2014年5月27日 国公労連速報No.3062のデータを

〈発行〉国公労連
国公労連速報
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2014 年 5 月 27 日《№3062》
許すな派遣自由化
許すな派遣自由化!
派遣自由化! 最賃 1000 円以上に
円以上に
公務員給与制度見直し反対
~第 1 次最賃デー 5・22 中央行動
中央行動~
行動~
国公労連は5月22日、全労連、国民春闘共闘に結集し、「許すな派遣自由化!
最賃1000円以上
への引き上げ、公務員給与制度見直し反対!」をかかげて、「第1次最賃デー 5・22中央行動」
を展開しました。中央行動には、公務と民間の労働者など全国から1000人(国公労連は200人)が
結集。14人事院勧告にむけた夏季闘争のスタート行動と位置づけ、虎の門駅前早朝宣伝、人事院
要求行動、総決起集会、国会請願デモ、独法院内集会、国会議員要請、安心年金つくろう会街頭
宣伝など終日奮闘しました。
地方切り捨ての賃金引き下げ、格差拡大は許されない
「給与制度の総合的見直し
「給与制度の総合的見直し」を阻止しよう
総合的見直し」を阻止しよう
人事院要求
人事院要求行動
要求行動
「派遣自由化反対、全国一律最低賃金 1000 円
以上の実現」などを求めた厚労省要求行動に続い
て、人事院要求行動(写真右)
(写真右)が行われました。
(写真右)
主催者あいさつでは、全労連・公務部会の野村
代表委員(自治労連・委員長)が「全国バラバラ
の賃金を改めること、非正規雇用職員の均等待遇
を行うことなどが見直しの内容となるべき。地方
公務員給与への『見直し』の反映は、地方人事委員会調査を否定するもの。地方切り捨ての賃金
引き下げ、格差拡大は許されない」と訴えました。
公務部会の黒田事務局長が情勢報告し、政府・人事院の姿勢にかかわって「安倍首相の国会答
弁からも、公務員の恒久的賃下げがねらわれているのは明らか。政府方針に沿って『総合的見直
し』をすすめる人事院は、本来の役割を果たしていない」と述べました。さらに、総務省が地方
公務員への「見直し」反映の検討会を立ち上げたことに触れ「地方自治の原則のもと、政府が地
方公務員の賃下げを検討すること自体おかしい」と断じ、
「道理のない国・地方の賃下げに怒りを
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もって抗議し、阻止に向けたたかおう」と訴えました。また、本日(22 日)、人事院から「給与
制度の総合的見直し」にかかる新たな提案が行われることを踏まえ、「5.30 緊急人事院前要求行
動」を提起し、多数の参加を呼びかけ
ました。
つづいて、自治労連・非正規公共評
の天野議長、全教・大教組の藤川副委
員長、国公労連・国土交通労組九州気
象支部の福川支部長(
(写真右
写真右) が決意
表明。福川支部長は「今、私は怒って
いる。特例賃下げで一方的に奪われた
131 万 9602 円をとりかえすためにも、
粘り強くたたかっていきたい」と訴え
ました。
「地域間格差広げるな
寒冷地手当引き下げ許さない」
北海道国公・山本事務局長が決意表明
労働者総決起集会
労働者総 決起集会
12時から日比谷公園野外音楽堂で「5・22労働者総決起集会」がスタート。(主催:全労連・
国民春闘共闘・東京春闘共闘・労働法制中央連絡会)。
主催者を代表してあいさつした全労連の大黒議長は、「14春闘では、民間大手でベア回答とな
っているが、労働者全体に波及していない。最低賃金改善、公務員給与制度改悪反対とともに安
倍暴走政治ストップのたたかいを結合して、大きな運動にしていこう」と呼びかけました。
連帯あいさつでは、医療・介護総合法案に反対して国会前で連日、座り込み行動でたたかって
いる中央社保協の山口事務局長が駆けつけ、「衆議院では19本もの法案がわずか28時間の審議で
採決強行された。参議院段階でも怒りを
込めて廃案を求めてたたかいっていく」
と決意をのべるとともに、運動への協力
を呼びかけました。
情勢報告した小田川全労連事務局長は、
最低賃金改善、安倍「雇用改革」阻止、
集団的自衛権行使反対などの課題に触れ
つつ、「職場や地域から暮らしと雇用を
守れというたたかいを広げよう」と行動
提起しました。
公務を代表して、各ブロック国公事務局長が旗を掲げて登壇するなか、北海道国公の山本貴雄
事務局長(写真上)
(写真上)が決意表明に立ち、「北海道では札幌市以外は地域手当がない。給与制度の
(写真上)
総合的見直しでは、地域間格差の拡大が広がる。同時に寒冷地手当の見直しもねらわれている。
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氷点下のもとで裸では生活できない。北海道では、官民の労組で『越冬共闘』を結成して手当改
善を求めてたたかっている。地方自治体や経済団体へも要請している。賃下げを断じて許さず、
すべての人が温かさを感じる手当改善を勝ち取るため、奮闘する」と述べました。
最後に、東京春闘共闘の伊藤東京地評議長が閉会あいさつし、「国会会期末まで1カ月となる
なか、労働者派遣法改悪法案を何としても廃案に追い込もう。最低賃金改善へ、世論と運動をひ
ろげよう」と訴え、参加者全員で団結ガンバロウを唱和しました。集会終了後は、国会にむけて
請願デモに出発しました。
国民犠牲の悪法阻止へ10
国民犠牲の悪法阻止へ10人が怒りのリレートーク
10人が怒りのリレートーク
1千人で国会前行動
千人で国会前行動
国会請願デモ(写真右)
(写真右)終了後、参加者は
(写真右)
国会議員会館前の歩道に集合し、14時30分か
ら「安倍暴走政治許すな!
怒りの国会前行
動」にとりくみました。国民春闘共闘代表幹
事の大谷出版労連委員長が主催者あいさつし、
国会からは日本共産党の塩川鉄也衆議院議員
が駆けつけ、「大飯原発の再稼働差し止めや
自衛隊機夜間飛行禁止の画期的判決があいつ
いぐなど、国民のたたかいが前進している。
国民犠牲の悪法を廃案に追い込もう」と参加者を激励しました。
つづいて、10人の参加者から1分間の「リレートーク」でたたかう決意がのべられました。J
MIUや映演労連、千葉土建など民間労組、埼玉、静岡、東京など地方組織代表とともに公務組
合からは、「地域最賃が最低ランクだ。このままでは自治体が減り、30年後には8市町村が消滅
との試算もある。地域を守るためたたかう」(自治労連・佐賀自治体一般の敷田さん)、「震災
から3年以上経つが、復興はまだまだすすまない。公務員の賃金が下がれば、東北はますます復
興が遅れる。安倍首相を政権から引きずり下ろそう」(全教・宮城高教組の内記副委員長)、「独
立行政法人の改廃にかかわる法案がわずかばかりの審議時間で採決が強行されようとしている。
国民共有の財産を守るため徹底審議を求めてたたかう」(国公労連・柊中執)などの発言があり
ました。
リレートークでは、JAL不当解雇の撤回を求める裁判で、東京高裁の判決をむかえて国会前
で座り込む原告団の山口宏弥団長から発言があり、エール交換しました。
出先機関と独法の充実を求め、
ブロック県国公が紹介議員要請に奮闘
ブロック県国公が紹介議員要請に奮闘
各ブロック国公事務局長と 20 県国公から参加のなかま 35 名が、ブロック国公毎にとりくんで
いる“出先機関と独立行政法人の体制・機能の充実を求める国会請願署名”の紹介議員要請を展
開しました。本日(5 月 27 日)までの要請結果は、北海道は大門実紀史参議(共産)、徳永エリ
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参議(民主)、東北ブロックは高橋千鶴子衆議(共産)、関東ブロックは塩川鉄也衆議、田村智子
参議、志位和夫衆議、笠井亮衆議(いずれも共産)
、近畿ブロックは倉林明子参議、井上哲士参議、
山下芳生参議(いずれも共産)、四国ブロックは小川淳也衆議(民主)、福井照衆議(自民)、沖縄
は照屋寛徳衆議(社民)、赤嶺政賢衆議(共産)、玉城デニー衆議(生活)、糸数慶子参議(無所属)
の延べ 16 名が紹介議員を快諾しています。
請願署名の最終提出期限は 6 月 9 日(月)に国公労連本部必着としています。署名の集約を含
め、今週・来週での押し上げに全力をそそぎましょう。
一方的な整理・統廃合、人員削減を許すな
独法通則法「改正」法案に反対する院内集会
独法通則法「改正」法案に反対する院内集会
リレートークの後、衆議院第2議員会館内で「~一方的な整理・統廃合、人員削減を許すな~
独立行政法人通則法『改正』法案に反対する院内集会」(全労連公務部会主催)が開かれ、60 人
が参加しました。5 月 23 日にも衆議院の委員会採決がねらわれる独立行政法人通則法改悪法案に
反対し、徹底審議と抜本修正を求めてたたかうことを意思統一しました。集会の最後に「法案の
徹底審議と抜本修正を強く求めて奮闘する」アピール文を採択。集会終了後、参議院議員要請を
行いました。
冒頭主催者あいさつした宮垣国公労連委員長は「廃止・縮小ありきの法案。国が雇用継承義務
を負うべき。こんなリストラ推進法案は許さない。廃案まで全力で奮闘しよう」と呼びかけまし
た。
衆議院内閣委員会で論戦している日本共産党の赤嶺政賢衆院議員は「今の国会はどんな重要な
法案も参考人質疑含め 3、4 回の委員会審議で通してしまう。法案の論戦に参加して痛感したの
は、独法の廃止が政府・大臣によって自由にできるような法律の仕組みで、本人の意思に反した
離職が余儀なくされる。雇用の承継にまったく触れていないことが最も大きな問題。社会が必要
としている仕事に就いている以上、雇用の継承が重要だと追及してきた。閣議で決めたことは法
律にも明記すべきと追及したら、それは個々の法律でやるという答弁だった。稲田大臣は『独法
の通則法は共通のルールについて決めるもので、個々の法人の業務・人事は各法人の法律で決め
ること』といった答弁にとどまっている。独法の仕事の重要性、社会的責任を世論にも訴え、独
法の労働者の雇用を守るたたかいを一層強化していく必要がある。皆さんと連帯して、働く人の
権利を守る立場から論戦をしていきたい」と述べました。。
自由法曹団の平井弁護士は「自由法曹団として、先に雇用能力開発機構の廃止問題が起きたと
きに意見書を出したのをきっかけに、構造改革と向き合うために継続的に活動するチームとして
やらせて頂いている。今回も意見書を発表した。この法案の問題点を述べたい。独法は民間に任
せた場合、行われないことがある事業をやるとされている。しかし、12 月に閣議決定された「基
本方針」では、官民の役割分担の明確化を言っている。官を減らして民に任せていくということ
は、独法制度と矛盾している。通常の会社で行われている整理解雇とはわけが違い、独法の解散
は、会社の解散と同じだ。法律のなかに明文で定めないと『雇用に配慮する』などといった書き
方では雇用を承継することにならない。弁護士は構造改革といった制度的な議論にはなかなか弱
いところがある、運動体のみなさんに教えてもらいながら頑張っていきたい。全国の自由法曹団
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員に意見書についても知らせ、地元の団体と協力して議員への圧力をかけていきたい」と語りま
した。
全経済の飯塚徹副委員長は「国会傍聴に行ってきたが、
『私のしごと館』が廃止され、雇用が承
継されなかった。独法はけしからんとマスコミにも書かれていたが、あれは座長の樫谷さんも中
期目標に書かれていたから、独法はやるしかなかったと言っていた。主務大臣から一方的に指示
され、評価が悪ければ、つぶされる。雇用の承継の問題は、閣議決定で雇用の安定を言うなら、
通則法に明文で書かなければいけない。また我々研究機関は、日本で1台しかない機械を買うと
きにも複数社から見積もりを取らなければいけないなどの硬直的な制度の問題がある。見直すべ
きところが見直されていない」と発言しました。
このほか、特殊法人労連の花島原研労委員長、郵政産業ユニオンの金子中執、自治労連・橋口
副委員長が報告しました。
最後に、全労連公務部会・黒田事務局長がまとめをと行動提起を行い、
「国会会期末まであと1
カ月。国民で国会を包囲して流れを変える必要がある。独法通則法『改正』法案についても廃案
に追い込んでいく。国民のための独立行政法人であり、主務大臣の意思ひとつで改廃できるのは
明らかにおかしい。公務・公共サービスを守るためにたたかう必要がある。雇用の承継について
は、社保庁の大量解雇という先例があり、徹底審議・法案の抜本修正をするまで徹底的にたたか
わなければならない。独法の仕事を守る運動は息の長いたたかいになる。国民に訴えていく必要
がある。維新・みんな・生活の党までが削減・合理化を求めるなかで、国会の外で国民に訴えて
多数派を作っていかないといけない。粘り強くたたかっていきましょう」と呼びかけました。
◎中央行動参加者の声
中央行動参加者の声
■新規採用者の
■新規採用者の全員
採用者の全員加入
全員加入が
加入がうれしい!職場
うれしい!職場新聞
職場新聞で
新聞で楽しく元気な
楽しく元気な活動を
活動を発信
全司法宮崎支部・勝田裕子さん
中央行動に初めて参加しました。2日後の国公女性交流集会に
も参加します☆最近うれしかったことは宮崎高裁の新規採用者が
全員加入したことです。私は支部機関紙「くろしお」編集者です
が、職場大会、新採歓迎会、花見など職場のみなさんに明るく楽
しい労働組合活動を知ってもらうため新聞をつくっています。目
標は機関紙コンクールの入賞です!
■民間の仲間と共同して
■民間の仲間と共同して、最低賃金を
の仲間と共同して、最低賃金を引き上げ
、最低賃金を引き上げよう
引き上げよう
国土交通労組九州運輸支部執行委員長・竹野巌さん
日本の最低賃金は低すぎます。ブラック企業の低賃金・労働者使い捨て、
給与制度の改悪に怒りがおさまりません。公務員賃金が下がれば民間賃金
も下がり地域経済も疲弊する負のスパイラルを断ち切るべきです。景気回
復のためには公務・民間ともに賃金アップを!運輸行政を担う国公労働者
として、公共サービス拡充を求めて九州でがんばります。
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■必死に生きる福島
■必死に生きる福島の
生きる福島の仲間たち。災害に対応
仲間たち。 災害に対応するためには人
災害に対応するためには人を
するためには人を増やして!
福島県国公副議長(国交労組)・伊藤正則さん
東日本大震災・福島原発事故から3年たちましたが、いまだに復興・
復旧はすすんでいません。厳しい生活を送りながらも福島県民は必死
に明るく生きています。定員削減で気象部門の職場実態はギリギリ限
界まで追い込まれています。このままでは緊急の災害に機敏に対応で
きるのか不安になります。今日の行動の「怒りの雨」のように、熱い
思いを込めて政府に怒りの思いを伝えたい。国民生活の安心・安全ためにも、人を増やせ!
■青森の国会議員に要請!
■青森の国会議員に要請!原発
国会議員に要請!原発ゼロ求めて
原発ゼロ求めて世論広げよう
ゼロ求めて世論広げよう
青森県国公副議長(全国税)・立柳作之進さん
地方切り捨ての出先機関廃止を許さないため、青森出身の国会議員を一
気に要請します。私は青森の毎週金曜日の原発ゼロを求める行動に市民と
一緒に参加し、7 月 4 日に 100 回を迎えます。21 日の大飯原発再稼働を差
し止める判決に確信を持ち、全国 100 カ所で開催している原発ゼロ行動と
連帯して世論を広げていきます。
労働法制改悪反対など訴える
公務・公共サービス
公務・公共サービス拡充宣伝行動
・公共サービス拡充宣伝行動
国公労連は 5 月 27 日、西新橋1丁目交差点にて公務・公共サービスの拡充を求める街
頭宣伝行動を行いました。国公労連本部と各単組 24 人が参加して、全労連公務部会作成
の公務・公共サービスの拡充を訴えるビラを配布。全労働・竹村中執、全司法・井上青年
協議長、全法務・向井副委員長、本部・柊中執が、それぞれ労働法制改悪、裁判所の体制
拡充と青年層の賃金引上げ、法務局の体制拡充、独法改革等の課題で訴えました。
以
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上