第4回研究開発説明会資料 変革への挑戦 「強い三井化学グループ」 の実現をめざして 2004年4月16日 三井化学株式会社 袖ヶ浦センター 1.経営ビジョン 経営ビジョン 企業理念 地球環境との調和の中で、 材料・物質の革新と創出を通して 高品質の製品とサービスを顧客に提供し、 もって広く社会に貢献する ◆人類福祉の増進 ◆株主への貢献 ◆顧客満足の増大 ◆地域社会への貢献 ◆従業員の幸福と自己実現 目指すべき企業像 世界の市場で存在感のある強い三井化学グループ 事業領域 機能性材料分野 および 石化・基礎化分野 1 1.経営ビジョン 成長の方向 材料・物質の革新と創出を通して、競争力ある石化・基礎化事業を母体とし 機能性材料分野の更なる拡大・成長を図る 世界の市場で存在感のある 世界の市場で存在感のある 強い三井化学グループ 強い三井化学グループ 変革への挑戦 変革への挑戦 (04中計) 事業構造の変革と 事業構造の変革と 収益力強化 収益力強化 (01中計) 三井化学グループ 三井化学グループ の更なる拡大と成長 の更なる拡大と成長 (98中計) 合併効果の 合併効果の 早期実現 早期実現 98−00 ホップ 01−03 ステップ (04中計) ・量的拡大から質的拡大への転換 ・事業の選択と集中 ・機能性材料分野の拡大・成長 ・石化・基礎化分野の収益力強化 04−07 ジャンプ 2 2.研究開発戦略 基礎化学品 事業グループ 機能樹脂 事業グループ 機能化学品 事業グループ 機能化学品 研究所 機能材料 研究所 ︵基礎化学品 研究所︶ 石化 研 究所 機能樹脂 研究所 石 化 事業グループ 事業グループ制への対応 生産技術研究所 マテリアルサイエンス研究所 3コーポレート 研究所 触媒科学研究所 事業グループ研究 事業グループの事業活動の 維持・強化・拡大に資する 技術・製品の研究開発 4事業グループ 研究所 コーポレート研究 ・既存プロセス改良と新規プロセスの開発 ・次世代材料及び先端分析物性の研究 ・触媒科学及び新規合成技術の研究 3 2.研究開発戦略 研究人員構成(2003年度) コーポレート 研究 石化・基礎化分野 250人 350人 研究人員 1200人 機能性材料分野 事業グループ 研究 850人 600人 研究開発費:280億円 (連結 340億円) 4 2.研究開発戦略 研究開発部門の使命と目標 使命 事業領域において競争優位な研究開発力を 維持・獲得し、三井化学グループの 成長の原動力となる 目標 石化、基礎化学品事業分野: コア事業の生産技術力を強化し、収益力強化に 貢献する。 機能性材料分野: コア事業製品の拡大と成長および次世代製品の スピードアップを図り、高収益事業に貢献する。 5 2.研究開発戦略 革新技術の創出と中核人材の育成 新製品開発 産官学共同 ・新製品開発ステージゲート システム「アクセル21」 ・バーチャルラボ「アイデアラボ」 ・テクノロジープラットフォーム ・戦略的研究開発ユニット 人材採用・育成 ・三井化学技術フォーラム (リサーチアドバイザー) ・共同研究の推進 創造的・効率的 研究開発 ・研究主幹制度(社内外) ・プロフェッショナル採用 ・海外留学制度 情報発信 ・触媒科学国際シンポジウム開催 ・国内外学会・論文発表 6 2.研究開発戦略 SRU(Strategic Research Unit) SRU:新製品開発における研究効率の最大化と加速のための 研究開発部門内、組織横断的な研究プロジェクト テーマ:次世代技術に基づく、「大型」の研究所横断的テーマ 期間:開発段階に入るまで(2年以内、半期毎に見直し)の プロジェクト研究 独創技術の展開・拡大として 機能性材料関連4テーマを推進中 7 2.研究開発戦略 三井化学のテクノロジープラットフォーム テクノロジープラットフォーム 競争優位な新技術 設計・製造 プロセス ・ポリオレフィン ・エラストマー ・ポリオール (触媒科学) ・固相重合技術 ・エマルション技術 ・ナノ技術 ・バイオ技術 加 工 用 途 ・フィルム技術 ・電子回路材料 ・農薬 ・発泡技術 ・不織布技術 ・精密射出成形 ターゲット分野 機能別 製品化技術 + (例) ・接着 ・物質移動制御 (ガスバリア、 イオン伝導等) 情報・電子 材料 新製品開発 加速 機能性 ポリマーズ ・透明 ・・・ ・「機能」別に 研究所横断的な 技術シナジーを追求 ・新製品開発を加速 ヘルスケア 材料 8 2.研究開発戦略 研究開発部門テーマ検討会 目的:研究開発部門の総合力の発揮と 横軸機能の具体的推進 これまで研究所別に開催していたテーマ検討会を 「機能」別にまとめ、研究所横断的テーマ検討会として開催 開 催:袖ヶ浦センターにて、毎月2回開催 接着材料、機能性フィルム、透明樹脂などのテーマで開催中。 研究所、事業部で機能別に方向性、進め方等を総合的に討議。 9 2.研究開発戦略 三井化学技術フォーラムによる外部評価と加速 4名 触媒科学 アドバイザー 3名 ナノ材料 アドバイザー 有機金属錯体、固体触媒、 重合触媒 ナノ構造制御、 自己組織化 三井化学 技術フォーラム ポリマーサイエンス アドバイザー 情報電子 アドバイザー 物性制御・機能発現、 精密重合、成形加工 光・電子デバイス 5名 1.当社技術レベルの進化・向上と客観的評価 2.産学協調の推進による次世代技術開発の加速 3.サイエンスに基づいた指導・助言 1名 合計13名 10 3.シンポジウム 三井化学シンポジウム at ISIS-ルイパスツール大学 ー新しい機能を発現させる先端材料ー Mitsui Chemicals Symposium on Advanced Materials at ISIS-ULP 目的: 欧州の先端材料分野における 研究機関との協調とビジネス機会創出 ISIS:超分子工学研究所 招待講演: レーン教授(ルイパスツール大学) 藤田 誠教授(東京大学) ミュールハウプト教授(フライブルグ大学) デッヒャー教授(ルイパスツール大学) Okuda教授(アーヘン工科大学) 開催:2004年11月22日 場所:ルイパスツール大学ISIS(フランス) 11 3.シンポジウム 三井化学 三井化学 第2回 第2回 ー機能性材料の創出を目指したグリーン触媒最前線ー 触媒科学国際シンポジウム The 2nd Mitsui Chemicals International Symposium on Catalysis Science (MICS2005) 基調講演: シャープレス教授 (Prof. K. Barry Sharpless) 米 スクリプス研究所 2001年ノーベル化学賞受賞 招待講演: 開催:2005年3月22∼23日 場所:かずさアカデミアパーク(木更津) ・シュロック教授 (MIT) ・ヤコブセン教授 (ハーバード大学) ・シェルドン教授 (デルフト大学:オランダ) ・グルーバー氏 (カーギルダウ社CTO) ・藤嶋 昭教授 (神奈川科学技術アカデミー) ・香月 勗教授 (九州大学) ・三井化学触媒科学賞受賞者 12 3.シンポジウム グローバルなサイエンス・ネットワークの構築 ルイパスツール大学(フランス) カーネギーメロン大学(アメリカ) Lehn教授、Decher教授 Matyjaszewski教授 アーヘン工科大学(ドイツ) Okuda教授 三井化学 触媒科学国際 シンポジウム N 大学(日本) リサーチアドバイザー (13名) 国内留学先: 名古屋大学(野依教授) ◆分子触媒 東京大学(相田教授) ◆ナノ材料 シンガポール大学 Chung教授 海外留学先: スウェーデン王立工科大 ◆半導体光学結晶 パトラス大(ギリシャ) ◆高分子計算科学 13 4.研究関連受賞 三 井 化 学 研 究 関 連 受 賞 【 触媒科学 】 【 情報電子 】 [99年] 日本表面科学会表面科学論文賞 日本化学会技術進歩賞 [00、01、02、03、04年] [01年] 日本エネルギー学会進歩賞技術部門 [02、04年] 触媒学会奨励賞 日本化学工業協会技術賞(総合賞) [02年] [02年] イタリア化学会JLPO Award [02年] 日本工業新聞 先端技術大賞優秀賞 [03年] 日本化学会技術賞 文部科学大臣賞科学技術功労者 (シニアリサーチフェロー 柏 典夫) 日本化学会学術賞 [03年] [04年] 【 事業所賞 】 日経新聞 優秀先端事業所賞 [02年] 日本真空協会真空技術賞 エレクトロニクス実装学会研究奨励賞 日本MRS学会奨励賞 応用物理学会論文奨励賞 エレクトロニクス実装学会ベストペーパー賞 [97年] [02年] [02年] [03年] [03年] 【 機能材料 】 日本ケイ素化学協会賞 [97年] 平成10年度日本雑草学会奨励賞 [98年] 千葉県化学技術功労賞 [01年] 日本植物細胞分子生物学会技術賞 [01年] 有機合成化学協会賞(技術的) [03、04年] 日本ゴム協会賞 [03年] 日本複合材料会技術賞 [03年] 成形加工学会 青木固賞 [03年] 全30件 14 4.研究関連受賞 平成15年度日本化学会 学術賞 「ポストメタロセン触媒の開発と新ポリマーへの展開」 触媒科学研究所 研究主幹 藤田照典 m 片末端二重結合オリゴマー ◆独自の設計思想により 世界最高の触媒活性を持つ オレフィン重合触媒(FI触媒)を開発 共重合 分岐ポリマー 改質剤, 相溶化剤 良成型性材料 変性 (例)片末端二重結合オリゴマーを 原料に新規な機能性ポリマーが 合成可能 末端官能基 オリゴマー 重合 極性モノマー 耐熱ワックス 帯電防止剤 平成12年度日本化学会技術進歩賞、平成13年度触媒学会奨励賞 極性基含有 ブロックポリマー 改質剤 相溶化剤 1 4.研究関連受賞 5年連続受賞 平成15年度日本化学会 技術進歩賞 「新規フッ素化剤2,2-ジルフルオロ-1,3-ジメチルイミダゾリジン(DFI)の開発」 触媒科学研究所 有機合成G 福村考記、林 秀俊 H 3C N N CH 3 F F DFI ◆工業的に安全で(フッ素ガス未使用)、熱的に安定かつ 広範な反応性を持つ、安価なフッ素化剤(DFI)を開発 ◆医農薬中間体、耐熱性樹脂原料合成用など用途開発中 F OH COOMe COOMe ● アルコールとの反応 R F F ● フェノールとの反応 HO NO2 O ● ケトンとの反応 NO2 F F F 臨床医薬原料 (ジフルオロシクロアルカン類) 製造を受託 16 4.研究関連受賞 平成16年度触媒学会 奨励賞 「高度な分子設計に基づくホスファゼン触媒の開発」 マテリアルサイエンス研究所 研究主幹 昇 忠仁 ◆「分子触媒」の概念に基づく、金属を 含まず、高い「反応性」と「選択性」を 両立したPZN触媒を開発 (例)高耐久性ウレタン樹脂原料である 高純度・高分子量ポリオール合成用 触媒として企業化 PZN(ホスファゼン)触媒 PZNポリオール生産1万トン体制確立 (三井武田ケミカル) 平成13年度日本化学会技術進歩賞、2002年度日本工業新聞 先端技術大賞優秀賞 17 4.研究関連受賞 2年連続受賞 第45回(2003年度)有機合成化学協会賞(技術的) 「デオキシヌクレオシドの新製法開発」 触媒科学研究所 小松弘典、及川利洋 生産技術研究所 石橋大樹 DNAを構成する4種のヌクレオシド ◆バイオ技術と有機合成技術を融合 した三井独自の「ハイブリッド法」を開発。 ヌクレオシド4種全ての製造が可能 O NH 2 N HO H 3C N N HO N O NH N O O HO HO デオキシ アデノシン(dA) チミジン(T) NH 2 O N N HO N O HO HO デオキシ シチジン(dC) N O O ◆サケ抽出法に比べ、高純度かつ スケールアップが容易でマーケットへ 迅速対応可能 NH N NH 2 HO デオキシ グアノシン(dG) (例)遺伝子診断(DNAチップ)、 遺伝子医薬(アンチセンス医薬)向け等 10トンスケールでサンプル製造中 18 「知の総合化」による「強い三井化学グループ」の実現 自動車、ヘルスケア 分野等の主要顧客 との初期段階からの 包括的共同研究 国内外の大学との ビジネス機会創出 を目指した共同研究 (技術フォーラム) 袖ヶ浦 三井リサーチ トライアングル ・共創の場 ・共体験の場 知の総合化 茂原 工場地区 生産技術研究 研究所横断的 ・テクノロジー プラットフォーム ・テーマ検討会 ・プロジェクト(SRU) 市原 触媒、先端材料 分野での シンポジウム開催 19 トピックス紹介 Ⅰ.機能性ポリマーズ Ⅱ.情報・電子材料 R R ①植物由来ポリマー/LACEA ⑧PDP用光学フィルター/フィルトップ (フィルムタイプ) R ②超高分子量PE/ミリオン インフレフィルム ⑨電磁波遮断・熱線反射フィルム/スマートシールド ③高耐熱・高ゴム弾性エラストマー R /三井EPT 新硬化システム ⑩LCD用高性能反射シート/ホワイトレフスター ④スポーツシューズ用ミッドソール/タフマー ⑪ウエハ研削保護テープ/薄研削対応イクロステープ R ⑫CCDプラスチックパッケージ/PLAPACS ⑤ポリオレフィン-金属用接着材/ユニストール R ⑥FPC用TPX 離型フィルム/オピュラン R R R ⑬両面銅箔付フレキシブルポリイミド基板/ネオフレックス R ⑦鉛フリーはんだ対応IT部品 R /高耐熱性アーレン Eシリーズ Ⅲ.ヘルスケア材料 ⑭PE製 形状保持樹脂線材/テクノロート R R ⑮感染防止衣用通気シート/SYNTEX SFS R 「守ろう化石資源・防ごう地球温暖化」 植物由来ポリマー “LACEA®” “LACEA”の高機能化 “LACEA”のコンセプト 「植物度*」の考え方の導入 −市場ニーズ− 耐熱性、耐衝撃性向上 <植物由来ポリマーの環境負荷低減への寄与> ◇再生可能資源→化石資源の節約 ◇カーボンニュートラル →CO2の増加抑制による地球温暖化防止 (自動車・家電等、耐久材用途) 「生分解性」から「植物由来」へ! 高い植物度*で、如何に機能を付与するか? 市場予測 ポリ乳酸 国内市場 差別化技術 共重合技術 (分子設計) 数量 [千㌧] 60 50 40 30 20 10 0 が転機 アロイ化 技術 (相容化剤の開発) 02 03 04 05 06 成形加工 技術 (金型結晶、射出発泡) 07 年度 *植物由来材料の含有量 ① 第13回プラスチック成形加工学会「青木固」技術賞受賞(‘03年) ミリオン®インフレフィルム成形技術 ミリオン=超高分子量ポリエチレンの 世界初 「無溶媒薄膜押出技術」開発 高強度フィルム・摺動テープ ☆高速成形 ☆薄膜 ☆最高の耐磨耗性 ☆鋼鉄を凌ぐ強度 ☆自己潤滑性 フラットヤーン エアー バブル 直径1m ☆高強度 エアー 防刃安全具・衣料素材 原料超高分子量PE 延伸繊維化 押出溶融 不織布化 ② 超高速架橋可能な高性能ゴム材料を目指して EPDMの新架橋システム’’ヒドロシリコーン架橋’’の開発 ヒドロシリコーン架橋システム R 三井EPT Vシリーズ (特殊EPDM) ヒドロシリコーン架橋 ヒドロシリル化反応:反応速度速い <生産性向上> ヒドロシリコ-ン架橋できるEPDMを開発 Si O Si シロキサン結合力 106kcal/mol <架橋構造が強い> 従来架橋システム イオウ架橋 EPDM ラジカル反応:反応速度遅い ヒドロシリコ-ン架橋できない 主な特徴 生産性向上 用途例 生産速度 従来の10倍以上 新規 販売計画 長寿命OA用ロ-ル 2000 劣 優 イオウ結合 51kcal/mol Sx 従来 0 性能向上 2 4 6 8 架橋時間, 分 10 12 耐熱寿命 従来の3倍以上 長寿命ラジエタ-ホ-ス 販売量、トン 1500 1000 500 新規 劣 従来 0 0 優 20 40 60 80 伸び保持率, % (150℃×72h) 100 04 05 06 07 年度 08 09 ③ TAFMERTM タフマーRによるスポーツシューズの高機能化 スポーツシューズ生産量 10 ミッドソール材質 EVA →タフマーR [億足] 9 市場成長率 3% 8 7 6 5 2002 2003 2004 2005 2006 2007 年度 スポーツシューズは世界で約7億足の市場であり、 生活水準向上に伴い年率3%で成長 2008 タフマーRを用いることで従来のEVA比べ30%の軽量化を 行いながら、反発性が30%向上し、ゴム弾性が30%向上する 市場の高性能化、差別化ニーズと合致 スポーツシューズ 主要生産地域 シューズの輸出 シューズの輸出 タフマー R 新プラント (10万t) スポーツシューズは東・東南アジアで世界の約80%を生産 (中国、ベトナム、韓国、台湾、タイ、インドネシアなど) 生産域内(シンガポール)に最新鋭のタフマーR新プラントを稼動 (‘03/4~)、高効率の生産・物流体制構築し、市場展開中 ④ 超低温ヒートシール性を実現した ® ® ポリオレフィン‐金属用New Type接着剤『ユニストール 』 用途例と開発コンセプト PTP包装用途(イメージ) ★透明性 はっきりと見やすい印刷文字 ①メタロセン触媒&ポリオレフィン重合技術を駆使 して合成した特殊ポリオレフィンを使用 ②環境負荷を抑えて非トルエン系溶剤を用いた 溶液タイプの接着剤 ③超低温ヒートシールが可能で、生産ライン高速化 (20~30%アップ)に寄与 ★超低温接着性 ラインの高速化と省エネ化 ポリプロピレン系PTP包装用ヒートシール剤市場の伸び <日本市場> 市 場 の 伸 び ★安全性 食品包装容器への展開 New Type ユニストール 200 150 ( イージーピール用途(イメージ) ) 03 相 対 比 100 * PTP : Press through package の略 50 0 '03 '04 '05 '06 '07 ⑤ FPC製造の頼もしい味方-TPX 離型フィルム(オピュラン )R R (フレキシブルプリント基板) FPC ①耐熱性、離型性 融点は235℃で上市ポリオレフィン中最高 表面張力24mN/mでフッ素樹脂並の離型性 ②対競合品(フッ素樹脂) a.低価格(1/2) b.低廃棄コスト(一般焼却可能) R 『TPX フィルムのシェア=70%(03年度)』 FPC製造工程で使用 TPXフィルム ポリイミド (保護フィルム) 銅板 ポリイミド (基材フィルム) 耐熱性必要 エポキシ樹脂 (接着剤) 加熱 プレス 接着剤熱硬化 TPXフィルムの機能は、 接着剤はみ出し防止 冷却後、離型(剥離) ⑥ R アーレン EシリーズによるIT部品市場での拡販を加速 アーレン R Eシリーズ(新)の特長 ①『鉛フリーはんだ』に対応する高い耐熱性(リフロー工程) ①『鉛フリーはんだ』に対応する高い耐熱性(リフロー工程) ・特殊耐熱ポリアミドの開発(分子構造の変更) ・特殊耐熱ポリアミドの開発(分子構造の変更) ・難燃剤微分散技術の開発 ・難燃剤微分散技術の開発 ②多様な品揃え(下記) ②多様な品揃え(下記) E430NS:薄肉部品用 ・特長:高耐熱性、高流動性 ・用途例:各種コネクター、 CPUカバー など E430N:嵌合コネクター用 ・特長:高耐熱性、DSM社PA46並みの高靱性を確保 →『鉛フリーはんだ』に対応できないPA46を代替可能 ・用途例:BtoBコネクター、WtoBコネクター、 ジャック など 携帯電話用 スプリングコネクター Socket 478用 E440N:可動部品用 ・特長:高耐熱性、PPS並みの高剛性を確保、 PPSの問題 “バリ”が少ない →『鉛フリーはんだ』に対応困難なPPSを代替可能 ・用途例:FPCコネクターのアクチュエーターなど バッテリーコネクター ⑦ PDP用光学フィルター フィルトップ R 軽く薄いフィルターで電磁波と赤外線を遮断し、画質も向上 電磁波 赤外線 遮断 フィルムタイプで より軽く、薄く! 薄 膜 赤がより 鮮やかに! ●従来のガラス基板タイプに加えて、フィルムタイプをラインアップ。 ●高度な薄膜(スパッタ)技術と色素の技術を駆使した製品 ●欧州(ドイツ)生産拠点の展開(04年)。中国、米国も計画中。 -マーケットの急速な拡大とシェアの推移- 2004年 280万枚(予想) 2003年 150万枚 2002年 70万枚 その他 その他 9% B社 15% A社 38% B社 三井化学 38% その他 15% 10% B社 8% 9% 三井化学 40% 三井化学 A社 39% 42% A社 37% ⑧ 情報セキュリティを守り、省エネにも貢献する高透明フィルム 『スマートシールド』 <電磁波遮蔽>機能 + <熱線反射>機能 + <透明>フィルム 『スマートシールド』フィルム ○[主な用途] インテリジェントビル、オフィスビル ○[特徴]◎ 「透明・フィルム」で高いシールド性能 ◎ 「シールド性能」と「明るさ」で豊富な商品群を構成 <社会動向> ○ 無線LAN通信の普及による高度情報化 ⇒ 情報セキュリティ対策の要求 ⇒ 無線周波数の有効利用の要求 ○ 大規模サーバ・ネットワークへの情報集積 ⇒ 外来電磁波起因の誤動作防止 隣接オフィス トラック無線など からの混信 無線LANからの 電磁波漏れ 意図的な妨害 IT機器からの 電磁波漏れ 75億円 <三井化学の技術> ○ 光学設計・評価技術 <市場規模予測> 電磁波/熱線遮蔽機能 付与の窓面積から推定 46億円 市場規模 ○ 導電性設計技術 ○ 光学薄膜製造技術 17億円 8億円 04年度 05年度 06年度 07年度 ⑨ LCD用高反射シート ホワイトレフスター® 液晶画面(LCD)がより明るく,長持ちします! 液晶画面(LCD)がより明るく,長持ちします! 液晶テレビで使用中! (国内2社,海外2社 ) 液 晶 テ レ ビ ホワイトレフスター ★画面輝度を向上(5%以上) ★画面輝度を向上(5%以上) ・業界トップクラスの高反射率 ・業界トップクラスの高反射率 98%を達成 98%を達成 ★8万時間以上の長寿命を達成 ★8万時間以上の長寿命を達成 ・ポリプロピレン樹脂ベース ・ポリプロピレン樹脂ベース なので黄変しない なので黄変しない (PET系材料は黄変しやすい) (PET系材料は黄変しやすい) ★用途(市場=約100億円@07年) 液晶画面 ランプ 各種光学シート ・液晶テレビ ・パソコン用モニター ・ノートパソコン用モニター ⑩ 世界の半導体メーカーと薄さの極限へ「ウエハ研削保護テープ」 ウエハ薄研削対応イクロステープ R 薄研削対応テープ フィルム機能設計技術 フィルムラミネート技術 粘着剤機能設計、合成技術 現行イクロステープ 特殊硬質フィルム (反り低減) 新規開発クッション層 基材フィルム 粘着剤 (割れ防止:研削時) ウエハ 725μm厚を 新規開発粘着剤 50μm(世界最薄)まで 研削可能へ (破損防止:剥離時) 使用方法 回路形成面 725μm 研削機 裏面 50μm 回路形成 イクロステープ貼付 ウエハ研削 テープ剥離 ⑪ 世界最薄の高信頼性中空プラスチックパッケージ “ PLAPACS ® ’’ 350 用途:CCD注1)用プラスチックパッケージ 注1) CCD :Charge Coupled Devices 注2) 画素数:2メガピクセル以上 生産数量(100万個) ハイエンド注2)向け市場シェア:約70% 300 250 携帯 他 監視カメラ PCカメラ ビデオ デジカメ 200 150 100 50 拡大する携帯電話市場に展開 0 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 CCD素子マーケットの動向 薄型デジタルカメラ、携帯電話用に 更なる薄型パッケージを開発 (厚さ1mm) ⑫ -ポリイミドフレキシブル基材ー 耐熱NEOFLEX® 作業温度(℃) 従来NEOFLEX ~100 200 300 400 部品実装方式 金-金接合 樹脂接合 従来はんだ 鉛フリーはんだ 部品リペアー作業 銅箔 超耐熱 ポリイミド樹脂 ポリイミド樹脂 銅箔 従来NEOFLEX 耐熱温度:230℃ 耐熱NEOFLEX 鉛フリーはんだ化(高温化)→高耐熱化 ◆市場動向 両面フレキ市場 200億円 6000 用途 携帯電話 耐熱温度:360℃ 世界最高 耐熱性能 200 5000 数量(千m2/年) 耐熱NEOFLEX デジカメ,ビデオ等 車載 4000 1000 910 3000 760 2000 560 1000 0 330 620 1280 2002 2003 3900 2990 1940 携帯電話用途拡大 2004 両面フレキの市場動向 2005 2006 ⑬ 形を自在に変えられる - 樹脂で作った針金 ー マスク用途 テクノロート ® 1.簡単に曲げたり、ひねったりできます 鼻の形にフィット ・針金と同じように、細工した形状をそのまま保持します ・マスクの肌へのフィット感があります ビニタイ用途 (食品包装の例) 捻って結束 2.安全で、かつ環境対応型の製品 ・針金に比べて手を傷つける心配が少なく安全です ・食品を袋詰したあと、針金の代わりに使用することで 金属探知機を使って食品の安全確認ができます ・焼却後に灰が殆ど残らないので 人形 毛髪用途 自在の髪型 ・カール ・ツィスト ・ストレート 使用後の焼却が義務付けられた医療分野で最適です 3.マスクやビニタイ用途に加え、 バービー人形に採用 髪型を自由に変えられるバービーが米国で新発売 ⑭ 感染防止衣用通気シート SYNTEX® SFS ※SFS: 不織布/微孔フィルム/不織布 レスキュー隊員への感染を防止します ○血液・ウィルスのバリア性試験に合格 平均0.1μmの微孔が血液・ウィルスをシャットアウト ○汗を発散し、蒸れない作業服 水蒸気の透過性があり、作業中でも蒸れることがない ○強度と風合いを兼ね備えた3層構造 (SFS) 3層構造により、強度と肌触りの良さを発現 湿気 血液 ウイルス PP不織布 PP微孔フィルム 東京消防庁他に採用 PP不織布 ⑮
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