かれています。
忠告:
・通常の生活リズムを保とうと努めましょう。
・次にトイレを使う人のことを考えて、トイレはきれいで整然とした状態に保ちましょう。
・使ったトイレットペーパーはトイレに流し、そのままにしないようにしましょう。
・汚物は専用の容器がありますからそこに入れましょう。その他のものはリサイクル用の容
器に入れられます。
・トイレの外の手洗い場はトイレ後の手洗いのみに使いましょう。顔や体を洗うときはシャ
ワーエリアの水道を使いましょう。食器洗いにトイレの水道を使うことは厳しく禁止さ
れています。
シャワー
シャワー場は 2 つのサブキャンプの間に位置します。2 つのサブキャンプによって共有され
ます。温水のシャワーと常温のシャワーの 2 種類があります。
温水シャワーは男女によって、そして指導者と参加者によって分けられています。
常温シャワーは男女で分けられており、あとは共同です。
どの種類かはシャワーに明記されます。いつでも開いていて、その日の予定に合わせて入浴
時間を決められます。簡易的な体洗いと洗濯のためにシャワー場に設けられた水道を使用
できます。
忠告:
・水の無駄遣いをしない。
・他の人不便を被らないように、必要以上に長く使用しない。
・衣服や洗面用具などのものを忘れないよう注意する。
・シャワー場の指導は簡易的な体洗いと洗濯のためにのみ利用する。食器を洗うために利用
することは厳しく禁じられている。
35
サブキャンプでのゴミ分別
ジャンボリーでは 16 種類のゴミの分別があります。下の表を見てください。集積場はサブ
キャンプ、いくつかはハブに設置されています。
全てのゴミを分別するため、適した場所に捨てる前にしっかりこの表を見ましょう。
ボックス
品目
ボックス
品目
1
燃えるゴミ※
2
ペットボトル
3
ペットボトルのキャップ
4
カン
5
透明ビン
6
茶色ビン
7
その他ビン
8
段ボール
9
ガラス製品、陶器
10
プラスチック製品
11
金属製品
12
スプレー缶
13
乾電池
14
ライター
15
カセットガス
16
竹
※生ゴミ、紙、革、ゴム、布、ビニール、木など
サイトでの分別を簡単にするために、次のように 3 種類のカテゴリに分けられます。これら
3 つに分別し、ハブテントの近くの集積場で 16 種類に分別しましょう。
燃えるゴミ
1.燃えるゴミ
資源ゴミ
燃えないゴミ
2.ペットボトル
10.プラスチック製品
3.ペットボトルのキャップ
11.金属製品
4.カン
12.スプレー缶
5.透明ビン
13.乾電池
6.茶色ビン
14.ライター
7.その他ビン
15.カセットガス
8.段ボール
16.竹
9.ガラス製品、陶器
36
サブキャンプアクティビティ
自由時間アクティビティ
自由時間に立ち寄って楽しめるアクティビティもあります。スポーツトーナメントや、ワー
ルドスカウトセンターや信仰エリアの訪問、文化交流プログラムなどがあります。準備して
きたパフォーマンスをすることも歓迎されます。
キャンプファイア
時間 19 時半~22 時
サブキャンプ事務所に予約が必要
交歓
隊が利用可能な音響を備えたステージがハブにあります。小さなパフォーマンスができま
す。自文化に関連していれば理想的です。
北ハブ
東ハブ
西ハブ
7 月 30 日
赤城
穂高
久住
7 月 31 日
鳥海
恵那
寂地
8月1日
大雪
五竜
石鎚
8月3日
磐梯
富士
宮之浦
※他の日の使用はハブテントで発表されます
国旗掲揚と降納
7 月 30 日から 8 月 7 日まで、参加するすべての国の国旗が朝に掲揚され、夕方に降納され
ます。各国それぞれ 2 人ずつのスカウトを送ることが求められています。掲揚ポールは駐車
場近くのジャンボリーアベニューに沿っています。国旗はジャンボリー側が用意します。
朝
集合時刻 8 時(指導とリハーサル)
掲揚 8 時 30 分
夕方
集合時刻 6 時(指導とリハーサル)
降納 6 時 30 分
37
Ⅴ.プログラム
プログラム概観
サブキャンプでの生活からセレモニーまで、ジャンボリー期間中に行われるあらゆること
はプログラムの一部と考えられます。
各モジュールアクティビティは全日もしくは半日を占めます。各サブキャンプに指定のス
ケジュールが割り当てられています。ジャンボリーの終わりまでに、全てのモジュールアク
ティビティに参加することになります。自分のサブキャンプのモジュールのスケジュール
を確認しましょう。
グローバルデベロップメントビレッジ(GDV)
・カルチャー・サイエンス・ウォーターとい
った場内プログラムに加えて、ネイチャー・コミュニティ・広島ピースプログラム・ウォー
ターといった場外プログラムがあります。ウォーターは場内プログラムにも場外プログラ
ムにもあります。
自由時間にはフリータイムアクティビティ(FTA)に参加するよう勧められます。FTA には
いくつかの選択肢があります。
セレモニーのため、ジャンボリーの全参加者がアリーナに集まります。
図省略
モジュール日程
図省略
注意:網掛け部分はバス移動のあるプログラムです。
注意:“-”はフリータイムアクティビティに充てることができます。
38
場内プログラム
モジュールアクティビティ
場内プログラムはグローバルデベロップメントビレッジ・カルチャー・サイエンス・ウォー
ターからなる4つのモジュールアクティビティと、信仰エリア・フリータイムアクティビテ
ィによって構成されます。プログラムは午前のセッションが 9 時から 12 時までで、昼食後
14 時から 17 時は午後のセッションです。GDV とカルチャー、サイエンスのモジュールは
半日モジュールです。信仰エリアと他のアクティビティは他のモジュールが割り当てられ
ていなければいつでも参加可能です。
地球開発村(GDV)モジュール
GDV モジュールアクティビティを通じて、様々な世界的問題に立ち向かうために日常から
何ができるかについて学びます。人権や地球温暖化、飢餓問題についての理解を、平和・環
境と持続可能性・人権・健康・貧困という 5 つの観点から深めていきます。また、これらの
諸問題に対して国際連合や NGO がどのようなことをしているのかについても学びます。3
万 3 千人の参加者によって起こされる行動は 161 の国と地域にいる 4 千万人を越えるスカ
ウトたちの意識を呼び起こします!より良い世界をどのように創っていくかについて世界
中のスカウトと考えを共有することは、世界的問題の解決につながる“革新”を引き起こしま
す。究極的には、このプログラムは世界平和に貢献し、つまるところ“和:団結の精神”とい
うテーマを具体的なものにするのです。
実施時間 9 時~12 時、14 時~17 時
プログラムの長さ 半日
本モジュールの達成条件 2 つのテーマから 1 つずつのアクティビティに参加する
持ち物 ID カード、ネッカチーフ、帽子、ハンドブック、水筒、雨具、筆記用具
39
カルチャーモジュール
我々の世界には文化が多く存在し、それはまさにきれいな万華鏡のようです。1 つの例とし
て衣服を考えてみましょう。日本では着物を着ることがあります。しかし世界に目を向けて、
我々の星を彩る伝統衣装の例をいくつかあげてみると、韓国のチマチョゴリ、モンゴルのデ
ール、フィジーのスル、タヒチのパレオ、チリのポンチョ、スコットランドのキルト、ドイ
ツのレダーホーゼンなどがあります。それぞれの文化ははっきりとした独特なものです。異
文化を体験し受け入れることによって、他人を評価する観点を養い、互いに学び合い、友情
の輪を広げることができるのです。独特の経験や伝統を仲間になったスカウトと共有でき
るよう、自分の国や文化についての紹介を準備することが奨励されています。これは、他の
人と説明し共有する過程を通じて自分の国や文化についてさらに学ぶことのできる大きな
チャンスになります。異文化間交流を通じて相互理解を深め、国と文化の違いを超えた“調
和”を達成するでしょう。
このジャンボリーは日本という東洋と西洋の文化の影響が交わった国で開かれるので、“和”
という日本文化についての洞察を得る機会を持つでしょう。アニメに代表されるクールジ
ャパンという現代日本の文化だけでなく、伝統芸術を学ぶこともできます。
実施時間 9 時~12 時、14 時~17 時
プログラムの長さ 半日
本モジュールの達成条件
・最低 1 つの日本文化アクティビティに参加する
・最低 1 つ、自分以外の派遣団が運営している国際文化アクティビティに参加する
持ち物 ID カード、ネッカチーフ、帽子、ハンドブック、水筒、雨具、筆記用具
40
サイエンスモジュール
サイエンスモジュールは科学に対する理解を刺激します。コンピュータやインターネット、
携帯電話、冷却技術などなど、現代社会を支える技術についての知識を豊かなものにします。
人々の暮らしを豊かにしている最新技術、さらにはこの地球環境と人間の調和の達成につ
ながる可能性を持った技術についても学ぶことができます。技術の躍進を体験することで、
スカウトは革新を追い求める姿勢を養います。特に、このジャンボリーでは日本の最新技術
を学ぶ機会が与えられます。ここでは“和:団結の精神”というテーマを科学的・技術的観点
から楽しむことができます。
実施時間 9 時~12 時、14 時~17 時
プログラムの長さ 半日
本モジュールの達成条件 最低 2 つのアクティビティに参加する
持ち物 ID カード、ネッカチーフ、帽子、ハンドブック、水筒、雨具、筆記用具
41
場内ウォーターモジュール
50 か国以上の内陸国があるにもかかわらず、なんと日本は海に囲まれています。
23WSJ は水泳やカヌーなど、確実に活力を引き出すようなウォーターアクティビティを提
供するためにこの海を活用します。アクティビティは挑戦しがいのある楽しいもので、チー
ムワークや水中・水上・水の外での専門性を養うように作られています。さらに、班で浜辺
にてゆったりするチャンスがあるので、友情や感情的つながりを強めることもできます。こ
れは“和:団結の精神”というジャンボリーのテーマを実現させるようなものです。場内ウォ
ーターモジュールはプールもしくは場内の“月の海”にて開かれます
プログラムの長さ 終日
本モジュールの達成条件 アクティビティに参加する
持ち物 ID カード、ネッカチーフ、水筒、ハンドブック、箸・スプーン類、昼食、帽子、雨
具、水着、タオル、着替え、筆記用具、その他指示されたもの
42
信仰ゾーン
信仰ゾーンは、崇拝を示す行動をして自らの信心を実践し、世界の主要な宗教について学び、
“見えないものを探索する”場所です。この場所の雰囲気は心の安らぎと自己意識を達成しや
すいものになっていて、ジャンボリーでの出来事を反芻することもできます。それぞれの宗
教ごとにブースが設けられていて、そこではその宗教の信者が何を信奉しているのかにつ
いて学ぶことができ、その信仰に関連するより深い洞察をもたらしてくれるアクティビテ
ィに参加できます。他の人と自分の宗教的実践を学ぶことによって、世界で起きている宗教
に関連がある争いは宗教的な不寛容によって引き起こされているという事実に気づくでし
ょう。そこで宗教間で似ているところがあったらそれを喜んで受け入れ、そうした問題につ
いてのより広く啓発的な観点を養いましょう。宗教についてのお話を通じて異なる宗教同
士の関係についての理解を深めましょう。異なる背景を持つスカウトとの友情を深めるこ
とで、自分が平和の使者であることを再確認し、調和に向けて頑張るのです。
開いている時間 9 時~12 時、14 時~17 時
宗教エリア
様々な宗教や信仰についての異なる 10 個のブースがあり、そこでスカウトは自らの宗教へ
の信心を実践したり、FAB ゾーンで紹介されている多様性のある信仰の背景を探検したり
できます。
以下の宗教が紹介されています:
キリスト教(カトリック、プロテスタント、ギリシャ正教会)、イスラーム、ユダヤ教、仏
教、シク教、末日聖徒教会、円仏教、日本宗教(神道、金光教、世界救世教)
信仰体験アクティビティ
スカウトは各宗教について学び、それらの信仰に特有のものを体験できます。
例:数珠、ドレイデル、ヘナタトゥー、聖像画など
43
セレモニー
開会式、宗教セレモニー、アリーナイベント、閉会式は全ての参加者がアリーナに集まって
開催されます。
開会式
もうすぐ始まるジャンボリーへの期待を高めるために、伝統的なものから新しいものまで
様々な国・文化のスカウトが世界中から集まったとき、エネルギーが満ちてくるでしょう。
ジャンボリーがスカウトのエネルギーを充填し、そのエネルギーが全員にとってより良い
世界を創るための助けになることを確認しましょう。
日時 7 月 29 日 19 時~20 時 15 分
服装 制服
場所 アリーナ
宗教セレモニー
世界の様々な宗教について学ぶ機会です。異なる民族的背景や信仰をもつスカウトたちが
一堂に会し、平和な世界を実現するために話し合い、祈ります。異文化の理解と尊重が目的
です。
日時 8 月 2 日 9 時~10 時
場所 アリーナ
アリーナイベント
日本のお祭りを連想させるようなパフォーマンスを含んだ、伝統的パフォーマンスを体験
することになります。世界中のスカウトを集めていい雰囲気で文化交流や友情、理解の精神
を育むのも目的です。伝統を理解することは革新的考え方へと進むには不可欠なものです。
日時 8 月 2 日 18 時~19 時半
服装 制服または自国の伝統衣装
場所 アリーナ
44
閉会式
世界中から集まった、異なる文化や信仰、家庭環境のスカウトたちのつながりを体験し、違
いを認識し尊重するでしょう。理想である“和”を経験するために、伝統や最新技術、人間愛、
科学などの重要なことについてしっかり理解できるようなパフォーマンスが行われます。
ジャンボリーで過ごした時間を反芻し、平和に向けて共に頑張るという考えをもって未来
を見据えます。世界スカウト旗を次の第 24 回世界スカウトジャンボリーの開催国であるア
メリカ合衆国、カナダ、メキシコへと渡します。
日時 8 月 7 日 19 時半~20 時 45 分
服装 制服
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文化交流の日
様々なアクティビティが、参加国の文化的そして宗教的多様性に関係しています。ジャンボ
リー全体が音楽やパフォーマンス、遊び、食べ物などなどの素晴らしいお祭りになるでしょ
う。自分の文化や国を代表する食べ物を用意して他の参加者を自分のサブキャンプやハブ
に招待し、伝統舞踊や音楽を紹介するのも楽しいですよ。交流し、異文化を学び友情を深め
る良い機会になります。
日時 8 月 2 日(日)
日程 9 時~10 時 宗教セレモニー
10 時~15 時 フードフェスティバル
18 時~19 時半 アリーナショー
持ち物 チーフ、制服、帽子、水筒、ハンドブック
宗教セレモニー
世界の様々な宗教について学ぶ機会です。異なる民族的背景や信仰を持つスカウトが一堂
に会し、世界平和について議論し祈ります。
フードフェスティバル
フードフェスティバルは昼食時間あたりに開かれます。自分の伝統食を作り、それを他の国
から来たスカウトとシェアします。何かパフォーマンスをして自分の国を紹介するチャン
スでもあります。サブキャンプを歩き回って、異なる国々の食文化を体験してみましょう。
アリーナショー
日本の伝統的なお祭りに参加することで、日本文化の多様性を学ぶことができます。
46
フリータイムアクティビティ(FTA)
自由時間はいつでも FTA に参加できます。さっと来て気軽に参加しましょう。ジャンボリ
ー会場のいろいろなところでアクティビティがあります。スポーツ大会、ラジオワークショ
ップ、ワールドスカウトセンターの展示、文化交流プロクラムなどのアクティビティがあり
ます。
これらは全て自発的な出会いにつながるようになっています!
ワールドスカウトセンター
各国連盟のブースが設けられていて、世界中のスカウティングについて学ぶことができま
す。スタンプやバッジなどのスカウト記念品コーナーや、2019 年に開かれる第 24 回世界ス
カウトジャンボリーの展示もあります。
自然学習と野鳥観察
自然学習センターではきらら浜の多様な野生生物や植生について学べます。午後の訪問が
おすすめです。
注意:8 月 1 日、2 日は閉まっています
自然学習センターへの行き方
画像略
スカウトサッカーワールドカップ
スカウトサッカーワールドカップはサッカートーナメントです。サッカー場に来て参加し
ましょう。5~6 人のスカウトでチームを組み、選手を交代しながらサッカーをします。ぜ
ひ班で来てくださいね!
スカウト無線
アマチュア無線基地は様々な方法で世界中の他のアマチュア無線基地とつながります。ア
マチュア無線免許を持っている場合にのみこのワークショップに参加できます。サイエン
スモジュールにある基地を探して来てください。
23WSJ 専用のコールサインは 8N23WSJ です。これには特別な意味が込められています。8
は日本での特別なイベントを表す数字で、N は日本を表します。23WSJ がこのジャンボリ
ーそのものを表すことは言うまでもありませんね。
47
スイムラン
スイムラン競争は 8 月 1 日にジャンボリー会場のビーチで、山口トライアスロン協会の協
力のもと開かれます。大雪、石鎚、寂地のサブキャンプのスカウトが参加できます。この競
争には限られたスペースしかないので、参加条件として水泳技能が求められます。水着とゴ
ーグルを忘れないように!
ジャンボリーフェスティバル
山口ジャンボリーフェスティバルはジャンボリー期間中にドームとプラザで開かれます。
このお祭りではパフォーマンスや展示、世界の食べ物、冒険的アクティビティ、パレードな
どが楽しめます。これらのほとんどは山口市はじめ近隣の地域からの若者集団によって行
われます。
山口の豊かな文化を感じましょう!
ビーチでのフィンランドサウナ体験
ビーチではフィンランド伝統のサウナ体験ができます。
スカウツオウン
自分の信仰を表現し、他のスカウトの信仰についての洞察を深めることができます。信仰を
表現することによって、スカウトのちかいを再確認できます。ジャンボリー期間中は指導者
によってスカウツオウンが行われるでしょう。その時に、どのように他の人々を助け、その
日にどうやってちかいにあることを実践するかについて仲間のスカウトと話します。夜の
反省は仲間のスカウトと朝決めたことについて自分の実践を話し合うための時間です。
たこあげ
サブキャンプで、日本の伝統的あそびであるたこあげができます。サブキャンプオフィスで
たこを受け取れます。開会式や閉会式、アリーナショーとそのリハーサルの時以外はアリー
ナでもたこあげができます。
竹日よけコンテスト
アイデアとスカウト技能を共有するために、サブキャンプでは竹日よけコンテストが開か
れます。ジャンボリー期間中、竹を使った特別な日よけを作り、隊のサイトで使いましょう。
この日よけのもとで友人とおしゃべりしましょう。いろいろな結び方を学び使ってみる良
い機会です。
48
バッジ交換
バッジ交換はスカウティングの 1 つの楽しみです。安心してバッジを交換するために、以下
のルールに従いましょう。
・バッジだけでなく友情も交換する
・参加スカウトは参加スカウトとだけ交換する
・大人は IST や隊指導者など大人とだけ交換する
・だますことなく、きちんとサイズや質を考えた交換をする
スカウトパレード
8 月 6 日の 18 時 15 分にはスカウトパレードが開かれます。パレードは中央道路のメインゲ
ートから始まり、ジャンボリー通りを経てメイン駐車場の特設ステージまで行きます。各サ
ブキャンプの代表がこのパレードに参加できます。代表は、ハブステージでのパフォーマン
スからサブキャンプスタッフによって選出されます。
よさこいコンテストもメイン駐車場のやぐらで、8 月 6 日の 18 時半~19 時半に開かれます。
ワイドゲーム
ワイドゲームは、8 月 7 日夕方の閉会式に参加する新たな国際的グループを作るために行わ
れます。ワイドゲームとは、各スカウトに与えられたある 1 つの単語を作るために文字を集
めるゲームです。このゲームに必要なものは 7 日にサブキャンプで配布されます。
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場外プログラム
場外プログラムは 4 つのモジュールプログラムによって構成されています。コミュニティ・
ネイチャー・ウォーター・ピースです。これらのプログラムは早朝に始まり、終日日程で実
施されます。3 つのプログラムはバスで移動します。コミュニティまたはネイチャーは、ジ
ャンボリーサイトの周辺で行われる場合は徒歩移動です。
ピースモジュールのプログラムは 2 つの特別なプログラム、広島平和記念式典と長崎平和
フォーラムを含みます。これらは 8 月 5 日から開かれます。各国連盟の代表スカウトはこ
れらのプログラムに参加します。
場外プログラムの開催地
コミュニティ、ネイチャー、ウォーターモジュールでは、山口県内の市や町へ行きます。以
下の地図で場外プログラムの開催地が分かります。
地図省略
緊急時の行動
緊急時に備えて隊指導者は、スタッフ用の帽子をかぶっている、場外プログラム部門のスタ
ッフや現地スタッフと協力する必要があります。その地区担当の人は危機対応フローチャ
ートにしたがって、病院などの適切な機関に連絡します。
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コミュニティモジュール
山口県は日本の本州最西端に位置します。この県には 19 の市と町があり、それらは豊かな
文化と変わらず豊かな自然で有名です。
コミュニティモジュールではそれら 19 の市や町を訪れます。それぞれの地で地元の文化や
建築、産業を地元の人々と交流しながら体験します。“和―団結の精神”というテーマを意識
しながら日本という国の理解を深める良い機会です。
プログラムの長さ 終日
持ち物 制服、ID カード、ネッカチーフ、帽子、しおり、ハンドブック、水筒、昼食、雨
具、筆記用具、おこづかい、自国を紹介するグッズ
バス出発場所 以下の画像参照。コミュニティモジュールのバス出発場所はメインパーキ
ングエリアで示されています。各市や町へのバスがあります。間違ったバスに乗らないよう
に気を付けましょう。
画像省略
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ネイチャーモジュール
1500 ㎞にわたる海岸線と、県内にそびえたつ山々が、山口には自然が好きな人たちを満足
させるだけのものがあります。こうした魅力的な自然の中、スカウト活動を通じて身に付け
た技能を使ったハイキングをします。新たな挑戦をし、新たな目標を追求していきます。生
物の多様性、自然を畏怖する気持ち、国際的な友情の精神によるチームワークの力が重要だ
と学ぶことでしょう。スカウトの強い絆は“和―団結の精神”をより強くするエネルギーを生
み出します。ジャンボリー近くでのクライミングやボルダリングもあります。
プログラムの長さ 終日
持ち物 ID カード、ネッカチーフ、帽子、しおり、ハンドブック、水筒、昼食、雨具、筆記
用具
出発場所 ネイチャーモジュールには 3 つの出発地点があります。バス移動するコースは
メイン駐車場、阿知須町ハイキングはアリーナの駐車場、藤尾山ハイキングは自然学習セン
ターです。しおりをチェックしましょう。各コースの集合場所が書いてあります。
画像略
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場外ウォーターモジュール
50 か国以上の内陸国があるにもかかわらず、なんと日本は海に囲まれています。
23WSJ は水泳やヨット、釣りなど、確実に活力を引き出すようなウォーターアクティビテ
ィを提供するためにこの海を活用します。アクティビティは挑戦しがいのある楽しいもの
で、チームワークや水中・水上・水の外での専門性を養うように作られています。さらに、
班で浜辺にてゆったりするチャンスがあるので、友情や感情的つながりを強めることもで
きます。これは“和:団結の精神”というジャンボリーのテーマを実現させるようなものです。
プログラムの長さ 終日
持ち物 水着(または水にぬれてもよい薄着)、ID カード、ネッカチーフ、帽子、しおり、
ハンドブック、水筒、昼食、雨具、筆記用具
バス出発場所 以下の画像参照。ウォーターのバス出発場所はメインパーキングエリアで
示されています。県内各地へ行くバスがあります。間違ったバスに乗らないように気を付け
ましょう。
画像省略
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ピースモジュール
広島を訪れ、命は大切だという自覚や他の人々と共感することの重要性を再確認します。戦
争のもたらした凄惨な帰結を学びます。世界の平和を追求し、平和運動を進めるための実践
を考え、自分の考えを他の人々と共有します。あなたは平和の使者となるのです。平和の使
者たちによる調和は“和―団結の精神”の根幹をなすものです。
プログラムの長さ 終日
持ち物 朝食(バス内で食べます)、昼食(広島平和記念公園で食べます)、水筒、筆記用具、
帽子
バス出発場所 以下の画像参照。広島ピースプログラムのバス出発場所はきららストリー
トで示されています。ここからバスは計 20 台が 20 分ごとに出発します。
訪問地と日程
・きらら浜をバスで出発(2 時間 10 分)バス内では広島についての DVD を視聴
・広島平和記念資料館を訪問
・広島平和記念公園を訪問
・記念碑を訪問
画像省略
・平和の子の像を訪問
・広島国際会議場での朗読
・広島からバスでジャンボリー会場へ出発
画像省略
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特別なピースプログラム
広島平和記念式典と長崎ピースフォーラム
各国連盟の代表スカウトは広島平和記念式典に出席します。広島市の他の出席者と共に、世
界平和にだけではなく、原爆の犠牲者へと祈りをささげます。広島県連盟のスカウトは、お
花の配布やセレモニー参加者のガイドといったボランティア活動に協力します。彼らはま
た、広島ピースプログラムの間に平和の子の像で折られた鶴を奉納します。
長崎ピースフォーラムも各国連盟の代表スカウトが参加します。長崎市と長崎平和記念公
園を訪問し、長崎の若者と話し合うことで平和の重要性を学びます。
参加者について
広島平和記念式典、長崎平和フォーラムに各1人ずつ、各派遣団から出席します。
持ち物 制服、1 泊分の着替え、筆記用具、洗面用具、ID カード、水筒、帽子
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日程表(広島平和記念式典)
8月5日
14 時
きらら浜を出発
16 時 広島ユース野外センターに到着、オリエンテーション
8月6日
6 時半
広島平和記念公園でのボランティア
8時
広島平和記念式典に到着
9 時半
折鶴の奉納式
11 時半 広島県連のスカウトとの交流
17 時
ジャンボリー会場に到着
日程表(長崎平和フォーラム)
8月5日
7 時半
きらら浜を出発
11 時半
長崎市に到着、オリエンテーション
13 時
長崎原爆資料館を訪問
15 時
開会式
15 時半
記念講演
16 時半
アイスブレーキング
16 時 45 分 世界的問題の紹介
8月6日
18 時
夕食
8時
広島への祈り
8 時半
原爆体験のお話
10 時
日本文化の体験
11 時 10 分 昼食
12 時
グループワーク
14 時半
プレゼン
15 時半
閉会式
16 時半
長崎市を出発
20 時半
ジャンボリー会場に到着(車内で夕食)
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日本伝統のあそび
省略
ジャンボリーフレンドシップアワード
このアワード獲得のためには文化交流を受け入れ、ジャンボリーのプログラムに好奇心を
もって積極的に取り組むことが求められます。
画像省略
以下の条件を全てクリアしてジャンボリーフレンドシップアワードを手に入れよう!
・GDV モジュールに参加する
・カルチャーモジュールに参加する
・サイエンスモジュールに参加する
・コミュニティモジュールに参加する
・ネイチャーモジュールに参加する
・ウォーターモジュールに参加する
・ピースモジュールに参加する
・ワールドスカウトセンターの 5 つの派遣団のブースを訪問する
・信仰エリアを訪問する
・ジャンボリー中に他の隊の食事に参加する
・10 人の友人をジャンボリーで作り、連絡情報を交換する
・日本のスカウトと 2 つの伝統的なあそびを体験する
この挑戦の最後に、隊長のもとへ行き話しましょう。会ったスカウト全員の象徴であり、こ
れらの条件をクリアしていくにあたって養った友情の象徴でもあるこのアワードを受け取
りましょう。
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ジャンボリーフレンドシップアワードの記録
省略
達成の証明
ジャンボリーフレンドシップアワード
これは、
(名前)
がジャンボリーフレンドシップアワードの課程を修了したことを証明します。
国:
隊:
隊長のサイン:
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Ⅵ.ジャンボリーその後
ジャンボリーの終わりにあたって...
世界中から集まった 33000 人ものスカウトと 2 週間の生活を共にした後は、きっとこのイ
ベントが終わってしまったことを悲しむでしょう。ジャンボリーを楽しんだのなら、それは
当たり前の感情ですから心配することはありません。
世界スカウトジャンボリーというのは替えがきかないイベントです。しかしスカウティン
グはこれからも続き、今後もたくさんの活動の機会があります。自国または海外で開かれる
国際的な活動に参加することだってできます。新たな友人たちとしっかり連絡を取り続け、
スカウティングは人生において非常にやりがいのあるものだということを忘れないように
しましょう。
ジャンボリー期間中は名刺や連絡先を交換することでしょう。家に帰ってからもジャンボ
リー会場であったスカウト仲間にメッセージや写真を送ることをおすすめします。自分の
団や隊のスカウト仲間にも今回の体験や考えを話してあげてください。これは自分の人生
について考え、それを他の人々と共有することは、ジャンボリープログラムの重要な一面で
す。
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ジャンボリーの歴史
ジャンボリーの基本理念は、スカウティングの創設者でありベーデンパウエル卿が、全ての
国のスカウトを集めて特別なイベントを開催したいという思いで考えたものです。
最初のジャンボリーは 1920 年にロンドンのオリンピアで開催され、これは本当の意味で国
際的な集まりであり、34 か国から 8000 人が集まりました。
ジャンボリーは現在、スカウトの大規模な集まりを表す世界中で使われる用語になりまし
た。1920 年から 1959 年まで、世界スカウトジャンボリーは 4 年おきに、基本的に世界中の
連盟で開催されました。
画像省略
表省略
画像省略
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24WSJ の概要
このジャンボリーで参加者として素晴らしい時間を過ごしたことと思います。そして世界
中の新たな友達と会うジャンボリーをもう 1 度体験しようか、または他のスカウトを誘お
うかと考えているかもしれません。世界スカウトジャンボリーは 4 年おきに開催され、次は
2019 年北アメリカで開催されます。第 24 回世界スカウトジャンボリーには IST として運営
に協力できます。IST は世界中の異なる経歴を持つスカウトによって構成され、ジャンボリ
ーの全日程で一緒に働き生活します。
IST としてのジャンボリーは挑戦的で国際的な楽しいものになります。世界中から集まった
スカウトと共に働き生活することで、世界にもっとスカウト仲間を作ることができます。
IST はジャンボリーを成功させるための重要な役割を担います。これは素晴らしい経験です。
第 24 回世界スカウトジャンボリーについての詳しい情報はウェブサイトで閲覧可能になる
予定です。
2019wsj.org
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メモ欄
省略
スポンサー
省略
会場マップ
省略
ジャンボリーソング
省略
派遣団:
隊ナンバー:
班:
サブキャンプ:
名前:
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