消 化 器 科目責任者 平 石 秀 幸 学年・学期 3学年・1学期 Ⅰ.前 文 消化器の講義で取り扱う内容は口腔・食道・胃・小腸・大腸・直腸・肛門の消化器に加えて,肝臓・胆嚢・胆道・膵 臓・腹膜の諸臓器が含まれる。この領域で,主として疾患の病態・診断・治療についての内容となるが,これらの理解 に必要な最小限の解剖・生理等の内容と病理学各論実習も含まれる。臓器間,あるいは病態での関連もあり閉塞性黄疸, 門脈圧亢進症は別に講義時間を設けてある。担当科は内科,外科,放射線科,口腔外科,病理学(人体分子)である。 Ⅱ.担当科(教授) 内科学(消化器) (平石 秀幸) 放射線医学 (楫 靖) 第一外科学 (加藤 広行) 第二外科学 (窪田 敬一) 口腔外科学 (川又 均) 越谷病院消化器内科 (玉野 正也) 病理学(人体分子) (三富 弘之) Ⅲ.一般学習目標 基礎で習った知識を前提に,概括的な疾患の構造,各疾患の病態・診断・治療について理解し,BSLに対応できる十 分な知識を得ることを目標とする。 Ⅳ.行動目標 各臓器の基本的な構造および機能,主要疾患における症候・病態・診断(鑑別診断も含む)・治療について理解する。 以上の事柄を実際の臨床に応用しうる綜合的な理解。 Ⅴ.講義の学習内容 回数 月 日 曜日 時限 講 義 テ ー マ 担 当 者 1 4 13 月 2 肝疾患総論 内科学(消化器) 飯 島 誠 2 13 月 3 肝・胆・膵の画像診断(1) 放 射 線 医 学 楫 靖 3 13 月 4 肝・胆・膵の画像診断(2) 放 射 線 医 学 楫 靖 各1 4 14 火 4 肝の病理(1) 病理学(人体分子) 三 富 弘 之 各1 5 14 火 5 肝の病理(2) 病理学(人体分子) 三 富 弘 之 6 16 木 1 ウイルス肝炎 Ⅰ.感染症 内科学(消化器) 室 久 俊 光 7 16 木 2 ウイルス肝炎 Ⅱ.急性・劇症 内科学(消化器) 室 久 俊 光 8 16 木 3 ウイルス肝炎 Ⅲ.慢性・肝硬変Ⅰ 内科学(消化器) 室 久 俊 光 −320− 回数 各1 各1 各1 月 日 曜日 時限 講 義 テ ー マ 担 当 者 9 4 17 金 4 ウイルス肝炎 Ⅳ.肝硬変Ⅱ 内科学(消化器) 室 久 俊 光 10 17 金 5 肝腫瘍 内科学(消化器) 小 池 健 郎 11 20 月 3 悪性肝疾患の外科治療(肝細胞癌) 第 二 外 科 学 窪 田 敬 一 12 20 月 4 悪性肝疾患の外科治療(肝細胞癌以外) 第 二 外 科 学 窪 田 敬 一 13 21 火 4 薬物性肝障害,感染性肝疾患,体質性黄疸 内科学(消化器) 室 久 俊 光 14 21 火 5 自己免疫性肝疾患 内科学(消化器) 室 久 俊 光 15 24 金 4 代謝性肝疾患(1) 内科学(消化器) 飯 島 誠 16 24 金 5 代謝性肝疾患(2),アルコール性肝障害 内科学(消化器) 飯 島 誠 17 27 月 3 良性肝疾患の外科治療 第 二 外 科 学 窪 田 敬 一 18 27 月 4 門脈圧亢進症 内科学 (消化器) 飯 島 誠 19 28 火 4 胆道系の病理 病理学(人体分子) 三 富 弘 之 20 28 火 5 胆のう・胆道の良性疾患 内科学(消化器) 飯 島 誠 21 30 木 1 胆のう・胆道の良性疾患の外科治療 第 二 外 科 学 加 藤 正 人 22 30 木 2 胆のう・胆道の悪性疾患の外科治療(1) 第 二 外 科 学 青 木 琢 23 30 木 3 胆のう・胆道の悪性疾患の外科治療(2) 第 二 外 科 学 青 木 琢 24 5 1 金 4 膵疾患の病理 病理学(人体分子) 三 富 弘 之 25 5 1 金 5 急性膵炎 越谷・消化器内科 玉 野 正 也 26 7 木 1 慢性膵炎 越谷・消化器内科 玉 野 正 也 27 7 木 2 良性膵疾患の外科治療 第 二 外 科 学 下 田 貢 28 8 金 4 悪性膵疾患の外科治療(1) 第 二 外 科 学 青 木 琢 29 8 金 5 肝・胆膵患者に対する移植治療 第 二 外 科 学 窪 田 敬 一 30 8 金 6 悪性膵疾患の外科治療(2) 第 二 外 科 学 青 木 琢 31 11 月 3 消化管疾患総論 内科学(消化器) 平 石 秀 幸 32 11 月 4 食道の病理 病理学(人体分子) 三 富 弘 之 33 12 火 4 口腔:構造・機能,歯科疾患,口腔ケアー 口 腔 外 科 学 川 又 均 34 12 火 5 食道の良性疾患 内科学(消化器) 渡 辺 菜穂美 35 14 木 1 食道の悪性疾患 内科学(消化器) 吉 竹 直 人 36 14 木 2 食道疾患の外科治療 第 一 外 科 学 加 藤 広 行 −321− 三 学 年 回数 月 37 曜日 時限 5 14 木 3 胃の構造および機能(1) 内科学(消化器) 笹 井 貴 子 38 15 金 4 胃の構造および機能(2),ヘリコバクター感染症 内科学(消化器) 笹 井 貴 子 各1 39 15 金 5 胃疾患の病理(1) 病理学(人体分子) 三 富 弘 之 各1 40 18 月 3 胃疾患の病理(2) 病理学(人体分子) 三 富 弘 之 41 18 月 4 消化性潰瘍(1) 内科学(消化器) 平 石 秀 幸 42 21 木 1 消化性潰瘍(2) 内科学(消化器) 平 石 秀 幸 43 21 木 2 胃の良性疾患の外科治療 第 一 外 科 学 佐々木 欣 郎 44 21 木 3 胃の悪性疾患 内科学(消化器) 吉 竹 直 人 45 25 月 3 胃の悪性疾患の外科治療 第 一 外 科 学 加 藤 広 行 各1 46 25 月 4 腸疾患の病理(1) 病理学(人体分子) 三 富 弘 之 実 47 29 金 1 病理実習(1)食道 病理学(人体分子) 三 富 弘 之 実 48 29 金 2 病理実習(2)胃良性疾患 病理学(人体分子) 三 富 弘 之 1 月 3 十二指腸・小腸疾患の外科治療 第 一 外 科 学 百目木 泰 50 1 月 4 腹膜疾患(ヘルニア) 第 一 外 科 学 百目木 泰 51 8 月 3 小腸疾患 (イレウス除く) 内科学(消化器) 前 田 光 徳 52 8 月 4 大腸の良性疾患(イレウス除く) 内科学(消化器) 富 永 圭 一 53 15 月 3 炎症性腸疾患(1)潰瘍性大腸炎 内科学(消化器) 増 山 仁 徳 54 15 月 4 炎症性腸疾患(2)クローン病 内科学(消化器) 増 山 仁 徳 55 19 金 4 炎症性腸疾患の外科治療 第 一 外 科 学 尾 形 英 生 56 19 金 5 大腸・肛門の良性疾患の外科治療 第 一 外 科 学 山 口 悟 57 22 月 4 大腸ポリポーシスの治療 第 一 外 科 学 尾 形 英 生 58 25 木 1 イレウス診断と治療 第 一 外 科 学 百目木 泰 59 25 木 2 大腸・直腸の悪性疾患および外科治療(1) 第 二 外 科 学 高 木 和 俊 60 26 金 2 大腸・直腸の悪性疾患および外科治療(2) 第 二 外 科 学 石 塚 満 実 61 26 金 3 病理実習(3)胃癌 病理学(人体分子) 三 富 弘 之 実 62 29 月 4 病理実習(4)大腸癌 病理学(人体分子) 三 富 弘 之 実 63 29 月 5 病理実習(5)肝・胆・膵 病理学(人体分子) 三 富 弘 之 各1 64 30 火 4 腸疾患の病理(2) 病理学(人体分子) 三 富 弘 之 49 6 日 講 義 −322− テ ー マ 担 当 者 回数 月 各1 65 実 66 実 日 曜日 時限 講 義 テ ー マ 担 当 者 6 30 火 5 腸疾患の病理(3) 病理学(人体分子) 三 富 弘 之 7 1 水 2 病理実習(6)特発性慢性炎症性腸疾患(IBD) 病理学(人体分子) 三 富 弘 之 67 1 水 3 病理実習(7)IBD,その他 病理学(人体分子) 三 富 弘 之 実 68 2 木 2 病理実習(8)消化管悪性リンパ腫 病理学(人体分子) 三 富 弘 之 実 69 2 木 3 病理実習(9)消化管非上皮性腫瘍 病理学(人体分子) 三 富 弘 之 注)上表のうち,左端の「各1」「実」と表示されたコマは,それぞれ別科目「病理学各論Ⅰ」,「病理学各論実 習」の授業であるが,科目構成上「消化器」の授業とともに表記されている。 Ⅵ.評価基準 出席についてはチェックを行い,出席率は受験資格の要件とする。評価については,各担当領域の教員の出題による 試験あるいはレポートにより行うが,最終的評価は科目責任者が行う。 Ⅶ.教科書・参考書・AV資料 教科書は指定しない。 参考書:内科学 第九版 朝倉書店 (内消) Cecil TEXTBOOK OF MEDICINE, 20th edition, Saunders(内消) Harrison’ s Principles of Internal Medicine, 16th edition, McGraw-Hill(内消) Diseases of the Liver and Biliary System, Sheila Sherlock and James Dooley, 9th edition, Blackwell Scientific Publications(内消) 肝細胞の病理 内田俊和,HBJ出版局(健康管理) 肝病理アトラス−針生検を主とした 横山 武,文光堂(健康管理) 標準病理学 第4版 医学書院 新臨床内科学 第9版 医学書院 Ⅷ.質問への対応方法) 原則として①講義時に質問を受け付ける。 ②後で質問がある場合はアポイントを取ること(原則として秘書を通じて) −323− 三 学 年
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