概要書 株式会社 大和総研ビジネス・イノベーション 目 次 1 紹介....................................................................................................................................................................2 2 機能一覧 ............................................................................................................................................................3 3 全体構成 ............................................................................................................................................................4 4 機能説明..............................................................................................................................................................5 4.1 ワークシート .............................................................................................................................................. 5 4.1.1 リスク分析..................................................................................................................................... 6 4.1.2 キャラクター分析.........................................................................................................................7 4.1.3 種別分析........................................................................................................................................ 8 4.1.4 キャッシュフロー分析.................................................................................................................9 4.1.5 シナリオ分析............................................................................................................................. 10 4.1.6 リスクグラジエント................................................................................................................. 12 4.1.7 個別銘柄サマリー..................................................................................................................... 13 4.1.8 最適ポートフォリオ構築......................................................................................................... 14 4.1.9 銘柄検索 .................................................................................................................................... 15 4.1.10 売買リスト作成..................................................................................................................... 16 4.2 時系列分析 ............................................................................................................................................ 17 4.2.1 ファンド分析............................................................................................................................. 17 4.2.2 シミュレーション..................................................................................................................... 23 4.3 マーケット分析..................................................................................................................................... 24 4.3.1 イールドカーブ分析................................................................................................................. 24 4.3.2 種別スプレッド分析................................................................................................................. 24 4.3.2 種別スプレッド分析................................................................................................................. 25 4.3.4 DBI分析................................................................................................................................. 26 4.3.4 DBI分析................................................................................................................................. 27 4.4 DBマネージャー................................................................................................................................. 28 4.4.1 データ更新................................................................................................................................. 28 4.4.2 データ登録................................................................................................................................. 28 5 利用可能データについて ............................................................................................................................. 29 5.1 データの概要.......................................................................................................................................... 29 5.2 ご利用可能な項目一覧.......................................................................................................................... 29 6 稼働・通信環境............................................................................................................................................. 30 7 ご利用料金 .................................................................................................................................................... 30 1 紹介 Poet-SB は、円貨債券のポートフォリオ分析、構築、入れ替え、要因分解、シミュレーション等を行 うパソコン上のソフトです。債券ポートフォリオのリスク分析、ポートフォリオの構築、運用状況の要 因分解、運用ストラテジーの検証等にご利用いただけます。 Poet-SB は、独自のイールドカーブモデルとイールドカーブリスクモデル、スプレッドリスクモデル、 スペシフィックリスクモデルを搭載していますので、債券ポートフォリオのリスクを適確に捉えること ができます。 主な特徴 バージョンアップした高度なモデルを搭載 従来のFIRM®リスクモデルを大幅にバージョンアップした、FIRM®2リスクモデルを 搭載しています。 FIRM®2リスクモデルは、イールドカーブファクターにキーレートデュレーションを導入 し、さらに事業債の格付け採用等によるスプレッドファクターの充実をはかりました。 (※)FIRM(Fixed Income Securities Risk Management System)は、大和証券キャピタ ル・マーケッツが開発したリスクモデルの名称です。FIRM®は大和総研ホールディングスの登録 商標です。 多様かつ充実した分析メニュー FIRM®2リスクモデルに基づいたリスク分析やキャラクター分析が行えます。 二次計画法(QP)を用いた最適化の機能が組み込まれており、FIRM®2を利用した精度 の高い各種ファンドの構築、リバランスが可能です。 想定したイールドカーブの変化に加えて、種別スプレッドや個別銘柄のスプレッドを想定した シナリオ分析ができます。 債券の属性やキャラクターを用いた銘柄のスクリーニング(銘柄検索)が可能です。 FIRM®2リスクモデルに基づいた要因分析(アトリビューション分析)のほか、デュレー ションによる方法、配分比率による方法と3つの分解方法を備えています。 複数ポートフォリオの要因分解を連続して行うことができます。 運用ストラテジィに基づいたシミュレーション(バックテスト)機能を搭載しています。 イールドカーブや種別スプレッド等の債券マーケットの分析が可能です。 最新の使用環境に対応 Windows2000 に加え、XP にも対応しています。 ユーザーインターフェースに Microsoft Excel を使用していますので、Microsoft Excel の機能 を効率的に利用できます。 データベースをネットワーク上において利用することができますので、複数台ご利用の場合デ ータの更新負担が大幅に軽減されます。 Microsoft Windows は米国 Microsoft Corporation の登録商標です。 Excel は米国 Microsoft Corporation の製品です。 2 機能一覧 項 言語 対象国 対象銘柄 機能項目 提供データ リスクモデル リスク分析 要因分解法 その他の機能 目 概 要 日本語 日本 確定利付円貨債 ワークシート • リスク分析 • キャラクター分析 • 種別分析 • キャッシュフロー分析 • リスクグラジエント • 個別銘柄サマリー • 売買リスト作成 • シナリオ分析 • 最適ポートフォリオ作成 • 銘柄検索 時系列分析 • ファンド分析(アトリビューション) • シミュレーション マーケット分析 • イールドカーブ分析 • 種別スプレッド分析 • 個別スプレッド分析 • DBI分析 データベースマネージャ • データ更新 • データ登録 コードマネージャー • コード変換テーブルの作成 ① 銘柄マスターデータ ② 月次データ ③ モデルデータ ④エクスポージャ ⑤種別データ ⑥格付データ FIRM®2リスクモデル イールドカーブファクターエクスポージャ スプレッドファクターエクスポージャ リスクサマリー トータルリスク分解 アンシステマテックリスク分解 トラッキングエラー分解、トラッキングエラー分解2 FIRM®2リスクモデルに基づく分解 デュレーションによる分解 配分比率による分解 ユーザーによる銘柄・年限区分・種別・インデックスの各登録 3 全体構成 ワークシート 時系列分析 リスク分析 ファンド分析(アトリビューション) キャラクター分析 シミュレーション 種別分析 キャッシュフロー分析 リスクグラジエント マーケット分析 個別銘柄サマリー イールドカーブ分析 売買リスト作成 種別スプレッド分析 シナリオ分析 個別スプレッド分析 最適ポートフォリオ作成 DBI分析 銘柄検索 データベースマネージャ データ更新 データ登録 4 機能説明 4.1 ワークシート ポートフォリオをクロスセクションで分析します。同時に複数のワークシートを開くことが できるので、比較等が容易に行えます。 【ワークシートの例】 表示項目もユーザーの指定で 選択・並び替えができます。 4.1.1 リスク分析 【リスク分析 帳票1 の例】 ポートフォリオのリスクをトータルリスク、アンシステマテックリスク、トラッキングエラ ーの各分解で表示します。 【リスク分析 帳票2 の例】 各リスクファクターに対するエクスポージャとリスク分解を行います。 リスク分解では、トータルリスクの分解とトラッキングエラーの分解を表示します。 4.1.2 キャラクター分析 ポートフォリオのキャラクター値を表示します。 【キャラクター分析の例】 4.1.3 種別分析 ポートフォリオの種別をベンチマークと比較して表示します。 【中分類による構成比分析の例】 【小分類による構成比分析の例】 4.1.4 キャッシュフロー分析 ポートフォリオのキャッシュフロー(償還金と利金の合計)を指定の年限で表示します。キ ャッシュフローのほか、額面・時価総額加重・利金のみと様々な表示が可能です。 【短・中・長3区分による時価総額構成比分析の例】 【ユーザー設定年限による時価総額構成比分析の例】 4.1.5 シナリオ分析 イールドカーブの複雑な変化を想定して、将来時点のポートフォリオのリターンを試算しま す。ユーザー設定のイールドカーブのほか、過去のイールドカーブを利用することもできます。 また、イールドカーブの変化のみならず、種別スプレッドや個別銘柄のスプレッド変化を想定 することもできます。 【シナリオ登録の例】 【シナリオ分析結果の例】 4.1.6 リスクグラジエント リスクグラジエントとは、組み入れ比率を変化させた時のリスクの変化量を表します。 リスクグラジエントの対象関数は、トータルリスク(RGTR)、アンシステマテックリスク (RGUR)、トラッキングエラー(RGTE)の 3 つです。 個別銘柄のリスクグラジエントでは、各銘柄を 1%買い増したときのリスク量の変化を、上 位 10 位と下位 10 位をそれぞれランキングで表示することができます。 【リスクグラジエントの例】 リスクグラジエントは、ワークシートの 表示項目としても表示することができま す。 4.1.7 個別銘柄サマリー 個別銘柄サマリーでは、ワークシート上の個別銘柄の主要な詳細情報を見ることができます。 ワークシートの銘柄コードをダブルクリックするだけで、同じ画面が見られます。 【個別銘柄サマリーの例】 4.1.8 最適ポートフォリオ構築 リスクとリターンのトレードオフを考慮した、二次計画法(QP)による高度な最適化が可 能です。トラッキングエラーを最小にするインデックスポートフォリオの構築やリスクをコン トロールしながら期待収益を最大にするアクティブポートフォリオの構築も可能で、ポートフ ォリオの新規構築・リバランスともに行えます。 また、追加資金の設定、回転率、組み入れ制限、個別銘柄の売買制限や売買コストを指定す ることができます。 ファクター制約、種別制約、残存年限制約、個別制約等さまざまな条件の設定が可能です。 4.1.9 銘柄検索 Poet-SB で提供する項目での複雑な検索が可能です。検索結果をポートフォリオ分析や最適 ポートフォリオ構築で利用できます。 SQL による銘柄選択方法に加え、銘柄コードによる選択が可能になり、利便性が高まりま した。 4.1.10 売買リスト作成 ポートフォリオ同士での売買リストの作成が容易に行えます。 【リバランス結果の例】 4.2 時系列分析 ポートフォリオを時系列で分析しリターンを分解したり、特定のストラテジィで運用した場 合のパフォーマンスをシミュレーションすることで、運用方針決定の支援等を行います。 4.2.1 ファンド分析 複数ファンドを連続して要因分解する事ができます。 要因分解の方法は、「FIRM®2リスクモデルによる方法」、「デュレーションによる方 法」と「配分比率による方法」の3つを備えており、自由に選択することが可能です。 リターン表示はトータルリターンと超過リターンの2つ、リターン計算は月次モードと累積 モードの2つがあります。(「配分比率による方法」では、超過リターンのみです。) 分解方法 FIRM®2リスクモデル による分解 デュレーションによる分解 配分比率による方法 リターン表示 トータルリターン 超過リターン 月次モード 月次モード 累積モード 累積モード 月次モード 月次モード 累積モード 累積モード 月次モード 累積モード 【FIRM®2リスクモデルによる分解の例】 期初のリスクや期初ベータを合わせて表示することができます。 時系列詳細では、銘柄数や回転率も表示可能です。 トータルリターン、超過リターンとも寄与度上位・下位各5銘柄を表示することができます。 【デュレーションによる分解の例】 ポートフォリオとインデックスの期初修正デュレーションやその差を合わせて表示することができま す。 【配分比率による分解の例】 超過リターンの源泉を残存年限選択、種別選択、銘柄選択に分解することができます。 4.2.2 シミュレーション 特定のストラテジィで運用した場合のパフォーマンスを検証するためのシミュレーション を行えます。シミュレーションでは、銘柄検索と最適化を駆使したバックテストが可能です。 また、不定期なリバランス設定や、リバランス時のコストテーブルを設定してコスト要因を分 けることができます。 シミュレーション結果は、ファンド分析と同様3つの要因分解で分析することが可能です。 4.3 マーケット分析 4.3.1 イールドカーブ分析 JGB 及びスワップレートについて、スポットレート、フォワードレート、パーイールド の3種類で時系列及びクロスセクション双方の分析ができます。 4.3.2 種別スプレッド分析 種別のスプレッドをJGBまたはスワップレートを基準に分析します。クロスセクション及 び時系列の双方で分析ができます。 国内事業債の格付ごとのスプレッドを分析することも可能です。 4.3.3 個別スプレッド分析 個別銘柄のスプレッドをJGBまたはスワップレートを基準に分析します。クロスセクショ ン及び時系列の双方で分析ができます。 対象銘柄をファイルから選択したり、銘柄検索を行いながら選択することができます。 4.3.4 DBI分析 指定期間の DBI の指数を分析できます。 4.4 DBマネージャー 4.4.1 データ更新 データ更新では、直近営業日の価格関連データが更新できます。 4.4.2 データ登録 銘柄や種別、年限、インデックスユーザーが登録することができます。ユーザー登録銘柄で は国債やスワップとのスプレッドによる時価算出方法を指定することもできます。 5 利用可能データについて 5.1 データの概要 項目 導入時 導入後 利用可能データ等 (DBI 評価値をご利用の場合) 92年1月以降の月次データ (DBI 評価値は当社都合によりご提供できない場合があります。) (売買参考統計値をご利用の場合) 95年 5 月以降の月次データ インターネットによる更新 5.2 ご利用可能な項目一覧 5.2.1 銘柄マスターデータ 銘柄名、クーポン、償還日、発行日、発行価格、発行額、利払日 等 5.2.2 月次データ 価格、経過利子、直利、単利、複利、残存年数、修正残存年数、デュレーション、 修正デュレーション、コンベックシティ、PVBP、残存額、時価総額、フルプライス 等 5.2.3 モデルデータ 理論価格、理論価格乖離率、イールドカーブスプレッド、トータルリスク、スペシフィック リスク、ベータ、レベル、スティープネス、カーベチャー、セータ、レベルエクスポージャ、 スティープネスエクスポージャ、カーベチャーエクスポージャ、リスクグラジエント (MODE 1~3) 等 5.2.4 エクスポージャ キーレートデュレーション 短期デュレーション、中期デュレーション、長期デュレーション、超長期デュレーション スプレッドリスクデータ 国債 10/20/30 年、国債 2/3 年、国債 4/5/6 年、国鉄承継国債 東京都、六大都市(除く東京都)、その他地方債 公営企業、道路、その他政保債 興銀、長銀、日債銀、商中、農中、全信連、東京三菱 電力、NTT、事業債(格付けなし)、事業債(AAA 格)、事業債(AA+格)、 事業債(AA 格)、事業債(AA-格)、事業債(A+格)、事業債(A 格)、 事業債(A-格)、事業債(BBB+格)、事業債(BBB 格)、事業債(BBB-格)、 事業債(BB+格以下)、円建外債、減債条項 5.2.5 種別データ 大分類、中分類、小分類 5.2.6 格付データ ワースト格付(国内)、格付機関(国内) 6 稼働・通信環境 OS Windows 2000 Pro、XP Pro/Home(各日本語版) CPU PentiumⅡ 800 MHz 以上推奨 メモリー 256MB 以上推奨 ハードディスク容量 プログラム 20MB+データ 50MB/年+実行時のスワップスペース (DBI 評価値・最適化使用の場合約 650MB、売買参考統計値使 用の場合約 500MB 程度必要です。(2004 年 2 月現在)) アプリケーション Microsoft Excel 97/2000/2002 (各日本語版)必須 CD-ROM 必須 データ更新環境 Microsoft Internet Explorer 5 以上がインストールされており、 インターネットにアクセスが可能であることが必須 注)ご使用に際しては、「Power Users」以上の権限を持つユーザーアカウントでログオン していただくことが必要です。 7 ご利用料金 ご利用料金につきましては、ご利用いただきます機能や条件等で異なります。 具体的な金額につきましては、大和総研ビジネス・イノベーションまでお問い合わせください。 Poet - SB 概要書 本資料は弊社の提供するシステムの参考となる情報提供を目的としたもので、投資勧誘を目的として作成 したものではありません。ここに掲げる情報およびデータは、システムをご理解いただくためのものであり、 当社はその正確性、完全性に関する責任を負いません。銘柄の選択、投資に関する最終決定は、お客様ご自 身の判断でなさいますようにお願い致します。なお、本仕様およびご利用料金等は予告なく変更される場合 があります。
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