Ⅵ 地域との連携の推進 子どもたちの健全で調和のとれた成長のためには、家庭、学校、地域社会が連携し、地域社会全体で 子育てを担っていく必要があります。このため、地域教育の一層の推進が大きな課題になっています。 具体的には、青少年問題協議会の開催、地域教育懇談会や青少年委員の活動支援、住区青少年部の活 動との連携に取り組みました。 1 地域教育懇談会の活動支援 「開かれた学校」を推進し、地域社会に教育ネットワークをつくるための一つの仕組みとして、また、 子どもたちの健全育成全般を話し合う地域の場として、各中学校区ごとに「地域教育懇談会」が組織さ れています。 地域教育懇談会は、学校、PTA、教育関係諸機関、青少年育成団体等から選出された方々が中心と なり、子どもの教育について、ともに考え話し合い連携・協力していく場、学校と地域が意思疎通を図 る場、参加団体相互の連絡・調整等の場となっています。区では、運営経費の援助を行うとともに、地 域教育懇談会の代表者による情報交換会を実施する等、各地域教育懇談会活動のより一層の充実に向け た支援を行いました。 地域教育懇談会の主な活動状況 中学校区 地域教育懇談会名 主な活動等 第 一 地域教育懇談会(菅刈 27 年度のテーマに沿った講演会等の実施。テーマ: 「あいさつを 小・駒場小・一中) きっかけに広げよう、地域のコミュニケーション」 第 七 地域教育懇談会 第 八 第 九 第 十 第十一 東 山 目黒中央 大 鳥 「子どもの居場所づくり」についての検討、いじめ問題を考える めぐろ子ども会議報告 碑文谷警察署による「交通安全・自転車のマナー」等に関する講 地域教育懇談会 演、いじめ問題を考えるめぐろ子ども会議報告 特定非営利活動法人湘南DVサポートセンターによる講演、いじ 第九中・向原小・原町 め防止プログラムワークショップ及びいじめ問題を考えるめぐ 小学校地域教育懇談会 ろ子ども会議報告、グループ討議 地域一斉あいさつ運動の実施、あいさつ運動標語募集、地域夏休 地域教育懇談会 み行事カレンダーの作成・配布、東根小学校長による講演「思春 期の親子の関わりを考える」 中根小学校長による講演「子供たちの健やかな育ちを考える」、 子どもの健全育成を考 あいさつ運動、第十一中学校長による講演「43 年を振り返って思う える会 こと」 烏森・東山子育て教育 東山小学校・東山中学校 吹奏楽部による演奏会及び元 PTA 会長に 懇談会 よる講演「いじめ・道徳・教育改革について」 目黒中央中学校区地域 中学校・各小学校で「あいさつ運動」及び「いじめノックアウト大 人の行動宣言」の取り組み 教育懇談会 大鳥わっくわっくの会 地域教育懇談会代表者会実施状況 日時 6 月 26 日(金)19:00~20:30 2 月 26 日(金)19:00~20:30 五校交流綱引き大会「つなフェスタ」の開催及びNPO法人ユー ス・ガーディアンによる講演「5000 件の相談からみるいじめの 実態〜今、おとなに伝えたいこと〜」 主な内容 平成 26 年度の主な活動及び平成 27 年度の活動予定の報告、情報交 換等 平成 27 年度の活動状況の確認、情報交換等 (事業開始:平成 10 年 4 月) 63 65 2 放課後フリークラブ 放課後の学校施設等を利用して、子どもたちが遊びや様々な体験をしていく機会を提供します。校庭 を使用し子どもの安心安全な遊び場を提供する「ランドセルひろば」 、地域団体に委託し地域の教育力で 様々な体験教室を実施する「子ども教室」の 2 事業を実施しました。 事業名 実施校(校区) ランドセルひろば(22 校) 区立全小学校 菅刈小学校区・下目黒小学校区・油面小学校区・向原小学校区・鷹番小 子ども教室(13 小学校区) 学校区・月光原小学校区・駒場小学校区・緑ヶ丘小学校区・不動小学校 区・上目黒小学校区・東根小学校区・中根小学校区・宮前小学校区 (事業開始:平成 20 年 4 月) 3 青少年の健全育成 明日を担う青少年が健やかに育つために、家庭、学校、地域社会や関係機関が連携し、健全育成、事 故・非行防止、社会参加活動等を推進しました。また、青少年問題協議会、住区青少年部連絡会の開催 及び青少年健全育成のための情報提供や青少年委員による活動等を行いました。 (1)青少年問題協議会 青少年の指導、育成、保護及び矯正に関する施策を総合的に審議、連絡、調整する機関です。青少年 育成基本方針の策定、青少年に関する協議等を行いました。 青少年問題協議会 開催日・場所 内 容 6 月 9 日(火) 総合庁舎 特別会議室 10 月 13 日(火) 総合庁舎 特別会議室 2 月 2 日(火) 総合庁舎 特別会議室 「平成 27 年度青少年の非行・被害防止全国強調月間」 、 「第 65 回目黒区社会を 明るくする運動」等 「平成 27 年度子ども・若者育成支援強調月間」 、 「平成 27 年度青少年の非行・ 被害防止全国強調月間実施概要について」等 「平成 28 年度目黒区青少年育成基本方針について」 、 「平成 27 年度子ども・若 者育成支援強調月間実施結果について」等 目黒区青少年問題協議会委員 選出区分 氏 名 推薦母体等 選出区分 区職員等 ◆青木 英二 区長 学識経験 (6 名) ◇鈴木 勝 副区長 者(17 名) 尾﨑 富雄 教育長 関根 義孝 教育次長 佐々木 孝 子育て支援部長 伊東 桂美 区民生活部長 区議会議 宮澤 宏行 生活福祉委員会 員(2 名) 委員長 佐藤 昇 文教・子ども委 員会委員長 関係行政 竹澤 正夫 目黒警察署長 庁職員 門倉 正明 碑文谷警察署長 (4 名) 鈴木 香奈子 品川児童相談所 長 東京保護観察所 上野 和枝 目黒担当観察官 (平成 28 年 3 月 31 日現在) 氏 名 推薦母体等 長谷 豊 区立小学校長会 永久保 佳孝 区立中学校長会 田嶋 慎治 区立小学校PTA連合会 大庭 明典 区立中学校PTA連合会 神原 康幸 目黒体育協会 大田 三千代 目黒区婦人団体連合会 上原 晃道 目黒区商店街連合会 松澤 俊明 目黒区産業連合会 井原 渉 東京私立中・高校協会 山本 加奈代 目黒区民生児童委員協議会 増田 勝美 目黒区保護司会 後藤 孝子 目黒区住区青少年部連絡会 朝倉 和行 目黒防犯協会 大山 玲子 目黒区青少年委員会 佐藤 一仁 目黒区少年団体連絡協議会 角田 文夫 碑文谷防犯協会 荻原 秋江 目黒母の会 ◆会長 ◇副会長 (事業開始:昭和 29 年 6 月) 64 66 (2)住区青少年部連絡会 青少年育成基本方針に基づき、住区青少年部代表者相互の連絡調整、緊密化を図るために設けられて います。地域の青少年健全育成活動についての情報交換等を行いました。 開催日 内 容 第 1 回 青少年問題協議会の報告、東京都「青少年の健全育成に関する地区委員会 6 月 23 日(火) 連絡会」の報告、住区行事実施予定の情報交換等 第 2 回 青少年問題協議会の報告、 「青少年健全育成功労者等」の表彰について、住 10 月 27 日(火) 区行事実施予定の情報交換等 第 3 回 青少年問題協議会の報告、平成 27 年度に実施した行事についての情報交換 2 月 23 日(火) 等 ※青少年プラザにおいて実施 (事業開始:平成元年 10 月) (3)健全育成関連事業 青少年の健全育成に関する事業として、次の事業を実施しました。 実施日 7 月 24 日(金)~26 日 (日) 東日本大震災の影響で 中止 11 月 29 日(日) 1 月 11 日(月・祝) 1 月 31 日(日) 3 月 25 日(金)~27 日 (日) 場 所 内 容 参加人数 気仙沼市 中学生の自然体験 20 青少年交流 都市・農村相互の体験の機会提供として小学生 を派遣 青少年健全育成事業「うちの子、なに考えてるの? 青少年プラザ ~中高生期のわが子との会話~」 めぐろパーシ 「成人の日のつどい」 お祝いのことば、新成人の モンホール ことば、写真付きハガキプリントサービス等 青少年プラザ 青少年社会貢献表彰 被表彰者 6 団体及び 9 人 青少年交流 目黒区 都市・農村相互の体験の機会提供として角田市の小 学生を受け入れ (角田市) 中止 19 1,001 143 11 (4)青少年委員 青少年委員は、住区住民会議を推薦団体とし、34 人を委嘱しています。 区内の学校、PTA、住区住民会議、町会自治会、青少年団体等との連携を図りながら、青少年の 健全育成に活躍しています。 目黒区青少年委員 (平成 28 年 3 月 31 日現在) 推薦住区 氏 名 推薦住区 氏 名 駒場 太田 宏 (選任中) 鷹番 菅沼 幸男 西山 紫乃 菅刈 原 ゆう子 土方 武 月光原 鶴田 さつき (選任中) 東山 小林 茂世 (選任中) 向原 安藤 和昌 中尾 香 烏森 澤 勝 (選任中) 碑 本田 一郎 新井 知子 中目黒 平坂 雅代 野城 美香 原町 有働 じゅん (選任中) 田道 坂井 久美 三代川 慎二 大岡山東 門司 隆明 (選任中) 下目黒 勝呂 喜代美 日下 友之 大岡山西 小川 加津代 (選任中) 不動 齋藤 和江 長尾 まり子 中根 日髙 久仁子 三品 正久 上目黒 (選任中) (選任中) 自由が丘 紅谷 一郎 福田 則子 油面 大山 玲子 今田 裕子 八雲 薄葉 敏幸 星川 文男 五本木 田村 秀樹 (選任中) 東根 橋本 むつみ 長岡 弘志 67 65 青少年委員活動状況 実施日 5 月 16 日(土) 会場 中央体育館 6 月 28 日(日) 茨城県坂東市、常総市 11 月 3 日(火・祝) 中目黒小学校 活動内容 「わんぱく相撲目黒区大会」協力 視察研修(ミュージアムパーク茨城県自然博物 館、水海道あすなろの里を見学) 「子ども会交流会」協力 3 月 25 日(金)~27 日(日)目黒区内 他 「角田市児童受入事業」受託 (事業開始:昭和 40 年 4 月) (5)「こども 110 番の家」事業の推進 子どもたちが犯罪や事故などによる身の危険を感じたときに緊急避難できる場として、 「こども 110 番の家」事業を推進しています。目黒区生活安全対策協議会の提唱により、区・教育委員会や警察署が PTA、住区住民会議、防犯協会などとともに、在宅機会の多い家庭や商店などの協力を得て、地域ぐ るみで子どもの安全を守るために取り組んでいます。 教育委員会では、事業の普及・啓発、ステッカーの作成・配布や、協力家庭等の万一の事故に備えた 見舞金制度の整備等を行っています。また、小・中学校で実施した「セーフティ教室」に、地域の「こ ども 110 番の家」協力家庭の方々に参加を呼びかけました。 (事業開始:平成 12 年 7 月) 協力家庭等 1,915 軒(平成 28 年 3 月 31 日現在) 68 66 4 学校施設使用(教室) 目黒区立学校施設使用条例に基づき、学校教育に支障がない場合における社会教育その他公共の目 的のための教室使用について、次のとおり使用を承認しました。 (1)小学校 無料内訳 無料内訳 学校名 八 雲 菅 刈 下目黒 碑 中目黒 油 面 大岡山 烏 森 向 原 五本木 鷹 番 有料 (件) 無料 (件) 0 0 1 0 0 0 0 0 0 1 2 区又は 官公署 15 19 56 7 99 78 6 22 115 119 183 その他 1 8 6 0 1 0 4 2 1 34 1 使用料 (円) 学校名 14 0 田 道 11 0 月光原 50 1,100 駒 場 7 0 緑ヶ丘 98 0 原 町 78 0 不 動 2 0 上目黒 20 0 東 根 114 0 中 根 85 1,100 宮 前 182 1,000 東 山 計 有料 (件) 無料 (件) 0 75 0 10 0 45 0 4 0 1 0 4 0 63 0 84 0 2 0 95 0 3 4 1,105 区又は 官公署 その他 13 2 0 1 1 0 3 7 2 24 0 111 (2)中学校 無料内訳 学校名 第 一 第 七 第 八 第 九 第 十 目黒中央 大鳥 計 有料 (件) 無料 (件) 2 0 0 0 0 0 0 2 8 1 1 1 2 1 2 16 区又は 官公署 0 1 0 0 2 0 0 3 その他 使用料 (円) 8 1,100 0 0 1 0 1 0 0 0 1 0 2 0 13 1,100 (事業開始:昭和 39 年度) 67 69 使用料 (円) 62 0 8 0 45 0 3 0 0 0 4 0 60 0 77 0 0 0 71 0 3 0 994 3,200
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