教 師 ノ ー ト 2010年1月31日 「 岩の上に建てた家 -山の上で教えられるイエスさま②- 」 マタイ福音書7:24~27 教師メモやメッセージアウトラインを読む前に必ずディボーションをしましょう 1.みことば 祈りながら今週のテキストを読んでください(繰り返し読んだり、暗唱聖句を憶えたりしましょう) 読んだ回数チェック 1 2 3 4 5 暗唱聖句を憶えましたか? チェック □ 2.主題の読み取り この箇所の中心テーマを自分のコトバで書きあらわしましょう。 (注意: 1つの文章にまとめます) 例 ○:イエスさまは、弟子たちがイエスさまを救い主と信じるようにカナで奇跡を行ないました。 (×:カナの婚礼と奇跡) 3.教えられたこと 今週のみことばを通して、神さまがあなたに語ってくださったことを書き込みましょう。 4.メッセージの作成 ◇教師ノートとメッセージアウトラインを参考にしてください ◇注意深く聖霊さまの導きに従いましょう AG 日曜学校教案参照箇所 (リンクできます) メモ(情報・例話など) ❑導入 イエスさまは山の上でたくさんのことを教えてくださいました。(例えば、平和をつくる人になりまし ょう、右の頬をぶたれたら左の頬を出しましょう、お祈りのしかた等)そして最後にたとえ話をされ ました。すばらしい教えを聞いたら、私たちは、何をすれば良いのでしょうか? ☞教師はルカ6:46~49(並行記事)もよく読んでおきましょう。 ❑ポイント1 イエスさまはみことばを聞いて行なう人について話されました(24-25節) イエスさまは、山の上での教えの最後にこうおっしゃいました。「わたしのこれらのことばを聞いてそれを 行なう者はみな、岩の上に自分の家を建てた賢い人に比べることができます。雨が降って洪水が押し寄 せ、風が吹いてその家に打ちつけたが、それでも倒れませんでした。岩の上に建てられていたからで す。」 これは、「今(山の上で)あなたがたに教えた私のことばを聞いたら、それを実際に行なうことが大 切ですよ」と言う意味です。 大工さんが家を建てるのを見たことがありますか? どんな家でも、まず土台から作ります。家の柱は、 すべてこの土台に支えられていますから、とても大切な部分です。このたとえ話の「賢い人」は、岩を土 台にして家を建てた人です。イエスさまの時代の家作りは、まず、地面の砂や土を深く掘ります。苦労し て、時間をかけて深く掘り下げると、地面の下の岩が出てきます。その岩を土台として、柱を建て、家を 作っていくのです。岩の上に建てた家は、しっかりとした土台に支えられているので、頑丈です。雨が降 って洪水が押し寄せ、風が吹いてその家に打ちつけても、倒れず、ビクともしません。 この例えで、「土台」と言うのは、イエスさまのことです(I コリント3:10~12)。また、雨や洪水、吹きつけ る風は、試練や誘惑のことです。つまり、岩の上に建てた家というのは、試練や誘惑があっても、決して イエスさまから離れない人ということです。イエスさまのみことばを聞いて、それを実際に行なう人は、ど んな災害にあってもビクともしない、岩の上に建てた家のようになるのです。岩の上に家を建てる人は賢 い人です。 ❑ポイント2 イエスさまはみことばを聞いても行なわない人について話されました(26-27節) 続けて、イエスさまは次のようにおっしゃいました。 「わたしのこれらのことばを聞いてそれを行なわな い者はみな、砂の上に自分の家を建てた愚かな人に比べることができます。雨が降って洪水が押し寄 せ、風が吹いてその家に打ちつけると、倒れてしまいました。しかもそれはひどい倒れ方でした。」 地面の底の岩が出てくるまで、砂や土を掘るのは大変な作業です。現代と違って、ブルドーザーもショベ ルカーも無い時代ならなおさらです。しかし、面倒だからといって、砂の上にただ柱を立てただけで、手 抜きをして家を作ってしまったらどうなるでしょうか?見た目は同じような家ができるでしょう。でも、洪水 や風がくると、すぐに倒れて、グシャグシャになってしまいます。「ひどい倒れ方でした」と書いてありま す。 みことばを聞いただけで、実際に行なわない人は、誘惑や試練があると、すぐにくじけたり、絶望したり、 文句を言ったり、イエスさまから離れてしまうということです。みことばを聞いても、それを実際に行なわ ない人は、そのような「砂の上に家を建てた愚かな人のようだ」とイエスさまは教えてくださったのです。 ❑結論 イエスさまはみことばを聞いて、実行するように教えられました ❑適用 (聞き手に最もふさわしい適用が与えられるように祈りましょう) みことばを実行して、どんなことがあってもイエスさまから離れない、信仰の人になろう! みなさんは、毎週みことばを聞いていますが、実行していますか?聞くだけで、実行しないでいることは 砂の上に家を建てる愚かな人のようです。試練があるとすぐに倒れてしまいます。それもひどい倒れ方 をします。試練や誘惑に負けて、イエスさまから離れてしまうのです。 私たちは、ふだんの生活の中で、たくさんの試練や誘惑に遭います。どんなに幸せそうに見える人の人 生にも、試練や誘惑はあります。世界一のお金持ちの社長さんや、世界一有名なスポーツ選手、世界 一の美人女優、みなさんのお父さんお母さん、おじいちゃんおばあちゃん、学校の先生、教会の先生、 どんな人の人生にも、試練や誘惑は必ずあったのです。試練や誘惑がないように生きていくことはでき ませんが、試練や誘惑があっても倒れないように生きていくことはできます。それは、普段からみことば を実行する人になることです。それが、どんなことがあっても、イエスさまから離れず、信仰者として立派 に立ち続ける方法なのです。 みことばを実行できるようになるには、自分の力で頑張るよりも、聖霊さまに助けていただくのが一番良 い方法です。聞いたみことばをいつも心に留め、祈りながら生活する習慣をつけましょう。そうすれば、 聖霊さまが、聞いたみことばを、必要なときに思い出させくださり、何をするべきか教えてくださいます。 ☞教師は信じましょう! 小学生のうちは教会に来ていても、中学生になると離れてしまう子が多くいるのが現実です。それは、 小学生のうちには無かった誘惑や試練(恋愛・部活・受験・おしゃれ・ポルノ)が洪水・暴風のように彼 らに打ち付けるからです。しかし、「みことばを聞いて行なう者は倒れない」というのが主の教えです。 ですから、教師の役割は、みことばを聞くだけでなく、行なうように、彼らを指導し、助けることです。そ うすれば、彼らはいつまでもキリストの土台から離れない「岩の上に建てた家」のように育つのです。 教師が子どもたちを無理やり教会に繋ぎ止めることはできません。しかし、みことばを行なうように育 てるなら、主が彼らを「岩の上に家を建てた賢い人」にしてくださるのです。みことばを信じましょう! 「みことばを行なう」のは、“良い子”になるためではありません。逆に、みことばを行なうことで、迫害さ れるかもしれません。それでも、「岩の上の家」になって、しっかりと主に繋がっていられることが、子ど もたちにとって一番の幸せです。教師は、それをしっかりと信じましょう。
© Copyright 2024 Paperzz