Click - 技術開発総合研究所

エポック・ニュース
No.ETN−03
……2008/01/20−2 記述
写真1 樹脂製泡イーター
FROM ㈱技術開発総合研究所®
㈱技術開発総合研究所®{茨城県つくば市}は、2008年01月20日に、
2(㍑/min)以下の微少流量 の液体中の気泡を除去する、安価な、お試し版――
PVC製――「スワール・泡イーター®」――三形式《MAE型》を整備し、完全商品化!!!!!
《世界最高の気泡除去性能!!》
気泡の除去技術には、(1)浮遊脱泡、(2)流体旋回脱泡、(3)遠心脱泡、(4)真空脱泡、等が有る。「(1)、(2)」は外部エネルギー
不要で、「(3)、(4)」は外部エネルギーを必要とする。溶存空気の除去には、「(3)、(4)」以外の方法では不可能である。「スワー
ル・泡イーター®」は、「(2)流体旋回脱泡」によるもので、《溶存気体の完全脱泡や高粘度流体の脱泡が困難》と言う欠点は有するも
のの、流路内液体の脱泡をインラインで行う特徴を有し、同種機器の中では、――世界最高の気泡除去性能――を有する。
① 粘度の高い液体は,小流量仕様を、
② 粘度の低い液体は,大型仕様を、選定します。
気泡出口
Rc1 /8
5
2
4
3
7
74
3
15
15
3
Rc1 /8
φ48
φ59
Rc1 /8
6
7
入口
出口
1
Rc1 /8
Rc1 /8
φ38
φ49
Rc1 /8
Rc1 /4
SA M- 0 0 2 シリ ー ズ構 造
図1
7
出口
入口
1
入口
φ60
φ71
4
2
12
出口
Rc1 /4
6
2
89
8
気泡出口
5
6
1
気泡出口
Rc1 /8
64
4
12
5
SA M- 0 0 1 シリ ー ズ構 造
S AM- 0. 5 シリ ー ズ 構造
安価型―PVC製泡イーター【SAM−E型】構造図
《世界最高性能の秘密は?》
(1) 板状渦流(スワール)生成技術―――「部品②スワール・ホルダー」に設けられた−−図2に示す「複数のスワール・ジ
ェット」により、流れ方向と直角平面に強力スワール{=板状渦流}を生成させて、流体を高速回転。何れの形式も、基準流量
での旋回流速度は、約10(m/sec)の超高速!! しかも、ユーザー様に合わせて、「スワール・ジェット」を自由に変更可能!!
――――――――General Research Institute of Technical Development Co. Ltd―――――1―――
エポック・ニュース
No.ETN−03
……2008/01/20−2 記述
(2) スワールを保持―――生成されたスワール(渦流)を、図1「部品②スワール・ホルダー」により保持して、 流体の遠
心分離効果を持続させ、浮遊(溶存)気体の分離効果を維持。粘度の高い流体
での特殊仕様では、1m長の「スワー
ル・ホルダー」等の新技術を採用。
板状渦流
計量ジェット
(3) 旋回半径急拡大による気泡
捕捉―――「部品②スワール・ホル
ダー」上端部での旋回流半径の急拡大
流体入口
出口
による 減圧効果 により、溶存気体
を排出・排除し、気泡の浮力で液体と
分離。
(4) 反転流れ―――気泡と液体の密度
スワール・エレメント
差を利用して、「気泡を浮上」させ、下
部から液体を流出させる反転流れによ
図2 板状スワールの生成
り、「気泡/液体分離」。
(5) 更に、進化!!―――旋回流強度を更に高めると、「気泡の浮力」よりも「スワー
ル・ホルダー」内部の減圧効果が大となり、ブラック・ホールのように、気泡が吸い込ま
れ、分離不能と成ります。この状態でも、気泡分離出来る 更なる最高仕様 を提供し
ます!!
円錐状の旋回流
写真2
作動状態
《お試し版は、三兄弟で構成》
標準形式として、表1に示す、「SAM-E0.5;0.5(リットル/min)/0.1(MPa)圧損」、「S
AM-E001;1(リットル/min)/0.1(MPa)圧損」、「SAM-E002;2(リットル/min)/0.1(MPa)圧損」の三兄弟を用意。なお、
浮遊気泡の多い場合等、余裕有る状態で使用したい場合は、「MAE-001 型」で、 0.5(リットル/min) 仕様を選んだ方が、「MAE
-0.5」型よりも、性能的に優れます。なお、オプションとして、耐圧向上のための「耐圧リング」等が準備されております。
表1
形式
お試し版――安価型―PVC製泡イーター®三兄弟
適用流量(㍑/min)
SAM-E−0.5
SAM-E−001
SAM-E−002
0.
0.
《標準》 0.
0.
0.
《標準》 1
0.
1
《標準》 2
3
2
3
5
3
5
観測窓寸法(mm) スワール・ホルダー(mm) 接続配管
耐圧/温度
参考価格
φ38/φ31
φ13/φ9
Rc1/8
≦0.5(MPa)/
≦60(℃)
12,000(円/台)
φ48/φ41
φ13/φ9
Rc1/8
≦0.5(MPa)/
≦60(℃)
14,000(円/台)
φ60/φ52
φ18/φ13
Rc1/4
≦0.5(MPa)/
≦60(℃)
18,000(円/台)
5
《註》適用流量とは、0.1(MPa)圧損時の時の流量を示す。
《納品実績は?》
これまで、本格的な販売は行って来ませんでした。その理由は、(株)技術開発総合研究所®の理念が「中小企業の育成と技術移転」
に有るため、そのための技術開発を行って来た事に有ります。但し、その間、第一化成(株)、(株)富士電機総合研究所、日立協和工業
(株)、カネカメディツクス(株)、(株)明治乳業、三菱重工業(株)、東洋紡(株)、キャノン(株)、ヤマサ醤油㈱、住友化学工業㈱、㈱小野
測器、(株)日本板硝子等々に納品され、各所で性能実績を築いて来ました。
-----------------性能改善と向上のために、仕様変更されることが有りますので、ご容赦下さい----------------(エポック・インフォメーション 改定―1)
(株)技術開発総合研究所の開発商品は、『生産物賠償責任保険(あいおい損害保険㈱)』により責任保証(1994年以来)されております。
≪研究・開発・製造≫→→→(株)技術開発総合研究所®
{〒305−0042 茨城県つくば市下広岡725−29}{TEL.(0298)57-6010,FAX.(0298)57-8357}
E-mail;[email protected]、 E-mail;[email protected]
――――――――General Research Institute of Technical Development Co. Ltd―――――2―――