<平成 平成23 23年度 23年度 年度 事業計画> 事業計画> (栄養課) 栄養課) *テーマ テーマ 地域へ 地域へ発信・ 発信・貢献する 貢献するケア するケアの ケアの実現 目 標 サブテーマ:食事による排便効果 1、現状 高齢者や特に寝たきりの介護が必要な人には便秘が多く見られます。これは、年を重ねるにつれ 排泄に必要な筋力の低下や腸の筋力も低下する為、蠕動運動での排泄がスムーズにいかなくな るからです。また、食事量や水分摂取量が少なくなる傾向にありますから、さらに便秘を悪化させ てしまいます。施設のご利用者様においても、ほとんどの方が下剤の服用による排便に頼ってい るのが現状です。 2、実施要件 ◎食事やおやつに食物繊維の多く含む食品や、乳酸菌などを含む食品を取り入れることで自然 排便を促す ◎朝の起床時に牛乳や水を飲むことで、腸の動きを活発にする などの方法を取り入れて、なるべく下剤を使わずに自然排便ができる方向に持っていきます。 また、医療機関や介護職との連携を図り、会議の場を設けるなどして長期目標として経過を見な がら、進めていきます。 3、達成方法 栄養課会議にて委託側に施設側の意向を伝え、初めはおやつから改善していき、バナナ(または バナナジュース)やおちらし、さつま芋などの食物繊維の多く含まれる食品を使用したり、オリゴ糖 を取り入れてもらい様子観察していきます。 短期間での効果はわからない為、長期的にわたって経過を見ていきます。また、同じ物を長期に 摂取することでマンネリ化され、効果が無くなる可能性もありますので、内容をローテーションして いき、その都度効果が見られているかデータを取っていきます。 4、目標効果 自然排便を促すことにより、下剤の量や回数が少なくなり、ご利用者様の苦痛を軽減する事が 出来ます。また、下剤を使うことで下痢症状が見られ、おむつかぶれや皮膚のただれが多く見ら れたが、下剤の使用を減らすことでご本人や介護者の負担を軽減する事が出来ます。
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