The Promise of Mobile Internet in Driving American

(邦訳版)
The Promise of Mobile Internet in Driving
American Innovation, the Economy and
Education
Transcript of a Presentation by Masayoshi Son
Founder, Chairman, Chief Executive Officer and
President of SoftBank Corporation
Chairman of the Board of Directors of Sprint Corporation
March 11, 2014
AMBASSADOR JOHN ROOS: 駐日アメリカ大使として素晴らしい 4 年間を日本で過
ごした後、ここワシントン DC に戻り親しい友人であるマサ(孫正義氏)を本日皆様
にご紹介することができることを非常に光栄に思っています。
マサは世界をよりよい場所に変えようと人々の気持ちを動かすことができる非常にま
れな人材の一人でもあります。そもそもマサが一体いつ眠っているのかわかりません
が、彼はいつも大きな夢を持ち、その夢の実現のために絶え間ない努力をしています。
私自身 25 年にわたるシリコンバレーでの生活の中で、私はテクノロジー界の大物と
呼ばれる方にお会いし、一緒に仕事をしてきましたが、その中でもマサはいつでも将
来への壮大なビジョンを持っている一人です。彼は早くからテクノロジーの力を理解
し、ソフトウェアの流通事業から世界を牽引する完全統合型モバイルインターネット
企業へと成長させました。
マサは日本の貧しい地域でつつましく育ち、1974 年には当時 16 歳でアメリカの高
校に入学します。その後カリフォルニア大学バークレー校にて学位を取得すると同時
に、初めての大きな企業家体験となる音声付電子翻訳機の発明を行います。これは後
にシャープと 170 万ドルで契約をしています。
以前マサに若い頃のアメリカ生活について聞いたことがあります。そのとき彼は「大
使、バークレー校での経験がなければ孫正義はここにいなかったでしょう」と答えま
した。スタンフォードの卒業生としては、彼の学校の選択が必ずしも正しくなかった
ことには目をつぶりましょう。若い頃はよく間違った判断をするものですから。それ
はともかくとして、何よりはっきりしていることはマサがアメリカで過ごした時間は
彼の企業家精神を育て、「やればできる」という精神力が彼をここまで成長させ、そ
してソフトバンクを世界のリーダー企業として導く力を与えたことは間違いありませ
ん。
本日お集まりの皆さんの中にはソフトバンクについてご存じない方もいらっしゃるか
もしれません。先ほども触れましたが、ソフトバンクは世界で唯一完全に統合された
モバイルインターネットの会社です。ソフトバンクの主な事業は携帯通信サービス、
携帯端末および付属品の販売、データ通信、ブロードバンドサービス、固定通信サー
ビス、インターネット広告などがあげられます。会社として 1,300 社以上の世界中
の企業に投資を行い、この中には中国のアリババ、そして日本のヤフージャパンも含
まれます。2006 年には同社は当時巨大 2 社に独占されていた日本の携帯事業に参入
しました。その後、先端の技術で通信速度やサービス、料金体系を劇的に改革し、た
った 6 年で顧客数を 3 倍に増やしています。同社が行った 216 億ドルのスプリント
買収は日本企業による米国企業買収の最大規模であり、また外資系企業による米国企
業買収としても 2008 年の景気後退以降では最大となります。現在ソフトバンクグル
ープの半分以上の従業員はアメリカを拠点としており、その売上の半分近くはアメリ
カからもたらされています。
ご存知の方もいらっしゃると思いますが、本日 3 月 11 日は日本に大きな被害をもた
らした大規模地震と津波、そして原発事故が発生した日で、今日で 3 年目を迎えます。
当時あの日にあの現場にいた我々には一生を変えるような出来事となりました。今も
私たちの想いは、あの震災で被害にあわれた方々と共にあります。
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思い返してみると、当時マサは災害の復旧復興のためとして個人で 1 億ドル及びそれ
から引退するまでに受け取る報酬を全額寄付することにしたと聞き、大変感動したこ
とをはっきりと覚えています。その後、マサと一緒に被災地を訪ねる機会を得ました
が、彼が一個人として非常に献身的に自分が役に立つことはすべてやろうとエネルギ
ーを注いでいる姿に胸を打たれました。
後にアメリカ政府は日本とアメリカの学生交換プログラムとして TOMODACHI イニシ
アチブを設立しました。マサは自らの経験を例に立ち上がり、自宅や家族そして友人
をなくした被災地の高校生 300 名をカリフォルニア大学バークレー校に招待する 3
週間プログラムにためらうことなく資金協力してくれました。あれから 3 年たちます
が、マサはいまも自分の時間とお金をつぎこんで支援を続けてくれています。孫正義
という人はこのような人物なのです。
さて、世界でも今やもっとも重要な地域にあり、また我々にとってもっとも重要なパ
ートナー国である日本から、素晴らしいビジョンを持ったリーダーを皆様にご紹介し
たいと思います。彼の仕事ぶりを日本で拝見し、彼がもたらす革新がアメリカに利益
をもたらすであろうと確信しております。
皆様、世界のインターネットのパイオニアであり、通信リーダー、ソフトバンク株式
会社代表取締役社長、スプリント社会長であり私の親しい友人でもある孫正義氏をご
紹介します。
MR. MASAYOSHI SON: ありがとうございます。過分なご紹介を頂きました。私は
アメリカを愛しております。アメリカは非常に美しい国です。そして夢が詰まった国
でもあります。公平でオープン、そして自由の精神に溢れた国であると思います。心
からこの国を愛しております。この国には 16 歳のときにやってきましたが、私の第
二の故郷に戻ったような気がします。本当に幸せな気持ちで、みなさんには大変感謝
しています。ではここから私のプレゼンテーションを始めさせて頂きます。
我々には携帯電話事業のチャンスがあります。これは次世代に向けてのチャンスです。
ここで少し過去を振り返ってみたいと思います。20 世紀のアメリカは世界でナンバー
1 となり、過去のアメリカ政策の歴史を振り返っても、人類のためのインフラストラ
クチャーのリーダーシップを取ってきました。鉄道、電気、高速道路、インターネッ
ト。これら全てはアメリカを世界でも最強のそして最も裕福な国に導きました。アメ
リカ国民に最高水準の生活レベルをもたらし、他の国々のお手本となり、アメリカの
ようになりたいと思ったものでした。我々はみんな、アメリカのような生活水準に追
いつきたいと思ったものです。
アメリカのリーダー達の決断は国を強くそして豊かにするものでした。過去 100 年を
見ると、世界の人口一人当たりの GDP はインターネットの出現によってさらに加速を
しています。そしてインターネットのリーダー達はすべてアメリカから生まれている
のです。インターネットはアメリカ人によって発明されたものです。情熱とビジョン、
そして技術を持ったアメリカの若い起業家達によってアメリカの成長はもたらされ、
さらには世界の人々に成長をももたらしました。経済成長を見るとアメリカの GDP の
成長はここ数年間に渡り平均成長率は 4.6%となります。インターネット業界のみに
限ればこの成長率は年間 35%に上ります。インターネットはアメリカの成長エンジン
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となり、そして経済成長のエンジンとなっているのです。インターネットはまたライ
フスタイルも変えてきました。成長率だけでなく、インターネット GDP の規模を見る
とアメリカのインターネットセグメントだけでスイス全体の規模をも超えてしまいま
す。すごいことです。業界の中の一つのセグメントにすぎないものがスイスやスウェ
ーデンの国家全体の GDP を超えてしまっているのです。今日現在でもすでに目を見は
る結果が出ている訳ですが、それでは 10 年後はどうでしょう? 5 年後は?インター
ネット成長の規模は大きく成長しています。このインターネットの成長の起爆剤とな
っているものは一体何なのでしょうか?もう少し詳しく見てみると、この成長を牽引
しているものはもはや PC インターネットではありません。PC インターネットによっ
てインターネットは始まりましたが、もはやモバイルインターネットが通信の主流と
なりつつあります。このような時代が来ると私は確信していたので、8 年前にボーダ
フォン日本法人を買収する事を決断し、このモバイルインターネット業界に参入した
のです。これはアメリカだけではなく世界全体のトレンドとなっています。世界全体
で言えば、今後 30 億台近くのスマートフォンとタブレットが出荷されていきます。
これは今後のインターネットの主流となるでしょう。これによりアメリカ経済には 1
兆ドルが追加でもたらされます。モバイルブロードバンドだけで 1 兆ドル規模の追加
となる訳です。大変な規模となります。インターネットはアメリカに 100 万の雇用を
生み出しています。100 万の新規雇用がアメリカ社会に生まれた訳です。そしてこの
モバイルブロードバンドでさらに 100 万の新しい雇用がアメリカの力として追加され
る訳です。こんな明るくすばらしい未来へのチャンスを逃す手はありません。モバイ
ルブロードバンドによって全てのアメリカ国民だけではなく、世界中のみなさんに素
晴らしいチャンスがもたらされようとしている、という事をまずはお伝えしたかった
のです。
しかしながら、アメリカは遅れを取りつつあります。インターネットはここアメリカ
で発明されましたにもかかわらず遅れてきているのです。おっと、ここではアメリカ
が遅れているというより、「私」が遅れていましたね。先程も申し上げた通り、アメ
リカではグーグル、フェイスブック、アマゾン、アップル、クアルコムのチップセッ
ト、アップルの端末、これらはすべてここアメリカで発明されました。ところが情報
ハイウェイは、ネットワーク、モバイルインターネットこそがインターネットのイン
フラの中心となるものです。そしてインフラストラクチャーの中心となる次世代ハイ
ウェイが LTE です。LTE モバイルブロードバンドインフラストラクチャーについて
は、オープンシグナルにより世界の実情について調査が行われています。彼らが調査
した 16 カ国のうち、アメリカは第 15 位となりました。後にはフィリピンを残すの
みでした。そんな状況でみなさんは自分の国を誇りに思えますか?冒頭でアメリカは
過去 100 年の歴史において全てのインフラストラクチャーでナンバー1 であったと申
し上げました。電気、自動車、航空機、テレビ、これらすべてのインフラストラクチ
ャーでアメリカは世界ナンバー1 であった訳です。そんなアメリカが次世紀で最も重
要とされる情報ハイウェイで第 15 位というような事があっていいのでしょうか?こ
のような状況は変えなければなりません。そして私はこの状況を変えられると思って
います。
まずは料金をみてみましょう。料金の話をする前に、スピードすらも遅れをとりつつ
あります。第 15 位という状況から改善の様子も見られません。私が住む日本では 1
年間で 66%の改善を果たしました。アメリカは第 15 位という状況だけではなく、こ
れからさらに遅れつつあるのです。多くの方はこの現実に気がついていないかもしれ
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ません。例えば、私は数カ月前に中国を訪問したとき、あぁ北京は今日曇っているの
だな、と思いました。でもこれは曇りではなく大気汚染だったわけです。大気が汚染
されている事は中国の皆さんは既に知っています。ですが毎日北京に住んでいるみな
さんは毎日この状態で生活しているので、もはや空が青いという事にも気がつかなく
なってしまっているのです。ここアメリカで携帯を、またはおおくの方がスマートフ
ォンを使ってらっしゃると思いますが、画面に砂時計が表示されるのを目にされると
思います。この表示は日本ではもう見られません。でもアメリカではこの砂時計を頻
繁に目にされますよね。これはとてもいい環境とは言えません。これは北京の空気の
中で生活しているのと同じ事です。みなさん、青い空を思い出すべきだと思いません
か?やはり改善が必要なのです。そして投資金額についても考えてみましょう。北京
の大気は汚染されているかもしれませんが、すでに次世代のインフラストラクチャー
への投資を開始しています。アメリカ企業のベライゾンが LTE 用に 5 万局の基地局、
セルサイトに投資を行いました。第4世代で最も重要な事はスピードです。今年、チ
ャイナモバイルではベライゾンの約 10 倍の投資を行う予定です。10 倍です。企業規
模としてはほぼ同じの企業が 10 倍の投資を行うのです。今日現在ではアメリカに遅
れをとっている中国ですが、今から 1 年、2 年、3 年とたっていけば状況は大きく変
わることでしょう。そして料金ですが、アメリカのネットワークはその接続スピード
において世界で第 15 位な訳ですが、その料金は世界で第 2 位となっています。カナ
ダについで 2 位なのです。この統計の話をすると決まって、アメリカ人の方がお客様
一人当たりの使用頻度が高いから、もっと通信量が多いからだ、と言われます。そこ
で日本とアメリカの利用状況を比較してみました。我々は日本でもサービスを提供し
ていますので私自身が確認を行いました。実際、日本人の方がお客様一人当たりの使
用量は 50%多くなっています。スマートフォンで 50%も使用データが多いのです。
50%ですよ。そして料金は安い。ギガバイト当たりで比較して頂ければ、アメリカ人
の方がデータ当たりの料金として 1.7 倍の料金を日本人より支払っている事になりま
す。ですから、アメリカ人の使用量が多いからアメリカ人の方が多く料金を払ってい
る訳ではありません。そんな事実はありません。実際にはアメリカ人の方が使用量は
少ないにも関わらず多く料金を支払っているのです。1.7 倍の料金です。これでいい
のでしょうか?これで良いと言えますか?そして通信速度も遅れをとりつつある。と
なると使用量単価で言えば、料金はもっと高くなっていくことになります。世界中の
他の国の料金が下がってきているにも関わらず、です。その他の国を見ると料金は下
降傾向にあります。これは競争が働いているためです。世界の主要な市場の中で料金
が上がり続けている国はアメリカだけなのです。これは事実です。こんな事実を受け
入れていいのでしょうか?世界の他の国々は料金が下がっているのにもかかわらず、
です。これは大きな問題です。世界から遅れをとっているのです。
もう一つの問題はデジタルデバイド(デジタル情報の格差)です。デジタルデバイド
は各世帯の所得レベルにより生まれています。貧しい世帯の場合は接続率も低下して
います。これが事実です。21 世紀の武器を持っている富裕層ははより富み、貧しいも
のはより貧しくなっています。これは貧しい世帯の人々が次世代の技術と情報にアク
セスがないためです。デジタルデバイドは教育レベルにも起因します。高校卒業生、
大学生、もしくはそれ以上の教育を受けている場合とではブロードバンドの接続率が
違います。その差を埋めるのにモバイルが一役買っています。モバイルのみでインタ
ーネットにブロードバンドアクセスをしている人が 2300 万人います。これが接続率
の差を埋める代替案なのですが、それでもまだ差は存在します。デジタルデバイドが
ある訳です。所得や教育レベルだけでなく、地理的な理由でもデジタルデバイドは存
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在します。例えばテキサス州では州全体の世帯のうち 30%以上の家庭でブロードバン
ドアクセスがありません。使えないのです。お金を払って使いたいと言っても使えな
いのです。これでいいのでしょうか?所得、教育、そして地理的な理由でのデジタル
デバイドが存在するのです。
学校の教育レベルについてもう少し掘り下げてみたいと思います。低所得地域にある
学校と高所得地域にある学校とではデジタルデバイドが存在します。学生達の自宅か
らのアクセスにも大きなデジタルデバイドが存在します。大きな、大きな格差です。
例えば低所得地域に住んでいる場合、子供達は自宅でのアクセスができません。たっ
たの 3%しかつながらないのです。大変大きな格差です。21 世紀に向けて最も重要な
ネットワークとインフラストラクチャーでデジタルデバイドが存在します。電気はす
べての家庭で利用できます。道路も同じです。しかしながら 21 世紀で最も重要なイ
ンフラストラクチャーはすべての家庭で利用できないのです。アメリカはインターネ
ット技術の生みの親でありながら、遅れをとってしまっています。現状のままでは問
題だと思います。問題があるのだ、ということをまず認識するべきです。問題を認識
しなければ明日はありません。問題に気がついて初めて現状では解決できないと気が
つき、我々はみんな目が覚めるのです。我々全員が目を覚まして変化を起こすのです。
日本でも状況は最悪でしたが、我々の手で日本に変化をもたらしました。当時日本は
世界でもインターネットが最も高額な国でした。私がインターネットプロバイダー事
業を始める前、NTT が市場の 99%を独占していました。99%の独占です。日本政府
による規制で誰も NTT と戦えるだけの力がなかったのです。規制のせいで、です。そ
こで私は当時の首相やその他多数の閣僚、民間企業の社長と一同に会し議論をする機
会を設けました。テーブルの反対側には首相が座り、私の隣には NTT の社長が座って
いました。そこで首相に問いかけました。「首相に伺います。あなたは私の隣に座る
この方の会社を救いたいのですか?それとも日本を救いたいのですか?どちらが一体
重要なのですか?」と。テーブルを叩いて答えを迫りました。「答えてください。
説明は必要ありません。イエスかノーのどちらなのですか?どちらが大事なのです
か?日本ですか?NTT ですか?」NTT の筆頭株主は今日現在に至るまで日本政府です。
日本政府が保有している会社が日本の市場の 99%を独占していたのです。「日本のイ
ンターネットは最も料金が高く、最もスピードが遅い状況です。これでいいのでしょ
うか?インターネットこそが 21 世紀のインフラストラクチャーをリードしていくも
のなのに、このままでは日本は遅れてしまいます。」
この質問に対し、首相は両脇に座る閣僚達の顔を見回した後、「日本が大事だ」とお
答えになりました。そこで私は「それが首相のお答えなのであれば、規制緩和してく
ださい。規制を変えるのです。日本が大事だと思われるのであれば日本のために規制
緩和を行ってください。」首相は承諾し、規制を変えようと言われました。日本を規
制から解放しよう、競争環境を作ろう、という事になり、そこから日本の歴史は変わ
ったのです。
数カ月経ち、他の誰も戦いへの参加に手を挙げなかった事を知りました。だれも NTT
と戦おうと手を挙げなかったのです。NTT は日本でも最大の企業です。NTT は日本の
すべての主要企業の顧客でもあります。NTT に設備を売る、サービスを提供する、車
を売る、などなど。NTT は重要顧客でもあったため、誰もが NTT と戦おうとしませ
んでした。我々ソフトバンクグループはインターネット企業です。我々は日本のため
にありとあらゆるインターネットサービスやコンテンツを提供しています。そのため
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にも我々はインフラストラクチャーの改革を必要としていたのですが、誰も NTT と戦
おうとしませんでした。
それならそれでいい、と私は言いました。誰も改革を必要としてないのであれば、規
制緩和が行われた今、我々にはライバルがいないという事だから。私が自ら手を挙げ
て NTT と戦ってみせる、と。これについて発表した時点で弊社の株価は暴落しました。
日本政府が筆頭株主である企業と戦うつもりですか?そんなことは不可能だ、と誰も
が声を揃え、結果ソフトバンクの株式は一気に売りとなったのです。
NTT に対しブロードバンドの戦いを挑む、と発表した瞬間にインターネットバブルが
はじけました。つまり、私は最悪のタイミングでこの発表をした訳です。この数カ月
前にはソフトバンクは栄光の時を迎えていました。弊社の時価総額はインターネット
バブルも相まって 2,000 億ドルを超えました。たった 3 日間ではありますがビルゲ
イツ氏よりもお金持ちになったりもしました。大変誇らしく思い、これからみんなに
「実はビルゲイツより金持ちなんだよ」と周りに言ってまわろうとした矢先に弊社の
株価が暴落しました。99%の暴落でした。2,000 億ドルから 20 億ドルへの暴落です。
時価総額が底値の 20 億ドルのタイミングで NTT に戦いを挑んだのです。そこから毎
年 10 億ドルの損失を 4 年間出し続けました。弊社の時価総額が 20 億ドルで現金 10
億ドルを喪失した訳ですから、会社の純資産の半分を失った事になります。毎年それ
だけのお金を垂れ流していたのです。
結果、日本にいるみなさんが口を揃えて「ソフトバンクは倒産する。ショップもすべ
て失う事になる」と言っていました。非常に恐ろしい思いをしましたし、あんな風に
テーブルを叩かなければ良かったと後悔もしました。日本を救う事になったかもしれ
ないが、自分を救えない。結局、なんとか生き残る事はできました。4年目からやよ
うやく損を出さなくなりました。収支がトントンとなりなんとか生き残れたところで、
インターネットは PC 中心からモバイル中心に移行していました。既にモバイルが主
流となりつつあったのです。閉鎖的な環境下で、60%の市場シェアを握る NTT の子
会社と、KDDI という政府が株式を保有している会社で独占状態をとっていました。
それであれば、もう一度戦わなければ行けないと思いました。そこで 200 億ドルをか
けてボーダフォン日本法人を買収し、またもや 200 億ドルの賭けに出てほとんど利益
の出ない状態に戻りました。こんな事をするなんて馬鹿げていると思われるかもしれ
ませんが、私にはビジョンがありました。ネットワークを構築しなければ、日本のネ
ットワークを通信速度と接続率でナンバー1 にしなければ、そして料金も競争力ある
ものにしなければいけない、と思ったのです。少なくともその当時すでに固定ブロー
ドバンドでは実績がありました。4年間に及ぶ我々の挑戦の結果、日本の固定ブロー
ドバンドは最低価格で最速のスピードを提供するようになっていました。日本は最も
高額で最も遅い国から、最速で最安値の国に生まれ変わったのです。ひとつのクレー
ジーな情熱と思いが凝縮されて一つの国を動かす事になりました。
固定ブロードバンドだけではなく、モバイルにおいてもソフトバンクの速度はアメリ
カのそれの 3 倍です。平均速度が 3 倍速いのです。また速度だけではなく、価格競争
も仕掛けました。ボーダフォン日本法人は当時小さな会社で今にも崩れ落ちそうでし
たが、私の全てのエネルギーをかけて価格競争とネットワーク競争に持ち込みました。
すべてのお客様を変える事はできませんでしたが、私が持ち込んだ価格競争により
NTT ドコモや KDDI も対応せざるをえなくなり、結果彼らのお客様もこの競争による
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利益を享受することになりました。これにより携帯事業側のお客様一人当たりの収入、
つまりお客様一人一人が払ってくださる費用負担は減ったのです。
ネットワーク競争と価格競争、これをアメリカにも持ち込もうと思いました。技術は
あります。業界初の 4G LTE という新しい技術を世界に先駆けて商用化しました。ス
プリントも同じ 2.5 ギガヘルツという周波数を持っています。これはまさに我々が日
本で持っているものとまったく同じ周波数です。この同じ周波数を持っているという
事も私がスプリントに投資しようと決断した理由の一つです。これこそが 8x8 MIMO
アンテナを利用してより長距離に伝播する信号を送りかつデータストリーミングに太
いパイプを提供する事ができる技術です。
スプリントの技術部隊とソフトバンクの技術部隊は既にパートナーシップを進めてい
ます。英知を結集して素晴らしいチームを作り上げています。アメリカに全く新しい
技術を導入しようとしており、ここでその説明ビデオをご紹介したいと思います。
[START VIDEO]
MR. COREY HANSEN: みなさん、こんにちは。カリフォルニア州バーリンゲームにある
スプリントイノベーションセンターよりご挨拶申し上げます。私はスプリントのコリ
ーハンセンです。本日はみなさんに現在のモバイルネットワークと将来の超高速モバ
イルネットワークの速さの違いをご覧に入れたいと思っています。この比較において
今日現在で利用可能な 3 つのネットワークでのスピードテストを行います。この 3 つ
とは、通常の 3G 携帯電話の接続、ご家庭で使用しているブロードバンドに近い速度
の 4G LTE ネットワーク、そしてスプリントスパークと呼ばれる現在スプリントが
全米に展開中のこれまでに例のないデータ通信速度を誇る新しくより速いモバイルネ
ットワークです。
まず 3G から始めましょう。私がテストを始めますが、比較的速度が遅いのが見て取
れると思います。例えば HD 動画をダウンロードしたいとします。3G スピードで行っ
た場合、大体4時間半かかります。これを 4G LTE で行った場合、ご家庭のブロード
バンドと同様の体験となる訳ですが、大体 1 秒当たり 1.5 メガビットとの比較とな
ります。今、大体 1 秒当たり 8 メガビットでダウンロードしていますから、より速度
は速くなり 4G LTE であれば映画は 1 時間くらいでダウンロードできることになりま
す。そしてスプリントスパークです。テストを始めるとスプリントスパークがいかに
速いものかを実感いただけます。ダウンロード速度は 1 秒間に 56 から 57 メガビッ
トとなり、1 時間かかっていたダウンロードがスプリントスパークなら 10 分で終了
します。これが現在のモバイルネットワークの概要です。それでは未来に目を向けて
みましょう。
未来の形として、我々の研究所においてスプリントスパークの速度の 20 倍、家庭の
ブロードバンドネットワークの速度の 40 倍となるモバイルネットワークを構築して
います。ブロードバンドの速度テストで 1 秒当たり 100 メガビットを超えるダウン
ロードがどれだけ速いかをご覧頂けます。ただ、今ここにある端末はひとつだけです。
我々は複数台の端末が現在では提供されていない速度で接続した状態でこの新しいネ
ットワークの能力が発揮できるよう進めています。
4K ディスプレイは超高解像度のものですが、今日現在の高解像度の4倍の解像度で
4K コンテンツストリーミングも同じネットワークで可能です。またもう一つの 4K ス
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トリーミングを 4K ディスプレイで、さらに三つ目の 4K ディスプレイも 4 つ目の 4K
ディスプレイも同様です。さらに4台のラップトップを同じモバイル接続で動画を流
してしまいましょう。全てを合わせるとネットワークのパフォーマンスは 1 秒当たり
1 ギガビット、グーグルファイバーで話されているものと同じパフォーマンスとなり
ます。
こちらでの速度テストでは特別にこのデモ用に計測器を開発しています。というのも
今日に至るまでこのようなスループットを計測できる計測器は存在しないのですから。
1 秒当たり 1000 メガビットも表示できます。これら全ての端末がすべて未来のモバ
イルネットワークに接続して 1 秒当たり 1 ギガビットのスループットを出すよりも速
いのです。ラップトップにダウンロードしている HD 映画について考えてみてくださ
い。ダウンロードするのに 1 時間かかるのをずっと見守る代わりに数分で完了するの
です。今と未来を見ると、モバイルのネットワークがこれからよりたくさんの可能性
を開く鍵であると言えるでしょう。
[END VIDEO]
MR. SON: 速度がものを言うという事です。インフラストラクチャーとして速度がインタ
ーネットにおいては重要となるのです。この速度をもって、よりリッチなコンテンツ、
より豊富な顧客体験を提供し、ありとあらゆる動画やアプリケーションが利用できる
ようになります。我々のインフラストラクチャーで提供するすべてのサービスが劇的
に改善します。教育業界、自動車、医療、全ての家庭で改善していきます。アメリカ
がグーグルやフェイスブック、アップル等を通して生み出している革新は世界で最高
のインフラストラクチャーの上でこそ素晴らしいアプリケーションとなります。アメ
リカが 16 カ国中、第 15 位であるという現状を変えたい、ナンバー1 にしたい、そし
てアメリカ人すべてが誇れるネットワークを作りたいと思っています。
そのためには新しい競争を持ち込みたいと思います。みなさんご存知の通り、コムキ
ャストが競合他社と合併しようとしています。これっていい事なのでしょうか?それ
とも悪い事でしょうか?みなさんそれぞれにご意見がおありになると思います。これ
は私が決める事ではなく、皆さん、アメリカ人が決める事です。しかしもし合併が行
われるとしたら、戦う相手の数は少なくなります。コムキャストは現在買収しようと
している会社とは市場が重複していないため、それであればいいのではないか?競争
が損なわれる事にはならないのではないか、という意見があると思います。しかし実
際にはアメリカは固定ブロードバンドにおいて接続費用が最も高額な国なのです。
モバイル接続においてもアメリカは高額だと先程言いましたが、これは今でも上がり
続けています。モバイルだけでなく固定ブロードバンドにおいてもその通りです。固
定においても非常に高額で、日本で 0.04 ドルのところアメリカでは 0.53 ドルと 10
倍の値段です。10 倍ですよ。アメリカ人のみなさんは非常に遅い速度の通信に対して
10 倍の値段を払っているわけです。これは全く理想的な環境とは言えません。
一体なぜこんな事になっているのでしょうか?全体の 3 分の 1 の世帯はプロバイダー
として一つの会社しか選択肢がありません。これは独占ですね。残り 3 分の 1 は 2 社
から選べます。これは寡占です。独占にせよ寡占にせよ、料金は高止まりのまま、そ
して速度は遅いままです。アメリカ世帯の 3 分の 2 が独占か寡占の状況にあるわけで
す。コムキャストの合併について承認すべきか否かの議論がされていますが、この業
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界は設備投資を多く必要とするスケールビジネスですから、やはり承認されるべきだ
と思います。
これはあくまで私の意見です。ただこの事業は巨額の設備投資を必要とします。そん
な中、市場が独占や寡占状態であり、そして遅い速度の通信が 10 倍も費用がかかる
という現状を維持していいのでしょうか?我々には選択肢が必要です。
だからこそ、ここで私が手を挙げて、私が選択肢の一つになろうと言っているのです。
今日現在、モバイルブロードバンドは固定ブロードバンドの代わりにはなれていませ
ん。モバイルブロードバンドがまだ不安定だからです。 モバイルではまだ十分な速
度とパフォーマンスが固定回線に比べて提供できていません。ですが、これはスマー
トフォンやタブレット、Wi-Fi を通して家庭内の PC にも接続されています。Wi-Fi
を通して接続されているタブレット等の端末は、バックホールが固定であろうがモバ
イルであろうが関係なく、十分な速度と費用に見合ったパフォーマンスが出ればいい
はずです。
これまではモバイルの方が、速度が遅く、費用が高かったため固定の代替案とはなり
ませんでした。アメリカのモバイル通信の速度を比較してみましょう。アメリカのモ
バイル通信の速度は 1 秒当たり 2 から 11 メガビット。TeraGo の光ファイバーが
12 から 37、ケーブルもだいたいそれくらいです。日本では光ファイバーで 100 メガ
ビット、1 ギガビットを利用できます。アメリカでも光ファイバーは早くて安いと思
っていましたが、実際にはそうではありません。それでも依然としてモバイルのパフ
ォーマンスよりはよい状態です。ですから、モバイルはコムキャストやベライゾンの
固定サービスの競争相手とはなり得ない訳です。
それでも私は挑戦してみたいと思います。今日現在の固定の速度の 10 倍の速度をモ
バイルで提供したい。アメリカで提供されているケーブル平均速度が 1 秒当たり 50
メガビットですが、200 メガビットまで提供したいと考えています。先程ご覧いただ
いたビデオで我々の技術を見ていただきましたが、多くの基地局やセル展開が必要と
なります。巨額の設備投資が必要なのです。大きなスケールとたくさんのお金が必要
となります。
それでも私は挑戦したい。現在の独占や寡占の市場において、1 社か 2 社のプロバイ
ダーしか選択肢がないアメリカの 3 分の 2 の世帯に選択肢を提供したい。10 倍の速
度とより安価な料金で 3 社目として市場に参入し、日本で行ったのと同じようにアメ
リカの現状を変えたいと思っています。
私は今日、アメリカの現状を非難するために来たのではありません。私も既にこの市
場のプレーヤーでもあります。スプリントのオーナーとして、今自分で言っている事
を自分に対する非難として受け止めたいと思います。アメリカで事業を行う企業のオ
ーナーとして、状況を非難するのではなくその解決策を提供する義務があると思いま
す。私の責任として受け止めたいのです。
もう一度状況をマクロな目で見てみてください。競合他社を非難するのではなく、ア
メリカという国のために、広い視野で現状を見直しましょう。過去を紐解けば 18 世
紀にはイギリスが輝かしく君臨し、20 世紀にはアメリカがナンバー1 になりました。
この成功の鍵はなんだったのでしょうか?イギリスはかつて世界 GDP の 50%を占め
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ていました。しかしアメリカがナンバー1 の立場を勝ち取りました。このパワーシフ
トはどのようにして生まれたのでしょうか?
基本的な事は一つです。その時代のナンバーワンの技術を持つこと。どの国がリード
を取るのか、どの国がその時代の最高の技術に対応する最高のインフラストラクチャ
ーを持っているのか。スペインはかつて最大最速の船舶を所有し、世界でナンバー1
となりました。イギリスは蒸気機関でナンバー1 を勝ち取りました。アメリカは電気
で、自動車で、飛行機でナンバー1 を勝ち取っています。プレゼンテーションの冒頭
で申し上げた通り、アメリカは最も重要なインフラストラクチャーのほとんどでナン
バー1 をかつて手にしているのです。
しかし 21 世紀に最重要となるインフラストラクチャーは情報ハイウェイです。情報
ハイウェイはこれまでのどのインフラストラクチャーよりも重要となります。今、世
界で時価総額が 1 位の会社はどこですか?アップル、グーグル、フェイスブック、ア
マゾン、これらの企業はインターネット関連企業として世界のリーダーとなっていま
す。私が思うに、雇用を創出し GDP を増やし、医療や教育など生活全般を改善する最
も重要なインフラストラクチャーは間違いなく情報ハイウェイです。これこそが一番
重要なインフラストラクチャーであり、アメリカがこの重要なインフラストラクチャ
ーであるモバイルブロードバンドで再度リーダーシップを奪還できるのでしょうか?
できます。できるのです。私がここに今日来ているのは皆さんをがっかりさせるため
でも、皆さんを非難するためでもありません。我々はできるのです。問題は二つだけ。
遅い速度と高い値段です。問題はこれだけです。複雑な事でも何でもありません。た
った二つの問題を解決すればいいのです。まずは速度を上げましょう。世界でナンバ
ー1 となりましょう。競争で値段を下げましょう。見せかけの競争ではなく、真の競
争で戦いましょう。見せかけの競争では解決になりません。我々は政府のお金も必要
ないし、納税者からのお金も不要です。市場の状況を変えるだけで、真の戦いを持ち
込みさえすれば、もう答えは出ています。速度と低価格です。
今はその逆になっています。それをぜひ変えましょう。難しい話ではありません。シ
ンプルなことです。難しく考えすぎると答えが見つからなくなります。シンプルに考
えて、答えを導きだしましょう。そしてその答えに集中すること。これこそがまさに
私が今日お話ししたかった事です。
なぜ私がこんなに熱心なのか。それは私がこの国を第二の故郷と考えているからです。
ひょっとしたら第一の故郷になるかもしれません。自分の国籍が一体どこなのかよく
わかりません。私は韓国から日本に移民してきた貧しい家族のもとに生まれました。
大韓民国、その昔は中国でもあったところです。社会の最底辺の場所に移民し、日本
でも最も貧しい家族の一つでもありました。移民として社会の最底辺からスタートし
たわけですが、日本は単一民族の国でありましたから、我々の生活がどれほど厳しか
ったかはご想像の通りです。非常に閉鎖的な社会でもありましたから。
今ではもっと開かれた、より公平な社会になっています。時に近隣諸国と問題を抱え
てはいますが、それでも今の方がずっといい状態です。その当時の方がずっと厳しか
った。その当時は私の家族は非常に貧しかった。子供の頃に一度自殺を図ろうかと考
えた事があります。学生当時周りの同級生と違う私は日本人のふりをしていました。
韓国名ではなく日本姓を名乗っていました。非常に厳しい毎日でした。たとえ私が教
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育を受けて日本で一番の大学を卒業したとしても、就職活動で偽る事のできない自分
の実名を記載した履歴書を出して仕事に就く事ができるのだろうか?
これでは人生お先真っ暗だと思いました。私の父が病に倒れ吐血し病院の運ばれたと
き、母は泣きました。私の兄が当時 17 歳、私が 16 歳でしたが、兄は高校を中退し
て家族を支え始めました。私の家族全員が希望を失っていました。そのとき、父の主
治医に父はもう死ぬのか、と聞いたところ、いや、彼は生き延びるだろう、ただし簡
単な事ではないと答えました。
兄が高校を中退し家族を支え始めたとき、私は兄にも自分にも問いかけました。私も
同じように高校をやめるべきだろうか。そして私は 1 年生で高校をやめました。通学
したのはたったの 3 カ月。3 カ月で学校をやめたのです。ただすぐに地元で働き始め
るのではなくアメリカに渡る決断をしました。私より一つ年上の兄が短期的には家族
を支えてくれるだろう。しかし私も同じ事をしたところで長期的な解決策にはならな
いのではないか。そう思ってアメリカに留学する事に決めました。本当に一生懸命勉
強しました。一生懸命勉強する一方である事に気がつきました。この国にはいろんな
人種がいますが、それぞれが等しく公平に扱われていました。空が青いことに気がつ
いたのです。アメリカンドリームが私にも与えられたのです。いつか、いつかこのア
メリカで大学を卒業したら、私の本当の名前である韓国姓を隠す事なく名乗り、立派
な人間になろう、と。私が韓国姓を使う事で精神的に追いつめられている子供達がこ
れ以上自殺を図ったりしないように。
こういった人たちは人生の中で小さな光、小さな希望を持っています。自分の本当の
名前を明らかにして、かつ立派な人間になった人がいる。私はこういった弱者達に希
望をもたらしたい。そして私も大きくなり、やらなければいけないことはこれだけで
はない、これだけでは十分ではない、と思いました。限られた人たちの役に立つだけ
でなく、大勢の人、いや全ての人に役に立たなければいけない。
コンピューターサイエンスから勉強を始め、その後経済学を専攻しました。コンピュ
ーターは私に趣味でしたが、アメリカの技術を、そして科学を学び、ここアメリカで
発明されたコンピューター技術を学びました。そして今こそその恩返しをしたいと思
います。アメリカで受けた教育に本当に感謝し、アメリカンドリーム、起業家精神、
情熱、希望、これら全ての事に対する恩返しをしたいと思い、そうすると心に決めて
いました。
これはアメリカの皆さんのために行う事でもあり、また世界の皆さんのために行う事
でもあります。最高のお手本であり続けたアメリカこそがナンバー1 にふさわしいと
思っています。世界でも最も公平で開かれた国であります。正義を正義として語る事
ができる国、世界で最高の国です。私はアメリカを愛してやみません。ご清聴ありが
とうございました。
AMBASSADOR JOHN ROOS: 本日はマサのアメリカでの初めての講演にお集まり頂きまし
てありがとうございました。彼の特別なリーダーシップや我々の国に対するビジョン
を感じ取って頂けたと思います。本日は本当にありがとうございました。
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※一部訂正について(訂正日:2014 年 3 月 13 日)
・3 ページ目:「6 年前にボーダフォン日本法人を・・・」→ 8 年前
・3 ページ目:「オープンシグマにより・・・」→ オープンシグナル
Safe Harbor
This presentation includes “forward-looking statements” within the
meaning of the securities laws. The words “may,” “could,”
“should,” “estimate,” “project,” “forecast,” “intend,” “expect,”
“anticipate,” “believe,” “target,” “plan,” and similar expressions
are intended to identify information that is not historical in
nature. All statements that address operating performance, events
or developments that we expect or anticipate will occur in the
future - including statements relating to the network, SoftBank
Vision, Sprint Spark, subscriber growth, and statements expressing
general views about future results - are forward-looking
statements. Forward-looking statements are estimates and
projections reflecting management’s judgment based on currently
available information and involve a number of risks and
uncertainties that could cause actual results to differ materially
from those suggested by the forward-looking statements. With
respect to these forward-looking statements, management has made
assumptions regarding, among other things, the ability to
operationalize the anticipated benefits from the SoftBank, Sprint,
and Clearwire transactions, the development and deployment of new
technologies; efficiencies and cost savings of new technologies
and services; customer and network usage; customer growth and
retention; service, speed, coverage and quality; the timing of
various events and the economic environment. You should not place
undue reliance on forward-looking statements, which are based on
current expectations and speak only as of the date when made. We
undertake no obligation to publicly update or revise any forwardlooking statements, whether as a result of new information, future
events or otherwise, except as required by law. In addition,
forward-looking statements are subject to certain risks and
uncertainties that could cause actual results to differ materially
from our historical experience and our present expectations or
projections. Factors that might cause such differences include,
but are not limited to, those discussed in SoftBank and Sprint’s
public filings, including Sprint’s Annual Report on Form 10-K, its
Quarterly Reports on Form 10-Q and its other filings made with the
Securities and Exchange Commission from time to time. You should
understand that it is not possible to predict or identify all such
factors. Consequently, you should not consider any such list to be
a complete set of all potential risks or uncertainties.
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Statements Regarding Sprint
Any statements made herein regarding Sprint Corporation are made
by SoftBank solely in its capacity as an investor in Sprint. None
of such statements are made on behalf of or attributable to Sprint.
Any information contained herein regarding Sprint is subject to
any and all subsequent disclosures made by Sprint on its own
behalf. Neither Sprint nor SoftBank undertakes any obligation to
update the information contained herein in connection with any
subsequent disclosures made by Sprint, or to reflect any other
subsequent circumstances or events. Nothing contained herein may
be construed as an obligation on the part of Sprint to provide
disclosures or guidance on its own behalf.
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