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1.
品名
: 電動リモートコントロールベッド
2.
製品規格番号
: KA-64432
3.
概要
(1)
本ベッドは、背上げ・膝上げ・ハイロー・トレンデレンバーグ(以下
TR と 略 す )お よ び リ バ ー ス ト レ ン デ レ ン バ ー グ( 以 下 RTR と 略 す )が 単
独 で 操 作 で き る 。ま た 、背 上 げ と 膝 上 げ は 連 動 し て 操 作 で き る 。背 上 げ ・
膝 上 げ・ハ イ ロ ー・背 膝 連 動 は 、手 元 ス イ ッ チ お よ び ナ ー ス コ ン ト ロ ー ル
パ ネ ル 操 作 に よ り 作 動 す る 。ま た 、TR・RTR は 、ナ ー ス コ ン ト ロ ー ル パ ネ
ル操作により作動する。
各動作は、電動アクチュエータで作動する。
(2)
背 上 げ と 膝 上 げ・膝 下 げ の 連 動 は ギ ャ ッ チ 動 作 に お け る 体 の ず れ 、腹 部
圧迫を軽減する為に、背ボトムと膝ボトムの角度を常に監視(測定)し、
制 御 す る こ と で あ ら か じ め 設 定 し た パ タ ー ン に て 動 作 を 行 う 。た だ し 、膝
ボ ト ム が 背 上 後 の 端 座 位 へ の 移 行 の 妨 げ と な ら な い よ う 、背 ボ ト ム 角 度 が
7 5 °に 達 し た 時 に 、 膝 ボ ト ム 角 度 が 0 °と な る よ う 制 御 を 行 う 。
(3)
背 下 げ と 膝 上 げ・膝 下 げ の 連 動 は ギ ャ ッ チ 動 作 に お け る 体 の ず れ を 軽 減
し 、更 に 所 定 の 位 置 へ 体 を 戻 す 為 に 、背 ボ ト ム と 膝 ボ ト ム の 角 度 を 常 に 監
視( 測 定 )し 、制 御 す る こ と で あ ら か じ め 設 定 し た パ タ ー ン に て 動 作 を 行
う。なお、前項の背上げの連動と異なったパターンの動作を行う。
(4)
手 元 ス イ ッ チ お よ び ナ ー ス コ ン ト ロ ー ル パ ネ ル は 、液 晶 表 示 パ ネ ル を 備
える。
(5)
メ イ ン フ レ ー ム 取 り 付 け 型 の サ イ ド レ ー ル を 備 え る 。ま た 、フ ッ ト 側 に
延長フレームを備える。
(6)
使用者の感電を防ぐため、分割された各鋼板ボトムを等電位接地し、
電 源 ケ ー ブ ル は 保 護 接 地 端 子 (ア ー ス 端 子 )を 含 む 3P プ ラ グ を 備 え る 。
(7)
4.
寸 法 ,構 成 は 別 紙 に よ る 。
各部の構成・機能
4.1
ボトム
(1)
ボトムは 3 分割の鋼板ボトムと 1 つの樹脂ボトムで構成する。
(2)
鋼板ボトムは主材を鋼板とし、成形絞りにより強度を確保する。また、
通気性確保のため、それぞれの鋼板ボトム面に複数の通気孔を備える。
(3)
背 ボ ト ム と 膝 ボ ト ム の 連 結 部 に は 、ギ ャ ッ チ 動 作 時 に お け る 身 体 の ず れ 、
腹部圧迫の軽減を図るため背ボトムに追従する短冊状に構成された屈曲
ボトムを設け、緩やかな曲線を構成し、且つ伸びる機能を有する。
(4)
足 ボ ト ム は 患 者 の 症 状 に よ る ベ ッ ド ポ ジ シ ョ ン が 確 保 で き る よ う 、2 段
階の角度調節機能を備え
る。
(5)
マ ッ ト レ ス の ず れ 下 が り・横 ず れ を 抑 制 さ せ る た め 、マ ッ ト レ ス 止 め を
備える。
(6)
4.2
(1)
患者の体位を保持するためのベルトが取付け可能とする。
メインフレーム
メ イ ン フ レ ー ム の フ ッ ト 側 に は 、ナ ー ス コ ン ト ロ ー ル パ ネ ル を 格 納 す る
構 造 を 有 す る 。 ま た 、 145mm ス ラ イ ド す る 延 長 フ レ ー ム を 備 え る 。
(2)
延長フレームを使用時のフットボードとサイドレールのすき間をふさ
ぐ た め に 、フ ッ ト ス ペ ー サ ー の 取 付 け 穴 を フ ッ ト 側 に 2 ヶ 所( 片 側 1 ヶ 所 )
設 け る ( フ ッ ト ス ペ ー サ ー 使 用 時 、 フ ッ ト 側 で IV ポ ー ル 取 付 け 不 可 ) 。
フットスペーサーはノブボルトで固定できる構造にする。
(3)
IV ポ ー ル の 取 付 け 穴 を ヘ ッ ド 側 、フ ッ ト 側 の そ れ ぞ れ 2 ヶ 所 (計 4 ヶ 所 )
設 け る ( フ ッ ト 側 で IV ポ ー ル 使 用 時 、 フ ッ ト ス ペ ー サ ー 取 付 け 不 可 ) 。
IV ポ ー ル は ノ ブ ボ ル ト で 固 定 で き る 構 造 に す る 。
(4)
酸 素 ボ ン ベ ホ ル ダ ー お よ び 牽 引 装 置( 酸 素 ボ ン ベ ホ ル ダ ー と の 併 用 不 可 )
取付け穴をヘッド側、フット側にそれぞれ 2 ヶ所(計 4 ヶ所)備える。
(5)
メ イ ン フ レ ー ム の 両 側 面 に 、ア ク セ サ リ ー レ ー ル を 2 ヶ 所( 片 側 1 ヶ 所 )
備える。
(6)
ベッドの 4 隅にベッドおよび壁等の傷つき防止のための樹脂製ローラ
ーバンパーを備える。
(7)
ベッド左右で手元スイッチが付け替えられるようフレーム両側面に手
元スイッチコネクタを備え
る。
4.3
(1)
ベースフレーム
角 形 鋼 管 を 主 材 と し て 、車 椅 子 等 か ら の 移 乗 の し や す さ お よ び 搬 送 時 の
安定性向上のため、キャスターをベースフレームより外側に配する。
(2)
キ ャ ス タ ー 取 り 付 け 部 に は 、強 度 お よ び デ ザ イ ン 性 確 保 の た め 、ダ イ カ
ストによる受金具を備える。
(3)
1/12 の ス ロ ー プ を 走 行 で き る 構 造 と す る 。
(4)
キ ャ ス タ ー 作 動 用 連 動 バ ー は 、ベ ッ ド 下 部 の 清 掃 が し や す い よ う 長 手 角
パイプに内蔵する。
(5)
キャスターロックの切り替えペダルをベースフレームの 4 隅に備える。
4.4
(1)
キャスター
ト ー タ ル ロ ッ ク 双 輪 キ ャ ス タ ー と し 、車 輪 径 125mm と す る 。キ ャ ス タ
ー操作ステップにより、4 輪同時固定(首振り・回転)、4 輪自在、直進
(フット側の 1 輪のみ)の切り換えが行える。
(2)
ホ イ ー ル 部 の 材 質 は ポ リ ウ レ タ ン 樹 脂 製 で 、耐 摩 耗 性・耐 老 化 性・耐 油
性に優れる。特に床用ワックスによる劣化が少ない。
(3)
ベ ッ ド に 静 電 気 が 蓄 積 さ れ る の を 防 ぐ た め 、4 輪 の う ち 1 輪 を 導 電 キ ャ
スターとする。
(4)
4.5
(1)
搬送性を高めるため、4輪のうち1輪を直進キャスターとする。
ヘッドボード・フットボード
ヘ ッ ド ボ ー ド お よ び フ ッ ト ボ ー ド は 耐 薬 品 性 樹 脂 製 と し 、ベ ッ ド を 搬 送
し や す い よ う に 上 部 を グ リ ッ プ 形 状 と す る 。ま た 、片 面 に 化 粧 シ ー ト( 木
目)を貼付け装飾する。
(2)
ヘ ッ ド ボ ー ド お よ び フ ッ ト ボ ー ド は 容 易 に 着 脱 が で き 、不 用 意 な 外 れ を
防ぐため、ストッパーを備える。
(3)
背 上 げ・膝 上 げ・ハ イ ロ ー の ア ク チ ュ エ ー タ を 手 動 で 操 作 で き る ハ ン ド
ルを、ヘッドボードに格納できるスペースを備える。
4.6
(1)
サイドレール
メ イ ン フ レ ー ム 取 り 付 け 型 の サ イ ド レ ー ル を 備 え る 。サ イ ド レ ー ル は 回
転 式 と し 、介 護 や 移 乗 時 の 邪 魔 に な ら な い よ う 下 部 に 格 納 で き る 構 造 と す
る。
(2)
サ イ ド レ ー ル に は ス ト ッ パ ー レ バ ー を 備 え 、使 用 時 に ロ ッ ク で き る 構 造
とする。
(3)
ロ ッ ク の 構 造 は 、サ イ ド レ ー ル の 下 方 向 も し く は ベ ッ ド の 外 側 方 向 に 荷
重がかかっている場合には、解除しにくくなる構造とする。
(4)
ス ト ッ パ ー レ バ ー を 、ベ ッ ド 内 側 か ら の 不 用 意 に 操 作 さ れ な い よ う に す
るため、カバーを 4 枚付属し、必要に応じて取り付け可能とする。
(5)
サイドレール下降時の衝撃を緩和するために緩衝装置を備える。
(6)
ヘッド側のサイドレールには手元スイッチを格納するための凹部を備
える。
(7)
安全を考慮し、サイドレール操作時に機構部が動作する箇所について、
樹脂製のカバーで覆う。
(8)
サ イ ド レ ー ル の 本 体 お よ び カ バ ー 部 は 耐 薬 品 性 樹 脂 製 と し 、機 構 部 は 強
度 を 確 保 す る た め 金 属 製 と す る 。ま た 、片 面 に 化 粧 シ ー ト( 木 目 )を 貼 付
け装飾する。
4.7
電動アクチュエータおよび電装品
(1)
電 装 品 は 他 の 機 器 へ の ノ イ ズ 等 に よ る 影 響 を 軽 減 さ せ る た め 、ク ラ ス
Ⅰ 機 器 (保 護 接 地 付 )と す る 。
(2)
手 元 ス イ ッ チ お よ び ナ ー ス コ ン ト ロ ー ル パ ネ ル の 電 圧 は 、患 者 の 安 全
性 確 保 の た め 5V と す る 。
(3)
背上 げ用電動アク チュエー タは、緊 急の下降機構 を備える 。短時間で
背 下 げ 動 作 が 必 要 な 緊 急 時 に は 、メ イ ン フ レ ー ム の 両 側 面 に 設 け た 操 作 レ
バーにより作動できる。
(4)
安 全 確 保 の た め 、手 元 ス イ ッ チ お よ び ナ ー ス コ ン ト ロ ー ル パ ネ ル の ボ
タ ン を 2 つ 以 上 同 時 に 押 し た 場 合 、誤 動 作 と み な し 動 作 を 停 止 す る 。ま た 、
各 動 作 そ れ ぞ れ 別 々 に ボ タ ン 操 作 を 禁 止 に す る こ と が で き 、絵 表 示 さ れ た
部 位 の LED 点 灯 ・ 消 灯 で そ の 状 態 が 確 認 で き る 。
(5)
背 上 げ ・膝 上 げ ・ハ イ ロ ー ・ 背 膝 連 動 操 作 は 、 手 元 ス イ ッ チ お よ び ナ ー
スコントロールパネルにより電動アクチュエータを作動させることがで
き る 。TR・RTR・カ ー デ ィ ア ッ ク 操 作 は ナ ー ス コ ン ト ロ ー ル パ ネ ル に よ り
電動アクチュエータを作動させることができる。
(6)
看 護 の 効 率 化 を 図 る た め 、ベ ッ ド 上 の 重 量 に か か わ ら ず 一 定 の 速 度 で
上 昇 ・下 降 が で き る 。
(7)
電 源 の オ ン ・オ フ は 手 元 ス イ ッ チ お よ び ナ ー ス コ ン ト ロ ー ル パ ネ ル の
通電表示ランプにて確認できる。
(8)
手元スイッチおよびナースコントロールパネルの通電表示ランプの
色 に よ り ベ ッ ド 状 態 を 識 別 で き る 。緑 : 正 常 、橙 : 通 知 機 能 有 効 、赤 : エ
ラー状態となる。
(9)
手元 スイッチは 、使用者が 判別しやすい ように部 位ごとに色分 け、絵
表 示 、 日 本 語 表 示 が な さ れ 、 通 電 表 示 ラ ン プ お よ び 絵 表 示 LED に よ り 暗
闇 で も 位 置 が 確 認 し や す く す る 。ま た ボ タ ン 上 の 矢 印 (↑・↓)に よ り 上 げ 下 げ
の表示をし、識別用の突起を設ける。
(10)
ナ ー ス コ ン ト ロ ー ル パ ネ ル は 使 用 者 の 認 識 性 を 向 上 さ せ る た め 、絵 表
示 、 日 本 語 表 示 、 状 態 表 示 LED を 備 え 、 釦 が 凸 形 状 に な っ て い る こ と で
使ったことのない人や暗闇での使用時でも位置・動作を判別しやすい。
(11)
手 元 ス イ ッ チ 、ナ ー ス コ ン ト ロ ー ル パ ネ ル に は 液 晶 表 示 パ ネ ル を 設 け 、
以 下 の 内 容 を 表 示 す る 。 背 上 げ ・膝 上 げ ・ TR・RTR の 角 度 、 ハ イ ロ ー の 高
さ 、 上 げ ・下 げ の 動 作 方 向 、 動 作 部 位 、 各 設 定 情 報 を 表 示 す る 。 ま た 、 液
晶 表 示 パ ネ ル は 、 各 操 作 か ら 20 秒 後 に 表 示 内 容 を 自 動 的 に 消 去 す る 。
(12)
電 装 品 は 電 源 を オ フ に し て も 各 設 定 情 報 を 保 持 す る 。た だ し 通 知 機 能
は 詳 細 設 定 の み 保 持 し て オ フ と な る 。手 元 ス イ ッ チ お よ び ナ ー ス コ ン ト ロ
ールパネルは設定情報をすべて初期化するスイッチを備える。
(13)
手元スイッチおよびナースコントロールパネルはベッド操作の可
能・禁 止 を 動 作 部 位 ご と に 選 択 で き 、オ ン / オ フ の 切 換 ス イ ッ チ を 備 え る 。
(14)
背 上 げ の 速 度 を 2 段 階 に 切 り 替 え る こ と が で き 、手 元 ス イ ッ チ お よ び
ナースコントロールパネルに「普通・速い」の切換スイッチを備える。
(15)
手元スイッチは背・膝・ハイロー・背膝連動の各動作を確認できるよ
う に 、押 し た ボ タ ン に 対 応 し た 音 声 ガ イ ダ ン ス を 行 い 終 了 後 に 各 動 作 を 開
始 す る 。手 元 ス イ ッ チ 側 面 に 音 声 ガ イ ダ ン ス の オ ン / オ フ 切 換 ス イ ッ チ を
備 え る 。ナ ー ス コ ン ト ロ ー ル パ ネ ル は 操 作 音 の オ ン / オ フ 切 換 ス イ ッ チ を
備える。
(16)
ギャッチ操作時の患者の圧迫を防ぐため、背と膝の両ボトム間の角度
が 、 常 に 90°以 上 の 角 度 を 確 保 で き る 制 御 を 行 う 。 手 元 ス イ ッ チ お よ び ナ
ー ス コ ン ト ロ ー ル パ ネ ル に は 、こ の 制 御 を 解 除 す る ス イ ッ チ を 備 え 、両 ボ
トムが最大角度まで到達可能とする。
(17)
ベ ッ ド 動 作 開 始 時 お よ び 停 止 時 に 、患 者 が 感 じ る 衝 撃 や 不 快 感 を 軽 減
するソフト制御を行う。
(18)
手元スイッチは背・膝・ハイロー動作を任意の位置で一旦停止できる
メモリー機能を備え、側面にオン/オフ切換スイッチを備える。
(19)
電装品はベッドから離床したことをナースコールへ通知する機能を
備 え 、手 元 ス イ ッ チ お よ び ナ ー ス コ ン ト ロ ー ル パ ネ ル に オ ン / オ フ の 切 換
スイッチを備える。
(20)
看 護 の 効 率 化 を 図 る た め 、ナ ー ス コ ン ト ロ ー ル パ ネ ル は フ ッ ク 部 分 と
本 体 を ヒ ン ジ 機 構 と し 、フ ッ ク を 固 定 し た ま ま 本 体 の 角 度 を 変 え て 操 作 が
可能となる。
(21)
ナースコントロールパネルは動作選択ボタンおよび動作ボタンの 2 種
を連 続操作( 2 アク ション 操作)することでベッ ド動作の操作 が可能と な
る。
(22)
ナースコントロールパネルは手元スイッチの誤操作を防止するため、
手元スイッチの操作禁止・可能の切換スイッチを有する。
(23)
ナースコントロールパネルはナースコントロールパネル自身の誤操
作 を 防 止 す る た め 、ナ ー ス コ ン ト ロ ー ル パ ネ ル の 操 作 禁 止・可 能 の 切 換 ス
イッチを有する。
(24)
ベッドメンテナンスの作業性を向上させるために、背・膝・ハイロー
の 動 作 速 度 を 背・膝 約 2 倍 、ハ イ ロ ー 約 1 .5 倍 に 切 り 換 え る こ と が で き 、
手元スイッチおよびナースコントロールパネルに設定スイッチを備える。
(25)
ハイロー下げ操作時にはサイドレールと床との意図しない挟まりを
防 ぐ た め 、ボ ト ム の 高 さ が 4 6 0 m m の 位 置 で ピ ッ ピ ッ と い う 警 告 音 の 後
に 音 声 に よ る 通 知 を 行 い 、一 旦 停 止 す る( ナ ー ス コ ン ト ロ ー ル パ ネ ル を 用
い て ハ イ ロ ー 下 げ 操 作 を お こ な っ た 場 合 は 、音 声 に よ る 通 知 を 行 わ な い )。
そ の 後 、再 度 ハ イ ロ ー 下 げ 操 作 を 行 う と 警 告 音 を 繰 り 返 し 鳴 ら し な が ら 最
低位置まで下降する。
(26)
背上げ・膝上げ・ハイローは、停電時や電源が無い時だけでなく、万
が 一 電 装 品 が 故 障 し た 時 や 手 元 ス イ ッ チ ・ ナ ー ス コ ン ト ロ ー ル パ ネ ル ・電
源 ケ ー ブ ル の 断 線 時 で も 動 作 さ せ る こ と が 必 要 な 緊 急 時 に は 、ア ク チ ュ エ
ータを直接手動ハンドルにて操作し作動できる。
(27)
電 装 部 の 異 常 時 に は 、手 元 ス イ ッ チ お よ び ナ ー ス コ ン ト ロ ー ル パ ネ ル
の 通 電 表 示 ラ ン プ の LED の 点 滅 で 異 常 が 確 認 で き る 。 ま た 手 元 ス イ ッ チ
お よ び ナ ー ス コ ン ト ロ ー ル パ ネ ル の 液 晶 表 示 パ ネ ル に は 、異 常 箇 所 を 判 断
す る た め の エ ラ ー コ ー ド を 表 示 し 、手 元 ス イ ッ チ は 音 声 に よ る 通 知 を 行 う 。
(28)
コ ン ト ロ ー ラ は 、 過 電 流 ・過 電 圧 ・ 過 熱 等 に 対 す る 安 全 対 策 機 能 を 有
する。
(29)
手元スイッチおよびナースコントロールパネルの交換時期の目安を
液 晶 表 示 パ ネ ル に 表 示 す る 。設 定 さ れ た 時 期 に な る と 表 示 が 点 灯 、点 滅 に
変化する。
(30)
手 元 ス イ ッ チ お よ び ナ ー ス コ ン ト ロ ー ル パ ネ ル の フ ッ ク 、カ ー ル コ ー
ドケーブルは交換が可能である。
(31)
電 源 プ ラ グ は リ ー ク 電 流 や ME 機 器 へ の ノ イ ズ 等 を 考 慮 し 、 3P プ ラ
グ を 利 用 す る 。ま た 、電 源 ケ ー ブ ル は キ ャ ス タ ー に よ る 踏 み つ け や 不 用 意
な 引 き 抜 き に 対 す る 強 度 を 考 慮 し 、 外 径 9.2mm の ケ ー ブ ル を 使 用 す る 。
4.8
表面処理
主 要 部 材 の 表 面 処 理 は 、構 造 材 内 側 の 錆 防 止 お よ び 表 面 強 度 の 確 保 の た
め 、電 着 焼 付 塗 装 お よ び 粉 体 焼 付 塗 装 に よ る ダ ブ ル コ ー テ ィ ン グ 塗 装 と し 、
色はホワイトアイボリーとする。