平成22年度 特別養護老人ホームサンライフ魚崎 事業計画書

平成22年度
特別養護老人ホームサンライフ魚崎
事業計画書
今年度は「生活の場」としてのケア方法を全職員で考え、意識して取り組むことを共
通の目標とする。嘱託医や医務と連携を図り、医療依存の高い方への対応を継続しつつ、
入居者様の有する能力を活用し、生活の中での様々な楽しみや潤い等が提供できるよう
バランスの取れたケア方法・勤務体制・業務体制の確立を検討し、実行に移す。
1.グループケア・個別ケアへの取り組み
①
嘱託医や医務との連携を図り、ご家族様の意向を踏まえたターミナルケアの実
施を継続する。ただし、ターミナルケアの対象となっていない他の入居者様への
配慮が欠如しないよう業務のバランスを一定に保つことを意識し、業務内容の変
更を必要に応じて実施する。
②
定期的な外出(毎月)・散歩・多種多様な余暇活動の機会を増やす。余暇活動
のスケジュール化を実施し、入居者様に様々な楽しみや潤いが提供できるように
する。
(スケジュール案)
月
火
水
木
金
土
日
第1週
音楽療法
散歩
売店
(口腔ケア)
手作業
映画鑑賞
合同レク
第2週
音楽療法
(フリー)
カラオケ
(口腔ケア)
外出
書道
おやつレク
運動
売店
(口腔ケア)
手作業
散歩
合同
交流会
第3週
誕生日会
(音楽療法)
第4週
音楽療法
外出
カラオケ
(口腔ケア)
映画鑑賞
手作業
おやつレク
第5週
音楽療法
(フリー)
散歩
(口腔ケア)
手作業
散歩
カラオケ
③
胃ろう管理について、嘱託医・医務・厨房と連携し流動食から半固形流動食へ
の変更を検討し、対象者及び実施者にとってより安全で負担の少ない方法での実
施を図る。
④
褥瘡の発生予防・悪化防止に努め、体位交換・除圧・清潔保持に配慮したケア
を実施する。
⑤
入居者さまの有する機能を活かし、ボディメカ二クスや古武術の動きを取り入
れた新しい介護技術を積極的に導入する。入居者様・介助者双方にとって負担の
少ない介助の実践を図る。
⑥
口腔ケアへの取り組みについては引き続き歯科医師・歯科衛生士との連携を図
り、継続実施する。連絡会についても2ヶ月に1回(奇数月)の開催を継続する。
2.職員の資質向上・メンタルヘルス
①
内部研修を毎週水曜日に実施し、介護・医療に関する知識、技術等の習得を図
る。各職員が交代で指導を担当し、座学だけではなくポイントを絞った実地訓練
を取り入れた研修を行う。
②
外部研修への参加を積極的に行い、介護に関する新しい知識や技術の理解・習
得を図る。内部研修や職員会議等を通じてフィードバックを行い、全職員の共通
理解を図る。
③
介護福祉士・社会福祉士・介護支援専門員の受験資格保有者は、資格取得に向
けて受験対策講座への参加を積極的に行う。相談員は進捗状況を定期的に確認し、
継続して資格取得へのモチベーションが維持できるようアドバイス等を行う。
④
特養に不足しているケアの視点を理解し、活かすことを目的とした他部署研修
を責任者と検討・実施する。
⑤
相談員と介護職員の面談を年2回(7月・1月頃)行い、各職員の悩みや要望
等を把握することにより、現場で生じている課題の解決に努める。
⑥
職員がリフレッシュするための休暇が取得できるよう、計画的な勤務調整を行
う。
3.事故及び感染症対策
①
事故発生件数の10%削減を目標に介護技術の向上に取り組む。
②
インフルエンザ・ノロウイルス等の感染症予防に努める。発生が疑われる段階
より適切な対応が実施できるよう、内部研修や申し送り等の時間を活用して知
識・対応方法の確認や意識の向上を図る。
③
身体拘束ゼロへの取り組みを継続して行う。言葉による抑制や不適切なケアに
ついて定期的に研修を行い、全職員の意識向上を図る。
4.地域交流
①
ボランティア受け入れ担当職員を中心に、歌や演奏ボランティアの依頼を行う。
(2~3組程度/月)
②
実習・交流会等については業務とのバランスを考慮しながら可能な限り受け入
れを行う。
5.経営力向上への取り組み
①
入居者様の快適な生活を確保しながら資源の無駄を省くことを意識し、使用物
品の見直しを定期的に実施する。
②
新規入所期間の短縮化、入院者の状態把握をこまめに実施し、空床数の削減を
図る。
③
加算体制の継続実施を行う。(日常生活継続支援加算・看護体制加算・個別機
能訓練加算・栄養マネジメント加算・経口維持加算・口腔機能維持管理加算・看
取り介護加算)
6.その他
①
家族会を6月に開催し、家族様同士の交流やサービス提供内容に対する相互理
解を深める場とする。
②
職員の健康力維持・強化の為、毎朝のラジオ体操を入居者様と共に声を出しな
がらしっかりと行う。
③
古新聞・ペーパータオル・ペットボトル・ダンボール等の分別廃棄及び資源回
収の徹底を継続する。
以上