Xupper 用語集

Xupper 用語集
Xupper 用語集
英数字
BFD フローツール
ビジネスフロー図に設計するフローオブジェクトの元となる絵(イメージ)のこと。
BFD フローツールは、Xupper にあらかじめ登録されている「システムツール」(帳票出力系プロセス、画面入
力系プロセス、画面照会系プロセス、バッチ更新系プロセス、人間作業系プロセス、リソース系データ、イベ
ント系データ、ソースコネクタ、ターゲットコネクタ、ビジネスルール、ビジネスフロー図)と、システムごとに設
定できる「ユーザーツール」に大別されます。
システムツールは、サイズの変更やイメージファイルの編集はできますが、名前の変更、削除はできません。
ユーザーツールは、自由に編集でき、システムごとにカスタマイズできます。
BFD フローツールには、管理用データベースに設定することによって、システム作成時の初期値となる「全
社標準 BFD フローツール」と、システムごとに設定する「BFD フローツール」があります。
BFD フロールール
ビジネスフロー図に設計するフロー線は、From 側と To 側のフローオブジェクトの組み合わせごとに、追加
を許すか許さないか、追加を許すとしたら線種は実線か点線か、という制限を設けています。
このフローオブジェクトの組み合わせごとに設定されたフロー線の制限が BFD フロールールです。
BFD フロールールは、フローオブジェクト間への間違ったフロー線の追加を防止します。
BFD フロールールには、管理用データベースに設定することによって、システム作成時の初期値となる「全
社標準 BFD フロールール」と、各システムに設定する「BFD フロールール」があります。
BP(Business Procedure)
DLCP の 1 種で、プログラムロジックの流れ制御や判定などを行う複合部品。
DAP と異なり内部に IF 文などの制御構造を持ちます。
CRUD
プロセスとエンティティの更新関係を表す記号。
Create(作成)、Retrieve(参照)、Update(更新)、Delete(削除)の頭文字をとって CRUD(クラッド)と呼びます。
CRUD は、フィールド更新仕様のタイトルごとに設定します。
DAP (Data Access Procedure)
DLCP の 1 種で、データ(テーブル)に直接アクセスし、IF 文などの制御記述がなく、1 つの SQL 文で処理可
能な部品。
エンティティに所属する情報として、作成、参照、更新、削除の 4 種類定義できます。
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DLCP (Data Life Cycle Procedure)
DAP と BP の総称。
DLCP は、データを操作する処理(作成、参照、更新、削除)の重複記述を排除するための部品です。
IPO オブジェクト
IPO オブジェクトは、Xupper に不足しているオブジェクトや、システム固有の共通定義情報を定義するオブ
ジェクトです。 IPO 管理で編集します。
IPO オブジェクトは、他の XupperII のオブジェクト(エンティティ、フィールド等)と同じように IPO ルーチンの
処理記述に埋め込む(参照する)ことができます。
処理記述に IPO オブジェクトを埋め込む(参照する)ことで、オブジェクトの影響範囲をクロスリファレンスに
より調査でき、処理記述に直接テキストで共通定義情報などを入力するよりカスタマイズしやすくなります。
IPO オブジェクトタイプ
IPO オブジェクトを分類するフォルダです。 IPO 管理で編集します。
IPO 参照オブジェクト
IPO ルーチンの処理記述に Xupper のオブジェクトを埋め込む(参照する)場合に、メインルーチン単位に登
録される XupperII のオブジェクトです。
処理記述に Xupper のオブジェクトを埋め込む(参照する)には、一旦この IPO 参照オブジェクトとして IPO
ルーチンに登録する必要があります。
IPO 分類
未接続の IPO ルーチンを意味付けするための分類です。IPO 管理で編集します。
IPO ルーチン
IPO ルーチンは、処理を定義するオブジェクトです。
プロセスの処理、デバイスの処理、GUI フォームの処理、および左記のいずれにも属さない共通の処理を
定義します。
IPO ルーチンのタイトルや概要は IPO 管理で、処理の内容は IPO エディタで処理記述として編集します。
※ IPO 管理では、IPO ルーチンを定義するオブジェクト(プロセス、デバイス、GUI フォーム)を
「親オブジェクト」と呼んでいます。
※ 親オブジェクトに紐づかない IPO ルーチンは「未接続の IPO ルーチン」と呼んでいます。
IPO ルーチンには、メインルーチンとメインルーチン内に作成するサブルーチンの 2 つのタイプがあります。
メインルーチンは各親オブジェクトに 1 つ定義できます。また、未接続の IPO ルーチンとして複数のメインル
ーチンを定義できます。
サブルーチンは各メインルーチンに複数定義できます。
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ア
アクション(GUI フォーム設計)
GUI フォーム設計でイベントを追加した場合に、そのイベントにより発生する各コントロールが取りうる動作
のこと。
Xupper では、実装時のイベント単位の処理内容はイベント仕様に記述します。
アクションはあくまでもプロトタイプを実行した時の動作を規定するものです。
従って実装時のイベント単位の処理とは必ずしも一致しません。
アナリスト
ユーザークラスの 1 つ。
システムのマネージャのみが実行できるシステムの管理機能以外の機能が実行できるユーザークラス。
システムの管理機能とは、「Xupper メニュー」の「管理者」メニューに格納されている 7 つの機能のことです。
アプリケーション・エリア
アプリケーション・エリアは、エンティティ関連図を設計するダイアグラムと、そのエンティティ関連図に追加
するエンティティを管理する単位です。
アプリケーション・エリアは任意に設定でき、あるひとつのエンティティを複数のアプリケーション・エリアに登
録することも可能です。
アプリケーションメッセージ
DLCP の BP の処理が正常に終了した時に表示するメッセージ。
1 つの BP につき 1 件設定できます。
イベント(GUI フォーム設計)
ユーザーの操作等(他のシステムからの入力やシステムクロック上で一定期間経過した時)によりオブジェク
トごとに発生する各種事象のこと。
通常、イベント駆動型のアプリケーションではイベント単位に処理を記述します。
GUI フォーム設計の Form、Menu およびコントロールに定義します。
例) ボタンに対するイベント:OnClick
イベント系エンティティ
エンティティの 1 タイプ。
トランザクションデータを格納するファイルのこと。
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イベント接続線
イベントが設定されている GUI フォームまたはコントロールから、そのイベントによりアクションが実行される
GUI フォームまたはコントロールに引かれている矢印付きの線のこと。
エンティティ
企業(事業体)が業務を遂行する上で必要となる管理対象データのことで、データを蓄積する対象物のこと
です。
Xupper のエンティティには、以下の 2 つの分類(エンティティタイプ)があります。
・リソース系エンティティ
・イベント系エンティティ
エンティティ状態
エンティティの リレーションの最小カージナリティが任意の場合、およびエントリーフィールドの関連特性が
条件付きの場合に、そのリレーションおよびエントリーフィールドが存在するための必須条件のことをエンテ
ィティ状態と言います。
Xupper では、エンティティ単位に該当条件をテキストとして登録します。
エントリーフィールド(エンティティ)
各エンティティの属性フィールドのこと。
識別子(キー項目)と属性項目の 2 つのタイプがあります。
オブジェクト
Xupper では設定できる部品を総称してオブジェクトと呼んでいます。
例えば、ディクショナリでは「ドメイン分類」、「ドメイン」、「コンディション」、「フィールド」が編集できますが、こ
れらすべてが「ドメイン分類というタイプのオブジェクト」、「ドメインというタイプのオブジェクト」、「コンディショ
ンというタイプのオブジェクト」、「フィールドというタイプのオブジェクト」です。
親コントロール
GUI コントロールは、対象となるフォームまたはコントロール上にのみ追加できますが、このコントロールを追
加できるコントロールを、Form も含めて親コントロールと言います。
Xupper の GUI コントロールのうち、親コントロールとなれるのは、「Form」、「GroupBox」、「Panel」、
「TabNotebook」、「ControlGrid」、「ListView」の 6 種類のみです。
この中で、ControlGrid および ListView のカラムはデータコントロールのみ追加可能です。
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カ
外部キーフィールド
上位エンティティからリレーションにより取り込まれてくるフィールドのこと。
リレーションにより取り込まれるエントリーフィールドは上位エンティティの識別子(キー)のみです。
外部プロセス
GUI フォーム設計に追加できるオブジェクトの 1 種で、他のプロセスとのイベント接続を定義するためのオブ
ジェクト。
プロトタイプ実行で他のプロセスのフォームを実行できます。
拡張表示属性
エンティティとエントリーのプロパティの一種です。
エンティティ関連図に表示されるエンティティとエントリーの見せ方を変更する場合に、エンティティ関連図
のエディタ領域に表示しているエンティティ、エントリーに対して設定します。
●種類
対象
拡張表示属性
エンティティ
エントリー
プレゼンテーション・レベル
未設定、0~9 レベル
未設定、0~9 レベル
フォントスタイル
太字、斜体、下線、取り消し線
太字、斜体、下線、取り消し線
フォント
色
色
背景
色
-
枠
色
-
影
デフォルト、なし、近、遠
-
プレゼンテーション・レベルは、ダイアグラムのプロパティでプレゼンテーション・レベルの表示範囲を設定
することで、エンティティとエントリーの表示、非表示の切り替えが可能です。
管理者 ID
管理用データベースを管理するユーザーID。
管理用データベース作成時に設定します。
管理者 ID は Xupper コンソールで管理用データベースに管理者モードで接続する場合に使用します。
管理者モードで管理用データベースに接続すると、Xupper コンソールのすべての機能を実行できます。
管理用データベース
システムとユーザー情報およびシステム作成時のデフォルトとなる全社標準情報(BFD フローツール、BFD
フロールール、印刷レイアウト)を管理するためのデータベースです。
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管理用データベース
システムとユーザー情報、およびシステム作成時の初期値となる情報(BFD フローツール、BFD フロールー
ル、印刷レイアウト)を管理するためのデータベースです。
キーコード
管理用データベースのセキュリティを高めるために、管理用データベースごとに任意に設定するパスワード
です。
管理用データベースにキーコードを設定すると、Xupper 管理者で管理用データベースにログインするとき
に、[管理者 ID]と[パスワード]以外に[管理用データベースのキーコード]の入力が必要になります。
特に Oracle 環境で使用している場合、全ての管理用データベースの管理者 ID が「XUPADM」になるため、
どの管理用データベースにも Xupper 管理者としてログインできてしまいます。キーコードを設定することで
ログインできる管理用データベースを制限できるようになります。
共通テキスト
共通テキストは、デバイス設計の編集仕様、チェック仕様、GUI フォーム設計のイベント仕様、編集仕様、チ
ェック仕様、およびフィールド更新仕様の仕様欄に、よく入力する仕様を予め登録しておく場合に使用する
オブジェクトです。
共通テキストは、仕様の入力補助になるばかりでなく、統一化された仕様を定義する場合にも有効です。
共通見出しテキスト
ビジネスフロー図の見出しカラムのテキストとして参照するオブジェクトです。
共通見出しテキストを参照している見出しカラムは、共通見出しテキストの変更が即時に反映されます。
禁止用語
参照 : 用語
クエリー
Xupper のリポジトリ検索機能で、設計情報が格納されているリポジトリから SQL 文により直接データを検索
する場合に、検索に使用する SQL 文を定義するオブジェクトです。
参照 : 定型クエリー
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クエリーAPI
Xupper のリポジトリのデータを、外部の他のプログラムから呼び出すための関数群です。
クエリー(SQL 文)では検索できないデータも、クエリーAPI を利用して短いプログラムを記述することで、必
要なデータを取り出すことができます。
XupperII の定義情報を元に、「独自のドキュメントを作成する」、「任意のデータベースに対する DDL を生
成する」、「下流ツールへのブリッジ機能を開発する」等を実現します。
クエリーAPI の使用例として、「クエリーAPI サンプルアプリケーション」を提供しています。
クエリーAPI サンプルアプリケーションは、コーディング数を軽減するために、標準のクエリーAPI を VBA で
2 段階にラッピングした関数を使用して作成しています。
アプリケーションプログラム
最上位ラッパー関数
中間ラッパー関数
クエリーAPI
Oracle
SQLBase
OCI
C/API
Oracle
SQLBase
クロスリファレンス
オブジェクト・ナビゲータの 1 機能で、オブジェクトの参照関係を表示します。
クロスリファレンスはオブジェクトの変更による影響範囲を調査する場合に有効です。
例えば、開発の途中で開発の基本ルールとしていたビジネスルールの内容が変更になったとします。
この様な場合、このビジネスルールを参照している各設計情報にも何らかの変更が発生することが考えら
れます。
そこでクロスリファレンスを使用して、変更になったビジネスルールを参照している設計を検索し、影響範囲
を調査して、修正が必要な設計を各 Xupper の機能を使用して修正します。
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コネクタ
フローオブジェクトの入出力接続子のこと。
ソースコネクタ
ターゲットコネクタ
コンディション
コンディションとは、フィールドの取り得る値、または値の範囲を指定するものです。
コンディションには「VAL」、「CMP」、「RNG」の 3 つのタイプがあります。
フィールドタイプが「STS」の場合は「VAL」タイプ、「STS」以外の場合は「CMP」と「RNG」タイプを指定できま
す。
タイプ
内容
演算子
コンディション値の例
VAL
固有値
なし
‘1’,‘A’
CMP
値の比較
GT,LT,GE,LE,EQ,NE
2000,‘AT0023’
RNG
範囲
なし
1001~9999,‘A’~‘Z’
コントロール
GUI フォーム設計に使用する Button や Edit のこと。
コントロールはフィールドとは無関係のコントロールと、フィールドを参照するコントロールがあります。後者
のコントロールを Xupper では特にデータコントロールと呼んでいます。
サ
最下層プロセス
ビジネスフロー図(BFD)における業務プロセス(帳票出力系、画面入力系、画面照会系、バッチ更新系、人
間作業系)に対応し、プロセス階層図のサブシステムおよびプロセスのどちらにも追加できるプロセス。
最下層プロセスには、「ビジネス要求定義(機能概要)」、「機能定義」、「デバイス」、「GUI フォーム」、「バッチ
処理 DLCP」、「CRUD」および「詳細仕様」を定義できます。
サブシステム
大規模システムの開発では、システムを複数の小さなシステムに分けて管理し、設計していく場合がありま
す。
この様な場合に分ける小さなシステムがサブシステムです。
Xupper ではシステム直下のフォルダをサブシステムと呼んでいます。
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サブルーチン
参照 : IPO ルーチン
システム・アプリケーション・エリア
すべてのエンティティとリレーションの関連を統括するアプリケーション・エリアのこと。
各アプリケーションエリアに追加されたエンティティとリレーションは、このシステム・アプリケーション・エリア
(SYS)に同時に追加されます。
システム・アプリケーション・エリアはシステムに 1 つで、削除はできません。
システムユーザー
システム内のデータにアクセスすることができるユーザーをシステムユーザーと呼びます。
システムユーザーには「マネージャ」、「アナリスト」および「ビューワー」というユーザークラスがあり、ユーザー
クラスによってシステムに対する実行可能な機能が異なります。
実装(実装オブジェクト)
要件の解決策を実現するオブジェクトです。
実装オブジェクトには、プロセス、デバイス、GUI フォーム、エンティティ、フィールド、ビジネスルールおよび
詳細仕様を定義できます。
シノニムフィールド
シノニム(異音同義語)フィールドとは、名称以外のすべての属性が、他のフィールドと同一のフィールドのこ
とを指します。
Xupper では、従属リレーション、参照リレーション、拡張リレーションおよび汎化リレーションによって自動的
に取り込まれるフィールド(外部キーフィールド)に対してのみシノニムフィールドを定義することができます。
このときシノニムフィールドの元となったフィールドを「基礎フィールド」と呼んでいます。
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自由入力項目
XupperII で管理している設計情報以外のシステム固有の情報(特定のプログラミング環境に特化した情報、
開発方法に依存する設計情報など)を「自由入力項目」と呼んでいます。
1つの自由入力項目は、「任意の項目」(例:プログラム名)と「それに対応するデータ」(例:jyutyu_entry)で
構成されます。
XupperII の姉妹製品である「XupperII クエリーAPI」を使用して、下流ツールへのブリッジや、XupperII が対
応していない DBMS 用の DDL 生成などを作成する場合に、XupperII の設計情報で不足している情報を自
由入力項目として追加することで、生成効率の良いブリッジや DDL 生成を作成できます。
●自由入力項目を定義できるオブジェクト
・ビジネスフロー図
: ビジネスフロー、フローオブジェクト、ユーザービュー
・エンティティ関連図
: アプリケーション・エリア、ダイアグラム、エンティティ、エントリー、
リレーション、インデックス、スクリプト・セット
・プロセス階層図
: サブシステム、最下層プロセス、詳細仕様
・ビジネスルール
: ビジネスルール
・ディクショナリ
: フィールド、ドメイン、コンディション
・マトリックス分析
: マトリックス
・デバイス設計
: デバイス、フォーマット、エントリー
・GUI 設計
: GUI フォーム、エントリー
・DLCP
: DAP、BP
・ツールナビゲータ
: ツール
・アプリケーションメッセージ : アプリケーションメッセージ
・要件管理
: ユーザー要求、要件
・IPO 管理
: IPO ルーチン、IPO オブジェクト
・フィールドタイプ
: フィールドタイプ
・Xupper コンソール
: システム
[制限]
・自由入力項目は、参照元のオブジェクトに対するコピーまたは複製(例 フィールドの複製 など)、
ドキュメント印刷、HTML 生成、GUI フォーム設計の一時ファイルへの自動保管、エクスポート機能、
インポート機能、およびリポジトリ統合の対象になりません。
・自由入力項目は対象となるオブジェクトが削除された場合でもパフォーマンスを考慮してオブジェクトが
所有している自由入力項目を削除しておりません。このような未参照状態の自由入力項目は、Xupper
コンソールの[システムオプション]ダイアログから一括削除することが可能です。
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詳細仕様
詳細仕様は、プロセス固有の決まりごとや規則、仕様を定義するためのもので、プロセスに設定する情報で
す。
Xupper では詳細仕様のタイトルを管理し、実際の内容はタイトルと関連付けられたワープロ文書に記述しま
す。
詳細仕様と類似の管理方法をとっている情報として「ビジネスルール」があります。
ビジネスルールは詳細仕様と違い、複数のプロセス、ビジネスフローおよび BP から参照される仕様となりま
す。
詳細仕様はビジネスルールに、ビジネスルール(複数のプロセス、ビジネスフロー、BP から参照されていな
いビジネスルールのみ)は詳細仕様に変更できます。
処理記述
IPO ルーチンの処理の内容が処理記述です。
入力欄、処理欄、出力欄、コメント欄の 4 つの編集項目があります。
入力欄、処理欄、出力欄は、テキストと XupperII で定義したフィールド、エンティティ、IPO ルーチンなどの
オブジェクトを埋め込んで(参照して)編集します。オブジェクトを埋め込む(参照する)ことで、オブジェクト
名の変更が即時に反映されるほか、オブジェクトの影響範囲もクロスリファレンスにより容易に調査できま
す。
関連 : IPO 参照オブジェクト
シンボル、シンボルグループ
シンボルはマトリックス分析のセルに表示する記号です。
シンボルグループは複数のシンボルが登録されているシンボルの集合体です。
マトリックス分析では、マトリックスに設定したシンボルグループに登録されているシンボルがセルに表示さ
れます。
スクリーン属性
デバイスのフィールドに対して指定する出力形式(入出力、テキスト、編集形式)のこと。
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セキュリティグループ
システムユーザーに機能単位の使用制限を設定するオブジェクトです。
ユーザークラスが、アナリストかビューワーのシステムユーザーに設定できます。
例)
セキュリティグループ名 : データ管理者グループ
制限機能 ・・ アナリスト : エンティティ関連図、ディクショナリ、データモデルインポート、
データ管理者支援機能は「フルコントロール」
上記以外の機能は「表示のみ許可」
・・ ビューワー : 全機能「実行禁止」
「データ管理者グループ」が設定されたアナリストのシステムユーザーは、エンティティ関連図、
ディクショナリ、データモデルインポート、データ管理者支援機能は制限なく使用できますが、
他の機能は表示モードとなり、オブジェクトの追加、変更、削除が制限されます。
セル
マトリックス分析の行と列が交わる 1 マスをセルと呼びます。
セルは、行オブジェクトと列のオブジェクトの関係をシンボルで表示します。
操作アクション
テストシナリオによるテスト実行時に画面(HTML タイプのデバイス)の項目に対する操作の要否および順番
を定義するオブジェクトです。定義した情報はリリースに含まれます。 操作アクション管理で編集します。
タ
ダイアグラム(エンティティ関連図)
エンティティ関連図の作成単位で、アプリケーション・エリアの見方の切り口を定義するオブジェクトです。
1 つのアプリケーション・エリアには複数のダイアグラムが定義できます。
1 つのアプリケーション・エリア内のダイアグラムはすべて同じエンティティが登録されます。
登録されているエンティティを表示するか、表示しないかはダイアグラムごとに変更できますが、特定のダイ
アグラムからのみエンティティを除去することはできません。
図形とテキストはダイアグラム固有の情報ですので、特定のダイアグラムにのみ追加できます。
タイムスケール
ビジネスフロー図のビジネスフローオブジェクトの 1 つで、時系列を表すためのオブジェクトです。
ビジネスフロー図のレイアウトの方向が縦の場合は左端に、横の場合は上端に表示されます。
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Xupper 用語集
チャート記号
DLCP のビジュアル・アクション・ダイアグラム内に表示する記号を「チャート記号」と呼んでいます。
ダイアグラムに表示されるチャート記号は、Start、End、Statement、Execute、If、ElseIf、ForEach、While、
Switch、Case、Remark の 11 種類あります。
アクションを追加していない BP のダイアグラムを表示すると、Start と End のみ表示されます。
Start と End の間にアクションを追加すると、アクションを表すチャート記号がダイアグラムに表示されま
す。
重複外部キー
あるエンティティで、従属関係リレーション、または参照関係リレーションによって取り込まれるキーフィール
ド(識別子または外部キーフィールド)が重複して存在する場合、この重複したキーフィールドを重複外部キ
ーと呼んでいます。
重複外部キーは、その重複部分のキーフィールドを共用(シェアリング Sharing)し、1 つのキーフィールドと
して扱う場合と、それぞれ別のキーフィールドとして扱う場合があります。別のキーフィールドとして扱う場合
は、それぞれが異なるキーフィールドであることを明確にするため、シノニムフィールドに置き換えます。
通常用語
参照 : 用語
ツールナビゲータ
作業工程を登録する Xupper の機能です。
システム開発の各工程で必要となる作業をツールとして登録します。
ツールは Xupper の機能と関連付けることができますので、ツールを登録する管理者以外の開発者は、
Xupper の機能を考えることなく、各工程の作業に即した機能を使用して、必要な設計情報を定義すること
ができます。
データオブジェクト
フローオブジェクトのリソース系データ、イベント系データを総称してデータオブジェクトと呼んでいます。
データオブジェクトはエンティティ関連図のリソース系エンティティ、イベント系エンティティとは関係なく定義
できます。
これは、ビジネスフロー図を設計している段階でのデータ情報は、そこにどのようなデータが必要かというこ
とが重要であって、そのデータがどのような設計かということはそれほど重要ではないからです。
例えば、受注データの場合、エンティティ関連図でこのデータを設計すると、おそらく「受注」と「受注明細」と
いう 2 つのエンティティになるでしょう、しかしビジネスフロー図ではこの 2 つを「受注データ」として設計する
ことで、業務フローとしては要件が満たされます。
このような考え方により、ビジネスフロー図でのデータはその集合体として、エンティティ関連図の情報とは
無関係に存在します。
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Xupper 用語集
データコントロール
GUI フォーム設計に使用するコントロールのうち、フィールドを参照するコントロールを Xupper では特にデ
ータコントロールと呼んでいます。
Xupper で設計できるデータコントロールは、「Edit」、「Memo」、「CheckBox」、「ListBox」、「ComboBox」、
「TrackBar」、「RadioGroup」、「Image」の 8 種類です。
データタイプ
Xupper では、データタイプを編集形式の種類により以下の 6 種類用意しています。
タイプ
内容
A
英数字
9
数字
D
日付
T
時刻
V
金額
B
バイナリ
このデータタイプはフィールドタイプで指定します。
個々のフィールドやドメインではフィールドタイプは指定できますが、データタイプは指定できません。
ディクショナリ
フィールド、ドメイン、コンディションを管理する Xupper の機能です。
定型クエリー
Xupper のリポジトリ検索機能にはじめから設定されている、Xupper が提供するクエリーです。
SQL 文のみでは検索できない情報を表示します。
テストシナリオ
自動テストを実行するためのオブジェクトです。
自動テスト連携でビジネスフロー図を解析して作成します。
デバイス設計
画面、帳票、Web のレイアウトを設計する Xupper の機能です。
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Xupper 用語集
導出フィールド (DLCP)
DLCP の DAP において、エンティティのエントリーフィールドを加工した情報をアウトプットパラメータとして
使用する場合に、その加工した情報をセットするフィールドを導出フィールドと呼んでいます。
ドメイン
同種の性質を持つデータの領域のことです。
個々のデータ項目は、その内容または形式についてある種の類似特性を持っています。これらを一つのド
メイン(領域)として他のドメインと区別します。
ドメインはディクショナリで管理します。
ナ
内部フィールド (DLCP)
DLCP の BP において、DAP のパラメータとして取得するフィールド以外に、BP ロジック内で自由に使用で
きるフィールドを内部フィールドと呼んでいます。
ハ
配置階層
Web 系の成果物を格納する場所を定義する Xupper の機能です。
設定した情報は、HTML の生成に使用されます。
ビジネスフローオブジェクト
ビジネスフロー図に追加するオブジェクトを総称してビジネスフローオブジェクトと呼びます。
ビジネスフローオブジェクトは、業務の流れを記述するための「フローオブジェクト」、業務の発生場所などを
記述する「見出し部」、業務の発生場面などを記述する「タイムスケール」の 3 つに大別されます。
ビジネスフロー図
ビジネスフローの階層化と各階層に作成するビジネスフロー図により、業務を体系的に整理し、管理する
Xupper の機能です。
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Xupper 用語集
ビジネスルール
システムあるいはその業務を理解する上で必要不可欠な取り決め事項、システムのキーポイントを登録する
Xupper の機能です。
ビジネスルールでは、そのタイトルを管理し、実際の内容はタイトルと関連付けられたワープロ文書に記述
します。
ビジネスルールと類似の管理方法をとっている情報として「詳細仕様」があります。
詳細仕様はビジネスルールと違い、特定のプロセスで必要な規則や仕様を定義します。
ビジネスルール(複数のプロセス、ビジネスフロー、BP から参照されていないビジネスルールのみ)は詳細仕
様に、詳細仕様はビジネスルールに変更できます。
ビューワー
ユーザークラスの 1 つです。
ビューワーはシステム内のデータの参照のみ可能です。
フィールドタイプ
フィールドの分類コードのことで、意味の分かる 10 桁の英数字で表現します。
システム作成時には、以下の 11 種類のフィールドタイプがデフォルトで設定されます。
必要に応じて、システム単位で独自のフィールドタイプを追加できます。
フィールドタイプ
データタイプ/記号
全体桁,少数桁
テキスト
文字 / A
5
コード
商品コード
DTE
数値(日付) / D
6,0
日付
更新日付
IGC
文字 / A
漢字テキスト
得意先名(漢字)
NBR
数値 / 9
5,0
番号
伝票番号
PCT
数値 / 9
5,2
パーセント
値引率
QTY
数値 / 9
7,0
数量
受注数量
STS
文字 / A
1
区分
支払条件
TME
数値(時刻) / T
時刻
更新時刻
TXT
文字 / A
25
テキスト
得意先名(カナ)
VAL
数値(金額) / V
15,0
金額
受注金額
BIN
バイナリ / B
バイナリ
商品イメージ
20
6,0
256
物理目的エンティティ
OS、DBMS、パフォーマンスなどを考慮した、システム化対象エンティティ。
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フィールド例
CED
Xupper 用語集
フローオブジェクト
ビジネスフロー図に業務の流れを記述するためのオブジェクト。
以下の種類があります。
・プロセス系オブジェクト(帳票出力系プロセス、画面入力系プロセス、画面照会系プロセス、
バッチ更新系プロセス、人間作業系プロセス)
・データオブジェクト(リソース系データ、イベント系データ)
・ビジネスフロー図
・ビジネスルール
・ユーザービュー
・テキスト
・コネクタ(ソースコネクタ、ターゲットコネクタ)
・ユーザーツール
・フロー線(直交線、自由線)
・図形(直線、四角形、角丸四角形、楕円)
・イメージ
・コメント
フロー線
ビジネスフロー図内のフローオブジェクトとフローオブジェクトを結び、作業の流れを表現する線をフロー線
と呼びます。
フロー線の属性(実線、点線、矢印の向き)、および接続の可否は、BFD フロールールにより決定されます。
プロセス階層図
プロセスを管理する Xupper の機能です。
Xupper のプロセス階層図は、サブシステム、プロセス、および最下層プロセスで構成されます。
システム直下のプロセスを特にサブシステムと呼んでいます。
プロセスは必ずいずれかのサブシステムに所属します。
ページレイアウト
Xupper のドキュメントを出力する場合に使用するレイアウトのこと。
ドキュメント出力以外に、ビジネスフロー図のフロー図用レイアウトにも使用されます。
ページレイアウトは、印刷レイアウト編集機能で編集します。
ヘッダー
画面、帳票設計のヘッダー部分のことです。
ヘッダーは標準ヘッダー編集機能で設計します。
画面設計や帳票設計では、ヘッダー部にどのヘッダーを使用するかを選択することで、デバイス設計では
自動的にヘッダー部分が展開されます。
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Xupper 用語集
編集形式
データをどのような形式で表示するか、データの見せ方のことを編集形式と呼んでいます。
例えば、日付データとして「20030601」というデータが存在した場合、これを「2003/06/01」と表示するか、
「平成 15 年 6 月 1 日」と表示するかは、このデータを利用する場面で異なります。
このような表示の仕方が編集形式です。
編集形式は、データタイプが数字(9)、日付(D)、時刻(T)、および金額(V)の、フィールドタイプ、ドメインフィ
ールド、フィールド、デバイスのエントリーフィールドのスクリーン属性に設定することができます。
設定した編集形式は、フィールドタイプ→(ドメインフィールド)→フィールド→デバイスのエントリーフィールド
のスクリーン属性の順で継承されます。
継承された編集形式は変更可能です。
編集マスク
GUI フォームに設計する、Edit コントロールのプロパティで、実行時の入力制限を設定する項目です。
対象のコントロールに入力できる文字の桁数や、入力できるのは、文字なのか、数値なのか、どのようなフォ
ーマットで入力するのかを設定します。
編集ロック
オブジェクトのプロパティとエディタを「表示モード」で表示し、オブジェクトが変更されることを制限する機能
です。状態として「未ロック」、「ロック中」の 2 つの状態を持ちます。
編集ロックを設定したオブジェクトは、そのオブジェクトのプロパティやエディタの操作が制限されます。
編集ロックによる変更の制限は、ロックを設定したオブジェクトが対象です。
例 エンティティをロックしてもエンティティのエントリーが参照しているフィールドはロックされません。
●編集ロックを定義できるオブジェクト
・ビジネスフロー図
: ビジネスフロー、データオブジェクト、ユーザービュー
・エンティティ関連図
: アプリケーション・エリア、エンティティ、ビュー
・プロセス階層図
: 最下層プロセス、詳細仕様
・ビジネスルール
: ビジネスルール
・ディクショナリ
: ドメイン分類、ドメイン、フィールド
・デバイス設計
: デバイス
・GUI 設計
: GUI フォーム
・DLCP
: DAP、BP
・ツールナビゲータ
: Xupper の文書以外の文書とリンクするツール
・アプリケーションメッセージ : アプリケーションメッセージ
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・要件管理
: ユーザー要求、要件
・IPO 管理
: IPO ルーチン、IPO オブジェクト
Xupper 用語集
マ
マトリックス
2 種類のオブジェクトの関係を定義するオブジェクトです。
例えば、「プロセス」と「エンティティ」に更新関係を定義したり、「組織」と「社員」に所属関係を定義したりしま
す。
マトリックスオブジェクト、マトリックスオブジェクトメンバー
マトリックスの行、列に追加するオブジェクトをマトリックスオブジェクトと呼んでいます。
マトリックス分析では、「プロセス」、「エンティティ」、「ユーザービュー」、「DAP」、「BP」がはじめからマトリック
スオブジェクトとして使用できます。
これらのオブジェクト以外にマトリックス分析で管理したい対象がある場合は、マトリックスオブジェクト(例、
「社員」など)としてグループを追加し、追加したマトリックスオブジェクトにマトリックスオブジェクトメンバー(例、
個々の社員名など)を追加することで、マトリックスの行、列オブジェクトに使用できます。
マトリックスパターン
マトリックスオブジェクトの組み合わせがマトリックスパターンです。
マトリックス分析では、「プロセス/エンティティ」、「プロセス/ユーザービュー」、「DAP/エンティティ」、「BP
/エンティティ」の 4 つのマトリックスパターンがデフォルトで用意されています。
マネージャ
ユーザークラスの 1 つ。
システムに対して 1 名のみ登録できる、システム管理者のこと。
マネージャはシステム内のデータに対して、すべての権限を持っています。
未接続の最下層プロセス
ビジネスフロー図(BFD)で初めて定義された業務プロセスは、プロセス階層図上ではシステム直下の最下
層プロセスとして接続されます。
このシステム直下の最下層プロセスを(いずれのサブシステムにも)未接続の最下層プロセスといいます。
見出し部 (ビジネスフロー図)
ビジネスフロー図のビジネスフローオブジェクトの 1 つ。
業務の発生場所や組織を表すためのオブジェクトです。
ビジネスフロー図のレイアウトの方向が縦の場合は上端に、横の場合は左端に表示されます。
メインルーチン
参照 : IPO ルーチン
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Xupper 用語集
ヤ
ユーザークラス
システムユーザーのランクのことです。
ユーザークラスには、マネージャ、アナリスト、ビューワーの 3 つのランクがあります。
ユーザークラスによってシステムに対する権限(実行可能な機能)が異なります。
ユーザービュー
現行システムに存在する情報(帳票など)を登録するためのフローオブジェクトです。
例えば、現行システムの受注伝票にある項目は、いずれかのエンティティのエントリーフィールドとなる可能
性がある情報です。この情報をビジネスフロー図設計時に登録するには、プロセスを作成して、そのプロセ
スに帳票設計を追加し、デバイス設計機能を使用して受注伝票のレイアウトを設計するという作業が発生し
ます。
しかし、ビジネスフロー図を設計している段階で、この現行システムの受注伝票に必要なフィールドがディク
ショナリに登録されているとは限りません、また、ディクショナリにフィールドが登録されていないからといって、
この受注伝票に記載されている項目を新規システムのフィールドとして登録しても良いとは限りません。
さらに、この受注伝票がどのプロセスに属する帳票なのかも正確には解りません。
この様な場合に、ユーザービューを使用して、とりあえず現行システムの情報を登録できるようにしていま
す。
ユーザービューは「項目グループ」と「項目」で編集します。
ユーザー要求
システム開発の目標となる要求(ニーズや問題点)を定義するオブジェクトです。要件管理で編集します。
要件
システム開発の目標となる要求(ニーズや問題点)に対応するための解決策を定義するオブジェクトです。
要件管理で編集します。
要件トレーサビリティ
ユーザー要求、要件、実装の変更に伴う影響範囲の追跡情報。
画面上で確認する方法(要件トレーサビリティ・ダイアグラム)とレポートを出力する方法(要件トレーサビリテ
ィ・レポート)があります。
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Xupper 用語集
用語
データ管理者支援機能で、フィールド名(正式名)の検査に使用する構成用語です。
用語は用語マスタで管理し、「通常用語」と「禁止用語」があります。
通常用語 ・・・ フィールド名(正式名)の一部もしくは全体を、フィールド名(正式名)での用途に合わせ
て登録します。
用途には、「修飾語」、「主要語」、「区分語」があります。
禁止用語 ・・・ フィールドの名前、正式名、説明での使用を許さない値を登録します。
ラ
リストコンディション
複数のコンディションをまとめて 1 つのコンディションとして利用できるようにしたコンディション。
コンディションタイプは「LST」です。
リストコンディションのリストに追加できるのは「VAL」タイプと「CMP」タイプのコンディションです。
リソース系エンティティ
エンティティの 1 タイプ。
マスタデータを格納するファイルのこと。
リリース
Xupper のテストシナリオと操作アクションを、「STAR-ATT※」に連携する為のデータの単位。
※ STAR-ATT は株式会社フロンテスの製品です。
リレーション
リレーションとは、エンティティとの関連性(リレーション)を示すもので、Xupper では以下の 4 つに分類して
います。
・従属リレーション
・参照リレーション
・拡張リレーション
・汎化リレーション
リレーションにより、上位のエンティティの識別子が下位のエンティティへ継承されます。
「従属関係」、「拡張関係」、「汎化関係」のリレーションでは、継承された識別子は下位エンティティの識別
子になります。
「参照関係」のリレーションでは、継承された識別子は下位エンティティの属性項目になります。
「汎化関係」のリレーションは、さらに「排他的」、「包括的」の 2 つのタイプに分類されます。
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Xupper 用語集
「排他的」タイプは、同一の汎化グループ内のサブタイプエンティティの内、いずれかひとつのエンティティ
しか存在し得ない場合に使用し、「包括的」タイプは、同一の汎化グループ内のサブタイプエンティティであ
れば、複数のサブタイプエンティティが存在し得る場合に使用します。
例) 排他的タイプの汎化リレーション
包括的タイプの汎化リレーション
Xupper ではリレーションの表記方法を、「Xupper 表記」、「IE 表記」、「IDEF1X 表記」から選択できます。
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Xupper 用語集
ログインユーザー
システムの接続に使用したユーザーID をログインユーザーと言います。
Xupper ではログインユーザーのユーザークラスによって、使用できる機能が異なります。
「付録 ユーザークラスと Xupper の機能制限」を参照してください。
論理目的エンティティ
正規化されたエンティティで、OS、DBMS に関係なく存在する、管理対象エンティティ。
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Xupper 用語集
XupperⅡ 用語集
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発行者 : JBCC株式会社
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