資料２トマム地区活性化推進協議会（第２回・第３回）における主な意見等＜移住・定住関係＞ ○アンケートで、トマムに住宅を建てたいという住民が８世帯もあることはすごいこと。環境ができれば、住む人が増える可能性やチャンスがあると思う。 ○土地を持っている地主も高齢化してきている。そういう方が健在なうちに、村は対策をとる必要があるのではないか。また、村外の人でも、宅地があればトマムに家を建てたいという人はいるのではないか。 ○南富良野町では、新しく住宅を建てると２００万円の補助金が出る。例えばそういうものを起爆剤にするとよいのではないか。 ○トマムはインターネット環境が充実しているので、これを売りにして、人を誘致するとよいのではないか。ネット環境が充実しているので、関係企業を誘致し、人口を増やしている自治体もある。ネットがあれば買い物もほとんどできる。年配者は難しい部分もあるが、若い人はネットで買い物をしているという人が多い。 ○新しく来る人は色々なアイデアを持ってくるので、仕事がないとかそういったことについては、来る人は自分たちで考えてくると思う。ただ、家は必要なので、ここに家を建てることができると明示できる場所がないと始まらない。 ○トマムには家を建てられる土地がなかったので、自分は２０年ほど耕作されていなかった農地を農地転用してもらった。後継者や休耕地などの問題で、農地転用はそれほど難しくないはず。地域の皆で、元々ここはあの人の畑だったが、どうだろうかということを話あってもよいかもしれない。 ○高齢者については、買い物や病院の問題があるが、むらびと交通などは非常によい制度だと思う。買い物バスなど高齢者向けの対策をしっかり取ることで、若い家族も、ここは将来が明るい地域だと思う。一方で、居住できる場所や、ささやかに農作業ができる場所があり、農機具等も有料で借りられ、地元農家に指導してもらえるといったようなことをやって、他地域と違うアピールをしていくとよい。 ○人口を増やすのに宅地造成を計画的に進めていくべきではないか。行政は人が増えてから家を建てようとするが、家を建てて人を呼び込むという発想も必要ではないか。 ○公営住宅の前に畑があるとよい。新たに公営住宅を整備する時には、ぜひやるべきだと思う。トマムでは農薬が使われていないので、そういうところで野菜を作れることは魅力だと思う。 ○地域の未来を語る会で、トマムの人は子供の高校入学に伴って村を出てしまい、子供が 1/2 ふるさとをなくしてしまうという意見があった。そうしたことを防ぐために、例えば、子供が村外の高校に通うために出て行っても、親が村に住んでいる場合は、村が親に助成する制度があるとよい。それによって親が村に残れば、子供は親がいるのでいつか村に帰ってくるかもしれない。 ○トマムのようなところで保育所、小中学校があることはとても貴重。これは残すべきだと思う。＜買い物・ガソリンスタンド関係＞ ○星野リゾートトマムでは週２回「いちまるバス」を出している。トマムの高齢者が車で買い物に行くのが大変であれば、週１回でも村でバスを出して買い物ができるようにすれば、少しは買い物の不便を解消できるのではないか。 ○ガソリンスタンドや店については、高齢者が困る問題で、若い人は車で買い物に行って、ついでにガソリンを入れればよいという考えもある。＜地域の魅力・可能性＞ ○店やスタンドがあれば良いが、それは人口が増えなければ難しい。調査結果にあるように、自然がよくてトマムに興味がある人がいるのであれば、人が増える可能性はある。 ○アンケート結果では、あれもダメ、これもダメという意見が多く見られるが、その中でも光のあるものもあり、これをどう育てるかに力点を置くべきだと思う。星空がきれい、動植物が多いなど自然環境がよくて都会から来る人もいる。地域に足りない部分をどうフォローできるのか、どういう方法があるのかという観点が必要。 ○トマムの住民の年齢構成は今の社会と真逆で、若い人が多く、行事をやっても若い人が多く参加しており、可能性があると思う。＜医療・福祉＞ ○自分はよそから来たが、トマムに住み続けたいし、出ていきたいとは思わないが、やはり年をとった時に暮らしていけるのかが気になる。＜その他＞ ○リゾートの従業員にも地域の情報をもっと提供した方がよいのではないか。消防団もリゾート関係者の出席率が低いので、地域とリゾートとの密な関係が必要ではないか。 ○北大の調査では、雲海テラスに行ったことがある人が半数だが、雲海テラスのゴンドラの村民優待があるとよいのではないか。 ○役場の職員も、トマムに住み、トマムの状況を理解して役場に勤務することは有効だと思われる。トマムと中央の橋渡しになるような人がいるとよい。 2/2