人工衛星の軌道 地球の周囲を飛ぶ人工衛星の軌道を、世界地図

人工衛星の軌道
地球の周囲を飛ぶ人工衛星の軌道を、世界地図(メルカトル図法)に投影するとサインカーブとなるこ
との観察です。
テレビや新聞・雑誌には、しばしば下図の左上にあるサインカーブ状の曲線群が出てきますが
何でこのような図形になるかの説明を試みたものです。円軌道を描く衛星が地球を1周するたびに地図
にサインカーブが 1 個描かれます。
一周ごとに軌道がずれているのは、地球が自転しているためです。下のシミュレーションは 15 度ず
つずれて 24 周で一回りする場合の軌跡を表しています。
このような軌道は高度数百Kmの比較的低い軌道を飛行するスペースシャトルや地表観測衛星の場
合にあてはまります。
高度 3 万数千キロメートルを飛ぶ静止衛星の場合などとは区別して伝える必要もあると思います。
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上図:地球を 2 周程度
右図:15 度ずつずれて 24 周し
はじめと同じ軌道へ
戻ったときの全軌跡
ちなみに、うちの理科教員のコメントは、
「現象は正しく記述されているけど、物理的にはあまり興味がある内容ではないなあ」
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