Uniface 9.1.01

Uniface 9.1.01
リリースアナウンス
はじめに
2007 年 1 月 22 日に Uniface 9 がリリースされます。今回リリースされる Uniface のリビジョン番号は
9.1.01 となります。
Uniface 9 では、Web アプリケーション開発の強化、よりフレキシブルなフォーム レイアウト、Unicode
の拡張サポート、ウィジェットの追加などが実現され、これらをサポートするためにいくつかの機能が
変更されています。既存の Uniface 8 アプリケーションを Uniface 9 にインポートする際には、組み込
み移行機能が提供されます。
Uniface 8 からの主な変更は次の通りです。
追加または変更された機能
廃止された機能
PROC の変更
非推奨の PROC
アサインメント設定の変更
初期化設定の変更
コマンド ライン スイッチの変更
Web 開発の変更
String データ タイプのデフォルト動作の変更
Uniface 9.1.01 の新機能
追加または変更された機能
追加された機能、または変更された機能を以下に示します。
Unicode のサポート-Uniface は Unicode イネーブルとなり、完全にインターナショナルな
アプリケーションを構築できるようになりました。詳細については、Uniface Library 9.1.01
「Theme: International Applications」を参照してください。
Web 開発の強化-Uniface の Web 用アプリケーションは、HTML ではなく XHTML がベー
スになり、拡張性と移植性が強化されました。UComposer の機能がサーバー ページ エディ
タに統合され、Uniface 開発環境でサーバー ページのデータ構造とレイアウトを編集したり
保存したりできるようになりました。詳細については、Uniface Library 9.1.01 「Changes in
Web Development」を参照してください。
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Uniface 9.1.01 リリースアナウンス
ダイアグラム エディタ-アプリケーション モデルごとに複数のダイアグラムを作成して編
集することができます。これにより、スーパータイプとサブタイプのエンティティ、1:N リ
レーションシップ、継承リレーションシップを表示できます。詳細については、Uniface
Library 9.1.01 「Diagram Editor」を参照してください。
動的なフォーム レイアウト-PROC 関数$paintedfieldproperties を使用して、フォ
ーム上のフィールド レイアウトを設定することができます。データ構造と最初のフ
ォーム レイアウトはフォーム エディタで定義しますが、フィールドの位置とサイ
ズのプロパティを変更すれば、フォーム レイアウトを修正できます。このように、
レイアウトがフレームの外からも設定できるようになりました。詳細については、
Uniface Library 9.1.01「Changing Form Layout Dynamically」を参照してください。
ダイナミック メニュー-PROC コードを使用して、メニューを動的に作成できます。インラ
イン メニューという新しいタイプのメニュー項目は、新しい PROC 関数$inlinemenu で追
加される動的なコンテンツのプレースホルダです。詳細については、Uniface Library 9.1.01
「Dynamic Menus」を参照してください。
ウィジェットの追加と強化-カラー リスト ウィジェットとカラー ボックス ウィジェット
のほかに、以下のウィジェットが追加されています。
リッチ エディット ボックス、カレンダー、出力ボックス、進行バー
グリッド ウィジェットが強化されて、セル ウィジェット タイプの動的な変更、カラム サ
イズの自動変更、背景色、フィールド ベースの色、スピン ボタン、ドロップダウン ウィジ
ェットの設定ができるようになりました。さらに、Uniface の多くの既存ウィジェットにプロ
パティが追加されています。
色処理の強化-色処理が拡張されて、RGB カラー、MS Windows カラー、Web カラー(W3C
標準に準拠)を選択できるようになったため、Windows デスクトップの表示とのビジュアル
な統合が可能です。必要に応じたエンド ユーザーのカスタマイズも拡張されました。カラー
リスト ウィジェットとカラー ボックス ウィジェットを使用して、アプリケーションのエン
ド ユーザーに色のカスタマイズ機能を追加できます。また、PROC ステートメント colorbox
を使用すれば、アプリケーション内から Microsoft Windows の[色]ダイアログ ボックスを起
動することもできます。詳細については、Uniface Library 9.1.01 「Color Handling」を参
照してください。
インポートとエクスポートの強化-Uniface 9 では、データは XML 1.0 準拠データとしてだ
けエクスポートされます。オプションで、.zip ファイルに圧縮できます。TRX フォーマット
はインポートだけでサポートされます。新しい PROC 命令が追加されて PROC からのインポ
ート、エクスポート、データ変換が可能になりました。ローカル ファイル管理 PROC 命令が
拡張されて、ZIP ファイルがサポートされるようになりました。
ZIP サポート-Uniface では、インポート、エクスポート、ファイル管理 PROC などすべて
のファイル システム I/O で、ZIP アーカイブがサポートされます。これにより、アサインメ
ント ファイルでのファイル リダイレクションなどの通常のファイル I/O 命令を使用して、
ZIP アーカイブのファイルにアクセスできます。詳細については、Uniface Library 9.1.01
「Zip Files」および「Proc for File System Management」を参照してください。
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Uniface 9.1.01 リリースアナウンス
ファイル管理の拡張-アサインメント ファイルのリダイレクションが考慮されて、新しい
PROC ステートメントと PROC 関数が、ファイルの作成、ファイルの移動、ファイル名変更
をサポートします。詳細については、Uniface Library 9.1.01 「Proc for File System
Management」を参照してください。
XML コンポーネント API-Uniface では、XML の PROC での読み書きに使用できる内部コ
ンポーネントが提供されています。UXMLWRITER を使用して、XML のファイルまたはデ
ータ ストリームを生成します。UXMLREADER を使用して、既存の XML ファイルやデー
タ ストリームを解析します。詳細については、Uniface Library 9.1.01 「Procedural XML
Handling」を参照してください。
コンポーネント テキストが Uniface 9 のラベル ウィジェットに移行されます(アタッチされ
ません)。属性は FormText=True、Font=FormText、Transparency=True です。Uniface 8
コンポーネント テキストで横に隣接した位置にあるものは(スペースを除いて)、Uniface 9
の 1 つのラベルに変換されます。
Uniface 9 ではコンポーネントのテンプレートが分類され、フォーム、レポートなどの各コン
ポーネント タイプに対応するコンポーネント テンプレートがあります。Uniface 8 ではコン
ポーネント テンプレートは分類されませんでした。つまり、あるテンプレートがいくつかの
コンポーネント タイプに使われる可能性がありました。コンポーネント テンプレートは、
使用するコンポーネントを基に分類されたコンポーネント テンプレートに自動的に移行さ
れます。
String データ タイプは、Special String と同じシンタックス定義をサポートするようになり
ました。したがって、Special String データ タイプはもう使用できません。新しいフィール
ド シンタックスとショートハンド コードがあります。詳細については、Uniface Library
9.1.01 「Changes in Default Behavior of String Data Type」を参照してください。
この変更は、その他も含め、Uniface メタ ディクショナリで行われています。詳細について
は、Uniface Library 9.1.01 「Migrate Repository from Uniface 8 to Uniface 9」を参照して
ください。
Uniface 9 では、Microsoft Windows レジストリでのレイアウト管理の履歴設定は、以下の場
所にあります。
HKEY_CURRENT_USER¥Software¥Compuware¥Uniface¥USYS9¥
Uniface 8 のレイアウト設定を失いたくない場合は、USYS8 レジストリ設定を USYS9 にコ
ピーしてください。
廃止された機能
配布リストを使うアプリケーションの配布は、もうサポートされていません。アプリケーシ
ョンの配布と配置には、デプロイメント アーカイブを使用します。
クロス リファレンス機能は、もうサポートされていません。
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Uniface 9.1.01 リリースアナウンス
PROCの変更
新しく追加された PROC、強化された PROC、廃止する予定の PROC があります。
表1 新しい PROC ステートメント
PROC 命令
説明
colorbox
Microsoft Windows の[色]ダイアログ ボックスを起動します。
dircreate
指定されたディレクトリを作成します。
dirdelete
指定されたディレクトリを削除します。
dirrename
指定されたディレクトリの名前を変更します。
entitycopy
1 つまたは複数のオカレンスをソースから別の場所にコピーします。
filecopy
指定されたファイルを別の場所にコピーします。
filedelete
指定されたファイルを削除します。
filemove
指定されたファイルを別の場所に移動します。
filerename
指定されたファイルの名前を、同じディレクトリ内で変更します。
flush
指定された ZIP アーカイブのファイル管理トランザクションを完了し
て、ファイルを閉じます。
指定された ZIP アーカイブのファイル管理トランザクションを完了し
lflush
て、ファイルを閉じます(アサインメント ファイルのリダイレクシ
ョンは無視されます)。
表2 新しい PROC 関数
PROC 命令
$curoccvideo
説明
カレント オカレンスのフィールドについてのビデオ プロパティを
返すか、設定します。
$fieldsyntax
指定されたフィールドのシンタックス属性を返すか、設定します。
$fieldvideo
指定されたフィールドのビデオ属性を返すか、設定します。
$paintedfieldproperties
フォームに描かれたフィールド ウィジェットの特定のインスタンス
についての位置とサイズを返すか、設定します。
$procreturncontext
前の PROC 命令の戻り値に関するコンテキスト情報を返します。
$inlinemenu
インライン メニュー プレースホルダの場所で、1 つまたは複数のメ
ニュー項目を挿入、または検索します。
$itemcount
リストの項目数を返します。
$string
パラメータ文字列内の各 XML エンティティが、そのエンティティの
示す文字に置き換えられた文字列を返します。
$ude
開発環境のコンテキスト内で、引数に応じてデータをエクスポート、
インポート、または変換します。
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Uniface 9.1.01 リリースアナウンス
表3 変更された PROC 命令
PROC 命令
説明
動的なフォーム レイアウトのサポート。ヒットリスト内の「特定の」
$fieldproperties
フィールドの位置とサイズを設定して取得します。
ヒットリスト内のフィールドの「デフォルトの」位置とサイズを設定
$properties
して取得します。
$stripattributes
と
Uniface 9 では、Uniface 8 のように文字列から無効な文字を削除しま
stripattributes
せん。
ファイル I/O:
ZIP サポート。これらの PROC 命令は、ZIP ファイルとディレクトリ
filedump
の作成、読み取り、書き込みが可能になりました。このシンタックス
fileload
の詳細は、詳細については、Uniface Library 9.1.01 「Syntax of Names
ローカル ディレクトリの管
for Files and Directories」を参照してください。
理:
ldircreate
fileload、filedump、lfileload、lfiledump での Unicode エ
ldirdelete
ンコード。これらの PROC 命令には、Unicode エンコードのタイプを
ldirrename
指定するパラメータがあります。
$ldir
$ldirlist
ローカル ファイルの管理:
lfilecopy
lfiledelete
lfiledump
lfileload
lfilemove
lfilerename
$lfileexists
$lfileproperties
非推奨のPROC
コンピュウェアでは廃止する予定の PROC 関数を「非推奨」としています。非推奨の PROC はまだサ
ポートされますが、そのサポートのレベルは推奨されない理由により異なっています。廃止された機能
に基づいているか、旧式のシンタックスが使用されている場合に、非推奨になります。
旧式のシンタックスが使用されている PROC 命令はサポートされますが、推奨されません。
つまり、PROC エディタでハイライト表示されず、記述もされません。このような PROC が
あると、PROC コンパイラにより情報メッセージが表示されます。コンピュウェアではお客
様からのリクエストがあればバグを修正しますが、このような PROC の変更を積極的には行
いません。
廃止された機能に基づいた PROC 命令はサポートされますが、ドキュメントでは代わりの新
しい方法を説明しています。コンピュウェアではお客様からのリクエストがあればバグを修
正し、必要に応じて変更を行います。
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Uniface 9.1.01 リリースアナウンス
表4 非推奨の PROC
非推奨の PROC
推奨 PROC
理由
concat
$concat
旧式のシンタックス
curocc_video
curoccvideo
旧式のシンタックス
delete_instance
deleteinstance
旧式のシンタックス
field_syntax
fieldsyntax
旧式のシンタックス
$curoccvideo
$fieldsyntax
field_video
fieldvideo
旧式のシンタックス
$fieldvideo
file_dump
filedump
旧式のシンタックス
lfiledump
file_load
fileload
旧式のシンタックス
lfileload
ltrim
$ltrim
旧式のシンタックス
new_instance
newinstance
旧式のシンタックス
perform
activate
廃止された機能
pragma
なし
廃止された機能。
代わりに 3GL のコールアウト
を使用します。
replace
$replace
旧式のシンタックス
rtrim
$rtrim
旧式のシンタックス
run
activate
廃止された機能
scan
$scan
旧式のシンタックス
sendmessage
activate
旧式のシンタックス
spawn
activate OS コマンド
廃止された機能
split
$split
旧式のシンタックス
$outer
$entinfo
旧式のシンタックス
$time
$clock
旧式のシンタックス
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Uniface 9.1.01 リリースアナウンス
アサインメント設定の変更
アサインメントのファイルとセクションに多数の変更があります。
表5 新しいアサインメントの設定とセクション
アサインメント設定または
説明
ファイルのセクション
[META_LANGUAGE]
アサインメント ファイルの新しいセクションで、LANGUAGE で指定
した文字セットと Unicode 間の文字マッピングが含まれます。
$SEARCH_SKELETON
サーバー ページのレイアウト定義が検索される順序を指定します。
$EXTENDED_SYNTAX
フィールド シンタックス定義で拡張文字(~&または~@)にできる文
字を指定します。
$FULL_SYNTAX
フィールド シンタックスのショートハンド コード FUL に設定でき
る文字セットを指定します。
$GAIJI
日本語の外字文字を使用可能にします。
$META_IN_TRX
パッキング コード U*で定義された String フィールドのデータ記憶フ
ォーマットを XML または TRX に設定します。
$WIDE_CHAR_BEHAVIOR
パッキング コード w で定義された String フィールドに使用される文
字セットを指定します。
$ZIP_CHARSET
ZIP アーカイブへの読み書きに使用する文字セットを指定します。特
に指定しない場合は、$SYS_CHARSET が使用されます。
$ZIP_LINECRLF
ZIP ファイルの読み書きで使用される行末文字を指定します。特に指
定しない場合は、$NEWLINE が使用されます。
表6 変更や廃止のアサインメント設定
Uniface 9 での代用
Uniface 8
$DOUBLE_WIDTH=8
$GAIJI=true
$DOUBLE_WIDTH=33
$GAIJI=false
$ONE_BYTE_STORAGE
なし
ZIPパスのアサインメント
アサインメント ファイルのリダイレクションで、ZIP アーカイブの定義ができます。たとえば、以下の
ように設定します。
[FILES]
; All forms compiled into a ZIP archive
*.frm = myforms.zip:*.frm
; All xml files are imported from the sources ZIP in the installation directory
umeta.xml = usys:..¥sources¥sources.zip:umeta.xml
usource.xml = usys:..¥sources¥sources.zip:usource.xml
udefault.xml = usys:..¥sources¥sources.zip:udefault.xml
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Uniface 9.1.01 リリースアナウンス
初期化設定の変更
初期化設定に多数の変更が行われています。
表7 追加、変更、廃止の初期化設定
設定
HTMLHELP
説明
Microsoft Windows に配置する Uniface アプリケーションのネイティブなオン
ライン ヘルプは、HTML ベースのヘルプまたは WinHelp です。これを指定し
ない場合は、デフォルト値の TRUE になります。
REGISTRY_STYLE
BY_INI の値はもうサポートされていません。
AutoImeClose
Uniface 9 では廃止されています。
ウィジェット
Uniface 動作の規格への準拠を強化するため、以下のデフォルトのウィジェット定義に、
dimmedBackColor = 0ff という設定が導入されました。これにより、アクティブでないフィールド
のテキストは Microsoft Windows によってグレーに設定されますが、Uniface 8 でのように Uniface で
背景色を変更することはありません。
ColorBox
ColorList
Combobox
DropDownList
EditBox
ListBox
NoEditBox
SpinButton
RichEditBox
背景色も変更したい場合は、usys.ini でこれらのプロパティの値を変更してください。
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Uniface 9.1.01 リリースアナウンス
コマンド ライン スイッチの変更
コマンド ラインのスイッチとサブスイッチの機能が変更されています。
表8 新しいコマンド ライン スイッチとサブスイッチ
スイッチ
説明
コンポーネントを圧縮しないでコンパイルしてディスクに保存します。
/noc
表9 変更されたコマンド ライン スイッチとサブスイッチ
スイッチ
説明
ZIP アーカイブをサポートします。
/cpy
/cut スイッチはもう使用できません。
ZIP アーカイブをサポートします。
/imp
表10 廃止されたスイッチ
スイッチ
/cut サブスイッチ(/cpy
変更内容
廃止
TRX がエクスポート ファイルのサポート フ
と一緒に使用)
/pre スイッチ
変更理由
ォーマットではなくなったためです。
廃止
配布リストを使うアプリケーションの配布
は、もう使用できないためです。
/exp スイッチ
廃止
配布リストを使うアプリケーションの配布
は、もう使用できないためです。
/cro スイッチ
廃止
クロス リファレンス機能は、もう使用できな
いためです。
/zip スイッチ
廃止
コンポーネントはデフォルトで圧縮されるた
め、このスイッチはもう必要ありません。
Web開発の変更
Uniface 9 では、Web 開発が大幅に強化されました。そのため、Web アプリケーション定義のサポート
方法と保存方法に多くの変更があります。
主な変更は以下のとおりです。
サーバー ページのレイアウト情報は、外部のスケルトン ファイルではなくサーバー ページ
自体に入っています。サーバー ページの完全な定義は、リポジトリに保存され、.usp ファ
イルにコンパイルされます。
新しいサーバー ページ エディタに、サーバー ページ レイアウト エディタというグラフィ
カルな HTML レイアウト エディタが組み込まれています。これがサーバー ページを定義す
るためのメイン ツールです。コンポーネント エディタは、データ構造の表示、フィールド
のロード、プロパティの定義、トリガへの PROC コードの書き込みに使用します。
スケルトン ファイル(.hts)はもう不要ですが、実行時にはまだサポートされます。アサイ
ンメント設定$SEARCH_SKELETON を使用して、Web レイアウト情報のソースを検索する順
序を指定できます。デフォルトでは、.usp ファイルが使用されます。
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Uniface 9.1.01 リリースアナウンス
HTML フックは不要になりました。代わりに、Uniface の XHTML タグを直接サーバー ペ
ージ レイアウトに挿入できます。
フリー フォーマット、表レイアウト、縦方向のレイアウトを使用して、空のサーバー ペー
ジ エンティティにフィールドをロードできるようになりました。
Uniface を使用する Web 開発とデプロイメントについての詳細な説明は、Uniface Library 9.1.01
「Theme: Web Applications」にあります。初めての場合は、Uniface Library 9.1.01 チュートリアルの
「Developing Your First Uniface Web Application」が役立ちます。
スケルトン ファイル
Uniface 9 では、Web ページのレイアウト情報がサーバー ページの構造に統合され、このレイアウト情
報はレジストリに保存されます。Uniface 8 ではこれに HTML スケルトン ファイル(.hts)が使用さ
れていました。Uniface 9 のサーバー ページ レイアウトは、コンパイル時に参照して、統合 HTML エ
ディタを使って編集できます。このエディタは、サーバー ページ コンポーネントを開くと表示されま
す。
Uniface 8 では、HTML スケルトンは明示的で、対応する Uniface 8 サーバー ページとは切り離されて
いました。Uniface 8 の HTML スケルトンがサーバー ページに組み込まれるのは実行時になってから
で、そのため、スケルトン ファイルをビルドして修正しサーバー ページをテストし終えるまで、サー
バー ページがどのように表示されるかを確認できませんでした。
リポジトリの移行ユーティリティには、対応するスケルトン ファイルを含めるかどうかなど、Uniface 8
のサーバー ページを移行するためのいくつかのオプションがあります。詳細については、Uniface
Library 9.1.01 「Migrate Repository Utility」を参照してください。
1 つのサーバー ページには、HTML 構造を 1 つしか入れられません。HTML 出力を生成するために、
1 つのサーバー ページに複数の HTML 構造を要する場合は、外部の.hts ファイルを使う必要が出てき
ます。しかし、Uniface 9 では、外部のスケルトン ファイル(.hts)とサーバー ページが自動的には
同期が取られません。詳細については、Uniface Library 9.1.01 チュートリアルの「Using External
Server Page Layout Definitions」を参照してください。
サーバー ページ エディタとレイアウト エディタ
サーバー ページのレイアウト情報は、サーバー ページ エディタに統合されたグラフィカルな HTML
レイアウト エディタである、サーバー ページ レイアウト エディタを使用して保持できます。これは、
以前の Uniface で使用されていたペイント タブロに代わるものです。このレイアウト エディタを使用
して、テキスト、画像、リンク、表などを挿入することにより、埋め込みデータ構造やその他の HTML
ベース定義などのレイアウト定義を行います。また、Java スクリプトやスタイル シートなど、より高
度な機能もサポートしています。
詳細については、Uniface Library 9.1.01 「Server Page Editor」および「Server Page Layout Editor」
を参照してください。
Uniface 9 での機能強化のため、[Component Editor Preferences]ウィンドウには、[Generate HTML]
と[HTML Editor]のオプションがなくなりました。
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Uniface 9.1.01 リリースアナウンス
UnifaceのXHTMLタグ
Uniface 8 では、Uniface 固有の HTML タグは、HTML フックを使用して HTML 構造に挿入していま
した。Uniface 9 では、サーバー ページ レイアウト エディタの[Insert]メニューから、これらのタグ
を直接レイアウトに挿入できます。
<x-entity>-コンポーネント エンティティを定義します。
<x-occurrence>-マルチ オカレンスを定義します。
<x-subst>-Web 固有のフィールドとラベル表示を定義します。また、Uniface 関数の一部
と JavaScripts ファイルの挿入にも使用されます。
詳細については、Uniface Library 9.1.01 「Uniface XHTML Tags」および「Server Page Layout
Structure」を参照してください。
サーバー ページのデータ構造
HTML 構造内のエンティティ要素とフィールド要素が、コンポーネントのデータ構造を制御します。コ
ンポーネントのデータ構造により、エンティティのリレーションシップとフィールド処理の順序が決ま
ります。データ構造はコンポーネント エディタで表示でき、コンポーネント エディタの保存、コンパ
イル、終了などの有効アクション時に自動的に再生成されます。データ構造を手動で再生成するには、
ツールバーまたは[View]メニューの[Refresh Structure]オプションを使用します。データと HTML の構
造内にあるオブジェクトは、オブジェクト名に基づいて同期が取られます。オブジェクト名が重複して
いると、予期しない動作をもたらす可能性があります。
データ構造はコンポーネント エディタではなく、サーバー ページ レイアウト エディタだけで定義す
ることもできます。Uniface 8 では.hts ファイルを変更できたため、コンポーネントのデータ構造が
HTML 構造と異なる場合がありました。Uniface 9 では、これは望ましくない動作を起こす可能性があ
ります。詳細については、Uniface Library 9.1.01 「Migrate Repository from Uniface 8 to Uniface 9」
を参照してください。
Stringデータ タイプのデフォルト動作の変更
フィールドの Special String データ タイプは、Uniface 9.1.01 では廃止されています。String データ タ
イプが、Uniface 8 の String と Special String の両方の機能を持つようになったからです。Uniface 9
の String フィールドのデフォルト動作は、Uniface 8 の String とは違うため、アプリケーションの動作
が異なる可能性があります。
以下の表に、Uniface 8 の String フィールドおよび Special String フィールドと、Uniface 9 の String
フィールドとの違いを簡単に示します。
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Uniface 9.1.01 リリースアナウンス
表11 String フィールドのデフォルト動作の相違
使用できる文字(フィールド
Uniface 8 の
String
MUL(フォント 0
Uniface 8 の
Special String
FUL(すべてのフ
FUL ( ア サ イ ン メ ン ト 設 定
シンタックス)
と 1)
ォント)
$FULL_SYNTAX で定義され
機能
Uniface 9 の String
るもの)
サブフィールドの区切り記
使用できない
使用できる
使用できる
使用できない
使用できる
使用できる
号
Unifield での太字、斜体、ア
String のデフォルトのシンタ
ンダーライン
ックス定義は、YBLD、YITA、
YUND
GOLD 文字
使用できない
使用できる
使用できる
String のデフォルトのシンタ
ックス定義は、YGLD
INI フ ァ イ ル で の 指 定 が
直接入力モード
AUTOIMEOPEN=On のときの
言語固有の入力
言語固有の入力モード(フィー
モード
ルド シンタックスのプロパテ
ィに NIME が指定されていな
入力モード
い場合)
高さが 1 のセルで描かれたフ
シングルライン
マルチライン
シングルライン
マルチライン
マルチライン
マルチライン(変更なし)
ィールドのマルチライン動
作
高さが 2 以上のセルで描かれ
たフィールドのマルチライ
ン動作
IME (Input Method Editor)
注意:
このセクションの説明は、お使いのシステムで IME が使用可能な場合にだけ該当します。
Uniface 8 では、AUTOIMEOPEN がオンに設定されている場合、IME の言語固有の入力モード(ひらが
ななど)が Special String フィールドでは自動的に開始しましたが、String フィールドでは開始しませ
んでした。Uniface 9 の String フィールドでは開始します。
初期化設定 AUTOIMEOPEN は、Uniface アプリケーションのすべての String フィールドに影響を与えま
す。フィールド シンタックスの新しいプロパティ YIME や NIME を使用すると、特定の String フィー
ルドに入力モードを設定できます。YIME や NIME プロパティは、AUTOIMEOPEN 設定を上書きします。
高さが1のセルのマルチライン
高さが 1 のセルで描かれた Uniface 9 の String フィールドでは、キャリッジ リターンは使用できませ
ん。これにより、フィールドのデフォルト動作がマルチ ラインからシングル ラインに変わります。つ
まり、UNIFIELD のシンタックスが NCR になり、その他のテキスト ウィジェットのプロパティ
Multiline がオフに設定されます。
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Uniface 9.1.01 リリースアナウンス
これらのデフォルトを上書きして、マルチライン動作をオンに戻すことができます。
UNIFIELD については、フィールド シンタックスの定義を YCR(新規のコード)に設定し
ます。
EditBox または RichEditBox については、ウィジェット プロパティの Multiline をオンにし
て、フィールド シンタックスの定義を YCR に設定します。
新しいショートハンド コード
Uniface 9 で追加された、String フィールドで使えるショートハンド コードは以下のとおりです。
YCR-キャリッジ リターンを許可。高さが 1 のセルの場合、デフォルトのフィールド シンタ
ックス定義では、キャリッジ リターンが許可されません(NCR)。この YCR を使用すると、
デフォルトを上書きできます。
YGLD-GOLD 文字を許可(デフォルト)。Uniface 8 では、GOLD 文字は Special String フ
ィールドにしか保存できませんでした。このデフォルトを上書きするには、NGLD を使用し
ます。
YIME-String フィールドにフォーカスがあるとき、言語固有の入力モードが自動的にオンに
なります。String フィールドでは、これがデフォルトです。
NIME-直接入力モードが自動的にオンになります。String フィールド以外では、これがデフ
ォルトです。
YIME も NIME も指定されていない場合、IME は INI ファイルの AUTOIMEOPEN 設定に従って開始され
ます。YIME または NIME が指定されている場合、AUTOIMEOPEN 設定は上書きされます。
注意:
Uniface 8 での AUTOIMECLOSE 設定は、Uniface 9 では廃止されています。
変更されていない動作
Uniface 8 アプリケーションから Uniface 9 への移行後も、以下に関連する機能は変わりません。
高さが 1 のセルで描かれた、String フィールド(Uniface 9 でも String フィールド)のデフ
ォルトのシンタックス定義。Uniface 8 ではキャリッジ リターンが許可されませんでした。
これは Uniface 9 でも許可されません(シングル ライン)。
高さが 2 以上のセルで描かれた、Special String フィールド(Uniface 9 では String フィール
ド)のデフォルトのシンタックス定義。Uniface 8 ではキャリッジ リターンが許可されまし
た。これは Uniface 9 でも許可されます(マルチライン)。
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Uniface 9.1.01 リリースアナウンス
資料番号 Uniface9101_Announce
発行日
2007 年 1 月 22 日 第1版
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