第1号

団交速報
第51 期
(2 月 14 日)
第1号
2011 年 2 月 16 日発行
ノースウエスト航空日本支社労働組合
〒286−0202
千葉県富里市日吉倉223−1東ビル 303 号室
0476−93−2919
email : [email protected]
ホームページ : http://www.h7.dion.ne.jp/~nwunion/
富里 F/K ビル 2 階会議室(15:30∼17:00)
会社側: 清水氏、 田岡氏、 田中氏
組合側: 斉藤、 川瀬、 木村、 菅、 吉村、 播田実、 松村
第 51 期第 1 回目の団交を行いました
第 51 期初の団交が 2 月 14 日午後 3 時半より富里ビル 2 階で開かれました。 冒頭、清水統括
部長から「今回は新執行部 7 名にお集まり頂きありがとうございます。春闘の時のみならず情報
交換をし、皆さんと風通しの良い労使関係を築いていきたいと思います。デルタ航空の羽田就航
を 1 週間後に控え、旅客部長であり羽田就航に向けて社内のリーダーとして陣頭指揮を取ってい
る田中部長より、皆さんにお話をさせて頂きたい」との挨拶がありました。
田中氏) このような団交の席に初めて出席させて頂きありがとうございます。
羽田就航はデルタにとって歴史的マイルストーンであり、社内においても重要な事業と
位置付けています。情報は隠すことなく皆さんと共有していきたいと思いますので、現
在までに決定されている事柄をお知らせします。
羽田勤務になる旅客サービス課(ACS)はマネージャーが 1 名とスーパーバイザーが 1
名、貨物課はスーパーバイザーが 1 名、CSA が 2 名、整備課はサービスマネージャー
が 6 名常駐する予定です。勤務形態は 1 日 10 時間、週 4 日勤務を検討中であり、協約
作成も含めた羽田事業所の立ち上げ作業を進行中です。チェックイン業務やウエート
アンドバランスなどの重量計算業務は「スターフライヤーフロンティア」に委託、搭載等
のランプ作業はスターフライヤー社が出資する「羽田タートル」が請け負います。羽田タ
ートルは他社での作業の実績がありデルタのトレーニングも既に完了しております。実
際の作業は夜間となるので怪我のないよう、また飛行機にダメージを与えないよう慎重
に行うように指示しています。整備においては 100%自社ハンドリング、また4月からは
コーポレート契約の関係上、ハワイアン航空のA300 をハンドリングする必要があり 6 名
のサービスマネージャーが対応します。予約状況については、初便において現在 6 割
に留まっており苦戦を強いられています。
理由としては深夜早朝の発着で公共交通機関を利用しづらいことやアメリカ本土での
接続も悪く利便性が低いことが要因として挙げられます。営業スタッフもビジネスクラス
のマイルを 3 倍、エコノミークラスのマイルは 2 倍にするなどの宣伝をしてリピーター客
を増やし一度ご利用して頂いたお客様を離さない努力をしています。現在のところ、こ
のような状況ですが今後も新しい動きがありましたら随時、皆さんにお知らせしていき
ます。何か質問がありましたらどうぞおっしゃって下さい。
組合)
日中、羽田にはデルタの従業員がいないため、お客様が羽田に関する問い合わせを成
田にしてくる可能性がありますが、そういった場合の対応はどのようにすれば良いです
か?
田中氏) 日中は、羽田のビジネスパートナーに対応してもらう予定ですので、成田には影響がな
いようにします。
組合)
予約が伸びず苦戦を強いられているのは、日本国内においてデルタ航空とアライアン
ス提携をしている航空会社がないのが1つの要因ですか?
田中氏) おっしゃる通り、JAL や ANA とのアライアンスがないために地方からの乗り継ぎ客が見
込めず、関東圏の乗客に頼らざるを得ない状況であることも1つの要因です。しかし他
社の予約状況も大差がなく苦戦を強いられているようです。羽田空港は深夜の時間帯
のみの発着で、しかも空港内の店舗も 23 時以降は閉店して利用しづらいなどのマイナ
ス要素がありますが本社サイドも羽田は失敗させられないとの認識を持っており、とに
かく悪材料を克服して予約数を上げるべく努力をしています。
組合)
先程、ウエートアンドバランスの重量計算などの業務は、「スターフライヤーフロンティ
ア」に委託するとお伺いしましたが、B747 定期便のハンドリング経験がない業者に委託
することで、安全面に対して問題はないのでしょうか?
田中氏) たとえハンドリング会社に委託しても重量計算はライセンス取得者が行い、最終チェッ
クは本社アトランタが行うので安全面には全く問題はありません。
ここで、田中氏は空港で仕事があるとのことで退席をされました。
清水氏) それでは続いて、プロフィットシェアリングのお話をさせて頂きます。
本社リチャード・アンダーソンより「今回プロフィットシェアリングを分かち合えるのはひと
えに社員皆様の努力の賜物であり、心より御礼申し上げます」とのメッセージがありまし
た。プロフィットシェアリングの計算式に含まれる手当等に関しては、デルタネットを参照
して下さい。日本支社の皆様への統一決定事項として 2010 年給与の6.5%の額が支
払われます。2 月 14 日以降の最初の給与支払日(日本の場合は 2 月 25 日)に振り込
まれる予定であり、賞与扱いとなります。
また各セクションでも順次セレブレーションが行われる予定で、営業課では本日14日に
行われています。
組合)
前回賞与支払い時に、税金の計算に不手際がありました。今回はそのようなことがない
ように注意して頂きたいです。
清水氏) 今回は二度と同じ間違いをしないように、細心の注意を払って臨んでおりますので、皆
さんどうぞご安心下さい。
組合)
はい、分かりました。よろしくお願いします。
田岡氏) 次の議題は労働協約書についてですが、私から説明させて頂きます。
労働協約書は2月7日に文書にて回答した通り、今月中に印刷されて会社に納品され
るので3月の初旬には皆さんに配布の予定です。日本語と英語の両方の協約書を一
冊にまとめ、その他附則を添付します。今回はボーナス協定も添付致します。
組合)
今回締結される36協定の内容も勿論、労働協約書に添付されますよね。
田岡氏) いいえ、添付は致しません。36協定の内容は労働協約書にも就業規則にも載せるつ
もりはありません。
この協定は貴組合と結ぶものではなく、従業員代表者と結ぶものだからです。添付する
と却って意味合いが違ってきますので、あえて添付せず各部署にて掲示するのみとし
ます。
組合)
昨年9月9日に会社と当組合が締結した協約の第11条 超過勤務 A に36協定の内容
は、労働協約書に添付すると書いてありますよ。
清水氏) 貴組合は既に全従業員数の過半数を満たした組織ではないので、その文言は調印時、
協約内容から削除すべきでした。しかし労使双方ともその誤りに気が付かなかったの
は残念です。
組合)
組合としては、当然添付されるものと認識をしておりました。
田岡氏) そうはおっしゃっても貴組合は全従業員数の過半数を占めておらず、よって会社として
は添付する義務がありません。
組合)
しかし調印した協約内容はあくまでも有効ですので、それに従って添付して下さい。
清水氏) 労働協約書は会社と貴組合が交わした協定であり、そこに全従業員代表者が交わし
た協定を載せると却っておかしなことになりますよ。
その後暫く、押し問答が続く・・・
田岡氏) それでは、取り合えず協約書の印刷は止めますがよろしいですか?
組合)
はい、お願いします。
田岡氏) この案件は一度、持ち帰り検討させて頂きます。また後日回答させて頂きます。
組合)
組合)
検討よろしくお願いします。
36協定の選挙管理委員についてお伺いしてよろしいでしょうか?
田岡氏) はい、どうぞ。
組合)
今回の36協定の従業員代表者選挙のための選挙管理委員は安全衛生委員から選出
されましたが一部の従業員から選出が不公平であるとの声が上がったと言う事実はご
存知でしょうか?
今後もこの選出方法に変わりはないのでしょうか?
田岡氏) 選挙管理委員はどの労働組合の出身であるかは関係ないですし、それ故に色眼鏡で
見ることはいけないことであると考えています。中立な立場で、社内にて活動している
安全衛生委員が選挙管理委員を兼ねることは、監督省庁からも推奨された優れた方
法なので、次回も採用される可能性があります。しかしこれほど選挙管理委員の方々
に負担を強いてしまったのは反省すべき点であり、これから新しいやり方があればそち
らも検討していきたいです。
組合)
次回、選挙管理委員に選ばれた従業員はそれを拒否することが出来るのでしょうか?
田岡氏) 無理にお願いすることは出来ないでしょうね。前回の経験を生かして、より良い方法が
あればそれを採用していきたいと思います。
組合)
現在の安全衛生委員の任期は3月いっぱいで終了しますので、なるべく早い時期に
選挙管理委員の選出方法を検討し、お知らせ下さい。
田岡氏) 承知致しました。
清水氏) 本日は皆さん、貴重なお時間を割いて頂きありがとうございました。
会社からの良い回答に期待!
今後の動きに注目!