国際会議・国際研究集会開催準備金内規 2013 年 5 月 17 日制定 (目的) 第 1 条 日本高圧力学会(以下本会という)は、本会会則第3条の目的を達するため、同第4条の諸 事業を行うこととしており、国際会議・国際研究集会の主体的な開催もその事業に含まれる。 従来、本会は、International Conference on High Pressure Science and Technology(以下、AIRAPT と略記)の日本開催において共催組織として中心的な役割を果たし、本会事業の中心をなす高 圧討論会との共同開催としてきた。本内規は、AIRAPT に限らず、本会と関連が深い国際会議・ 国際研究集会の国内開催を支援し、広く高圧力に関する科学および技術の研究と応用を促進す ることを目的とする。 (名称) 第2条 この準備金の名称を「国際会議・国際研究集会開催準備金」とする(以下、本準備金と記 載)。 (性格) 第 3 条 本準備金は、原則として、本会が共催し、かつ本会会員が中心的に開催を担う国際会議・国 際研究集会の開催のために、無利子で貸与されるものとする。 (会計) 第4条 本準備金は特別会計より行う。 (対象とする国際会議・国際研究集会の種類) 第 5 条 対象とする国際会議・国際研究集会は、日本で開催される以下のいずれかに該当するもの とする。 1. AIRAPT 2. 本会が共催し、かつ本会会員が中心的に開催を担う国際会議・国際研究集会 3. その他、幹事会で承認された国際会議・国際研究集会 (金額の上限) 第 6 条 本準備金の上限は、一件の開催につき原則的に以下の金額とする。 1. AIRAPT:1000 万円 2. 第 5 条に規定された AIRAPT 以外の国際会議・国際研究集会:100 万円 (申請) 第 7 条 本 準 備 金 の 貸与 を 希 望す る 本 会会 員 、 およ び本 会 会 員 が 中心 的 に 担う Organization Committee 等は、所定の申請書を用い、関連書類を添えて本会会長に申請するものとする。 (審査および決定) 第 8 条 本準備金の貸与の申請があった場合は、会長は幹事会にそれを諮り、幹事会においてその 可・不可および金額に関する審査・決定を行う。貸与の決定およびその金額は、評議員会 の承認を経る。 (決定内容の通知) 第 9 条 申請に対する審査結果および貸与金額は、決定され次第、速やかに会長から申請者に伝達 される。 (貸与) 第 10 条 本準備金の貸与が決定された場合、事務局は申請者と協議の上、適切な期日に、振込等に より申請者の指示する所定の口座に入金する。 (借用書) 第 11 条 本準備金の貸与が行われた後、申請者は速やかに借用書を事務局に提出する。 (利用報告書および決算資料の提出) 第 12 条 本準備金の貸与を受けた会員および Organization Committee 等は、本準備金を利用した国際 会議・国際研究集会終了後、半年を目途に以下の事項を含む利用報告書を会長に提出する。 1. 国際会議・国際研究集会の内容、開催期間、開催地、開催場所 2. 参加人数およびその内訳に関すること 3. 収支決算書 4. 所見(成果等を 400 字程度に総括) また、上記利用報告書に加えて、会誌「高圧力の科学と技術」に掲載する開催報告を執筆 し、事務局に提出する。 (返還) 第 13 条 本準備金は、借用書記載の記述までに、全額を本会特別会計口座に返金する。 第 14 条 前条に関連し、返還に関する詳細な条件が必要であると判断される場合には、当学会と当 該国際会議・国際研究集会の主催者による協議の上、返還条件に関する覚書を予め結ぶも のとする。 第 15 条 貸与決定を受けた国際会議・国際研究集会が諸事情により開催されなかった場合、申請者 は速やかにその全額を返金するものとする。 (返済の猶予および免除) 第 16 条 諸事情により貸与額の一部あるいは全額が返済できない場合、申請者は速やかに報告書を 会長に提出する。会長は幹事会における承認を経て返還期日を変更し、貸与額の1/3まで を免除することができる。また、会長は評議員会の承認を得て、その2/3までの返済を免 除することができる。さらに会長は総会の承認を得て、その全額までの返済を免除するこ とができる。 付則 1 付則 2 本内規は 2013 年 5 月 17 日から実施する。 本内規は幹事会の承認を経て改正することができる。
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