当事者の声 平成25年11月7日発行 〒807-0842 八幡西区永犬丸東町3-14-8 TEL:611-5900 FAX 611-6668 (内線650 651) E-mail:tiiki@yahata-hp.com 地 域 交 流 特 集 第33回ゲートボール大会&リカバリーパレード まだまだ残暑の残る9月21日、穴生ドームにて第33回八幡厚生病院杯ゲートボール大会がおこなわれま した。今大会は22チームが出場し、日ごろの練習の成果を発揮しながら熱戦が繰り広げられました。 優勝チームは友田チームです!! おめでとうございます。 病院からも職員チームを合わせて3チームが出場し、2チームは善戦致しま したが、職員チームはもはや試合にもならず・・・。優しく指導して頂きま した。また今回は病院の持つ社会資源の紹介ポスターを掲示させて頂きまし た。初の試みでしたが、試合の合間など多くの方に見ていただけたと思いま す。地域の皆様病院の交流の場として、 来年、再来年とゲートボール大会を続けて いきたいと思いますので、今後ともたくさん のチームの参加をお待ちしています。 地域交流委員会 小樋 信貴 外来リハビリテーション 「ハートフル」 前回は、外来リハの『心理教育』グループに通って来られているメンバーさんのお話をご紹介させ て頂きましたが、今回は月曜午前に行っている『ハートフル』のグループ紹介です。 『ハートフル』というグループは、外来リハのグループの中で最も歴史が古く、発足して5年を迎えました。 “息抜きの場”“仲間づくりの場”“気分転換の場”を目的として、月曜10時30分~八幡厚生病院内の陶芸室で実施していま す。「月に1回行事をする!」ということを決めていて、毎回のグループの中で行事の企画・運営を全員で考えていき ます。話し合いの後半では、フリートークの時間も設けていますので、日ごろ身の回りであったことの報告や、気にな ることについての相談など、自由に話すことができます。月に1回実施している「行事」では、時間の制約があるため 遠方へ行くことはできませんが、季節感を味わおうと、春は河内貯水池でお花見をしたり、夏は芦屋にて海を眺め、秋 は遠賀川でコスモス鑑賞、冬は・・寒いので室内で。と、四季折々の良さをメンバー全員で感じています。また、真夏 や真冬など外出しにくい時期はお出かけせずに、サポートやはたの2階のフリースペースをお借りして、メンバー全員 で簡単な調理をしてその月のお誕生者を祝うパーティーも行っています。 このように『ハートフル』では、メンバー全員が主体となって運営していることもあり、メンバー・スタッフが密に 関わることができるグループです。お友達がほしいと思われている方、日ごろの生活からちょっと離れて息抜きがした い方、一人ではなかなか難しいけどどこかに出かけてみたいと思っている方、ぜひ一度見学にお越しください。お待ち しております。 ハートフルで 1番楽しいのは月に1回の行事です。 ただ、その行事が毎回楽しく成功して いるのはよりよい行事になるように皆 さんで話し合いを重ねているからです が、そうすることでみんなの関係も深 まり「仲間」同士としての意識が高い グループになっています。皆さん優し い方ばかりですので興味がある方、ぜ ひ一度遊びに来てください! Oより はじめまして。ハートフルは みんなの悪口をいわないし みんななかよくたのしい人たち です。 Mより 決して休んでもその方を 責めないので気軽に参加されて ください。色んな催し物や見学 など月に1度実行するグループで す。皆優しいハートフルです。そ の月の誕生日の方には特権があり ます。優しい方が多いです。 たっちゃんより 当院デイケアの紹介コーナー です! アルコール依存症や薬物依存症、うつ病などの精神疾患と向き合う人たちが、治療やリハビリを通して回 復できることをPRする「リカバリーパレード」が9月23日、小倉北区の中心部でありました。精神疾患に は社会の偏見があり、専門的な治療を受けずに悩む人が多く、参加した当事者の方々が、「一人で悩まず、 相談する勇気をもってほしい」と訴えました。パレードは2010年東京で始まりました。2年後には広島へと 広がりを見せ、今年初めて、北九州でも開催されました。依存症者や支援者約100人が、あさの汐風公園か ら北九州市立医療センターまでの約2キロの行程をパレードしました。参加した当事者は10代後半から60代 で、「依存症は回復します」などと書いた看板を持ち「偏見のない社会を目指し、家族や支援者と回復を目 指しましょう」と呼びかけました。当病院から8人のスタッフと多くの退院者の方が参加し、人と人との繋 がりによって、垣根のない平穏な日常が送れる社会になることを願い ながら歩くことができました。天気も良く、楽しく暖かい気持ちにな れた一日でした。 やはた心身医療センター 1 グループ紹介 小田 三和 誕生会のイベントです! ハートフルは優しい人達が 集まるあったかいグループ です。月1回色々な行事を皆 で 企 画 し 実 行 し ま す。毎 月 とっても楽しいですよ。 S,U ハートフルが始まって5年目を迎えました! このグループの1番の楽しみは毎月1回の行事です。 皆さんで意見を出し合い、内容を決定し外に出かけた り(季節の花を観賞、外食etc)時には料理を作って 皆さんで交流しています。時間のある時はおしゃべり も弾み盛り上がったりもします。皆さんとても気さく で優しい方ばかりでアットホームな雰囲気です。自宅 からでるきっかけ作り、気分転換、息抜きの場として ハートフルに参加してみませんか?ご参加お待ちして おります。 Nより 他にも外来リハビリテーションでは心理教育やエクササイズ、創作活動など 色々なグループ活動を行っています。お気軽にお問合せください (連絡先:八幡厚生病院 093-691-3344 担当:小野塚・仲田) 2 地域活動 第1回 地域交流セミナー 開催 今年度より、地域住民の方々を対象に、こころの相談、健康相談、介護・生活に関する相談 など、日常生活の身近な相談ごとを取り上げて八幡厚生病院職員が講習会や相談会を行うこと にしました。今回は記念すべき第1回のセミナーの様子をご紹介します! 7月6日(土)、サポートやはた2階の地域交流スペースにて「認知症介護体験」~妻を介護する夫の思い~と題し て、奥様を介護された経験を持つ森山さんによる講演会、その後は交流会を開催しました。森山さんの講演では、奥様 の異変に気が付いた当初はどこに相談したらよいか分からず、デイサービスなど利用できる社会資源についても全く知 らずにいたために苦労された経験談や専門機関や相談窓口についての情報提供など必要な知識についてお話があり参加 者の皆さんもうなづきながら熱心に聴かれていました。 その後の交流会では活発な意見が飛び交い、「実際に介護が必要になった時はどこに相談したらよいのだろう?」 「施設は3ヶ月で出ないといけない?」などなどたくさんの質問が寄せられ認知症や介護問題について関心の高さがう かがえました。 最後に認知症予防には「交流すること」「楽しむこと」「毎 日ハツラツ過ごすこと」とのアドバイスにうなづきながらセミナーは終了しま した。次回の講演会でこんな内容を話してほしいとの声も寄せられ、地域の皆 さんの生の声を聴くことができた貴重な時間でした。当日はあいにくの雨模様 にもかかわらず、会場には22名の方が足を運んでくださいました。 本 当 に あ り が と う ご ざ い ま し た。次 回 の 地 域 健 康 セ ミ ナ ー は 来 年 2 月の予定です。さらに多くの方との交流を楽しみにしています。 竹末市民センター 若葉喜楽会ふれあい昼食会 ~昔話と脳トレで脳の活性化を図りましょう! 同じ年頃の人が集まっている時、又はふとしたきっかけで、同郷の人だと分かった時など昔話 に花が咲くことがあります。特に年を重ねた高齢の方は思い出も多く、過去の出来事、出会った人々、懐かしい場所、 食べ物、匂い、時にはつらい思い出など、語り合うことで当時の様々な思い出と共に記憶と感情が甦ってきます。一人 ひとりにはその人なりのそれまでの人生があります。他人から刺激を受け、昔を懐かしみ共感しながら同じ時を過ごす ことで、脳の活性化や安定が図れると言われています。今回、ふれあい昼食会でほんのすこしお話をさせていただきま した。 内容は、1・今日は何の日?2・藤川幸之助氏著書「満月の夜、母を施設において」3・クイズにチャレンジ4・こ れを覚えていますか?です。…本日は「中秋の名月(十五夜)」、テーブルには彼岸花、千日紅、鶏頭の秋の花が活け られてとても風流でした。 八幡厚生病院の新棟の玄関は、若葉・竹末方面に向いています。特に高齢者の方の世帯が多い地区です。これまで も、講演会や祭り、交流会などを通し親睦が図れていますが、さらに連携を深めながら、高齢になってもできるだけ住 み慣れた場所で活き活きと暮らし続けられるように、協力、支援を行っていくつもりです。 介護老人保健施設 ナーシングセンター八幡 副施設長 林田 千恵子 スタッフ紹介 ~藤川さん、お疲れさまでした~ そして・・10月から新たなスタッフが加わりました! バトンタッ-チ! ~お世話になりました~ 約1年半という大変短い間でしたが、 訪問看護を通して、院内では決して知り 得ることができなかった大切な経験をさ せていただきました。関わらせてもらっ た皆さんお一人お一人に、心から感謝し ています。また何かの機会でお会いでき る日を楽しみにしています。 はじめまして!10月から異動になりま した、諏訪下です。大きな声が持ち味な ため、明るく元気いっぱい皆様と接する ことが出来ればと思っています!よろし くお願いします! 作業療法士 藤川 悠子 作業療法士 諏訪下 武志 退職のご挨拶 ~ありがとうございました~ この八月末日をもちまして、八幡厚生病院「サポートやはた」を退職いたしました。入職して四十八年間に相なりま すが、長きにわたり大過なく勤務を続けることができましたのも、ひとえに公私にわたって、ご支援を賜りました皆様 方のおかげと深く感謝いたします。 私は、「やはた心身医療センター」で長く勤務させていただきました。その後、地域社会の中で暮らしている方々の 日常生活上の困難、生きづらさに対して、相談機能、支援機能、訪問機能を持つ「サポートやはた」の開設に伴い、地 域支援部門として配属になりました。新たな船出としての開所式では、行政や近隣の作業所やボランティア、家族会、 サポートやはたの冊子製作に協力いただいたデイケアメンバー、総勢21機関の方々に温かい言葉を頂きました。が、 その結果は・・・・? 結果は別として、病院から地域へ、その地域での支援活動に関わる事ができたことは大変良かったと思います。 「サポートやはた」の活動は今後も続く事でしょう。より多くの方が、より生きやすく地域で生活できることを願って います。今まで関わって下さった関係機関の方々や、この仕事を理解して頂き支援して下さった地域のサポーターの 方々に厚くお礼申し上げます。 サポートやはた 地域支援部 柴伐 憲彦 ◆編集後記◆◆ 今号は秋の地域交流特集となりました。さわやかな秋晴の中、各 地で活動している方々の声を続々とお寄せいただき、こちらも温か な気持ちになりました。季節の良さを感じながら、いきいきと過ご すことが健康の秘訣という方も多いようですね。外歩き、星空観 察、鍋料理・・皆さんのお気に入りは何でしょうか? 3 4
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