体系的な全学就業力育成プログラムの構築

平成22年度文部科学省「大学生の就業力育成支援事業」選定
体系的な全学就業力育成プログラムの構築
PBL教育とキャリア教育を結合したユニットプログラムと就業力支援インフラの構築
平成 22 年度成果報告書
平成 22 年度成果報告書
体系的な全学就業力育成プログラムの構築
PBL教育とキャリア教育を結合した
ユニットプログラムと就業力支援インフラの構築
もくじ
はじめに
2
取組概要
3
ワーキンググループの活動報告
●キャリアポートフォリオWG
14
●キャリア教育開発科目WG 18
成長度把握アセスメント
●教育広報WG
35
44
就業力GP教職員研修会
シンポジウム 61
.
高大連携事業 72
外部評価
今後の展開
74
75
推進体制構成員
1
76
48
は じ め に
近年、就職状況は大変厳しいものがある。もちろんリーマンショック以来の経済不況、
このたびの東日本大震災などの影響もあるが、学生の就業に対する意識の低下や卒業後社
会人としての能力への懸念も要因として指摘されている。このような背景の下、文部科学
省は「大学生の就業力育成支援事業(就業力育成 GP)」を立ち上げ、学生が卒業後に社会
的、職業的に即自立可能な能力を身に付けることができるような取り組みに対し、国とし
て支援していくこととなった。1 年目の平成 22 年度は全国の大学より 441 件の申請があ
り、そのうち 180 件の採択という厳しい選択であったが、本学の提案する「体系的な全学
就業力育成プログラムの構築」(取組責任者 金井徳兼教授)は、優れた取り組みとして採
択いただいた。本提案は、本学の教育改革のひとつである、独自のものづくり教育である
PBL(Project Based Learning)学習を柱にして教養教育、専門教育、キャリア開発教育
を一体化し連携させた「ユニット学習プログラム」に特徴がある。
採択後、直ちに学内に就業力育成連絡会(委員長
(委員長
小宮一三学長)、就業力育成委員会
松本邦男副学長)、ならびに委員会の下にキャリアポートフォリオ WG(主査
西口磯春教授)、キャリア開発科目 WG(主査
石濱正男教授)、教育広報 WG(主査
石
田裕昭入試広報部長)を組織し、全学的に鋭意取り組んでいるところである。また、活動
状況を客観的に評価するため、外部評価委員会(委員長
三木哲也電通大学長特別補佐)
を設置している。
活動の詳細は各章にて後述されている通りであるが、今後 5 年間に渡る長期間の計画
であるので、ステップステップ確実に推進していく予定である。
関係各位のご支援ご協力をお願いする次第である。
平成 23 年 3 月 20 日
学長
2
小宮
一三
取組概要
取組責任者 創造工学部教授 金井徳兼
1. 本学の就業力育成事業の概要
本事業の取組は、全学的な教育改革に着手し「幅広い職業人養成の大学-職業人集団の
中核的役割(リーダー)を担う人材-」の育成という本学の新たな教育観点に則ったもの
である。教育の柱としてPBL学習(体験実践型創造性教育:ものづくり・協調性・リー
ダーシップ・対人基礎力、言語リテラシー、創造力・数的処理力・プレゼン能力)と、キ
ャリア教育(社会人基礎力育成、職業観育成、就業力向上)を有機的に関連付け、広く学
生たちが自ら社会的・職業的自立を具現化していくことを目的に実施するものである。ユ
ニバーサルアクセス化に対応する大学教育カリキュラムの土台を構造化することにある。
Ⅰ 初年次教育の新規導入<オリジナル教材・メソッドの開発>
Ⅱ 人間力育成教育の新規導入<オリジナル教材・メソッドの開発>
Ⅲ 言語教育の新規導入<オリジナル教材・メソッドの開発>
Ⅳ キャリア開発教育の発展拡充(社会的・職業的自立に向けた指導教育)
Ⅴ PBL教育の発展拡充(テーマ型体験教育、課題型体験教育へ細分化)
Ⅵ 専門基礎・専門教育の発展拡充
上記6つの学習内容が効果的に機能するために、上記6つの学習内容を有機的な繋がり
をつける就業力育成ユニットプログラムを新たな教育手法を導入して、学生が学習のつな
がりを理解し「何ができるようになったか」を明確する新教育体系を構築する。
上記の取組を補完する要素として、以下の就業力支援インフラとして構築し、積極的に
運用推進する。
■
キャリアポートフォリオの構築
大学での活動を通して得られた具体的な成果、学生の成長度等について可視化する仕組
みとして、ICT 技術を活用したキャリアポートフォリオを新たに導入する。学生が自ら学
修目標・計画を設定し、学修成果や就業力成長を学生自ら確認できるようにし、学修の進
捗度や生活等への助言、卒業後の進路の決定及び就職後の将来設計等も履修指導と関連付
けて行う。
■
成長度把握アセスメントの開発
人材育成目標に対して、各年次でどのように成長到達しているかを学生・教職員が共に
把握するためのキャリア力テストを開発し施行する。これは、学生個々の学修方法や生活
態度を改善していくPDCA学修指導に反映させる支援インフラとする。
■
人材交流データバンクの構築とインターンシップの充実
インターンシップは、学習した専門知識や技術が産業界にどのように活用されるのかを
具体的に理解するとともに、実践的な能力を養うための就業力育成の機会でもある。この
インターンシップの機会を拡充するために、企業・地域との連携スキームを構築強化する
人材交流データバンクを構築し、構造的な産学協働学修の機会を作る。
以上の取組を学長のリーダーシップの下に、教育目標である「考え、行動する人材の育
成-社会で活躍できる人づくり-」に向け、全学就業力育成のための教育体系の
3
取組概要
基盤を整え、社会的・職業的自立と、新たな付加価値を持った職業人育成を目指して、
取組を推進する。なお、本取組の付帯的な事項として、高校生の勤労観や職業観を育成す
る発展的な連携をあわせて推進する。
2..本学における教育改革の取組と就業力育成ユニットプロクラムの体系化
本学では、学長を委員長した第 1 期教育体系等検討委員会を発足させ、平成 20 年 4 月か
ら平成 21 年 7 月まで教育体系等について検討を行った。その結果、大学・学部・学科の教
育目標をより具体化し教育成果を明確化させた。さらに、平成 20 年 12 月 24 日の中央教育
審議会の答申内容にある単位の実質化(授業週数の 15 週確保)について、シラバス・学年
暦等を検討し、平成 22 年度から完全実施に至った。その後、平成 21 年 7 月に第 2 期教育
体系等検討委員会を発足させ、ユニバーサルアクセス化に対応したカリキュラム、大学設
置基準等の改正に伴う「社会的・職業的自立に向けた指導等」を踏まえ、職業人としての
最低限の資質能力の形成を自ら確認できる新教育体系について、継続的に検討している状
況である。
この新教育体系は、平成 22 年度企画検討・承認、平成 23 年度準備期間、および平成 24
年度実施に向けて計画を進める。本学が目指す教育改革は、「ラーニング・アウトカム」と「質保
証」を明確化した学士課程教育の体系化である。特に、
「就業力育成」については、単なる授
業科目の積み上げ教育ではなく、全学共通教育と分野別教育にキャリア教育を有機的に接続さ
せた「就業力ユニットプログラム」を策定導入し、具体的成果を目指すものである。
■
ユニットプログラムを核にした新教育体系の推進
全学共通教育、分野別教育、キャリア教育のそれぞれを再構築し、新たにカリキュラム
をユニット構造化する6つの科目群(初年次教育、人間力育成教育、言語教育、キャリア
開発教育、PBL教育、専門基礎・専門教育)と資格取得支援講座を有機的に接続する【就
業力育成ユニットプログラム体系(申請時)図参照】。この教育体系に加え、学生の年次成
長に併せた就業力育成を具現化するために計画的な履修指導・相談・助言を行い、本取組
を推進する。
■
全学共通教育、分野別教育、キャリア教育の体系化
1)全学共通教育【ユニットプログラム体系図網掛け部分】
A 初年次教育の新規導入<オリジナル教材・メソッドの開発>
B 人間力育成教育の新規導入<オリジナル教材・メソッドの開発>
C 言語教育の新規導入<オリジナル教材・メソッドの開発>
D キャリア開発教育の発展拡充(自らの職業観・勤労観を培う⇒社会的・職業的自立
に向けた指導・教育)
E 現存の資格取得支援の発展拡充(正課外講座と授業での幅広い展開)
2)分野別教育【ユニットプログラム体系図網掛けなし部分】
A PBL教育の発展拡充(テーマ型体験教育、課題型体験教育)
B 専門基礎・専門教育・インターンシップの発展
4
取組概要
就業力育成ユニットプログラム体系図(申請時)
学位授与
資格支援講座(正課外学習)
語教
人間力育成教育
科学系)
1年
初年次教育科目
1年次ユニット
(人文・社会
2年
テーマ型体験教育
2年次ユニット
P
B
L
教
育
科
目
群
キャリア開発教育科目群
3年
課題発見型体験教育
3年次ユニット
教養教育 科目群
専門基礎 専門教育 科目群
卒業研究
課題発見型
体験教育
4年
就業力支援インフラ:キャリアポートフォリオ・
成長度把握アセスメント・産学協働教育構造
※網掛け部分=全学共通教育
※網掛けなし部分=分野別教育
3.取組の具体的な目的および達成目標
具体的な目的および達成目標をいかに掲げ、学生本位の立場に立ち、実施体制、評価体制
を整え、教職員が連携して本取組を推進する。
■ 取組目的
1)就業力育成に対する本学の現状課題を解決し、具体的な成果に結びつけることを目的
にする。
2)就業力育成を盛り込んだ新教育体系カリキュラムを構築することが、従来の教育カリ
5
取組概要
キュラムへの変容作用となり、総体としてより学生の自立・成長につながり、具体的
な相乗効果をもった改革になることを目的とする。
3)幅広い職業人育成に寄与する本学の機能を明確にする。
■ 取組による達成目標
1)履修計画の精度を向上させ、大学全体の単位修得率やGPAを向上させる。
2)自らの目標設定に至る過程や、その履修マップを描ける学生が増加するような 指導体制を
確立させる。
3)キャリア教育の履修者を100%にする。
4)就職内定率を恒常的に、対希望者95%以上、対卒業生90%を目標とする。
5)FD・SD研修への教職員の参加率を100%にする。
6)卒業生就業度調査制度を設け、就業後の学修歴評価・自己評価のフィードバックを高め
る。
7)卒業生の企業側の採用評価を高め、継続的な就職先の確保率を高める。
4. 取組の具体的内容
<体系的な「就業力ユニットプログラム」を導入実施し、全学生層の就業力を高める>
本取組(教育改革)は、これまでの単なる延長ではなく、全学共通教育(①初年次教育、
②人間力育成教育、③言語教育、④キャリア開発教育)と分野別教育(①専門基礎・専門
教育、②PBL教育)を有機的に接続し体系化することで、学生一人ひとりの社会的・職
業的自立を図るものである。ここでいう社会的・職業的自立とは、自らの職業観・勤労観
を培い、自らの個性や能力(エンプロイアリティ)を把握することにより、将来の職業を
主体的に選択し、専門・専門基礎的知識や技能を職業人の実践的能力として活用できるよ
うになることであり、それが本学「就業力育成」教育の目的である。そのために、補助・
管理者を雇用し、以下の取組計画を具現化する。
Ⅰ.就業力ユニットプログラムのコンセプト
1)「ユニットプログラム」の種類と目的
A テーマ型体験教育ユニット(目的:理系基礎を身に付け、実践する)
ユニット構造:テーマ型PBL教育+初年教育+人間力育成・言語教育
+キャリア開発教育
B 課題発見型体験教育ユニット(目的:分野別専門基礎を身に付け、実践する)
ユニット構造:課題発見型PBL教育+専門基礎・専門教育+人間力育成・
言語教育+キャリア開発教育
2)多様化する学生に対応したユニットプログラムにおける「PBL教育」のレベル設定
A:オナーズプログラム (応用・上級)
B:パブリックプログラム(標準・中級)
C:ビギナーズプログラム(基礎・初級)
6
取組概要
3)「ユニットプログラム」の配当期
・テーマ型体験教育ユニット⇒1年(前期・後期)、2年(前期)
・課題発見型体験教育ユニット⇒2年(後期)
、3年(前期・後期)
・課題発見型体験教育継続(4年前期、後期)または卒業研究(通年)
4)ユニットプログラムおける「PBL教育」の教員編成
・1 ユニットを複数の教員が担当する。
・担当教員全員が、毎回授業に参加し、内容的な接続と進捗状況をチェックする。
PBL 学習テーマ
知識・理論・
就業力的な
知識
技術・実習・
体験・就業力
実践
必要学習
必要学習
必要学習
事項群1
事項群2
事項群3
有機的な
資格支援講座
キャリア講座
学習連携
関連授業科目
ユニット学習と有機的な科目連携のイメージ図
Ⅱ.ユニットの構成要素1=全学共通教育
1)初年次教育<オリジナル教材・メソッドの開発>
A スチューデントスキル、スタディスキルを身に付ける。
学習マップ作り、コミュニケーション力や協調性、文書作成能力の醸成。
B 学習の喜びや達成感を自覚し、日常的学習を習慣付ける。
2)人間力育成教育<オリジナル教材・メソッドの開発>
A 政治・経済・法律⇒職業人常識を身に付ける。
B 哲学・思想・心理・倫理⇒職業人良識を身に付ける。
7
取組概要
C 日本、諸外国の歴史・文化・伝統・芸術⇒職業人教養を身に付ける。
D 社会動向認知・視野の拡大⇒職業人感性を身に付ける。
3)言語教育<オリジナル教材・メソッドの開発>
A 日本語運用能力を育成し、高める。
B 日常英会話と基礎的技術英語を学び、グローバル環境における技術職業人としてのコ
ミュニケーション能力を身に付ける。
4)キャリア開発教育(社会的・職業的自立に向けた指導教育)
A 全学生が自らの職業観・勤労観を培うとともに生き方や将来生活について考え得るよ
うに、1年前期から3年後期まで6科目を新規開設し、体系化した就業力育成学習と
職業指導を新たに展開する。
B 年次進行に併せて、社会活動との関連を示すために、産業界で活躍する実務家を招聘
し、社会との連帯感を持たせ、仕事体験型のカリキュラムも開発し施行する。
・キャリア計画:ポジティブシンキングの形成
・キャリア開発Ⅰ:対人関係力の形成
・キャリア開発Ⅱ:論理的思考力、問題解決能力の形成
・キャリア開発Ⅲ:職業観・就業観の形成
・キャリア開発Ⅳ:就業力の形成(基礎)
・キャリア開発Ⅴ:就業力の形成(応用)
C インターンシップ(正課)での就業理解、並びに実践的な就業力を身に付ける。
D 厳しい雇用環境の中で、しっかりと社会参画(就業)し得る力を高めるために、資格
取得演習、SPI・一般常識演習(正課外)等を低年次から段階的に指導し、就職試
験対応力を身に付ける。
Ⅲ.ユニットの構成要素2=分野別教育
1)PBL教育
テーマ型体験教育・課題発見型体験教育として発展させ、体験学習と関連知識(数学・
物理・化学・生物・コンピュータリテラシー・専門基礎等)の融合による修得度の向
上を図る。また、企業からの課題に学生自らがチャレンジする企業連携型体験学習を
取り入れPBL教育においてもキャリア力が育成できるようにする。
2)専門基礎・専門教育
学科毎の専門分野をしっかりと修めるために、基礎から専門まできめ細かい学修ステ
ップを設ける。
Ⅳ.成長度把握アセスメントの開発
各学部の育成能力指標に対する学生の成長度合いを、ユニットプログラム毎にアセス
メント実施することで把握し、PDCA学修指導を行う。
8
取組概要
Ⅴ.キャリアポートフォリオシステムの構築
1)学生自らが学修計画や卒業後の進路計画を設定し、学生自らが履修や学修を進めるこ
とを支援するポートフォリオシステムを構築し、成長度把握アセスメントと連動して、
学生自らの自己点検が可能なサポートを行う。
2)体験項目と知識項目、就業力育成項目のマトリックスを作成し、それをキャリアポー
トフォリオに反映させる。さらに、e-learning により自ら修得した能力を評価確認す
る。
Ⅵ.教職員の職業指導力向上に関する FD・SD 研修の充実
1)教職員の職業指導に関する資質向上を高め、学生に的確にアドバイスできるような体
制作りの基礎を構築する。キャリア教育、職業指導に関する学会等へも参加し、FD・
SD研修等に活かしていく。
2)
「ユニットプログラム」の担当をローテーション化し、相互の授業視察等も併せて、F
D・SDの一環として機能する。
Ⅶ.就業力育成に関する情報の公開
本申請プログラムに関する情報は、専用ホームページを 2010 年 8 月に開設し、在学生と
保証人、高校生、企業関係者等に広く公開することとしている。特に、全学就業力育成に
視点をおいた教育改革の方向性を明示するとともに、本申請プログラムの取組み状況並び
にその成果について以下の方法で積極的に公開する。
1)ホームページによる公開:2010年8月開設
本学の人材育成の目的、就業力育成プログラムの概要と取組状況、取組による成果、就
業力育成の教育手法、就業力養成関連授業科目や学習内容、在学生の動向、卒業生の社
会(企業)での活躍など掲載を予定している。
2)大学広報誌「KAIT*」への掲載:2010 年 10 月、2011 年 1・3・6・10 月(以降毎年 4 回
各 20,000 部発行)*:KAnagawa Institute of Technology の略称
専用ホームページの内容を大学広報誌「KAIT」に掲載する。
3)就業力と教育改革に関するシンポジウムの開催:2011年3月(以降毎年3月実施)
地域や高校教員・在校生・企業関係者に向けて、シンポジウムを開催し意見交換と成果
報告を行う。
4)成果報告書・パンフレットの作成:2011年3月(以降毎年3月に1,000部発行)
本事業の取組をまとめた成果報告書及びパンフレットを作成し、公開する。
5)教育関係学会での報告
本事業の取組をまとめ、少なくとも毎年1件の学会(成果公開学会、日本工学教育協会、
私立大学情報教育協会等)で発表を義務付けて実施する。
6)冊子「大学総合案内」への掲載:2011年6月(以降毎年6月に47,000部発行)
本学の人材育成の目的や就業力育成に関するプログラムを具体的に紹介する。
9
取組概要
5.取組の全体スケジュール及び各年次の実施計画
現在検討が進められている就業力育成を盛り込んだ新教育体系の企画検討と連動し
て、本事業を推進する。平成 22 年度キャリア教育授業内容の具体化やキャリアポート
フォリオシステムの構築等の準備を進める。平成 23 年度キャリアポートフォリオを活
用した学修支援をスタートさせ、キャリア支援に繋がる講座を充実する。平成 24 年度
からキャリア教育科目の正課授業を導入する予定としている。
平成 22 年度
キャリア科目の授業内容の体系化と具体的な科目内容の検討
就業力支援インフラの整備
8月
就業力育成に関する情報のホームページによる公開
キャリア科目実践教材の開発スタート
就業力養成を含んだ新教育体系の確定
ポートフォリオシステムと成長度把握アセスメントの開発開始
就業力育成に関する外部評価委員会の立ち上げ
12 月
教職員の職業指導に関する FD・SD 研修会①
1月
ポートフォリオシステムの試験運用
2月
外部評価委員会・就業力育成連絡会
3月
就業力育成をテーマとしたシンポジウムの開催①
平成 23 年度
4月
ポートフォリオ学習支援のスタート・就職支援講座の充実
ポートフォリオを活用した学修支援のスタート
支援講座:スタディスキルほか開講
7月
就業力学生アンケート
外部評価委員会・就業力育成会議⇒キャリア系科目他内容の検討
9月
キャリア力テスト①成長度把握アセスメントの実施
本学のキャリア力の把握・学生へのフィードバック
12 月
3月
平成 24 年度
9月
教職員の職業指導に関する FD・SD 研修会②
シンポジウムの開催②、新教育体制に関する学則変更
就業力ユニットプログラムスタート、ポートフォリオ第2期機能着手
キャリア力テスト②成長度把握アセスメントの実施
本学のキャリア力の把握・学生へのフィードバック
12 月
2月
教職員の職業指導に関する FD・SD 研修会③
就業力育成に関する情報のホームページの更新
外部評価委員会・就業力育成連絡会③
3月
シンポジウムの開催③
平成 25 年度 就業力ユニットプログラム充実、ポートフォリオの最終機能着手
9月
キャリア力テスト③成長度把握アセスメントの実施
本学のキャリア力の把握・学生へのフィードバック
10
取組概要
12 月
教職員の職業指導に関する FD・SD 研修会④
2月
就業力育成に関する情報のホームページの更新
外部評価委員会・就業力育成連絡会④
3月
シンポジウムの開催④
平成 26 年度 就業力ユニットプログラム完成、ポートフォリオの機能完成
9月
キャリア力テスト④成長度把握アセスメントの実施
本学のキャリア力の把握・学生へのフィードバック
12 月
2月
教職員の職業指導に関する FD・SD 研修会⑤
就業力育成に関する情報のホームページの更新
外部評価委員会・就業力育成連絡会⑤
3月
シンポジウムの開催⑤
6.新教育体系ならびに就業力育成プログラムの実施体制
本取組では、学長の直轄下に「教育体系委員会」を設置し、そこで企画された教育
体系やカリキュラムを、既設の教員組織である「教務委員会」
「キャリア就職センター
委員会」
「学生部委員会」が連携し支援・内部評価を行い、関連事務局である「学務部」
「キャリア就職センター」は、実施において全面的なサポート体制を確立する。また、
実際に教育を行う工学部・情報学部・創造工学部・応用バイオ科学部は、新教育体系
の下に学生自らが学修目標・計画を設定し、学修成果や就業力成長を確認できるよう
に、学修進捗や生活等への助言や卒業後の進路及び就職後の将来設計等を指導できる
体制を確立する。産業界とは、社団法人情報サービス産業協会、神奈川県情報サービ
ス産業協会、東京経営者協会、首都圏中小企業家同友会、神奈川県内陸工業団地協同
組合の協力を受け、職業人養成のための提案ならびに必要とする教育・講座の支援を
連携する。なお、プログラム実施の外部評価にあたっては、外部評価委員会を設置し
チェックする予定である。この実施体制より、PDCAサイクルを確立し、常にプロ
グラムの充実を図るものとする。
■ 評価体制
本取組の評価体制は前述のPDCAサイクル体系図に基づく学内委員会および外部
評価機関が各機能を明確にして評価を行う。本取り組み終了後もPDCAサイクルによ
る就業力支援に教育体制を継続し、外部評価機関のアドバイスを取り入れながら次の就
業力育成プログラムを策定し実施する。
■ 評価方法
取組の評価方法として以下の項目を予定している。
1)学生に対するキャリア力テストによるプログラムや教育手法の評価
2)キャリアポートフォリオによる成長度による評価
3)卒業時に学習プログラム全体を総合評価する卒業生アンケート
11
取組概要
4)教員に対する授業アンケートによる評価
5)外部評価機関によるプログラム評価
6)卒業生や企業採用担当者を対象とした外部アンケートによる評価
7)教員組織による内部評価(機関の設置)
就業力育成事業取り組み体制
12
取組概要
取組全体像
2010.11.12
2011.2.24
就業力GP推進体制について学長説明
第 2 回就業力GP教職員研修会
13
キャリアポートフォリオWG
主査 創造工学部教授 西口磯春
1.概要
キャリアポートフォリオWGは,2010 年 12 月に本格的な活動を開始し,現在(2011
年 3 月 20 日)までに4回の WG を開催した.WGの構成メンバーを表1に,これまでの
WG の開催日程と主な議題を表2に示す。
表1 ポートフォリオWGメンバー(敬称略.所属は 2011.3.20 現在)
西口磯春(主査
山本
教育体系等企画委員,創造工学部)
聡(基礎・教養教育センター,教職課程)
竹田裕一(基礎・教養教育センター)
高尾秀伸(創造工学部)
斎藤
貴(学生部長,工学部)
服部元史(情報学部)
石濱正男(キャリア就職センター長,創造工学部)
金井徳兼(教務主任,創造工学部)
澤井
淳(応用バイオ科学部)
中込
寛(キャリア就職センター部長)
鈴木
隆(学生担当部長)
貝瀬
亙(事務システム担当部長代理)
事務局
中尾正紀
(就業力 GP 担当)
平野多嘉弘(教務担当部長)
関
喜義
(学務部長)
表 2 WG 開催日程と主な議題
第1回
平成 22 年 12 月 8 日(水)9:30-11:00
WG設立に至る経過報告、ポートフォリオのシステム説明、キャリアポートフォ
リオWGの役割・課題について
第2回 平成 22 年 12 月 24 日(水)11:10-12:40
キャリアポートフォリオの位置づけ、WGの役割、スケジュールの確認、KAIT ポ
ートフォリオの構成の検討
第3回 平成 23 年 1 月 14 日(金)9:30-11:00
他大学の活用事例、KAIT ポートフォリオの構成の検討、KAIT ポートフォリオを利
用するコースや利用対象学生の検討、KAIT ポートフォリオの試験運用について
第4回 平成 23 年 2 月 28 日(月)9:30-11:00
KAIT ポートフォリオ分類項目改定について、KAIT ポートフォリオデモ、2011
年度利用開始内容の検討、教職員や学生へのプロモーションについて
14
キャリアポートフォリオWG
2.本学におけるキャリアポートフォリオの基本方針の検討
本学におけるキャリアポートフォリオは,学生が主体的に学修目標・計画を設定し,学
修成果や就業力成長を学生自ら確認できるようにすると共に,学修の進捗度や生活等への
助言,卒業後の進路の決定や就職後の将来設計等を履修指導と関連付けて行うことも目的
としている。このためのポートフォリオシステムには,以下の機能が必要となる。
・学生が容易に活動成果の蓄積ができること
・学生が定期的に活動を自己点検できること
・教員が定期的にアドバイスできること
本WGの使命は,このシステムの具体化のための検討を行うことである。このため,本
WGではまず基本方針について議論した。また,この過程で他大学のポートフォリオの実
施状況についても調査し,参考にした。
主な検討内容を以下に示す。
(1)キャリアポートフォリオシステムのカバーする範囲について
本学のキャリアポートフォリオシステムは,学生の就業力の向上を目指すことが導入の
大きな動機になっている。この観点からは,キャリア教育や資格支援,あるいは就職に関
する指導の記録等に重点を置いたシステムとする選択肢もあり得る。しかしながら,本学
における過去の指導実績データの分析によれば,学生の学業成績と就職実績の相関性が非
常に高い結果が得られている。この結果に基づけば,就業力を育てるためには,キャリア
教育に直結した内容だけでなく,基礎学力を含めた総合的な実力を育成する必要がある。
このため,本学のキャリアポートフォリオシステムは,学生の学内外の活動全般をカバー
するシステムとして機能させることを基本方針とした。
(2)関連システムとの関係について
本学では,既に学生の連絡先,成績,履修状況等の個人データを教員がコンピュータ上
で閲覧可能な学生支援データバンクが運用されている。このため,今回のシステムとの連
携あるいは統合の可能性について検討した。その結果,現在検討中のキャリアポートフォ
リオシステムを,学生支援データバンクにおけるセキュリティーシステムである SECURE
MATRIX の管理下に置くことは,学生支援データバンクのセキュリティーレベルを下げる
結果になるため,難しいことが分かった。このため,少なくとも当面は両者を連携するこ
とはせず,それぞれのシステムの特質を生かした運用とすることとした。
現在検討中のキャリアポートフォリオシステムは,教員および学生のいずれも,ユーザ
ーIDおよびパスワードで学内外からブラウザ経由でアクセスできるシステムであり,学
生支援データバンクの SECUREMATRIX よりも手軽にログインできる。このため,個々
の学生にアドバイスのためのコメントを伝えたり,学習指導を行うのに適している。一方,
学生の担任として受けたプライベートな内容の記録については,可能な限りセキュリティ
ーレベルの高いシステムを利用することが望ましい。このため,キャリアポートフォリオ
15
キャリアポートフォリオWG
に関しては,現状のユーザーIDおよびパスワードによるセキュリティーレベルを前提と
して,妥当な記載内容のガイドを作成して運用することを考えている。例えば,教員間で
共有する学生指導記録や,学生へのコメントは,学習内容に関連した内容のみに留める,
非常勤講師による学生指導記録へのアクセスは担当科目の学生のみに限定する,などが考
えられる。
(3)本学のキャリアポートフォリオシステムの目指すべき方向について
最近の入試制度の多様化の結果として,入学の時点で学生による学力の違いが大きくな
っている。本システムは,いわゆる出来る学生と出来ない学生のいずれかに力を入れると
いうことではなく,各個人に最適化された教育プログラムに寄与することを目指すべきで
ある。入学してからの学生の成長を可視化し,きめ細やかな教育を実現することが重要で
ある。このためには,学生や教員にいかに使ってもらうか.特に,教員にいかに有効に使
って貰うかが,システムを生かすための重要なキーポイントとなる。
3.試行の実施について
以上の方針に基づき,具体的なシステムを検討し,2011 年 1 月中旬よりシステムの試行
を開始した。ベースとしたシステムは株式会社朝日ネットの教育機関向けポートフォリオ
である manaba folio である.主にWGメンバーで試行し,本学用のカスタマイズについて
検討した。現時点では,実際の学生のアカウントは設けていないが,2011 年 4 月からは1
年生を中心にアカウントを作成して実際の授業科目等で試行することとした。
本システムの主な機能を表3に示す。また,表示例を図1に示す。
表3 キャリアポートフォリオの主な機能
データの保管
(学生)自分のポートフォリオにコレクションを追加.作成途中のレポ
ート(Word).メディア作品,就業力に関する参考文献(PDF)
,
クラブ活動合宿の写真など.
授業アンケート(教員)フォーム作成.配布.
(学生)回答作成.提出.
(教員)回答を確認.
課題レポート
(教員)フォーム作成.配布.
(学生)レポート作成.提出.
(教員)評価.コメント記入.各学生に返却.活動自己点検
(教員)活動シートの作成.配布.
(学生)活動シート記入.提出.
(教員)アドバイス記入
学生指導記録
(教員)学生の指導メモを記入.教員間で共有.
16
キャリアポートフォリオWG
図1 ポートフォリオの表示例
4.今後の予定
今後の日程としては,以下を計画している.本年9月の本格実施を目標に活動を行う予
定である。現在のポートフォリオシステムの課題の一つとして,手書きの答案あるいはレ
ポートの扱いがある。教員側が採点結果を電子化して各学生のアカウントに配信すること
も考えら得るが,現状では,一括した処理は難しい。現時点では,スキャナーを学内に設
置し,学生が自由に利用できる環境を提供することを検討している。
2011 年 4 月
1年生および一部の科目の履修生のアカウント作成.
2011 年 4 月~8 月
WGメンバー教員を中心に,一部の科目により試行を行う.
2011 年 5 月
1 年生を対象とするキャリアポートフォリオ説明会
2011 年 9 月
教員説明会.WGメンバー教員の実例も紹介.
2011 年 9 月~
本格実施開始.
17
キャリア教育開発科目WG
主査 創造工学部教授 石濱正男
文部科学省からの就業力向上に関する補助金を活用するため,キャリア科目をカリキュ
ラムに置く必要がある.この WG の使命は,このキャリア科目の群をどのようなものにす
るか、全学的なモデルを検討することである。この結果を就業力育成委員会へ報告し,さ
らに,新教育体系委員会での検討材料に加えてもらうことが任務である。
1.WG 開始の運営方針
1-1 WG メンバー構成
WG メンバー構成は下記の通りである;
WG 主査:石濱
正男(キャリア就職センター委員長、創造工学部)
WG メンバー:敬称略.所属は 2011.3.20 現在
尾崎正延(基礎・教養教育センター)、三浦直子(基礎・教養教育センター)、師玉真理
(基礎・教養教育センター)、佐藤生男(工学部)、奥村万規子(創造工学部)、西村和
夫(情報学部)、市村重俊(応用バイオ科学部)、金井徳兼(教務主任、創造工学部)、
関喜義(学務部長)中込寛(キャリア就職センター部長)、平野多嘉弘(教務担当部長)
事務局:加藤雅三(就業力 GP 担当)
1-2 キャリア科目設置が必要になった背景の認識
キャリア科目設置が何故必要になったかを次に列挙する;
■
就業機会の量的減少
■
18 歳人口減や生活スタイル変化による大学入学者の学力・自立意識・対人能力の低下
⇒
(事業の海外移転等)
⇒
仕事を見つけにくい。
心を入れ替えさせないとだめ。
■
応用力の弱さを直す必要性が顕在化
⇒
■
就職活動長期化・早期化の教育への悪影響
■
日本産業の競争力維持向上の必要性
⇒
従来の教育方法に弱点があった。
⇒
早く内定をとらないと大変だ。
これは学生だけのためではない。
1-3 キャリア開発科目の量・内容の概略と設置スケジュール
■
量と概略の内容
1 年次から3年次までに6単位を設置する。就業力向上教育プログラムに応募した
大学としての教育方針*に対応する内容である。
* 本学の申請内容の特色として「ユニット型授業」が認められた。「ユニット型授業」
とは従来の講義・演習(実験)科目と就業力向上科目が対応した組となるものの概念
であり、これに相当するカリキュラムはすでに本学でも一部実施中である。
■
スケジュール
2012 年度入学生用カリキュラムから順次開講する。
18
キャリア教育開発科目WG
1-4 キャリア開発科目 WG のタスク
第一期と第二期の二つの期間に分けて運営する。
■ 第一期のタスク:2010 年 12 月~2011 年 3 月
キャリア科目のカリキュラムへの配置および各学年・学期での教育内容と授業形式
についての、モデルを示すこと。
■ 第二期のタスク:2011 年 4 月~9 月(これは必要があった場合にのみ実施)
モデルを実行に移すときの「学内共通」の諸課題を明確にし、解決案を示すこと。
第一期と第二期の間には、このWGだけではなく、広く学内の知恵を集めての検討が
必要.そこで第二期の課題が明確になった時点で第二期タスクを始めることになる。
1-5 キャリア科目 WG のタスクとはしないこと
下記の内容はこの WG で扱わない;
■
第一期、二期を通じて:
モデルとする場合を除いて、個別学科のカリキュラムに関する検討。
■
第二期:
この WG で設定した課題解決を実行する場合、全学的なルール設計以外の実務。
1-6 キャリア科目設定の基本姿勢
キャリア科目設定の基本姿勢は次の通りである;
■
現実(のデータ)を踏まえた計画。(現実重視)
■
就業後の永続的効果のある内容。(基本的な力の涵養)
■
産業界(技術部門の長)から評価される内容。(応用力重視)
■
学生の人格尊重。
(人格に対する攻撃や、プライバシー損傷、心の傷につながる危険は
絶対に避ける)
■
工学・教養科目と相補関係となるようにする。(統合、調和、連続)
キャリア科目はビタミン・ホルモンのような役割である。
■
新設科目は、従来科目では“絶対に”カバーできない内容のものに絞る。(重複回避)
■
教育効果が評価できるようにする。(可観測性)
■
本学の教育の特長を伸ばす。(固有性)
1-7 キャリア科目「新設」で避けるべきこと (これは「だめ」という例)
キャリア科目「新設」で避けるべきこと
■
これは「だめ」という例は次の通りである;
本学学生の不合格原因の分析に基づかない科目設定。
(基礎学力不足と卒研への取り組
み不足。出遅れ。)
■
本学の工学教育の特長と関係の薄い科目設定。
■
本学の実力を超えた科目設定。(インターンシップの全員実施)
■
従来から行っている教育と重なる科目。(導入教育や PBL)
■
従来から実施しようとしているが、うまくできていない原因の分析をしないままでの、
同様の試み。(就職活動ノートの活用など)
19
キャリア教育開発科目WG
■
就職試験のみを焦点とした付け焼刃訓練。
■
実施効果が見えない教育。
■
学生の心や人間関係が傷つく可能性の強い方法。
(学生チームまかせの性格分析や行動
科学)
■
教員だけの思い込み教育。
2.就職内定と本学教育の関係についての現状分析
2-1 内定獲得と成績の関係
■
学習能力の高い学生は内定をとれている
キャリア科目を考える前に本学の学生の就職に関する現状について分析をしてみた。
自動車システム開発工学科での成績順位と内定者数を棒グラフに示したもので、7 月
末の段階でどれだけ内定を取っているか、縦軸に人数、横軸に成績順位。
一番左側の 25 位までは全員の 25 名が内定を取れていて、右側に行くほど、つまり成
績順位が下がれば下がるほど内定者数は少なくなっている。
7月末 での成 績順 位別進 路内 定者 数(V科 4年 生, 2010年)
25
20
15
10
5
0
0-25位
26-50位
51-75位
76-100位
自動車システム開発工学科での成績順位別進路内定者数(2010 年・含大学院進学)
もう一つの例
同じような分析を情報工学科で 2009 年度に行ったもので、右側の成績ランクの低
い学生の内定率の引き上げが焦点になる。
20
キャリア教育開発科目WG
内定率と成績ランクの関係(情報工学科の例)
2009年秋の時点, 全学生を成績順位で5等分
100%
91%
85%
内定率
80%
58%
60%
52%
39%
40%
20%
0%
A
B
C
D
E
成績ランク
情報工学科で 2009 年度に調査した例
■
基礎学力の高い学生は早期に大企業へ
下記グラフは自動車システム開発工学科の学生について石綿良三教授が分析された
もので、横軸は内定時期で縦軸は自動車システム開発工学科で毎年 3 年生終了時に実
施される基礎学力試験の成績(500 点満点)である。
(点が一人一人の学生に相当し、青い点が大企業、赤い点はそれ以外)
グラフの左上に早期・大企業組として囲ってあるところは、成績の良い学生は数名の
例外を除いて比較的早い時期に内定が取れ、尚かつ大手企業に就職されている。
右端、縦に長く囲ってある枠は内定が取れていない未内定者で、12 名のうち 10 名は
200 点以下である。
内定時期からみても、成績が内定に大きな影響あることが分かる。
21
キャリア教育開発科目WG
基礎学力試験は 3 年終了時に実施され、機械系 4 科目(材力、機力、熱力、流力)
である。
2-2 学習能力の決定時期出席率の関係
■
学習能力は 1 年次にほぼ決まる
これまでに成績と内定の関係をグラフで示してきたが、成績がいつ頃決まってくるの
かを分析したものが次の上のグラフである。横軸に 1 年前期に取った単位数、縦軸に 3
年前期までに取った単位数。右上がりの直線の周りにデータが並んでいるので、縦軸と
横軸は非常に強い相関がある。下のグラフは横軸に 1 年前期単位数、縦軸に 1 年前期グ
レードのアヴェレジ GPA との関係を示したもので、単位をたくさん取っている学生は
成績が良い。青い四角い点は後の特待生を表しており、1 年の前期に単位が取れていな
い学生は退学をしていく傾向がある。つまり、1 年の前期に単位をきちんと取らせる事
が就職に結びつくことが分かる。
22
キャリア教育開発科目WG
■
3 年までの累積単位数と累積 GPA は,1年前期の取得単位数と強い相関
(自動車システム開発工学科の場合 石綿良三教授作成資料)
■
1年前期の出席が焦点
1年の時の成績は出席率と強い相関がある。下のグラフの横軸は 1 年前期欠席率で
縦軸は 3 年前期までに取得した単位数で、右側に固まっている学生はほとんど欠席を
していないで成績も良い。つまり・・・
■
1年次に授業にきちんと出席させ,学習の習慣を身につけることが,基本となる.
(自動車システム開発工学科の場合 石綿良三教授作成資料)
23
キャリア教育開発科目WG
3.改善の方向とそのための分析
3-1 就職試験での合格要因から見た本学教育の改善方向
3-1-1 就職試験落第の二つのパターン
各学科キャリア就職センター委員の方が調べた結果を見ると就職試験落第には二つの
パターンがあることが分かった;
■
第一パターン:筆記試験で不合格になり,しかもそれを繰り返す。
(特に大企業・中堅
企業で相当に重視)
■
第二パターン:面接にはこぎつけるものの,志望動機や卒業研究 の説明ができない。
(頭の中に整理された中身を持っていない)
■
落第の2パターンから見えてくる対策の方向
このような二つのパターンから見えてくる対策の方向としては次の 3 項目がある;
1) 向学心を持たせ,下位の学生であっても高い基礎学力を持たせ,筆記試験の合格率
を向上させる.
2) 卒業研究そのものへの取り組みを早い時期から充実させる.
3) 志望動機をきちんと持てるキャリア教育の充実.
つまり就職を希望している会社の中の中身が分かっていて、どのような仕事をしなけ
ればならないかを良く分かっていて、そこに自分の強みが活かせると言う事を、きちん
と言えなければ面接は成立しない。キャリア教育の中で、このように産業界の知識或い
は自己認識をきちんとさせることが求められている。
ここまでは、学生全体としての傾向であるが、ここで学生がどのような行動を就職活
動の中で取っているのかを、行動分析学に基づいて、もっと掘り下げたものを次の就職
活動ダイアグラムを使って分析する。
3-2 就職活動の行動分析から見た本学教育の改善方向
行動分析学による就職活動ダイアグラム (次頁参照)
■
支援的人間関係の有無が鍵:支援的な人間関係(先輩・友人がいる)は、いろいろな利用
可能な情報(手順が明確、現実的な情報)が手に入る。ここが、あるかないか、が成功す
る学生、そうでない学生の違いになる。つまり、希薄な人間関係(先輩・友人がいない)
は利用可能な情報が手に入らない。
■
長期的視野での自己評価能力も鍵:成功する学生は就活に着手したり、支援を求めた
りする。たとえ不合格になっても、そこから友人からのアドバイスを受けたり、ひと
つぐらい駄目でも長期的な視野で評価が出来て、就活を続けたりするうちに、内定を
得ることが出来る。
■
ポジティブな考え方が鍵:このようなポジティブな側のシナリオの方向に行くように
ガイドしていく、ここがキャリア教育に求められる。つまり、こちらに行動が向くよ
うな教育や情報提供等が必要になる。
24
キャリア教育開発科目WG
こちらに行動が向くような教育や情報提供など
支援的な人間関係
支援を求める ↑
↑
(友人・先輩・センター)
長期的な視野で評価
↑
内定を
先輩 (内定者)
自己理解が深まる↑
得る!
社会人モデルを得る
友人(就活生)
就活に
将来を楽しみに↑
着手する
利用可能な情報
気晴らし(自己コント
↑
ロール) が上手に
不合格に
手 順 が 明 確
なる
就活を
現実的な情報
続ける
友人だけ内定
(長:アドバイス)↑
不安と焦り、心配
利用できない情報
↓
親からの促し
(短:不安と焦り)↓
↓
↑↓
手順が不明確
煽るネット情報
(就活を
短期的な視野で評価
↓
止める)
希薄な人間関係
目先の結果だけ
↓
に反応↓
(就活に着手
先輩がいない
就活しない仲間
しない)
過度な一般化
友人(ゲーム)
行動分析学による就職活動ダイアグラム (作成:K センター三浦直子准教授)
3-3 内定獲得学生が就職に役立ったと評価する授業
■
内定を早期に獲得した学生に対するアンケートの回答中の上位項目。
(自動車システム開発工学科、2010 年秋実施)
1)プロジェクト授業
2)基礎工学科目
(圧倒的に多数の回答)
(成績上位者≒大企業受験者)
3)キャリア就職センターでのセミナー
4)インターンシップ
課外活動的ではあるが、学生フォーミュラカープロジェクト、ソーラーカープロジェ
クトなど、対外競技プロジェクトで活躍した学生は就職で抜群の実績。
25
キャリア教育開発科目WG
つまり,本学の多くの学科で開始しているプロジェクト授業はキャリア形成に役立っ
ていることがわかった。力を入れている教育が,効果的に就職に結びつくような工夫が
求められている。
3-4 就業力向上の鍵となる外国語教育
■
大企業に就職した優秀な学生の上司からは,
「英語の充実」を要請されるケースが多い。
■
一部の優良企業(例えば N 電産)では,TOEIC の点数と有力教員の推薦で採用。
■
中国語の必要性を言う中堅企業も多い。
■
成績上位の学生には英語の教育強化と第二外国語が必要である。
4.キャリア科目群のモデル
4-1 キャリア科目で学習すべき事項
以上の分析から次の項目を、従来型授業に加えることがキャリア科目に求められると
いう結論に達した。
■
自己認識と自己改革(ポジティブシンキング)⇒学習能力全般の向上
■
対人能力向上
■
将来到達すべき自己の像(夢)形成
■
産業界に関する知識
■
プロジェクト実行能力(企画・計画・組織運営・設計・実験・交渉・発表 etc.の推進)
⇒プロジェクト授業を役立てる条件
4-2 キャリア科目のモデル配置例
次頁の表は、現在検討中のキャリア科目配置の一つの案で A から F まで 6 科目を
設定。シラバスの概略を現在 WG で作成中である。
この表のモデルは,6科目のキャリア科目を置くという最大限の場合.
科目 B, E, F などは既存の科目を小変更してキャリア科目として位置づける例である.
科目 C はプロジェクト授業の一環として実施するという考え方もある.あるいは科目
A,C の融合も考慮の対象となる.
26
キャリア教育開発科目WG
1年
2年
3年
科
前 後 前 後 前後 目
獲得させる知識・認識・力・技
高校卒業までに,自分自身の性
格,能力,長所短所をきちんと認
識していない.
自己認識
O
A
ポジティブな考え方(自信)
論理的な思考
(O)
この科目(内容)をこの時期に設定 教育方法(講義・演習・ 資源(教員・場所・
備考
する理由
プロジェクト・etc.)
教材・その他)
この授業以
専任教員の統括の 外に,通常
講義・演習・グループ学
「どうせ自分はできない」という考え
下で外部資源利用 の授業でも
習。小人数
が身についている.
(教材・講師)
この試みを
すべき
頭を使わない習性の打破
卒業後の職業人としての将来像,
将来の自分の活躍の姿と,大学で 成功例の紹介,技術者
夢
身につけるべき能力をイメージさ の仕事の紹介、先輩と 同窓会の協力
B
技術者として仕事をするために必要 せ,学習の必要性を認識させる の対話
な能力に関する知識
O
他の導入科
目の中に含
めてもよい
対人能力、チームワーク
(O) (O)
O
(O)
PBLとの組合せ
C
以後のグループ型(実験・演習・プ
専任教員の統括の
科目Aに同
講義・演習・グループ学
ロジェクト)及び通常講義課目の学
下で外部資源利用
じ
習。小人数
(教材・講師)
マナー、時間管理など社会人基礎 習能力確保
産業界の基礎知識(製品・企業・組
O
D 織・資本・競争・技術・労働・賃金な
ど)
(O)
インターンシップへの動機付けと予 講義・個人別レポートな 専任教員と非常勤 社会科学科
備知識授与
ど
講師
目と連携
基礎科目以外のスキル(企画、計
O
E 画、発表、交渉、管理), 基礎工
(科)学の統合的活用力(設計・製 3年前期までの基礎学力を統合す プロジェクト型
個人別指導
作・実験への一連の力), 社会との る力にする時期
就職活動直前準備
(各学部で検討)
技術を通しての接触体験.
O F 進路選択・就職活動準備(書類準
備・面接準備・筆記試験準備)
JABEEとの
専任教員と非常勤
整合も考
講師 (産業界での
慮.就職活
活躍経験のある
動直前準備
人) 人脈を使う必
は別科目と
要有り
しても可.
キャリア科目群のカリキュラムへの配置例
4-3 キャリア科目のシラバスモデル例
シラバスのモデル例を次頁以降に付する。
5.今後の課題
これをもって,本ワーキンググループの第一期活動を終了する。2011 年 4 月以後は,
■
新教育体系委員会や学科で実現性を検討。
⇒具体化にあたって,全学的な課題があるかどうかを明確化してもらう.
■
2012 年度カリキュラム(1年生)については夏までに詳細を決定.
■
それ以外については年末までに詳細を決定.
■
必要に応じて WG を再開する
27
キャリア教育開発科目WG
科 目 詳 細
授業コード
科目名
英文科目名
開講
分類
必選
コース
単位
教員名ヨミ
教員名
学習・教育目標
キャリア科目A(自己認識/ポジティブな考え方/論理的な思考)
1年次前期
必須 或いは 選択必修?
2
(シダマ シンリ)
(師玉 真理)
高校までの意識や生活を脱して新たな意識や生活への転換を図る。論理的思考のためのエクササイ
ズを通じて客観的・論理的な発想・思考力を身につけるとともに、自分自身の性格・能力・長所短所等
を把握し、正しい自己認識に基づいたポジティブな姿勢への転換を図る。
自ら問題を発見し、正しく捉え、原因や解決の方策を正しく考えていく能力を身につける。
到達目標
履修条件、他科目との関係
授業形式、形態
講義・演習・グループ学習の授業で少人数(20~36)で実施する。
成績評価方法と評価基準
課題、レポート提出
学習上のアドバイス
書 名 地頭を鍛えるフェルミ推定ノート
教科書
著者名 東大ケーススタディ研究会
出版社 東洋経済新報社
等
書 名
著者名
出版社
指定図書
参考書、推薦図書
書 名 哲学、脳を揺さぶる オートポイエーシスの練習問題
著者名 河本英夫
出版社 日経BP社、2007
等
履修上の注意
授業計画
第 1回
第 2回
第 3回
第 4回
第 5回
第 6回
第 7回
第 8回
第 9回
第10回
第11回
第12回
第13回
第14回
第15回
備 考
オリエンテーション
自分を知る
認識・発想力①
認識・発想力②
認識・発想力③
自力・知的体力①
自力・知的体力②
自力・知的体力③
論理力①
論理力②
論理力③
表現的想像力③
表現的想像力④
批判的思考力①
まとめ +批判的思考力②
要検討項目・課題:
① 必須 或いは 選択必修?(必修の場合:36人 x 34クラス プラス再履修クラスが必ず必要になる)
学科によって違っても良いか
② 本学の意向に沿って、責任を持ってやっていただくことを考慮し非常勤講師を内部教員が束ねるかた
望ましい?
③ 特定のメソッドに拘らず実行していただける教育ベンダーの調査(事務局も含む)
28
キャリア教育開発科目WG
科 目 詳 細
授業コード
科目名
英文科目名
開講
分類
必選
コース
単位
教員名ヨミ
教員名
学習・教育目標
キャリア科目B
1年次後期
選択必修
2
(イシハマ マサオ)
(石濱 正男)
「与えらえた問題を習ったやり方で解く」という学習スタイルから「自らの頭を使って創造的に問題を解く」という大学生らしい学習の
方法を身に付ける。また産業界で経験する諸問題の簡単な例を使った演習を通じて、受講者がおのずと理解できるようにする。
自ら考える力を養いエンジニアとしての心構えが出来ることを目標とする。
到達目標
履修条件、他科目との関係
授業形式、形態
演習主体の授業。甲乙2組編成。学期の前半と後半それぞれ6週間で一まとまりのコース。前半分の試験は8週目の授業時間内、
後半分の試験は期末試験期間中に実施する。
成績評価方法と評価基準 コースAは試験80%、出席10%、レポート10%、コースBは試験50%、レポート50%でそれぞれ採点し、A,Bの平均点60以上を
合格とする。
Aは随時レポート、Bはほとんど毎回演習をベースとした課題とレポート提出がある。
課題、レポート提出
自分自身の頭で考えるクイズ的な楽しい科目。難しいことを覚える科目ではない。
学習上のアドバイス
書 名 エンジニアになるということ
教科書
著者名 飯野弘之著
出版社 雄松堂
書 名 工業所有権標準テキスト(特許編) 無料
著者名 出版社 社団法人発明協会発行
コースBで使用
書 名
指定図書
著者名
出版社
参考書、推薦図書
書 名 著者名
出版社
履修上の注意
授業計画
第 1回
第 2回
第 3回
第 4回
第 5回
第 6回
第 7回
第 8回
第 1回
コースA - どうやって問題を解くか (コースBは第9週目からの内容で始まる)
量の理論
工学単位とSI単位
数式で表す
論理的に考える
工夫して解く
アナロジー(電気と機械を同じとして取り扱う方法)
中間テスト。(甲組はコースA、乙組はコースBのテストを実施。)
第 2回
第 3回
第 4回
第 5回
第 6回
第 7回
備 考
エンジニアに必要な能力とは何か?プロジェクトXの例から実社会での色々な職種紹介
産業研究。自分の進路に関係しそうな産業、企業の調査を行い、レポートにまとめる。
知的財産の形成とは何か? 特許の実例と約束を学ぶ。
自分のアイデアのまとめ方。 特許明細書を使っての演習。
問題解決の一般法則。発想法の実例と演習。
技術者倫理。学生生活での倫理。エンジニアの責任。
コースB - 研究開発の事例研究1 (研究開発には何がヒントになるのか?家電製品から
学ぶ)
要検討項目・課題:
①選択必修
29
キャリア教育開発科目WG
科 目 詳 細
授業コード
科目名
英文科目名
開講
分類
必選
コース
単位
教員名ヨミ
教員名
学習・教育目標
キャリア科目C(対人能力)
2年次前期または後期 (プロジェクト科目着手前が望ましい)
必須 或いは 選択必修?
2
(ミウラ ナオコ)
(三浦 直子)
円滑なコミュニケーションのための基礎を学ぶことを目的とする。そのために、コミュニケーション能力、対人マナー能力、タイムマネー
ジメント能力の3点を実践的に習得し、卒業研究や就職活動へ応用できるようにすることを目標とする。
到達目標
自分の考えを端的にまとめ相手の立場や視点から考慮しつつ的確に伝えるコミュニケーション能力を身に付ける。報告・連絡・相談の
重要性を学び的確なメールの送受信と電話での応対を行えるようになる。また自分で計画を立て期限を定め課題を遂行するという時
間管理ができることを目標とする。
履修条件、他科目との関係この授業で扱う対人マナー能力とは報告・連絡・相談に関する能力であり、礼儀作法とは異なる。後者はキャリア科目D・Fで扱われ
る。
授業形式、形態
少人数(20名~36名程度)のゼミ形式で実施。(必修の場合、36名x34クラス)
成績評価方法と評価基準 課題プリントの内容及びグループワークへの取組みなど授業への参加状況により評価。評価基準は課題プリント70点、授業への参
課題、レポート提出
学習上のアドバイス
教科書
加状況30点。60点以上を合格とする。
授業中に配布される記入シートを完成させて次の授業で提出。
キャリア科目は履修生の自発性が求められる。自己理解を深めながら、積極的に授業に取り組んでもらいたい。
書 名 考えるシート
著者名 山田ズーニー
出版社 講談社プラスアルファ文庫
※文庫本の記入欄が小さいことから、担当教員は授業時に演習用の記入シートとして同書の単行本(講談社)を印刷して配布する必要があ
る。
書 名 話すチカラをつくる本
著者名 山田ズーニー
出版社 知的生きかた文庫
書 名 絶妙な「報・連・相」の技法
著者名 丸田富美子
出版社 明日香出版社
指定図書
参考書、推薦図書
書 名 特になし(授業時に適宜紹介)
著者名
出版社
履修上の注意
授業計画
第 1回
第 2回
第 3回
第 4回
第 5回
第 6回
第 7回
第 8回
第 9回
第10回
第11回
第12回
第13回
第14回
第15回
オリエンテーション
コミュニケーションの仕組み
相手とつながる① 「お詫び」をする
相手とつながる② 「お願い」をする
相手とつながる③ 「ありがとう」の気持ちを伝える
相手とつながる④ へこんでいる人を「励ます」
自分とつながる① 相互インタビューA
自分とつながる② 相互インタビューB
自分とつながる③ 自分を社会とつなげる
自分とつながる④ 「やるべきこと」と向き合う
社会とつながる① 志望理由書を書く
社会とつながる② (ES等の)課題文を書く
マナーと時間管理① ほうれんそう(報告・連絡・相談)の重要性
マナーと時間管理② タイムマネジメント
まとめ
要検討項目・課題:
① 必須 或いは 選択必修? 必修の場合、プラス再履修クラスが必要になる? 最履修を認めない?
② 担当教員:本学の意向に沿って責任を持ってやっていただくことを考慮し非常勤講師を内部講師が束ねるかたちが
望ましい。 また、実践的なワークを行う際には、外部講座の一部導入も考慮するべきか?
③ 評価基準の配点は要検討
④ レポート提出に関して、外部講座の一部導入の成果を見るために小レポートなどを課しても良いかもしれない。
⑤ 実践的な対人ワークを導入できていないが、外部組織による一部講座(4、5回程度)を導入する場合、課題内容を減らす
工夫が必要。 (削除候補は第5回、第6回、第9回、第11回、第12回。削除後は詰める。) ⑥ 外部組織による一部講座を導入する場合、第11回と第12回「社会とつながる」は、「内定者へのインタビュー」等と共に、
他のキャリア科目で取り組む課題として引継ぐことをすすめる。
30
キャリア教育開発科目WG
科 目 詳 細
授業コード
科目名
英文科目名
開講
分類
必選
コース
単位
教員名ヨミ
教員名
学習・教育目標
到達目標
キャリア科目D(業界研究)
3年次前期
選択科目
2
(オザキ マサノブ)
(尾崎 正延)
①自己の適性と各業界の実態を把握し、出来うる限り就職のミスマッチを防止する。 ②社会に存在する多種多様な産業の現状を分
析し、各自の適性に見合った業界を選択するための一助とする。 ③それらの産業の将来性について俯瞰し、各自慎重な就職活動に
備える。 ④インターンシップに対応するため情報収集及び具体的行動についての準備を喚起する。
産業界の基礎知識を得て、インターンシップに対応出来るようになること、及び業界研究を通じて各業界の実態を把握し、各自の適性
に見合った業界を選択出来るようになることを目標とする。
履修条件、他科目との関係「経済学I」 及び 「経済学II」 または 「企業と経営」の科目の履修後。
授業形式、形態
講義形式で行なう。授業人数は概ね1クラス100名~200名とする。クラス編成は2クラスとする。
成績評価方法と評価基準 期末試験を行い、60点以上の成績をもって合格とする。試験内容は授業での約10業界の中から任意の2業界を選択して、筆記試験を
課題、レポート提出
学習上のアドバイス
教科書
指定図書
参考書、推薦図書
行なう。
インターンシップに対応するため、授業は厳しい。男子学生の長髪、茶髪などは改めるよう指導する。
書 名
著者名 出版社 補助教材として日本経済新聞社、日経DVD(「日経ビデオ就活シリーズ」) 他を使用する。
書 名 著者名 出版社 書 名
著者名
出版社
履修上の注意
授業計画
第1回
第2回
第3回
第4回
第5回
第6回
第7回
第8回
第9回
第10回
第11回
第12回
第13回
第14回
第15回
備 考
オリエンテーション、科目概要の説明
インターンシップ対策 職業について、仕事とは何か
インターンシップ対策 職種について、自分の適正は
インターンシップ対策 職業、天職、WORK, LABOR, CALLING, VOCATIONの差異
業界研究 (自動車業界)
業界研究 (家電業界)
業界研究 (IT業界)
業界研究 (再生可能エネルギー業界)
業界研究 (サーヴィス産業)
業界研究 (サービス産業)
業界研究 (従来型産業)
業界研究 (先端技術型産業)
業界研究 (第一次産業)
業界研究 (スマートグリッド関連産業)
まとめ
要検討項目・課題:
① 担当教員:内部教員がコーディネーターとなり外部講師を束ねて行うが、一流企業から講義1回毎に外部講師を招聘する構想
である。現在、1名は決まっているが、他9名の外部講師を探す必要がある。
31
キャリア教育開発科目WG
科 目 詳 細
授業コード
科目名
英文科目名
開講
分類
必選
コース
単位
教員名ヨミ
教員名
学習・教育目標
キャリア科目E
3年次前期 (或いは 2年次後期)
選択必修
2
(イシハマ マサオ)
(石濱 正男)
基礎科目以外のスキル 及び 基礎工学の統合的活用力を身に付ける。
3年前期までの基礎学力を統合する力を付け就職活動段階に入れることを目標とする。
到達目標
履修条件、他科目との関係 2年次までのキャリア科目が履修条件。
授業形式、形態
各研究室に分かれて実施する。(複数研究室混成のケースもある)
成績評価方法と評価基準
課題、レポート提出
学習上のアドバイス
教科書
最終報告書、最終発表会の結果、そして授業への取り組み状況及び出席状況も考慮に入れて総合的に評価する。
最終報告書を提出する。詳細は、各研究室の指示に従うこと。
自動車システム開発工学科を特徴づける重要科目の一つである。自ら考え、自ら行動するという姿勢が必要であり、最終結果の
成否よりも目標達成にどのように取り組むかが問われる。
書 名 著者名 出版社 特に指定しない。資料を配布し、それに基づいて進めていく。
指定図書
書 名
著者名
出版社
参考書、推薦図書
書 名 著者名
出版社
履修上の注意
授業計画
第 1回
第 2回
第 3回
第 4回
第 5回
第 6回
第 7回
第 8回
第 9回
第10回
第11回
第12回
第13回
第14回
第15回
備 考
ガイダンス 各研究室の専門分野及びプロジェクトテーマの紹介、希望研究室見学
年間計画、組織作り
調査
製品計画
製品計画
仕様作成
仕様作成
概念設計(性能・機能実現の物理原理探求)
概念設計
性能予測シミュレーション
性能予測シミュレーション
レイアウト図製作
レイアウト図製作
予算配分及び購入計画
プロジェクト前半分まとめ
注:各回毎の内容はプロジェクト内で相談し教員のガイダンスのもとに随時変更する。
要検討項目・課題:
①選択必修
32
キャリア教育開発科目WG
科 目 詳 細
授業コード
科目名
英文科目名
開講
分類
必選
コース
単位
教員名ヨミ
教員名
学習・教育目標
キャリア科目F
3年次後期
選択必修
2
(イシハマ マサオ)
(石濱 正男)
基礎科目以外のスキル 及び 基礎工学の統合的活用力を身に付ける。社会との技術を通しての接触体験をし、就職活動段階に
入れるようにする。
3年前期までの基礎学力を統合する力を付け就職活動段階に入れることを目標とする。
到達目標
履修条件、他科目との関係 2年次までのキャリア科目が履修条件。
授業形式、形態
各研究室に分かれて実施する。(複数研究室混成のケースもある)
成績評価方法と評価基準
課題、レポート提出
学習上のアドバイス
教科書
最終報告書、最終発表会の結果、そして授業への取り組み状況及び出席状況も考慮に入れて総合的に評価する。
最終報告書を提出する。詳細は、各研究室の指示に従うこと。
自動車システム開発工学科を特徴づける重要科目の一つである。自ら考え、自ら行動するという姿勢が必要であり、最終結果の
成否よりも目標達成にどのように取り組むかが問われる。
書 名 著者名 出版社 特に指定しない。資料を配布し、それに基づいて進めていく。
指定図書
書 名
著者名
出版社
参考書、推薦図書
書 名 著者名
出版社
履修上の注意
授業計画
第 1回
第 2回
第 3回
第 4回
第 5回
第 6回
第 7回
第 8回
第 9回
第10回
第11回
第12回
第13回
第14回
第15回
備 考
最終プレゼンテーション及び試走会までの計画作成
レイアウト修正
部品リスト作成、購入品リスト作成
詳細設計(含機能予測計算)、部品発注
詳細設計(含機能予測計算)、部品発注
詳細設計(含機能予測計算)、部品発注
部品製作
部品製作
部品製作
組み立て
組み立て
実験
設計・製作修正、再実験
プレゼンテーション準備
プレゼンテーション
注:各回毎の内容はプロジェクト内で相談し教員のガイダンスのもとに随時変更する。
要検討項目・課題:
①選択必修
33
キャリア教育開発科目WG
科 目 詳 細
授業コード
科目名
英文科目名
開講
分類
必選
コース
単位
教員名ヨミ
教員名
学習・教育目標
キャリア科目EF(就職力強化直前演習)
3年次前期 及び 後期
必須 或いは 選択必修?
(ニシムラ カズオ)
(西村 和夫)
1、2年次からのキャリア教育で学んだものを、一般論にとどめることなく、就職対象となる分野や企業、それに自分自
身の性格や希望に特化した内容として発展させ、実際の就職活動に活かす。
到達目標
履修条件、他科目との関係 1、2年次のキャリア関連科目が履修条件。
講義・演習・グループ学習の授業形式で実施する。
授業形式、形態
成績評価方法と評価基準 幾つかのレポートと発表によって評価する。
①業界調査結果発表(業界のトピックスの調査結果をグループ毎に発表)
課題、レポート提出
②職種研究レポート提出(自分に向いた職種と将来展望をまとめる)
③企業研究レポート提出(具体的な企業候補の調査と志望順位、その理由をまとめる)
④就職活動コミュニケーションメモの提出(各局面で必要になる作文・文章の雛形作成)
⑤見学報告書提出
⑥履歴書提出(②、③で企業を想定して作成する)
上記のレポートは単なる成績評価用ではなく、実際に就職活動のための自分自身の資料
学習上のアドバイス
書 名
教科書
著者名
出版社
指定図書
書 名
著者名
出版社
参考書、推薦図書
書 名 (業界本、コミュニケーション等に関する本を紹介。)
著者名
出版社
履修上の注意
授業計画
第 1回
第 2回
第 3回
第 4回
第 5回
第 6回
第 7回
第 8回
第 9回
第10回
第11回
第12回
第13回
第14回
第15回
備 考
情報通信産業の構図
情報通信に関する最近のトピックス グループへの調査課題
課題トピックス調査結果発表(グループ毎)
職種研究(プログラマ、SE、組込みシステムなど)
職種研究(産業用ソフト開発者、システム運用技術者、通信技術者など)
職種研究(情報セキュリティ会社技術者、プロバイダ、技術営業等)
職種研究発表(自分に向いた職種と将来展望)
学科に特化した具体的企業研究
就活でのコミュニケーション技術(各局面で必要になる文章作成)
会社見学(2コマ分を使う)
会社見学
履歴書の書き方についての講義
作成実習
作成実習
作成実習
要検討項目・課題:
① 必須 或いは 選択必修?
② すべて内部教員?
34
成長度把握アセスメント
株式会社NKS能力開発センター・株式会社紀伊国屋書店
成長度把握アセスメントから見た学科特性
~KAIT『成長度把握アセスメント』
(キャリア力テスト)の開発に向けた「PDA」
実施分析報告書~
1. 実施概要
■
PDAとは
考え方、行動パターンをいろいろな角度から判定し、自己の能力発揮度合い、つまり「成
果を生み出すための能力がどの程度発揮されているか」を知るための診断テストです。
*成果を生み出すためのプロセスと要素を行動科学研究者D.C.マクレランド教授の
“Iceberg Model”に基づき体系化し、10の Dimension(局面)と、その Dimension を測
定するための30の尺度を使い、被験者のポテンシャルの発揮度合いを測定しています。
■
PDAの測定領域
35
成長度把握アセスメント
2.現在のPDA「成長度把握アセスメント」から読み取る「学科別特長」
■
機械工学科の特長
・全体にバランス良く平均値を上回っている。
・学科として「伸ばす要件」を設定するとすれば、より「モチベーション領域」を伸ばす
ことと、行動性を支える「状況把握力、分析力、課題発見力、決断力」といった要件を
伸ばすことを指標化すると良いと思われる。
■
電気電子情報工学科の特長
・大学平均を下回る要件項目が多い。
・モチベーション領域が低いことが態度領域や行動刺激領域を低くしていると考えられる。
・学科として「伸ばす要件」を設定することが望まれるが、まずは「モチベーション領域
を高める」ことが重要と思われる。
36
成長度把握アセスメント
■
応用科学科の特長
・大学平均を大きく上回る要件項目が多い。
・モチベーション領域、特にポジティブ度が高いことが、チャレンジ精神や積極性、働き
かけ力等を高めていると考えられる。
・学科として「伸ばす要件」を設定することが望まれるが、まずは「目標設定、意思決定」
要件を設定してはどうかと思われる。
■
自動車システム開発工学科の特長
・大学平均を大きく上回る要件項目が多く、かつ非常に高数値である。
・モチベーション領域が高く、ポジティブ度が高い。またさらに、行動刺激領域がバラン
ス良く高く、非常に目的意識が高い行動的な集団と考えられる。
・学科として「伸ばす要件」を設定するとすれば、より「目標設定、意思決定」要件を高
める、といった設定もあるのではないかと思われる。
37
成長度把握アセスメント
■
ロボット・メカトロニクス学科の特長
・大学平均をやや下回る要件項目が多い。
・モチベーション領域があまり高くないことが、態度領域や行動刺激領域が高くならない
要因になっていると考えられる。
・学科として「伸ばす要件」を設定することが望まれるが、まずは「モチベーション領域
を高める」ことが重要と思われる。
■
ホームエレクトロニクス開発学科の特長
・大学平均を下回る要件項目が多い。
・モチベーション領域が低いことが態度領域や行動刺激領域を低くしていると考えられる。
・学科として「伸ばす要件」を設定することが望まれるが、まずは「モチベーション領域
を高め、目標設定領域をより高める」設定が重要と思われる。
38
成長度把握アセスメント
■
情報工学科の特長
・大学平均を下回る要件項目が多い。
・モチベーション領域が低いことが態度領域や行動刺激領域を低くしていると考えられる。
・学科として「伸ばす要件」を設定することが望まれるが、まずは「モチベーション領域
を高める」ことが重要と思われる。
■
情報ネットワーク・コミュニケーション学科の特長
・比較的、バランス良く平均値を上回っているが、よりモチベーション、ポジティブ性を
高めることが必要かと思われる。
・学科として「伸ばす要件」を設定するとすれば、
「モチベーション領域」を伸ばすことと、
かつ「行動刺激要件をより伸ばす」ことを指標化すると良いと思われる。
■
情報メディア学科の特長
・大学平均を下回る要件項目が多い。
・モチベーション領域、特に自己実現欲求・達成欲求が低いことが、態度領域や行動刺激
領域を低くしていると考えられる。
・学科として「伸ばす要件」を設定することが望まれるが、まずは「モチベーション領域
を高める」ことが重要と思われる。
■
応用バイオ科学科の特長
・大学平均を大きく上回る要件項目が多い。
・各領域がバランス良く、かつ比較的高い
数値で、意欲と行動のバランスも取れた
集団と考えられる。
・学科として「伸ばす要件」を設定すれば、
「モチベーション領域」と「目標設定、
意思決定」要件をより伸ばす設定も効果
的だと思われる。
■
栄養生命科学科
・栄養生命科学科は受検者 1 名だったため
データから除いた。
39
成長度把握アセスメント
3.KAIT版『成長度把握アセスメント(案)』に置き換えて診る「学科別特長」
■
機械工学科の特長
・全体にバランス良く平均値を上回っている。
・学科として「伸ばす要件」を設定するとすれば、より「モチベーション領域」を伸ばす
ことと、アクションを促す「状況把握力、分析力、課題発見力、決断力」といった必要
特性を伸ばすことを指標化すると良いと思われる。
■
電気電子情報工学科の特長
・大学平均を下回る要件項目が多い。
・モチベーション領域が低いことが、取組態度・実践的スキルやアクション領域を低くし
ていると考えられる。
・学科として「伸ばす要件」を設定することが望まれるが、まずは「モチベーション領域
を高める」ことが重要と思われる。
40
成長度把握アセスメント
■
応用科学科の特長
・大学平均を大きく上回る要件項目が多い。
・モチベーション領域、特にポジティブ性が高いことが、チャレンジ精神や積極性、働き
かけ力等を高めていると考えられる。
・学科として「伸ばす要件」を設定するとすれば、まずは「目標設定、意思決定」要件を
設定してはどうかと思われる。
■
自動車システム開発工学科の特長
・大学平均を大きく上回る要件項目が多く、かつ非常に高数値である。
・モチベーション領域が高く、ポジティブ性が高い。またさらに、アクション領域がバラ
ンス良く高く、非常に目的意識が高い行動的な集団と考えられる。
・学科として「伸ばす要件」を設定するとすれば、より「目標設定、意思決定」要件を高
める、といった設定もあるのではないかと思われる。
41
成長度把握アセスメント
■
ロボット・メカトロニクス学科の特長
・大学平均をやや下回る要件項目が多い。
・モチベーション領域があまり高くないことが、取組態度やアクション領域が高くならな
い要因になっていると考えられる。
・学科として「伸ばす要件」を設定することが望まれるが、まずは「モチベーション領域
を高める」ことが重要と思われる。
■
ホームエレクトロニクス開発学科の特長
・大学平均を下回る要件項目が多い。
・モチベーション領域が低いことが、取組態度やアクション領域を低くしていると考えら
れる。
・学科として「伸ばす要件」を設定することが望まれるが、まずは「モチベーション領域
を高め、目標設定スキルをより高める」設定が重要と思われる。
42
成長度把握アセスメント
■
情報工学科の特長
・大学平均を下回る要件項目が多い。
・モチベーション領域が低いことが態度領域や行動刺激領域を低くしていると考えられる。
・学科として「伸ばす要件」を設定することが望まれるが、まずは「モチベーション領域
を高める」ことが重要と思われる。
■
情報ネットワーク・コミュニケーション学科の特長
・比較的、バランス良く平均値を上回っているが、よりモチベーション、ポジティブ性を
高めることが必要かと思われる。
・学科として「伸ばす要件」を設定するとすれば、
「モチベーション領域」を伸ばすことと、
かつ「アクション領域の要件をより伸ばす」ことを指標化すると良いと思われる。
■
情報メディア学科の特長
・大学平均を下回る要件項目が多い。
・モチベーション領域、特に自己実現欲求・達成欲求が低いことが、態度領域や行動刺激
領域を低くしていると考えられる。
・学科として「伸ばす要件」を設定することが望まれるが、まずは「モチベーション領域
を高める」ことが重要と思われる。
■
応用バイオ科学科の特長
・大学平均を大きく上回る要件項目が多い。
・各領域がバランス良く、かつ比較的高い
数値で、意欲と行動のバランスも取れた
集団と考えられる。
・学科として「伸ばす要件」を設定すれば、
「モチベーション領域」と「目標設定、
意思決定」要件をより伸ばす設定も効果
的だと思われる
■
栄養生命科学科
・栄養生命科学科は受検者 1 名だったため
データから除いた。
43
教育広報WG
主査 入試広報部長 石田裕昭
就業力育成に関する情報の公開
本プログラムの教育情報を広く適切に公開するために「教育情報広報WG」を設置した。
具体的なWGの構成は、企画広報課、事務システム課、教務課、キャリア就職課の職員で
構成している。
取組みに関する情報は、専用ホームページを開設し、在学生と保証人、高校生、企業関
係者等に広く公開することとした。特に、全学就業力育成に視点をおいた教育改革の方向
性を明示するとともに、本プログラムの取組み状況並びにその成果について、以下の方法
で公開した。
1.ホームページの公開
平成22年10月に本学ホームページで本プログラムの取組み概要等を紹介し、その後、
平成23年2月には就業力育成教育プログラムに関する専用ホームページを開設した。専
用ホームページでは、以下の内容について紹介している。
取組の概要/選定の要件/取組について(取組の趣旨・目的・達成目標/取組の具体的
内容/取組の実施体制等/取組の評価体制・評価方法/取組の今後の展開等)/選定の
際に付加して考慮する事項について/取組に関する「データ、資料等」/大学の基本情
報/達成目標/事業推進体制/ニュース/取組成果報告
就業力育成教育プログラムに関する専用ホームページ
44
教育広報WG
2.大学広報誌「KAIT」への掲載
年4回発行している在学生・保護者向けの大学広報誌「KAIT」に、取組み内容、経
過報告等を毎回掲載しており、今後も継続する予定である。
平成22年10月に発行した160号では、就業力育成プログラムを含めた本学におけ
る教育改革の取組みを特集記事として紹介し、平成23年1月に発行した161号では、
本学の就業力育成プログラムを同じく特集記事として紹介した。また、平成23年3月に
発行した162号では、教職員の職業指導力向上に向け2月24日に実施した第2回教職
員研修会について取り上げている。
大学広報誌KAIT160号特集記事
“就業力育成プログラムを含めた本学における教育改革の取組み”
45
教育広報WG
大学広報誌KAIT161号特集記事 “本学の就業力育成プログラム”
大学広報誌KAIT161号表紙
大学広報誌KAIT160号表紙
46
教育広報WG
3.就業力と教育改革に関するシンポジウム
平成23年3月8日に平成22年度就業力GPシンポジウムを開催した。参加対象は、
本学教職員、本学との関係の深い企業、近隣大学・協定高校の教職員、就業力GP採択大
学、行政関係者等で、以下の内容で行われた。
第 1 部:基調講演「大学が取組む就業力育成と社会が求める人材」(講演者:株式会社
リアセック キャリア総合研究所所長
角方正幸氏)
第 2 部:平成22年度取組み状況の報告
4.パンフレット作成
本プログラムの取組み内容について学内外に認知を図るため、平成23年2月に専用パ
ンフレットを作成した(3,000 部)。以後、毎年3月に発行する予定である。配布対象は、
本学教職員、本学との関係の深い企業、近隣大学・協定高校の教職員、就業力GP採択大
学、行政関係者等である。
5.大学総合案内への掲載
大学総合案内2012(平成23年6月完成予定、発行部数 47,000 部)に、本学の人
材育成の目的や就業力育成に関するプログラムを具体的に紹介する方向で準備を進めてい
る。
6.教育関係学会での報告
本プログラムの取組みをまとめ、平成23年度より少なくとも毎年1件の学会(成果公
開学会、日本工学教育協会、私立大学情報教育協会等)で発表する予定である。
7.学生への認知
平成23年4月より、全学生に配布する履修要綱、全学生・保証人に配布する授業&履
修ガイドブックに掲載して学生への認知を図る予定である。また、学生専用ホームページ
にシラバスを含め広く公開する予定である。
47
就業力GP教職員研修会
就業力育成委員長 松本邦男
平成 22 年度補助金交付金内定通知を平成 22 年 11 月 30 日付けで文部科学省から受理し、
早速初回の「就業力GP教職員研修会」を 12 月 20 日に、2 回目を平成 23 年 2 月 24 日に
それぞれ開催した。そのテーマ、概要等について以下に報告する。
■
第 1 回就業力GP教職員研修会
日時
平成 22 年 12 月 20 日(月)16:50~18:20
場所
神奈川工科大学情報学部棟 12 階メディアホール
演題
大学におけるキャリア教育の動向
講師
株式会社NKS能力開発センター
参加
教職員 96 名
概要
以下に示す
取締役学校教育部長
恵大介氏
1.キャリア教育の必要性
(1)キャリア教育を必要とする背景
1)「入口」状況の変化
少子化、全入時代、大学進学率50%超によるユニバーサル化、多様化への対応が
不十分、高校でキャリア教育が義務化
2)就職環境の激変
過去の氷河期とは異なる悪化状況、求人数の激減、厳選採用による二極化、中途採
用者とも競合
3)就業構造の変化
過去
雇用スタンス
社内キャリア
仕事に対して求
められること
採用スタンス
現在
・人材流動化を前提
・成果主義
・能力主義
・終身雇用
・年功序列
・コンピテンシー、能力
・一定の枠組みやルール
や意欲が昇進と配属に、
・慣習
より反映される
・指示に沿って、与えら ・自分で仕事を創り出す
れた仕事を着実にこなす ・課題発見し解決する
・ポテンシャル採用
・コンピテンシー採用
・人材要件は学生時代に
・人材要件は自社教育で ・個人のキャリア開発努
力が必要に
・エンプロイヤビリティ
・長期勤務が前提
も重視
48
就業力GP教職員研修会
(2)大学に求められている声(キャリア教育関連)
1)中等教育:中等教育との接続、受験層の期待意識
2)大学教育:「学問」と「生き方・働き方」を結びつける教育、大学生としての自律性を
育む教育、学士力の担保、「学んだことを発揮できる力」(アウトカム)を育成する
教育、大学生が学外で社会・経済とのつながりに目覚める教育機会
3)社会:産業社会との接続、卒業生との接続
(3)大学と企業の間の問題点
①「大学のキャリア教育」と「キャリア開発」の関係性について、②「コーオプ教育」の
可能性について、③就職活動の長期化是正について、④新卒一括採用等の採用手法につ
いて、⑤採用基準の明確化について
2.キャリア教育の流れ
(1)キャリア教育推進の過程(中教審答申による流れ)
・平成 11 年中教審答申「初等中等教育と高等教育との接続の改善について」
;キャリア
教育を小学校から段階的に実施する必要がある。
・平成 18 年教育基本法改正;第 2 条(教育の目標)第 2 号「職業及び生活との関連を
重視し、勤労を重んずる態度を養うこと」
・平成 20 年教育振興基本計画;小学校段階からのキャリア教育を推進する。
・平成 22 年 2 月大学設置基準第 42 条の 2 改正;大学は、当該大学及び学部等の教育上
の目的に応じ、学生が卒業後自らの資質を向上させ、社会的及び職業的自立を図るた
めに必要な能力を、教育課程の実施及び厚生補導を通じて培うことができるよう、大
学内の組織間の有機的な連携を図り、適切な体制を整えるものとすること。
この改正は、平成 23 年 4 月 1 日から施行するものとすること。
(2)キャリア教育推進の基本方向
・小中高教育を対象にした「キャリア教育において身につけさせる力」の定義(4領域
8能力);①人間関係形成能力(「自他の理解能力」と「コミュニケーション能力」)、
②情報活用能力(「情報収集・探索能力」と「職業理解能力」)、③将来設計能力(「役
割把握・認識能力」と「計画実行能力」)、④意志決定能力(「選択能力」と「課題解決
能力」)
・推進の基本方向;①働くことへの関心・意欲の向上と、それを学ぼうとする意欲を向
上させる、②一人ひとりのキャリア発達の支援(カウンセリング)、③社会人・職業人
としての資質・能力を高める指導、自立意識の涵養と豊かな人間性の育成、④学校の
教育活動全体において組織的・系統的に取り組むことを求める、⑤さらには、学校教
育がキャリア教育に取り組む意義として具体的に以下の 3 点を明示、a 教育改革の理
念と方向性を示す、b 子どもたちの「発達」を支援する、c教育課程の改善を促す
・大学設置基準;大学は、当該大学及び学部等の教育上の目的に応じ、学生が卒業後自
らの資質を向上させ、社会的及び職業的自立を図るために必要な能力を、教育課程の
実施及び厚生補導を通じて培うことができるよう、大学内の組織間の有機的な連携を
49
就業力GP教職員研修会
図り、適切な体制を整えるものとすること。
(3)中教審の最新動向
1)キャリア教育の充実に関する基本的な考え方
・社会的・職業的自立に必要な基盤となる能力等を育成する体系的な取組の構築
・子ども・若者一人ひとりの発達状況の的確な把握ときめ細かな支援
・能力・態度の育成を通じた勤労観・職業観等の価値観の形成・確立
2)大学生の「就業力育成支援事業」
(平成 22 年)
・初年次教育等を通して、自らの職業観・勤労観を培うとともに、自らの生き方や生活
(ワークライフバランス含む)について基本的な展望を持つ。
・自らの個性・能力を把握しつつ、将来の進路を自らの責任で選べるよう、主体的に大
学生活を組み立て、適切な授業科目や講座を選択し、計画的に学修を進める。大学は、
大学生活や学修が有効なものになるとともに、体系的な履修計画の下に学修が行われ
るよう、指導・相談・助言を行う。
・座学によって得られる専門的知識や技術が、企業等の第一線でどのように活用される
か実地に学ぶなど、目的意識をもって学修を継続・深化させ、その結果、大学卒業後
に役立つ社会的に必要な能力や実践的な能力を獲得する。
・全体を通して、大学生活を通じて修得した様々な知識や技術が、自分の中で有機的に
統合され、大学を卒業した職業人として求められる最低限の資質能力が形成されてい
るかを自ら確認する。
(4)基礎的・汎用的能力について
50
就業力GP教職員研修会
(5)他大学のキャリア教育事例
・「講演型モチベーション作り」
・「早期就職ガイダンス型モチベーション作り」
・「自己理解ワークショップ型モチベーション作り」
(6)海外大学のキャリア教育
・「学ぶことと働くことを積極的に結び付けようとした教育」ケネス・ホイト(米国)
学んできた知識等を、社会で活かすことができる能力に変換させる教育、
個人と社会を“働く”というタームを媒介にしてつなぐ、つなぎ方を学生自身が考え学
ぶ教育
・米国におけるキャリア教育(Career Education)の定義(1979 年に施行された時限
立法「キャリア教育振興法」)
;
「個人が人間の生き方の一部として、産業や商業につい
て学び人生上の役割や選択と職業的価値とを関連づけることができるように計画され
た経験の総体」
・小学校から成人に至る過程で育成すべきキャリア能力( 1989 年「全米キャリア発達
ガイドライン(The National Career Development Guidelines)」
(全米職業情報整備
委員会)
;
「自己理解」
「教育的・職業的探索(コーオプ教育)」
「キャリア設計」の3分
野・・・自己理解は「内的キャリアの鮮明化」に注力
・現在は、このガイドラインをもとに「普通(専門)教育と職業教育との統合」を柱と
す る キ ャ リ ア 教 育 に な っ て い る 、「 キ ャ リ ア 文 脈 学 習 ( Career
Contextual
Learning)」として、キャリア教育は普通教育科目群に位置付けられることが一般化
している
3.キャリア教育とは? どのように位置付けるか?
(1)キャリア教育の類型パターン
51
就業力GP教職員研修会
(2)キャリア教育の新たなフレーム
(3)キャリア教育の位置付け
52
就業力GP教職員研修会
(4)キャリア教育の視点
(5)キャリア教育要素と就業力との関係
53
就業力GP教職員研修会
(6)キャリア教育を成功させる要件
(7)キャリア教育の課題
①必要性についての、大学全体(教職員)の認識共有
②授業化・必修化へのコンセンサス
③全学共通の内容、学部・学科の特性に合わせた内容のコンセンサス
④教員の係わり方(負荷、専門性等)、専門講師の確保
⑤学生の意識・意欲喚起・人間力形成のための「自己効力感の醸成」
、
「自己認知の転換」
等の専門的要素に対する指導手法
⑥学習成果の評価・判断
⑦PDCAの取り入れ方
⑧企業との連携の仕方と開拓(授業講師、インターンシップ受け入れ)
■
第 2 回就業力GP教職員研修会
日時
平成 23 年 2 月 24 日(木)15:30~16:30
場所
神奈川工科大学情報学部棟 12 階メディアホール
演題
『イマドキの大学生』とのつきあい方
講師
株式会社ラーニングバリュー
参加
教職員 173 名
概要
次頁以降に示す
取締役
54
樋口喜信氏
就業力GP教職員研修会
1.最近、いろいろな大学でよくきく話
<入学時>
・自分から友達に声をかけられない、やる気がわかない。
・履修届けの仕方がわからない、質問に行けない、選択科目が選べない、親が履修届け
に来た。
・こんな大学で恥ずかしい(不本意)、言われたので大学入学したが、目的がない(無本
意?)
<授業>
・出席はするが、授業中に出歩く、私語・携帯メールなど授業を受ける気がない。注意
すると、スネて出ていく。
・板書されたものしかノートを取らない、取れない。重要な内容かどうか区別できない。
・考えずに「わからない」と言う、
「わからない」とも言わない、ずっと黙っている。
<キャリア支援・就職>
・就活の仕方がわからない、何から始めればいいかわからない、何とかなると思ってい
るが、もう間に合わない。
・資格講座、スキル講座、マナー研修、模擬面接・・・これだけやれば、もう大丈夫!?
・ニュースで「厳しい」といっているので、自分にはムリ。
・就職できなかったら、フリーターでもかまわない。
(親も「無理しなくていいよ」と優
しい言葉?をかける)
・親が有名企業しか認めてくれない。
・説明会に行ったら、人がたくさんいたので、怖くなって帰ってきた
2.初等・中等教育現場では・・・
そして、「ゆとりある教育」で・・・
・個性を重視、尊重するために、本人がやりたいことや興味のあることをやらせる。
⇒やりたいことだけやればいい。
・知識量と理解度だけでなく、関心・意欲や判断・表現などの総体を「学力」と位置付
ける。
⇒覚えたり、理解したりすることを強く要求しない。自由な発想、大歓迎!、しな
いことも自由、個性になってしまった。
・学習習慣のない生徒が増えてきた。座っていられない。
⇒小学生で「漢字の書き取り」
・・・しなくなった。学習指導要領でも強く要望はさ
れておらず、宿題が多いと親からのクレームにもなる(特に高学年)
⇒塾の講師・・・
「中学生に単語を覚えなさい」と指示したら英単語をじっと見て覚
えようとしていた。。。
さらに、「いじめ」・・・
・小学生のグループ活動で、自分の意見を言ったらいじめが始まった。本人は「二度と
自分の意見は言うまい」と強く心に決めて、高校卒業まで実行した。
55
就業力GP教職員研修会
・大学に入っても友達の顔色をずっと窺っている、グループ活動中でもその友達の顔だ
け見て意見をいう。
・親しい友だちにはきわめて親切、そうでない者にはひどく冷たい。いつも一緒にいる
友だちが必要。広くたくさんいる必要はない。いつも一緒の2~3人の小グループで
活動。その友だちから疎遠にされるといきていけない・・・「便所飯」へ
・面倒なことはやらない、仲間外れもイヤ。友だちが悪いことしていても注意しない。
本人の自由だし、仲が悪くなるのもイヤだし。
3.自己理解を深めて、自信を持たせる
自己理解を深めるということは、「つもりの自分(自分で認識している自分)」と「はた
めの自分(他者が認識する自分)」とを統合していく作業になる。この統合が進むことで、
自分の感情・考えがどのように行動・発言・態度などに表れ、そしてそれが周囲にどのよ
うな影響を与えるのかを知ることになる。この周囲に与える影響力(対人影響力であり、
自分の持ち味でもある)をチーム(クラブ・サークルなどの)作りにどう活かしていくか
を考えている。
Aの開かれた窓が広ければ広いほど行動は自由になるし、自分の持ち味を活かせる。こ
の窓の広さは、個人の成長、グループの成長に密接に関連する。Aの窓の拡大の仕方には
2つある。①自己開示「自分が意識的に隠している部分を人前に出していくこと」、②フィ
ードバック「他者から、自分の行動がどのように写っているかを指摘してもらい、その指
摘を受け入れること」
56
就業力GP教職員研修会
・自分を開示し、「隠した窓」を開ける。
・他者のフィードバックを受け、「気づいていない」自分に気づく。
・「開かれた窓」が大きくなり、自分に自信が持てるようになる。
4.社会人基礎力について
57
就業力GP教職員研修会
(1)現状として大学生はどこで社会人基礎力を高めているか?
(2)社会人基礎力を高める「参加型ゼミ(実験・研究室)
」
58
就業力GP教職員研修会
■
第 1 回就業力GP教職員研修会の案内
59
就業力GP教職員研修会
■
第 2 回就業力GP教職員研修会の案内
60
シンポジウム
就業力GP事務局 学務部長 関喜義
1.就業力GPシンポジウム「体系的な全学就業力育成プログラムの構築」
~PBL教育とキャリア教育を結合したユニットプログラムと就業力支援インフラの構築~
平成23年3月8日(火)、
神奈川工科大学ITエクステ
ンションセンター302講義
室において、就業力GPシン
ポジウムを13時50分から
16時30分まで開催した。
開会に先立ち神奈川工科大学
学長小宮一三から挨拶があり、
続いて第1部基調講演に入っ
た。基調講演は、株式会社リ
アセックのキャリア総合研究
所長 角方正幸(かくほうまさ
小宮学長挨拶
ゆき)氏による「大学が取組
む就業力育成と社会が求める人材」と題して行われた。続く第2部では平成22年12月
から今日までの取組状況について各取組み担当者から報告があった。
平成22年度の取組み期間は実質わずか3ケ月であったが、各ワーキンググループ(W
G)とも精力的に活動し、一定の成果を得た。最初の報告は、本事業の取組み責任者であ
るホームエレクトロニクス開発学科金井徳兼教授から取組みの概況について報告があった。
続いて、キャリアポートフォリオWG主査の自動車システム開発工学科教授西口磯春教授、
次にキャリア開発科目WG主査の自動車システム開発工学科教授石濱正男教授、最後に教
育広報 WG 主査の石田裕昭入試広報部長から、それぞれ活動報告があった。今回のシンポ
ジウムは、県内・九州・四国・関西・北陸・東北の教育関係者16名、企業の人事教育関
係者10名、本学教職員26名、計52名の参加者で活発なディスカッションも行われ、
盛会裏に終えることができた。
閉会にあたり、副学長・就業力育成委員長松本邦男教授からキャリア教育の必要性と企
業から強く求められている基礎学力の重要性について触れ、全体を締めくくった。
2.第 1 部基調講演
日時
平成 23 年 3 月 8 日(火)14:00~15:20
場所
神奈川工科大学ITエクステンションセンター
演題
大学が取組む就業力育成と社会が求める人材
講師
株式会社リアセック
概要
次頁以降のとおり
302 講義室
キャリア総合研究所長 角方正幸氏
61
シンポジウム
■
文科省の就業力育成事業
(1)大学設置基準の改正(2010.4)
大学は、当該大学及び学部等の教育上の目的に応じ、学生が卒業後自らの能力
を向上させ、社会的及び職業的自立を図るために必要な能力を、教育課程の実施
及び厚生補導を通じて培うことができるよう、大学内の組織間の有機的な連携を
図り、適切な体制を整えるものとする。
(2)大学生の就業力育成事業(平成 22 年度予算
新規:30 億円)
事業の政策目標;支援プログラムを実施する大学の学生の就職率の向上が図ら
れるとともに、建学の精神等に応じ、同プログラムを実践する大学が幅広い職業
人養成に、より一層重点を置くなど、大学の機能別分化が促進される。
■
就業力育成とは
就業力育成=キャリア開発、その背景は自立が求められる時代の中で自律的でない学生
の増加・・・キャリア開発では3つのポイント!
62
シンポジウム
(1)キャリア開発のポイント1
(2)キャリア開発のポイント2
63
シンポジウム
(3)キャリア開発のポイント3
「計画された偶然性理論」はスタンフォード大学教授J・クルンボルツが 1999 年に提唱
した新しいキャリアカウンセリング理論で、キャリアは偶然性に支配され、①オープン・
マインドであること(優柔不断の歓迎)、②意思決定(内省)よりも行動を重視、③偶然の
機会をつくり出す行動、④偶然の機会を活かす準備、に特色がある。
■
産業経済のめまぐるしい変化 ~社会が求める人材の変化~
(1)産業経済(社会)はどのように変化しているのか?
①サービス経済化、②ICT化、③情報化の脅威的スピード、④技術開発の質的変化、
⑤雇用のグローバル化
(2)これからの産業構造は?
経済産業省:産業構造ビジョン発表(2010.6)~国を挙げて産業グローバル競争力強
化に乗り出す~
①産業構造の転換、②企業のビジネスモデル転換の支援、③「グローバル化」と「国
内雇用」の二者択一からの脱却、④政府の役割の転換
(3)これからの大卒求人~世界同時不況後の大卒採用~
①内需関連産業、環境関連技術の開発促進、②東アジア経済圏の重要性が高まる、③
家計の収入は伸びず、学費負担が重たくなる、④大学進学率は頭打ちに、格差が拡大
⑤企業の新卒採用意欲は、少子化をにらみ堅調、⑥新卒採用の一部はグローバル市場
での競争に・・・採用ストップは少ないものの、厳選採用が続く
64
シンポジウム
■
大事な3つの対策と課題
(1)就業観・勤労観の育成
働くことの意味、インターンシップの強化、中小企業へも目を向ける、NPOや社
会的企業への関心など。日本に企業はどのくらいあるのか?、大卒求人倍率で使って
いる企業数は?、大卒の新卒採用を実施している企業数は?、リクナビに掲載されて
いる企業数は?、東証上場企業数は?、大証上場企業数は?、ところで学生が知って
いる企業数は?
(2)キャリアセンターの強化
スタッフの専門性向上、キャリアカウンセラーの確保(質・量ともに充実させる)
教学組織との連携強化など。イギリスのキャリアセンターの事例では、大学の『エン
プロイアビリティ戦略』→①エンプロイアビリティ、②エンタープライズ、③自己開
発計画(PDP)、④雇用側との提携など。
・ランカスター大学
キャリアサービス部門を「Centre for Employability,Enterprise and Careers (C
EEC)」に再編
・セントラル・ランカシャー大学
キャリアサービス部門とエンプロイアビリティセンターが「Centre for
Employability,Careers and Enterprise(CECE) 」に向け統合
・リバプール・ジョン・ムーア大学
インキュベーションセンターとして「ホット・デスキング」設立、卒業生がこのプ
ログラムを通じて 40 の新しい会社を設立した、1,500 名以上の学生が自分のビジネ
スを立ち上げるためのワークショップに参加した
エンタープライズの機能を強化が大事!
65
シンポジウム
(3)教育力の向上
教員の授業方法見直し(FD)、教員評価を研究実績から教育力へ、課外活動も積極
的に利用、教員以外(職員、学生等)との協同など。
就業力育成と大学の情報公開をセットで大学改革の実行が必要で、そのポイントは
①トップダウンによるスピード改革
教学とキャリアセンターの連携強化、就業力を高める正攻法は授業や課外活動を通
じての人間力、基礎力の向上に尽きる(教学改革)
②学生の学ぶ意欲・働く意欲を高める工夫
自己効力感を高めるために、各自の体験を肯定的に意味づける作業が肝要。課外活
動も重視
③FD/SDの強化
教員の教育力、職員の質がますます問われる時代に特に、職員のプロフェッショナ
ル化が重要!
就業力育成は大学教育そのものである。
66
シンポジウム
3.シンポジウムアンケート結果
各企業の皆様を始め、他大学及び本学関係者52名の方々に就業力GPシンポジウムに
ご参加いただきました。うち27名(企業関係者26%、他大学の教職員44%、本学の
教職員30%)の方からアンケートの回答がありました。次頁以降は、その結果となりま
す。
■
Q1 今回のシンポジウムを通じて「得たこと、感じたこと」
本学以外の大学関係者の半数以上の方々が、神奈川工科大学での事業の取組まれ方が大
変参考になったと回答をいただきました。その他の意見として;
・本学全体が一丸となって取組まれ、学長を始め教職員が本気にならないと成功しない事
を再認識した。
・非常に合理的に組織を形成し取組まれている。
・極めて高い意欲で就業力育成に取組んでいることを感じた。
・就活をめぐる現状がどうなっているかを学生自身に伝える科目を設置する必要があると
感じた。
・先生方が積極的に関わっている点大変驚いた。また、インフラの構築が徹底されている
と感じた。
また、手厳しいご意見の中には;
・就業力向上を評価する事は大変難しいが、上がったとしても次年度も上がるのかという
と疑問。
・成績不良者の取組が知りたかった。社会がどういう方向に行くのか把握するポイントが
弱い。現状対策的な取組の感じで、企業の現要求など視野が狭い。
・企業からも求める人材を明確に提示すべきであると感じた。
■
Q2 今回のシンポジウム全体の感想
A.満足度について
全体の感想として「良かった71%」、「まあ良かった22%」、「少し不満0%」、「不満
0%」、「無回答7%」で、大変好評な結果をいただきました。また、コメントの中には;
・講演・報告・取組状況報告・会場アクセス良かった。
・短い時間ながら中身は非常に濃かった。
・基調講演は興味深いものだった。
・講演だけでなく経過報告が聴けたので多くのヒントを得た。
B.開催時間(13:50~16:30)について
開催時間については、
「もう少し短い方がいい4%」、
「丁度いい85%」
、
「もう少し長い
方がいい11%」であった。また、コメントの中には;
・13時から17時くらいが良い。
・県外からの出張のため開始・終了時間ともに参加しやすかった。
67
シンポジウム
・今後活動の深まりを考えると次年度からはもう少し時間が必要になると思う。
・終了時刻も守る方が良い。
・会場までのアクセスも良かった。
■
Q3<第1部 基調講演>について良かった点、悪かった点、また その他気づいた点
良かった点
・話が聞取り易く就業力育成について全体的な理解が得られた。
(同様なコメント:5件)
・就業力育成事業、動的キャリア理論、キャリア開発の考え方を基礎から学べ極めて良
かった。(同様なコメント:3件)
・就業力育成のため、大学がなすべきこと・問題の所在・キャリアセンター強化等、良
くわかった。
(同様なコメント:3件)
・リクルートでの経験を活かした内容は非常に参考になり、客観的な視点からの話が聞
けて良かった。(同様なコメント:2件)
・時代と共に企業が求める大学生の資質が明らかに変化しているのが分かり自学での取
組に参考になった。
・企業と大学のギャップ、大学(主として教員)と学生のギャップ等の指摘は有効で、
今後取組みの中で効果を上げていくために意識すべき点と感じた。
もっと話をして欲しかった点
・具体的にどうすれば良いか、どんなことしたらまずいかを知りたかった。
(同様なコメ
ント:3件)
・失敗事例を含め国内外の事例紹介が多く聞くことが出来ると刺激になる。
(同様なコメ
ント:2件)
・全体的に分かり易い資料であったがグラフ等の基礎データが古いと思われるのがあっ
たのは残念。最近の傾向の話をして欲しかった。(同様なコメント:2件)
・十分な質疑応答時間が欲しかった。(同様なコメント:2件)
・大局的な視点からの提言は勉強になった。反面でデータは全国の大学生対象のもので
文系学生が多かったり偏差値の面でも偏りがあるだろうし、理系・偏差値の面でも話
をして欲しかった。
・自分のアイデア、自分の行動を通して得た生々しい事実の話が欲しい。
・学生受入側事情・状況分析(労働市場受入)があれば教えてほしかった。
■
Q4<第2部平成22年度取組状況の報告>について良かった点、悪かった点、その他気づ
いた点
良かった点
・各WGの報告はわかり易く、具体的な取組の実情や教職協働について把握できて参考
になった。(同様なコメント:5件)
・キャリア科目WG報告でどのような学生を支援するのかをしっかりデータを提示して
説明されたので非常に説明力があった。成績や欠席率との相関はあまりにも明ら
68
シンポジウム
かであったため強い関心を持った
我々が体制を整える以上に学生自身が自ら行動す
るような仕掛けが必要と感じた。(同様なコメント:3件)
・多くの教員が参画されている点が参考になり本学でも多くの教員に参画を求めるうえ
で使わせて頂こうと思った。学業成績に関するデータが参考になり本学でも同じ傾向
にある。
・4人の分業による発表が良かった。
・学生支援データベースの構築・運用、学習能力の現状分析、行動分析学による就職活
動ダイアグラム、キャリア科目に盛り込むべき事項、着実で明確な方向性を早々に固
められた点で高い評価が頂けるのではないか。
・一般論でなく自分の大学の現状を認識することの大切さを改めて痛感
全体の方針が
明確になっており取組が確実に進んでいると思った。
・基調講演とリンクした話で貴校がいかに最先端にあるのか知ることが出来た今後も機
会があればシンポジウムに参加し、いろいろな話を拝聴させて欲しい。
もっと話をして欲しかった点
・ちゃんと分析されていた。1 年次で 4 年間が決まるというのは非常によくわかる。た
だ、問題は“流れに乗れなかった学生をどうフォローするか”も必要である。
その他気づいた点
・本学の者には簡潔で分かり易かったが外部の物には詳細過ぎたのでは。
・学内で発表した方が良い内容もあり、私自身は聞けて大変助かったが、全国から来場
された方々に役立ったのか心配。
・他大学の先生方の関心の所在をお聞き出来る時間があると良かった。
・卒研・ゼミを早期に進める事は効果がある。論理的思考を育てる手段が欲しい。
「感動
する心を育てる」を高めて欲しい。基礎学力に入れて見るのも案か。
アンケート調査にご協力いただきました皆様に感謝申し上げます。アンケート調査結果
及び寄せられましたご意見等につきましては、有効に活用する所存です。ありがとうござ
いました。
69
シンポジウム
就業力GPシンポジウム開催ポスター
70
シンポジウム
就業力GPシンポジウム開催ポスター
71
高大連携事業
取組責任者 創造工学部教授 金井徳兼
高校生の勤労観や就職観を身につける取り組み
本学では、近隣高校を中心として高校大学間教育協定(平成22年4月現在:協定高校数33校)
を結び、互いの教育活動において連携を実践している。その主な連携活動に関しては①出前講義やサ
マースクールによる高校生に対する学習支援、②教育に関する教員間の情報交換、③教育実習生の受
け入れなどが主な活動である。
最近では、高校側から大学への進学を意識した連携学習に加え、卒業後の進路指導・職業指導に繋
がる連携強化にむけての要請があり、近隣高校校長と情報交換を行い、事業を推進する。
1)取組の目標
A 高校生にとって学習の意義と社会との関わりの発見
B 高校卒業後の進路を自ら見出す資質の育成
C 大学や企業との接点を利用した職業観の養成
2)具体的な連携活動
A 高校での学習と職業に関する講座の開設
B 企業関係者を招いたサマースクール講座による
職業観の育成
C ものづくりをテーマとした高校大学連携プロジェクトの実践
3)具体的な取組
■ 大学インターンシップの実践
高校生により高校卒業後の進路や進学先での学習、その後の就職などを具体的に体験できる高校生
が大学生活を体感するインターンシップを行う。インターンシップではキャリア就職センターの協力
を得て、業界や企業研究などの就職に関する基礎情報が理解できる講座も開講し、単に大学生活体験
だけにとどまらず高校卒業後の進路を見いだせるような内容にする予定である。高校からの研究室体
験の要請を受け平成21年度高校1年生6名を1日間受け入れる試験的な実施経験があり、この経験
と就業力養成とを合わせた3日間程度のインターンシップを開講する。
■ 出身高校生と大学生の情報交換コミュニティの設置
出身高校の高校生に対して、先輩が大学生活や就職に関する情報を与えることにより、高校での学
習や進路選択に大きなインセンティブを与えることが予想される。この取組では、先輩大学生が高校
を訪問し、近況や大学での就業力育成から身に付いた知識を伝え、高校生の学習の意義や進路選択の
重要性を理解するような取組を行う。手法として、先輩大学生が訪問する方式やインターネットを利
用したテレビ会議を活用したコミュニケーション等を予定している。
この取り組みでは、大学生もプレゼンテーション力等の就業力の確認や成長を自らが体感できる2
次的な教育効果が期待できる。
■ ものづくりをテーマとした連携プロジェクト学習
高校生と大学生が地域に根差した課題に取組むことにより、地域との連帯感や協調性、また学習内
容の発展が可能と考える。ものづくり等をテーマに関するプロジェクトを実践し、新しい形の高大連
携学習を進展する。プロジェクトにおいては大学教員のみならず企業技術者等との接点を設け、プロ
72
高大連携事業
ジェクト学習の実践を通して、職業観が明確にできるような取組を楔形的に取り入れる予定としてい
る。この取組では、前述のように大学生の就業力養成に関する能力を実践的に確認することができる
教育効果が期待できる。
4)取組の評価方法
高校大学連携に関する評価として、各学習に参加の高校生や大学生ならびに協力企業関係者・大学
教職員を対象としたアンケートを実施する。特に継続的に連携学習に参加の高校生に対しては、学習
意義と卒業後の目標設定、社会や職業の理解、さらにはコミュニケーション力や協調性等の社会人基
礎力に繋がる能力習得を評価する内容を盛り込む。
アンケートの結果をもとに、連携する高校の進路指導教員等と高大連携を担当する大学教員との情
報交換とプログラム検討を行う、継続的な実践内容の検討を進めていくこととしている。
5)平成22年度の取組内容の紹介
本学の就業力育成事業では付帯的取り組み事項として高校生の勤労観や就職観を身につける取り組
みを提案している。 本学は近隣高校を中心として33校と高校大学間教育協定を結んでいる。この
協定高校と実質的な連携学習の場を設定し、高校生の進路選択や大学生にとっても就業力の向上につ
ながる取り組みを検討した。
平成22年度は、導入的に以下の高校と連携学習を実践し、高校生大学生が連携するプロジェクト
学習を実践した。
<具体的な取組テーマ>
■ 神奈川県立相模田名高校との連携
コンピュータ制御を応用したてオリジナル家電製品を開発しよう!
田名朝ごはんプロジェクト
オリジナルゲームの開発に向けて
■ 山梨県立甲府工業高校 静岡県立吉原工業高校 宮崎県立宮崎工業高校の
3校連携学習場合
家庭用掃除ロボット機能の向上に関する研究
実践では、学習期間として10月初旬~1月末を設定し、地理的時間的な短縮を目的として、イン
ターネット会議を活用した。連携学習では、高校生に対するテーマ説明会、ミニ授業やSkypeを
活用した高校生と大学教員あるいは学生による定期的なプロジェクト進捗確認とアドバイスを行い、
プロジェクト成果をまとめ高校にて報告会を開催した。
平成22年度は準備期間が十分ではなく高校生に対して勤労観などとプロジェクト学習をむすびつ
けるところまで成果が結ぶつていていないが、進路先としての大学での学習の意義は理解が深まった
と感じている。
今後は、テーマ数や参加高校を増やし、高校連携グループと大学によるプロジェ
クト学習を実践する一方、高校生の勤労観が身に付くような仕組みをプロジェクトの各場面に取り入
れるような方策を検討する。
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外部評価
キャリア就職センター部長 中込寛
外部評価(メンバーと経緯)
PDCAサイクルのチェックにあたる外部協力・評価機関として、
「就業力外部評価委員
会」を設置した。委員会メンバーについては、本学における教育や学生の就職において連
携・協力いただいている社団法人情報サービス産業協会、東京経営者協会、神奈川県内陸
工業団地協同組合、卒業生就職先代表企業の方々に依頼、快諾をいただき以下のメンバー
となった。なお、委員長として、電気通信大学学長特別補佐である三木哲也氏にその任を
依頼することとした。
■
就業力外部評価委員会
委員長:三木
哲也
電気通信大学学長特別補佐
委
晃
株式会社日立製作所ブランド・コミュニケーション本部宣伝部長
石坂
啓一
株式会社インテックソリューションパワー取締役
山本
健三
神奈川県内陸工業団地共同組合
和栗
安広
東京経営者協会
事務局:尾崎
亮典
神奈川工科大学総務部長
員:家次
常務理事
常任理事
事務局長
第1回就業力外部評価委員会を平成23年3月18日に開催予定であったが、東日本大震
災による影響で「中止」とした。
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今後の展開
取組責任者 創造工学部教授 金井徳兼
今後の展開・平成23年度の取り組み
平成22年度は就業力育成事業の中核となる教育プログラムの検討と事業推進のためのインフラ整
備を中心として取組を進めてきた。平成23年度はキャリア教育を含む就業力ユニット学習の骨格や
PBL教育を柱とする学習成果や授業科目の有機的な繋がりを具体化し、授業計画や教育手法、学習
形態などもあわせて検討し、平成24年度からはじまる新教育体系を構築する。各教員においても就
業力ユニット学習プログラム構築に向けて各授業における学習成果を明確化して授業改善の取組を行
うことになる。
就業力育成のインフラであるポートフォリオの活用した就業支援体制を具体化して、学生、教職員
がその仕組みを理解して、本格的な活用にむけての試行を進める。あわせて、教職員のFDおよびS
D活動を充実し、本取組が効果的に実施できるような大学全体としての対応力を身につけることが大
切と考える。また、インターンシップの実習受け入れ先の拡大に繋がる人材育成データバンクを充実
化してキャリア教育の支援体制の強化を進めたい。
平成22年度は東日本震災の影響を受けて実施できなかった外部評価委員会を開催し、本事業の取
り組みに関して評価をいただき就業力に関する事業の充実計りたいと考える。
本取組の推進に向けて本学教職員のみならず就業力育成を推進する大学や機関からとの交流を深め
PDCAサイクルを効果的に機能しながら学生の就業力向上を推進したと思いますので、ご理解と
支援のほどお願いいたします。
75
推進体制構成員
■
2011 年 1 月.25 日現在
就業力育成連絡会構成員
委員長:小宮
一三
学長
委
哲也
電気通信大学学長特別補佐・外部評価委員長
家次
晃
株式会社日立製作所ブランド・コミュニケーション本部宣伝部長
石坂
啓一
株式会社インテックソリューションパワー取締役
山本
健三
神奈川県内陸工業団地共同組合
和栗
安広
東京経営者協会
松本
邦男
教育担当副学長・応用バイオ科学部長・就業力育成委員長
森
武昭
研究担当副学長・自己評価委員長
谷村
浩二
総務担当理事
石上
純男
就職担当理事
河野
隆二
教務担当理事
金井
徳兼
教務主任・就業力育成副委員長(就業力GP取組責任者)
石濱
正男
キャリア就職センター委員長(キャリア教育開発WG主査)
尾崎
正延
基礎・教養教育センター教授(キャリア教育開発WG)
三澤
章博
工学部長
徳増
眞司
情報学部長
西村
和夫
情報学部教授(キャリア教育開発WG)
員:三木
常務理事
常任理事
事務局長
山本圭治郎
創造工学部長
西口
磯春
創造工学部教授(キャリアポートフォリオWG主査)
高尾
秀伸
創造工学部准教授(キャリアポートフォリオWG)
澤井
淳
応用バイオ科学部准教授(キャリアポートフォリオWG)
尾崎
亮典
総務部長
石田
裕昭
入試広報部長(教育広報WG主査)
中込
寛
キャリア就職センター部長(キャリアポートフォリオWG)
平野多嘉弘
教務担当部長(キャリア教育開発WG)
鈴木
隆
学生担当部長(キャリアポートフォリオWG)
喜義
学務部長
事務局:関
以上27名
76
推進体制構成員
■
就業力育成委員会構成員
委 員 長:松本
邦男
副学長
副委員長:金井
徳兼
教務主任
委
員:西口
磯春
キャリアポートフォリオWG主査
石濱
正男
キャリア教育開発WG主査
石田
裕昭
教育広報WG主査
尾崎
正延
基礎・教養教育センター教授(キャリア教育開発WG)
高尾
秀伸
創造工学部准教授(キャリアポートフォリオWG)
西村
和夫
情報学部教授(キャリア教育開発WG)
澤井
淳
応用バイオ科学部准教授(キャリアポートフォリオWG)
中込
寛
キャリア就職センター部長(キャリアポートフォリオWG)
平野多嘉弘
教務担当部長(キャリア教育開発WG)
鈴木
隆
学生担当部長(キャリアポートフォリオWG)
喜義
学務部長
事 務 局:関
以上13名
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平成22年度文部科学省「大学生の就業力育成支援事業」選定
■体系的な全学就業力育成プログラムの構築
PBL教育とキャリア教育を結合したユニットプログラムと就業力支援インフラの構築
平成 22 年度成果報告書
平成 23 年 3 月
編集・発行
神奈川工科大学
就業力育成委員会
〒243-0292 神奈川県厚木市下荻野 1030 番地
TEL 046-241-1213
URL http://kw.kait.jp/kw/find/gp/index.html