平 成 27 年 4 月 17 日 東京 地区 海 の安 全 運動 推進 連絡 会 議 平成 27 年度東京地区海の安全運動実施要領 1 .運 動 方針 海難を未然に防止するため、海事・漁業・マリンレジャー関係者のみならず、広 くマリンレジャー愛好者、更には、国民一般も対象とした「海の安全運動」を積極 的に 展開 し 、海 難 防止 思想 の普 及 と安 全 意識 の 高 揚を 図 るも の とす る。 また、運動の実施にあたっては、東京地区の関係行政機関や関係団体等とも「連 携・協力・合同」により一体となって、実効性と社会的アピール性のある幅広い運 動を 展開 し てい く もの とす る。 2 .運動 期間 年間 を 通じ て 海の 安全 運動 を 展開 す るこ とと し、次の 期 間を 重 点活 動期 間 とす る 。 (1)平 成 27 年 4 月 17 日か ら同 年 5 月 6 日 まで の 20 日 間(GW 期間 ) (2)平 成 27 年 7 月 1 日 から 同 年 8 月 31 日 ま で の 2 ヶ月 間( 夏 季期 間) ※6 月中 を周 知 ・広 報 月間 ※7 月 16 日 か ら 7 月 31 日 まで の間 は 、 全 国海 難防 止 強調 運 動 期 間 3 .実 施事項 (1)「小 型船 舶 の海 難 防止 」 (2)マリン レ ジャ ー に伴 う海 浜 事故 の 防止 (3)シーカ ヤ ック の 海難 事故 防 止 (4)効果的 な 講習 会 の実 施 (5)広報・ 周 知活 動 4 . 東 京 地区の実情を踏まえた 実施事項 (1)適正な 機 関・ 機 器の 点検 整 備の 徹 底 (2)東京湾 北 部海 域 にお ける 航 法の 遵 守 5. 実 施内容 (1)小型船 舶の海 難 防止 プレ ジャ ー ボー ト・遊 漁船・屋 形船・旅 客 船 等の 関係 者 に対 し て、安全 講習 会 、 救難救助訓練等の各種イベントの積極的な実施・開催について働きかけ るととも に以 下の 項 目に つ いて 積極 的な 周 知指 導 活動 を展 開す る 。 【無 理の な い航 海 計画 】 初め て寄 港 する 港 ( 海 域)、通 い慣 れ た港( 海域) 等 へ航 海す る 際 に 至 る航 海 経路 や寄 港 する 港( 海 域 )の 周 辺の 環境( 定 置網・暗 礁な ど )を 十 分に 調査 し、 自船の燃料及びバッテリー容量にて航海が可能か十分検討することを指導する。 【発 航前 点 検の 徹 底】 小型船舶に多い整備不良、老朽化による機関故障を防止するため、発航前に 船体 、機 関 、残 燃 料、 バッ テリ ー 等の 十 分な 点検 を行 う こと の 徹底 を図 る。 また、漂泊中におけるバッテリーの電源低下について十分注意するよう指導 する とと も に、 帰 港後 にあ って も 船体 、 機関 等の 整備 の 励行 を 指導 する 。 【航 海計 画 の連 絡 】 家族、マリーナ等への行動予定の周知、特に迅速な対応のためにも「帰宅予 定時 間の 家 族等 へ の連 絡」「 定時 連絡 」 の徹 底 を 図る 。 【気 象、 海 象の 常 時把 握 】 小型船舶が気象・海象から受ける影響は大きく、乗揚げ、転覆等の海難も発 生していることから、最新の気象・海象状況を入手し、発航中止、早期帰港等 の適 切な 判 断を 行 うこ との 徹底 を 図る 。 また、インターネット・ホームページ等で提供する「沿岸域情報提供システ ム 」及 び緊 急 情報 等 を 配信 する「 電 子メ ー ル 配信 サー ビ ス 」の 利 用 促進 を図る。 【常 時適 切 な見 張 りの 徹底 】 航海中のみならず、プレジャーボート・遊漁船等による遊漁中等、あらゆる 場面 での 状 況に 応 じた 見張 りの 徹 底を 図 る 。 【適 切な 避 航動 作 の励 行】 避航船は早めに相手にわかりやすい動作をとり、保持船も最善の協力動作を とる こと の 徹底 を 図る 。 【自 己救 命 策の 確 保】 海中転落した遭難者が無事生還するために、ライフジャケットの常時着用、 連絡 手段(防 水携 帯 電 話等)の 確保、118 番 の 有効 活用 に つい て 指導 徹底 を図 る 。 (2)マリンレジ ャー に伴う海 浜事故 等の 防止 教 職員 及 び児 童を 対象 と した「 着衣 泳教 室 」、小 型船 舶 所 有者 に対 す る「自 己 救命 策」 の 講習 等 の実 施に 併せ 海 の安 全 運動 の周 知を 行 う。 (3)シーカ ヤック の海難事 故防止 都内、埼玉県内のカヌーショップ等を訪問して、他部署管轄海域において利 用す る愛 好 者等 含 めた 安全 指導 を 図る 。 (4)効果的な講習 会の 実施 海事関係者と情報共有を図り、講習対象者、業種、参加人数等を勘案し、海 上安 全指 導 員等 と 連携 して 効果 的 且つ 効 率的 な講 習の 実 施を 図 る。 (5)広 報・周知 構成員が発行する刊行物やホームページ等を通じて、本運動の周知を行うと 共に、構成員の関連企業等に対して、本運動のポスターの掲示やホームページ の掲 載等 を 依頼 し 、本 運動 の周 知 を図 る 。 官公署、駅構内、商業施設などの一般国民の目に付き易い場所に本運動のポ スタ ーや 海 の本 運 動に 関す る映 像 を掲 示 する とと もに 、 地 域 FM 等の メデ ィ ア を通 じて 本 運動 の 周知 ・啓 発活 動 を実 施 する 。 官公署、フェリー乗場及び旅客船船内等において、場内放送や電光掲示板等 を使 用し て 、本 運 動の 周知 を図 る 。 (6) 適正な機関・ 機 器の点検 整備の 徹底 機関故障は、定期的な部品交換を怠り、部品等が経年劣化して機関作動不良 に至 るケ ー スが 多 く報 告さ れて い る。 小型船舶は海上気象の影響を受けやすく、漂流乗揚げ、転覆などの海難に至 る確立が非常に高く、また大型船舶においては仮に輻輳海域を航海中に機関故 障と なれ ば 、衝 突 等他 の航 行船 舶 を巻 き 込ん での 海難 に 至る こ とに なる 。 日頃から取扱説明書に従い整備点検を実施するとともに、定期的な交換を確 実に 行い 、 確実 に 正常 動作 確認 を 行う よ う周 知を 行う 。 (7) 東京湾北部海 域 における 航法指 導 東京 湾北 部 海域 に おい ては 、平 成 22 年 10 月東 京国 際 空港 D 滑 走路 供用 開 始 以降 、航 空 機と 船 舶の 安全 を確 保 する た め、 東京 沖灯 浮 標及 び D 滑走 路周 辺 海 域における船舶の航行方法を定めており、当該海域において不適切な航行を防 止するため、特に東京港初入港の船舶においては、船舶代理店等を通じ直接本 船に特別な航法の内容をあらかじめ認識・理解したうえで航行するよう周知を 行い、工事施工業者からの船舶を使用した工事・作業許可申請の審査時におい て周 知を 行 う。
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