要求仕様書 - 南牧村ホームページ

様式−4
土砂災害等防災情報提供システム
要求仕様書
平成 27 年 7 月
南牧村
1. 業務の概要及び特記事項
1.1
業務名
平成 27 年度社会資本整備総合交付金 (防災・安全) 事業
土砂災害等防災情報提供システム構築業務
1.2
目的
近年多発している局地的集中豪雨など災害は多様化しており、全国各地で土砂災害、
浸水被害などが多数発生している。また、近年地方自治体に求められる「避難勧告」
「避難指示」など迅速な判断が求められており、住民へよりきめ細やかな情報を迅速
で、より確実に提供する必要性が増大している。
きめ細かい防災情報を確実且つ正確に提供するため、村内にある 17 箇所の雨量計等
の情報を統合し、気象庁、国土交通省、長野県のデータの活用など、防災情報システム
機能強化を行なうとともに、村 CATV と連携し、データ放送等も活用した新たなシス
テムとして「土砂災害等防災情報提供システム」を構築することとした。
1.3
契約方法
簡易公募型プロポーザル方式による随意契約
1.4
業務内容
南牧村が所持、運営する、雨量・気温・風向風速・日照日射量などの気象観測システ
ム(以下、気象システム)7 局と、雨量・気温に限定した気象情報 10 局の観測データを
統合し、起伏が激しく、高低差がある南牧村に適した土砂災害等の防災情報を提供する
ため、関係機関(国土交通省、気象庁、長野県等)の情報を取り込み、以下の内容を行うこ
と。
(1) システムの構築
詳細設計
下記の 3 項目についてシステムの検討を行い、詳細設計書の作成を行うものである。
①
防災情報提供システムに関する機能及び機器の詳細仕様。
②
外部システムとの接続に関する詳細仕様
③
防災情報提供システムを利用した防災情報提供機能強化に関する詳細内容
(2) システムの運用
構築したシステムは平成 28 年 4 月運用開始
1.5
1.5.1
特記事項
業務実施体制
(1) 監督員
南牧村は、監督員を定め受託者に通知する。
(2) 配置予定技術者
受託者は、企画提案書で提案した配置予定技術者を村に通知すること。なお、業務
の履行期間中、村があらかじめ承諾した場合を除き、変更は認めない。
技術者は、監督員が指示する業務に関連する村の各部署及び外部の関係者と十分協
議の上、相互に協力し、業務を実施しなければならない。
1.5.2
業務の着手
受託者は、契約締結後 7 日以内に業務に着手しなければならない。着手とは業務
実施のために、監督員と協議を開始することをいう。
1.5.3
協 議
受託者は、着手時、詳細設計終了時、システム構築完了時、成果品納入前に協議を行う
こととする。また、協議時には、その都度協議記録を作成し、監督員の承認を得ることと
する。
また、詳細設計時および構築時については定期的な進捗確認、問題点の早期発見・解決
のため、1 週間に 1 度定期報告を行うこと。
1.5.4
業務計画書
(1) 受託者は、契約締結後 14 日以内に業務計画書を作成し、監督員に提出しなければな
らない。
(2) 業務計画書には、業務概要、実施方針、業務工程、組織体制、協議計画、成果品の
内容及び部数、使用する基準、連絡体制、その他必要な事項を記載することとする。
(3) 監督員の指示した事項については、受託者はさらに詳細な資料を提出しなければな
らない。
1.5.5
検 査
完了時の検査は、管理技術者が受けなければならない。完了時とは、平成 27 年度のシ
ステム構築業務完了時をいう。
1.5.6
貸与品
受託者から要請のあった資料については、業務実施において必要と認められ、貸与可能
な場合は貸与する。
1.5.7
成果品の部数
受託者は、全ての成果品について次の部数を提出すること。
・紙媒体 2 部
・電子媒体各 2 部(電子データは 2 次利用可能な形式とする)
成果品については下記のものを含めること。
・詳細設計書
・ハードウェア一覧 ・ハードウェア構成図
・ソフトウェア一覧 ・ソフトウェア構成図
・ネットワーク構成図
・他システム連携説明書
・試験計画書 ・試験結果報告書
・以降計画書
・運用計画書(運用設計書)
・協議記録、業務計画書、その他補足説明で用いた資料等
・その他、監督員から求められたもの
1.5.8
その他
本仕様書に定めのない事項等については、監督員と協議の上決定すること。
2. 業務仕様
南牧村の実施する入札制度を十分に理解した上で、以下の要件を満たしたシステムの詳細設
計・構築・運用を行う。なお、これらに要する費用について提案をすること。
2.1
防災情報提供システムの詳細設計・構築
以下に求める仕様で詳細設計を行うこと。作成した詳細設計に基づき構築を行うこと。
2.1.1
防災情報提供システムの概要と共通仕様
(1) 防災情報提供システムの概要
①
システムの名称
南牧村の気象情報を統合し、長野県、国土交通省、長野地方気象台が持つ雨量、
水位、画像、予測雨量、土砂災害危険度情報などを、利用可能な状態に加工したの
ち、南牧村の情報と連携させ、情報利用者に提供するシステムを「土砂災害等防災
情報提供システム」と呼ぶ。
② 防災情報提供システムで取り扱う情報
分類
情報名
情報元
定時情報
緊急情報
そ の他
雨量情報
南牧村、国土交通省、気象庁、長野県
降雨予報等
南牧村、気象庁等
土砂災害危険度(メッシュ)
南牧村、長野県
土砂災害危険度(スネークライン図)
南牧村、長野県
気象警報・注意報
気象庁
土砂災害警戒情報
気象庁・長野県
水位周知河川情報
国土交通省・長野県
避難勧告・指示情報
市町村
避難所情報
南牧村
災害対策本部設置情報
長野県・市町村
被害情報
長野県・市町村
緊急防災情報
長野県
基準値超過情報
長野県
啓発情報
南牧村・長野県
日頃より視聴されるための情報
南牧村
ハザードマップ
南牧村
イベント情報
南牧村・長野県
③防災情報提供システムの基本構成
防災情報提供システムは以下の 3 つの機能による構成とする。
・処理部・配信部・蓄積部
(2) 防災情報提供システムの共通仕様
本システムに求める共通仕様を以下に示す。
・防災情報提供システムからの情報伝達に要するタイムラグは最小限とすること。
・総務省が検討する「安心・安全公共コモンズ」(以下、コモンズ)への接続を前提と
すること。
・情報伝達における通信手順についてはコモンズ準拠フォーマット、TVCML 等、外
部システムとの通信が容易で、汎用性のある仕様とすること。
・
「TVCML についてはデジタル放送地域情報 XML 共通化研究会が策定しているフ
ォーマットを用いること。
・CATV、新聞社、ラジオなどのニュースソースとしての活用も想定すること。
2.1.2
処理部・配信部・蓄積部の機能とソフトウェアおよびハードウェアの仕様
(1)処理部の機能
処理部では外部から収集したデータの受信およびフォーマット変換を行い、
2.1.2(2),(3)で述べる配信部や蓄積部へのデータ送信を行うものとする。
以下の機能を有すること。
・国土交通省や気象台と接続し、データを収集する。
・長野県システムのデータを収集する。
・収集したデータをコモンズ準拠フォーマットに変換する。
・コモンズ準拠フォーマットのファイルを配信部へ送信する。
・収集したデータを用い、放送事業者等情報利用者にて利用が容易なグラフや分布図
などの画像(以下、標準画像)を作成する。
・作成した標準画像や静止画を蓄積部へ送信する。
①標準画像
標準画像は次の要件を満たすものとする。
・視聴者にわかりやすい簡略化したデザインとする。
・確定するデザインは、放送事業者と十分に協議すること。
・フォントや素材は、著作権などで情報利用者側に一切の費用負担が発生しないも
のを原則使用すること。
・放送事業者の編集・放送に利用可能な画像形式とすること。
(2)配信部の機能
配信部では主に処理部などで加工された防災情報データを受信し、情報利用者への
配信を行うものとする。また、情報利用者側の端末で動作する受信簡易ソフトウェ
アも詳細設計に含める。
・総務省が検討するコモンズの地域ノードに準拠すること。
・処理部からコモンズ準拠フォーマットのファイルを受信する。
・コモンズ準拠フォーマットのファイルを TVCML 等に変換する。
・TVCML 等を情報利用者に送信する。
(3)蓄積部の機能
蓄積部では処理部、配信部から送信されたデータの蓄積を行い、情報利用者向け
の防災情報 WEB を運用するものとする。
蓄積については標準画像については 1 ヶ月間、その他については 1 年間の保存を想
定している。なお、保存期間経過後のデータ削除機能を有するものとする。
データのバックアップ機能を有するものとし、保存期間経過後のデータのバックア
ップを行い、必要に応じて復元できる機能を有するものとする。
・配信部から送信される TVCML 等のファイルを受信する。
・処理部から送信される標準画像を受信する。
・受信データを蓄積する。
・収集したデータをデータベース化する。
・データおよび標準画像が閲覧できる防災情報 WEB を提供する。
・蓄積した標準画像は接続先から取得できるようにする。
防災情報 WEB は次の要件を満たすものとする。
・構築する WEB サイトは InternetExplorer など原則として一般的な WEB ブラウ
ザで閲覧可能とすること。
・構築する WEB サイトでは、防災情報提供システムで取り扱う全ての情報が閲
覧、手動取得できること。
・WEB サイトの構成は情報利用者が利用しやすい様に工夫すること。
(4)ソフトウェア
ソフトウェア作成においては以下の点に留意すること。
・高可用性(24 時間 365 日の稼働)
・処理性能(遅延無く動作する)
・セキュリティ(脆弱性のないソフトウェア)
・例外処理(異常値等の取り扱い)
・ログ、アラート(適切なログやアラートの発生)
(5)ハードウェア
2.1.2(1)∼(3)の機能を踏まえ、防災情報提供システムに必要な機器仕様を設定するこ
と。
・本システムの設置場所について検討すること。
・本システムは、処理部、配信部、蓄積部と多岐にわたる。すべての機能において
十分に性能を確保出来るようにハードウェアの検討を行うこと。
(6)その他
・将来的な利用データの増加を想定した、システムの拡張性を確保できること。
・南牧村セキュリティポリシーを順守すること。
・不正アクセス及びコンピューターウイルス等への適切なセキュリティ対策を講じ
ること。
・セキュリティ確保のための機能を明確にし、関係者で共有するために文書化する
こと。
2.1.3 外部システムとの接続仕様
外部機関とのデータ交換のため、外部システムとの接続に用いる回線や必要な機
器の詳細を検討すること。また、放送事業者等情報利用者とシステムを接続する回線の
選定および接続費用の見積を行うこと。なお、防災情報の緊急性から、利用者への情報
伝達が遅滞しない速度を常時確保すること。
2.1.4 防災情報提供システムを利用した防災情報提供機能構築
今回業務で構築する防災情報提供システムを利用した以下のサービスについて、詳
細設計を行うこと。また、作成した詳細設計に基づき構築を行うこと。
(1)防災情報ステーション(仮称)
・利用者向けの情報参照 WEB サイトをインターネット公開用として構築する(公開用
の蓄積部を構築する)。ただし、標準画像のサイズ等はインターネット公開に適した
ものとする。
・WEB サーバへの負荷を考慮すること。
(2)メール、携帯サイト
・防災メール、携帯サイト(アプリ等)を構築する。
・防災情報提供システムを利用し、雨量メール、水位メール、土砂災害危険度メール
避難勧告、避難指示などの防災情報のメール送信を行う。
・メールおよび携帯サイトを連携させたシステムとすること。
・テスト環境を十分に考慮すること。
・今後の仕様拡張(複雑条件など)のメール配信を考慮すること。
(3)南牧村ケーブルテレビ(YKTV)
・防災情報提供システムを利用し、YKTV に防災情報をデータ放送として発信する。
・アラート機能などの想定し、緊急時に適切に視聴できるよう工夫する。
・データ放送視聴までのタイムラグをできるだけ短くする。
・データ放送内容の再構築
・緊急時に操作が煩雑にならぬよう、日頃から視聴され、使い勝手の良い内容とする。
【別 図】