記者発表資料 宇和島市坂下津地区で「津波避難訓練」を実施! ~ 南海トラフ巨大地震に備えて ~ ●大洲河川国道事務所では平成23年3月11日に発生した東日本大震災 による津波被害を教訓に、来るべき南海トラフ巨大地震に備え、津波等 災害発生時に道路利用者や沿道住民の皆様が高所へ緊急避難路としても 利用可能な「道路点検用通路」を整備しています。 さか し づ めいりん べんてん ●宇和島市街部においては、坂下津地区、明倫地区及び弁天地区において 緊急避難路を計画しており、そのうち3月29日に坂下津地区が完成し ました。 さか し づ ●坂下津地区に完成した緊急避難路を活かして、6月30日に地域住民の 方々が参加する避難訓練を行います。(宇和島市役所との共催) めいりん べんてん ●明倫地区・弁天地区の2箇所の「緊急避難路」については、今年の9月 頃完成する予定です。 【概 要】 ○道路点検用通路は、国道56号宇和島道路における連続高架橋や道路法面の点検用と して設置しますが、津波等の災害発生時には道路利用者や沿道住民の皆様の高台への 緊急避難路としても利用していただけます。 ○今回の広報・整備により、道路利用者や住民の皆様に緊急避難路の存在を認識しても らい、避難場所の1つの選択肢にしてもらえればと考えています。 ※東日本大震災では、小学校脇の高台への避難階段で多くの児童の命が救われました。 【その他】 ・津波等災害発生時の緊急時のみ利用可能です。 ・災害発生時は緊急避難路が損傷している場合も考えられるので、利用時には十分注意 して下さい。 国土交通省 平成25年6月24日 四国地方整備局 大洲河川国道事務所 本施策は、四国圏広域地方計画「No.6防災力向上プロジェクト」の取り組みに該当します。 本施策は、四国地震防災基本戦略の取り組みに該当します。 問い合わせ先 緊急避難路に関する問い合わせ 国土交通省 四国地方整備局 大洲河川国道事務所 副所長(道路) ○道路管理課長 避難訓練に関する問い合わせ 宇和島市役所 危機管理課長 ○危機管理係長 TEL 0893-24-5185 [内線205] 加藤 邦寬(かとう くにひろ) 片岡 正彦(かたおか まさひこ) [内線431] ○:主な問い合わせ先 TEL 0895-24-1111 [内線2428] 青木 八洲男(あおき やすお) 土居 弘 (どい ひろし) [内線2472] ○:主な問い合わせ先 緊急避難路整備場所 (1/3) 至 松山 宇和島市弁天(1箇所) 224k675付近(整備中) JR宇和島駅 宇和島市明倫(1箇所) 225k020付近(整備中) 宇和島市役所 きさいや広場 宇和島市 宇 島 和 自 道 車 動 宇和島市坂下津(1箇所) 225k900付近(完成) 至 高知 この地図は、国土地理院長の承諾を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)を複製したものである。(承認番号 平20業復 第7号) 緊急避難路概要(宇和島市坂下津(坂下津IC)225k900付近) (2/3) 全景写真 至 高知 至 松山 宇道99 平面図 至 高知 宇 和 島 道 路 A - A付近 横断図 13.158 S02 避難スペース S02 至 松山 温 度計 遮音壁 転落防止柵 H=1.1m 道 路案 内 防音壁 注意 灯 A 法肩保護 1:1 I 坂下津 C O FF ラ ン プ プレキャストU型側溝 転落防止柵 H=1.1m S03 1,100㎡ 立入防止柵 H=1.5m 2000 法尻保護 アスファルト舗装 平張コンクリート 法肩保護 5 1. 1: 11.437 道路 案内 2000 ※最大想定津波高 7.0m (宇和島港での最大想定津波高) コンクリートブロック積 E Ф300 1:0 .5 アスファルト舗装 防草工 コンクリートブロック積基礎 20 15 1:0 .4 コンクリートブロック積 5.00 仕切弁 コンクリートブロック積基礎 消火栓 標識板 (自発光式LED) ソーラー照明 重力式擁壁 仕切弁 E 県警引込柱 NTT ジョウセイ (三 ) コーバ 2 S4 E Con おすい Con 2.789 A.20 蹴破り門扉 2.000 % .5 センサー付き ソーラー照明 避難スペース アスファルト舗装 プレキャストU型側溝 A ※最大想定津波高 ・・・平成24年8月29日 内閣府発表 緊急避難路整備施設概要(宇和島市坂下津(坂下津IC)225k900付近) 入口から避難スペースまでの間にスロープ(手摺り付き) を整備しています 夜間における災害時の避難誘導灯としてソーラー式 LED誘導灯を設置 急斜面の階段には手摺りを整備しています 緊急避難路の入口に設置された門扉は、緊急時には 蹴破って避難できます (3/3) 避 難 訓 練 の 概 要 宇和島市危機管理課 1.日 時 平成25年6月30日(日)午前9時~11時まで ※小雨決行(応急手当・地震体験は中止) ※中止の場合は当日午前7時30分頃から市広報車両にて広報します。 放送が聞き取れず、確認が必要な方は宇和島市のホームページか市 (0895-24-1111)へお問い合わせください 2.場 所 宇和島道路坂下津IC付近の大洲河川国道事務所整備避難場所 臨時駐車場 (協力機関用) 地震体験会場 避難路入口 宇和 下 島坂 津I C 避難場所 宇和 津 坂下 トン 島道 路 ネル 3.共催:宇和島市、国土交通省大洲河川国道事務所 4.参加機関(団体) 坂下津2区(6班~13班) ・3区自治会、宇和島市、国土交通省大洲河 川国道事務所、宇和島地区広域事務組合消防本部、宇和島市消防団 5.目 的 南海トラフ巨大地震の被害想定において、本市においては最大震度7の激 しい地震動に襲われ、宇和島港での津波高は7mとされています。特に本市 は、津波による被害は甚大となる可能性が高く、この津波から命を守るため には「高台へ逃げる」ことしかありません。そこで、この訓練は、命を守る 避難場所の住民への周知徹底及び「助け合いの精神」を基軸とした近隣住民 同士の避難支援を実施し、住民が安心して生活できる町づくりを目指して実 施するものです。 6.想 定 平成25年6月30日(日)午前9時00分、強い地震が発生した。震源 は、南海トラフ上で、その規模は、マグニチュード9と推定される。 本市の震度は7を記録し、広範囲に老朽化住宅の倒壊や急傾斜地での土砂 崩落が発生した。本市は、ただちに災害対策本部を設置した。 午前9時03分気象庁より、宇和海沿岸に大津波警報(巨大)が発表され、 対象住民に避難指示を発令した(宇和島港7mの津波想定) 。 7.内 容 8:30 訓練事前広報(消防団車両) 9:00 地震発生(揺れ終息後、自主避難開始)※放送はありません。 9:03 大津波警報発表・避難指示発令 9:04 大津波警報・避難指示広報(避難広報により避難開始) ・消防団車両による広報 ・要援護者避難(車イス・担架使用) ・最初の避難者は蹴破り門扉を破る必要あり 9:35 9:40 9:55 10:55 11:00 【避難要領】 ① 揺れの終息を待って、ガスの元栓を閉める等の二次災害防 災処置を行った後、最低限の持出品を携行し、避難を開始する。 ② 火災、ガス漏れ、山崖崩れ等がないか確認しながら、徒歩 で避難する。 避難完了後、市へ避難者数等報告 避難場所の概要説明 応急手当講習及び地震体験(2班に分かれて交互に実施) 講評 訓練終了 問い合わせ先 宇和島市危機管理課 電話0895-49-7006
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