2001 年 4 月 6 日株式会社図研エレクトロニクスエンジニア向けポータルサイトエレクトレード（www.electrade.ne.jp）開設について株式会社図研は、エレクトロニクス業界に特化した e-マーケットプレイス（インターネット・Web を利用した電子市場）、エレクトレード (www.electrade.ne.jp)を開設しました。世の中には既にインターネットを利用したマーケットプレイスが数多くオープンしていますが、多くの市場運営者者は、市場を運営していく参加企業と化すためベースを持っていませんし、業界に貢献できるソリューションの提供も行っていないと言えます。単に「市場」を開いているだけといえます、図研は、創業以来 25 年間、数万人のエンジニアに EDA ツールやサービスを提供しており、対象も、大手エレクトロニクスメーカにはじまり、アウトソーシング先である PCB メーカ、設計会社まで、幅広い支持を受けています。また、1996 年からインターネットを使った ASP ビジネスの interPARTs を開設し、エレクトロニクスメーカで最も重要な、部品情報に関するソリューションのノウハウも蓄積しています。この度、開設したエレクトレードでは、部品情報提供サービスについて、（一部）無償開放するほか、他の有益な情報に関しても、会員は無料でアクセスし、サービスや商品の取引を行うことができます。また、エレクトレードは、マーケットプレイス単体で機能するだけでなく、図研の豊富なソリューション（EDA システムた技術情報管理システムなど）と融合し、エレクトロニクスメーカの真のサプライチェーンを実現し、世界的に競争が激化するエレクトロニクス業界を強力にサポートしていきます。エレクトレードの特長：部品関連１、有償サービスであったライブラリセンター（500 万点のコンテンツ）を無償提供・図研が 4 年前から構築し、蓄積した 500 万点にもおよぶ部品情報の検索、参照サービスを無償開放。・部品メーカのホームページ・リンク機能を独自のテクノロジーにより開発。データシートの所在ページまでスムーズな行きつきが可能。２、CAD 設計で必要な部品ライブラリの自動生成ツールを ASP サービスとして提供・電子部品情報と一元的に連携し、選択された部品の回路シンボル、ピンマップ（回路設計 CAD にて必要）や、フットプリント（プリント基板 CAD で必要な部品形状）の自動生成ツールを ASP サービス(アプリケーションの期間貸)として提供します。・自動生成が困難な部品に関しては CAD ライブラリ作成の受託サービスも行います。３、半導体・電子部品の緊急調達にも対応図研など計 6 社の共同出資による、電子部品を少量販売・納入を行う（株）チップワンストップと連携し、見積り、注文、納品までをスピーディに行うことができます。エレクトレードの特長：アウトソーシング関連１、電子回路設計に関連する業務のアウトソーシングに対応・豊富なカスタマベースを背景に、エレクトレードにアウトソーシングを受託する出店会社を募ることで、半導体設計、回路設計・解析、PCB 試作・実装、データコンバージョン、カスタムソフトウェア開発、人材派遣などのアウトソーシングに対応します。・設計から製造に至るまで、サービス可能なメーカ検索が行え、要求に合った複数メーカへの一括コンタクトや見積依頼が無料で行えます。２、メカ・エレメカ設計アウトソーシングにも対応・プリント基板の 3D モデル化、構造解析、熱解析など、電子設計とメカ設計の協調環境の実現に非常に有効な業務のアウトソーシングに対応します。その他、エレクトレードならではの、情報・サービスの提供を用意しています。図研は、既に提供している技術情報インフラソリューション（DS-1、INTRAPARTs）と、エレクトレードとの有機的な組み合わせによる、Enterprise Supply Chain の実現に向けて、積極的な展開をしていきます。