付属資料 資料 1. 平成 27 年度 達成度自己評価システム「振り返りシート」 資料 2. 面接指導の目的と方法 資料 3. 「達成度自己評価システム」アンケート(学生向け、教員向け) 資料 4. 「平成 27 年度 対話型企業技術・要素会」ヒヤリングシート(学生向け) 資料 5. 「平成 27 年度 対話型企業技術・要素会」参加企業アンケート 資料 6. NIIT 人間力、企業が求める専門力アンケート結果 資料 7. 企業が求める基礎学力アンケート結果 資料 8. StepForward~職業人育成への取組~ No.4. 2015.5 資料 9. 教育 IR フォーラム参加報告(2015.7.25) 資料 10. 第 5 回大学コンソーシアム八王子 FD/SD フォーラム参加報告(2015.8.28) 資料 11. 第 2 回 CPD 協議会シンポジウム参加報告(2015.12.15) 資料 12. AP 合同フォーラム参加報告(2016.2.22) 資料 13. 新潟大学第 36 回 FD 参加報告(2016.2.19) 資料 14. 2015 年度第 21 回 FD フォーラム参加報告(2016.3.5~6) 資料 15. 長岡インターンシップフォーラム参加報告(2016.3.10) 資料 16. JABEE「国際的に通用する技術者教育ワークショップ第 7 回」 参加報告(2016.3.26) 資料 17. 外部評価委員会議事録(2016.3.30) 資料 18. 外部評価委員会資料(別紙) (別紙1) 平成27年度 達成度自己評価システム 振り返りシート 工学科1年 学籍番号 氏名 1.将来の夢・目標を記入してください。 以下の 2 と 3 は、達成度自己評価システムの自己評価のグラフ(特に「成績から見たあなたの能力」 「達成 度の棒グラフとその値」 )を見て考えてください。なお、達成度の各力の平均的な値は、上から %、 %、 %、 %、 %、 %、 %(←説明会で値を示します) となっていますので、これを基準にして考えてください。 (※後期の成績は、定期試験前ですので反映されていません。後期の科目は「自己評価から見たあなたの 能力」のみを参考にして考えてください。また、前期の再教育再試験科目は、未単位認定となっています ので、注意してください。 ) 2.自分がよく身についた力を 2 つ書いてください。 (よく身についた力が 2 つなかった場 合は、 「1つのみを書く」又は「なし」でもかまいません。 ) 3.自分があまり身につかなかった力を2つ書いてください。 (あまり身につかなかった力 が 2 つなかった場合は、 「1つのみを書く」又は「なし」でもかまいません。 ) 4.上記3のあまり身につかなかった力に関係する科目(1 年後期の科目を含む)の中で、 4.1 履修したが単位が修得できなかった(後期科目で出来そうもない)科目を書いて ください。必修科目かどうかも調べ、必修科目の場合は科目目の後に「◎」を書いて ください。 (記入欄が不足する場合は、余白に書いてください。 ) 科目名: 、科目名: 、 科目名: 、科目名: 、 上記への対応方法は、 →不足している部分を自分で復習する、教育センターの利用や担当の 先生へ質問することが必要です。 →次年度履修することが考えられます。 4.2 1 年次に開講されていたが履修しなかった科目を以下に書いてください。 科目名: 、科目名: 、 科目名: 、科目名: 、 上記への対応方法は、 →次年度履修することが考えられます。 5.次年度の履修科目について 4.1 と 4.2 の科目と不足している力に関する科目をカリキュラムマップを参考にして調べ、 次年度の履修科目(2 年次に履修する科目を含む)を考えて以下に書きましょう。 ※2つ以上の力に関係する科目は、科目名を重複して書いてください。 ※現時点では「学系選択届」は未提出ですが、本年4月に2年次に進級して、あなたが現在考えている学 系に進んだとして書いてください。 ※次年度の時間割は確定していませんので、時間割を考えずに履修科目を検討してください。 2年生で進もうと考えている学系: 前期 自然科学 専門知識・技 術 工学以外の教 養 コミュニケー ション能力 社会人として の倫理観 生涯学習とそ の基礎能力 課題解決 専門知識・技 術 工学以外の教 養 コミュニケー ション能力 社会人として の倫理観 生涯学習とそ の基礎能力 課題解決 後期 自然科学 6.資格について 6.1 これから取得しようと考えている資格を書いてください。 6.2 既に取得した資格(本学入学前を含む)を書いてください。 (この用紙を1月の工学ゼミⅡの助言教員との交流の時間に先生に提出して、先生から指 導を受けてください。面談が終了したら、先生からこのシートを受け取って下さい。この シートは次年度の履修登録の際の参考にしてください。 ) (別紙 2) 面談指導の目的と方法 1.面談指導の目的 「平成27年度 達成度自己評価システム 振り返りシート(別紙1)」を基にして、工 学科 1 年生の学生が次年度の適切な履修科目を考えさせる為の指導です。この面談では、 先生は事前の知識(授業で何を学んでいるか、次年度の履修予定科目が適切であるかの判 断)は必ずしも必要でありません。学生の振り返りシートを一緒にご覧いただく中で、学 生が次年度の履修についてこれからしなければならないことを考え、行動することを促進 して頂くことが目的です。 3.面接指導の方法 2.1 学生の学びと振り返りシートの事前確認 1)達成度自己評価システムの確認(お時間があれば以下の確認をお願い致します。確 認するお時間がない場合は、2.2 に進んでください。) 学生が 1/6 と 1/8 に達成度自己評価システムに学びの自己評価等を入力しております。 1/15(水)以降にポータルサイト(以下の URL)にアクセス頂き、右側のメニューにある 「自己評価システム」をクリックして、達成度自己評価システムにアクセスしてください。 URL :https://portal.niit.jp/aa_web/ 達成度自己評価システム「学生検索」 タブをクリック頂き、適宜検索して下 さい。(2 年次以上の学生は、対象外 となるためデータは入っておりませ ん。)入力結果は以下の視点でご覧く ださい。 ・「将来の夢・目標」タブ:学系、コ ース選びの情報としてご覧ください。 ・「学生生活のチェック」タブ:履修 計画、学習の取組、資格などに対して、 どのように学生が取り組んだをご確 認ください。 ・「自己評価のグラフ」タブ:授業に よって身につけた力をご確認くださ い。このタブ中の各項目の計算は右図 のようになっております。 標準履修モデルの合計単位数 2)達成度自己評価システムの振り返りシートの確認(お時間があれば以下の確認をお 願い致します。確認するお時間がない場合は、2.2 に進んでください。 ) 学生が達成度自己評価システムの結果を振り返り、自分が身についていない力(主に修 得できなかった科目)を見つけ、次年度の履修計画を考えて振り返りシートにまとめまし た。このシートは面談時に学生から先生に渡して面談する予定ですが、事前(1/14(水)ま で)に写真撮影したシートをポートフォリオにアップロードしています。以下の URL に 1/15(金)以降にアクセス頂いてご確認ください。 URL :https://campus.niit.jp/cp-portal/login/welcome.do ID、パスワードは、Active Academy や DocuShare と同じになっております。使用方法は、 ログイン後の左下にある「マニュアル」→「ポートフォリオ説明資料(教職員向け) 」の P12 の「学生のポートフォリオを確認する」にある「活動記録」でご確認ください。 2.2 面談手順 1)面談は可能な範囲で個別に面談をお願い致します。 2)学生から「平成27年度 達成度自己評価システム 振り返りシート」を受けとって ください。 3)この振り返りシートの4と5をご覧いただいて、以下を基本としてご指導ください。 下記以外(振り返りシートの4と5以外を含む)は時間があれば適宜ご指導ください。 ①振り返りシート 4(身につかなかった力に関係する科目)について a.単位が修得できていない科目で、必修科目(学生が科目名の後ろに「◎」をつけるよ うに指導しています)については、早い時期に必ず履修しなければならないことをご 指導ください。 b.面談で数学、英語、物理の状況(再教育・再試験の該当者かどうか、苦手かどうか など)を聞いて頂いて、これらが苦手な学生は春季基礎力養成講座に出席し、次年度 は今年度以上に教育センターを利用するようにご指導ください。(春季基礎力養成講 座については、教育センターに行って聞くようにご指導ください。 ) ②振り返りシート 5(次年度の履修科目)の計画について 次年度履修科目が極めて少ない(例えば半期で5科目以下)の場合は、カリキュラム マップ、履修モデルを基にして春休み中に次年度履修科目を考えてくるようにご指導 ください。履修上の不明な点がある場合は、学務課に問い合わせるようにご指導くだ さい。 (別紙3) 達成度⾃⼰評価システム 学⽣アンケート 次年度から達成度⾃⼰評価システムを本格的に運⽤するあたり、学⽣の皆さんからの意⾒をもとに、よりよいも のにしたいと考えています。つきましては、ご回答をお願いいたします。 1.ご⾃⾝についてご回答ください。 クラス □ A クラス □ B クラス □ C クラス 2.1/6 と 1/8 の実施された達成度⾃⼰評価システム説明会について近いものに○をつけてください。 項⽬ ←思う 質問 1 達成度⾃⼰評価システムの説明は分かりやすかった。 普通 思わない→ 1 2 3 4 5 1 2 3 4 5 4 5 説明の良かった部分、悪かった部分がありましたら具体的に書いてください。 質問 2 達成度⾃⼰評価システムは使いやすかった。 達成度⾃⼰評価システムの良かった部分、悪かった部分がありましたら、具体的に書いてください。 質問 3 振り返りシートは使いやすかった。 1 2 3 振り返りシートの良かった部分、悪かった部分がありましたら、具体的に書いてください。 3.1/18(⽉)から 1/20(⽔)の教員との⾯談についてあてはまるものに○をつけてください。 項⽬ ←思う 質問 1 ⾯談は 2 年次の履修科⽬の検討に役⽴った 1 普通 思わない→ 2 3 4 5 ⾯談の良かった部分、悪かった部分がありましたら、具体的に書いてください。 アンケートは以上です。ご回答ありがとうございました。 達成度⾃⼰評価システム 教員アンケート AP チーム 次年度から達成度⾃⼰評価システムを本格的に運⽤するあたり、助⾔指導をご担当頂いている先⽣から 意⾒を伺い、よりよいものにしたいと考えています。つきましては、ご回答をお願いいたします。 1.ご⾃⾝についてご回答ください。 担当学⽣のクラス □ A クラス ⾯談の前に、助⾔学⽣の達成度⾃⼰評価システムを閲覧 □ B クラス □ した □ C クラス □ しなかった 上記設問で閲覧しなかった場合、差し⽀えなければその理由を書いてください。 2.学⽣との⾯談に関する以下について近いものに○をつけてください。 項⽬ ←思う 質問 1 1/11 にメールでご連絡した「⾯談指導の⽬的と⽅法」は分か りやすかった。 1 普通 思わない→ 2 3 4 5 上記設問の「⾯談指導の⽬的と⽅法」の良かった点、悪かった点がありましたら、具体的に書いてください。 質問 2 達成度⾃⼰評価システムは、⾯談時の助⾔学⽣の履修指 導などに有効であった。 1 2 3 4 5 達成度⾃⼰評価システムの良かった点、悪かった点がありましたら、具体的に書いてください。 質問 3 振り返りシート(⾯談時に学⽣が渡したシート)は、⾯談時 の助⾔学⽣の履修指導に有効であった。 1 2 3 4 5 2 3 4 5 振り返りシートの良かった点、悪かった点がありましたら、具体的に書いてください。 質問 4 ⾯談時間は適切であった。 1 ⾯談時間、場所等について、良かった点、悪かった点がありましたら、具体的に書いてください。 3.ご意⾒、ご要望がありましたら、⾃由にお書きください。 アンケートは以上です。ご回答ありがとうございました。 「平成 27 年度 対話型企業技術・要素会」ヒアリングシート 大学教育再生加速プログラム・AP 事業 2016 年 1 月 13 日 □学科名: 1. 機械 2. 情報 3. 環境 4. 建築 5. 工学科 □学年( )年 学籍番号: 氏名: □訪問した(話を聞いた)企業数 ( )社 提出期限:2016 年 1 月 20 日(水) 提出先:学務課 訪問した企業の中で、最も興味を持った企業について、ヒアリングしてみて分かったことを記入してください。 企業名: 主な業種: 主な職種: 1)仕事の内容や特徴について ヒアリングした企業の仕事内容や、特に特徴的な事柄について、具体的に記入してください。 2)仕事に必要な技術について 仕事に携わる上で必要な「技術」について、箇条書きにして、具体的に記入してください。 例:建築図面を読み取る技術 3)仕事に必要な知識について 仕事に携わる上で必要な「知識(専門知識や一般教養の知識)」について、箇条書きにして、具体的に記入してください。 例:施工管理に関する専門知識 4)仕事に必要な「NIIT 人間力について」 仕事を行う上で必要な「NIIT 人間力」(挑戦力・創造力・コミュニケーション能力)について、最も必要とされる能力3つに○をつけてくだ さい。 必要とされる能力 挑戦力(アクション) 創造力(シンキング) NIIT 人間力 コミュニケーション力 (チームワーク) a b 高い目標に向かってチャレンジする行動力 c 既成概念にとらわれない発想 d e f g 課題を発見し、新しい解決方法を考える力 h i 説得力(説明スキルと知識をもつこと) 失敗を恐れず、トライ&エラーの積み重ねと努力の精神 傾聴力(相手の話を聞くことができる) 理解判断力(相手の話を理解し、判断できる) 情報活用力(パソコンやインターネットを活用することができる) トータルコミュニケーション力(読み、書き、対話すること) 修学度自己評価シート 大学教育再生加速プログラム・AP 事業 今回の「対話型企業技術・要素会」を受けて、本学でのこれまでの学びを振り返ってみてください。工学科1年生は記入しなくて構いません。 1)企業ヒアリングを行って、企業で求められる具体的な「技術」と、関連する講義・演習等は何ですか、具体的な技術、講義・演習名の欄に記 入してください。また、現時点でどの程度修学できていますか。左のシート2)を振り返りながら、五段階評価にそれぞれ一つ○をつけてく ださい。 具体的な技術 例:設計製図の技術 講義・演習名 設計製図の授業 修学度・五段階評価 1 ・ 2 ・ 3 ・ 4 ・ 5 1 ・ 2 ・ 3 ・ 4 ・ 5 1 ・ 2 ・ 3 ・ 4 ・ 5 1 ・ 2 ・ 3 ・ 4 ・ 5 1 ・ 2 ・ 3 ・ 4 ・ 5 1 ・ 2 ・ 3 ・ 4 ・ 5 1 ・ 2 ・ 3 ・ 4 ・ 5 1. よく理解・修得できている 2. ある程度理解・修得できている 3. どちらともいえない 4. あまり理解・修得できていない 5. 全く理解・修得できていない 2)企業ヒアリングを行って、企業で求められる具体的な「知識」と、関連する講義・演習等は何ですか、具体的な知識、講義・演習名の欄に記 入してください。また、現時点でどの程度修学できていますか。左のシート 3)を振り返りながら、五段階評価にそれぞれ一つ○をつけてく ださい。 具体的な知識 例:施工管理の知識 講義・演習名 建築施工 修学度・五段階評価 1 ・ 2 ・ 3 ・ 4 ・ 5 1 ・ 2 ・ 3 ・ 4 ・ 5 1 ・ 2 ・ 3 ・ 4 ・ 5 1 ・ 2 ・ 3 ・ 4 ・ 5 1 ・ 2 ・ 3 ・ 4 ・ 5 1 ・ 2 ・ 3 ・ 4 ・ 5 1 ・ 2 ・ 3 ・ 4 ・ 5 1. よく理解・修得できている 2. ある程度理解・修得できている 3. どちらともいえない 4. あまり理解・修得できていない 5. 全く理解・修得できていない 3)企業ヒアリングを行って、就職後、仕事を行う上で最も必要な「NIIT 人間力」3つについて、どの程度身についていますか、左のシート 4) を振り返りながら、五段階評価にそれぞれ一つ○をつけてください。 NIIT 人間力(能力の左にある記号 a i を記入) 五段階評価 1 ・ 2 ・ 3 ・ 4 ・ 5 1 ・ 2 ・ 3 ・ 4 ・ 5 1 ・ 2 ・ 3 ・ 4 ・ 5 1. よく身についている 2. ある程度理身についている 3. どちらともいえない 4. あまり身についていない 5. 全く身についていない 4)自分の修学を振り返って、今後どのような学びを行っていきたいですか。具体的に記入してください。 <技術面> <知識面> <NIIT 人間力など> 「平成 27 年度 対話型企業技術・要素会」参加企業アンケート 大学教育再生加速プログラム・AP 事業 2016 年 1 月 13 日 「対話型企業技術・要素会」参加企業各位 新潟工科大学 本ガイダンスにご参加いただき、誠にありがとうございました。 本学学生の修学に活かすため、お手数ですが、下記のアンケートにお答えください。 貴社名: 主な業種: 主な職種: ご記入いただいた方の職種: 1.技術系 2. 営業系 3.事務系 4.その他( ) <「対話型企業技術・要素会」全体に関して> 問 1. ブースの仕様に関して、いかがだったでしょうか。 1. 良かった・特に不満はない。 2. 良くなかった 良くなかった点、または改善点がありましたら、ご記入ください。 ( ) 問2.開催時間についてはいかがだったでしょうか。 1.長い 2.適切 3.短い 問3.「対話型企業技術・要素会」に参加して、満足度はいかがでしたか。 1. 良かった 2良くなかった <訪問した学生について> 問 1.ブースに訪問した学生は何名でしたか。 名 問2.学生の態度・印象はいかがでしたか? 意欲(貴社に対する就職しようとする意欲) 1. 高い 2. どちらともいえない 3. 低い 態度(質問の仕方、受け答えなど) 1. 良い 2. どちらともいえない 3. 悪い 積極性(進んで仕事に関する質問を行っていたか) 1. 高い 2. どちらともいえない 3. 低い 事前の企業リサーチ(貴社に関する情報をどの程度得ていたか) 1. 行っていた 2. どちらともいえない 3. 行っていなかった <貴社(貴分野)への就職に際して、必要とされる能力について> 本学では、NIIT 人間力(挑戦力、創造力、コミュニケーション能力)に関する能力の育成に勉めております。 貴社(貴分野)に就職後、仕事に携わる上で必要な「人間力(挑戦力、創造力、コミュニケーション能力) 」に関して、必要性が 高い能力3つについて、1位から3位まで順位を記入してください。また、先ほどの能力3つに対して、新入社員※が有している 力を5段階で評価ください。 必要性 (1 位∼3 位) 挑戦力(アクション) 創造力(シンキング) NIIT 人間力 コミュニケーション力 (チームワーク) 新入社員が有する能力の評価 高い目標に向かってチャレンジする行動力 1 ・ 2 ・ 3 ・ 4 ・ 5 失敗を恐れず、トライ&エラーの積み重ねと努力の精神 1 ・ 2 ・ 3 ・ 4 ・ 5 既成概念にとらわれない発想 1 ・ 2 ・ 3 ・ 4 ・ 5 課題を発見し、新しい解決方法を考える力 1 ・ 2 ・ 3 ・ 4 ・ 5 傾聴力(相手の話を聞くことができる) 1 ・ 2 ・ 3 ・ 4 ・ 5 理解判断力(相手の話を理解し、判断できる) 1 ・ 2 ・ 3 ・ 4 ・ 5 情報活用力(パソコンやインターネットを活用することができる) 1 ・ 2 ・ 3 ・ 4 ・ 5 説得力(説明スキルと知識をもつこと) 1 ・ 2 ・ 3 ・ 4 ・ 5 トータルコミュニケーション力(読み、書き、対話すること) 1 ・ 2 ・ 3 ・ 4 ・ 5 5 段階評価 : 1. 高い 2. やや高い 3. どちらともいえない 4. やや低い 5. 低い ※ 入社1∼3年目の社員についてお答えください。 <学生に対して、専門分野の中で、特にしっかりと学んでおいて欲しい科目や知識、習得しておいて欲しい技術など> 大学生の内に、しっかりと身につけておいてほしい専門分野の科目や知識、技術がありましたら、お答えください。 <学生に対して、入社前までにしっかり身につけておいてほしい学力(数学・物理)について> 入社後、仕事に携わる際に、最低限身につけておいてほしい学力(数学・物理)に関して、下記から全てお答えください。 数学の知識・学力 □基本的な方程式(一次方程式、二次方程式) □基本的な関数(一次関数、二次関数、三次関数) □三角関数 □複素数 □微分方程式 □指数関数 □対数関数 □定積分・不定積分 □線形代数(行列・行列式・ベクトル) □確率 □数列 □ベクトル □マクローリン展開 □偏微分方程式 □高次導関数 □テイラーの定理 □多重積分 その他、具体的な数学の内容がありましたら、お答えください。 物理の知識・学力 ※特に必要な小項目の番号に、丸をつけてください。 □力学 : ①力と運動 ②力学的エネルギー ③力積と運動量 ④剛体の運動 □波動 : ①波の性質 ②音波 ③光波 □熱 : ①熱容量と比熱 ②熱力学第1法則(熱、内部エネルギー、仕事) ③熱力学第2法則(熱機関) ④気体分子の運動(理想気体の状態方程式) □電磁気: ①電界と電位 ②電流と磁界 ③電磁誘導 ④直流回路 ⑤交流回路 □原子 : ①波動性と粒子性 ②原子の構造 ③原子核の崩壊と放射能 その他、具体的な物理の内容がありましたら、お答えください。 ご協力ありがとうございました。貴重なご意見として今後の学生への指導、運営へ反映いたしたく存じます。 2)AP事業における取り組み アンケート・ヒアリングから⾒えてきたもの(企業側) <学⽣に対して、⼊社前に⾝に付けてほしい学⼒(数学・物理)について> ⼊社後、仕事に携わる際に、最低限⾝につけておいてほしい学⼒(数学・物理)に関して、下記から全てお答えください。 数学の知識・学⼒ 基本的な⽅程式(⼀次⽅程式、⼆次⽅程式) 基本的な関数(⼀次関数、⼆次関数) 三⾓関数 指数関数 対数関数 複素数 確率 数列 ベクトル 微分 定積分・不定積分 マクローリン展開 線形代数(⾏列・⾏列式・ベクトル) 偏微分⽅程式 ⾼次導関数 テイラーの定量 多重積分 全体 26 25 24 4 3 1 11 4 9 6 3 1 2 1 0 0 1 製造業 65.0% 62.5% 60.0% 10.0% 7.5% 2.5% 27.5% 10.0% 22.5% 15.0% 7.5% 2.5% 5.0% 2.5% 0.0% 0.0% 2.5% 15 16 15 3 2 0 9 2 7 6 3 1 0 1 0 0 1 37.5% 40.0% 37.5% 7.5% 5.0% 0.0% 22.5% 5.0% 17.5% 15.0% 7.5% 2.5% 0.0% 2.5% 0.0% 0.0% 2.5% 情報通信・ 電気通信業 1 1 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 2.5% 2.5% 2.5% 0.0% 0.0% 0.0% 0.0% 0.0% 0.0% 0.0% 0.0% 0.0% 0.0% 0.0% 0.0% 0.0% 0.0% 建設業 8 6 8 1 1 1 2 2 2 0 0 0 2 0 0 0 0 20.0% 15.0% 20.0% 2.5% 2.5% 2.5% 5.0% 5.0% 5.0% 0.0% 0.0% 0.0% 5.0% 0.0% 0.0% 0.0% 0.0% レンタル業・ その他 0% 2 2 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 10% 5% 38% 5% 40% 38% 0.0% 8% 0.0% 5% 3% 0.0% 3% 50% 20% 3% 15% 60% 70% 5% 5% 20% 3% 23% 0.0% 5% 5% 0.0% 18% 0.0% 15% 0.0% 8% 5% 5% 製造業 3% 情報通信・電気通信業 5% 0.0% 40% 3% 0.0% 0.0% 30% 3% 0.0% 0.0% 20% 建設業 3% レンタル業・その他 0.0% 0.0% 3% 0.0% 基本的な⽅程式と関数、三⾓関数の理解は必須。 数学の知識・学⼒ 確率やベクトル、微分の理解も求められている。 <学⽣に対して、⼊社前に⾝に付けてほしい学⼒(数学・物理)について> ※特に必要な⼩項⽬(①〜⑤)の番号に、丸をつけてください。 物理の知識・学⼒ 全体 ⼒学 26 ①⼒と運動 10 ②⼒学的エネルギー 4 ③⼒積と運動量 1 ④剛体の運動 3 波動 4 ①波の性質 1 ②⾳波 2 ③光波 0 熱 17 ①熱容量と⽐熱 7 ②熱⼒学第1法則(熱、内部エネルギー、仕事) 6 ③熱⼒学第2法則(熱機関) 2 ④気体分⼦の運動(理想気体の状態⽅程式) 1 電磁気 15 ①電界と電位 1 ②電流と磁界 4 ③電磁誘導 2 ④直流回路 5 ⑤交流回路 9 原⼦ 3 ①波動性と粒⼦性 0 ②原⼦の構造 3 ③原⼦核の崩壊と放射能 0 物理の知識・学⼒ 製造業 65.0% 25.0% 10.0% 2.5% 7.5% 10.0% 2.5% 5.0% 0.0% 42.5% 17.5% 15.0% 5.0% 2.5% 37.5% 2.5% 10.0% 5.0% 12.5% 22.5% 7.5% 0.0% 7.5% 0.0% 18 8 2 1 3 3 1 2 0 14 6 6 2 1 11 0 3 1 4 8 3 0 3 0 45.0% 20.0% 5.0% 2.5% 7.5% 7.5% 2.5% 5.0% 0.0% 35.0% 15.0% 15.0% 5.0% 2.5% 27.5% 0.0% 7.5% 2.5% 10.0% 20.0% 7.5% 0.0% 7.5% 0.0% 情報通信・ 電気通信業 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0.0% 0.0% 0.0% 0.0% 0.0% 0.0% 0.0% 0.0% 0.0% 0.0% 0.0% 0.0% 0.0% 0.0% 2.5% 0.0% 0.0% 0.0% 0.0% 0.0% 0.0% 0.0% 0.0% 0.0% 建設業 7 2 2 0 0 1 0 0 0 2 1 0 0 0 2 1 1 1 1 1 0 0 0 0 17.5% 5.0% 5.0% 0.0% 0.0% 2.5% 0.0% 0.0% 0.0% 5.0% 2.5% 0.0% 0.0% 0.0% 5.0% 2.5% 2.5% 2.5% 2.5% 2.5% 0.0% 0.0% 0.0% 0.0% レンタル業・ 0% その他 1 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 10% 2.5% 45% 0.0% 20% 0.0% 5% 5% 0.0% 8% 0.0% 8% 0.0% 30% 40% 50% 18% 60% 70% 3% 5% 3% 0.0% 0.0% 20% 3% 3% 5% 0.0% 2.5% 35% 0.0% 15% 0.0% 15% 0.0% 5% 0.0% 3% 2.5% 28% 0.0% 3% 0.0% 8% 5% 3% 3% 3% 3% 0.0% 3% 3% 0.0% 10% 0.0% 20% 0.0% 8% 0.0% 0.0% 5%3% 製造業 3% 3% 情報通信・電気通信業 建設業 レンタル業・その他 8% 0.0% ⼒学・熱・電磁気といった分野は、業種を問わず、必要性が⾼い。 ૼᅹ ܖٻỿἵἼỴᏋ ᵬᶃᶕᶑᴾᵪᶃᶒᶒᶃᶐ 5VGR(QTYCTF ᳸ᎰಅʴᏋǁƷӕኵ᳸ ႆᘍଐ≝ ․ ࠰‧உ‣‧ଐ ႆᘍဪӭ≝ … ૼᅹܖٻ ݼಅщᏋʙಅᢿ˟ ᎰಅʴᏋʙಅ›⁂ ⁚‡‡†⁛⁛†⁓⁕†⁜‡⁅›⁇‹⁋⁁‡ ܖٻᏋϐဃьᡮ⇽∓⇖∏∆›⁂‒ ⁚‡‡†⁛⁛†⁓⁕†⁜‡⁓⁑⁔⁛⁗‡ ⅇܖٻᏋϐဃьᡮ⇽∓⇖∏∆ ≋″⁕⁕⁗⁞⁗⁓⁛ ⁂⁙⁓ ‒⁘‒⁇⁛⁗⁛‒‷⁖⁕⁓⁛ ⁄⁗⁔⁛⁞⁖⁛⁙≞≤≳≌ ⅆӕኵ↝ϋܾ ম৾मؚୠਓੀभः୳ःभुधप৫৾खञੵఐ௺প৾दँॉ َؚਓੀ लୠभனप൴दऌॊૼُ॑྇লघॊऒध॑পऌऩઞ୵धखथःऽघ؛ ৲घॊম৾भো৾भৡ॑ਈপಇयखऩऋै৾धखथभସ৳॑ढथः ऎऒधऋؚম৾भཹಸभୖदघ؛ َপ৾ઇગেਸசউটॢছُमؚਛফ২पધఐ৾पथৗਝऔोञ হदघ؛প৾ઇभ্ਙप়ಱखञਤऩॉੌा॑ਡपবऋ੍ର घॊऒधपेॉؚ॑ਸசऔचॊউটॢছदघ؛৸বभপ৾؞ಢপ৾؞ ৈಉ௧৾ૅऋணடखؚম৾॑அिૅऋ఼උऔोऽखञ؛ ணடਯ 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り 、 こ れ を 各 大 学 が Tuning し 設 計 す る 必 要 が あ る 。 日 本 学 術 会 議 分 野 別 参 照 基 準 (2010); 1) 2) 3) 4) 5) 6) 7) 8) ※工学(土木・建築系)の例 基礎知識の理解度を評価する(主に、講義、演習による) 専門知識の理解度を評価する(主に、講義、実験、設計、演習による) 知識の総合化能力を評価する(主に、課題研究、設計による) リテラシーを評価する(主に、実験、設計、課題研究による) 課題発見・分析・解決能力を総合的に評価する(主に、課題研究、設計による) コミュニケーション能力を評価する(主に、実習、課題研究による) マネジメント能力を評価する(主に、課題研究、実習による) 倫理的事項についての判断力を評価する(主に、演習、実習、課題研究による) →策定はしたが、使われていないのが現状。大学側が「独自性」を追求している状況 があることと、現場の教員らが興味を持たないことが要因か。 [資料 9] 1 / 4 学修成果をどう判断するか → 大 学 側 が「 15 コ マ の プ ロ グ ラ ム を 提 供 で き る 能 力 」が 、大 学 の 能 力 と し て 扱 わ れ た こ と も あ る ( 質 は 問 わ れ な か っ た )。 →現在は学びが多様化しており、学修時間を大学教育の質の指標とみなす考え方は、 国 際 通 用 性 を 失 い つ つ あ る ( 既 に 失 っ て い る )。 → ETCS( 欧 州 単 位 互 換 累 積 制 度 ) ; 標準的な学生が 1 年間かかるワークの量を分析 し、割り出した単位を用いる方法。欧州で広く使われている試み。 2)チ ュ ー ニ ン グ ~ 大 学 教 育 の ア ウ ト カ ム に つ い て 合 意 を 形 成 し 、 学 位 プ ロ グ ラ ム を 設 計 す る方法論 画一化に対する危機感から、大学の独自性を各大学で模索している現状がある。 「コンピテンス」と「学習成果」に注目した大学間の合意形成が進行中。 3)エ キ ス パ ー ト ・ ジ ャ ッ ジ メ ン ト を 鍛 え る OECD-AHELO に よ る フ ィ ー ジ ビ リ テ ィ ス タ デ ィ →専門分野の到達度テストの試行的に実施。 → 東 京 工 業 大 学 の 試 行 の 例 。【 研 究 段 階 】 ・「 フ ー バ ー ダ ム が ダ ム 式 水 力 発 電 に 適 し て い る 理 由 を 説 明 し な さ い 」 ・「 風 力 発 電 用 風 車 の 設 置 条 件 に つ い て 考 察 せ よ 」 抽 象 的 な コ ン ピ テ ン ス を 、具 体 的 な 問 題 に 落 と し 込 む 問 題 作 成 技 術 ,お よび採点基準の明確化 学 会 認 定 試 験 、 技 術 士 試 験 、 etc.と の 対 応 。 客 観 性 の 確 保 。 問 題 、解 答 、学 生 の 答 案 、そ の 採 点 結 果 を 公 表 、共 有 し な が ら 作 る こ と の重要性。 AHELO: 多 く の 国 の 参 加 は 難 し か っ た 。 30 名 の 先 生 方 。 テ ス ト 問 題 バ ン ク 委 員 会 ★深堀氏の著書に詳細あり。 4)大 学 に 求 め ら れ る 取 組 ・分野の教員と業界が、一堂に会して話し合う取り組み。 ・大学間で経験を共有する。 【質疑】 Q.平 均 的 な 学 生 の 学 習 時 間 に 関 す る 議 論 は 大 切 。そ れ を 押 さ え た 上 で 、学 生 ご と の 多 様 な 学びがあるはず。それは大切にする、という考え方でよいか。 A.そ の 通 り 。 Q.分 野 別 参 照 基 準 、 使 わ れ な い の は な ぜ か 。 A.先 生 方 に も っ と 知 っ て い た だ く 機 会 が あ る と よ い 。 ぜ ひ 、 活 用 す る 先 生 方 に こ そ 、 読 ん で勉強してほしい。 [資料 9] 2 / 4 --■ 3.教 育 IR の 実 践 ~ 効 果 測 定 と 改 革 の サ イ ク ル を い か に 循 環 さ せ る か 産業能率大学経営学部 准教授 杉田一真 # IR: イ ン ス テ ィ テ ュ ー シ ョ ナ ル ・ リ サ ー チ 。 教 育 状 況 に 関 す る 客 観 デ ー タ の 調 査 。 人 材 像:大 学 の 内 発 的 に 出 て く る も の +「 社 会 か ら の 要 請 」が あ る 。 「社会からの要請」 に つ い て は 、 た い て い の 場 合 明 確 。 経 産 省 ( 社 会 人 基 礎 力 )、 文 科 省 ( 学 士 力 )、 ま た ジェネリックスキルとよばれるものも、すべてほぼ同じ意味。 PROG: リ テ ラ シ ( 横 軸 ) - コ ン ピ テ ン シ ー ( 縦 軸 ) で 学 生 の 能 力 を 可 視 化 す る テ ス ト 。 全 学 生 、 毎 年 実 施 し て い る 。 結 果 は FD 委 員 会 で 共 有 、 各 科 目 で ど う 対 応 す る か を議論。 → 産 能 大 で は 総 じ て リ テ ラ シ が 弱 か っ た た め 、「 導 入 教 育 ( 基 礎 ゼ ミ )」 で は リ テ ラ シ 重視にしたところ、如実にリテラシの得点はアップした。 → 学 生 た ち は 半 期 に 一 度 、prog を も と に 毎 回 同 じ 言 葉 で ア ド バ イ ス を 受 け て い る 。こ れ は 学 生 へ の「 焼 き 付 け 」に 寄 与 し て い る 。→ 例 え ば 、 「課題発見力をアップしたい」 と い う 言 葉 が 学 生 か ら 出 て く る よ う に な っ た 。助 言 教 員 と の 面 談 で は 、助 言 教 員 か ら ではなく、学生から身に着けたい力を発信できるようになっている。 教育スタッツ(授業に関する観察データ)の活用 =ムービングデータ(先生の動き)+パフォーマンスデータ(先生の話し方等) ス タ ッ ツ で は か っ て み て わ か っ た こ と; 20 分 以 上 先 生 の 説 明 が 続 く と 、学 生 た ち が みごとに飽きる、など。先生方の抵抗は当初あったが、今はデータを見ることを楽し みにしている教員が増えた。 Q.ス タ ッ ツ デ ー タ 取 得 に 関 す る 教 員 ・ 学 生 か ら の 許 諾 は ? A.特 段 反 対 は 無 し 。 Q.教 員 の コ ミ ッ ト 獲 得 の ポ イ ン ト は ? A.改 革 の ポ イ ン ト は 「 先 の 承 認 よ り 後 の 共 感 」 と い う 考 え 方 。 思 い 立 っ た ら ま ず 試 行 す る ことが大切。スピード感をもって。制度は後からついてくる。 (付け加えて)改革には重し、すなわち学長の一声が欠かせない。 学生たちは先生の教育力を測ろうと思ってきているわけではない。いい授業を受けたい だけ。 外的動機(補助金取っちゃったんだから、やるしかない、という状況)があるのは望ま しいし、ありがたいことと受け止めたい。 --- [資料 9] 3 / 4 ■ 4.教 学 改 革 の PDCA「 A( ア ク シ ョ ン )」 - EM・IR の 更 な る 前 進 に 向 け て - 京都光華女子大学短期大学部 教授 相場浩和 自律的に学ぶ「アクティブラーナー」の育成を目指している。 「 EM( エ ン ロ ー ル ・ マ ネ ジ メ ン ト )・ IR( イ ン ス テ ィ テ ュ ー シ ョ ン ・ リ サ ー チ )」 の 徹 底 → AP 採 択 前 か ら 既 に 「 EM・IR 部 」 を 設 置 し 、 今 日 に 至 る 。 ALM( ア ク テ ィ ブ ラ ー ニ ン グ マ ス タ ー )制 度 ; 学内でアクティブラーニングに長け ている教員を評価する制度。またその教員をコアとして、事例紹介や使用法のレクチ ャを他の教員にしてもらうという考え方。 →この制度については他大学からの問い合わせも多い。 学生による自己評価→「達成感ポートフォリオ」の実施。教員による評価も併記。 PROG 導 入 → EM の た め の 学 生 へ の 情 報 提 供 ( 指 針 提 供 ) の た め 。 客 観 性 が 確 保 さ れ る。 →1 年後の自分に興味をもつ、ということにつながっている。 Q.個 人 情 報 収 集 に つ な が る こ と に つ い て 、 保 護 者 や 学 生 か ら の 意 見 は ? A.公 表 す る デ ー タ に は 少 な く と も 個 人 情 報 は そ の ま ま 出 な い 。 そ も そ も 、 教 学 改 善 に 使 う ことに不適切?という気持ちであるし、実際、反対意見は出てきていない。 Q.FD の 強 化 の 方 法 ? A.ミ ッ ド ・ タ ー ム ・ ス チ ュ ー デ ン ト ・ フ ィ ー ド バ ッ ク 授業の中間期に第三者のファシリテータがヒアリングを行い学生の意見を引き出し、そ の期のうちに授業改善に生かす、ということを実施している。意味はあると認識してい る。 Q.甘 辛 度 ( あ ま か ら ど ) と は 何 か ? A.教 員 の 評 価 に 対 し て 学 生 の 自 己 評 価 が ど う な の か 。 そ の 差 の こ と 。 --■京都学生祭典実行委員について ※大学コンソーシアム京都によるプレゼン 学生と大人で京都で協働して「京都学生祭典」の企画と実行、そして人的・金銭的支 援実施。 246 名 の 学 生 た ち ( う ち 50 名 の 学 生 コ ア メ ン バ ー ) が か か わ っ て い る 。 授 業 の 一 環 と い う 位 置 づ け で は な い が 、PROG を 活 用 し て 学 生 の 伸 び を 評 価 し て い る 。 就活などにも役立ててもらっている。→リテラシが高めの評価となっている。コンピ テンシーの課題発見力は低め。これからの課題か。 以上 [資料 9] 4 / 4 平成 27 年 10 月 2 日 飯野 秋成 AP 会議/FD 委員会資料 第 5 回大学コンソーシアム八王子 FD/SD フォーラム 「大学改革を支える新しい FD・SD」 ~ガバナンス改革を教職員成長のトリガーに~ 出席報告 日時: 2015 年 8 月 28 日(金) 場所: 八王子市学園都市センター 主催: 大学コンソーシアム八王子 共催: 八王子市 後援: 1) 配布資料: 13:30 ~ 29 日(土) 16:00 文部科学省 同タイトル 全体会資料 2)~5) 第 3 分科会 Q-Links 説明用資料 ■8/28(金)全体会 13:30~17:15 1.開会あいさつ 1) 軽部征夫氏 大学コンソーシアム八王子会長/東京工科大学学長 ・ 学長権限で動くことは、国公立ではこれまでなかなかなかったが、私学では早くから その傾向あり。 ・ 全国国公私立の教職員が多数集まった今回のフォーラム、互いに得ることが多いので は。 2) 石森孝志氏 八王子市長 ・ 75 大学、約 160 名の出席。 ・ 八王子学園都市には 23 の大学+2 つの専門学校があり、当コンソーシアムで有機的に つながっている。特に、毎年年度末には、市政に対する提案を学生たちが行うという プロジェクトを実施しており、市政に実際に生かされている例もある。 ・ 本フォーラムを通じて、社会の知的資源となる優秀な学生たちをこれからも送り出し てほしい。 3) 前原征司 大学コンソーシアム八王子 FD・SD 専門委員会委員長/明星大学キャリア センター長 ・ 2008 年度開催のときには、一参加者であった。当時「New FD・SD」というテーマだ った。社会情勢が変わってきた今、あらためて原点回帰という意味で、「新しい FD・ SD」というタイトルとした。 ・ 地方の大学と首都圏の大学の参加者が一堂に会している。今回のフォーラムで、互い のことをよく理解し合い、日本の社会のことをじっくり考える機会としてほしい。 [資料 10] 1/6 2.挨拶 1) 塩見みづ枝氏(-代理 平(たいら)氏) 文部科学省高等教育局大学振興課長 ・ 現代の日本社会では、人口構造、経済状況等において、社会の急激な変化がおこって いる。これを乗り越えるには、人材育成という課題に取り組むことは急務。 ・ 文科省では、高等教育機関のディプロマポリシー、カリキュラムポリシー、アドミッ ションポリシーの整備を、全教育機関において must なものとすべく、法整備の議論 を進めている。 3.基調講演 1) 「大学組織の革新とリーダーシップ」 吉武 博通氏 筑波大学ビジネスサイエンス系教授 ・ 経済の視点で国内外を見ると、海外ではビジネス構造が大きく変化しつつあることが、 また国内では子供の貧困の問題が著しく深刻化していることがある。 ・ 現在の高等教育、とりわけ大学は、子供の数と貧困の事情、そして産業界からの期待、 さらには地方創生への寄与が求められている、厳しい事情がある。各大学で、これら にこたえていくための改革と実行が進められているが、根源的な改革がなされている かどうかは、いろいろな見方がある。 ・ 大学の教育目標からのトップダウン的アプローチによる緻密な制度設計と、教員個々 の興味関心からくるボトムアップ的な研究力/モチベーションの向上と、の両方がか み合わなくてはならない。 ・ ガバナンス、と一言で言っても、パワーとリーダーシップは異なる。ときにはパワー も必要だが、リーダーシップに重きを置くシチュエーションもある。 ・ 職員についても、求める職員像や、配置・育成方針の明確化、学習環境の点検整備な ど、課題は多い。 ・ 「組織目的実現のためのマネジメントの有効性」「経営資源活用の効率性」「個人尊重 の健全性」のどれがかけてもだめ。この三角形で常に考えていくことがガバナンスの 極意。 ・ 学生はもちろんだが、教職員にとっても学習習慣は非常に大切。特に、「経営学習論」 の立場からは「越境学習」、すなわち持ち場を離れて学ぶ機会を創出することは、内省 段階で極めて有効なことである。これがないと退廃的組織となる。 ・ 卓越した研究と卓越した教育の提供、そして、学生をはじめとするステークホルダー にとっての驚きと感動。このサイクルこそ、大学というブランド構築に重要なことで ある。 2) 「追手門学院大学におけるガバナンス改革の取り組み」~追手門学院大学における教 育改革 秦 敬治 追手門学院大学副学長(教務領域及び学生領域担当)・教育開発機構長 [資料 10] 2/6 ・ ①追手門学院大学のガバナンス改革:2009 年度の「執行役員制度」導入から始まった。 8 名の学内改革専門委員会。 ・ 教授会は決定ではなく議論の場に。2013~ ・ 授業マネジメントでは、職員も理事長も授業を不定期にチームを組んで見に行く体制。 すぐ教員にフィードバックする仕組みを整えている。 ・ ②教育開発機構の設置:教育開発センターを発展的に改組したもので、Toteisei(徒弟 制、飯野は「互いに教え合う体制」と理解)による組織運営と改革、そして学生と教 職員の能力開発に取り組んでいる。 ・ ③教職協働による実践事例:リーダー養成コース(2015~)。教職員による Toteisei、学 生同士による Toteisei、などがある。 4.対談 「大学改革の次のステップを考える」 吉武博通氏(上記3.の 1)) 秦敬治氏(上記3.の 2)) ファシリテーター:田中岳(がく)氏 田中: 九州大学基幹教育院人文社会科学部門准教授 リーダーシップとは何か、動物に例えると何だろうか。カタカタ用語の持つイメ ージや解釈は、人によって大きく異なることがある。そこを互いに語り合うこと は相互理解の第一歩、という意味でお尋ねしたい。 吉武: 動物に例えなくても、他社に影響を与え行動を促せること、という定義で十分説 明できる。ちなみに、リーダとリーダーシップは異なる。リーダーはポストであ って中央集権的概念。リーダーシップは取りまとめのツールであって分散型で、 誰でも持つことができる。あの人が言うならやったろか、という雰囲気を醸し出 せるか、ということ。 秦: フォロワーシップという視点ならハチ、アリあたりだろうか。 田中: 私はシープドッグととらえている。 田中: リーダーシップトレーニングのあり方は? 秦: どうせ無理、できない、という思考回路をひっくり返すことが第一歩。やりたい、 得意なことを掘り起こすことから。 ただ、教員、職員採用面接などでは、組織が求めたいことが先にあって、それを 全部採用候補者に求めるところからスタートしている。それではモチベーション が上がりようがない。 吉武: 一般には、リーダーシップの評価には、厳しいストレスへの「耐性」に比重を置 きがち。しかし、「面白さを探し出す/知る力」もとても大切。ワクワクを感じ られることこそ、リーダーシップの原点だろう。 (秦氏の言われる通り)職員のリーダーシップを育てるしくみは、見ている限り [資料 10] 3/6 どの大学も希薄といえそう。学生のリーダーシップを育てるしくみはあるのに、 教職員のそれを育てるしくみがない。 田中: 秦: 中高年のミッドキャリア教職員の FD・SD について、思うところを。 異文化交流は大切。同じ年齢の同じ課の人間たち同士で勉強会をするのもよいが、 教職員協働にするなど、視点の違うグループの交流で気づくことは多い。 吉武: 45 歳ぐらい以上になると、やや保守的になりがちな傾向がある。特に、全体の 2 ~3 割は何をやっても改革されない人たちであり、そこにエネルギーをかけるこ と自体ムダな部分はある。若手が自主的な勉強会を立ち上げる風土があるとすれ ば、将来的な期待がもてるだろう。 田中: SD という言葉は、日本では ST になっている。ちなみに欧米では FD と SD を分 けてはおらず、FD で統一されている。 田中: 改革スタートのきっかけや、改革がうまくいかないときの修正のタイミングにつ いて、思うところはあるか。 秦: よりどころは常に、「建学の精神」「大学憲章」。コンフリクトが起こったときは 常にそこに立ち戻ることで、おおよそは突破口が開ける。単純なことだが、見落 としがち。 なお、撤退は恥ずかしいことではない。間違ったと思ったらもどればよいだけ。 また、2~3 割は何をやってもムダ、という話があったが、一方で、上位層 2~3 割に意識を向けて集中トレーニングをすると、全体が底上げされるということも 経験的には多い。学生に対しても、教職員に対しても。 吉武: 改革、というと重い響きだが、ちいさな改善の積み重ねこそが、全体を動かして いくきっかけになることは忘れてはならないと思う。 また、改革の企画を立ち上げると、それを立ち上げた人は評価されやすいが、現 場でそれを実行する人たちは評価されにくい。しかし、机上の空論ではなく現場 で実行に移している人たちこそ評価されるべき。そういう仕組みがないといけな い。 田中: 学内の対立やコンフリクトの発生の状況は? 秦: 特にない。執行部自体が、現場に近い人間たちで構成されているからかもしれな い。コンフリクトの発生源は、話をしていないから。 吉武: 改革の中心人物として動いてきたが、嫌がらせは絶えずあった気がする。ただ、 会って謙虚に誠意をもってひとりひとりと話をする、これにつきる。 現場との対話こそが大事。 フロア(多摩大) : 改革のファイナル、ゴールはどこに設定したらよいのか。何でゴール と判断するのか。 [資料 10] 4/6 吉武: 改善活動が持続する状態になったときがファイナルだろう。組織であっても、個 人であっても。 そういうモードになるのは、小さな改善の持続があるかどうか、にかかっている。 田中: 九州の Q-Links は、まさにそういうコンセプト。現場で頑張っている人たちが孤 立することなく動いていける実質的なネットワーク例。 田中: FD・SD の次のステップは? 秦: IR でいろいろなデータをとって分析することは大切だが、分析が目的化すること は危険信号。現場では学生たちをちゃんと見ていれば大半のことはわかってしま うはず。 また、使える分析ツール、たとえば PROG のようなもの使えるなら、そういうこ とは発信していくことが必要だ。 吉武: 一人一人がエキサイティングに取り組める環境作りこそ、マクロに(グローバル に)変革を促す最大のエネルギーになる。 田中: 改革を繰り返してもラチがあかない、とすれば、根源的なところの意識改革にた どり着いていないと考えるべき。どこかにレバレッジポイントがある。それを見 抜けるかどうかにかかっているだろう。 ■8/29(土) 分科会 9:30~15:00/全体会 15:00~16:00 1.分科会 第 3 分科会「FD・SD も Teaching から Learning へ!?~Q-Links が推進する大学間連携を 事例に~」 コーディネーター: 田中岳(上記4.) 1) Q-Links とは: ・ 九州地域大学教育改善 FD・SD ネットワーク、のこと。2009 年度ごろより現在に近 い体制で活動しており、現在は 24 の九州・沖縄地区の大学・短大が入っている。 ・ 大学が組織として加盟するのではなく、あくまで興味を持つ教職員個人が加盟する。 個人が互いに切磋琢磨する場が提供される人的ネットワーク、と位置付けられるもの である。 ・ 大学の組織の長ではなく、実質的に現場を動かしている人が、どの大学にも少数いる。 その人たちは、他の大学とのつながりが希薄で、生きた情報を得る機会も少なく孤独 になりやすい状況があった。田中氏はそこに目を付けて、そのような人たちのネット ワークを作りたいと考えた。これが Q-Links の土台となった。 ・ 上下関係は存在しない。あくまでネットワークである。 ・ 異なる大学の教職員が一体となって、大学教育改善に関するさまざまな問題を考え合 うワークショップを開催するなどの取り組みを実施している。Q-Conference(年次集 [資料 10] 5/6 会)、Q-Caravan(訪問) 、Q-Place(学びの場の提供)、Q-Lab(研修)の 4 つの活動 の柱がある。 2) 大学の教育力向上の 5 大柱を整理 ① PD (Professional Development): 教員の教育上のキャリア構築 As Teachers/As Individuals→古くから’FD’と言われてきた部分 As Researchers→研究者は一般にここで評価される As Administrators ② ID (Instructional D): 教員の教育(授業及び指導)能力の向上 →最近 FD と位置付けられている部分。 →大学設置基準で謳われている部分 ③ CD (Curriculum D): カリキュラム(教育課程)の開発,改善 ④ OD (Organizational D): ⑤ 正課外教育: 教育の効果を高める組織の開発,改善 大学への帰属意識向上/行事参画/コミュニティづくり 形としてはこのように分けることができる。 ただし、非常勤の教職員をどのようにこの枠組みで扱うのか、各大学で悩んでいる現状が あり、これからの問題だろう。 3) 授業/会議におけるファシリテーションスキルについて →Q-Links で研修として行っている内容を紹介。 →午前、午後を通じて、様々なワークを参加者らで実践。 ex) 会議では「GRIP」の明示が必要 (Goal, Rule/Role, Impact, Process) ex) 会議では「知る→探る→創る、そしてフィードバック」を常に意識する ex) アイスブレークの実践 ex) PBL のあり方-読み書きできないのに PBL は成立するか ex) チームビルディングという概念の歴史的経緯について ex) 有用な書籍、サイト等の紹介 2.全体会 1) 第 1~5 の各分科会からの報告 2) 会場からの感想 ※特段報告すべき事項なし。 以上 [資料 10] 6/6 平成 27 年 12 月 21 日 飯野 秋成 AP 会議/就業力育成事業部会資料 第 2 回 CPD 協議会シンポジウム 「産業競争力を支える課題解決型人材育成について ~工学連携による課題解決力強化に向けて」 参加報告 日時: 2015 年 12 月 15 日(火) 13:00~17:00 場所: 東京理科大学森戸記念館第 1 フォーラム 主催: 日本工学会 CPD 協議会 1.開会あいさつ 広崎膨太郎(CPD 協議会会長) 毎年開催しているが、多くの方々に熱心にご参加いただいている。今から 20 年前、科学 基本法案。国を挙げて政策強化のころから盛り上がってきた。2004 年から CPD 制度を開始 しており、これが今につながる原点。ただ形骸化しつつある感がある。意識が低下してい る傾向も。 インダストリー4.0(ドイツ)など、新しいパラダイム。我が国は・・・?今後のあり方 を見据えた意見交換を。具体的なアクションプランにつながることを祈る。 2.持続可能な科学技術創造立国の要~エンジニアリングリベラルアーツのすすめ~ 柘植綾夫(日本工学会前会長) 8 年前にも、日本工学会はじめいろいろな場面で、同じような議論がなされていたが、 「教 育界」と「科学技術界」(研究)と「イノベーション」(産業創造)がいまだに結びついて いない。初等中等教育段階で、理数嫌いの児童、生徒が置いていかれている状況は依然そ のままである。 例えば数学の基礎教育をみると、技術教育的視点や。社会教育的視点とかい離したまま で、学ぶ立場からすれば面白さがないから、心が離れていく。3 年ほど前には「新リベラル アーツ教育」が日本学術会議などで叫ばれながら、現時点で実効が伴っておらず、忘れ去 られかけている。「社会人基礎力」の質も低下し。博士の進学率も低下する一方だ。また、 その子供たちにも負のスパイラルが連鎖している。これは、1 億総活躍社会に反する状況だ。 正のスパイラルに変えていくためには、日本人の科学技術マインドの変革が必要。教育 界、科学技術界、産業界の三位一体が求められる。「エンジニアリングリベラルアーツ」と いう、社会とのつながりを意識した科学技術教育のフレームを提唱したい。それは例えば、 原子力発電所のあり方について、家庭で日常の話題になりえているかどうか、そういう感 覚を育てていくことにつながるものだと思っている。方法論としては、PBL を初等教育の早 い段階から大学院教育に至るまで、継続的に行っていくことも有効だろう。実社会との関 係を常にイメージできる教育という考え方が求められている。 [資料 11] 1/8 Q1 学ぶ側の多様性への配慮をどう考えるか。 「エンジニアリングリベラルアーツ」の枠組 みの中では、初等、中等教育段階で芽の出なかった人が、社会での経験に触発されて戻 ってくる人を受け入れるような仕組みをどう考えたらよいのか。あるいは、社会に出る 前に、教育課程にいる段階で機会を与える仕組みになりうるか。 A1 先生たちの側をどう教育していくかという問題もあるので、一筋縄ではない。ただ、 理系が無理だから文系、という考え方は絶対的におかしい。 Q2 授業中に走り回るような児童、生徒が存在するという現実の中で、初等中等教育のシ ステムが成り立っていない部分もあるのではないか。ほんの2,3人が学習環境をこじ れさせている実態を、どう考えたらよいのか。 A2 昔ながらの座学のあり方自体を見直すべき時期に来ているのでは。面白い、と感じさ せるしかけ、工夫を徹底して考える時期に来ている。 3.創新・課題解決力と倫理観の育成 三木哲也(電気通信大学,日本工学会技術倫理協議会議長) 「エンジニアリングリベラルアーツ」のような学術用語は、日本が提唱していく概念だ とすれば、ぜひ日本語にしたい気がする。 さて、土木学会、情報処理学会、そして電子情報通信学会では、他学会にさきがけて、 早い段階で「綱領」を策定した。今では多くの学会が綱領を明示するようになった。しか し、あまり見られていないし、小規模な学会では綱領を持たないところも多い。 「綱領」は 大学でいうところの DP に相当する。綱領は、 「志向倫理」 (前向き)と「予防倫理」(後ろ 向き)のどちらかに偏った考え方になる傾向にあるが、意識して前者でつくっていくべき ではないか。いまのところ後者が多いようだ。 JABEE の技術者倫理についても同様に、志向倫理と予防倫理の考え方でできている。そし て、(資料中の表の)3,8,9は日本で特に弱い項目であるとして世界の国々から指摘さ れており、JABEE の認定基準に明記されるようになった。特に、 「チームで~」の記述は、 単に他人と組むということではなくて、文化の差を乗り越えて、というのが基本的な理念 になる。 また、「技術者に求められる能力と役割」の表のように整理した場合、レベル 1 から 7 ま である中で、大学教育ではレベル 4、大学院では 5 以上を目指したい。 「エンジニアリング デザイン」のように、解が一つでない複雑な課題に取り組んでもらうこと、すなわち課題 発見、解決、計画、そして妥当性の評価を行うプロジェクトに取り組んでもらうことは、 とても重要だ。MIT では同様の教育プログラムを「CDIO」と名付けて、学びのステップが上 がるごとに少しずつレベルをあげながら、繰り返し実施している。わが国では金沢工大が よい例を示している。 大学だけでは解決困難なところがある。企業を目指す博士課程進学者がわが国にはいな い。現在、「スーパー連携大学院」という構想を打ち立てて議論を進めているが、これは企 業との共同研究を主体にしており、ベンチャー精神、マネジメント力、リーダーシップを 涵養しようとするものである。欧州では、インダストリアル Ph.D という考え方が試行され ている。日本では研究だけやっていればよいという考え方がまだまだ主流で、改革はこれ [資料 11] 2/8 から。大学の先生には教えられないことも。中小企業の方々を巻き込むと開けることがあ ると考えている。 国の「科学技術基本計画 H27」にも、人材力の強化、知の基盤の強化、資金改革、オープ ンイノベーションが謳われている。これにこたえる形で構想を具現化していきたい。 Q1 面白いテーマをいかに提供できるか、という教員側、教育プログラム側の工夫こそが 求められているのではないか。学生のライフワークにいかに結びつけられるか、という 教える側の工夫や情熱をどう考えるか。 A1 エンジニアリングデザインに取り組むという「経験」こそが大切だろう。もちろん、 どんな課題を与えるか(ニンジンをぶら下げるか)、という工夫も必要。 4.イノベーションをけん引する人材の育成 有信睦弘(日本工学会人材育成コンソーシアム代表) 多様な人間が多様なイノベーションを創出する、といわれて久しいが、科学技術の分野 の人間によるイノベーション創出は、やはり現代社会の中でも圧倒的なものがある。そう はいっても、近年は極端な工学部志願者の減少があって、わが国の由々しき問題となって いる。これが、H22 にコンソーシアムを作ったきっかけでもある。産業界、各学会の支部な どと連携しながら、活動、シンポジウムの開催などを継続的に実施してきているが、東日 本大震災で科学技術への目が厳しくなるなど、しばらく議論が下火になったことも経験し た。 コンソーシアムの議論は、現在もっぱら、分野別の質保証をどのように考えるか、とい う議論に展開している。初等、中等から大学に議論の対象がシフトした感がある。JABEE や 高大連携の議論も深まっている。そして、あらためて義務教育終了段階の学生らの能力を 調査すると、日本はアメリカに次いで、読解力、数学、科学リテラシともに 2 位にランク されている。また、「工学離れ」は国公立大学では全くその傾向は見られず、もっぱら私学 の傾向であることが明確に。「理科離れ」も言われて久しいが、本当なのだろうか。 大学と社会とのミスマッチがある(この場合の「社会」は requirement の意味)。アメリ カでは求人があるのに就職できない、という現象も顕在化している。この点については来 年 2/13 にあらためてシンポジウムを企画している。これからのイノベーションは、過去の 成功体験が役に立たない。 Q1 「技術士」の養成という観点から、最後のスライドはどのような位置づけになるのか。 A1 学部で学んだことが社会で生かされない、専門外で仕事をすることが普通になってい る。これが問題。素人が仕事をしたのでは生産性が上がらない。現在は過渡期とすれば、 今後は有資格者が仕事をする分野が増えてくるだろう。そういう社会構造を目指してい る。 Q2 博士に求めているのは、どこに行っても提案力、リーダーシップを発揮できることだ。 真剣勝負の場になっているか、それに見合う処遇があるか。そういう基盤が教育の場に あるのか。これらの視点が最後のスライドのフレームに抜けているのでは。 [資料 11] 3/8 A2 その時に問題となるのは、王道からドロップアウトした人への配慮なのだろう。キー ワードはもちろんいれており、例えば研究補助職、専門的職業とある。これらはドロッ プアウトという意味ではなく、多様性を生かせる役割、と考えている。 Q3 工学イノベーションは、工学以外の人からも出る。それを拾い上げるしくみは? A3 直接的な答えにはならないが、イノベーションデザインを常にしっかり考えるしくみ を全地球的に作ることだ。 Q4 現実のイノベーションに目を向ける。例えば「twitter」は経済学出のセールスマンの 発想で、短いメッセージの蓄積が人類を動かすことに気づき、あらたに工学系大学で勉 強をやり直し、多くの産業界からの支援もあって起業したという経緯がある。産業サイ ドがかなり積極的にかかわる、産業側のイノベーションがないと、教育側だけでは片手 落ちでは? A4 セレンディピティそのものは設計できないが、「様々な階層で社会人の受け入れ」と書 いたところがおっしゃるところに相当する。ただ、産業界と「共同」するしくみが成功 するのか、は、日本の社会ではやや懐疑的なところもある。 5.壁を乗り越えるイノベーション~Industrie4.0 と人材 持田侑宏(ドイツバイエルン州駐日代表部) 日本には、いろいろな「壁」を感じている。企業の壁、アカデミアの壁、国内外の壁、 大企業と中小企業の壁、分野間の壁、地域の壁。。。ドイツでは意識改革が進んでいるとこ ろがあるので紹介したい。 メルケル首相は、2005 よりハイテク戦略を掲げ、最近は SME(中小企業)を強化する方 向に国をあげて取り組んでいる。産官学で常に議論する体制を確立していること、そして ドイツ科学工学アカデミー、フラウンホーファー研究所などの例にみられるように、強力 に推進する組織が実在する。なお、産業競争力は国の南側にやや集中する傾向がある。 ここでいう「クラスター」とは、中小企業の分野別グループである。中小企業は総売上 高、総従業員ともに非常に高い比率となるが、成功率には大きな差がある。ドイツでは、 中小企業群を 19 のクラスター(分野別グループ)に分類して、それぞれにチームを組んで いる。国からの財政支援もクラスターごとに行っている。企業にとっては、例えば不得意 な分野はクラスター内の他企業とチームを組めるなどのメリットがある。中小企業をネッ トワーク化して、強力な動員力を組織できるメリットは大きい。なお、クラスターは、他 国との連携も積極的で、日本の企業がかかわるクラスターもいくつもあり、国境を超えて 活動している。クラスターの長は、企業出身の工学部教授も多い。実は、同様な動きが世 界中にあって、どれもドイツの影響を受けてトップダウン政策を実施しており、なにがし かの世界標準を狙っているのだろう。 大学教育でいうと、ミュンヘン工科大などは縦のつながりを具現化し、企業人は学生の メンターとして機能させている。 Q1 大学院生をインパクトファクターで評価する日本の大学院教育の現状を、どのように 考えるか。 [資料 11] 4/8 A1 ドイツはアメリカの考え方に近くて、職員として籍を置いて資金が出ていることが多 い。インパクトファクター一辺倒ではなくて、目的をしっかり立てて企業とコラボレー トで来たかどうか、が主にみられるという仕組みができている。これは一つの理想的な スタイルではないか。 6.パネルディスカッション 広崎膨太郎(前述) ・キレイにまとめることではなく、意見交換の場、明日から使えるヒントを得る場とした い。 ■論点 1)「エンジニアリングリベラルアーツ」をどう考えていくべきか。 柘植: 論点 2)とリンクするところだが、産業界からは「待てない」 「早く具現化してほし い」という声は多い。 三木: ITU(情報通信に関する国連のユニット)では、国際標準の話を小学生でやってい る。例えば電圧とかコンセントとか。電池 1.5V がわかっていない学生の例も。 有信: 「設計科学」という考え方がある。エンジニアリングリベラルの意味はそうとら えてよいだろう。設計科学もリベラルアーツもまだ市民権が得られていない印象だ。 持田: いろいろな職業があって、どれも尊いものだ、という教育が必要なのでは。ドイ ツではベルーフ(使命)という考え方が根付いている。マイスターは尊敬される。 広崎: 欧米ではどんな流れ?CPD でも流れをとり込みたいと思っているが。 柘植: 世界工学連盟では、エンジニアリングリベラルアーツという概念はなさそうだ。 日本工学会では、世界の現状調査を行おうとしている。 広崎: 世界競争力連盟という組織がある。エンジニアリングリベラルアーツは日本発の 考え方になりうるのでは、と考えている。 ■論点 2)「エンジニアリングデザイン教育」を今後どうしていくべきか。 持田: 具体的な課題を想定して、多種多様な方々がかかわるという理想的な方向。ドイ ツでも大学院生の訓練がそのようなあり方だ。数か月以上の実習を経て単位を修得 する。エンジニアリングデザイン能力が実績として鍛えられている。 有信: チームワーク、様々な専門性の人が力を合わせるということ。この訓練が必要だ が日本にはない。トライアルはいくつかの国内外の大学で見られる。 三木: 現在、国内の大学で教育効果が上がっているかどうかが疑問。アメリカの大学で は、卒論はなくてもエンジニアリングデザインはやっている。ヨーロッパでは、分 野の異なるいくつかの専門大学が連携した「アート大学」という構想があり、「デザ インファクトリー」を立ち上げようとしている。工学部だけで閉じようとする考え 方が、すでに欧米に周回遅れの考え方だ。 柘植: インターンシップの活用、学部教育か高校教育でやるべきで、大学院ではないの では。基礎教育の前段階で、しっかりインターンで社会を見るしくみが必要で、神 [資料 11] 5/8 奈川工科大、金沢工大などの先進事例が出てきている。専門に直結しない分野でイ ンターンをやったり、社会的にメジャーな課題ではない影の部分でインターンをや ったり、という冒険がないのも問題。 広崎: 世界は「課題設定能力」に注力していることがわかった。とすると、工学連携だ けではダメだろう。(課題は達成、問題は解決、という指摘もあるが)課題設定能力 をどう高めるか。 柘植: 何のために学ぶか、を常に説くべき。社会とのかかわりを初等教育から一貫して。 大学の論文執筆でも「背景」が問われるわけだから。 三木: 全人的な話になる。初等教育時から、というのは当然のことだろう。小さい時か らの経験の積み重ねが大切。今の大学生の課題設定は幼稚すぎるものが多い。学力 がわるくなくても。 有信: 課題と問題の取り違え。少子高齢化とか食糧問題とかは「問題」。それを「課題」 に落とし込める能力がほしいということだ。解決策に結びつくような課題設定にな っていないし、学生はそこができない。エンジニアリングデザインを学問的にどう やるか、現時点で明確な解がないのだろう。 持田: なんのために働くのか、何のために学ぶのか、何のために生きるのか。初等・中 等教育時にしっかり議論させることが大切なのだろう。 ■論点 3)「マルチディシプリナリー」、壁を乗り越えるためにどうしていくべきか。 ■論点 4) 産業界が人材づくりにどうコミットしていくべきか。 広崎: 壁を取り除くためのヒントについて、3)4)まとめて議論することとしたい。 持田: 中小企業は親会社を見ている、まさに縦割り。クラスターのような連携を「せっ ぱつまった状態で」つくれるしくみがあるとよいのだが。全国レベルで連携させな いといけない。 有信: リーティング大学院プログラム、選考の壁を超えた学位授与の構想を進めている。 ただ、現状は学位を出せない。出す許可が出ないので、これが最大のネック。大学 設置申の問題、構造的な問題でもある。 三木: フレームワークプログラム(ホライズン 2020、7 か年計画)というものが EU にあ る。中小企業、大企業も入って教育プログラムの議論をしている。異なるバックボ ーンを持つ人たちがワークアワー中に集まる場所があるなどの工夫。を日本ではニ ーズの高い先端研究のみに資金が回るなど、活動範囲がせまくなる傾向に。 柘植: 日本学術会議の提言が浸透していかない土壌。学会組織の領域が広くなるには、 という議論が必要。学会を小さくしていく、という発想ばかりでなく、その横の連 携も大切か。誰が本気になるか、という問題はありそうだが。また、産業界はオー プンイノベーションが必須の流れになっているが、地域の大学はそこにコミットで きているか。ドイツのうまいところをとり込む必要があるのではないか。 [資料 11] 6/8 広崎: 本日の論点は、Web に改めて掲載したい。ここからはフロアからの質問。 Q1 日産自動車の方: 現場を持っている立場からみると、現場力が弱体化してきている ことを感じる。大きい船が作れないとか。ハイエデュケーショナルな人材をどう育て ていったらよいのか。 A1 持田: 人を再教育ということも必要。自動化するところは自動化する。 有信: 技能教育の復活はもはや日本では無理。現場で方法論を変える。大学サイド で努力していないのは、職人芸を共有できる「技術」に昇華するという部分だ。 これからそこが大切だと思う。 Q2 エンジニアリングリベラルアーツという言葉、日本語でいうと?また、インターンシ ップはどの段階でやるのがよさそうか。 A2 柘植: リベラルアーツと教養教育がかい離している現状、英語表現になるのは現時 点ではやむを得ない。日本発の概念だから、ぜひ日本語表現を考えたい。 持田: ドイツでは学部と大学院が切れていて、それぞれでやっている。大学と大学 院、また大学間で移動することも考えられており、単位共通化などの仕組みづ くりも進んでいる。学生は多様な経験をしてから社会に出られるというメリッ トが具現化している。 広崎: 本日の議論では、学会の話があまりでてこなかった。産と学の間をつなぐ仕組み として、学会にも新たな役割があるのではないか、と思われるので、日本工学会の 1 つのミッションとしていきたい。 7.閉会のあいさつ 石原 直(CPD 協議会副会長) 我が国の科学技術教育には、強みはいろいろとあると同時に、弱みもたくさんあること に気づかされた機会となった。就活で勉強できない状況にある、研究をバックアップでき る環境作りが進んでいない、今日の発想が明日につながらずに流れてしまう国民性?と か。。。 より良いアクションに結び付くような取り組みを、日本工学会としても続けていきたい。 キーワード、キーセンテンス(飯野メモ) ・このシンポジウムは、大学教員が中心のシンポジウムとは視点が異なり、わが国の工学 教育の方向性を(その筋の第一人者が集合することで)確認しようとするもの。 ・科学技術教育におけるエンジニアリングリベラルアーツ,エンジニアリングデザインは 世界的に重要視されている。 ・大学教育だけを切り出して議論するのではなく、初等教育から大学院までの教育体系の 中で科学技術教育を進めることが大切であり、枠組み作りが急務。 [資料 11] 7/8 ・産業界も人材育成にかかわる社会的な仕組みが求められる。 ・「チームで課題に取り組む」の部分は、単に学生がグループ活動すればよいのとは違う。 文化の違い、壁を超える、というニュアンスが含まれる。→工学だけで閉じた教育プロ グラムには限界あり。 以上 [資料 11] 8/8 平成 27 年 2 月 23 日 飯野 秋成 AP 会議/FD 委員会資料 AP 合同フォーラム 共通の学生調査を用いた学修成果の可視化への取り組み -データに基づく FD の展開- 日時: 2016 年 2 月 22 日(月) 場所: 玉川大学 主催: 大阪府立大学,長崎大学,玉川大学 共催: 大学 IR コンソーシアム 1.開催の挨拶 松阪誠應(長崎大学理事) ・中学生の頃に玉川大学の学長が長崎に来られ、国際化の話をされていたことを思い出す。 ・アクティブラーニングなどの新しい取り組みの成果を公正に評価することは、私の大学 でも難しさを感じている。 ・バックグラウンドの異なる大学が合同することで新しい展開が見えてくるのでは、と思 っている。 2.「大学教育再生加速プログラム(AP)事業の目的とその概要」 河本達毅(文科省高等教育局大学振興課) ・AP は教育再生実行会議(総理以下有識者で構成される会議)の第 3 次提言(H25.5)、第 4 次提言(H25.10)内容を具体化した取り組みとしてスタート。諸外国の教育力、教育質保 証の動きに追随する形で実施に踏み切った。 ・テーマ IV「ギャップイヤー(長期学外学修プログラム) 」は AP の中でもやや異色と思っ ているが、トータルで見ると今の大学の問題点を解決すべく掘り下げたテーマになって いるのではないかと考えている。 ・H28 年度には新しく、テーマ V「卒業時における質保証の取り組みの強化」も AP で取り 上げる。ようやく今、アナウンスできる体制となった。 ・テーマ間の連携によって見えてくるものにも期待している。 ・近年、授業を大学のプログラムとして提供しようという個々の教員の動きがようやく見 えてきた気がする。 [資料 12] 1/5 3.基調講演「大学 IR コンソーシアムで可視化できること、できないこと」 高橋哲也(大阪府立大学長補佐,大学 IR コンソーシアム IR システム運用部会長) ・IR コミュニティの育成を目的とし、4 大学(北大、甲南大、大阪府立大、同志社大)で 相互評価可能なシステムを開発することをミッションとして、H21 にスタート。 ・2015 年現在、41 大学が参加している。 ・到達目標を「~できる」とするのは、ヨーロッパ言語共通参照スキーム「CEFR」の能力 記述文に由来する。これはどの言語にも共通して適用でき、汎用性があるとされている。 ・ 「IR コンソーシアム」で検索すると、公開された集計データを見ることができる。学習時 間、コンピテンシー。 ★上記、AP の「改善ループの検証」に使うことができるかも。 ・大学の自主的な取り組みとしてデータを使うことができる。 ・配布資料の 29 ページ目以降は甲南大学のデータ分析の例。自己点検・自己評価報告書で 活用している事例も多い。 ・参加大学は随時募集中。 4.事例報告①「学修成果の可視化と FD 活動との連動性―大阪府立大学のこれまでの取り 組みと見えてきた課題―」 畑野快(大阪府立大高等教育開発センター特任助教) ・大阪府立大学の教育体制、学部から学域に変更。2009 年戦略 GP 採択。 ・2011 年大学 IR コンソーシアム発足以来、その共通調査を継続実施している。 ・「初年次ゼミナール」; 主体的に学んでもらう。ディスカッション&プレゼンテーション。アクティブラーニン グの導入。クラス混在。1 年前期 2 単位。 90%の学生が自己評価ベースで目標達成。1 年次の成績が尾を引く傾向にあることから。 満足度、GPA 向上。 ・「Academic English」; 英語の運用能力の強化を目的としたもの。ライティング、プレゼンテーション、コミュ ニケーション。2 年次はネイティブスピーカー教員。少人数制(25 名) 。 3 年次は英語能力が落ちる傾向にある。4 年では逆に(卒論との関係で)伸びる傾向もあ る。能力の低下割合は減衰した。 ・マクロレベル(DP,CP,カリキュラムマップ設計)ではうまくいっている。一方で、授業 設計、シラバス設計に相当するミドルレベル(授業設計、シラバス表記)の議論がなか なか難しい。教員間の共通基盤による意思疎通が難しい。FD というとミクロレベル(講 義の進行方法、ファシリテーション、話し方等)のイメージが強いが、最も苦戦してい るのは実はミドルレベル。 [資料 12] 2/5 5.事例報告②「学修成果の可視化と FD 活動」 稲葉興己(玉川大教学部長) ・学内 AP 委員会;大学の教務主任を中心に進めている。 ・IR コンソーシアムの学生調査、および PROG を実施。 ・英語教育;ELF(玉川大学の全学共通の英語教育プログラムの呼称;第 2 外国語として英 語を使う人たちのコミュニケーション用英語) 。全学で導入。ELF101~402 まである。全 ての教員は TESOL プログラム(英語を母国語としない人たち向けの英語教授法)、または 応用言語学の修士課程を修了している。 ・効果を検証するために TOEIC を学内で実施したところ、各学科とも明らかに伸びている。 ・IR コンソーシアム共通調査結果によると、玉川大学の学生は、アルバイトは少なめ、ま た予習・復習時間が大幅に長い傾向がみられた。文章力、情報活用力、時間活用力は長 けている反面、一般的な教養、異文化に対する知識の項目が低かった。これは今後改善 に努力したい。 6.事例報告③「長崎大学における教育改革とデータに基づく FD への課題」 山地弘起(長崎大大学教育委イノベーションセンター教育改善部門長) ・「教養教育」の改革;モジュール方式への転換。モジュールごとにルーブリックを設定。 ・ 「考える力」は、論理→批判→創造の手順を教えるところから。例えば教養教育の場では、 「地域の問題解決への参加」を課題として学生たちに具体的なテーマを起こさせ、この 流れに沿って提案まで行わせる方法で取り組ませている。 ・アクティブラーニングだけでなく、可視化システムによるアプローチ、教員が直接的に かかわるアプローチを合わせて実施することで、効果が十分発揮される。 7.パネルディスカッション 司会: 中村好雄(玉川大学教学部事務部長) 登壇者: 河本(文科省)/高橋(大阪府立大)/稲葉(玉川大)/山地(長崎大) 司会: 文科省の立場から、3 大学の講演で印象に残ったところを披露いただきたい。 河本: 大阪府立大のマクロ、ミドル、ミクロ、ミドルが難しい。という点が興味深かっ た。DP,CP との関係で難しい部分がいろいろあるのだという認識をした。 司会: Q1. 以下、(事前の)質問用紙に従って進行する。 IR コンソーシアムの調査、多様な学生たちの平均をとることに意味はあるか。 高橋: もちろん、統計的に十分吟味されているものであり、サンプル数も多いので問題 ない。 Q2. 可視化できない点について、もう少し補足を。 [資料 12] 3/5 高橋: 学生の自己評価は能力の間接評価であり、実際の能力を十分に評価できていない 点は踏まえなければならない。1 年次と 3 年次の GPA は強い相関があるが、これは入 試のデータとの関係はない。 Q3. AP 予算は、現場の若手教員を苦しめる方向に行くだけではないのか。 河本: GP 補助金のころから同様な指摘はあった。大学に取り組みが根付くまでは困難が 伴うと思うが、できるだけの支援をしていきたい。我々も苦慮している。 AP 申請については、既に取り組みのある大学の実を採択した。これは画期的なこ とで、実績重視ならではのプログラムと考えている。その検証は調査中だが、中間 評価を迎えた段階でしっかり検討したい。テーマ V は総合的な大学改革。これにも いろいろ課題はあるだろうが、取り組みには意義があると思う。 Q4. インストラクショナルデザイナーとは? 山地: 授業の設計、実施、評価の具体的な支援をする役割。昨年 10 月から 2 名、助教(任 期 H29 いっぱい)。主な仕事はマニュアル(文書、動画など)を制作すること。授業 を見に行ってチェックすることを最初にやってもらった。なお、長崎大では授業は すべて公開となっている。 FD は全学的なものであると同時に、先生ごとにカスタマイズする方向性がとても 重要。 Q5. 教員による学生面談の方法の詳細について知りたい。 稲葉: 一人当たり 15~30 分の面談を行っている。システムで記録をとる形で進める。教 員にはかなりの負担になっているが、本学ならではの取り組みとなっている。 Q6. コンピテンシーの学生向けの可視化(説明)は十分か。 稲葉: 学生を集めて説明会を開催する方向で進めている。学生が自己評価をした際の結 果と診断結果との対応を考えたり、履修すべき科目を勧めたりするなど。 成績評価は、各教員が到達目標に明記するとともにパフォーマンス評価を実施し ている。卒業時点のアウトカム保証として、成績表にもコンピテンシーを明記する ことも検討している。各大学で検討すべきなのではないかと考えている。 Q7. IR コンソーシアムの共通調査が学生の負担になることはないのか。 高橋: ある程度はあるといえる。1 年に 1 回の調査がメインなので、これは大丈夫だと思 う。立ち上げる段階ではいろいろ大変かもしれないが。 Q8. 英語能力、3 年次で落ちることの対策? 高橋: 英語の科目がなくなることが大きな問題。専門で英語を使うなどの科目関連系が あればよいと思うが、なかなかできることでもない。難しい問題だ。 司会: その他、自由な発言を。 山地: 学年が進んだときに、自己評価がいったん落ちる項目もある。自分の物差しが変 わることによるものと考えられる。1 年と 3 年の GPA を比較することは大いに意味が あると思う。 高橋: 「学修成果の可視化」は 1 つのテーマだが、これは出発点に過ぎない。例えば GPA [資料 12] 4/5 が本質的に何を表しているのかについては、やっとデータが出てきたところで、教 員の経験からくる解釈はまだまだ弱い。課題を見つけて改善するまでにはまだまだ 時間がかかるだろう。このとき、1 つの大学の中でがんばるのは大切だが、それにも 増して大学間連携はとても重要になってくる。 8.閉会の挨拶 小原芳明(玉川大学学長) ・本来ならば最初に挨拶すべきところだった。 ・キーワードはアクティブラーニングと IR。 ・IR は 10 年も前から取り組んできている。最初は、欧米の動きに合わせなくてはならない ところからスタートしたが、日本の大学には合わないのではないかと思っていた。質保 証の観点から変わってきたことを感じている。 ・設計者がゆきとどかないと、使用者が苦労する。授業設計についても同じである。 ・ひきつづき、各大学で研究を進めていただきたい。 以上 [資料 12] 5/5 平成 28 年 3 月 14 日 飯野 秋成 FD 委員会/AP 会議資料 新潟大学第 36 回全学 FD 「学生・教員・図書館職員の協働による学習支援を考える ―初年次段階の情報リテラシー教育を中心に―」 出席報告 日時: 2016 年 2 月 19 日(金) 14:00~17:25 場所: 新潟大学附属図書館ライブラリーホール 主催: 新潟大学教育・学生支援機構/新潟大学附属図書館 1.開会のあいさつ 新潟大学教育・学生支援機構長 大浦容子 ・2012 年度に図書館との共催をスタートして、今回が 4 回目。 →1 回目は、図書館の利活用の提案として、情報リテラシーの構想や、ラーニングアドバ イザーの構想、および外国語支援に関する話題提供を行った。 →2 回目は、アクティブラーニングの可能性について。 →3 回目は、ラーニングアドバイザーの他大学の事例(金沢大学)を紹介し、入館者が倍 増した経緯を知る機会となった。 ・今回は、三重大学の事例として、図書館員が積極的に授業に関わって成功を収めている 例をレクチャいただく。 2.基調講演 「初年次導入科目の授業デザインと情報リテラシー教育~三重大学のスタートアップセミナーにお ける教員と図書館員の協働~」 三重大学附属図書館研究開発室 准教授 長澤多代 1) 授業デザインの仕組み ・授業デザイン、とは、学生の目標達成の道筋を、教員が「DP を加味しながら」作り上げるこ とである。 ・授業デザインのプロセスでは、PDCA サイクルを「教員自身が」まわすこと、そして、 「組 織的に」回す仕組みがあること、の両輪が大切。 (※以上、AP 事業の枠組みと共通。 ) [資料 13] 1/3 ・授業デザインの 5 つのポイント;「概念の深い理解」、「学生の学習過程」、「環境づくり」、「既 有知識」、そして「省察」。 ・「環境づくり」については、さらに 7 つの視点; 思考;振り返りと自己評価、メタ認知、自己制御学習、問題解決、活用と探求 表現;コミュニケーション、多様なメディア 意欲;(情意的領域) 体験;多様な活動、五感。 協働;対話 個性;知識、技能、適性。 学び;わかる、できる。 (※ほぼ、本学工学科「工学ゼミ」の枠組みと共通。) ・科目間連携; 「『4 つの力』スタートアップセミナー」(1 年前期,長澤(図書館情報学))と「建築 計画 I」(1 年後期,教授 A(建築計画))との連携の事例。 学生3~4名/1 チーム。 TA:1~2名 前期は「生涯学習の基礎となる情報リテラシーの習得」が目的。後期にこれを応用。 2) 情報リテラシーと情報利用プロセス ・情報リテラシーとは、高等教育の学びにおいて必要と考えられる情報活用能力。情報の 入手、吟味、再構築、発信まで。 ・「高等教育のための情報リテラシー基準(2015)」;認知的領域に相当。情報探索スキルの段階 (第 1 段階「課題の明確化」、第 2 段階「情報探索の計画」 、第 3 段階「情報源の所在確 認と収集」、第 4 段階「情報の利用」 、第 5 段階「情報の統合」、第 6 段階「評価」)が示 されている。諸外国の先進事例によるモデルを踏まえて作られている。 3) 「4 つの力」スタートアップセミナー ・授業目的;主体的学習者として自己を認識する。/グループワークにて、4 つの力(感じ る、考える、コミュニケーションする、統合する(→三重大学の DP))を実践する。 ・授業計画; ① ② ③ ④ ⑤ ⑥ ⑦ ⑧ ⑨ ⑩ ⑪ ⑫ ⑬ ⑭ ⑮ ⑯ 大学で学ぶとは ノートづくりの方法 テーマを設定する →JapanKnowledge、CiNii などのレクチャと実践 テーマを設定する →JapanKnowledge、CiNii などのレクチャと実践 情報を探索する方法-図書館を用いた情報探索 →ここで、図書館のサービス、図書館員の役 割、OPAC などのレクチャと実践 レポートの骨組みを作成する方法 情報を評価・整理する方法 →情報の取捨選択 情報を探索する方法-ヒトやモノから情報を得る →ここで、文化施設、博物資料、聞き取り調査 や観察方法などのレクチャと実践 自分の立ち位置を知る 中間発表 レポートを作成する方法 →文献引用の方法、著作権、剽窃についてレクチャ。 発表をする方法 チームで発表する-主体的な聴き手になる チームで発表する-主体的な聴き手になる 学習活動を評価する方法-成果 学習活動を評価する方法-プロセス [資料 13] 2/3 ・成績評価; ラーニングポートフォリオへの学生の書き込み(毎回課題を提示する)。/ 情報探索行動を観察する(TA と担当教員で)。/成果(レジュメ、発表、レポート) ・学生の学びの変化が着実に表れる; 図書館の利用の増大、的確な情報収集と発信の能 力の涵養、本を(批判的に)読めるようになる、など。 4) 専門基礎教育との接続 ・後期「建築計画 I」にてグループワークと発表を課題に。→夏休みを挟むと忘れることも 多いが、図書館員(長澤先生)が初期段階で入ることで、ほとんどの学生は前期の学習 記憶が呼び覚まされた。 ・前期、後期と実施したことで、JapanKnowledge、CiNii を(何も言わなくても)積極的に 利用しようとする意識が定着した。また、進級後の学生たちの情報探索能力も、高いま まを維持する傾向が見られている。 ・欧州(特に北欧)やカナダには同様の動きあり。国内でも「図書館との連携」を授業デ ザインの一環として取り入れる動きは広まりつつあり、多くの関連論文、関連書籍が出 てきている。 キーセンテンス・キーワード 1) 授業カリキュラムの設計に、「大学図書館を積極的に取り入れる」ことの方法論が、全 国規模、世界規模で起こりつつある、ということを認識。→本学の情報リテラシー教育 は、教員の判断で個別に行われているとしても、組織的な対応にはなっていない。また、 そもそも、情報リテラシー、図書館情報学を専門とする教員は本学にはいない。 2) 情報リテラシーは、1 度(実践を含めて)習ったとしても、なかなか定着しない。授業 間の連携を経て長期スパンで涵養すべき力であることを認識。 以上 [資料 13] 3/3 平成 28 年 3 月 7 日 飯野 秋成 FD 委員会/就業力育成事業部会/AP 会議資料 2015 年度第 21 回 FD フォーラム 大学教育を再考する~イマドキから見えるカタチ~ 日時: 2016 年 3 月 5 日(土)~3 月 6 日(日) 場所: 京都外国語大学 <1 日目> 開会のことば 下村 秀則(京都外国語大学副学長) 京都 FD フォーラムは、1995 年からスタートして今年で 21 回目。本学のシンボル的な建 物の森田記念講堂の座席数 800 が埋まるほどの盛況で、大々的に開催できることをうれ しく思う。 シンポジウム 「大学教育を再考する~イマドキから見えるカタチ~」 山田 剛史(コーディネーター;京都大学高等教育研究開発推進センター准教授) ・大学の FD 活動はどこに立ち、どこに向かっていくのかを考えたい。 ・ここでは、学生、教育(学問)、組織、職員、の 4 つの切り口から考える。 1) 「イマドキと今後のメガトレンドを踏まえた大学教育のカタチを教育 NPO 視点で考 える」 山本 繁(NPO 法人 NEWVERY 理事長/日本中退予防研究所所長) ・進学率、特に男子で低下。貧困問題とも絡んでいる。女子は大幅に上がっているため、 総数で見ると議論になりにくい事情がある。 ・オープンキャンパスで、高校生に大学の授業に参加してもらうという「教育体験」の 効果が高い。小さな大学でも大きな強みとして、効果を上げているところが多数みら れるようになってきた。 ・高校生へのアピールとして、自分はそこでやっていけるのか、という視点は大きい。 大学はつい忘れがちになるところだが、自分と同じレベルの学生たちが、学内で、そ して卒業後にどう活躍しているかが見えるデータをほしがっている。そのためには、 公 開 す る デ ー タ の 「 セ グ メ ン ト 化 」 が 重 要 。 IR 部 門 で 真 正 面 か ら と ら え た い と こ ろ 。 [資料 13] 1/7 ・学生募集の成功例と失敗例 <成功例>ネット広告を強化/大学 HP の資料請求を重視する/競合校と差別化/教育 成果を伝える/教育成果をセグメント値で可視化/教育方法を体験してもらう/伝えた い内容を先に決める/教育も広報も変える/人を替える(人事)/適材適所 <失敗例>紙・マス広告を強化/進学サイトの資料請求重視/競合校に合わせる/教育 内容を伝える/教育成果を全体値で可視化/教育方法をテキストと写真で伝える/伝え る方法を先に決める/広報だけ変える/人を変える(変容)/全員で平等に分担する ・中退予防の成功例と失敗例 <成功例> 入学前に退学する学生を発見/問題が起きる前に予防/学科別の対策/担任力を強化/ クラスづくりを強化/学習習慣の底上げを強化/責任者が明確/担任・職員・上級生で 取り組む/非常勤講師も巻き込む/保護者も巻き込む <失敗例> 入学後に問題が起きてから対処/問題が起きてから対応/全学共通の対策/研修なしで 担任を配置/個別支援を強化/基礎学力の底上げを強化/責任者が不明確/担任だけが 取り組む/専任教員だけで取り組む/保護者には退学間際で連絡 2) 「社会の教育力」を大学へ―学びと働きをつなげる― 杉岡 秀紀(京都府立大学地域連携センター副センター長/公共政策学部講師) ・2000 年からの 15 年間で変わったことがたくさんある。紙情報から IT へ。男子高校生 の進学率が下降に転換。G 大学、L 大学などのカテゴリー化。 ・正課、正課外において、PBL を重視した取り組みが各大学で進んでいる。ギャップイ ヤー型インターンシップもその一つの形。手法としてのアクティブラーニングも注目 されている。 ・学歴=学校歴、という認識だったものが、学習歴へと変化している。 3) 「イマドキの大学経営の視点と教育改革」 池田 輝政(追手門学院大学学長補佐/アサーティブ研究センター長/基盤教育機構教 授) ・全国的に 見れば、授業はまだまだ相互不可侵、聖域、という認識が強い。 「皆さんで決 めて」という考え方は一見良いように見えるが、それで動いたためしはない。 ・大学生の「成長・実感」に真摯に向き合う姿勢が大切。その向き合い方を可視化して 総合指標とする取り組みが求められている。 4) 「職員の成長・育成課題と大学教育」 大島 英穂(立命館大学国際部事務部長) ・ 「(4)職場を超えた学び」は一つの大きなトレンド。集団外(組織外)の知恵を共有し 、 [資料 13] 2/7 自らの活動の評価基準を変える学び(アンラーニング)が生まれる。四国の SPOD や九 州の Q-Links などの事例あり。 パネルディスカッション 「学生の学びにおいて、最も大切にしていること」 →パネラー間での意見交換、およびフロア間での意見交換。 大島: 尊重する 池田: 自分のテーマに取り組んで卒業する 杉岡: 自己肯定感 山本: 学生を理解する <2 日目> 第 9 分科会 授業の場における「ことば」の交換~対話的コミュニケーションと学生の主体性~ はじめのことば 高橋 伸一(コーディネーター;京都精華大学人文学部教授) ・昨日のシンポジウムでキーワードとなった、学生との「対話」に焦点を当ててみたい。 ・他社の視点にたった「共感」や、自己の「内的思考」、そして「ことば」という切り口 で、これからの授業のあり方のヒントを探りたい。 報告 1) 「対話型思考を促す授業デザイン―九州大学基幹教育カリキュラムの実践―」 田中 岳(九州大学基幹教育院准教授) ・ダウンロードのワーク;到達目標として、グループ内のメンバーの名前を漢字で書け るようにする、相手の自己紹介をリフレクションする、というワーク。まずは、先入 観や思い込みをなくして、 「受け入れ」を体感することの重要性。1 年前期第 1 回、友 人をつくるチャンスにもなっている。 ・グループ討議がアクティブラーニングのように思われているが、それだけでは片手落 ち。事後の「省察(リフレクション、振り返り)」が個人ベースで行われてこそ、意義 がある。 2) 「ことば」に特化した実習型授業科目「ことば演習」の実践報告 是澤 範三(京都精華大学人文学部准教授) ・ 「ことば 演習」のワーク;お題 を設定して、一言思いついたことを書く。それに次のグ ループメンバーがリアクションの一言を書く。これを続けていくと、詩的な作品が出 [資料 13] 3/7 来上がる。メンバーそれぞれの思いがわかり、また人それぞれであることを気づかせ るのに絶好のワーク。 3) 「 授 業 の 場 に お け る 「 こ と ば 」 の 交 換 ~ 対 話 的 コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン と 学 生 の 主 体 性 ~」 渡辺 雄貴(東京工業大学教育革新センター准教授) ・東京工業大学の教育カリキュラムが 2016 年 4 月より全面的に変わる。6 年間一貫体制 を基本とすること、教養教育が博士課程まで一貫すること、などをアピール。 ・MOOC(反転授業)は、教員自らが実感しないと変わらない。そのため、FD 研修会など も MOOC の形で事前学習をさせてからワークに取り組む形にしている。 4) 「授業での対話を通じて理解を求める―学生同士の協調場面に焦点を当てて―」 森 朋子(関西大学教育推進部教育開発支援センター准教授) ・単に覚えることが学習ではない。学生が、自身の知識ベースに新たに「累加」したり、 場合によっては「再構成化」することが学習。学習のプロセスには、必ず内化(省察、 リフレクション)がある。 ・教員は、学生の「内化」のプロセスを促す努力をしなければならない。そのために一 度、「外化」(相手に伝えること、相手の意見を聞くこと)を経て、再度「内化」を図 ることがとても有効。これがアクティブラーニングの真の姿。一人では到達しえなっ た領域に到達できる可能性が生まれる。 質疑応答 Q. アクティブラーニング 200 人を超えるような教室では、どのようにしたら? A. グループワークを前提にするのがアクティブラーニングではない。 「自分の考え」と 「他人の考え」があればいい。差を可視化することが重要だ。90 分の授業のどこに入 れるか、という設計をよく考えること。学生の脳を起こすという意識が重要。(田中) Q. 発達障害の学生や、理解度の低い学生が含まれる場合のアクティブラーニングのあ り方は? A. 理解度が異なる学生がいることは、アクティブラーニングの実施の観点からは Welcome な状況だ。理解度の低い学生は、素朴な質問をする傾向にあるから、一見理 解しているように見える学生も、あらためてその質問から本質に気づくことも多い。 (森) A. グループワークが極端に合わない、できない学生が一定割合いることも事実。九州 大学の場合、毎年 1 学年 2600 人ぐらいのクラスを対象に実施する中で、数名程度は出 てくる。特に、発達障害が疑われる場合は、アクティブラーニングに強制的に加える のではなく、別途特別課題を出すなどの対応をとっている。これは、MIT などでも行 [資料 13] 4/7 われていることで、最初の段階で、アクティブラーニングか座学かを選べるように、 学習者志向でプログラムを作っておくことも大切なことだ。(田中) Q. アクティブラーニングでの対話が成立しにくい類の授業もあるのではないか。例え ば歴史、言語論、理論を学ぶものなど。 A. 考え方を柔軟にすると見えてくるところもあるかもしれない。例えば西洋の歴史を 考えたとき、「砂糖(の生産や輸出入など)」を切り口にしてみる。そのとき、視点を 「貴族階級」にしてみたり「農民」にしてみたり「商人」にしてみたりする。当時の 人たちがなぜその行動をとったのか、というワークは、良くやられているアクティブ ラーニングの手法の 1 つだ。(森) Q. 収束モデル(closed model;答えが 1 つに定まる設問のアクティブラーニングのこと) と多様モデル(open-end model;答えが 1 つと は限らない設問のアクティブラーニング) は、明確に区別できるものなのか。 A. 完全なライン引きはできないのではないか。アクティブラーニングのあり方として、 個々の学生が意見を言いっぱなしになってしまう状況は、対話になっていないので相 互の気づきもなく、望ましい状態ではない。closed model であっても、少し抽象度を 上げる方向で設問をしたり、議論を促したりすることが必要だろう。 なお、新潟大学歯学部では、PBL ベースの授業でこのあたりのバランスを非常にうま くやっている例がある。個々の学生が意見表明し、それをグループでシェアし、そし て再度個々の学生に振り返らせる、というプロセスを徹底する。これが望ましい形だ。 (森) Q. 学生たちの表面的な「わかった」を、もっと深化させたい場合はどうしたらよいか。 A. 学生は、授業実施前に頼れる情報はシラバスしかない。シラバスの書き方で深化そ のものが大きく変わるところがある。シラバスをしっかり記述することが求められる わけであるが、単に「~できる」と書くのではなく、課題内容とその前提条件もしっ かり書いて、学生がすべきことの具体的なイメージができるようにしておく必要があ る。(渡辺) Q. グループワークにおいて対話が成立せず、学生の個人プレーになってしまうグルー プがある場合の教員側の対応策は? A. ファシリテーションの 1 つの方法として、時間の切り方を考えるとよいかもしれな い。 「10 分でみんなで考えて」と投げるよりは、 「1 人 1 分しゃべって」 「次の人に行っ て」と、細切れ気味に指示していく方法も極めて有効だ。また、グループには次のど ちらかの傾向がある。すなわち、「バスケ型」:グループワークの到達目標(ゴール) が外にあるグループ、と「ジャズ型」 :グループワークの到達目標が内在するグループ。 [資料 13] 5/7 課 題 に よ っ て も 異 な る の で 、 う ま く 見 極 め る と よ い だ ろ う 。 も う 一 点 、 GRIP (Goal, Role/Rule, Impact, Process)の 4 つをしっかり伝達することも大切。(田中) A. 斜に構える学生がいることがある。この場合、 「逃げない」ことの重要性を諭し、個々 独自の視点を披露することの大切さを説く。これにつきる。(高橋) Q. 学生にも教員にも、変わらない、変わりたくない人が必ずいる。どうしたらよいか。 A. 「おれ流」にこだわる高校生なども同じことで、たびたび話題になる話。強制して も仕方がない。変わることによるメリットは、毎日の積み重ねの成果として、後から きづくもの。どこかに反応があればよい、ぐらいに構えるしかないだろう。(是澤) ジョン・ケラーの本に「いろいろなフック(引っかかる仕掛け)をデザインしておけ」 という言葉がある。(渡辺) Q. (東工大の教育改革のプレゼンテーションで)博士後期課程の教養教育、という話 があったが、どういうものなのか、具体的に。 A. 学部は「教養卒論」に取り組ませる。専門の卒論はもちろんだが、教養課程として のライトな卒論に取り組ませる。修士課程ではリーダーシップ理論+実践 GSA。TA と して MOOC の制作をしたりなど。博士課程ではさらに、教員を目指す学生向けのアカデ ミックリーダーシップ、企業の中でのリーダーシップ、起業論など。(渡辺) Q. 学生同士の対話が深まらないときの対応について。何か対話のための作法をレクチ ャすべきなのか。 A. 「主体性」をどう涵養するか、という話が本質的なところ。主体性はの涵養は、低 学年と高学年ではアプローチが違うはずで、そこを構造化していくアプローチが必要。 やらされ感を排除するためには最初はレクチャ的なものはあってもよい(森) A. シラバスで GRIP(前述)を必ず示して、学生と共有すること。そして、互いの情報 を受け入れるダウンロードモード、意見を披露しあうディベートモード、そして対話 のダイアログモード、のプロセスを体感させる枠組みが必要だろう。思い込みや先入 観を保留させることができるかどうかがカギ。なお、思い込み、先入観の強い代表例 が医師、教師、そして政治家だ。(田中) Q. FD を全学的にやるとはどういうことか。結局は個人ベースなのではないか。 A. 大学、国、といったマクロレベルに対して、FD は間違いなく個人ベース。例えば教 育センターのようなところは、その個人をネットワークとしてつなげるサポートをす る、という考え方をすれば、本質的に全学 FD となってくるだろう。(渡辺) A. 個をつなぐ、という発想に賛成。(森) A. ちなみに、IR センターを設ける大学が増えてきているが、単に分析してレポートを 書いているだけでは何の意味もない。IR ではなく IE (Institutional Effectiveness) になるべきで、FD のあるべき姿、方向性を予測することこそ大切だ。(渡辺) [資料 13] 6/7 A. 強制的に全教員を集めて講習会、が全学 FD ではない。対文科省的なアリバイとして はそういうことも必要かもしれないが。何より、ひとりひとりの FD をケアしていく発 想で。(田中) Q. 形としてのグループワークの手法をとらなくても、座学講義でも対話は成立できる 可能性は? A. もちろん。それに、内化→外化→内化、のプロセスをとらなくても、最初の「内化 」 があるだけでも一定の効果はあるだろう。いずれにせよ、学生の考え方自体を封じ込 めてしまうような考え方で授業を進めるというのは、これからの授業のあり方ではな い。学生の考え方を尊重するというのがベースとなる。(高橋) 最後に一言 田中: 自分の授業で閉じる発想ではだめ。他の授業との関連を常に考える。うまく受 け渡したり連携したり、と考えること。 森: 学生の学びは教員との対話がスタートになることを肝に銘じて。 是澤: 学生との対話が求められている時代。 渡辺: 学習者を常に見続ける。Teaching から Learning へ。 その他 昼 休 み に 、 FD 活 動 に 関 す る 大 学 、 企 業 の 取 り 組 み の ポ ス タ ー セ ッ シ ョ ン が 開 催 さ れ た 。 ※個別の質疑応答は省略する。 以上 [資料 13] 7/7 平成 27 年 3 月 30 日 飯野 秋成 AP 会議資料 長岡インターンシップフォーラム 参加報告 日時: 2016 年 3 月 10 日(木) 13:00~16:00 場所: アオーレ長岡 市民交流ホール A 司会: 佐藤(新潟工科大学) 1.開会のことば 中島繁男(新潟工科大学副学長) ・共催 4 校、協力校 5 校、および多くのご協力に感謝を申し上げる。 ・産業界のニーズ・・のテーマ B、主体的な学びの力を高めることが目的。 ・活発な意見交換を期待する。 2.長岡大学(学生 3 名) 「NPO 法人長岡産業活性化協会 NAZE のホームページ改善案の策定」 ・今年夏ごろにリニューアル完了予定。 3.長岡造形大学 「籐家具の魅力を時代につなぐために」(学生 8 名) ・長岡籐家具研究会=YMK 長岡×長岡造形大学 ・YMK 長岡;高品質。剣持勇アームレスチェア、渡辺力トリイスツール、など。 ・高齢者向けの籐家具を作るプロジェクト。 ・籐の加工の難しさ。デザイン提案学内選考会。/ブラッシュアップ、図面制作。施工性 について職人との綿密な打ち合わせ。/制作中のコミュニケーションの難しさと喜び。・ 学内展示会、造形大ギャラリーにて。 ・得たこと;時間がタイト、言葉の重み、責任感、喜び、ものは一人で作るのではない、 コミュニケーション。 4.新潟経営大学(学生 3 名) 「燕三条の産業と観光資源」 ・産業を観光資源としてとらえる=ものづくり観光。歴史、地域ブランド、ものづくりク ラスタ。実感へ。 ・Twitter とテキストマイニング。形態素分析。連関分析。燕三条ラーメン。ものづくりの 話題がみられない。燕三条、いつも話題になっているわけではない。 [資料 15] 1/5 ・工場の祭典、2013~。産官一体。来場者数は増えてきている。Tw では話題にならない。 地域向けなのか、外部向けなのかがはっきりしていない。社員意識の向上と、仕事場の きれいさ向上の効果。内的効果上昇の方向へ、ヒアリング結果。(規模、と対象地域、で 空間化)。→バンドワゴン流行、スノッブ希少性、ヴェブレン高級感 ・「合成の誤謬」(経済学用語)の懸念。 ※統計分析の手法を駆使、プレゼン内容の信頼性をアピール。 5.新潟産業大学(学生 4 名) 「大学は美味しい!!」フェア~大学×地域コラボ商品の開発から販売までを体験して~ ・大学発のうまいものを紹介する、新宿高島屋のイベント。NPO プロジェクト 88. ・農作物の生産(無農薬、天日干しというウリ)から商品開発、販売(高島屋で販売でき るというモチベーションあり)まで一貫して実施。 ・風輪通貨(地域通貨)の提案。単位は風(フォン)。 ・縄文クッキー おうくんとかえんちゃん」;モチーフを発掘された土器から。 ・開発と流通の仕組みを知る。/接客、販売。/商品説明の難しさ。/年間の販売計画を 立てる必要性に気づく。 ※2/25 柏崎商工会議所「柏崎に関する研究発表会」で発表していた内容と同一。 6.新潟工科大学(学生 2 名) 「地域企業との連携~海外インターンシップ」 ・2/16~3/1 の 2 週間実施。チャレンジ精神、異国の文化を知る。/上越、ウエカツ工業。 マレーシア。HDD の基盤制作、現地関連企業への納品用。 ・7:45 出発~18:00 レポート作成、帰宅。午前座学、午後実習。日本人スタッフ+現地ス タッフ。 ・学んだこと;アニーリング、検査工程の難しさ。安全第一。PDCA サイクル。海外への興 味。/英語より度胸?の体験。/一方で、言葉の壁。/恵まれた体験と感謝の気持ち。 ・日常生活;旧正月、文化の違い。メガスーパーあり。タイとの国境。孤児院訪問。 7.産業界からの講評 本田(新潟県電子機械工業会 専務理事) ・人口減少、少子化に伴う地域活性化。地域を元気に、が、各大学で共通のキーワードだ ったように思う。地域創生を進める上で、いろいろなヒントがあったのでは。 ・各大学ともレベルの高い発表であった。 ・産業振興も、教育改革も、産官学で連携してやる時代になったのではないか。 ・100 年以上続く企業数の割合、新潟県は全国 4 位。(東京は 40 位)。企業数で見ても新潟 県は 4 位(東京は 1 位) 。企業 30 年説というのがあるくらいだから、長寿企業が多いと いうのは素晴らしいポテンシャル。酒造系が特に長寿企業、近年は輸出が伸びており、 成長産業か。製菓、モチも健闘。品質第一を守ってきて、今花開いている。石油ヒータ [資料 15] 2/5 ーも業界全国 1 位。新潟の売りは企業の地道な努力、製品の高品質、確実な企業コンプ ライアンス。短期の知名度向上が重要なのではない。 8.インターンシップ先進事例 「長期インターンシップへの全員参加を目指して―手を替え品を変え―」 宮本伸子(ものづくり大学 教務・情報課長) ・いろいろな学生たちが取り組めるインターンシップを考えてきた。 ・もともと建築をやっていた。オープンデスクに参加したことがあり、受け入れた経験も あった。学生にはとても良いものだと思っている。受け入れる側にも、仕事の意味を振 り返るいい機会になる。 ・3 年次、40 日間、8 単位のインターンシップ(建設系は 2 年次)。大学院は割愛。A,B の 順序で履修、必要単位数あり。企業の意見を全面的に取り入れて実施。ただし、会社を 集めるための努力(担当者のノルマ)。安全セミナー実施。 ① 成果と期待の不一致;卒研、就活につながらない。リタイヤも;イメージと違った、遅 刻居眠り、ホウレンソウできず。マナー研修が実効を上げていない部分も。企業も高校 生に求めるものとは違う、与えられたことをやるだけではなくて、主体性に期待(企業 は内心、いい学生が来ることを願っている。) ② 受け入れ企業数の変動;リーマンショックなどの影響も。学生数の減少と企業数減少の (時期的)連動。希望の企業に行けない学生からの不満もある。海外インターンもあり、 三菱系。建設、現場系、大手ゼネコンなど。 ③ 発達障害の学生、目的を見いだせない学生など;企業側と大学側のコミュニケーション が何より大切。マッチングのときにすんなりいかないことも。 ・事前教育; 目的意識の醸成化。面談強化、学生カルテシステム、企業情報の充実。/ 前年 12 月ごろからスタート、マッチング面談 3 月ぐらい。/マッチング面談チェックシ ートで細かく面談。マッチング段階で負担が極端に増えてしまう教員もある。 ・実施中;指導教員のフォローアップがある。企業もこまめな情報交換を求めている(教 員の都合でうまくいかないことも) 。 ・事後教育; 成果の再認識化。10 月、何よりちゃんと発表させる。企業も参加して意見 を披露する、という工夫も。 ・PBL 型インターンの強化をしたいと思っている。研究技術開発型、ものづくり型、技術技 能向上型、地域活性型、の 4 つのパターン。いずれにせよ、通常のインターンがアクシ ョンの成長を実感しているのに対して、PBL 型インターンではシンキング、チームワーク により成長を実感している傾向がアンケートから出ている。 ・海外留学型長期インターンの拡大強化もしたい。現在は 2 月タイに。累積 17 名。 ・現場にかなう実習はない。学生とともにあるべき姿を探していきたい。 Q. (宮下-新潟大);費用負担は? A. 基本的には自費でやれ、と言っている。通うことができるということだけで選ばない ように指導するし、企業には寮のご提供や交通費支給なども Welcome と言っている。実 [資料 15] 3/5 習用の学割定期購入は手続き的にサポートしている。 Q. (同)学生はアルバイト的な報酬を期待しないか? A. すべて無償を徹底して指導している。得るものはお金ではない、と。 9.地方創生と学生・若者の取り組み―長岡市の取り組み― 里村(長岡市政策企画課) ・インターンシップ関連予算を市で計上している。県内大学に支援をしたいと考えている。 /学生も大人の事情として知ってほしい。 ・長岡市も人材育成に力を入れてきている(米百俵など)。人口維持をめざしている。若者、 人材育成。若者定着。教育。交流、安全安心。 ・「ながおか若者会議」を継続実施。市外からも多く参加している。空きビル改修による拠 点づくりを進めている。ヤングアート長岡。 ・インターンシップでは企業・業界の歴史、仕事の多様性、社会人と学生の違いなどに気 づく(共感する)機会に。 10.事務局からの案内~インターンシップマッチングフェア 久保田(新潟大学) ・昨年 5 月 9 日に開催、地元での就職を増やすのが狙い。3 年生対象。おおむね 5~10 日間 のインターンを用意。学生たちの就活は、地元の企業はひとまず置いておいて、という スタンスになってしまう。これを解消したい。予想以上の参加者(学生、企業) 。 ・あわせて、マナー研修も実施。 ・今年は 5/14(長岡)、5/21(新潟)に開催する予定。 ・学生へのアンケート結果によれば、インターンシップで何ができるのか、何を得られる のかがわかるチャンスとなっている。 ・インターンシップは、多様な目的がある; 仕事理解・採用直結(体験中心)/業務補 助・課題協働(PBL)・事業参加(実践中心) 11.QAC Q. (第四銀行)学生の力を目の当たりにして驚いた。地域経済にとって重要な力になる。 企業に向けてメッセージは?あるいは得たことは? A. (造形大学生)自分が役に立つものを生み出せるんだ、という体験ができたことが大 きい。責任感に気づいた。 C. 人の力が地域を、社会を変える。ぜひ頑張ってほしい。 A. (工科大学生)大学とアルバイトの生活。そこに海外インターンは刺激的だったし、 考え方と生活が大きく変わった。就活が始まっているが、今はこれではいけないという 気持ちになっている。 Q. (マナーズ)人材育成の仕事をしている。インターンのコーディネートも。長岡大学 の学生さんに。意見の食い違いがあったというが、どのように解決したのか。 [資料 15] 4/5 A. (長岡大学)大学ではターゲットは絞れ、と教わったが、企業からはとにかくグロー バルにしたい、と。妥協も考えたが、ターゲットを「提案」するスタンスで案を提示。 多少強引だったかもしれないが、歩み寄れた。 C. 化学反応があったということですね。よかった。 12.閉会のことば 原田(長岡大学 副学長) ・ものづくり大学の「全員参加のインターン」のコンセプトに驚いた。この仕組みは参考 になる面が非常にたくさんあるはず、と感じている。 ・(国の)補助金がある期間だけやる、という発想から脱皮している流れができてきている ように感じる。大学も企業も、それを意識して進めていく必要があるだろう。 ・中小企業向けのインターンが難しいところもあるはず。マニュアル、体力という面で。 今回も中小企業の方々の参加はなかったところも、一つの難しさを象徴しているのでは。 新潟なりの、長岡なりの実施しやすい枠組みをこれから開発していくべきであろう。 ※アナウンス 上野(長岡造形大学) ・椅子の展示会。必修の授業。図面を作成し、模型を作り、最終的に作品を制作、4 か月。 ぜひ見ていただきたい。 以上 [資料 15] 5/5 平成 28 年 4 月 1 日 飯野 秋成 AP 会議/FD 委員会資料 JABEE-日工教主催「国際的に通用する技術者教育ワークショップシリーズ第 7 回」 テーマ: 教育の質保証・向上のレシピとその活用 参加報告 日程: 2016 年 3 月 26 日(土) 10:00~17:00 場所: 芝浦工業大学豊洲キャンパス交流棟 5 階 501 室 1. 「教育の質保証・向上のレシピ」 工藤一彦(東京電機大学) ・ 大学の DP(箇条書きで「学習・教育到達目標形式」の書き方になっているもの)と JABEE の求める(a)~(i)とは、JABEE 受審する上ではマトリックスで整理する必要がある。 ・ 主体的学習を促し、十分な自己学習時間を確保しているかどうか、についての工夫が求 められているし、JABEE 受審上も議論になるところ。例えば、反転授業の実施方法をし っかりレクチャしているかどうか。予習してきた範囲の確認テストをしているかどうか。 ・ 反転学習や AL では、グループ学習のような形式になることが多く、記憶すべき項目の 多くを授業時間内に教員が説明しつくすことは不可能、と割り切ることが大切。記憶学 習は自己学習時間でしっかり身に着けるべきで、そのテストを実施することは大切。 ・ ラーニングポートフォリオ上では、反転学習や AL などを通じて、何が身に付いたかだ けでなく、うまく学べなかったことは何か、や、その理由な何か、ということも振り返 りとしてフォローすることが重要。 ・ 総合的な達成度評価(すなわち、DP の達成度評価)は、プログラム修了時点で履修者 全員が身に付けているかどうかを確認することが目的。ち密な議論を経て教員が納得す る形で設定することがとても重要。 2. 「科目およびプログラムの学習・教育到達目標の評価」 三木哲也(電気通信大学) ・大学教育上の重点の置き方は、以前はインプット型であったが、これからはアウトカム 型になることは間違いない。JABEE 審査は、その部分を徹底的に調査するというスタン ス。 ・DP をルーブリック化したものを「総合的達成度評価用ルーブリック」と呼んでいる。各 科目で培われたものがカリキュラムマップによって DP と結びつく。そして、「総合的達 成度評価用ルーブリック」と「各授業科目の成績評価用ルーブリック」とは整合性が取 られるべき。そして、ぎりぎり合格の到達基準(60 点)をどこに設けるのか、DP のぎり ぎり合格到達基準と整合しているか、各授業担当教員がしっかり把握することが求めら れる。 [資料 16] 1/7 ・科目の成績評価は、大きく以下の 4 つでつけられる。テスト、レポート、プレゼンテー ション、デモンストレーション。 ・DP の「学習・教育到達目標」は、おおよそ 4 つのタイプに分けられる。 ① 関与する複数の科目が同等に寄与: 成果を平均して評価。 ② 段階的に高度になる科目群: 群の中で最終的に履修した科目で評価。 ③ 特化された単独科目のみ寄与: 科目ルーブリックが DP ルーブリックとほぼ共通。 ④ きわめて多くの科目が薄く重なりながら寄与: 代表的な科目のいくつかで評価。 ・ラーニングポートフォリオは、学生と教員の双方にとって、議論の共通基盤となる。 3. グループワーク ・グループごとに、「総合的達成度評価用ルーブリック」と「科目ルーブリック」を整合性 を取りながら 3 時間ほどで作成するワークを実施。 ・その後、グループごとの意見交換を経て、短時間の発表。 4. 発表と質疑 ■F グループ ・「評価観点」には形容詞を入れて書くことはしない。したがって、「レベル 2(60 点相当 のルーブリック評価基準)と同じ書き方」にはならない。 ■B グループ ・異分野交流、地域と産業、学科横断型 PBL、fail(poor), basic, advanced, masterly の 4 つ のレベル。評価基準に「説明できる」になっているのは、ひとまずそうしているのであ って、実際には作品を評価したり、レポートを評価したり、ということで評価項目や評 価基準の表現は変わってくるはず。 ・学科横断、例えば「安全」は化学と土木で概念が違っており、統一的な評価が難しいと ころ。実際は異分野を「付け焼刃的に」勉強することも必要になるだろう。コミュニケ ーションを円滑にするために。コミュニケーション力とは、そういうことも含んでいる。 ■C グループ ・「ポートフォリオでの収集物」として、レポート、成果物、プレゼンテーション、デモン ストレーション。 ・重みづけ足し算、は JABEE 審査的にはあまりよくない(1 つが悪くても他がよければ 通ってしまうという弊害)。JABEE としては共通項目を言葉であぶり出す必要性。 ・低学年は「理解」、高学年では別の表現とか。コミュニケーションとチームワークを最初 からまとめてしまうのはよくない(評価をする側の煩雑さのデメリットとの天秤)。 ■D グループ ・議論の中で出てきた DP の 1 項目「問題を見出し計画的に解決できる能力」は、JABEE の評価項目の「エンジニアリングデザイン」とみなせると判断した。 [資料 16] 2/7 ・「問題点をあぶり出す」という評価項目(あるいは評価基準内の文章)の「問題」とは、 具体的に何をどうかけるようになればよいのか。そこのイメージが実は大切。 ・「課題発見能力」の評価は、実は卒業研究の類では難しい部分もあって、研究室の指導教 員が与えてしまっているような場合が実はほとんどだったりする。社会問題の討論から 何かを導かせるとか、(ルーブリック例に表現されていない)教育的配慮、切り口が必要 になるだろう。 ■E グループ ・大目標、中目標、小目標の分類の明確化。「エンジニアリングデザイン」は小項目に分類 される。 ・JABEE:チギスウセン、デコジケーチー、とおぼえる。 ・秀逸な、という表現はルーブリックにふさわしいか→関連する教員らの共通認識になり にくいとすれば、項目の個数、複数項目の順位、などの数値的評価に落とし込むなどは 一つの考え方。 ・総合的達成度評価のためのルーブリックの作り方は初めてだった。 ・科目は落とし込みやすいが、総合的なものについてはそれらをくくる形で表現されるも の。定量的な書き方としてはある程度は難しいもの、という考え方のままでもよいだろ う。成績評価としては重みづけ足し算を参考にしたり、といった形になるのかもしれな い。 ・総合的達成度評価ルーブリックの評価基準を文章化せず、単なる科目の重みづけ評価式 のような形にする、と考えても悪くはないが、学生にその意味を説明できるかどうかが 疑問。総合的達成度評価の「足きりライン」に関する説明責任が問われる、と考えるべ き。 ■G グループ内フリーディスカッション ・ある総合的評価のための関連の科目やテスト問題がたった 1 問しかなかった場合、それ ができなかったとなるとどうなるのか。 ・JABEE 受審時にも(よく)議論になるところ。ややテクニカルな仕事になるが、少しで も「かする」問題は広くカウントするなどの考え方が求められるだろう。出題問題 1 問 ごとに、DP との対応(a~i との対応)を明確化するとか。 ■全体質疑 Q. 社会から見たとき、総合的達成度評価は大切なことなのか。 A. 成績証明書は企業に行っているが、正直、あまり企業側は見ていない。ただ、JABEE の出し方(a~i)ならちゃんと見る、という企業の声は多い。信用できる共通基盤だから。 そのため、DP と JABEE を結び付けた評価マトリックスが大切になってくる。 A. 一生懸命やっている大学の努力がみられていないという面があるので、大学の努力が見 える成績表、質保証エビデンスを企業側に出せるしくみが JABEE、と認識してくれると いい。このような共通理解のための基準は「ディプロマ・サプリメント」という呼び方 [資料 16] 3/7 が定着しつつある。ヨーロッパでは大学間質保証で実際に使われている考え方だし、文 科省もその方向だ。 「ディプロマ・サプリメント」の可視化の仕方としてはレーダーチャートで十分だろう。 Q. 評価基準(水準)を、多くの企業も読み解けるような成績表表現に落とし込むアイディ アはあるのか。 A. 一般には難しい。TOEIC などはわかりやすい点数ルーブリックに落とし込めている例。 国家試験に注目するとか、公式テキストの暗記量に注目するとかもある。 企業に聞かれたときに説明できるようにしておくことは重要。 A. 「トイプロブレム」と「実社会のテーマ」のように、テーマによって評価基準(水準) は全然異なるかもしれないが、わかりやすく丁寧にルーブリックに記述することは求め られる。今回の資料集の「標準ルーブリック」は、その記述を作るため大いに参考にな るだろう。 Q. 学生にルーブリックの内容を伝えづらい。学生と教員の評価があってこない。アンケー ト形式にするなど、作りかた(提示の仕方)によってわかりやすくする例はあるようだ が。 A. ルーブリックの本質を伝えられれば、また誤解がないように評価基準が示されるなら、 自己評価の仕方としてはいろいろな形式があってよいだろう。 A. 学生はルーブリックに慣れていないし、そもそも自己評価を全体に低くしている学生も いる。(特に日本の教育において)自信のない学生など。だんだん慣れてくることを期待 したいところか。 ■全体講評 (三木先生) チームワーク力をどう審査するか、は JABEE 審査員によってもばらついて いる。統一的な申し合わせをしたが、まだ浸透していない。また、「異文化も考慮」したプ ログラムは理想であるものの、日本では難しいところもあるが、意識づけを大学内でやっ ているかが大切、というのが JABEE の認識。もう 10 年ぐらいすると、体験の量と質の 発展が見えてくるかもしれない。 (工藤先生) AL はいきなりグループ討議をすればよいのではない。必ず、まず一人で考 えて明文化し、そのあとにグループ、そして振り返り。最初の「1 人で考える」プロセス こそ AL で重要。 以上 [資料 16] 4/7 平成 28 年 3 月 26 日(土) 飯野 秋成 JABEE-日工教主催 「国際的に通用する技術者教育ワークショップ第 7 回」(2016) ~総合的ルーブリック作成に関するワーク 1.取り上げる事例 N 大学「電気電子工学科」の事例 ※サンプル配布されたものの中から選択した。 2.教育・学習到達目標とカリキュラムマップ (専門科目の積み上げ) →3 年後期「電気電子設計製図」 (学科科目 1 単位) →卒業研究 →3 年後期「創造プロジェクト」(学科横断科目 4 単位) 当グループで注目したのは 「(D)実験の計画的遂行能力,課題の設定・達成能力,および自主的・継続的学習能力」 =JABEE の「エンジニアリングデザイン」に該当。 3.科目のルーブリックの作成 ■3 年後期「電気電子設計製図」 ・科目の概要: 電気電子工学科の学生メンバーにより新たな電気製品を開発する。 ・ルーブリック評価 ①解くべき問題を制約条件を含めて定義できる(飯野) レベル1: 設計製図の方向性を、グループメンバーが思いつく限定的な視点のみで議論 している。そして、解決すべき問題を限定的にとらえている。 レベル2: 設計製図の方向性を、グループメンバーの思いつきや限定された調査結果な どに基づいて、いくつかの視点から見据えている。そして、解決すべき問題 の主要なものをとらえている。 レベル3: 設計製図の方向性を、社会の要求を含む多様な視点で見据えながら、解決す べき問題点を複数抽出している。 レベル4: 設計製図の方向性を、社会の要求を含む多様な視点で見据えるとともに、解 決すべき問題を複数抽出して、明確化している。 ②複数の創造的な解決策を提示できる(背戸柳先生) レベル 1:提案された製図案では複数の解決策とは言えない。 レベル 2:複数の製図の製品案が提案されている。あまり創造的ではない。 レベル 3:条件を満たす複数の解決案の提案ができる。ある程度創造的な提案である。 レベル 4:条件を満たす複数の創造的な案が提案されている。 ③ 最適な解決法を選定できる(松田先生) ④ 制約条件を考慮して解決法を実行できる(石原先生) [資料 16] 5/7 ■3 年後期「創造プロジェクト」 ・科目の概要: 学科横断型のグループ作業により、新しい工業製品を開発する。 ① 解くべき問題を制約条件を含めて定義できる(飯野) レベル1: 製品開発の方向性を、グループメンバーが思いつく限定的な視点のみで議論 している。そして、解決すべき問題を限定的にとらえている。 レベル2: 製品開発の方向性を、グループメンバーの思いつきや限定された調査結果な どに基づいて、いくつかの視点から見据えている。そして、解決すべき問題 の主要なものをとらえている。 レベル3: 製品開発の方向性を、グループメンバーの多様なバックグラウンドに基づく 視点で見据えながら、解決すべき問題点を複数抽出している。 レベル4: 製品開発の方向性を、グループメンバーの多様なバックグラウンドに基づく 視点に加えて、現代社会の情勢等をも考慮しながら見据えている。そして、 解決すべき問題を複数抽出して、明確化している。 ② 複数の創造的な解決策を提示できる(背戸柳先生) レベル 1:チームとして作業はしていても、複数の解決案が提案できていない。 レベル 2:チームとして作業し、複数の解決案が提案できる。あまり創造的ではない。 レベル 3:メンバーの意思を建設的に積み重ね、ある程度創造的な解決案が複数提案で きる。 レベル 4:メンバーの役割分担が明確で、建設的な積み重ねによって創造的な解決案が 複数提案できる。 ③ 最適な解決法を選定できる(松田先生) ④ 制約条件を考慮して解決法を実行できる(石原先生) 4.総合的達成度評価のルーブリック タイプ III 型(特化された科目によって習得) ① 解くべき問題を制約条件を含めて定義できる(飯野) レベル1: グループメンバーの限定的な視点で議論しており、問題点のあぶり出しがで きていない。 レベル2: グループメンバーの視点と調査結果等を限定的ながら踏まえて、問題点をあ ぶり出している。 レベル3: グループメンバーの多様なバックグラウンドに基づいて議論し、解決すべき 問題点を複数抽出している。 レベル4: グループメンバーの多様なバックグラウンドに基づく視点、および、現代社 会の情勢等をも考慮しながら見据えている。解決すべき問題を複数抽出し、 明確化している。 ② 複数の創造的な解決策を提示できる(背戸柳先生) 総合的、は点数的にはこうなる(例) レベル 1: S×4+D×1=5 点以下 レベル 2: 6~10 点 [資料 16] 6/7 レベル 3: 11~15 点 レベル 4: 16~20 点 ③ 最適な解決法を選定できる(松田先生) ④ 制約条件を考慮して解決法を実行できる(石原先生) ※多様なバックグラウンド、に関するエビデンス 学生たちのグループ内の相互評価(+教員による観察記録) 5.学生が効果的に学習を進めるための方策 1) プレゼンテーションの評価項目を学生たちにも(チェック項目として)明示。点数によ る順位がつくので、競い合う効果がある。(石原先生) 2) 授業の性格上、試作品のデモンストレーション、内部教職員や外部講師を招いてその前 でやらせることができる。それで評価を競い合うというやりかたもありうる。(松田先 生、石原先生) 3) スケジュール管理のために、毎週の授業後に活動報告を書かせる。授業科目ごとの「(学 内)SNS コミュニティ」でその活動報告をシェアできるようにすると、グループ間で 競い合うことにもなる。また、 「成績に反映させるよ」というと、 (経験上)学生たちは しっかり書こうとする。 (飯野) 6. その他(フリーディスカッション) 1) 学科横断でできるテーマに何があるか。。 。 (実際の事例としては、電気自動車、ブーメラ ン、。 。。)学生の人数規模によって、実はテーマや進め方がだいぶ違いそう。。。 以上 [資料 16] 7/7 AP 事業外部評価委員会(記録) 日時:平成 27 年 3 月 30 日 13 時 30 分~15 時 場所:新潟工科大学大学院会議室 冒頭に、学長から委員各位に対して、AP 事業への取り組みに関しての意義と体制につ いて説明し、挨拶とさせていただいた。その後、事務局から委員各位をご紹介申し上げ、 出席者全員の自己紹介をもって開会とした。 ●事業内容の説明 ・AP事業のこれまでとこれから ・事業報告 ※事業評価の観点 ・外部評価委員による外部評価と教育改革業務監査チームによる自己評価を実施 ・主な評価の観点は以下の項目 ①教学マネジメント及び学生の学びのサイクルが適切に回っているか ②上記①のサイクルを回すことによって育成する人材像に沿った人材が育成されてい るか ③上記②のサイクルは産業界のニーズに合ったものになっているか ④学長のガバナンスが発揮されているか、学内全体の取組となっているか ⑤定量的な値は達成されているか ⑥実施計画で掲げた定量的目標は適切に達成されているか ⑦教職員協働で取り組んでいるか ⑧取組状況の発信は適切か 外部評価委員各位に、AP 事業の内容についての理解を深めていただくために、「AP 事 業のこれまでとこれから」をパワーポイントを投影してコーディネーターからご説明した。 その後、資料に基づき、平成 27 年度の実行項目とその内容、評価の観点による自己評 価をご説明申し上げ、事業報告とさせていただいた。 ●外部評価委員による事業評価 外部評価委員各位から、主に評価項目①②③の観点からご質問があり、評価をいただい た。 (森本康彦評価委員) ・評価の観点から、いくつかご質問させて頂きたい。 Q.一番力を入れたいのはどこか。 [資料 17] 1/4 A.これまでの中で力を入れてきたところは、去年の始めの頃、DPとの整合性、カリ キュラムマップの作成である。現在はポートフォリオを作ることで、達成度自己評価シス テムのカスタマイズを進めている。運用にあたって、全ての先生方がご協力いただいてい るわけではない、これから意識づけに力を入れなくてはならない。 ・非協力的な先生がいるというのはどこにでもある。それを統括していくのがマネジメン トそのものである。その観点からいくとマネジメントサイクルは非常によくできている。 ・次は学生が育ったかどうかであるが、成績があがれば育っているというわけではない。 先生の裁量の部分が多いが、自己評価、授業の質(授業自体もしっかりして)はとても 大切なことである。、もっともっと地域に根ざして、1人1人の顔を見て、1人1人の就職 を考えて教育をするのであれば、その人をどうウォッチングしてどう育てていくかという 視点をどこか入れることができると、この学校独自の教学マネジメントになるのではない だろうか。 ・おなじようなカリキュラム・取り組みで、しっかり教育をしている私立大学は他にもあ るかもしれない。しかし、柏崎という地域に根ざして、入ってきた子供たちをしっかり育 てて、貢献できるような、この地域のニーズに合った学生を育てるのはこの大学にしかで きない。 ・全体的には、評価の観点①のマネジメントサイクルについてはよくできている、という 評価である。 (尾田雅文評価委員) ・③改善ループのサイクルは産業界のニーズに合ったものになっているかという観点で質 問したい。非常に熱心にやっておられる、その中で教えていただきたい。 Q.産業界について、意見を吸い上げて、の母数はどのくらいか、サンプル数、また学 生の就職先など、ニーズにマッチングしているのか、をお聞きしたい。 A.対話型企業技術・要素会で 40 社(技術者メイン)、合同会社説明会で 160 社(卒業 生採用経験のある企業が8割ほど)、一部、企業の重複はあるが、回答者が異なるためその 回答も異なることから、母数は合計で約 200 社である。 ・技術者、人事など、回答が違ってくるので、カリキュラムにどう反映していくのかが重 要である。他にも産学交流会などの機会にも実施すると良い。 ・1教員が3~4名の指導…学年毎にそうであると、1年から4年まで、となると教員に とって負担が大きい、システムが良くできているのであれば、使いこなせない学生のみに 対してアシストして、フォローしていく、また、マスターコースの学生にチューターとし て入ってもらう、なども方法かもしれない。 (井田増夫評価委員) ・しくみ、体系、対応なさっている先生方は、それなりにしっかりやられている印象を受 [資料 17] 2/4 けた。ただし、どんな仕組みも活かさなければ意味がない。 ・自己評価するときにも、自分たちはここまでやっているが、ここが抜けているなどとい う厳しい評価があっても良い。先生方みなさんの熱意、踏み込みの度合、効果が出るのは そのあたりではないだろうか。 ・学生については、産業界からも、人間力を高めて欲しいなど、言葉としては同じことを 言っている。コミュニケーション力、創造力…言葉はしっかりしているが、一人一人の学 生は異なる。学生には個性があり、やり方も千差万別であるから、関わっている皆様が、 深く学生と会話しながらマンツーマンで成果をあげていく、ということができたら一番良 い。 ●外部評価委員各位の評価を受けて (飯野秋成チーム長) ・助言教員制度の実際の運用として、工学科1年生に対して工学ゼミの授業で、助言教員 との交流の時間を半期4~5回設けている。この助言教員との交流についてフォローする 必要があると認識している。学生たちがどのようにしていたか、作品がどうできたか、学 生生活について(アルバイトなども含めて)etc. コアになるガイドラインを作るなど、 裁量が求められる部分の基本を作っていく (日下部征信副チーム長) ・先生方を取り込むにあたり、先生方から事業が見えていない、色々な先生に何をしてい るのかきちんと教える必要がある。ご協力いただけない先生方に対するフォローの良いア ドバイスがあれば…。 (森本康彦外部評価委員) 「世の中が変わった」というが世の中・学生が変わっているのに先生が変わっていない。 ただし、変わらなさ(昔で言うガンコ親父のような存在)も必要な部分はある。不変であ るからこその研究者なのかもしれない。例えば、アンケートで面談について聞いてみて、 良いコメントがあれば紹介するなど、実際に何が良いのかを明らかにして、良いところを 広げると良い。 (良くないものの改善は難しい。良いものを広めれば、良くないところが減 っていく。) ●謝辞に替えて (飯野秋成チーム長) 学生の母数が減っているが、学生たちには、産学協同科目の選択科目をとる学生が増えて きている。しかし学生自身が学修の成果に目が向かない、やばい・まずいと思わせて勉強 させようというよりは、良くないこと、問題点をおもしろいと思わせるように昇華させた い。 「誰のためにやっているのか」、学生のためにどうしようかという気持ちで、 「森本先生 の、どの学生よりも先生が元気!」というのを見習って、負けずにやっていきたい [資料 17] 3/4 (中島繁雄副学長) 「人間力」 「コミュニケーション力」は非常に大事ではあるが、それ以前の立ち位置、つま り、学生とコミュニケーションをとる時間を多くすることを前提にして、言葉にふりまわ されず、確実にやれることを誠意をもってやっていく。 (原利明副学長) 教科を担当している先生は、その教科の中身についてよくわかってやっているのかを考え たい。新しく設定した科目など、いかに取り組んでいいのか、説明不足・理解不足という ところが多くある。そのへんの説明を、しっかり、自分がどこにいて、どういう風なこと を学生に伝えるのか、どういう方法が最適なのか、手探りな方もいるように思える。まず は、可視化をするためには、成果をもう少ししっかりと全体で何回も打ち合わせするなど、 何か具体的な方向性が見いだせるような努力を、もう少しした方が良い。 以上 (出席者)13 名 AP 事業関係者:10 名 長谷川彰学長、中島繁雄副学長、原利昭副学長、飯野秋成チーム長、日下部征信副チー ム長、坂田武利事務局長、佐藤宗幸事務局次長、内山一稔学務課長、高橋圭子学務課員、 定塚哲夫教育コーディネーター 外部評価委員:3 名 新潟大学産学連携推進機構 尾田雅文教授(福祉工学、産学官連携) 東京学芸大学情報処理センター 新潟工科大学産学交流会 森本康彦准教授(教育工学、ポートフォリオ) 井田増夫事務局長(産学交流会、企業出身) [資料 17] 4/4 外部評価委員会資料 平成 28 年 3 月 30 日 平成 27 年度の実行項目とその内容 新潟工科大学 AP チーム ○平成 27 年度大学改革推進等補助金(大学改革推進事業)調書から抜粋 ○本年度 本補助事業の本年度の目的は、学修成果の可視化を実現させるため、昨年度導入したラ ーニングポートフォリオシステム、ルーブリック指標、到達度テストなど、基幹となるシ ステムを実際に運用(一部試行)する。更には、この可視化した結果に基づき、学生との 面談を行い、学びのループを回し、学生の主体的な学びにつなげる。また、ルーブリック の評価指標等を産業界にフィードバックし、企業とも連携する中で産業界ニーズにもマッ チした可視化システムの運用を図る。 ・3 ポリシーの具体化・可視化 ・「ラーニングポートフォリオ」達成度自己評価システムの導入 ・基礎学力の可視化 ・人間力と DP の可視化 ・ルーブリック評価の導入 ○補助事業から得られた成果 ① 4月~3月〈組織整備〉 学内に教育改革加速チーム(継続)と教育改革業務監査チームを設置し、事業実施のた めの推進体制を構築して、事業の推進を図るとともに、チェック体制を強化した。また、 教育改革加速チームが中心となり教育改革加速会議を開催(原則月1回)し、その内容を教授 会等で報告し、効果的な事業推進を可能とするための、事業のPDCAを継続して回す素 地を形成した。 ・教育改革加速チーム会議の開催(月 1 回) ・学長への報告、教授会での説明(月 1 回)を通じて全学に周知 ② 4月~3月〈教職員採用〉 本事業推進にあたり、教育コーディネータと事務補佐員を継続採用した。また、事務職 員を教育コーディネータに委嘱(継続)し、事業の運営を円滑に行なうとともに、今まで 以上に社会ニーズにマッチした人材育成に取り組む等の教育改革を推進した。また、事務 補佐員を配置することで、円滑に事業を実施した。 ・教育コーディネータを委嘱し事業運営 ・事務補佐員を配置して事業を実施 [資料 18] 1/8 外部評価委員会資料 ③ 4月~3月【達成度自己評価システムの整備・運用】 学修成果を可視化するための「ラーニングポートフォリオ」として、達成度自己評価シ ステムを導入し、改善ループを回す試行的運用を行った。このシステムの導入により、学 生は学修の実感、成果、戦略を得ることができ、学びの改善ループを回すことが可能とな った。また、教員は学生の学修過程と成果を認識しての適切な教育指導と教育の改善ルー プを回すことが可能となった。 ・ラーニングポートフォリオの整備 ・達成度自己評価システム(プロトタイプ)の導入 ・試行運用を行いカスタマイズの検討 ・カリキュラムマップ等の整備 ・学生の学びの改善ループを回す方法の検討 ④ 4月~3月【ルーブリックの作成と運用】 ルーブリックを活用した評価を試行し、成果をラーニングポートフォリオのシステムに 記録、共有することにより2つの改善ループを回すことに取り組んだ。実験、実習、演習 系科目を中心に、ルーブリック指標を活用した評価を試行的に実施した。ルーブリック評 価を行うことで、厳正な成績評価による学修成果が明確となり、更にポートフォリオシス テムと連動させることにより、教員の適切な学生指導を可能とした。また、学生は自己の 達成度が明確になることによって、学修計画の策定が容易となり、主体的な学びにつなが ることとなった。 ・基幹科目の「工学ゼミ」「工学実験」にルーブリックを導入 ・学生には課題ごとに振り返りを実施 ・助言教員との個別面談による指導 ⑤ 4月【到達度テスト】 学生の基礎学力等の伸長をはかるための到達度テストを試行的に実施し、結果をラーニ ングポートフォリオシステムに記録、共有することにより2つの改善ループを回すことに 取り組んだ。学生は、到達度テストによって、自己の学力・能力レベルと課題が明確にな る。この結果をポートフォリオシステムと連動させることにより、教員の適切な学生指導 が可能となった。 (学力) ・到達度テスト(プレースメントテスト)を試行的に実施 ・教育センターと連携して e ラーニングを用いる方向 ・企業が求める基礎学力到達度テストとして全学で実施 (人間力) [資料 18] 2/8 外部評価委員会資料 ・PROG を実施 ・NIIT 人間力の評価尺度で自己評価(就業力科目) ⑥ 4月~3月〈資格取得〉 資格取得の取組と成果をラーニングポートフォリオシステムに記録、共有することによ り2つの改善ループを回すこととした。育成する人材像に対し有効な資格を選定し、資格 取得についても学修成果としてポートフォリオに記録することとした。資格取得の過程を 通じた学びと資格取得に至る学修成果をポートフォリオシステムと連動させることによ り、教員の適切な学生指導を可能とした。 ・資格取得の取り組みをシステムに記録 ・教育センターでの資格取得情報の発信 ・TOEIC や数学検定の利用を検討 ⑦ 1月【対話型企業技術・要素会】 対話型企業技術・要素会を開催し、学生の自己評価と企業評価による可視化を行い、可 視化結果をラーニングポートフォリオシステムに記録、共有することにより2つの改善ル ープを回すこととした。学生は企業の求める技術と要素を知り、自己のレベルと比較する ことにより、現在の学力・能力到達度を理解した。更に、ポートフォリオシステムと連動 させることにより、教員の適切な学生指導を可能とした。また、学生は達成度の自己評価 をすることで、学修計画の策定が容易となった。 ・学生のヒヤリングシート記入 ・参加企業アンケート調査 ・シートを基に助言教員との面談 ・学生の学びの改善ループにつなげる ⑧ 7月~3月【学習成果の可視化を教育改革につなげるための FD】 学修成果の可視化を教育改革につなげるためのFDを開催した。FDによって学修成果 の可視化による学生指導の手法を学び、教職員の意識の改善をはかった。また、いくつか の科目において、授業参観を行うことにより、学生指導のスキルの向上と学生の主体的学 びを中心とした学修成果の向上につなげることを試行した。 ・勉強会 ・「e ポートフォリオの活用による“学習過程の見える化”と振り返りの促進」 ・「パフォーマンス評価導入の観点と評価の実際」 ・「達成度自己評価システムに期待される効果」 ・授業参観の仕組みを検討中 [資料 18] 3/8 外部評価委員会資料 ⑨ 4月~3月【情報発信】 本事業の取組状況を発信するため、HPを作製し、取組状況を広く発信することを試み た。また、本事業の取組状況をHPやリーフレットで発信することにより、取組内容と成 果が広く周知されると期待されることから、事業のリーフレットを作成・配布し、本学の 教育改革の取り組みについて周知をはかることを検討した。 ・「StepForward」にて取組を特集し発行 ・HP に AP 事業のトピックスを掲載 ・事業リーフレットの内容を検討 ⑩ 7月~3月【情報収集(ベンチマーキング)】 教育システムやルーブリックを始めとした先進事例に関する実地調査を行った。昨年度 に引き続き、他大学の先進事例を調査し、本学の可視化システム、更には教育改革に反映 できる知見を収集した。愛媛大学等の教育システムを視察し、ルーブリック評価の技法、 可視化の手法等について学び、本学の教育システムの向上につなげることとした。 ・京都 IR フォーラム ・第 5 回大学コンソーシアム八王子 ・大阪府立大学・長崎大学・玉川大学 IR コンソーシアム ・JABEE 審査講習会 ・SPOD フォーラム ⑪ 5月~12月【取組成果にかかわる調査】 学生の就職先企業への学修成果の達成度調査のあり方を検討し、学生の行動調査、学修 時間調査を行い、改善ループに反映させることとした。また、学生の行動調査、学修時間 調査をポートフォリオと連動して活用し、面談による学生指導を行った。学生の就職先企 業への学修成果の達成度調査は、社会のニーズを反映した改善につなげること、また、可 視化した学修成果とともに分析し、学生指導に活用することとした。 ・学修成果の達成度調査のあり方を検討 ・学生アンケートの実施 ・学内 FD/SD 研修会や教授会で意見を聴取 ⑫ 2月~3月〈報告書の作成〉 本事業の成果報告書を作成した。事業評価のための学生インタビューを検討し、企業ヒ ヤリングを実施した。成果報告書を関係者に配布することにより、本事業の取組が周知さ れるとともに成果が広く活用されることが期待できる。また、企業ヒヤリングの内容は、 次年度以降の事業改善につなげることとした。 ・事業報告書の作成 [資料 18] 4/8 外部評価委員会資料 ・学生インタビューの検討 ・企業ヒヤリングの実施 ⑬ 3月〈評価実施〉 教育改革加速チームが、今年度実施した内容について報告をまとめ、教育改革業務監査 チームの監査、及び外部評価委員会の評価を受けることとした。今年度の事業内容につい て評価を受けることにより、本事業をより客観的観点から確認することが可能となる。評 価結果に基づき今年度の振り返りを行い、次年度以降の事業改善につなげることとする。 ・教育改革業務監査資料の作成 ・教育改革業務監査の実施 ・外部評価委員会資料の作成 ・外部評価委員会の実施 ○評価の観点による自己評価 ・評価の観点(8 項目)・ ① 教学マネジメント及び学生の学びのサイクルが適切に回っているか 学修成果の可視化を実現させるため、昨年度導入したラーニングポートフォリオシステ ム、ルーブリック指標、到達度テストなど、基幹となるシステムを実際に運用(一部試行) した。更には、この可視化した結果に基づき、学生と助言教員との面談を行い、学びの改 善ループを回し、学生の主体的な学びと学修計画の改善につなげた。また、ルーブリック の評価指標等を産業界にフィードバックし、企業とも連携する中で産業界ニーズにもマッ チした可視化システムの構築と運用を図ることとし、以下の改善ループの見える化に取り 組み、概ね当初目標を達成した。 ○学生の学びの改善ループ ・企業が求める基礎学力到達度テストの内容検討 ・企業で必要な基礎力(学力、人間力)の調査 ・これらを可視化(達成度自己評価システム or ポータルサイト) ・達成度自己評価システムの試行とポートフォリオ&ポータルサイトの連動 ・学生と助言教員の面談 ・基礎学力到達度テストの不合格者の指導検討 ○教学マネジメントの改善ループ ・ディプロマポリシーに対する学修成果の可視化 ・ルーブリック評価による学修成果の可視化 ・人間力の可視化 ・産業界との連携を通じた社会の求める人材像の可視化 [資料 18] 5/8 外部評価委員会資料 ② 上記①のサイクルを回すことによって育成する人材像に沿った人材が育成されている か 新潟工科大学人間力に定める、挑戦力(アクション)、創造力(シンキング)、コミュニ ケーション力(チームワーク)と DP の可視化に取り組んだ。DP の可視化とその後の教育 改善の PDCA サイクルを回し、質保証に必要なものを検討した。DP と事業の到達目標の 関係を紐付したカリキュラムマップを作成し、厳格な成績評価に至る成績評価基準の作成 に着手した。ルーブリックによる評価基準の可視化は、来年度の達成度自己評価システム の本格稼働を待つこととなるが、概ね当初目標を達成した。 ③ 上記②のサイクルは産業界のニーズに合ったものになっているか 産業界が求める人間力、学力について、平成 26 年度から開設した対話型企業技術・要素 会の際に試行的に実施した学生向けヒヤリングシートに、企業が求める NIIT 人間力を、企 業向けアンケートには、企業が求める基礎学力の項目を新たに加え、産業界のニーズを調 査した。この結果の分析を、学生の学びの改善ループと教学マネジメントの改善ループに 反映させることとした。PDCA サイクルを回す素地を形成し、概ね当初目標を達成した。 ④ 学長のガバナンスが発揮されているか、学内全体の取組となっているか 本学は小規模大学であり、大学の歴史も浅いことから、全体のベクトルを統一した学長の ガバナンスが全学に及んでいる。授業の実施方法の改善について、FD による研修会を主に して進めた。一部に教員の裁量に依存する部分が残るものの、概ね当初目標を達成した。 ⑤ 定量的な値は達成されているか 定量的な目標と 27 年度の数値については、下記の通り、概ね当初目標を達成した。 具体的な実施 計画における 指標 退学率 25 年度 (実績) 2.6% 28 年度 (予定) 30 年度 (予定) 2.0% [資料 18] 2.0% 6/8 27 年度 (実績) 取組内容 4.3% 出席状況の 悪い学生と の個別面談 を行うとと もに、保護者 と情報共有 のシステム を整備する 外部評価委員会資料 具体的な実施 計画における 指標 25 年度 (実績) 28 年度 (予定) 30 年度 (予定) 27 年度 (実績) 取組内容 100% 1 年生を対象 にプレース メントテス トを実施し ている 100% 全科目を対 象に各期毎 にアンケー トを実施し ている プレースメン トテストの実 100% 100% 100% 施率 授業満足度ア ンケートを実 施している学 100% 100% 100% 生の割合 上記アンケー トにおける授 業満足率[講義 58.5/78/74% 66/80/80% 75/85/85% 77/80/89% 81% 90% 100% 86.5% 学科と連携 し実施率を 向上する 0% 100% 100% 100% 到達度テス トにより調 査する /体育実技/実 験] 学修行動調査 の実施率 学修到達度調 査の実施率 学生の授業外 学修時間(週/ 学生生活実態 4 時間 8 時間 12 時間 6.4 時間 アンケートよ り) 学生の主な就 職先への調査 評価の高い 教員は表彰 し、低い教員 には授業改 善報告書を 求め授業改 善に努めて いる 有 有 [資料 18] 有 7/8 有 学生アンケ ートにより 調査し、シラ バスに学修 時間を明記 する 合同会社説 明会の機会 を利用し調 査を実施し ている 外部評価委員会資料 ⑥ 実施計画で掲げた定量的目標は適切に達成されているか 事業報告書(外部評価委員会参考資料)の内容の通り、概ね当初目標を達成した。 ⑦ 教職員協働で取り組んでいるか AP チームに関わる教職員が中心となった限定的な取組から、大きな広がりへと進化して きた。2 つの改善ループの PDCA を継続するために、FD 勉強会等を開催した。この啓発の 場には、毎回多くの教職員が参加した。特に「達成度自己評価システム」の説明会ならび に試行運用開始以降、実際の運用を体験したことにより、関係する教職員がともに協働の 輪を作り始め、全学的な協働体制の素地を形成した。概ね、当初目標を達成した。 ⑧ 取組状況の発信は適切か StepForward の発刊、HP の運用、産学交流の場での事業紹介に取り組んだ。特に、産学 交流の場では、説明後の意見交換会において、参加企業から本事業の取り組みについて、 企業が求める人材像や基礎学力、企業としての人材育成の考え方等、積極的な意見が多数 寄せられた。情報発信については、受け手側との双方向のコミュニケーションと考え方を すり合わせる場が必要との認識を新たにした。全体的には、当初目標の達成が不十分であ った。 以上 [資料 18] 8/8
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