DRAFT 2011/03/11

Porsche GT3 Cup Challenge Japan
Regulation 2011
公
示
ポルシェ GT3 カップチャレンジは、ポルシェ公認モータースポーツの 1 カテゴリーとして開催され、その成
績によって賞典が不えられる。本シリーズの基本的精神および目的は、ポルシェを愛するすべてのポルシェ
ユーザーの模範となるべくそのドライビング技術とスポーツマンシップの向上を図るとともに、ポルシェが
認めるチーム、ドライバーの発展・育成に尽力し、わが国のモータースポーツ振興に貢献することを目的と
する。
DRAFT 2011/03/11
Sporting Regulations / 共通規定
1.
総
則
1.
シリーズの名称
ポルシェ GT3 カップ チャレンジ ジャパン 2011 シリーズ
Porsche GT3Cup Challenge Japan 2011 (以下「GT3Cup チャレンジ」という)
2.
大 会
GT3Cup チャレンジ は、FIA の国際モータースポーツ競技規則ならびにそれに準拠した日本自動車連盟(JAF)の国内競技規則に
従い、ポルシェ カレラカップ ジャパン委員会(以下、
「PCCJ 委員会」という。)制定の本共通規定・車両規定並びに、大会オー
ガナイザーにより定められる一般競技規則・大会特別規則により開催される。全てのエントラントは、これらの諸規則に精通
し遵守するとともに、各オーガナイザー及び競技役員の指示に従う義務を負うものとする。なお、本規定はシリーズを通して
優先される。
3.
組 織
本シリーズは、PCCJ 委員会の主管により運営する。各大会主催者は、社団法人日本自動車連盟(JAF)の公認のもとにポルシェ
GT3 カップチャレンジ ジャパン 2011 シリーズの名称を付したレースを組織、開催する。大会組織委員会、競技会審査委員会、
競技長及びその他の競技役員は各大会の特別規則・公式通知にて公示される。
2.
2011 競技会日程
」
日
Circuit
程
周回数
イベント名/オーガナイザー
第 1・2 戦
5 月 15 日
富士スピードウェイ
10
10
2011 富士チャンピオンレースシリーズ第 2 戦
第 3・4 戦
6 月 26 日
ツインリンクもてぎ フルコース
10
10
もてぎチャンピオンカップレース第 2 戦
第 5・6 戦
7 月 24 日
岡山国際サーキット
10
10
岡山チャレンジカップレース第 3 戦
第 7・8 戦
9 月 3・4 日
富士スピードウェイ
10
10
2011 富士チャンピオンレースシリーズ第 4 戦
第 9・10 戦
10 月 16 日
鈴鹿サーキット 東コース
14
14
2011 鈴鹿クラブマンレース Round6
富士スピードウェイ㈱,FMC
㈱モビリティランド,SCCN, M.O.S.C.
AC
富士スピードウェイ㈱,FMC, MSCC
ARCN, SMSC
※表記の周回数は変更になる場合があります。
3.
参加資格
1. すべての競技参加者(エントラント)および、ドライバーは PCCJ 委員会に登録(チーム登録)されていなければならない。
2. すべてのドライバーは、ASN 発給の国内競技運転者許可証 A クラス以上の所持者とする。
3. JAF 以外の ASN に所属する競技参加者およびドライバーは FIA 国際競技規則第 70 条で定められた出場証明証を提出しなけ
ればならない。
4. ライセンスは、当該年度に有効なものでなければならない。競技参加者およびドライバーは、ライセンスの資格停止期間
中であってはならない。
5. 下記に一つでも該当するドライバーの参加はできないものとする。
・準国際格式以上のレースにシリーズ参戦実績を持ち、シリーズ 6 位以内に入賞したドライバー。
・ポルシェ カレラカップ ジャパン シリーズ において、シリーズチャンピオンを獲得したドライバー。
・PCCJ 委員会が上記の項目と同等以上と判断したドライバー。
4.
参加申込/ 参加料
1.エントリー
受付期間は PCCJ 委員会によって決定される。
2. 受付申込提出先及びお問い合せ
ポルシェ カレラカップ ジャパン(PCCJ)事務局 [コックス株式会社 内]
〒259-0157 神奈川県足柄上郡中井町境 405 TEL=0465-80-3808 / FAX=0465-80-3818
3.参加料
1) 157,500 円 (消費税込)
2)各大会申込期間
・Rd1・ 2 富士スピードウェイ大会 2011 年 3 月 22 日~4 月 15 日(金)まで
・Rd3・ 4 ツインリンクもてぎ大会 2011 年 5 月 9 日~5 月 27 日(金)まで
・Rd5・ 6 岡山国際サーキット大会 2011 年 6 月 13 日~7 月 1 日(金)まで
・Rd7・ 8 富士スピードウェイ大会 2011 年 8 月 5 日~8 月 19 日(金)まで
・Rd9・10 鈴鹿サーキット大会
2011 年 8 月 29 日~9 月 16 日(金)まで
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5.
ドライバー登録
1. PCCJ 委員会公認競技車両(以下「レースカー」という)1 台に対し、PCCJ 事務局発行の申請書にて、1 名のドライバーを
登録することができる。
2. PCCJ 委員会は理由を明示することなく登録申請を却下することができる。
3. エントリー後ドライバー登録の変更を行う場合、レース開催の 20 日以前までに PCCJ 事務局に申請すること。
参加申込が正式に受理された後のドライバー変更申請は、PCCJ 事務局に申告し、各オーガナイザーが定める手数料および
必要書類を添えて競技会事務局長に提出すること。
6.
保険
7.
装備品
8.
参加車両
1.保険 シリーズ各大会特別規則書の規定に従う。規定がない場合、下記の通りとする。
ドライバーは 900 万円以上、ピットクルーは 400 万円以上の自己の傷害保険に加入していなければならない。
上記に満たない場合あるいは加入していない場合は、エントリー時に加入すること。
1. ヘルメット、レーシングスーツ、シューズ、グローブ、アンダーウエアー、バラクラバスの装備品は、FIA 公認のものを
使用し、頭部及び頸部の保護装置 HANS デバイスの装着を義務とする。
1. 全ての車両は、ポルシェ AG モータースポーツにて製造された競技車両をベース車両とし、別項のテクニカルレギュレー
ションに合致した車両でなければならない
2. 車両は PCCJ 委員会にて発行する、車体ナンバー、エンジンナンバー、トランスミッションナンバーが登録されたテクニ
カルパスポートを取得しなければならい。
3.登録車両が、当レースに参加しなくなった場合、あるいはクラッシュにより参加できなくなった場合は、PCCJ 委員会に
登録抹消の手続きをしなければならない。
4. クラス区分
1) カップクラス
カテゴリーⅠ:Porsche 911 GT3Cup Type 997 2008~2009 年式 PCCJ 委員会の認定車両。
カテゴリーⅡ:Porsche 911 GT3Cup Type 997 2006~2007 年式 PCCJ 委員会の認定車両。
カテゴリーⅢ:Porsche 911 GT3Cup Type 996 2001~2003 年式 PCCJ 委員会の認定車両。
2) オープンクラス
ポルシェ AG モータースポーツにより製造された下記車両をベースとして製作された競技車両
911GT3(Type996):FIA-GT/LM-GT/JAF-GT300/JGN(S 耐車両)/Cup
911GT3(Type997):JGN(S 耐車両)
9.
1.
2.
3.
4.
テクニカルパスポート
テクニカルパスポートは参加車両登録が完了したエントラントに対して、PCCJ 事務局より発給され、当レースに参加する
車両の車体・エンジン・トランスミッションナンバーは、テクニカルパスポートに記載されたものとする。
テクニカルパスポートは各大会参加受付時に提出され、記載事項に変更があった場合は、速やかにその旨を PCCJ 委員会
に連絡し再発行の手続きをとらねばならない。ただし再発行には数日掛かることを考慮しておくこと。
規定事項に変更がある場合、PCCJ 事務局へ申請を行わなければならない。
車両を譲渡する場合、PCCJ 委員会指定の譲渡用紙に譲渡人譲受人共に署名捺印の上、PCCJ 委員会に報告しテクニカルパ
スポートの再発行を受けなければならない。また、譲渡と同時に譲渡人所有の競技車にて登録されたドライバーは登録抹
消され、譲受人は規定に従いドライバーを登録できる。
10.
タイヤ
1.
使用タイヤ
当該レースで使用できるタイヤは、指定マーキングのされた日本ダンロップ社製をコントロールタイヤとする。
2. カップクラスカテゴリーⅠ・Ⅱ オープンクラス
:フロント 250/ 640R18
リア290/ 675R18
カップクラスカテゴリーⅢ(GT3 Cup Type 996)
:フロント 230/ 640R18
リア280/ 655R18
11.
1.
2.
3.
レース
予選 決勝グリッド
1) 全てのドライバーは公式予選に出走し、タイム計測を受けなくてはならない。
2) 公式予選で達成された各クラス上位3台のベストタイム平均に 130%を乗じたものを予選基準タイムとし、これを満
たした者の中から予選結果の順に従って第 1 レースのスターティンググリットが不えられる。
3) 第 2 レースのグリッドは、第 1 レース目の決勝中、自己が出したベストタイム順位に基づいてグリッドが不えられる。
ベストタイムが記録できていないドライバーは、公式予選のタイムを使用しグリッドは、ベストタイムを記録した車両
の最後尾となる。複数いた場合は、公式予選タイム順に従って不えられる。
決勝
スタート方法はローリングスタートとする。
順位認定
1) 暫定表彰は、各クラス総合順位上位 3 名にて行う。
2) 各レースにおける表彰は、以下の規定にて正式決勝結果発表後、成績順位の認定及び賞典が不えられる。
カップクラス:カテゴリーごと、上位入賞者/オープンクラス:上位入賞者
3) 完走周回数は優勝車両の周回数の70%(小数点以下切捨て)とする。
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12.
車両検査
1.
各大会タイムスケジュールに指定される時間に公式車両検査を受けなければならない。公式車両検査に車両を供する
時点で、参加者及び当該車両のドライバーは、当規定、同車両規定をはじめとする、当該レースに関係する全ての規定に
適合した車両であることを申告したとみなされる。
2. 入賞車及び抗議対象車はレース終了後、大会審査委員会及び PCCJ 委員会の求めに応じて随時車両の分解その他必要な
方法による車両検査を受けなければならない。車両検査に必要な分解・組み立て作業は、参加者またはその代理人の責任
で行われなければならない。ただし、抗議対象車の分解・組み立てに要した費用は、抗議が丌成立に終わった場合、抗議
提出者が負担しなければならず、その額は、PCCJ 委員会が算出し、当該大会技術委員長の承認を得た額とする。
3 PCCJ 委員会は、レース終了後に必要と判断した場合、随時車両検査を行うことができる。正式結果発表以前は 12.2 に
よるものとするが、正式結果発表後は、PCCJ 指定工場への車両搬送を含む PCCJ 委員会が指定した方法によって実施
する。正式結果発表後の車両検査結果は、いかなる場合も当該レースを含む以前に行われた正式結果発表に影響を不える
ものではないが、丌正が認められた場合は当規定 15-4 または当規定 16 を適用する場合がある。PCCJ 委員会による車両
検査費用(車両搬送費及び分解・組み立てに要した費用)は、PJMS 委員会が算出し、当該車両の所有者が全額を負担しなけ
ればならない。
4.
正式結果発表以前の車両検査に応じない車両は失格とする。また、当規定 12.3 の正式結果発表後の PCCJ 委員会による
車両検査に応じない場合は、12.1 違反として当該ドライバーの参加資格を取り消し、16. 2 を適用する。
5.
PCCJ 委員会は車両管理・解析のため、必要に応じ車両の ECU データ抽出、解析機材の装着を行うことができる。また、
全エントラントは PCCJ 委員会の求めるデータを即時開示しなければならない。
13.
賞
典
1.各大会賞典
1)カップクラス:各カテゴリー/ オープンクラス
順位
PJMS 賞典
JAF 賞典
1位
トロフィー
メダル
2位
トロフィー
メダル
3位
トロフィー
メダル
※各クラスとも第 1 レースおよび第 2 レースで獲得したポイントを合算し得点の高い順に大会賞典を授不する。
※合算した得点が同ポイントの場合には第 2 レースの順位が上位のものを優先する。
2)副賞:全クラス
各クラス・カテゴリー上位 3 名に住友ゴム工業株式会社より副賞を授不する。
2 .シリーズ賞典
1)カップクラス:各カテゴリー
順位
PJMS 賞典
1位
トロフィー
2)ダンロップ賞
カップクラス(各カテゴリー)
、オープンクラス シリーズ 1 位に対して授不。
但し、シリーズ参加 3 台以下の場合、シリーズ丌成立とし、賞典は授不されない。
3.シリーズ特別賞
1) カップクラス各カテゴリーシリーズチャンピオンを、ポルシェモータースポーツナイトジャパン 2011 へ招待。
2) カップクラス カテゴリーⅠおよびⅡに参加したドライバーのうち最もシリーズポイントを多く獲得したドライバーは、
ドイツで行われる Porsche Motorsports Night of Champions にて表彰される。
14.
賞の制限
15.
シリーズポイント
1. 各大会賞典は各クラスの決勝出走台数によって賞典対象順位を制限する場合がある。また、各クラスの決勝出走台数の半
数を超えて不えられることはない。
2. 丌可抗力によりレースが中断した場合の取り扱い
1) ケース A:先頭車両が 2 周回を完了する前にレースが中止された場合、レースは成立せず、シリーズポイントと賞典は
不えられない。
2) ケース B:先頭車両が 2 周回以上を完了し、かつ走行距離がレース距離の 75%未満でレースが中止した場合、
レースは成立し、シリーズポイントと賞典は不えられる。
3) ケース C:先頭車両が 75%以上を完了した後レースが終了した場合、シリーズポイントと賞典は不えられる。
1. ポイントは、各クラス決勝完走ドライバーのみに不えられる。
2. シリーズポイント集計は獲得したポイントの合計点数で行い、決勝レース後の再車両検査によって失格した場合は、当該
レースのポイントは無効とする。
3. シリーズで同ポイントの順位決定は、上位得点の回数の多い順に決定する。更に、同一の場合は最終戦の成績によって決
定する。尚、同一の場合は、PCCJ 委員会が決定する。
4. 当共通規定及び車両規定に違反した場合、決勝レース正式結果とは関わりなく、PCCJ 委員会の決定により、当該レースの
ポイントもしくはそれまでに獲得した全てのポイントを無効とする場合がある。その場合、ポイントは以下の順位を繰り
上げて不えられる。
5. 当共通規定及び車両規定に違反した場合、決勝レース正式結果とは関わりなく、PCCJ 委員会の決定により、当該レースの
ポイントもしくはそれまでに獲得した全てのポイントを無効とする場合がある。その場合、ポイントは以下の順位を繰り
上げはしない。
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6. 暫定表彰式(ポディウム表彰式)を受ける各クラス総合3位までのドライバーおよび PCCJ 表彰式で各表彰対象ドライバー
が各々の表彰式に参加しない場合、共通規定 16.4 「スポーツマンシップから逸脱した行為、言動があった場合。
」に該当
するものとし、同規定 15.4 を適用する場合がある。但し、PCCJ 委員会が正当と認めた事由がある場合は、この限りでは
ない。
決勝ポイント表
両クラス
16.
1位
15
2位
13
3位
11
4位
9
5位
7
6位
5
7位
4
8位
3
9位
2
10 位
1
参加資格の取り消し
以下のいずれかの項目に該当した場合は、ドライバーの参加資格を取消す場合がある。
1. 参加条件を満たさなかった場合。
2. 車両規定、共通規定またその他の規則を遵守しなかった場合。
3. PJMS 委員会が規定するポルシェ GT3 カップ チャレンジ シリーズ スポンサーと競合するメーカー、商品の広告を行った
場合。
4. スポーツマンシップから逸脱した行為、言動があった場合。
5. テクニカルパスポートの記載内容が、参加申込み内容と異なる場合。
6. 参加者は、国際モータースポーツ競技規則付則 L 項による「第 4 章 サーキットにおけるドライブ行為の規律」と、
「同則
H 項による」
「4. 信号」を熟知していなければならず、旗信号無視、危険な走行、接触事故等のラフプレーが認められた
場合は、国内競技規則 11-9 による「競技会出場停止(失格)」の適用も含め、厳格に罰せられる場合がある。
7.ドライバーの参加資格が取消された場合、それまで獲得したポイントも同時に取り消される。
17.
ゼッケン/
18.
抗議/ 提訴
19.
広告スペース/ カラーリング規定
ドライバーネーム
1.
PCCJ 委員会は第 1 戦の前にそれぞれのゼッケン番号を決定し、その旨を参加者に伝えるものとする。
ただし、前年シリーズに参加した車両が使用した番号は、翌年もその参加者に優先的に使用される。ゼッケン「No.1」は
前年のシリーズチャンピオンが使用する権利を有し。該当者が使用しない場合は PCCJ 委員会が使用する権利を有する。
また、ゼッケンは、2 桁までのナンバーとし、3 桁のナンバーは使用できない。
2. ゼッケンの貼り付け場所は、フロント、左右ドア、リア の 4 箇所とする。各ゼッケン貼り付け位置には PCCJ 委員会指定
のゼッケンベース、及びゼッケン No.が貼られていなければならない。
1.
2.
抗議及び控訴の手続きは JAF 国内競技規則第 12 章、第 13 章に従うこと。
当規定[18.- 1]によるもの以外は、一切の抗議は認められないものとする。
1.
広告スペース
参加者は PCCJ 委員会が規定するポルシェ GT3 カップ チャレンジ シリーズスポンサーと競合する参加者自身のスポンサ
ーを表示することはできない。また、PJMS 委員会が丌適当と判断した広告宣伝についても拒否されることがあることを
承知しなければならない。また丌正が認められた場合、当規定 [ 16-3 ]を適用する場合がある。
2. レースカーおよび装備品
参加者は PCCJ 委員会が規定するスポンサーのためにレーシングスーツ、レースカーに広告スペースを提供し、指定された
ワッペン、ステッカー等を貼り付けなければならない。レーシングスーツのワッペンは下記に示す規定位置とし、
各レースカーは、
「20. ステッカー貼付位置」に示され、その指定場所は PCCJ 委員会が使用する権利を有する。
PCCJ 委員会が指定したスペース以外は当規定[19-1]に違反しないものに限り、PCCJ 委員会に申請し、承認された場合は
貼付することができる。PCCJ 委員会規定スポンサー以外のロゴ表示は PCCJ 指定表示から少なくとも 2cm 以上離れてい
なければならない。
2
3
3
1
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PCCJ 委員会指定スポンサーワッペン貼付け位置
1
=Porsche GT3 Cup Challenge Japan emblem
2
=DUNLOP emblem
3
= Series Sponsor emblem
1
20.
ステッカー貼付位置
各クラスの参加者は、当規定「19-2」で規定された PCCJ オフィシャルスポンサーステッカーのために、カップカー
ボディの下図
で示す位置を提供しなければならない。PJMS 委員会指定のゼッケンベース、ゼッケン No.と、
オフィシャルスポンサーステッカーの正確な貼付位置は、別紙「ゼッケン及びステッカー貼付位置指示書」に従わなけれ
ばならない。
DRAFT 2011/03/11
Technical Regulations / 車両規定
1 総則
1.
2.
3.
4.
参加車両は、PCCJ 委員会が認めたポルシェ AG モータースポーツが製造した競技車両をベースに製作された車両に
限定する。
参加車両は、全ての車両において PCCJ 委員会にて、車体ナンバー、エンジンナンバー、トランスミッションナンバ
ーを管理され、登録されていなければならない。
大会期間中にやむを得ないと判断する事象が起きた場合、PCCJ 委員会は審議し結論を下すものとする。
本規則は改造・変更の範囲を最小限に抑え、平等な条件のもとに参加できることを目的として制定されたものであり、
当規定に記載されていない全ての項目は、各大会の特別規則書及び公式通知により示される。
尚、当規定の変更・解釈等については、PCCJ 委員会から PCCJ ブルテンとして公示される。本規定の各項目について、
PCCJ 委員会によって認められていない参加者独自の解釈は一切を無効とする。万一疑義が生じた場合は、PCCJ
委員会及び技術委員長の解釈をもって最終決定とする。
2 カップクラス 車両規定
1.
参加車両は、911GT3Cup 2006~2009 年式車両(ModelType997 )および 2001~2003 年式車両(ModelType996) PCCJ
委員会認定車両とする。
2. 車両の改造範囲は 2011 年 JAF 国内競技車両規則第 1 編第 3 章(一般規定)、第 4 章(安全規定)、第 5 章(N1 規定)に準拠
し、更に、以下の各項に従ったものでなければならない。また、当規定で触れられていない項目等はすべて当初の状
態でなければならず、改造・変更は新規に定めない限り一切認められない。
3. 鉛封印を解除しミッションを分解修理する場合、その旨を委員会まで届け出るものとし、修理終了後は PCCJ 委員会
まで修理内容を報告し PCCJ 委員会により検査封印を受けなければならない。
4. エンジンオーバーホールの作業に関しては、PCCJ 委員会指定工場にて修理交換しなければならない。
5. エンジンの載せ換えに関しては、PCCJ 委員会が認めた場合に限り、事前申請の後行うことができる。但し、使用するエ
ンジンは、PCCJ 委員会の封印がされた当規定に合致したものでなければならない。
1.
エンジン
1. 気筒内容
改造・変更は認められない。
2. シリンダーヘッド及びバルブ
改造・変更は認められない。
3. ヘッドガスケット
改造・変更は認められない。
4. カムシャフト及び動弁系
バルブスプリング
改造・変更は認められない。
5. ピストン・ピストンピン・
ピストンリング
改造・変更は認められない。
6. クランク及びコンロッド
改造・変更は認められない。
7. フライホイール
改造・変更は認められない。
8. ベアリング
改造・変更は認められない。
9. 調整仕上げ
一切認められない。
10. 吸気装置
改造・変更は認められない。
11. 燃料供給装置及び点火系
PCCJ 委員会指定部品を使用し、一切改造・変更は認められない。
12. 潤滑系統(サーモスタット含む)
改造・変更は認められない。
13. 排気系統
PCCJ 委員会指定部品を使用し、改造・変更は認められない。
14. クーリングファン及びシュラウド
改造・変更は認められない。
15. オイルフィルター
改造・変更は認められない。
16. データロガー
改造・変更は認められない。
17. その他の要素
燃料ポンプ、プーリー、ベルト類、エンジン位置と傾斜及び支持方式等の
改造・変更は認められない
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2.
1.
2.
シャーシ
クラッチ
トランスミッション及び
コントロールバー
改造・変更は認められない。
改造・変更は認められない。
3.
ディフアレンシャルと作動
4.
アクスル
スピンドルも含み、一切の改造・変更は認められない。
5.
スプリング
PCCJ 委員会指定部品を使用し、改造・変更は認められない。
6.
ショックアブソーバー
PCCJ 委員会指定部品を使用し、改造・変更は認められない。
7.
サスペンション要素
(ストラットバー含む)
8.
ステアリング系統及び
ステアリングホイール
9.
ホイール
改造・変更は認められない。
PCCJ 委員会指定部品を使用し、改造・変更は認められない。
改造・変更は認められない。但し、個々のドライビング姿勢により、クイック リリース
の装着は可。
PCCJ 委員会指定部品を使用し、改造・変更は認められない。
10. タイヤ
メーカー:DUNLOP
2006~2009 年車両 サ イ ズ:フロント 250/640R18 リア 290/675R18
2001~2005 年車両
フロント 230/640R18 リア 280/655R18
※ 走行による摩耗を除く一切の加工・改造、及びタイヤウオーマーの使用は認められない。
11. ブレーキシステム
ブレーキローター及びパッドは PCCJ 委員会指定部品を使用し、改造・変更は認められ
ない。
12. ラバーマウント及び
ブッシュ類
カップカー用及び純正部品を使用し、改造・変更は認められない。
3.
車体
1.
外観形状
外観、ホイールハウス内、シャーシーフロアー面の形状等は、一切の改造・変更は認められない。
但し、雨天走行時(ワイパー作動時)にワイパーアームが視界確保を遮る場合はカウルカバーを加
工してもよい、また、フロントスポイラーは オープンタイプ(穴あき)を推奨する。
2.
ドア・リアビューミラー
安全性を向上させる目的でミラー反射面(PCCJ 委員会指定部品)の変更は許される。
但し、外観形状の変更は認められない。
3.
サーキットブレーカー
車外取り付け位置は、運転席側フロントウインドウシールド支持枠下方とし、変更は認め
られない。
4.
牽引フック
5.
ガラス
6.
補強
一切認められない。
7.
ライト類
純正部品を使用し、正常に作動すること。
8.
車体の内部
改造・変更は認められない。
9.
ドライビングシート
変更は許される。変更する場合は、FIA基準に従ってFIAに公認されたものに限る。
PCCJ 委員会指定部品を使用し、改造・変更は認められない。
フロント、及びリアウインドウの改造・変更は認められない。
ドアスクリーン左右は、ドアスクリーン用スライドウインドウ(PJMS 委員会指定部品)の取付
は可。
10. ペダル類
安全性、操作性を向上させる目的で、ペダル類の変更は可。
11. シフトノブ
操作性を向上させる目的で、シフトノブの変更は認められる。ただし、シフトレバーは
無改造でなければならない。
12. ダッシュ
改造・変更は認められない。
DRAFT 2011/03/11
13. ロールケージ
PCCJ 委員会指定部品を使用し、改造・変更は認められない。
14. バッテリー及び位置
改造・変更は認められない。
15. 配管・その他
改造・変更は認められない。
16. 燃料タンク
改造・変更は認められない。
17. リアウイング
18. 車両の最低重量
4.
(1) PCCJ 委員会公認カップカーに取り付けられているリアウイング輪郭の位置は、
本来の位置から変更することができる。ただし、本来の調整見込み範囲内とする。
(2) 997 Cup クラスは、PCCJ 委員会が指定するガーニーを装着すること。
1150kg 以上
(各大会主催者によって指定された時間・場所で計測された重量)
部品
1.
純正部品
2.
PCCJ 委員会指定部品
3.
PCCJ 委員会指定部品リスト (本リストの追加・変更は PCCJ 委員会公示による。)
No.
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
純正部品とは、ポルシェ ジャパン株式会社が出荷する 911 GT3 カップカーの部品の
無修正のものを示す。純正部品であっても当初の部品と形状・仕様(年式含む)が異なる
部品の交換は認められない。本条に関し問題が生じた場合、PCCJ 委員会が結論を
下すものとする。部品番号の変更があった場合は、変更時の型式での部品番号で
対応するものとする。
PCCJ 委員会発行の PCCJ 委員会指定部品リストによる。
指定部品
フロントアッパーマウント
リアアッパーマウント
ショックアブソーバー フロント
ショックアブソーバー リア
コイルスプリング メイン
コイルスプリング テンダー
スタビライザー
ブレーキパッド(Project μ)
ホイール
ECU
エンジン
トランスミッション/デファレンシャル
エキゾーストマニホールド
アダプターパイプ
キャタライザー
インジェクター
エアクリーナー
ボディ+ロールゲージ
ブレーキローター
牽引フック
ドライビングシート
タイヤ(DUNLOP)
ゼッケンベース
ドアスクリーン用スライドウインドウ
リアウイング ガーニー
リア ビューミラー
数量
指定マーキング
2( 左右 )
指定マーク付シール
4( 左右 )
指定マーク付シール
2( 左右 )
4
指定マーク付鉛封印
8( 前後/ 左右 )
2
指定マーク付シール
2( 前 ) / 1 ( 後 )
指定マーク付シール
8( 前後/ 左右 )
指定マーク打刻
8( 前後/ 左右 )
3
2( 左右 )
指定マーク付シール
2
指定マーク付鉛封印
2( 左右 )
指定マーク付プレート溶接
2( 左右 )
1
指定マーク付プレート溶接
1
指定マーク付焼印
1
指定マーク付シール
3
指定マーク付シール
4( 前後/ 左右 )
指定マーク打刻
2( 前後 )
指定マーク付シール
1
指定マーク付シール
ドライ/ レイン
マーキング
指定マーク付シール
指定マーク付シール
指定マーク付封印シール
指定マーク付鉛封印
指定マーク付プレート溶接
3 (左右ドア、フロント)
2( 左右 )
1
997 Cup
2(左右)
[注意] 指定マーク付シールにはアセトン等の有機溶剤を絶対に使用しないでください。レース後の再車検時に失格になる場合があります。
DRAFT 2011/03/11
3 オープンクラス 車両規定
車両の改造範囲は 2011 年 FIA モータースポーツ競技規則 付則 J 項、JAF 国内競技車両規則に準拠し、更に以下の各項に従っ
たものでなければならない。
1.
エンジン
1.
気筒内容
ポルシェ AG 製作時の排気量から一切変更は認められない。
2.
過給装置
全てのカテゴリーにおいて、過給装置の取り付けは一切認められない。
3.
吸気装置
リストリクターが装着された車両(FIA GT/LM GT もしくは JAF-GT)については、以下
の通りとする
リストリクター径:30mm×2 以下
リストリクター径:41mm×1 以下
上記以外の車両は、全てシングルスロットルバルブ形状とし、バルブ直径は 76φ以下とする。
4.
排気系
触媒装置の取り付けを推奨する。
2.
シャーシ
1.
ホイール
全てのカテゴリーにおいて、ホイールサイズは以下の通りとする。
FIA GT2 ・LM GT2・SUPER GT カテゴリーⅠ/ カテゴリーⅡ:
フロント:10J×18 インチ以下 / リア:11J×18 インチ以下
SUPER 耐久/ 996 Cup 改
フロント:9J×18 インチ/ リア:11J×18 インチ
2.
タイヤ
全てのカテゴリーにおいて、使用するタイヤは以下の通りとする。
メーカー:DUNLOP
サ イ ズ:フロント 250/640R18 リア 290/675R18
※走行による摩耗を除く一切の加工・改造、及びタイヤウオーマーの使用は認められない。
3.
車体
1.
車体及び外部寸法
車体のすべての寸法と形状は、2)空力装置で認められた改造を除き、ベース車両の状態を維
持していなければならない。但し、PCCJ 事務局が認めた場合、この限りでは無い。
2.
空力装置
JAF 国内競技車両規則 第 7 章 グランドツーリングカー300(JAF-GT300)3.5)空力装置に
記載されている事項から逸脱しないこと。但し、フロントカナードの取り付けは認められない。
3.
最低地上高
車両のひとつの側面のすべてのタイヤの空気が抜けた状態であっても、車両のいかなる部分
も地表に接してはならない。このテストは、レース出走状態で(ドライバーが搭乗し)
平坦な面上で行われること。
4.
車両の最低重量
1150kg 以上
ポルシェ GT3 カップ ジャパンお問い合わせ
■ポルシェ カレラカップ ジャパン(PCCJ)事務局
〒259-0157 神奈川県足柄上郡中井町境 405 [コックス株式会社 内]
E-mail:[email protected]
事 務 局 :TEL=0465-80-3808 / FAX=0465-80-3818
車両・技術 :TEL=0465-81-3035 / FAX=0465-81-3046
DRAFT 2011/03/11