09BL0、コンテスト本選が開かれました!

立教大学経営学部経営学科 Department
of Business, College of Business, Rikkyo University
BLP通信
Business
Leadership
Program
BLPは日本初の学部レベル全員履修リーダーシップ開発プログラム。
国際経営学科のBBLプログラムとともに、文科省「質の高い大学教育推進プログラム(教育GP)2008∼2010」に選定されています。[BLP主査]日向野幹也
編集:三木朋乃
第3号 2009年7月14日発行
09BL0、コンテスト本選が開かれました!
09BL4、コンテスト本選が開かれました!
学生レポーター経営学科2年 蟹江静香
6月30日、学部1年生必修でBLPの根本となる基礎演習の本選がタッカー
ホールで行われました。5月19日のキックオフから企画提案プロジェクトを
進め、4,5人からなる全80チームのうちクラス内予選を勝ち抜いた上位6チー
ムが、学部生全員とテーマ出題者のゲストの前でプレゼンテーションを行
いました。今回は小山龍介様(グリーンホールディングス株式会社代表取締
役社長)と野崎亮介様(松竹芸能株式会社タレント開発室長)をゲストに
迎え、「松竹芸能のお笑いスクールを使った新ビジネス提案」について議論
してきました。
準優勝チームのプレゼン風景
優勝チーム:松本先生+1班+SA服部
ゲストのお二方に審査をして頂き、優勝として選ばれたのは松本クラス
1班。外国人留学生をターゲットに日本語学校と提携しお笑いスクールを
展開するという企画を提案しました。その他にもユーモアある教師育成や
インターネット通信学習など、学生独特の視点からの新たな発想と共に現
実味あふれる提案が発表され、ゲストのお二人も感心しながら審査をして
くださいました。また発表をさらに良くするためのアドバイスを含めた講
評を聞けたほか、今回の本選では初めてクリッカーが導入され、見ている
学生も審査に参加できました。
プロジェクト自体は終わりましたが、これから行われるフィードバック
で自分やチームのメンバーを互いに評価し振り返ることで、今後リーダー
シップや他の専門科目の授業をも学ぶ意欲につながるでしょう。
BL4担当教員 津吹達也 7月7日、経営学部3年生28名が履修する、BL4プロジェクトの本選が行
われました。BL4はBLPの最終科目にあたる科目であり、これまでのBLPや学
部科目で学んださまざまな要素が多面的に必要とされます。今期のBL4で
は、「新規事業の立案」をテーマに、7カンパニー(グループ)に分かれた
ワークとして約1ヵ月半、プロジェクトを進めてまいりました。
本選当日は、審査員に吉田様(JAFCO、 ベンチャーキャピタリスト)、藤
間様 (中小企業診断士)、坂田様 (株式会社サンテプラス、 起業家)の3名
をお迎えし、質疑から提案、内容審
査が行われました。
前週のクラス内予選を突破した
本選出場の4カンパニーは、普段よ
りもやや緊張した面持ちながら、
実に堂々と、練り上げたプランを
プレゼン。審査員の皆様からもそ
れぞれ非常に高い評価をいただき
ました。最終審査にて以下の提案
プレゼン風景
が、優勝、準優勝となりました。
★優勝:カンパニー「 55School!!」 「受験生の心のオアシス(高校生向け大学受験ナビビジネス)」
★準優勝:カンパニー名「CoolSpot」 「募金ロッカー(学内向け募金ロッカーシステム)」
これでBL4科目としての成果は終了となりますが、また今後、この書き上
げた事業プランをベースに、有志にて、外部のプランコンテストへの応募な
ども検討されており、今後ますますの彼らの活躍が期待されます。
藤間様より準優勝カンパニー表彰
【BLPが目指すもの】
BLPはBL0∼4まで、5学期2年半に渡
る5つの科目で構成されており、学期が進
むにつれ、学習内容がより高度になって
いきます。
優勝カンパニー+ゲスト+担当教員
<BLP科目配置図>
プロジェクト実行(前期)
BL4
3年次
左の図はBLPの科目配置を表したもので
す。5学期続けて受講すると、内容が一学
期おきにプロジェクト→スキル→プロジェ
クト→スキル→プロジェクトとなること
が分かります。プロジェクト実行の学期に
自分で気付いた長所を、次のスキル強化
の学期で集中的に伸ばし、短所を補い、
またその次のプロジェクト実行の学期に 2年次
自分でチェックできるというサイクルに
なっているのです。
ビジネスの現場で必要とされる能力を2
年半にわたり、段階的に学びながら進化
していくことを前提としたBLP。BLPを通
して学ぶリーダーシップを自転車の前輪、
専門知識(専門選択科目)を後輪として、 1年次
「ビジョンを描き周囲を巻き込む力」を
つけるのがBLPの最終的な目標です。
起業グループプロジェクト
(前輪と後輪をバランスよく駆動する)
スキル強化(後期)
BL3
BL2
問題解決プロジェクト
(後輪の活用を開始する)
A 講義とグループワーク
(各自の経験をリーダーシップ理論で振り返り学習を定着)
B グループ討議やペアセッション
(リーダーシップのためのコミュニケーションスキルを養う)
C 対話法と添削による文章表現改善
(リーダーシップのための批判的思考を養う)
BL0
入門・問題解決グループプロジェクト
(前輪と後輪を意識する)
BL1
ディベート
(論理思考力を養う)
BLP通信(第3号) 1
セ
コ
イ
ア
・
ク
海外からSteers教授・Osland教授らが来学しました
ラ
ブ
経営学部教授 石川淳 欧米の大学では、6月は日本でいうと「年度末」にあたります。そのため、毎年、この時期には欧米大学の教授らが外国に出かけやすく、立教大学経営学
部へも多くの先生方が訪れて下さいます。今年は、オレゴン大学名誉教授のSteers博士をお招きして、国際会議、公開授業を行いました。さらには、サンノ
ゼ州立大学教授のOsland博士もお迎えし、Steers博士とともに経営学部の教員との意見交換会が実施されました。いずれのイベントも、学生にとっても教員
にとっても、非常に有意義なものとなりました。
1.国際会議
を含めて170名もの人たちが参加
テーマ「Globalization, Challenges for Managers, and Calls for Leadership」
②国際ワークショップ
①国際シンポジウム
[日時]6月13日(土)10:00∼15:30
[日時]6月12日(金)17:00∼19:00@8号館
[内容] 経営学の最先端の研究に関して、活発な議論が行われました 。
[内容]「Global Managers, Global Minds」
[参加者]世界各国の研究者から受けた申し込みの中で、厳選された9カ
国27名の研究者が報告。報告者も含めて40名を超える研究者が参加。
グローバル時代に活躍するためにどのような
リーダーやマネージャーが必要となるのか、
また、そのようなリーダーやマネージャーを
育成するためにどのようなマネジメントが必
要となるのかについての議論が行われまし
た。
2.公開授業
[日時]6月18日(木)18:10∼19:30
[内容]「One Globe, Many Worlds: The challenges of managing across cultures」
[参加者]一般の方、研究者、COB学生
Steers教授
Steers博士による学生向けの公開授業。 異文化マネジメントにおける課題
とその克服方法についての講義が行われました。授業は、質疑応答も含め
てすべて英語で行われましたが、国際経営学科の学生はもちろんのこと、
経営学科の学生も、授業内容をほとんど理解できたようで、講義後に積極
的な質疑応答が行われました。
[参加者]経営学部の学生92名が参加
3.COB教員との意見交換会
[日時]6月17日(水)10:30∼12:00
Q&Aの様子
熱心に話を聞く経営学部生
09BL4から、スターバックス本社にビジネス
プランの提案を行いました!
[内容]教育および研究について。特に、グローバル・リーダーシップを
発揮するためには何が必要となるのか、また、そのようなリーダーシップ
を育成するために、大学教育において何が必要となるのかについてCOB教
員との意見交換会が実施されました。
首都圏教育懇談会が開かれました
6月27日(土)、(2年次)保護者対象の首都圏教育懇談会が行われまし
た。学部別セッションでは白石学部長と日向野BLP主査から最近の授業内
容、成績表の見方、上級生の就職状況などの説明がありました。約40名の
09BL4では、5月に「池袋西口スター
バックス新店舗開発に関する提案書」
というワークを行いました。そこで優
勝したグループが、去る6月29日(月)、
スターバックスコーヒー本社にて店舗
開発部の初川様・加藤様に対して新規
業態の提案を行ってきました。
保護者にご参加いただき、BLPの紹介ビデオクリップのDVDも配布されま
した。
(左から、津吹先生、西川優紀、関知世、浅賀美帆、土屋美樹、初川様、加藤様)
BLP通信に載っている一部の記事の詳細や動画は、立教
大学経営学部のサイト( http://cob.rikkyo.ac.jp/j/
COBtoday/)にも掲載されています。ぜひご覧下さい。
お問い合わせはBLP事務室、船山([email protected])・諸橋([email protected])まで
教室巡り∼BL2編 経営学科3年 成田遥
学生レポーター
今期のBL2では説得力のある論理構成やディスカッションの方法を習
得するために、ディベートを取り入れています。1チーム3,4人で構成さ
れていて、立論の作成や相手チームの主張の予測、それらに反論するた
めの準備を約1ヶ月行ってきました。そして各クラス6月30日と7月7日に
ディベート本番を迎えました。
私がSAをする太田クラスでは生徒から提案された「政府は小売店の
レジ袋を有料化にすべきである」という論題で試合を行いました。5月に
立論はスピード勝負!
1分しかない貴重な準備時間
実施した別の論題の時はなかなか論点が合わない場面もありましたが、2
週にわたる振り返りを経てより有意義な議論が進められました。肯定
側・否定側の活発なディスカッションはもちろん、審査をする受講生の
鋭い視点に太田先生は感心しているようでした。
皆さんには今回の試合を通じて得た論理的な思考能力や人々を説得
させるための話術、さらに満足いかなかっ
た様々な点をこれからのステップにつな
げて欲しいと思います。
審査結果はいかに!?
講評をする太田先生
BLP通信(第3号) 2