不動産流通業に関する消費者動向調査 - FRK 一般社団法人 不動産

不動産流通業に関する消費者動向調査
< 第 2 0 回 ( 2015 年 度 ) >
調査結果報告書(概要版)
平成27年9月
一般社団法人
不動産流通経営協会
第20回
■
不動産流通業に関する消費者動向調査結果・要旨
購入資金の調達において新築・既存ともフラット35または35Sの利用率が微増
「親からの贈与」の利用者平均額は、新築購入者で 885 万円、既存購入者で 745 万円
¾
自己資金のうち「親からの贈与」の利用者平均額は、新築住宅購入者が 884.5 万円(前年度 863.0 万
円)、既存住宅購入者が 744.9 万円(前年度 745.7 万円)となっている。利用率は、新築住宅購入者
で 19.5%(対前年度比 2.8 ポイント減)、既存住宅購入者で 15.8%(対前年度比 0.9 ポイント減)と
なった。
借入資金等についてみると、昨年に引き続き最も利用者の多い「銀行等の民間ローン」の利用率は新
築住宅購入者が 7 割強、既存住宅購入者が 6 割強となっている。「フラット35」と「フラット35
S」の利用率合計は、新築住宅購入者で前年度から 1.0 ポイント増加して 13.2%、既存住宅購入者で
は前年度から 1.5 ポイント増加して 9.7%となっている。また、利用者平均額をみると、新築住宅購
入者ではフラット35、フラット35S両方とも金額が増加している。
■
利用した民間ローンの金利タイプは、「変動金利型」が 59.6%
¾
全期間固定金利型、固定金利期間選択型はそれぞれ前年度から 0.7 ポイント増
¾
¾
利用した民間ローンの金利タイプについては、「変動金利型」が 59.6%、「固定金利期間選択型」が
28.1%、「全期間固定金利型」が 7.5%となった。また、固定金利についてみると、「固定金利期間選
択型 5 年」が前年度から 17.0 ポイント増加して 31.9%となっている一方、「固定金利期間選択型 2
~3 年」は 18.5%(対前年度比 8.7 ポイント減)
、
「固定金利期間選択型 10 年」は 16.5%(対前年度
比 9.5 ポイント減)となった。
フラット35が適用可能な住宅を購入した世帯の中で、実際に融資を利用した世帯の割合は、新築住
宅購入者で 24.1%(対前年度比 0.9 ポイント増)、既存住宅購入者で 33.5%(対前年度比 1.0 ポイン
ト減)となっている。また、
「フラット35Sを利用した」世帯の割合は、既存住宅購入者では 10.5%
(対前年度比 1.8 ポイント減)、新築住宅購入者では 11.6%(対前年度比 2.4 ポイント増)となった。
■
住宅取得等資金に係る贈与税の非課税制度の利用者は住宅購入者の 11.3%
¾
住宅購入者に占める「住宅取得等資金に係る贈与税の非課税制度」の利用者の割合は 11.3%となって
いる。また、世帯主の年齢別にみると、
「住宅取得等資金に係る贈与税の非課税制度」の利用率は「29
才以下」が最も高く 29.5%(前年度 13.6%)、次に「30 才~39 才」が 15.8%となっており、比較的
若い世代ほど生前贈与を受けて住宅取得を行っている様子がうかがえる。
「住宅取得等資金に係る贈与税の非課税制度」が住宅購入に与えた具体的な影響については、前年度
と同様「借入金額を少なくできた」
(61.6%)が第 1 位となっている。また、
「住宅を購入することが
できた」が前年度から 9.0 ポイント増加して 43.4%となっている。
¾
■
消費税率の引き上げが住宅購入に与えた影響は前年度から大幅に減少
¾
平成 26 年 4 月から実施された消費税率の引き上げが、今回の住宅購入に与えた影響についてみると、
「特に影響はなかった」が前年度から 27.0 ポイント増加し全体の 66.8%となっている。
消費税率の引き上げについては「そもそも住宅に消費税がかかるのはおかしい」もしくは「住宅購入
は特別で、現行のまま据え置くべきである」が購入者全体の 47.6%を占めている。そのように考え
る理由について、世帯主の年齢別にみると、年齢が若い世代ほど「住宅ローンの負担が更に大きくな
るから」が多くなっており、消費税の増税が若い世代の住宅購入に影響を与える可能性が示唆される。
¾
■
増加傾向を続けてきたマイナスの売却差額注 1)発生世帯が前年度から 8.5 ポイント減少(76.7%)
1 千万円以上の高額なマイナスの売却差額発生世帯は 26.1%で前年度から 15.7 ポイント減少
■
マイナスの売却差額発生世帯の平均差額は前年度から減少し 1002.7 万円
(注 1)自己所有住宅の購入時の価格から売却時の価格を差し引いた額。
¾
自己所有住宅から住み替えた世帯の 72.7%が従前住宅を売却している。このうちマイナスの売却差
額が発生している世帯は 76.7%(対前年度比 8.5 ポイント減)、さらに-1 千万円以下の売却差額が発
生している世帯は 26.1%(対前年度比 15.7 ポイント減)となっており、いずれも大幅に減少してい
¾
る。なお、「-3 千万円以下」の高額なマイナスの売却差額が発生した世帯は 4.5%(対前年度比 4.0
ポイント減)となっている。
マイナスの売却差額発生世帯は従前住宅を平均 3782.8 万円(前年度 3858.3 万円)で購入し、平均
2780.1 万円(前年度 2595.7 万円)で売却しており、その差額は前年度から減少し 1002.7 万円(前
年度 1262.6 万円)であった。売却住宅の取得年別にマイナスの売却差額の発生状況をみると、
「2004
年以前」の住宅では「-1 千万円未満」が 9 割を超えている。
■
既存住宅購入者のインターネット利用率は 86.8%と前年度から大幅に増加
¾
インターネットの利用率は 86.8%(対前年度比 8.0 ポイント増)となっている。特に、既存住宅購入
者のインターネット利用者は 86.8%となり前年度から 10.4 ポイント増となっている。
利用したインターネット端末をみると、前年度に引き続き「パソコン」の利用率が 86.1%と最も高
い。また、前年度と比べるとスマートフォンやタブレットの利用率が高まってきており、特にスマー
トフォンでは 55.6%(対前年度比 12.8 ポイント増)となっている。また、スマートフォンやタブレ
ットの利用者のうち物件情報検索用アプリをダウンロードしたのは 30.5%となっている。
¾
■
既存住宅購入者のうち、既存住宅を候補に入れて住宅を探した割合は年々増加
¾
既存住宅購入者のうち、住宅購入にあたって探した住宅についてみると、既存住宅も候補に入れて住
宅を探した割合注 2)が 93.5%となり、緩やかな増加傾向がみられる。また、新築住宅購入者のうち既
存住宅も探した購入者注 3)の割合は 44.5%(対前年度比 5.4 ポイント減)となった。
既存住宅購入者の購入理由は、「希望エリアの物件だったから」
(63.0%)、「手頃な価格だったから」
(59.7%)
、「良質な物件だったから」(44.8%)が上位 3 位を占めている。
¾
(注 2)「既存住宅のみ」、「主に既存住宅」「新築・既存にはこだわらなかった」、の何れかを回答した既存住宅購入者を指す。
(注 3)「主に新築住宅」、「新築・既存にはこだわらなかった」、「主に既存住宅」の何れかを回答した新築住宅購入者を指す。
■
既存住宅購入者における不動産会社等による住宅保証の利用率は 41.4%
■
既存住宅の購入にあたっての建物検査注 4)の実施率は 44.6%
¾
既存住宅購入者における不動産会社等による住宅保証の利用状況をみると、住宅保証の利用率は
41.4%となっており、うち建物保証の利用が 33.2%を占めている。また、不動産会社等による住宅
保証が今回の住宅購入に多少なりとも影響したとの回答は、住宅保証利用者の 79.4%を占めて
いる。
既存住宅購入者における「既存住宅売買かし保険(国が指定する住宅瑕疵担保責任保険法人が提供する保険)」
の利用率は 8.7%であったが、利用者について「既存住宅売買かし保険」が今回の住宅購入に与えた
影響度をみると、多少なりとも影響したとの回答は 76.6%を占めている。
不動産会社等による住宅保証もしくは「既存住宅売買かし保険」を利用する際に実施された検査以外
におこなわれた民間の建物検査(ホーム・インスペクション)注 4)の実施率は、「既に売主がおこな
っていた」が 12.9%、
「売主に依頼しておこなってもらった」が 2.3%、合計 15.2%となっている。
既存住宅の購入にあたって何らかの建物検査注 5)を行った購入者は、既存住宅購入者の 44.6%を占め
ており、特に既存戸建て購入者では 54.5 %となっている。
¾
¾
¾
(注 4)不動産会社等による建物保証及び「既存住宅売買かし保険」の利用にあたって実施された検査、ならびにそれ以外におこなった民間の建
物検査(ホーム・インスペクション)。
(注 5)不動産会社が提供する無償のインスペクションサービス(主に買主側の購入申込前に実施)がおこなわれた場合を含む。
■
住み替えに伴い売却した住宅の購入者に関する情報が「気になる」のは全体の 42.7%
最も気になる情報は「家族構成」
¾
¾
住み替え前に所有していた住宅を売却した回答者のうち、購入者に関する情報が気になるかどうかに
ついて、「気になる」は全体の 42.7%となった。
気になる情報としては、
「家族構成」が全体の 57.6%で第1位であり、次いで「職業」「予算」とな
っている。一方、世帯主の年齢別にみると、50 歳以上では「職業」の割合が「家族構成」よりも高
く、50~59 歳では 76.5%、60 歳以上では 51.7%となっている。
不動産流通業に関する消費者動向調査
< 第 2 0 回 ( 2015 年 度 ) >
調査結果報告書(概要版)
目
次
調査概要……………………………………………………………………
1
(1)調査の目的
(2)調査対象
(3)調査方法
(4)調査期間
(5)配布・回収状況
(6)回答者の基本属性
1.住宅購入資金の内訳…………………………………………………
3
2.住宅購入資金における贈与の利用状況……………………………
7
3.消費税に対する意識…………………………………………………
9
4.買い換えによる売却差額の発生状況………………………………
11
5.マイナスの売却差額発生世帯の状況………………………………
12
6.インターネットの利用状況…………………………………………
13
7.既存住宅購入に対する意識…………………………………………
15
8.既存住宅購入にあたっての建物検査の実施状況等………………
17
9.住み替えに伴い売却した住宅の購入者に関する情報……………
19
調査概要
(1)調査の目的
本調査は、居住用不動産取得者の取得行動、種々のサービス等の利用実態・評価を時系列
把握することで、不動産流通に対する消費者の行動を捉えることを目的に、1991 年から隔年
で、2001 年からは毎年実施している。
(2)調査対象
首都圏1都3県(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)で平成 26 年 4 月 1 日から平成 27
年 3 月 31 日の間に、購入した住宅の引渡しを受けた世帯を対象としている。
これらの調査対象者の抽出にあたっては、会員会社の協力を得て、住宅タイプ(新築戸建
て、新築マンション、既存戸建て、既存マンション)のバランスに配慮し、対象を抽出した。
(3)調査方法
郵送配布・郵送回収
(4)調査期間
発送時期 : 平成 27 年 6 月 15 日
回収締切 : 平成 27 年 7 月 3 日
(5)配布・回収状況
①送総数
:
2212 票
②回答数
:
1083 票
③回答率
:
49.0%
購入物件の建て方別発送・回答数
合計
新築住宅
購入者計
戸建て
マンション
※N
発送数
回答数
※N
※S
2212
(100.0%)
1083
(100.0%)
754
(100.0%)
394
(100.0%)
既存住宅
購入者計
戸建て
マンション
※S
250
(33.2%)
139
(35.3%)
504
(66.8%)
254
(64.5%)
回答数には、住宅の建て方不明 1 件を含む。
回答数には、住宅の建て方不明 16 件を含む。
1
1458
(100.0%)
689
(100.0%)
494
(33.9%)
224
(32.5%)
964
(66.1%)
449
(65.2%)
(6)回答者の基本属性
世帯主の年齢
新築住宅 既存住宅
合計
購入者
44
22
22
30~34 才
216
87
129
35~39 才
201
78
123
40~44 才
218
82
136
45~49 才
114
34
80
50~54 才
75
27
48
55~59 才
67
23
44
60 才以上
138
39
99
10
2
8
1083
394
689
全
体
20%
40%
60%
80%
100%
購入者
29 才以下
無回答
0%
新築住宅購入者
(N=394)
5.6
22.1
既存住宅購入者
3.2 18.7
(N=689)
29才
以下
30~
34才
35~
39才
19.8
17.9
40~
44才
45~
49才
20.8
8.6 6.9 5.8 9.9 0.5
19.7
11.6 7.0 6.4 14.4
50~
54才
55~
59才
1.2
無回答
60才
以上
世帯構成
合計
新築住宅購入者 既存住宅購入者
89
21
68
夫婦だけ(子供なし)
309
131
178
夫婦と子供(第一子が小学校入学前)がいる
300
118
182
夫婦と子供(第一子が小学生以上)がいる
289
99
190
9
3
6
夫婦と子供と親が同居(三世代同居)
19
5
14
その他
57
16
41
無回答
11
1
10
1083
394
689
単身
夫婦と親が同居(二世代同居)
全体
0%
新築住宅購入者
(N=394)
既存住宅購入者
(N=689)
10%
20%
5.3
30%
40%
50%
33.2
9.9
70%
80%
29.9
25.8
単身
夫婦と子供(第一子が小学生以上)
その他
60%
26.4
夫婦のみ
夫婦と親が同居
無回答
25.1
27.6
今年度
(2015 年度)
昨年度
(2014 年度)
一昨年度
(2013 年度)
新築住宅購入者
394(36.4%)
377(33.5%)
329(31.7%)
既存住宅購入者
689(63.6%)
747(66.5%)
709(68.3%)
1083(100.0%)
1124(100.0%)
1038(100.0%)
計
100%
1.3
0.8 4.1
2.0
0.9 6.0 1.5
夫婦と子供(第一子が小学校入学前)
夫婦と子供と親が同居
新築住宅購入者・既存住宅購入者別回答数の推移
合
90%
2
0.3
1.住宅購入資金の内訳
■
購入資金の調達において、新築・既存ともフラット35または35Sの利用率が微増
「親からの贈与」の利用者平均額は、新築購入者で 885 万円、既存購入者で 745 万円
¾ 自己資金のうち「親からの贈与」の利用者平均額は、新築住宅購入者が 884.5 万円(前年度 863.0
万円)、既存住宅購入者が 744.9 万円(前年度 745.7 万円)となっている。利用率は、新築住宅
購入者で 19.5%(対前年度比 2.8 ポイント減)、既存住宅購入者で 15.8%(対前年度比 0.9 ポイ
ント増)となった。(図 1,図 2)
¾ 借入資金等についてみると、昨年に引き続き最も利用者の多い「銀行等の民間ローン」の利用
率は、新築住宅購入者が 7 割強、既存住宅購入者が 6 割強となっている。
「フラット35」と「フ
ラット35S」の利用率合計は、新築住宅購入者で前年度から 1.0 ポイント増加して 13.2%、
既存住宅購入者では前年度から 1.5 ポイント増加して 9.7%となっている。また、利用者平均額
をみると、新築住宅購入者ではフラット35、フラット35S両方とも金額が増加している。
(図
1,図 2)
図1
各資金の利用者平均額の変化/新築住宅購入者
0
1000
2000
<利用者数と利用率>
(万円)
3000
4000
現金、預貯金等
1174.2 1503.6 現金、預貯金等
前住居の売却金
2297.0 2222.6 前住居の売却金
親からの贈与
884.5 863.0 親からの贈与
親以外の親族からの贈与
750.0 400.0 うち祖父母からの贈与
750.0 400.0 親以外の親族からの贈与
2015年度
うち祖父母からの贈与
2014年度
フラット35
3063.3 2870.4 フラット35
フラット35S
3237.6 2643.4 フラット35S
財形住宅融資
2332.0 財形住宅融資
銀行等の民間ローン
1225.0 3622.7 3221.4 銀行等の民間ローン
企業の社内融資
親、兄弟姉妹などの親族、知人から
の借入
図2
企業の社内融資
3166.7 3000.0 1012.9 1148.0 親、兄弟姉妹などの親族、
知人からの借入
1000
2000
4000
現金、預貯金等
親からの贈与
前住居の売却金
2297.4 2386.7 前住居の売却金
264.3 627.3 うち祖父母からの贈与
332.5 566.7 親以外の親族からの贈与
2015年度
2014年度
2440.8 2725.7 フラット35S
1237.5 2000.0 親、兄弟姉妹などの親族、知人から
の借入
1392.9 フラット35S
財形住宅融資
銀行等の民間ローン
3001.6 2768.9 銀行等の民間ローン
企業の社内融資
うち祖父母からの贈与
フラット35
3073.5 2934.1 フラット35
財形住宅融資
親からの贈与
744.9 745.7 親以外の親族からの贈与
利用率
80.5%
85.1%
7.6%
10.6%
19.5%
22.3%
0.5%
0.5%
0.5%
0.5%
6.9%
7.2%
6.3%
5.0%
1.3%
0.5%
70.6%
66.6%
0.8%
1.1%
1.8%
2.7%
<利用者数と利用率>
(万円)
3000
1284.3 1374.0 現金、預貯金等
利用者数
317
321
30
40
77
84
2
2
2
2
27
27
25
19
5
2
278
251
3
4
7
10
(注1)利用率は、新築住宅購入者全体(2015 年 N=394、2014 年 N=377)に対する割合。
(注2)2015 年、2014 年ともに利用者平均額は 2.5%トリム平均をとっている。
(注3)「現金、預貯金等」には他に分類されない自己資金を含む。
各資金の利用者平均額の変化/既存住宅購入者
0
2015年度
2014年度
2015年度
2014年度
2015年度
2014年度
2015年度
2014年度
2015年度
2014年度
2015年度
2014年度
2015年度
2014年度
2015年度
2014年度
2015年度
2014年度
2015年度
2014年度
2015年度
2014年度
2434.0 企業の社内融資
親、兄弟姉妹などの親族、
知人からの借入
1338.5 1309.2 2015年度
2014年度
2015年度
2014年度
2015年度
2014年度
2015年度
2014年度
2015年度
2014年度
2015年度
2014年度
2015年度
2014年度
2015年度
2014年度
2015年度
2014年度
2015年度
2014年度
2015年度
2014年度
利用者数 利用率
510
74.0%
543
72.7%
55
8.0%
87
11.6%
109
15.8%
111
14.9%
7
1.0%
11
1.5%
4
0.6%
6
0.8%
46
6.7%
40
5.4%
21
3.0%
21
2.8%
4
0.6%
1
0.1%
435
63.1%
458
61.3%
5
0.7%
7
0.9%
13
1.9%
24
3.2%
(注1)利用率は、既存住宅購入者全体(2015 年 N=689、2014 年 N=747)に対する割合。
(注2)2015 年、2014 年ともに利用者平均額は 2.5%トリム平均をとっている。
(注3)「現金、預貯金等」には他に分類されない自己資金を含む。
3
¾ 購入資金の内訳をみると、調達資金総額に占める自己資金の割合は 34.5%(対前年度比 7.4 ポイン
ト減)であった。内訳をみると「現金・預貯金等(株式等の売却収入や相続した金融資産等も含む)」が 26.0%
(対前年度比 4.8 ポイント減)、前住居の売却金が 4.7%(対前年度比 2.4 ポイント減)と前年度か
ら大きく減少している。
(図 3)
¾ 調達資金総額に占める借入資金等についてみると、
「銀行等の民間ローン」が 55.0%(対前年度比
5.7 ポイント増)
「フラット35・財形住宅融資」が 8.9%(対前年度比 1.6 ポイント増)となって
いる。(図 3)
¾ 住宅購入資金総額の平均金額は、新築住宅購入者で 4664 万円(前年度 4602 万円)
、既存住宅購入
者で 3881 万円(前年度 3716 万円)となっている。
図3
購入資金の内訳※ <回答者全体>
※ 回答者全体の資金調達総額に対する各資金の割合であり、個々の購入者の資金内訳ではない。
自己資金
借入資金等
34.5%
0%
10%
2015年度
65.5%
20%
30%
26.0
2014年度
4.7 3.8
30.8
2013年度
6.2
前住居の売却金
50%
60%
8.9
7.1
24.5
現金、預貯金等
40%
7.3
親族からの贈与
90%
100%
0.6
0.50.6
1.0
0.0
0.5
49.3
7.6
(注)
80%
55.0
4.0
4.4
70%
0.9
0.5
49.3
フラット35・
財形住宅融資
銀行等の
民間ローン
企業の
社内融資
6.6
親、兄弟姉妹など
親族からの借入
その他
借入資金等
自己資金
(注)「現金、預貯金等」には「現金、預貯金」の他、「株式・債権等資産の売却収入等」を含む。なお、前述以外の自己資金(相続した金融資産等)に
ついては、2013 年度は「その他」に含むが、2014 年度、2015 年度は「現金・預貯金等」に含む。
¾ 資金面からみた住宅購入理由をみると、資金面に何らかの理由がある場合は、新築住宅購入者・既
存住宅購入者ともに「金利が低かった(低いと感じた)」が前年度と同様に第 1 位となっている。
また、
「住宅ローン減税制度が有利で買い時と思った」が、新築住宅購入者では 29.9%(対前年度
比 13.7 ポイント増)、既存住宅購入者では 19.0%(対前年度比 6.1 ポイント増)となっている。
(図
4)
図4
資金面の住宅購入理由
<新築住宅購入者>
0
20
40
金利が低かった(低いと感じた)
60
43.2 ローンの返済期間などから自分にとって今が
買い時と思った
52.8 22.8 23.3 税の優遇措置(住宅ローン減税等)が有利で
買い時と思った
0
金利が低かった(低いと感じた)
住宅取得等資金に係る贈与税の非課税制度
が有利で買い時と思った
7.9 8.5 税の優遇措置(住宅ローン減税等)が
有利で買い時と思った
住宅ローン減税制度が有利で買い時
と思った
住宅取得等資金に係る贈与税の非課
税制度が有利で買い時と思った
住宅の価格が安く、買いやすかった
6.9 7.2 住宅の価格が安く、買いやすかった
フラット35またはフラット35Sを利用することが
できた
8.4 6.4 2.5 5.3 フラット35またはフラット35Sを利用す
ることができた
家計収入の見通しが上向きになったから
4.3 4.0 従前住宅が思ったよりも高く売却できそうだっ
たから
4.3 3.7 家計収入の見通しが上向きになった
から
従前住宅が思ったよりも高く売却でき
そうだったから
まとまったお金が手に入った
相続税の課税強化が行われるから
その他
無回答
16.2 0.8 1.1 2.5 6.6 40
28.5 29.9 まとまったお金が手に入った
2015年度
(N=394)
2014年度
(N=377)
0.3 1.3 相続税の課税強化が行われるから
その他
無回答
※複数回答
4
60
(%)
80
40.1 24.1 25.3 26.4 33.6 資金面の理由は特にない
24.7 24.7 住宅ローン減税制度が有利で買い時と思った
20
ローンの返済期間などから自分にとっ
て今が買い時と思った
27.2 30.2 資金面の理由は特にない
<既存住宅購入者>
(%)
80
16.1 16.1 19.0 12.9 3.6 2.7 13.5 17.4 6.8 5.2 4.9 5.1 5.1 4.0 3.3 3.3 0.7 1.1 3.6 4.8 2015年度
(N=689)
2014年度
(N=747)
1.2 1.2 ※複数回答
■
利用した民間ローンの金利タイプは、
「変動金利型」は 59.6%(対前年度比 0.5 ポイント増)
全期間固定金利型、固定金利期間選択型はそれぞれ前年度から 0.7 ポイント増
¾ 利用した民間ローンの金利タイプについては、
「変動金利型」が 59.6%(対前年度比 0.5 ポイント
増)、
「固定金利期間選択型」が 28.1%(対前年度比 0.7 ポイント増)、
「全期間固定金利型」が 7.5%
(対前年度比 0.7 ポイント増)となった。(図 5)
図5
利用した民間ローンの金利タイプ
0%
10%
2015年度(N=713)
7.5
2014年度(N=709)
6.8
2013年度(N=674)
6.1
20%
30%
40%
50%
60%
28.1
70%
80%
90%
59.6
27.4
100%
2.52.2
59.1
全期間固定金利型
固定金利期間選択型
変動金利型
2.74.1
その他
17.1
73.9
1.2
1.8
無回答
¾ 固定金利についてみると、
「固定金利期間選択型 5 年」が前年度から 17.0 ポイント増加して 31.9%
となっている。一方、
「固定金利期間選択型 2~3 年」は 18.5%(対前年度比 8.7 ポイント減)、
「固
定金利期間選択型 10 年」は 16.5%(対前年度比 9.5 ポイント減)となった。(図 6)
図6
利用した「固定金利」の固定期間
0%
20%
40%
60%
80%
100%
固定金利期間選択型1年
固定金利期間選択型2年
2015年度
(n=254)
0.8 5.9 31.9 12.6 固定金利期間選択型3年
0.8 3.1 10.2 3.9 16.5 14.2 固定金利期間選択型5年
固定金利期間選択型7年
2014年度 0.0 7.4 (n=242)
14.9 19.8 1.2 2.1 10.7 26.0 4.1 全期間固定金利型10年以下
13.6 固定金利期間選択型10年
固定金利期間選択型10年超
2013年度
0.0 11.5 1.3 (n=156)
0.6 3.2 12.8 7.7 39.7 全期間固定金利型10年超20年以下
16.7 6.4 全期間固定金利型20年超
¾ 金利の選択理由をみると、金利タイプにかかわらず「現在の金利が低いから」との回答が半数以
上となっている。全期間固定金利型では、
「金利が上昇した時に月々の支払額が上昇するのがいや
だから」が 44.4%(対前年度比 10.4 ポイント増)
、
「今後金利が上昇すると思ったから」が 37.0%
(対前年度比 7.2 ポイント増)となった。(図 7)
図7
「固定金利」または「変動金利」を選択した理由
<全期間固定金利型>
0.0 20.0 40.0 60.0 <固定金利期間選択型>
(%)
80.0 0.0 20.0 40.0 60.0 <変動金利型>
(%)
80.0 0.0 20.0 景気に左右されず支払い計画を
立てられるから
景気に左右されず支払い計画を
42.6
40.4
立てられるから
51.2
14.5
景気に左右されず支払い計画を
19.6
23.5立てられるから
現在の金利が低いから
50.0
現在の金利が低いから
51.1
39.0
56.0
56.5
現在の金利が低いから
40.9
金利が上昇した時に月々の支払額
が上昇するのがいやだから
44.4
金利が上昇した時に月々の支払額
34.0
が上昇するのがいやだから
39.0
10.0
金利が上昇した時に月々の支払額
10.0
が上昇するのがいやだから
17.4
0.0
0.5
1.0
今後、金利が上昇すると思ったから
37.0
今後、金利が上昇すると思ったから
29.8
36.6
10.5
10.5
今後、金利が上昇すると思ったから
29.6
0.0
0.9
0.4
今後も金利はそれほど上昇しないと
思ったから
7.4
今後も金利はそれほど上昇しないと
4.3
思ったから
0.0
22.0
今後も金利はそれほど上昇しないと
18.2
思ったから
13.0
金利が上昇しても全体の支払額は
固定金利より有利だと思ったから
7.4
金利が上昇しても全体の支払額は
2.1
2.4 固定金利より有利だと思ったから
20.0
金利が上昇しても全体の支払額は
21.1
固定金利より有利だと思ったから
18.3
13.0
8.5 現在の金利に満足しているから
2.4
2015年度
0.0 金利が下がったら月々の支払額が
(N=54)
0.0
少なくなるから
0.0
2014年度
0.0
(N=47) その他
4.3
7.3
2013年度
1.9
(N=41) 無回答
0.0
0.0
9.5
現在の金利に満足しているから
9.1
7.8
2015年度
1.0金利が下がったら月々の支払額が
(N=200)
1.0
少なくなるから
3.5
2014年度
6.0
(N=209)その他
5.7
3.5
2013年度
1.0
(N=115)無回答
0.0
3.5
現在の金利に満足しているから
金利が下がったら月々の支払額が
少なくなるから
その他
無回答
※複数回答
※複数回答
5
40.0 (%)
80.0 60.0 1.2
2.8
0.8
67.1
63.4
65.3
46.6
37.5
41.6
36.9
38.5
38.6
7.8
7.0
7.4
4.7
4.2
5.4
2015年度
(N=425)
3.8
4.4
5.2
2014年度
(N=429)
2.1
0.7
1.2
2013年度
(N=498)
※複数回答
■
既存住宅購入者のフラット35またはフラット35Sの利用率は 33.5%
利用した理由では長期固定金利が引き続き支持されている
¾ フラット35が適用可能な住宅を購入した世帯の中で、実際に融資を利用した世帯の割合は、
新築住宅購入者で 24.1%(対前年度比 0.9 ポイント増)、既存住宅購入者で 33.5%(対前年度比
1.0 ポイント減)となった。また、「フラット35Sを利用した」世帯の割合は、既存住宅購入
者では 10.5%(対前年度比 1.8 ポイント減)、新築住宅購入者では 11.6%(対前年度比 2.4 ポイ
ント増)となった。(図 8,図 9)
図8
フラット35またはフラット35S利用の有無<新築住宅購入者>
0%
20%
40%
60%
80%
2015年度(N=216)
12.5
11.6
75.9
2014年度(N=207)
14.0
9.2
76.8
2013年度(N=181)
15.5
100%
フラット35を利用した
フラット35Sを利用した
利用しなかった
図9
12.7
71.8
フラット35またはフラット35S利用の有無<既存住宅購入者>
0%
20%
40%
60%
80%
2015年度(N=200)
23.0
10.5
66.5
2014年度(N=171)
22.2
12.3
65.5
100%
フラット35を利用した
フラット35Sを利用した
利用しなかった
2013年度(N=156)
16.7
12.8
70.5
(注 1)図 8,9 の利用率は、フラット35が適用できる住宅に占める、フラット35を利用した世帯の割合。適用可能な住宅を集
計対象としているため、住宅金融支援機構が公表するフラット35及びフラット35Sの申請件数に占める、
「フラット3
5S」の割合(8~9 割)とは異なる(申請件数は技術基準を満たさない場合を含む)。
(注 2)2012 年度からは「フラット35」に加えて「フラット35S」の利用状況について回答を得ている。
¾ フラット35またはフラット35Sを利用した理由としては、新築・既存ともに「長期の固定の
利率で借りられる」が最も多く(新築住宅購入者 59.6%、既存住宅購入者 61.2%)次いで「借
入れ先として安心」
(新築住宅購入者 40.4%、既存住宅購入者 41.8%)となっている。また、新
築住宅購入者については「不動産会社にすすめられた」が 23.1%で前年度から 6.1 ポイント減少
した一方、
「他のローンよりも金利が低かった」との回答が 23.1%(対前年度比 14.8 ポイント増)
となった。(図 10)
図10 フラット35またはフラット35Sを利用した理由の変化
<新築住宅購入者>
0
20
40
60
親族、知人などにすすめられた
税金や火災保険などの節約になると
思った
(%)
60
23.1
29.2
17.7
親族、知人などにすすめられた
税金や火災保険などの節約になると
思った
金利以外の条件がよかった
3.8
10.4
7.8
2015年度
(N=52)
金利以外の条件がよかった
その他
9.6
10.4
3.9
2014年度
(N=48)
その他
無回答
1.9
2.1
2.0
2013年度
(N=51)
無回答
100
41.8
45.8
19.4
16.9
13.0
22.4
25.4
30.4
不動産会社にすすめられた
1.9
2.1
3.9
80
30.4
他のローンよりも金利が低かった
3.8
6.3
5.9
40
61.2
67.8
63.0
借入れ先として安心
23.1
8.3
11.8
不動産会社にすすめられた
20
長期の固定の利率で借りられる
40.4
33.3
33.3
借入れ先として安心
他のローンよりも金利が低かった
0
100
59.6
64.6
60.8
長期の固定の利率で借りられる
<既存住宅購入者>
(%)
80
6.0
8.5
0.0
3.0
1.7
0.0
3.0
5.1
8.7
2015年度
(N=67)
6.0
10.2
4.4
2014年度
(N=59)
1.5
1.7
2.2
2013年度
(N=46)
※複数回答
※複数回答
6
2.住宅購入資金における贈与の利用状況
■
贈与した親の年齢が 60 歳未満の割合は受贈者の 10.2%
世帯主の年齢が若いほど「親からの贈与」を受けた世帯の割合(受贈率)が高い
¾ 住宅購入資金を贈与した親の年齢が 60 歳未満の世帯割合は、新築住宅購入者で 6.5%、既存住
宅購入者で 12.8%を占めている(前年度は新築住宅購入者が 11.9%、既存住宅購入者が 5.4%)。
(図 11)
図11 新築・既存別贈与した親の年齢
親の年齢 60 歳未満
0%
新築住宅購入者
(N=77)
10%
20%
30%
40%
50%
70%
80%
90%
100%
14.3 0.0 18.2 24.7 36.4 6.5 60%
親の年齢60歳未満
親の年齢60~64歳
親の年齢65~69歳
既存住宅購入者
(N=109)
3.7 17.4 16.5 23.9 25.7 12.8 親の年齢70~74歳
親の年齢75歳以上
全体(N=186)
2.2 16.1 17.2 24.2 30.1 10.2 無回答
¾ 「親からの贈与」を受けた世帯の割合は住宅購入者の 17.2%であった。世帯主の年齢別にみる
と、
「29 才以下」で 40.9%、
「30~34 才」で 27.3%、
「35~39 才」で 19.4%となっており、世
帯主の年齢が若いほど「親からの贈与」を受けた世帯の割合が高い。なお、
「親からの贈与」の
受贈額 1,000 万円超の割合は、「29 才以下」で 22.2%、「30~34 才」で 18.6%、「40~44 才」
で 17.7%、「35~39 才」で 15.5%となっている。
(図 12)
図12 世帯主の年齢別親からの受贈率及び「親からの贈与」の受贈額
<受贈率※>
0%
20%
40%
60%
61.1
40.9% 29才以下(N=18)
5.6
42.4
27.3% 30~34才(N=59)
5.1
19.4% 35~39才(N=39)
11.1
2.9
1.7
0.0
16.9
5.1
41.2
0.0
0.0
22.2
33.9
59.0
15.6% 40~44才(N=34)
受贈額 1000 万円超
100%
80%
20.5
10.3 2.6 2.6
38.2
500万円以下
500万円超~700万円以下
700万円超~700万円以下
11.8 0.0 5.9
1000万円超~2000万円以下
14.0% 45~49才(N=16)
31.3
18.8
6.4% 50才以上(N=18)
17.2%
※
31.3
55.6 全体(N=186)
5.6 47.3
5.9
6.3 0.0
12.5
22.2 11.1 5.6 0.0 14.5
1.6 2.2
28.5
2000万円超~3000万円以下
3000万円超
利用率は、各年齢層の世帯総数に対する親からの贈与利用者の割合。また、「全体」には世帯主の年齢が無回答の場合を含む。
¾ 「親からの贈与」を受けた者の世帯収入をみると、贈与者年齢が低いほど世帯主の収入 600 万
円未満の割合が高くなっており、贈与者年齢が低いほど受贈者の収入が比較的低い世帯が多く
生前贈与を受けて住宅取得を行っていることがうかがえる。
(図 13)
図13
贈与した親の年齢別受贈者の収入
<世帯収入>
0%
贈与者60歳未満(N=19)
10%
10.5
贈与者60歳~64歳(N=56)
8.9
贈与者65歳~69歳(N=45)
8.9
贈与者70歳以上(N=57)
8.1
<世帯主の収入>
0%
贈与者65歳~69歳(N=45)
贈与者70歳以上(N=57)
30%
40%
50%
60%
26.3
25.0
20.0
20.0
17.7
10%
6.7
11.3
80%
90%
20%
30%
40%
5.3
25.0
14.3
22.2
17.8
30.6
36.8
10.7
70%
47.4
14.3
贈与者60歳未満(N=19)
贈与者60歳~64歳(N=56)
20%
11.3
50%
60%
14.5
70%
35.7
37.8
27.4
27.4
2.2 4.4 4.4
80%
6.5 3.21.6
90%
100%
15.8
28.6
22.2
10.5
8.9 1.8
1.8
6.5
42.1
100%
16.1
24.4
22.6
5.3
400~600万円未満
600~800万円未満
800~1,000万円未満
1,000~1,200万円未満
1,200~1,400万円未満
8.9
1,400~1,600万円未満
6.7
1,600万円以上
4.8 3.21.6
世帯主収入 600 万円未満
7
400万円未満
無回答
■
住宅取得等資金に係る贈与税の非課税制度の利用者は住宅購入者の 11.3%
¾ 住宅購入者に占める「住宅取得等資金に係る贈与税の非課税制度」の利用者の割合は 11.3%
となっている。(図 14)
¾ 世帯主の年齢別にみると、「住宅取得等資金に係る贈与税の非課税制度」の利用率は「29 才
以下」が最も高く 29.5%(前年度 13.6%)、次に「30~39 才以下」が 15.8%となっており、
比較的若い世代ほど生前贈与を受けて住宅取得を行っている様子がうかがえる。
(図 14)
¾ 親もしくは祖父母からの贈与を受けた受贈者についてみると、「住宅取得等資金に係る贈与
税の非課税制度」を利用した受贈者の割合は 63.5%となっている。受贈者の年齢別にみると、
29 歳以下では制度を利用した割合が 72.2%(前年度 31.6%)となっている。(図 14)
図14 世帯主の年齢別「住宅取得等資金に係る贈与税の非課税制度」の利用状況
0%
20%
40%
29.5
29才以下(N=44)
15.8
30~39才(N=417)
9.6
40~49才(N=332)
50才以上(N=205)
4.4
全体(N=1083)
4.4
11.3
60%
6.8 4.5
100%
利用した、または利用す
る予定である
59.1
7.2 1.7
3.6
80%
75.3
1.8
利用しなかった、または
利用する予定はない
84.9
0.5
(利用の有無について
の)無回答
90.7
5.0 1.5
親族からの贈与を受けて
いない
82.3
「親からの贈与」もしくは「祖父母からの贈与」を
受けた者を対象に集計した場合。
0%
20%
29才以下(N=18)
40%
80%
16.7
72.2
30~39才(N=103)
64.1
40~49才(N=50)
64.0
50才以上(N=19)
60%
100%
11.1
6.8
29.1
利用しなかった、または
利用する予定はない
12.0
24.0
5.3
47.4
47.4
利用した、または利用す
る予定である
無回答
全体(N=192)
28.1
63.5
8.3
¾ 住宅購入に与えた具体的な影響については、前年度と同様「借入金額を少なくできた」が
61.6%と最も多くなった。また、
「住宅を購入することができた」が前年度から 9.0 ポイント
増加して 43.4%となっている。(図 15)
図15 「住宅取得等資金に係る贈与税の非課税制度」の利用が住宅購入に与えた影響
0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 住宅を購入することができた
34.4 14.1 16.7 13.1 13.5 9.1 14.6 住宅の購入時期を早めた
当初の予定よりも広さや仕様がよりよい住宅を購入できた
当初の予定よりも立地のよい住宅を購入することができた
無回答
70.0 61.6 借入金額を少なくできた
その他
60.0 2.0 3.1 2.0 0.0 注)
80.0 (%)
71.9 43.4 2015年度(N=99)
2014年度(N=96)
※
(注)
「住宅取得等資金に係る贈与税の非課税制度」利用者のうち、同制度が住宅購入に影響したと回答した者を対象としている。
8
複数回答
3.消費税に対する意識
■
消費税率の引き上げが住宅購入に与えた影響は前年度から大幅に減少
¾ 平成 26 年 4 月から実施された消費税率の引き上げが、今回の住宅購入に与えた影響についてみ
ると、「特に影響はなかった」が前年度から 27.0 ポイント増加し全体の 66.8%となっている。
(図 16)
図16 平成 26 年 4 月からの消費税率の引き上げが今回の住宅購入に与えた影響(新築住宅購入者)
全体
60才以上 50~59才 40~49才 30~39才 29才以下
0%
10%
20%
2015年度(N=22)
30%
60%
70%
2014年度(N=166)
2014年度(N=102)
2014年度(N=43)
2014年度(N=47)
2015年度(N=394)
22.1
0.00.0
48.8
2.62.6
4.3
55.3
0.0
希望する住宅の条件よりも価格の低さを重視した
0.5 1.3
39.8
1.1
57.3
6.4
2.3 1.3
66.8
7.6
2014年度(N=377)
住宅の購入時期を早めた
0.00.0
69.2
34.0
1.7
6.0 0.0
0.0
15.4
10.3
0.9
74.0
51.2
0.0 0.0
0.0 1.2
31.9
45.1
2.0
4.0
16.0
21.1
67.2
52.9
0.0
1.8 1.2
0.6
8.6
21.6
100%
4.5
66.1
66.3
2015年度(N=116)
90%
5.3
6.7
24.2
80%
45.5
73.7
2015年度(N=165)
2015年度(N=39)
50%
4.5
45.5
2014年度(N=19)
2015年度(N=50)
40%
特に影響はなかった
その他
無回答
¾ 消費税率の引き上げについては「そもそも住宅に消費税がかかるのはおかしい」もしくは「住
宅購入は特別で、現行のまま据え置くべきである」が購入者全体の 47.6%を占めており、世代
別にみても各世代とも 4 割超となっている。(図 17)
図17 世帯主の世代別にみた消費税に対する考え
0%
29才以下(N=44)
20%
40%
40.9 30~39才(N=417)
36.5 40~49才(N=332)
34.9 60%
9.1 10.1 12.7 27.3 25.7 22.9 80%
100%
18.2 2.3 2.3 19.9 5.8 2.2 19.9 4.8 2.1 そもそも住宅に、消費税がかかる
のはおかしい
住宅購入は特別で、現行の8%
のまま据え置くべきである
他の財と同じで、住宅を購入する
場合についても引き上げてよい
わからない
50~59才(N=142)
60才以上(N=138)
40.1 29.7 10.6 15.9 23.2 17.6 4.9 3.5 21.7 23.2 0.0 5.8 23.8 19.9 4.9 3.7 その他
無回答
全体(N=1083)
35.9 11.7 9
¾ 「住宅に消費税がかかるのはおかしい」
「現行のまま据え置くべきである」と考える理由は「住
宅は生活の大切な基盤であるから」
(61.6%)が第 1 位、次いで「長期にわたって住み続ける住
宅に、消費税がかかるのはおかしい」
(47.9%)、
「諸外国のように、日本でも家を持つときの消
費税に対する政策的な配慮(軽減措置等)は必要だと思うから」
(44.2%)が上位 3 位を占めて
いる。(図 18)
¾ 世帯主の年齢別にみると、世代にかかわらず「住宅は生活の大切な基盤であるから」が過半数
となっており、50 代以上では「長期にわたって住み続ける住宅に、消費税がかかるのはおかし
い」との回答が半数超みられる。また、世帯主の年齢が若い世代ほど「住宅ローンの負担が更
に大きくなるから」が多くなっている。特に「29 才以下」では「住宅ローンの負担が更に大き
くなるから」が第 3 位(50.0%)となっており、消費税の増税が若い世代の住宅購入に影響を
与える可能性が示唆される。(図 18)
図18 「住宅に消費税がかかるのはおかしい」
「現行のまま据え置くべきである」と考える理由
0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0 70.0 (%)
80.0 68.2 60.8 57.6 69.4 61.9 61.6 住宅は生活の大切な基盤であるから
44.3 44.3 長期にわたって住み続ける住宅に、消費税がかかるのはおかしい
54.5 51.4 60.3 47.9 36.4 40.2 43.0 58.3 46.0 44.2 50.0 35.6 36.7 諸外国のように、日本でも家を持つときの消費税に対する政策的な
配慮(軽減措置等)は必要だと思うから
住宅ローンの負担が更に大きくなるから
9.5 13.6 14.9 18.4 9.7 25.4 16.3 現行の8%の負担が限界だ
今後、住宅の取得ができなくなるから
その他
無回答
27.8 32.0 18.2 12.9 5.1 4.2 4.8 8.5 4.1 1.9 4.2 3.2 3.5 0.0 1.5 0.0 0.0 0.0 0.6 9.1 29才以下(n=22)
30~39才(n=194)
40~49才(n=158)
50~59才(n=72)
60才以上(n=63)
全体(n=516)
※
10
複数回答
4.買い換えによる売却差額の発生状況
■
増加傾向を続けてきたマイナスの売却差額※発生世帯が前年度から 8.5 ポイント減少(76.7%)
1,000 万円以上の高額なマイナスの売却差額発生世帯は 26.1%で前年度から 15.7 ポイント減少
※自己所有住宅の購入時の価格から売却時の価格を差し引いた額。
¾ 自己所有住宅から住み替えた世帯の 72.7%が従前住宅を売却している。このうちマイナスの売
却差額が発生している世帯は 76.7%(対前年度比 8.5 ポイント減)、さらに-1 千万円以下の売却
差額が発生している世帯は 26.1%(対前年度比 15.7 ポイント減)となっており、いずれも大幅
に減少している。なお、
「-3 千万円以下」の高額なマイナスの売却差額が発生した世帯は 4.5%
(対前年度比 4.0 ポイント減)となっている。
(図 19)
図19 調査年次別売却差額の発生状況
<平均購入額、平均売却額> 0%
(購入)3596.6 万円
2015年度
(売却)3074.4 万円 (n=176)
50%
76.7
(購入)3717.5 万円 2013年度
(売却)2820.7 万円 (n=145)
(購入)3617.4 万円 2012年度
(売却)2562.3 万円 (n=156)
(購入)3536.1 万円 2011年度
(売却)2731.3 万円 (n=141)
(購入)3523.6 万円 2010年度
(売却)2764.2 万円
(n=135)
(購入)3658.3 万円 2009年度
(売却)2808.9 万円
(n=153)
マイナスの
売却差
額発生
0%
100%
2.8 20.5
(購入)3757.3 万円
2014年度
(売却)2780.3 万円 (n=189)
マイナスの売却差額発生
売却差額-1000 万円以下
2015年度
(n=176)
10%
20%
8.5
13.1
2014年度
(n=189)
85.2
1.6 13.2
83.4
2013年度
4.1 12.4
(n=145)
30%
40%
50%
60%
70%
23.8
9.7
90%
2.8
50.6
9.5
80%
16.5
43.4
24.1
100%
1.6
42.8
1.7
10.6
4.1
‐3千万円以下
2.3
‐3千万円~
‐2千万円
2.1 0.5
‐2千万円~
‐1千万円
9.7 0.0 2.8
‐1千万円未満
79.5
5.1 15.4
2012年度
(n=156)
76.6
2.8 20.6
2011年度
(n=141)
77.7
3.718.6
2010年度
(n=135)
74.5
4.6 20.9
2009年度
(n=153)
差額なし
プラスの
売却差
額発生
12.8
12.8
41.0
5.1
12.2
1.9 1.3
差額なし(0円)
10.6
15.6
13.3
40.4
17.8
2.8
41.5
15.7
19.6
17.7
3.7
32.0
15.6
4.6
16.3
0.72.1
2千万円未満
1.5 1.5
2千万円以上
3千万円以上
1.3 3.3
(注)各年度の平均購入額および平均売却額は、2.5%トリム平均と
している(上位 2.5%、下位 2.5%を排除して計算)
。
¾ 築年数別にマイナスの売却差額の発生状況をみると、「5 年以内」では-2 千万円~-1 千万円が
4.8%と前年度から 28.5 ポイントと大幅に減少している。また、
「5 年超~10 年以内」では、マ
イナスの売却差額発生率が最も高く 82.9%(対前年度比 2.8 ポイント減)となっている。また
「-3 千万円以以下」の高額なマイナスの売却差額が最も発生しているのは「15 年超~20 年以
内」で 17.4%を占めているが、前年度から 4.2 ポイント減少している。
(図 20)
全体
20年超~ 15年超~ 10年超~ 5年超~
25年超 25年以内 20年以内 15年以内 10年以内 5年以内
図20 売却住宅の売却時築年数別、売却差額の発生状況
0%
0.0 2015年度(N=21)[平均‐241.9万円] 0.0 4.8 0.0
2014年度(N=15)[平均‐677.3万円] 0.0
10%
20%
30%
マイナスの売却差額
40%
53.3
5.7
71.4
16.1 64.5 2014年度(N=33)[平均‐762.6万円] 0.0 9.1
2015年度(N=23)[平均‐1175.4万円]
27.3
2014年度(N=37)[平均‐1721.9万円]
30.4 21.6
2015年度(N=12)[平均‐1574.2万円]
8.3 31.3
2014年度(N=52)[平均‐627.8万円]
3.8
2015年度(N=176)[平均‐551.2万円]
4.5 18.9
16.7 6.3
15.9 11.4 5.8
25.0
100%
19.0 0.0 8.3 0.0 0.0 0.0 6.3 0.0
0.0
31.3
34.1 2.3 34.6
13.1 9.5
90%
41.7 32.7
8.5 8.5
21.7 24.3
25.0 2014年度(N=16)[平均‐2065.0万円]
2014年度(N=189)[平均‐973.7万円]
48.5
17.4 80%
4.8 0.0 0.0 0.0
6.7 0.0
6.7
0.0
0.0 0.0 4.9 12.2 0.0 0.00.0
11.4
0.0
2.9
0.0 0.0 19.4 0.0 0.0 0.0 0.0
0.0
12.1
3.0
0.0 8.7 4.3 4.3 4.3 8.7 0.0
27.0
0.0 5.4 2.7 0.0
75.6 2015年度(N=31)[平均‐416.8万円] 0.0 2.3 70%
0.0 33.3
2.9 5.7
2015年度(N=44)[平均‐248.5万円]
60%
71.4 2015年度(N=41)[平均‐375.6万円] 0.0 7.3 2014年度(N=35)[平均‐585.1万円]
50%
50.6 23.8
43.4
‐3千万円以下
‐3千万円~‐2千万円
‐2千万円~1千万円
‐1千万円未満
1千万円未満
1千万円~2千万円未満
2千万円~3千万円未満
3千万円以上
13.6 4.5 4.5 3.8
0.0
1.9
11.4 1.9
15.4
2.8 12.5 1.6
4.0 1.7 2.3 10.1
0.5
2.1
0.5
差額なし(0円)
(注 1) [ ]内の額は平均売却差額であり、2.5%トリム平均としている(上位 2.5%、下位 2.5%を排除して計算)
。
(注 2)2015 年度は、築 5 年以内が 2009 年以降竣工、築 5 年超~10 年以内が 2004~2008 年竣工、以下 5 年毎。2014 年度は、築 5 年以内が 2008 年以
降竣工、築 5 年超~10 年以内が 2003~2007 年竣工、以下 5 年毎。
(注 3)全体集計には、売却時築年数が無回答のものを含む。
11
5.マイナスの売却差額発生世帯の状況
■
マイナスの売却差額発生世帯の平均差額は前年度から減少し 1002.7 万円
¾ マイナスの売却差額発生世帯は従前住宅を平均 3782.8 万円(前年度 3858.3 万円)で購入し、
平均 2780.1 万円(前年度 2595.7 万円)で売却しており、その差額は前年度から減少し 1002.7
万円(前年度 1262.6 万円)であった。(図 21)
¾ 売却住宅の取得年別にマイナスの売却差額の発生状況をみると、1999 年以降に取得した住宅で
は-2 千万円以下の売却差額が発生していない。また、取得年が 2004 年以降の住宅では、売却
差額が比較的小さい-1 千万円未満の割合が 9 割を超えており、
「2009 年以降」では 90.0%、
「2004
~2008 年」では 94.6%を占めている。一方、1988 年以前に取得した住宅では、
「-4 千万円以下」
が 6.8%%となっているが、1989 年以降に取得した住宅では発生していない。(図 21)
図21 売却住宅の取得年(入居年)別マイナスの売却差額発生状況
<平均売却差額>
-452.0 万円
-447.9 万円
0%
20%
60%
1999~2003年0.0 0.0 (N=16) 0.0 -2305.4 万円
1994~1998年
0.0 (N=10)
-2116.7 万円
1989~1993年
0.0 (N=3)
80%
100%
90.0 2004~2008年0.0 5.4 0.0 (N=37) 0.0 -857.5 万円
-1555.9 万円
40%
0.0 2009年以降 0.0 0.0 10.0 0.0 (N=30)
‐5千万円以下
‐5千万円~‐4千万円
94.6 30.0 0.0 33.3 27.6 27.6 33.3 ‐2千万円~1千万円
34.5 ‐1千万円未満
マイナスの売却差額
大
‐3千万円~‐2千万円
20.0 10.0 40.0 33.3 1988年以前
3.4 3.4 3.4 (N=29)
‐4千万円~‐3千万円
62.5 37.5 小
(注)平均売却差額は、2.5%トリム平均としている(上位 2.5%、下位 2.5%を排除して計算)。
(参考)2014 年度の売却住宅の取得年(入居年)別マイナスの売却差額発生状況
<平均売却差額>
-836.5 万円
-635.5 万円
0%
20%
0.0 2008年以降 0.0 3.2 3.2 (N=31)
60%
1998~2002年0.0 5.3 5.3 (N=38) 0.0 -2310.8 万円
1993~1997年
0.0 11.5 (N=26)
-3043.6 万円
1988~1992年
(N=11)
9.1 1987年以前 0.0 0.0 4.8 (N=21) 0.0 大
80%
100%
67.7 25.8 2003~2007年0.0 0.0 9.1 6.1 (N=33) 0.0 -1165.7 万円
-1113.8 万円
40%
‐5千万円以下
‐5千万円~‐4千万円
84.8 19.2 18.2 ‐4千万円~‐3千万円
52.6 36.8 18.2 27.3 ‐3千万円~‐2千万円
15.4 23.1 30.8 ‐2千万円~1千万円
18.2 9.1 ‐1千万円未満
28.6 66.7 マイナスの売却差額
(注)平均売却差額は、2.5%トリム平均としている(上位 2.5%、下位 2.5%を排除して計算)。
12
小
6.インターネットの利用状況
■
既存住宅購入者のインターネット利用率は 86.8%と前年度から大幅に増加
¾ インターネットの利用率は 86.8%(対前年度比 8.0 ポイント増)となっている。特に、既存住
宅購入者のインターネット利用者は 86.8%となり前年度から 10.4 ポイント増となっている。
¾ 年齢別に見ると、20 代が 90.9%で前年度と同じである以外は、全ての年代で利用率が増加して
いる。(図 22,図 23)
図22 インターネットによる不動産情報収集の経験の有無
0%
20%
40%
2015年度(N=394)
新築住宅
購入者
100%
12.2
83.6
2013年度(N=329)
76.4
2013年度(N=709)
78.4
2015年度(N=1083)
1.3
17.3
86.8
2014年度(N=747)
1.0
15.1
80.2
2015年度(N=689)
全体
80%
86.8
2014年度(N=377)
既存住宅
購入者
60%
2.4
11.9
18.1
利用していない
5.5
18.1
86.8
利用した
1.3
3.5
12.0
無回答
1.2
2014年度(N=1124)
78.8
17.1
4.1
2013年度(N=1038)
79.0
17.8
3.2
図23 世帯主の年齢別インターネット利用率の変化
全 体
2015年度
(N=1083)
2014年度
(N=1124)
2013年度
(N=1038)
29才以下
30~34才
35~39才
40~44才
45~49才
50~54才
55~59才
60才以上
86.8%
90.9%
94.0%
92.5%
90.8%
92.1%
82.7%
82.1%
60.1%
78.8%
90.9%
85.1%
86.9%
86.6%
80.4%
80.9%
76.3%
51.4%
79.0%
76.9%
84.3%
87.3%
80.7%
83.6%
74.4%
66.7%
61.3%
(注)世帯主の年齢別サンプル総数に占めるインターネット利用世帯の割合。
¾ 利用したインターネット端末をみると、前年度に引き続き「パソコン」の利用率が 86.1%と最
も高い。また、前年度と比べるとスマートフォンやタブレットの利用率が高まってきており、
特にスマートフォンでは 55.6%(対前年度比 12.8 ポイント増)となっている。(図 24)
¾ 世代別にみると、若い世代ほどスマートフォンの利用率が高い傾向がみられる。
(図 25)
¾ 利用した不動産情報サイトをみると、新築・既存とも「SUUMO」が最も多く、新築では 80.7%、
既存では 81.8%となっている。(図 26)
図24 利用したインターネット
端末の変化
図25 世帯主の年齢別利用した
インターネット端末
0
0
20
40
60
その他
55.6
42.8
19.4
17.8
無回答
0.0
0.0
0.1
0.0
60
パソコン
15.7
スマートフォン
40
携帯電話
その他
2014年度
(N=820)
無回答
※複数回答
80
51.8
34.2
70.0
72.2
17.5
20.3
21.5
17.9
12.0
19.4
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
1.2
0.1
新築・既存別利用した
不動産情報サイト
0
20
40~49才(N=303)
24.3
27.9
26.6
7.0
11.5
9.9
10.8
18.4
15.6
60才以上(N=83)
全 体(N=940)
※複数回答
13
4.4
2.3
3.1
その他の業界
団体サイト
0.6
1.0
0.9
不動産ジャパ
ン
1.8
1.5
1.6
その他
2.0
2.8
2.6
無回答
3.5
1.7
2.3
50~59才(N=117)
(%)
100
41.5
49.3
46.5
HOME’S
その他のポー
タルサイト
80
27.5
31.9
30.3
at home web
30~39才(N=389)
60
80.7
81.8
81.4
Yahoo!不動産
O‐Uccino
29才以下(N=40)
40
SUUMO(住
宅情報ナビ)
特定の不動産
会社のサイト
55.6
12.5
7.2
6.9
3.4
1.2
6.3
タブレット
2015年度
(N=940)
(%)
100
80.0
80.7
88.8
93.2
92.8
86.1
スマートフォン
6.3
6.7
タブレット
20
100 (%)
86.1
92.8
パソコン
携帯電話
80
図26
新築住宅購入者
(N=342)
既存住宅購入者
(N=598)
全体
(N=940)
※複数回答
■
物件情報検索用アプリをダウンロードしたのは住宅購入者の 30.5%
ダウンロードしたアプリとしては、SUUMO が 92.8%と最も多くなっている
¾ 物件情報収集にスマートフォンまたはタブレットを利用した住宅購入者のうち、アプリをダウ
ンロードしたのは 30.5%となっている。また、世帯主の年齢別にみると、若い世代ほどダウン
ロードしている割合が高い傾向がみられる。(図 27,図 28)
¾ ダウンロードしたアプリの種類としては「SUUMO」が最も多く、住宅購入者全体の 92.8%と
なっている。
(図 29)
図27
新築・既存別 物件情報検索用アプリのダウンロードの有無
0%
10%
20%
30%
50%
60%
70%
80%
90%
100%
新築(N=218)
31.2
65.6
1.4 1.8
既存(N=375)
30.1
67.7
1.60.5
全体(N=593)
30.5
66.9
1.5 1.0
はい
図28
40%
いいえ
わからない
無回答
世帯主の年齢別 物件情報検索用アプリのダウンロードの有無
29才以下 30~34才 35~39才 40~44才 45~49才 50~54才 55~59才 60才以上
全体
(N=30) (N=159) (N=146) (N=129)
(N=53)
(N=25)
(N=28)
(N=19) (N=593)
33.3
34.0
28.8
27.1
26.4
32.0
46.4
21.1
30.5
66.7
62.3
70.5
69.8
69.8
60.0
53.6
78.9
66.9
3.1 1.6
1.9
4.0 1.5
0.6
0.7
1.6
1.9
4.0 1.0
はい
いいえ
わからない
無回答
図29
世帯主の年齢別 ダウンロードしたアプリの種類
0
20
40
60
(%)
80
100
30.0 29才以下(N=10)
90.0 0.0 0.0 10.0 42.7 30~39才(N=96)
6.3 0.0 44.9 40~49才(N=49)
6.1 95.9 28.6 0.0 47.6 50~59才(N=21)
100.0 52.4 4.8 0.0 60才以上(N=4)
91.7 26.0 50.0 50.0 0.0 25.0 0.0 43.1 全体(N=181)
6.1 0.6 HOME’S
92.8 27.6 SUUMO(スーモ)
at home
その他
無回答
※複数回答
14
7.既存住宅購入に対する意識
■
既存住宅購入者のうち、既存住宅を候補に入れて住宅を探した割合は年々増加
¾ 既存住宅購入者のうち、住宅購入にあたって探した住宅についてみると、既存住宅も候補に入
れて住宅を探した割合※1 が 93.5%となり、緩やかな増加傾向がみられる。また、新築住宅購入
者のうち既存住宅も探した購入者※2 の割合は 44.5%(対前年度比 5.4 ポイント減)となってい
る。(図 30)
※1「既存住宅のみ」、
「主に既存住宅」「新築・既存にはこだわらなかった」
、の何れかを回答した既存住宅購入者を指す。
※2「主に新築住宅」、
「新築・既存にはこだわらなかった」、
「主に既存住宅」の何れかを回答した新築住宅購入者を指す。
図30
住宅購入にあたって探した住宅
<新築住宅購入者>
0%
10%
20%
2015年度(N=394)
30%
40%
50%
60%
70%
54.6 2014年度(N=377)
80%
100%
16.5 0.8 1.0 27.2 49.6 90%
0.8 0.5 16.7 32.4 新築住宅のみ
主に新築住宅
新築・既存にはこだわらなかった
主に既存住宅
2013年度(N=329)
<既存住宅購入者>
48.0 0%
10%
20%
32.5 30%
40%
50%
60%
70%
80%
18.8 0.6 0.0 90%
100%
無回答
既存住宅のみ
2015年度(N=689)
2014年度(N=747)
20.9 23.7 24.0 22.6 48.9 4.6 1.9 46.2 5.2 2.0 主に既存住宅
新築・既存にはこだわらなかった
主に新築住宅
2013年度(N=709)
21.4 20.5 50.1 3.7 4.4 無回答
¾ 購入した住宅の延床面積別に住宅購入にあたって探した住宅をみると、既存住宅購入者では延
床面積が比較的小さい場合や「120 ㎡以上」の場合に「既存住宅のみ」もしくは「主に既存住
宅」を探した購入者の割合が大きくなっている。新築住宅購入者では、延床面積が狭い住宅を購
入した場合に、新築・既存にこだわらず幅広い選択肢の中から住宅を選んでいる様子がうかが
える。(図 31)
図31
購入した住宅の延床面積別住宅購入にあたって探した住宅
<新築住宅購入者>
0%
20%
60㎡未満(N=20)
40%
31.2 48.5 80㎡~100㎡未満(N=78)
25.0 65.6 120㎡以上(N=4)
20.0 0.0 0.0 19.3 0.0 1.0 7.8 1.6 0.0 0.0 100.0 全体(N=394)
0%
20%
40%
60%
新築住宅のみ
主に新築住宅
新築・既存にはこだわら
なかった
主に既存住宅
無回答
16.5 0.8 1.0 27.2 54.6 80%
100%
33.7 2.4 1.2 既存住宅のみ
60㎡未満(N=83)
31.3 31.3 60㎡~80㎡未満(N=263)
20.5 80㎡~100㎡未満(N=154)
18.8 120㎡以上(N=47)
100%
12.8 1.3 1.3 24.4 60.3 100㎡~120㎡未満(N=64)
100㎡~120㎡未満(N=58)
80%
40.0 40.0 60㎡~80㎡未満(N=202)
<既存住宅購入者>
60%
15.5 25.5 51.0 24.7 52.6 20.1 55.2 20.7 42.6 21.3 2.7 1.1 6.5 8.6 1.9 0.0 主に既存住宅
新築・既存にはこだわ
らなかった
主に新築住宅
6.4 4.3 無回答
全体(N=689)
20.9 48.9 23.7 15
4.6 1.9 ■
既存住宅購入者の購入対象は希望エリアで手頃な価格の良質な物件
¾ 既存住宅購入者の購入理由は、「希望エリアの物件だったから」(63.0%)、「手頃な価格だった
から」
(59.7%)、
「良質な物件だったから」
(44.8%)が上位 3 位を占めており、立地や価格の手
頃さに次いで、住宅の質が購入の決め手となっていることがうかがえる。(図 32)
図32
既存住宅を購入した理由
図33
<既存住宅購入者>
0
<新築住宅購入者>
20
40
60
(%)
0
100
44.8 42.4 47.3
52.2
良質な物件だったから
17.6 18.6 18.6
18.6
リフォームするつもりだったから
15.5 17.1 15.2
15.1
いずれまた住み替えをするから
4.8 4.8 4.7
4.5
多くの既存物件から選ぶことができ
たから
6.5 5.8 4.0
6.0
1.0 2.0 1.8
1.3
その他
3.3 3.7 3.2
3.3
無回答
7.0 7.4 4.1
5.1
40
2015年度
(N=689)
2014年度
(N=747)
20.8 25.7 26.1
26.7
新築住宅に比べて耐震性に不安が
あるから
20.8 19.9 20.4
20.7
安くてもリフォーム費用などがかか
るから
21.3 20.4 16.4
19.0
その他
2013年度
(N=709)
2012年度
(N=603)
無回答
※ 複数回答
(%)
100
27.4 34.2 34.0
31.8
既存住宅では耐久性や品質に不安
があるから(耐震性は除く)
既存は住宅融資を利用しにく いから
80
35.0 33.4 39.5
34.1
好みに合う既存物件がなかったから
新築住宅のほうが税制面で有利だ
から
60
59.1 57.0 60.2
58.8
長く住むつもりだから
28.3 27.7 33.6
38.6
早く入居できるから
20
新築の方が気持ちが良いから
59.7 52.1 52.6
50.6
手頃な価格だったから
いずれ建替えようと思って いるから
80
63.0 60.9 68.8
73.5
希望エリアの物件だったから
新築にはこだわらなかったから
既存住宅を購入しなかった理由
15.7 10.6 12.8
19.3
4.1 4.5 3.3
3.4
8.1 5.0 4.9
5.4
1.0 1.3 1.8
1.1
2015年度
(N=394)
2014年度
(N=377)
2013年度
(N=329)
2012年度
(N=352)
※ 複数回答
16
8.既存住宅購入にあたっての建物検査の実施状況等
■
不動産会社等による住宅保証の利用率は 41.4%、うち建物保証の利用が 33.2%
「既存住宅売買かし保険」を利用した既存住宅購入者の割合は 8.7%
¾ 既存住宅購入者における不動産会社等による住宅保証の利用状況をみると、住宅保証の利用率
は 41.4%となっており、うち建物保証の利用が 33.2%を占めている。建て方別に「建物保証」、
「住宅設備保証」の利用状況をみると、既存戸建てでは建物保証を利用した購入者が 43.3%を
占めており、既存マンションでは「建物保証のみ利用」
「建物保証と住宅設備保証を利用」が同
程度となった。(図 34)
¾ 不動産会社等による住宅保証が今回の住宅購入に多少なりとも影響したとの回答は、住宅保証
利用者の 79.4%を占めている。(図 35)
¾ 既存住宅購入者における「既存住宅売買かし保険(国が指定する住宅瑕疵担保責任保険法人が提供する保険)」
の利用率は 8.7%であったが、利用者について「既存住宅売買かし保険」が今回の住宅購入に与
えた影響度をみると、多少なりとも影響したとの回答は 76.6%を占めている。(図 36,図 37)
※不動産会社等による建物保証及び「既存住宅売買かし保険」の利用にあたって実施された検査、ならびにそれ以外におこな
った民間の建物検査(ホーム・インスペクション)
。
図34
不動産会社等による住宅保証の利用状況<既存住宅購入者>
0%
10%
20%
30%
40%
50%
60%
70%
80%
90% 100%
建物保証と住宅設備保証を利用
既存戸建て(N=224)
15.6 既存マンション(N=422)
14.2 既存住宅(N=662)
14.5 27.7 4.0 46.0 6.7 建物保証のみ利用
住宅設備保証のみ利用
図35
13.7 10.7 18.7 8.2 56.2 5.2 52.4 6.2 利用しなかった
無回答
不動産会社等による住宅保証の住宅購入への影響<既存住宅購入者>
多少なりとも影響した
0%
20%
40%
60%
80%
100%
大きく影響した
建物保証及び住宅設備保
証を利用した場合(N=104)
1.9 影響した
建物保証のみ利用した場合
(N=143)
9.8 住宅設備保証のみ利用した
場合(N=54)
11.1 住宅利用保証利用者全体
(N=301)
12.0 図36
17.3 32.7 32.7 15.4 18.2 44.8 25.9 24.1 42.6 20.4 18.9 40.2 27.2 1.4 多少影響した
1.9 影響しなかった
無回答
1.7 「既存住宅売買かし保険」の利用状況<既存住宅購入者>
0%
10%
20%
30%
40%
50%
60%
70%
80%
90%
100%
利用した
既存戸建て(N=224)
9.4
77.7
12.9
利用していない
既存マンション(N=449)
無回答
既存住宅(N=689)
図37
10.0
83.3
6.7
10.0
81.3
8.7
「既存住宅売買かし保険」の住宅購入への影響<既存住宅購入者>
0%
既存戸建て(N=29)
10.3
既存マンション(N=30) 3.3
既存住宅(N=60)
多少なりとも影響した
40%
60%
20%
8.3
34.5
34.5
80%
100%
20.7
0.0
大きく影響した
影響した
多少影響した
26.7
43.3
30.0
26.7
38.3
17
23.3
0.0
0.0
影響しなかった
無回答
■
民間の建物検査(ホーム・インスペクション)注 1 の実施率は 15.2%
既存住宅の購入にあたっての建物検査注 2 の実施率は 44.6%
(注 1) 不動産会社等による住宅保証や「既存住宅売買かし保険」の利用にあたって実施された検査を除く。なお、不動産会社
が提供する無償のインスペクションサービス(主に買主側の購入申込前に実施)がおこなわれた場合を含む。
(注 2) 不動産会社等による建物保証及び「既存住宅売買かし保険」の利用にあたって実施された検査、ならびにそれ以外にお
こなった民間の建物検査(ホーム・インスペクション)
。
¾ 不動産会社等による住宅保証もしくは「既存住宅売買かし保険」を利用する際に実施された検
査以外におこなわれた民間の建物検査(ホーム・インスペクション)※1 の実施率は、
「既に売主
がおこなっていた」が 12.9%、
「売主に依頼しておこなってもらった」が 2.3%、合計 15.2%と
なっている。
(図 38)
¾ 既存住宅の購入にあたって何らかの建物検査 ※ 2 をおこなった購入者は、既存住宅購入者の
44.6%を占めており、特に既存戸建て購入者では 54.5 %となっている。(図 39)
図38
民間の建物検査(ホーム・インスペクション)※1 の実施状況<既存住宅購入者>
※1 不動産会社等による住宅保証や「既存住宅売買かし保険」の利用にあたって実施された検査を除く。なお、不動産会社が提供する無
償のインスペクションサービス(主に買主側の購入申込前に実施)がおこなわれた場合を含む。
0%
既存戸建て
(N=224)
20%
18.8
既存マンション
(N=449)
10.0 0.40.9
既存住宅
(N=689)
0.3
12.9 2.0
図39
40%
60%
0.04.0
80%
65.6
100%
既に売主がおこなっていた
売主に依頼しておこなってもらった
(費用は売主が負担した)
売主に依頼しておこなってもらった
(費用は自ら負担した)
おこなわなかった
11.6
75.1
13.6
71.4
13.4
無回答
住宅購入にあたっての建物検査※2 の実施状況<既存住宅購入者>
※2 不動産会社等による建物保証及び「既存住宅売買かし保険」の利用にあたって実施された検査、ならびそれ以外におこなった民間の
建物検査(ホーム・インスペクション)。
0%
10%
20%
既存戸建て(N=224)
既存マンション(N=449)
既存住宅(N=689)
30%
40%
50%
60%
70%
54.5 34.4 80%
90%
100%
11.2 いずれかの検査をおこなった
どの検査もおこなっていない
40.1 45.7 44.6 41.9 18
14.3 13.5 無回答
9.住み替えに伴い売却した住宅の購入者に関する情報
■
住み替えに伴い売却した住宅の購入者に関する情報が「気になる」のは全体の 42.7%
最も気になる情報は「家族構成」
¾ 住み替え前に所有していた住宅を売却した回答者のうち、購入者に関する情報が気になるかど
うかについて、「気になる」は全体の 42.7%となった。(図 40)
¾ 購入者に関する情報で気になるものとしては、
「家族構成」が全体の 57.6%で第1位であり、次
いで「職業」「予算」となっている。一方、世帯主の年齢別にみると、50 歳以上では「職業」
の割合が「家族構成」よりも高く、50~59 歳では 76.5%、60 歳以上では 51.7%となっている。
(図 41)
図40
世帯主の年齢別 住み替えに伴い売却した住宅の購入者に関する情報が気になるかどうか
0%
10%
39歳未満(N=30)
20%
30%
50%
60%
33.3 70%
80%
90%
63.3 40~49歳(N=58)
42.5 60歳以上(N=69)
42.0 全体(N=199)
42.7 48.3 1.7 57.5 0.0 52.2 5.8 53.8 気になる
気にならない
100%
3.3 50.0 50~59歳(N=40)
図41
40%
3.5 無回答
世帯主の年齢別 住み替えに伴い売却した住宅の購入者に関する情報のうち気になるもの
(%)
0
39歳未満(N=10)
10
20
30
40
50
60
70
48.3
40~49歳(N=29)
100
72.4
51.7
10.3
10.3
64.7
5.9
76.5
70.6
17.6
41.4
44.8
60歳以上(N=29)
10.3
13.8
8.2
51.7
55.3
57.6
52.9
全体(N=85)
職業
90
50.0
50.0
50.0
0.0
0.0
50~59歳(N=17)
80
11.8
家族構成
予算
売買金額以外の取引条件
19
その他
※複数回答