Untitled - Inter-American Development Bank

PERU, PROXIMO HUB DE NEGOCIOS EN EL PACIFICO-SUDAMERICANO
ペルー
太平洋‐南アメリカにおける今後のビジネス拠点
ペルー共和国大統領挨拶
ペルーは南アメリカ西海岸の中心に位置しており、同地域の生産及び貿易の中心地として機能することが期待されます。
南アメリカ西海岸最大の都市であるペルーの首都リマには大規模な積荷取扱量を誇るカヤオ港があります。現在同港は、6億
1,700万ドルの投資によって拡張・近代化工事が行われています。その他にも、港に隣接する鉱物貯蔵施設及びコンテナ用ターミ
ナルの建設が数多く計画されています。多くの港や空港が整備されると共に、南米地域インフラ統合プロジェクト(IIRSA)によっ
て、ペルー・ブラジル・ボリビア統合開発道路網および太平洋と大西洋を結ぶ中央統合開発道路網の開発によるブラジルからペ
ルー太平洋岸までを貫く交通システムの強化が進んでいます。これにより、南アメリカ、アジアそして米国の各市場を結ぶ掛け橋
としてペルーを位置づけることが出来ます。
ペルーはその独立から半世紀後の1873年、ラテンアメリカで最初に日本との外
交関係を樹立した国です。1899年から1950年迄に多くの日本国民が新たな祖国として
ペルーを選び、現在では約10万人の日系人がペルーで暮らしています。彼らの文化的、
人的貢献によりペルーは豊かになりました。また一方において、ペルー人にとって日本
は魅力的な国であり、在日ペルー人の数はここ数十年で7万人近くに増加しました。彼
らはビジネスやその他の活動に従事し、世代を経るたびに新たな展開を見せる素晴ら
しい友好と協力の絆を強めています。
国名:
ペルー共和国
首都:
リマ:人口800万人
面積:
1,285,216k㎡ 日本の3.4倍
人口:
2,800万人
72.3%が都市部で生活
ペルーは政治的繋がりや経済的集積に注目し、アジア太平洋地域との関係を重
通貨:
ヌエボ・ソルS/.
要視しており、南アメリカ全域への入り口となることを望んでいます。アジア太平洋経
GDP:
1,000億ドル 2007年
済協力(APEC)加盟国であり、2008年はペルーが議長国となって首都リマで首脳会議
経済成長率: GDP成長率8.2% 2007年
が開催されます。また、米国、カナダ、メキシコ、中国、タイ、シンガポールを含む各国
言語:
スペイン語83.3%、ケチュア語、アイマラ語
地域との自由貿易協定に署名、あるいは交渉中です。
宗教:
カトリック89%
識字率:
89%
現在両国は、民主主義、自由貿易、人権保護、法治国家などの共通の価値観を
基に充分に理解し合える関係にあります。両国は経済的補完関係にあり、またお互い
の地理上の位置は貿易や投資に大きな可能性を提供しています。日本ペルー経済委員
会は、経済・投資関係が活発になるよう支援を行っています。
共通の歴史、強く結ばれた社会的絆、そしてこの地域の持つ大きな潜在的可能性
は、民主主義の将来と両国の繁栄を共に築き、21世紀に渇望される地域の平和と安定
に貢献するためにペルーと日本が行う取組みの基盤となるものです。
アラン・ガルシア・ペレス
ペルー 共和国 大統領
ペルーの概要
■ 行政権、立法権、司法権が独立した国家であり、
国家元首は共和国大統領です。
■ 行政単位として24の県(región)と1つの特別区(カヤオ)が
あり、195の郡(provincia)と1,832の区(distrito)に
分けられています。
RELACION BILATERAL PERU JAPON
PRESENCIA PERUANA EN EL JAPON
ペルーと日本の関係
■ ラテンアメリカで日本と最初に外交関係を樹立した国です。
(1873年)
■ 日本が最初に投資を行った国です。鉱山事業。
(1888年)
■ 南アメリカで最初に日本人移民を受け入れ、日系人が2番目に多い国です。
■ 日本に在住する外国人の中で、ペルー人はスペイン語圏では第1位、ラテンアメリカの国としては第2位です。
■ ラテンアメリカ諸国の中では最大の日本政府開発援助(ODA)受入国です。
ペルーにおける日本のプレゼンス
1899年に佐倉丸で最初の日本人移民がリマ南部のセロ・
アスール港に到着し、密接な両国関係が開始されました。
日本におけるペルーの
プレゼンス
日本人移民とその子孫はペルーの政治、経済、社会、文化
に大きな影響を与えており、特に造形芸術及び文学分野
において際立っています。
何千年もの文明を受け継ぐペルーは、日本人考古学者や人
類学者の心を捉え、半世紀も前から貴重な発見や研究が
行われ、多様なペルーの歴史や価値が紹介されてきました。
その他にも日本人学者による研究が、経済、音楽、植物資
源、工芸、アンデス人類学などの広汎な分野で進められて
います。また、ほんの一例ですがキャッツクロー、ヤーコン、
マカ、カムカムなどのペルー原産食品の研究が行われて
います。
リマ北部ワチョの日本人学校(1925年)
19 8 0 年 代 から多くの ペ ル ー人 が 来日しており、現 在 7 万人
近くが日本に在 住し 、両国の 掛 け 橋となっています。彼らは
ビジネスやその他の多彩な活動に従事し、両国の結びつきを
強めています。
一方で、多くの日本の方々がペルーの素晴らしい文化に興味を持
っており、マチュピチュは世界で最も訪れてみたい観光地だと考
えられています。日本ではペルー古代文明の重要な展覧会やペル
ー関連のイベントが絶え間なく開催され、訪れる多くの人々を魅
了しています。また、ペルーの風景、習慣、歴史的建造物等を題材
にしたテレビ番組も放映され、多くの方々が視聴しています。
また、日本貿易振興機構(JETRO)、国際協力機構(JICA)、
国際協力銀行(JBIC)などの日本政府機関が開発、協力、
研究、研修等の様々な分野で関わっています。
ペルー中央日本人会創立時の役員(1917年)
日本とペルーの友好のシンボル、
横浜のリマちゃん (右) とリマの
グラシア・サクラちゃん (左) の石像
REGIONES NATURALES DEL PERU
ECONOMIA
ペルーの地域区分
多様で堅実な経済
ペルーは南アメリカで3番目に大きな国であり、世界でも最も多様性に富む国の一つです。104に区分される全世界の小気候のうち、国内
に84までもが存在しています。
1億2,850万ヘクタールのうち800万ヘクタールは農業に、1,800万ヘクタールは緑地に、そして4,900万ヘクタールは持続可能な森林地域
です。さらに、1,900万ヘクタールの国立自然保護区を含む5,400万ヘクタールの保護地域があります。
ペルーの貿易収支や財政収支は黒字に転じ、ラテンアメリカで安定した高成長を遂げるとともに、世界経済に参入しています。
■ 2002年以降の5年間でペルーは5%以上の成長を続けると共に、70ヶ月連続の成長を維持し、2007年には8%の成長率を越えました。
2008年-2010年期の成長率は年平均7%を越えると予測されています。
■ 外貨準備高は約270億ドルで、輸入額でいえば1年以上に相当します。
■ この成長は主としてここ2年間に約20%増加した民間投資によるものです。
太平洋に接するほぼ2,800kmの海岸地域は国土の僅かな部
分(11%)を占めるだけですが、人口の53%がここに集中してい
ます。輸出向け農業、漁業、工業、貿易、金融が盛んです。
■ インフレ率はラテンアメリカで最も低く、年10%の雇用が創出されています。
■ 通貨は自由交換が可能で、ソル高となっています。
■ リマ証券取引所は2006年には世界で最も高い収益率を上げ、長期の投資家を惹きつけています。
成長率(変動%)
国内総生産(年率)
出処: 国際通貨基金、ペルー中央準備銀行 *概算:INEI 作成:Proinversión
山岳地域は、ペルーを北から南へ貫くアンデス山脈によって形
成された39万平方キロメートル、つまり3,900万ヘクタールの地
域で、鉱物資源の大部分がここに集中しています。また、多くの
興味深い考古学遺跡があるのもこの地域です。
堅調なマクロ経済
■ 国庫収入の安定的な増加により、2006年の公共投資は13%増
加しました。今後も継続的な増加が見込まれます。
■ 好調な経済は、3年連続して35%を超える輸出額の増加
によるものです。
■ 資本財の輸入は30%以上伸びています。建設業界として15%
近くの成長を記録しています。
■ 金融制度及び年金基金の資本蓄積制度のクレジットが大幅に
増加しました。
熱帯雨林地域は、ペルー側にあるアマゾン川流域で、75万
7,000平方キロメートルの広大な地域でありながら、人口の13%
しか住んでいません。この地域にはペルーで最も広い自然保護
区域が設けられています。アンデス山脈に隣接する西部地域で
大規模な石油・天然ガス田が発見されました。
■ 米 国 、中国 、欧 州連合(EU)、カナダ、欧 州自由貿易連合
( E F TA )、シンガポール、タイ等 の 国々との 経 済 協 定 は 、
様々なマクロ経済指数に好影響を与えます。
COMERCIO
PERU LUGAR PRIVILEGIADO PARA INVERTIR
貿易:工業及び農産加工業製品の輸出が大幅に増加
投資に有利な条件が揃った国: ペルー
ここ5年間でペルーの輸出は3倍になりました。2008年にはGDPに
占める輸出の割合が30%になると予想されています。付加価値産
品の輸出が増加しています。
ペルーは魚粉と魚油の輸出では世界一であり、アスパラガス、パ
プリカ、オーガニックコーヒー、マンゴーを最も輸出している国の
一つです。世界で7位、南アメリカで2位を誇る広大な熱帯雨林で
は、多くの森林事業を展開することが出来ます。また、長い海岸と
フンボルト海流により豊かな海洋資源がもたらされます。海には
2,500近い生物種が確認されています。
ラテンアメリカの中で外国投資に優位な法的投資環境が整っています。
■ ラテンアメリカの中で投資適格国の格付けを次に取得するのはペルーであると予測されています。
■ ペルーは世界銀行が発行する“Doing Business”のアンケート調査で、投資家保護が適切な国としてラテンアメリカでは第2位、
世界第9位にランクされました。
■ 活発な資本市場と収益性の高い投資案件が揃っています。
■ 民間研究機関である世界経済フォーラム(Benchmarking National Attractiveness for Private Investment in Latin American
Infrastructure 2007)によると、ペルーは民間投資受け入れに対する政府の体制が適切であり、域内第1位との評価を得ています。
輸出品目別に見たペルーの生産ランキング 2007年
鉱物
世界
ラテンアメリカ
銅
4位
2位
金
5
1
亜鉛
3
1
銀
1
1
鉛
4
1
スズ
3
1
モリブデン
4
2
その他産品
世界
緑色アスパラガス
パプリカ
産業用魚網
ビロラ木材
魚粉及び魚油
有機コーヒー
生鮮マンゴー
コチニール(天然色素)
アボガド
婦人用綿シャツ
ブドウ
1位
1
1
1
1
2
7
8
10
17
20
投資保護指標
COMERCIO PERU-JAPON
貿易品目の多様化と新たなビジネスが生まれたことにより、
ペルーと日本の貿易はここ数年増加の一途を辿っています。外交的
な歩み寄りや貿易協定締結の交渉は、大きな可能性を開きます。
ペルーにとって日本は第4位の重要な輸出先国です。ペルーと
日本の貿易は鉱業や漁業の分野に限定されることなく、多様化の
傾向にあります。更に、高付加価値の輸出財生産には限りないビ
ジネス・チャンスが存在します。
近年両国の貿易は増加し、平均で年8.5%の成長を記録してい
ます。2007年には貿易高は29億ドルに達し、前年比61%増となり
ました。
ペルーからの対日輸出が対日輸入を上回っており、2007年の
日本向け輸出は22億ドルを記録し、2006年に比べ79%増加しま
した。
日本市場におけるペルー産品が特に成功を収めた例として
は、冷凍及び加工大イカ、ウナギのフィレ、茹でた海水貝、ウニ、
フカヒレ等があり、製造業では綿製ニットポロシャツ、セーター、
マフラー、アルパカ製品、婦人用衣類が挙げられます。また、農産
加工業ではマカ・エキス、カムカム、オーガニックバナナ、冷凍乾燥
タマネギ、アスパラガス、原産地呼称が登録されているクスコ
ジャイアントコーンなどがあります。
ペルーには外国投資家にとって良好な
環境が整っています:
■ 外国投資家と国内投資家との平等待遇
■ 大半の経済分野への参入は自由であり制約が設けられていません。
■ 履行条件を課せられることはありません。
写真:Magalí del Solar / PROMPERU
ペルーと日本の貿易
資料:”Doing Business” 世銀
■ 資本移転の自由
■ 自由競争
■ 私有財産の保証
■ 国内株式取得の自由
■ 国内及び国外金融へのアクセスの自由
■ ロイヤルティーで得た利益の送金に制約がありません。
■ 投資促進保護のための協定網がヨーロパ、アジア、アメリカ大陸、オセアニアの31カ国
と締結されています。また、対米自由貿易協定(FTA)には高レベルの投資待遇
及び保護に関する章が含まれています。また、ペルーは世界銀行グループの多国間投資
保証機関(MIGA) 及び国際投資紛争解決センター(ICSID)のメンバーです。
投資マップ
農業分野における投資
観光分野における投資
灌漑事業プロジェクト
観光開発地域
1. オルモス・プロジェクト
1. リマ
2. マヘス - シグアス・プロジェクト 第二段階
2. クスコ – ウルバンバ
3. リオ・カチ・プロジェクト
3. アレキパ – コルカ
4. アルト・ピウラ・プロジェクト
4. マドレ・デ・ディオス – タンボパタ
5. ラグニージャス – プーノ・プロジェクト
5. パラカス湾
国有地の払い下げ並びに民間利用
6. マヘス - シグアス・プロジェクト 第一段階
7. リマ地域の土地
8. ラ・リベルタ県の土地民間利用
9. ヘケテペケ – サニャ
南米地域インフラ統合プロジェクト(IIRSA)付近の観光地域
6. 北東回廊地帯(ラ・リベルタ、ランバジェケ、ピウラ、
カハマルカ、アマソナス)
7. 南部回廊地帯(アレキパ、クスコ、プーノ、
マドレ・デ・ディオス)
観光公園
8. クエラプ考古学公園
鉱山、ガス、石油化学分野における投資
鉱山プロジェクト
9. グラン・パハテン観光公園
10.キストコチャ・エコツーリズム公園
11.ヤリナコチャ・エコツーリズム公園
1. アンカッシュ地方:マヒストラル(銅、モリブデン)
12.チョケキラオ考古学公園
2. アプリマック地方:イエロ・アプリマック(鉄)、
アンティジャ(銅)、コタバンバス(銅)、
ロス・チャンカス(銅)、ラスバンバス(銅、モリブデン、金)
自然保護区および自然公園への観光
3. アレキパ地方:ティア・マリア(銅)
14.アグアダ・ブランカ塩田(アレキパ)
4. カハマルカ地方:ミチキジャイ(銅)、
ガレノ(銅、金、モリブデン、銀)、ラグランハ(銅)
15.サンティアゴ・コマイナ(アマソナス)
5. クスコ地方:アンタパカイ(銅)
6. イカ地方:マルコブレ-フスタ鉱山(銅)
7. フニン地方:トロモチョ(銅、モリブデン、銀、亜鉛)
13.チチカカ湖(プーノ)
16.バウアハ – ソネネ(プーノ)
17.パカヤ – サミリア(ロレト)
18.複合観光地 「鉄道駅」 (タクナ)
8. モケグア地方:ケジャベコ(銅、モリブデン、銀)
9. パスコ地方:サングレゴリオ(亜鉛、鉛、銀、
ビスマス、カドミウム)
0. ピウラ地方:バジョバール(燐酸塩)、
1
バジョバールⅡ(石灰、ディアトミータ、石膏)、
リオブランコ(銅、モリブデン)
11. タクナ地方:プカマルカ(金、銀)
12. リマ地方:カハマルキージャ(亜鉛)精錬所拡大プロジェクト
天然ガス
13. ピスコ-イカ-ナスカーマルコナ地域一帯
14. 南部地域一帯
石油化学開発
15. 南部化学石油開発拠点
10
11
EL PERU DEBE SER UN SOCIO ESTRATEGICO Y PRIMORDIAL DE JAPON
PRINCIPALES SECTORES DE INVERSION
主要投資分野
既に様々な日本企業がペルーに投資をしており、ペルーは鉱
物資源及び食料の供給国として日本での存在感を高めています。
また、通信及び製造分野においても日本の直接投資が増加して
います。
ペルーと日本の百年以上続く歴史的関係や、お互いに多くの
在日ペルー人、在ペルー日系人コミュニティーを抱えていること
から、特別な二国間関係が構築されました。両国は、それぞれが
地域内の戦略的要所に位置する太平洋の隣人であり、人々と社会
の絆は、両国関係の更なる緊密化に寄与することでしょう。
また、日本にとって重要な課題である食料の安定供給という
側面においてもペルーは現在及び将来に渡る安全かつ信頼でき
るパートナーとして協力していくことが出来ます。例えば、日本は自
国市場向けの食料生産拠点をペルーに設けることが可能です。
日本ペルー経済委員会(CEPEJA)はニ国間の企業交流を促
進する為、2007年に活動を再開しました。
鉱物資源:ペルーは世界有数の鉱物資源国(金属及び非金属)です。その上、
潜在的可能性があると推測される土地のわずか10%しか未だ探査が行われておらず、
大きな開発の余地が残されています。
写真:Cepeja
ペルーは日本の重要かつ戦略的パートナーです
■ 金、銀、亜鉛、スズ、鉛の生産はラテンアメリカで第1位です。
■ 銅、鉛の生産はラテンアメリカで第2位です。
■ 大規模な市場取引が行われるほぼ全ての鉱物の生産が行われています。
■ 鉱山開発への投資は15億ドルにのぼります。
■ 豊富な非金属鉱物資源(ホウ酸塩、珪藻土、ベントナイト、燐石、トラバーチン他)
日本ペルー経済委員会(CEPEJA)の両国委員長:
宮村眞平氏とルイス・ベガ・モンテフェリ氏、
CEPEJA日本側事務総長山田清氏、ウゴ・パルマ駐日ペルー大使。 拡大する通商協定網
2007年、ペルー・米国自由貿易協定(FTA)が批准され、今後、対米輸出品への特恵関税が適用されます。2008年には対中国自由貿易
協定(FTA)が承認予定です。さらにアンデス共同体(CAN)の枠組みの中で欧州連合(EU)と自由貿易協定(Association Agreement)が
協議されています。
ペルーを含む4カ国が加盟するアンデス共同体(CAN)は総人口1億人で、経済規模は年間280億ドルを超えます。ペルーで生産され
る製品はアンデス共同体(CAN)加盟国に無関税で輸出されます。
ラテンアメリカ域内でペルーの主要経済パートナーである南米南部共同市場(メルコスール)諸国、チリ、メキシコとは経済補完協定
(ACE) を締結しています。
また、シンガポールとの自由貿易協定(FTA)が発効済みであり、タイとの自由貿易協定(FTA)のアーリーハーベスト(一部品目の早期
関税引き下げ)、チリとの経済補完協定(ACE)の拡大が署名されています。更に、メキシコとの経済補完協定(ACE)の拡大、欧州自由貿
易連合(EFTA)、カナダ、中国との自由貿易協定(FTA)を交渉中です。遠からず韓国との交渉が開始される予定です。また、ペルーは日本と
の交渉入りを強く希望しています。
非金属資源 - 希少鉱物
ペルーは地質学的に非金属鉱物資源(モリブデン、ウラン、バナジウム他)の潜在埋蔵量が多く、それらの資源は航空産業、航空宇宙産
業、防衛設備といった先進技術分野で広く使用されます。
PERU SEDE DE LA CUMBRE APEC 2008
APEC 2008
首脳会議開催国、ペルー
1998年、ペルーは政財界及び有識者の尽力によってアジア太平洋経済協力
(APEC) に加盟しました。経済及び貿易関係を強めることで、太平洋地域の団結と
関係強化のシナリオを探し続けてきました。アジア太平洋経済協力(APEC)の中
でペルーはアンデス地域への唯一の入り口であり、ブラジルや南米諸国へのアク
セスに優れています。
ペルーは2008年には第16回APEC首脳会議の開催国として、加盟国経済、国
際金融機構、民間企業らの相乗効果を生み出すことにより、
「アジア太平洋開発
の新たな協力」を推進しています。さらに、自由貿易、開発援助、中小企業の近代
化、メンバー国の社会開発のための重点的教育、腐敗防止やその他の優先事項
をベースとして、地域の統合に努めます。
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更なる開発が期待されるペルーの豊富な天然ガス資源と石油化学製造分野
■ ペルーは南アメリカ太平洋岸で唯一、持続可能な天然ガス資源を有しています。
■ 天然ガス関連製品の更なる開発と新たな施設建設のための条件が整っており、ペルー南部には未開発地域が残っています。
■ ペルー国内では抜本的なエネルギー源の転換(石油から天然ガス利用へ)が進んでいます。
■ ペルー内陸部にあるカミセア・ガス田に隣接する地域では液化天然ガスの探査が続けられており、1400京(10 18)立方もの埋蔵量
がクスコで確認されています。
■ 石油化学及び天然ガス輸出事業開発へ60億ドルの投資が計画及び実施段階にあります。
13
漁業と養殖:
高いポテンシャルを秘めたペルーの漁業
■ 魚粉、魚油の輸出は世界第1位であり、その他の漁業・養殖分野でも大きな成長が期待されています。
■ 豊富な水産資源に恵まれ、年間漁獲高は800万トン(MT)にのぼります。しかしながら、活用しきれていない多様な魚等があり、
食用品開発、冷凍・缶詰・加工技術の指導が行われています。
■ ペルーは長い海岸線と内陸には何百もの湖が存在し、海及び陸での養殖事業の拡大の可能性を有しています。
アグロインダストリー(農産工業品)
:
食品分野における高付加価値商品の
生産に大きな可能性
■ 高単価の野菜・果物の栽培に特化
■ アスパラガスとパプリカの輸出が世界第1位です。
マンゴー、アスパラガス、アーティチョーク、
■ サトウキビ、
アボカド、ぶどうの生産性が世界第1位です。
■ オーガニックコーヒの輸出が世界第2位です。
漁業:高付加価値商品の生産
近年、魚粉製造業への国内及び海外からの投資が活発です。
主な外国資本はペルーと同様に高い漁業生産能力を持つ中国と
ノルウェーです。
投資先は養殖飼料用の高品質魚粉製造に限らず、多様な水産
物(アジ、カツオ、イカ、大イカ、マグロ、他)の缶詰や冷凍製品の製
造工場並びに漁船に対しても増加しています。アンチョビの缶詰輸
出などは相当量に達しています。
養殖についても、主にエビ(小エビ)、ホタテ、マスなどの輸出
が増加しています。養殖事業は促進産業として他の品目よりも税
率が実質的に低く設定されています。
繊維工業:ペルーは古代より伝統的に繊維を利用してきており、今日では原料生産から服飾製造まで一連
のサービスを手がけ、世界一流ブランドへ製品を供給しています。
■ ペルー原産のビクーニャとアルパカ(南米ラクダ科動物)の高級獣毛の生産は世界第1位です。
■ 高品質で有名なペルー産ピマ綿
■
ペルーで生産を行う有名ブランドの数々:ジョルジョ・アルマーニ、アルマーニ・エクスチェンジ、アルマーニ・ジーンズ、カルバン・
クライン、クリスチャン・ディオール、ゲス、ラコステ、ディンキー、ドナ・キャラン、エディ・バウワー、ポロ・ラルフローレン、
トミーヒルフィガー、アバクロンビー・アンド・フィッチ、ジェフリー・ ビーン、
マッシモ・ドゥッティ、サックス、IZ00、レビー・ストラウス、
オークリー 、ペリーエリス、ヴァニティフェア。これらの製品はヨーロッパ、アメリカ、アジアの主要市場に直接輸出されています。
良質な繊維の原料国である優位性を活かし、ペルーの繊維工業は世界市場で確固たる地位を築くに至っています。主要輸出製品には高
品質綿(長繊維綿のピマ、超長綿のタンギス)のニット衣類、トップス、アルパカやビクーニャの高級獣毛を使用した衣類があります。 ■ その他有望な輸出農産品としてバナナ、柑橘類、玉ねぎ、
豆類などがあります。
■ 豊かな労働力。経験を積んだ労働者が多くいます。
■ 800万ヘクタールの肥沃な土壌があります。
その立地条件から、ペルーは「ビジネスの窓口」となってアメ
リカをはじめアジア、ヨーロッパの大規模市場へ優遇関税でアクセ
スすることが出来ます。
バイオ燃料開発の為の新たな有望投資先として、サトウキビ、
ヤシ、キャノーラ等の菜種類の栽培に、多くの内外投資家が注目し
ています。
アグロインダストリー(農産工業品)は促進産業であることか
ら優遇措置がとられ、低い法人税が適用されています(15%)。農
作物生産の為の水力・潅漑用設備の投資額20%が年間減価償却と
して控除され、また前もって消費税が還付されます。
林業:ペルーの森林面積は6,520万ヘクタールで、その規模はラテンアメリカでは第2位、世界第10位です。
■ 内訳は、5,350万ヘクタールの(天然の)森林地帯、600万ヘクタールの植林地帯、その他は農園など耕作地です。
■ 複合的木材産業への投資機会
■ 商業価値の高い木材カオバ(sweitenia macrophylla)、熱帯ヒマラヤスギ(cederla odorata)、バイロラ(virola sp.)があります。
■ 熱帯雨林地域は硬木、山岳地帯は軟木の生産に適しています。
■ 森林分野のコンセッションが民間セクターに開かれています。
■ 木材及びその二次製品の輸出能力は年間30億ドルに達します。
14
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その他の産業
観光:ペルーの観光資源の豊かさは、新事業開発への計り知れない可能性を秘めています。
鉄鋼分野では、この数年で輸出量が86%
増加しました。特に銅(銅線)、亜鉛、ベー
スメタルの伸びは目覚しく、輸出量が2倍
に増えたものもあります。
多様な投資分野の中で最も開発の利益が見込まれているの
が観光産業です。新世界七不思議のひとつにも選ばれたマチュピ
チュは日本の方々にとってペルー文化のシンボルとされています。
また、数多くの観光地が世界遺産に登録されています(ナスカの
地上絵、リマ市、アレキパ市、クスコ市、チャン・チャン、チャビン・
デ・ワンタル、マヌー国立公園、ワスカラン、リオ・アビセオ)。
文化と歴史の豊かさと生物学的多様性は、観光業の拡大に
大きな可能性を与え、ペルーを世界でも特別な国にしています。
観光インフラの整備だけでなく、観光客へのサービス向上にも目
を向けた民間投資が行われています。例えば、50年にわたる日本
人考古学者の功績を巡るペルー北部へのスタディー・ツアーなど
が挙げられます。歴史的建造物、すばらしい自然、美食、豊かな伝
統など、ペルーは投資への新しいチャンスを提供しています。
観光客の増加は2006年の170万人から、2013年には370万人
に増えるであろうと予測されています。
日本人観光客は年々増加しています。多くは、素晴らしい観
光資源、特に歴史と文化遺産、自然とその景観に興味を持ってい
ます。マチュピチュはNHKが行った観光のプロ100人が選ぶ世界
遺産の第1位に、さらにTBSの世界遺産番組では、日本人観光客が
訪れてみたい世界遺産の第1位に選ばれました。
多様な遺伝子資源
ペルーは様々な種の原産国として、人類
の食料供給に貢献してきました。ジャガイ
モ、トマト、サツマイモ、トウモロコシ、ア
チオテなどは古代よりペルーの人々によ
って、生活に必要な物として栽培・利用さ
れてきました。食品、医薬品、装飾、着色
料、染料、調味料、香料、化粧品、その他
様々な用途に用いられているペルー原種
のものは4,400にものぼります。
環境
情報・通信技術サービスの開発
情報・通信技術に基づいたサービスが活発です。ペルーにおける南米の“コール・センタ
ー”設置が増加しており、新たに3万人の雇用を生み出しています。
インフラの整備
ペルーの貿易拡大に伴い、公共・生産インフラ整備への投資が
不可欠となり、これが地域開発を促しました。
ここ数年、国際競争力を高めるため、大規模インフラ計画のコ
ンセッションが民間企業に譲渡されてきました。その中でも重要
なものは、2,603キロに渡る北アマゾン統合開発道路網(Norte
IIRSA) とペルー・ブラジル・ボリビア統合開発道路網 (Sur IIRSA)
です。このふたつの路線建設の目的は海岸地帯、山岳地帯、密林
地帯を繋ぎ、ブラジルとペルーを結ぶ基盤を築くことです。
港、空港、道路、その他様々な計画が準備されています。
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ペルー近代環境法では、プロジェク
ト開始以前に環境影響評価(EIA)
を行うことを義務付けています。例
えば鉱業では、事前の環境影響評
価及び鉱山の探査、建設、操業の
各段階で環境影 響評価の実施が
必要です。これにより、環境保護と
調和のとれた鉱山事業開発を達成
し、必要な予防措置が講じられる
ことになっています。関連地域への
環境被害を予防、軽減、改善する為
に、技術と実施能力のある専門家
と協力し、環境への責任を果たすこ
とが求められます。また、鉱業事業
主にはその監督義務があります。
ペルーは地球上で最も多様性に富んだ5つの国の
うちのひとつです。
ペルーの自然は多様性と魅力に溢れています。世界の鳥類の
18%が生息し、その内1,740種が確認されています。その他様々な
哺乳類、爬虫類、両生類が存在し来ます。
また植物では、世界の10%を占める25,000種が存在し、その
うちの30%が固有種であり、4,400種は一般的に知名度の高い品
種です。また、3,000種以上の蘭と、1,408種の薬草と1,600種の観
賞用の植物があります。
ペルーの首都リマ
リマ歴史地区は1991年にユネスコの世界文化遺産に登録されま
した。プレコロンビアの文化とコロニアル建築、そして近代的建
造物とが混在する大都市です。交通の便もよく、一流ホテルが数
多く立ち並び、素晴らしい料理を味わえることでも有名です。世
界の様々な都市とのアクセスが良く、コンベンションやフォーラム
など、国内及び国際会議の開催に大変適しています。
ガストロノミー(美食)
ペルー料理は美味かつ洗練されており、歴史を受け継いでいま
す。それは古代文化から始まる長い歴史と、文化的融合によっても
たらされたものです。ヨーロッパ・アフリカ・アジアなどからの移住
者がもたらした文化が、家族から家族へと受け継がれ、専門家に
より洗練され、素晴らしい評価を獲得するに至りました。エコノミ
スト紙 は世界の10大料理の一つにペルー料理を選びました。
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PROINVERSION, UNA AGENCIA QUE TRABAJA POR SU INVERSION EN EL PERU
民間投資促進庁(PROINVERSION)は、ペルーで皆様の投資のお手伝いをする機関です。
民間投資促進庁(PROINVERSION)は、民間投資に関する提案及び政策実施を行うペルーの公的機関です。民間投資促進庁顧問理事
会は大統領府長官が代表を務め、経済財政大臣とその他の生産・インフラ・貿易に関連する6省庁の大臣によって構成されています。
民間投資促進庁(PROINVERSION)は、ペルーの国際競争力並びに持続可能な発展を促す為に内外民間投資を促進しています。ペルー
国内における会社設立や投資拡大のためのサービスを提供しています。
設立事前段階:
■ 投資家向け一般情報サービス
■ 特定情報サービス
■ 投資家の為の計画立案と調整
設立段階:
■ 工場または商業施設のための地元当局での許可及びライセンス取得の為のアドバイス
■ 移住手続きに関するアドバイス
■ 企業の生産拠点候補地に関する情報提供及び調整や同行
■ サービス会社に関する情報提供及び調整
■ 許可取得のためのアドバイス
設立後:
■ 民間及び国営企業とのネットワーク形成
■ ビジネス拡大(同分野、また別分野での)
■ 許可やライセンスに関連する経営障壁の洗い出し
米州開発銀行(IDB)とペルー
米州開発銀行ワシントンDC本部
米州開発銀行(IDB-Inter-American Development Bank:
www.iadb.org)は、ラテンアメリカ・カリブ海諸国の発展の
ための主要な資金源となっています。1959年の設立以来、
IDBは、ラテンアメリカ・カリブ海諸国の加盟国において、民
間および公共部門における技術援助や地域イニシアティブの
指導、研究および情報活動やプログラムの普及を通して、環
境破壊のない公正な経済社会開発促進のためにゆるぎない
支援を続けています。ラテンアメリカ・カリブ海諸国における
IDBのプログラムは、環境問題を十分に考慮にいれた経済成
長、競争力強化や民間部門開発、また公平性や貧困撲滅、国
家の近代化、自由貿易化や地域統合の促進を行っています。
ペルーは、IDBの設立メンバー国のひとつで、IDBの開発プロセス促進支援の重要な受け入れ国です。IDBのペルーに対する
計画は、包括的発展のために次の三点に焦点を合わせています。それは、1.経済的生産性の向上 2.社会政策の効率化 3.国
家の近代化 です。
2007年3月31日の時点で、IDBは、ペルーに対し、融資や無償資金として累計78億米ドル以上にのぼる、エネルギー、輸送、
遠距離通信、社会投資、小企業や公共部門改革などの異なる分野における支援を行っています。また同日現在、米州開発銀行プ
ライベート・セクターでは、累計4億米ドルあまりの融資や無償資金を提供しました。
全ての出資国と同様に、IDB総裁およびワシントンにある本部の理事会の理事がペルーを代表しています。IDB在ペルー事
務所では、ペルー国内におけるIDBの方針や運営プログラムの実施支援および監督業務を行っています。
構成
民間投資促進庁は長官、副長官、企画部長、投資促進部長、促進課長、投資対策及び国際協力課長、情報経済研究課長により構成され
ています。
ペルー投資・ビジネス関連 リンク一覧
省庁
その他機関
投資・ビジネス支援 弁護士事務所
大統領府
www.pcm.gob.pe
全国民間企業団体連合会(CONFIEP)
www.confierp.org.pe
外務省
www.rree.gob.pe
ペルー輸出者協会(ADEX)
www.adex.org.pe
Estudio Olaechea
www.esola.com.pe/site_eng/practicea/esola_practice_regulatorios.html
ペルービジネスガイド「Doing Business in Peru」
www.lexmundi.com/images/lexmundi/PDF/guide_peru.pdf
貿易・観光省
www.mincetur.gob.pe
ペルー貿易会(COMEX)
www.comex.org.pe
経済・財政省
www.mef.gob.pe
ペルー工業協会(SNI)
www.sni.org.pe
エネルギー・鉱山省
www.minem.gob.pe
リマ商工会議所
www.camaralima.org.pe
生産省
www.produce.gob.pe
日秘商工会議所
www.camaraperujapon.org.pe
民間投資促進庁(PROINVERSION)
www.proinversion.gob.pe
日本貿易振興機構(JETRO)ペルー
http://www.jetro.go.jp/peru/
ペルー輸出・観光振興庁(PROMPERU)
www.promperu.gob.pe
日本ペルー経済委員会(CEPEJA)日本事務局
http://www.tokyo-cci.or.jp/support_m/
kokusai/kaigi/kaigi15.html
国税庁(SUNAT)
www.sunat.gob.pe
公正競争知的財産権保護庁(INDECOPI)
www.indecopi.gob.pe
ペルー情報統計院 (INEI)
www.inei.gob.pe
ペルー中央銀行
www.bcrp.gob.pe
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ペルー日本経済委員会(CEPEJA)ペルー事務局
Tel.: (511)242-7105
Fax: (511)9966-9183
リマ証券取引所(BVL)
http://www.bvl.com.pe/english/index.html
Estudio Echecopar
www.echecopar.com.pe/enmain.htm
ペルービジネスガイド「Doing Business in Peru」
www.echecopar.com.pe/guias/Doing%20BUSINESS.pdf
Barrios, Fuentes, Gallo; Abogados www.bafur.com.pe/bfirma_en.htm
Estudio Fernandéz-Davila & Bueno www.fdlex.com.pe/perfileng.html
Estudio Ferrero Estudio García Sayán www.ferrero.com.pe/english/index.aspx
www.garciasayan.com.pe/english/default.htm
Estudio Ludowieg, Andrade & Asociados
www.ludowiegandrade.com/english/manteinance.htm
Estudio Miranda & Amado Estudio Payet,Rey & Cauvi S.C.R.L www.mafirma.com.pe/ingles
www.prc.com.pe/eng/default.htm
Estudio Rodrigo, Elias & Medrano
www.estudiorodrigo.com/english/home.htm
Estudio Rubio, Leguia, Normand www.erubio.com.pe/ingles/index.html
Lema, Solari & Santivañez www.efdc.com.pe/eng/fdc_base.htm
Muñiz-Ramirez, Perez-Taiman & Luna-Victoria
www.munizlaw.com/english/anima_en.htm
Roselló Abogados www.rossellolaw.com/interna.php?idi=I
Berninzon, Loret de Mola & Benavides Abogados
www.blmblegal.com/english.htm
米州開発銀行アジア事務所
〒110-0011 東京都千代田区内幸町2-2-2富国生命ビル16階
Tel: 03-3591-0461 | Fax: 03-3591-0641
URL: www.iadb.org/asia