RS-0H(販売終了製品)

安全頁必読
取扱説明書
RS750H
RS750H
当製品を安全に,
また正しくお使いいただくために必ず本
取扱説明書をお読みください。誤った使いかたをすると,
事故を引き起こす恐れがあります。
お読みになった後も必ず製品に近接して保存してください。
0701-0292 岡山市南区中畦684
0142134
- 000
はじめに
このたびはコバシアゼローターをお買いあげいただきましてありがとうございました。
この取扱説明書は、アゼローターの性能を十分に発揮させ、より安全で快適な農作業をしていただくた
めにも、ご使用前によくお読みいただき、正しい取扱いをしてくださるようお願いいたします。
又、アゼローターを他の人に貸出しされる場合には、この取扱説明書も併せて貸出していただき、正しい
取扱いをしていただくようにご指導をお願いいたします。
なお、本製品については、不断の研究成果を新しい技術としてただちに製品に取り入れておりますので、
お手元の製品と本書の内容が一致しない場合もありますが、あらかじめご了承ください。
安全作業のポイント
◎安全な作業をしていただくためには、まず機械の使い方を十分理解し、正しい取扱いを
することが基本となります。
◎この取扱説明書では、特に、重要と考えられる取扱い上の注意事項について、次のよう
に表示しています。
必ずお読みいただいて事故のない安全な作業をしてください。
危険…その警告文に従わなかった場合、死亡または重傷を負うことになるものを
示します。
警告…その警告文に従わなかった場合、死亡または重傷を負う危険性があるもの
を示します。
注意…その警告文に従わなかった場合、ケガを負う恐れがあるものを示します。
取扱い上の注意…その警告文に従わなかった場合、機械の損傷を起こす恐れの
ある操作を示します。
コバシアゼローターの使用目的・使用範囲
このコバシアゼローターは水田の畦塗用作業機です。
使用目的以外の作業や改造などは、決して行なわないでください。
目 次
安全に作業するために ……………………1
マルチコントローラトラブルシューティング ……30
1 はじめに …………………………………1
作業前の点検 …………………………………31
2 作業の前に ………………………………1
1 各部のボルト・ナットのゆるみ ………31
1.
3 トラクタへの着脱 ………………………1
2 ジョイントへのグリスアップ …………31
2.
4 防護カバー類の取付け …………………2
3 ギヤーケースのオイル量 ………………32
3.
5 装着時の前後バランスの確認 …………2
4 チェンケースのオイル量 ………………32
4.
6 トラックへの積み・降ろし ……………2
5 空転、暖機運転 …………………………32
5.
7 一般走行 …………………………………2
圃場の準備 ……………………………………33
8 圃場への出入り …………………………3
1 圃場条件 …………………………………33
1.
9 作業をしている時 ………………………3
2 作業時の圃場水分 ………………………33
2.
10 作業中の点検 ……………………………4
移動、圃場への出入り ………………………34
11 トラクタを止めるとき …………………4
前進作業と後進(リバース)作業の切り換え動作 …35
12 その他 ……………………………………4
前進作業及び後進(リバース)作業のセットの仕方 …36
1 トラクタに装着した後、前進作業状態にする場合 …36
2.
安全ラベルの取扱い …………………5∼7
2 前進作業状態から後進(リバース)作業状態にする場合 …36
3.
サービスと保証について ………………………8
3 後進(リバース)作業状態から前進作業状態にする場合 …36
4.
……………………………………9
上手な作業の仕方 ……………………………37
アゼローターの開梱 …………………………10
1 作業前の各部の調整 ……………………37
1.
トラクタへの装着〔日農工特殊4P〕…………10
2 作業の仕方 ………………………………41
2.
1 トラクタへの装着 ………………………10
1.
作業後の手入れ ………………………………41
2 トラクタからの取外し …………………12
2.
耕うん爪の交換 ………………………………42
トラクタへの装着〔標準3P直装〕……………13
1 耕うん爪の種類と本数 …………………42
1.
1 トラクタへの装着 ………………………13
1.
2 耕うん爪の取付方法 ……………………42
2.
2 トラクタからの取外し …………………14
2.
保守・点検 ……………………………………42
トラクタへの装着〔日農工標準3P〕…………14
保管・格納 ……………………………………45
1 装着前の準備 ……………………………14
1.
トラクタ別装着表 ………………………46∼51
2 トラクタへの装着 ………………………16
2.
点検整備一覧表 ………………………………52
3 装着後のトラクタとの調整 ……………18
3.
異常診断一覧表 ………………………………53
4 トラクタからの取外し …………………19
4.
消耗部品 ………………………………………54
5 重量バランスの調整 ……………………20
5.
用語解説 ………………………………………55
トラクタの電源接続と配線 …………………21
主要諸元 …………………………………56∼57
制御ボックスの取付け及び接続 ……………22
装着装置の種類 ………………………………58
1 制御ボックスの取付け …………………22
1.
オプション部品について ……………………59
各部の名称
2 電源コードの接続 ………………………22
2.
スイッチボックスの操作及び注意事項 ……28
1 操作と取り扱いの注意 …………………28
1.
2 格納 ………………………………………29
2.
3
安全頁
安全に作業するために
安全に作業していただくために次のことを守ってください。
もし怠ると…傷害事故又は人身事故を引き起こすことがあります。
1 はじめに
1-1 取扱説明書をよく読み、機械の使い方をよく
1-6 次のような状態では運転しないでください。
覚えてからご使用ください。
① 飲酒運転
トラクタの取扱説明書もあわせてよくお読み
② いねむり運転
ください。
③ 病気や薬物の作用で正常な運転ができな
機械の操作を知らずに使用するとたいへん危
いとき
険です。
④ 若年者
1-2 取扱説明書は、いつでも読めるように、機械
⑤ 妊娠中の方
機械の操作に十分熟練し、必要な運転免許証
と一緒に大切に保管してください。
1-3 機械を他人に貸出しさ
を携帯し、心
れる場合は、取扱説明
身ともに健康
書も併せて貸出してい
な状態で運転
ただき、正しい取扱い
してください。
1-7 共同作業者がある場合は、動作ごとに合図を
をしていただくように、
徹底しましょう。
指導してください。
1-4 適応トラクタ以外への装着の禁止
1-8 使用目的以外の作業や、機械の改造は事故の
主要諸元表に適応トラクタ馬力を表示してい
発生、又は、機械の故障の原因となりますの
ますので熟読の上、適応馬力内のトラクタに
で、決してしないでください。
装着してください。特にトラクタ馬力が小さ
2 作業の前に
い場合はトラク
2-1 機械の点検を
タとの重量バラ
ンスが悪くなり
各部のボルト、ナットなどのゆるみや、ピン
事故の原因とな
の脱落がないか確認してください。作業中に
ります。
ボルト、ナット、ピンなどが外れますと、作
1-5 服装には注意を払いましょう
業機やトラクタ
作業中の服装は、ヘルメット、丈夫な手袋、
の破損の原因及
すべらない靴、キチンとした作業服を着用し
び事故の原因と
てください。だぶついたズボンや上着など、
なります。
回転部分に巻き込まれやすい服装は、たいへ
3 トラクタへの着脱
ん危険です。ボタンもキチンととめましょう。
3-1 作業機の着脱及び調整は、平坦で十分な広さ
があり地盤のしっかりした場所で行いましょ
う。特に夜間の作業機の着脱は、安全で適切
な照明を用いる等、安全に留意して行ってく
ださい。
1
3-2 トラクタを移動して作業機を装着する場合に
又、アタッチメント等を取付けて使用される
は、トラクタと作業機の間に人が入らないよ
場合もバランスの確認を行い、フロントウエ
うに注意してください。
イトを取付けてください。
3-3 トラクタと作業機の着脱に際しては、いつで
5-2 作業機に他のアタッチメントを取付ける場合
も逃げられる安全な態勢で操作し、このとき
は、事前に必ずアタッチメントの取扱説明書
トラクタは必ずブレーキで止めておいてくだ
を良く読んでください。
さい。
6 トラックへの積み・降ろし
3-4 二人以上で着脱を行う場合は、互いに合図し
6-1 積み・降ろしの場所は平坦で安全なところを
あいましょう。
3-5 ジョイントのノッ
選びましょう。
6-2 すべり止めをした丈夫なアユミ板を確実に固
クピンが確実に
PTO軸溝に、又、
定してください。傾斜角度、平行度を確認し
作業機入力軸溝に
てください。
6-3 トラックは移動しないようにしっかりと車の
はまったか確認し
サイドブレーキをかけてください。
てください。
6-4 トラクタの左右のブレーキペダルを連結し、
3-6 取付各部のトメピンが全て確実に装着されて
脱輪しないように注意してください。又、途
中でクラッチを切ったり、変速を中立にしな
いるか確認してください。
いでください。低速で積み・降ろしをしてく
ださい。
6-5 作業機を装着しての積み・降ろしはトラクタ
の重量バランスが
変わります。泥の
付着等もあり、十
4 防護カバー類の取付け
分注意して行って
4-1 ジョイントをはじめ、作業機のセフティカバ
ください。
6-6 折りたためる作業機は折りたたみ、エクステ
ー防護カバー類は必ず取付けてください。
ンションエプロンもたたみ、トラックの荷台
5 装着時の前後バランスの確認
よりはみ出さないように注意し、強度が十分
5-1 作業機とトラクタとのバランスの確認
あるロープで確実に固定してください。
作業機を装着すると機体の長さや幅が大きく
7 一般走行
なり、重量バランスが変わります。確認の上
7-1 トラクタは作業機を装着して公道を走行でき
トラクタの前輪に20%以上のウエイトがかか
るように、フロントウエイトを取付けてくだ
ません。
さい。なお、作業機に泥が付着して、重たく
(道路運送車両の保安基準)
なる場合もありますので注意してください。
作業機を装着して走行すると、他の車や電柱
2
安全頁
安全作業をもし怠ると傷害事故又は人身事故を引き起こすことがあります
安全頁
安全作業をもし怠ると傷害事故又は人身事故を引き起こすことがあります
などに引っかけて事故の原因になります。
7-2 トラクタ・作業機には運転者以外の人を乗せ
7-10 坂道では、クラッチを切ったり、変速を中
ないでください。
立にしないでください。
7-11 坂道では、スピードを落とし、低速で走行
してください。
7-12 坂道では、エンジンブレーキを使用し、急
ブレーキをかけないでください。
8 圃場への出入り
7-3 左右のブレーキペダルを連結して走行してく
8-1 圃場に入るときは、必ず前進で速度を下げて、
ださい。
うねや段差に対して直角に進んでください。
8-2 圃場から出るときは、傾斜しているうねはバ
ックで上るか、又は丈夫なアユミ板を使用し
てください。
7-4 作業機の回転を止めて走行してください。
7-5 作業機の落下防止装置を必ず使用して走行し
てください。
7-6 必要以上の高速運転、急発進、急ブレーキ、
8-3 うねや段差に対して斜め方向に進むと、横滑
急旋回をしないでください。
7-7 旋回するときは、作業機に人や物が接触しな
りや転倒する危険があります。作業機を低く
いように注意してください。
して重心を下げ、直角に進めてください。
9 作業をしているとき
9-1 いねむり運転、わき見運転をしないようにあ
らかじめ体調を整えてください。
7-8 作業機は左右がトラクタの機体幅より広いた
9-2 回転部分等、動く所には触れないでください。
9-3 作業中は、まわりに人を近寄らせないでくだ
め、走行時は十分注意してください。移動時
さい。特に子供には十分注意してください。
は作業機の折りたためる箇所は折りたたみ走
補助作業者がある場合は、動作ごとに合図を
行してください。又、スタンドがついている
かわしてください。
場合も必ず外してください。
7-9 路肩に草が茂っている所を走行するときは特
に路肩の強度に気を付けてください。
3
9-4 運転者が運転位置をはなれて作業機を調整す
10-3 ラジエーター、マフラーは高温になります
る場合、又、爪軸等への草やワラのからみ付
ので、ヤケドに注意してください。
10-4 点検整備に必要な工具類は、適切な管理を
きを取りのぞく場合等は、必ずトラクタの駐
車ブレーキをかけ、又、エンジンを停止し、
行い、正しい使用をしてください。
かつ、PTO軸への
動力の伝導が絶た
11 トラクタを止めるとき
れていることを確
11-1 平らな場所に止めてから、作業機を降ろし
認した上で行って
てエンジンを止め、駐車ブレーキをかけて
ください。
ください。
9-5 作業機の下にもぐ
11-2 傾斜地に止める場合は、タイヤに必ず車止
ったり、足をふみ
めをしてください。
こんだりしないで
ください。
9-6 作業機のカバーは、土礫が飛散しないように
調節してください。
12 その他
13-1 作業機指定のPTO回転速度を守ってください。
低速回転用の作業機を高速回転で使用する
9-7 ぬかるみにはまっても作業機は絶対に外さな
と作業機が異常作動し危険です。
13-2 トラクタのエンジン始動時は、作業機が下
いで、他の車に引き上げてもらってください。
牽引点は低くしてください。
がっていることを確認してください。
作業機が不意に下がることもあり危険です。
10 作業中の点検
10-1 作業機の点検を行うときは、トラクタの駐
車ブレーキをかけ、又、エンジンを停止し、
かつ、PTO軸への動力の伝導が絶たれてい
ることを確認した上で行ってください。又、
油圧ロックも必ず行ってください。
10-2 点検のために外した防護
カバーは、必ず元の
通りに取付けて
ください。
4
安全頁
安全作業をもし怠ると傷害事故又は人身事故を引き起こすことがあります
安全頁
安全ラベルの取扱い
1
いつも汚れや泥をとり警告がハッキリと見えるようにしてください。
2
安全ラベルが損傷したり破損した時は、新しいものと交換してください。
3
安全ラベルを貼ってある部品を交換した時は、必ず新しい部品に、取外した部品と同
じ場所に安全ラベルを貼ってください。
コバシアゼローターには、次の安全ラベルが貼ってあります。よくお読みになって、理解
した上で作業してください。
5
安全頁
6
安全頁
7
サービスと保証について
1
保証書について
コバシアゼローターには保証書が添付してあります。保証書はお客様が保証修理を受けられる際に必要
となるものです。保証内容は保証書をご覧ください。お読みになった後は大切に保管してください。
2
アフターサービスについて
機械の調子が悪いときに点検、処置してもなお不具合があるときは、下記の点を明確にして、お買い
上げ頂いた販売店、農協、弊社営業所までご連絡ください。
その際
●機械の型式名と製造機械番号
●ご使用状況(作業速度、回転速度はいくらで、どんな作業をしていたときに)
●どのくらい使用されましたか(約○○アール・約○○時間使用後)
●不具合が発生したときの状況を、できるだけ詳しくお教えください。
製造機械番号
補修用部品の供給年限について
この製品の補修用部品の供給年限(期間)は、製造打切り後9年といたし
ます。
但し、供給年限内であっても、特殊部品につきましては、納期等につい
てご相談させていただく場合もあります。
補修用部品の供給は、原則的には、上記の供給年限で終了いたしますが、
供給年限経過後であっても、部品供給のご要請があった場合には、納期
及び価格についてご相談させていただきます。
純正部品を使いましょう
補修用部品は、安心してご使用いただける純正部品をお買求めください。
市販類似品をお使いになりますと、機械の不調や、機械の寿命を短くす
る原因になります。
8
各部の名称
フック
(前進作業用)
電動シリンダー
フック
(後進作業用)
センカイプレート
チェンケース
EXローラA
EXローラ
ドラム
ギヤーケース
スタンドR
スタンドL
サイドカバーR
スイングアーム
EXサイドカバー
マーカー
(前進作業)
コールタ
ドラムカバー
スライドカバー
ガススプリング
ナタツメ
マーカー
(前進作業)
ハイドツメ
9
シールドカバー
アゼローターの開梱
1. 開 梱
標準装備品
アゼローターは、鉄枠梱包されていますの
部 品 名
で開梱してください。
数量
型 式
RS750HT-4S
オートヒッチアーム
1
ジョイント(TC71M)
1
RS750HT-4S
ジョイント(TC69)
1
RS750HT-3S
ジョイント(SC68)
1
RS750H-1S
スタンド R・L
RS750HT-3S
各1
制御ボックス
1
束線バンド
8
バッテリハーネス ASSY
1
取扱説明書
1
トラクタへの装着〔日農工特殊 4P〕
2.ロックレバーを装着位置に
アゼローターはお持ちの純正ロータリと同様の手
順でトラクタへの装着が可能です。純正ロータリ
オートヒッチのロックレバーを手前に引き、
の取扱説明書をご確認ください。
ヒッチピンのフックを閉じた状態にしてく
ださい。
1
トラクタへの装着
4P 仕様の場合は、装着前にアゼローターの
入力軸とジョイント結合部に十分グリスを
注意
塗布してください。
1. 平坦で十分な広さがあり地盤のしっかり
した場所で行ってください。
2. 夜間の場合は適切な照明を用いてくださ
い。
3. トラクタとアゼローターの間には人が入
らないよう注意してください。
4. 二人作業の場合は互いに合図しあって作
業してください。
グリス塗布
1.トラクタの準備
1.オートヒッチの取付け
ロアーリンク、リフトロッドは純正ロータ
リと同じ取付位置で装着できますので、ロー
タリを外し、そのままアゼローターの着脱
ができます。
10
3.アゼローターの準備
注意
アゼローターを移動時の位置にしてくださ
い。次にアゼローターの脱着を容易にする
作業が終わってアゼローターを取外すまで
ため、スタンド(R,L)を取付けてください。
は、レバーには絶対に手を触れないでくだ
さい。ロックが解除しアゼローターが外れ
ます。
5.作業姿勢の調整
アゼローターが地面に対して水平になる様
に、ターンバックルで作業姿勢を調整して
ください。
スタンドR
ターンバックル
スタンドL
4.装着
オートヒッチのトップリンクホルダ部とア
ゼローターのマスト先端を合わせ、ゆっく
りバックし、ポジションコントロールレバー
を「上げ」位置にして、アゼローターのマ
スト先端をすくい上げます。
取扱上の注意
①中心を合わせバックします。
②リフトアップしてマストをすくい上げます。
オートヒッチ
1. 最初の装着時には、油圧をゆっくりあげな
マスト
がら、トラクタとアゼローターが干渉しな
いか確認してください。特に、キャビン付
きトラクタの場合には、背面のガラスを割
らないように注意してください。
2. トラクタによっては、スイッチひとつで自
動で最上部まで上昇する機構があります
が、必ず手動で干渉の有無を確認してから
使用してください。又、アゼローターが勢
いよく上がるため 10cm 以上の余裕を持っ
て上げ規制をしてください。
③ロックレバーを確実にロックします。ロッ
3. トップリンクやロアーリンクの取付穴位
クレバーは装着されると前後に動き、自
置、及びリフトロッドやトップリンクの長
動的にロック状態になります。アゼロー
さを変えた場合にも干渉の有無を確認し
ターのヒッチピン(左右)にフックが確実
てください。
にかかっていることを確認してください。
4. 左右の水平調節についても注意してくだ
さい。
フック
11
2
トラクタからの取外し
5.作業機を下げる
ポジションコントロールレバーを「下げる」
注意
にして、アゼローターを下げるとロアーフッ
ク部は外れます。次にポジションコントロー
アゼローターを外す場合は平坦で十分な広
ルレバーを下げながらトラクタをゆっくり
さがあり地盤のしっかりした場所で行って
前進させるとアゼローターは外れます。
ください。
※ 外れない場合は、場所が平坦でないとか、
トラクタがまっすぐ前進していないなどの
1.アゼローターの取外し準備
原因がありますので、再度、動作をやり直
アゼローターを移動時の状態にしてくださ
してください。
い。
2.スタンドの取付け
トラクタから取外す前に、アゼローターに
スタンド(R,L)を取付けてください。
スタンドR
スタンドL
3.ジョイントの取外し(オートヒッチのみの
場合)
4.ロックの解除
アゼローターを持ち上げ、ロックレバーを
後方へ押し倒します。
12
トラクタへの装着〔標準 3P 直装〕
1
トラクタへの装着
危険
セフティカバーを取外して使用すると、死
注意
傷することがありますので、必ず取付けた
1. 平坦で十分な広さがあり地盤のしっかり
ままで使用してください。
した場所で行ってください。
2. 夜間の場合は適切な照明を用いてください。
4.作業姿勢の調整
3. トラクタとアゼローターの間には人が入
トップリンクの伸縮により、作業姿勢を調
らないよう注意してください。
整してください。基本的にはフレームが地
4. 二人作業の場合は互いに合図しあい注意
面に対して水平となる位置です。
して作業してください。
注意
1.トラクタの準備
1. 最初の装着時には、油圧をゆっくりあげな
トラクタに装着されているロータリを取外
がら、トラクタとアゼローターが干渉しな
してください。標準 3 点リンク用の長いトッ
いか確認してください。特に、キャビン付
プリンクを準備します。
( トラクタの取扱説
きトラクタの場合には、背面のガラスを割
明書をご確認ください。)
らないように注意してください。
2. トラクタによっては、スイッチひとつで自
2.アゼローターの準備
動で最上部まで上昇する機構があります
アゼローターを移動時の位置にしてくださ
が、必ず手動で干渉の有無を確認してから
い。次にアゼローターの脱着を容易にする
使用してください。又、アゼローターが勢
ため、スタンド(R,L)を取付けてください。
いよく上がるため 10cm 以上の余裕を持っ
て上げ規制をしてください。
3. トップリンクやロアーリンクの取付穴位
置、及びリフトロッドやトップリンクの長
さを変えた場合にも干渉の有無を確認し
てください。
4. 左右の水平調節についても注意してくだ
さい。
スタンドR
スタンドL
3.装着
トラクタにより、装着順が異なります。お
手持ちのトラクタ及び純正ロータリーの取
扱説明書に従って装着してください。
①ロアーリンクを取付けてください。
②トップリンクを取付けてください。
③ジョイントを取付けてください。
(付属)
13
2
トラクタからの取外し
2.スタンドの取付け
トラクタから取外す前に、アゼローターに
スタンド(R,L)を取付けてください。
注意
アゼローターを外す場合は平坦で十分な広
さがあり地盤のしっかりした場所で行って
ください。
1.アゼローターの取外し準備
アゼローターを移動時の状態にしてください。
スタンドR
スタンドL
3.ジョイントを取外してください。
4.トップリンクを取外してください。
5.ロアーリンクを取外してください。
トラクタへの装着〔日農工標準オートヒッチ〕S ヒッチ(0・1 形)
1
装着前の準備
1.トラクタの準備
アゼローターの装着方法は標準3点リンク
式のヒッチです。もし、トラクタに特殊3
点リンク式のロータリーを装着されている
場合は、トップリンクを標準3点リンク用
の長いトップリンクと付け替えてください。
3点リンクと取付け位置は、本書のトラク
タ別装着表 45 頁〜 50 頁を参照の上、トッ
プリンク長さやリフトロッド位置を確認、
取付けてください。
14
2.オートヒッチの準備
トップリンク
4セットで使用する場合は、オートヒッチ
アームにジョイントをセットするサポート
プレート、及び、ボルトが確実に取付けて
あることを確認してください。
3セットの場合はサポートプレート、ボル
トがないことを確認してください。
オートヒッチアーム
トップリンクピンはトラクタの付属品を
使用してください。
③左右のロアーリンクにオートヒッチのロ
アーリンクピンを取り付けてください。
サポートプレート
トラクタの3点リンク規格により、内側
ボルト
セットと外側セットがありますので規格
に合わせてセットしてください。
3.オートヒッチの取付け
警告
JIS O
…内側セット
JIS I
…外側セット
ロアーリンクピン
(0形)
トラクタの駐車ブレーキをかけ、又エンジ
ンを停止し、PTO 軸への動力が切れてい
ることを確認してから作業してください。
①トラクタのポジションコントロールレ
バーを下げ、ロアーリンクをいっぱいま
で下げます。トラクタの PTO 軸にジョ
イントの広角側を取付け、アゼローター
入力軸側は地面に置いてください。
②オートヒッチを、トラクターのトップリ
ロアーリンクピン
(1形)
ンクに取り付けます。
④トラクタの PTO 軸にジョイントの広角
側を取付けます。
15
2
トラクタへの装着
⑤ジョイントのラベル面を上にし、手で
ジョイントを折り曲げ、軸の細い部分か
らサポートプレートの長穴にセットして
注意
ください。
(4 セットのみ)
1. 平坦で十分な広さがあり地盤のしっかり
した場所で行ってください。
2. 夜間の場合は適切な照明を用いてください。
3. トラクタとアゼローターの間には人が入
らないよう注意してください。
4. 二人作業の場合は互いに合図しあって作
業してください。
1.アゼローターの準備
スタンド(R,L)を取付けてください。
⑥ジョイントセフティカバーのチェンを固
定し、回り止めをしてください。
スタンドR
スタンドL
2.オートヒッチフックのロック解除
装着前に、フックバネを起こしてロックを
解除し、レバーを真上に引き上げレバーの
凸部をレバーガイドに引っ掛けて、フック
を開いておきます。
⑦チェックチェンを張ってオートヒッチを
トラクタの中心に合わせてください。ま
た、ロアーリンクの左右の高さも均等に
してください。
注意
装着が終わりましたら、各部のトメピンや
トップリンクの抜け止めが確実になされて
いることを確認してください。
16
3.取付け
注意
バックしてヒッチを合わせる
トラクタの PTO の変速はニュートラルに
作業が終わってアゼローターを取り外すま
しておいてください。
では、オートヒッチレバーには絶対に手を
オートヒッチを下げて、トラクターをゆっ
触れないでください。ロックが解除しアゼ
くりアゼローターに近づけ、アゼローター
ローターが外れます。
のマスト先端とオートヒッチのトップを合
わせます。この時トラクタとアゼローター
レバー
が直角になるようにしてください。
オートヒッチアーム
マスト
レバーガイド
フックバネ
6.広角ジョイントの取付方法
4.フックを合わせてリフトアップ
3 セットのときに、広角ジョイントを取付け
ポジションコントロールレバーを「上げる」
る場合は、必ず、広角側をトラクタ PTO 軸
にして、アゼローターをゆっくりとリフト
に取付けてください。
アップすると、オートヒッチのロアーフッ
クとジョイントのクラッチ部は自動的に接
続、ロックされます。ジョイントが噛み合
わなかったりした場合は、ポジションコン
トロールレバーを下げて一度前進、再度最
初からやり直してください。
ジョイントセフティカバーのチェンを固定
し、回り止めをします。この時アゼローター
をいっぱい下げてもチェンが緊張しないよう
にたるみを持たせてください。
5.フックを閉じてロック
オートヒッチアームのフック部にアゼロー
ターのガイドカラーが両側とも入っているこ
とを確認してから、オートヒッチアームのレ
バーを下げてフックを閉じます。
レバーについているフックバネをレバーガイ
ドに引っ掛けて、不用意にアゼローターが外
れないように確実にロックしてください。
17
3
装着後のトラクタとの調整
危険
1.チェックチェンの調整(左右の振れ)
セフティカバーを取り外して使用すると巻
アゼローターを持ち上げた状態で、アゼロー
き込まれて死傷することがありますので、
ターの入力軸とトラクタの PTO 軸を合わ
必ず取付けたままで使用してください。
せて、左右の横振れを確認して、横振れが
10mm 以内になるように、左右均等にチェッ
クチェンを張ってください。
セフティカバー
7.スタンドは外してください。
2.トップリンクの調整(前後の傾き)
アゼローターを接地させ、フレームが水平
取扱上の注意
になるようにトップリンクを調整してくだ
さい。
1. 最初の装着時には、油圧をゆっくりあげな
がら、トラクタとアゼローターが干渉しな
トップリンク
いか確認してください。特に、キャビン付
きトラクタの場合には、背面のガラスを割
らないように注意してください。
2. トラクタによっては、スイッチひとつで自
動で最上部まで上昇する機構があります
が、必ず手動で干渉の有無を確認してから
使用してください。又、アゼローターが勢
いよく上がるため 10cm 以上の余裕を持っ
て上げ規制をしてください。
フレーム水平
3. ポジションコントロールレバーを徐々に
3.トラクタ別装着表の「トップリンク長さ」
上げて、ジョイントが一番縮んだ状態でも
ジョイントが突かないことを確認してく
の注記について
ださい。
注 1…標準のトップリンクはこれ以上長く
することは出来ません。フレームが水平に
4. トップリンクやロアーリンクの取付位置、
及びリフトロッドやトップリンクの長さ
ならない場合は、標準より長いトップリン
を変えた場合にも干渉の有無を確認して
クを別途購入して下さい。
ください。
注 2…標準のトップリンクでは長さが足り
ません。記載の長さに対応したトップリン
5. 左右の水平調節についても注意してくだ
クを別途購入して下さい。
さい。
※前下がりになっていますと、畦の土の量
が不足して丈夫な畦ができません。
18
2.オートヒッチフックのロックの解除
注意
アゼローターをリフトアップしてから、フッ
トップリンクの調整は、アゼローターを接
クバネを起こしてロックを解除し、レバー
地させて行ってください。トップリンクが
を真上に引き上げてレバーの凸部をレバー
抜けてアゼローターが落下することがあ
ガイドに引っ掛けて、フックを開きます。
り、危険です。
4.リフトロッドの調整(左右の水平)
アゼローターを持ち上 げ、左 右 が 水 平 にな
るように、
トラクタのレベリングハンドル、
又は、
油 圧スイッチを操 作し、調 整してください 。
5.ジョイントの異音について
ジョイントはアゼローターの入力軸が直線
に近いほど異音は少なくなります。
3.アゼローターを下げる
取扱上の注意
ポジションコントロールレバーを「下げる」
アゼローターを最上位置に上げた状態で
にして、アゼローターを下げるとロアーフッ
回転させますと、異音が発生し、ジョイン
ク部は外れます。次にポジションコントロー
トに無理がかかり、損傷の原因になりま
ルレバーをゆっくり前進させるとアゼロー
す。回転しても振動や、音がでない位置に
ターは外れます。
ポジションコントロールレバーのストッ
パーをセットしてください。
4
トラクタからの取外し
注意
アゼローターを外す場合は平坦で十分な広
さがあり地盤のしっかりした場所で行って
ください。
◆外れない場合は場所が平坦でないとか、
トラクタがまっすぐ前進していないなど
1.スタンドの取付け
の原因がありますので、再度、動作をや
アゼローターを持ち上げてスタンド(R,L)
り直してください。
を差し込みピンで固定します。(装着時と同
じ状態にします。)
注意
トラクタからアゼローターを外し、オート
ヒッチをアゼローターに取付けて格納する
場合には、必ず落下防止のフックバネをレ
バーガイドに引っ掛けて、オートヒッチの
落下防止をしておきましょう。
スタンドR
スタンドL
19
レバー
レバーガイド
フックバネ
5
重量バランスの調整
アゼローターをトラクタに装着後は、フロ
ントウエイトによる重量バランスの調整が
必要です。
次のトラクタ形式別ウエイト装着表を参照
の上、該当するトラクタについてはトラク
タ側にフロントウエイトを、取付けて重量
バランスの調整を行ってください。(各ウエ
イトは別途購入してください。)
■トラクタ別フロントウエイト装着表(特 3P の場合)
トラクタ形式
GB160・180・200
KB16・18・20
特 3P の場合
75kg
AF116・118・120
80kg
TH18・20
75kg
THS22・24
TH22・24
45kg
GS16・18
60kg
GS21・23・25
40kg
20
トラクタの電源接続と配線
バッテリ接続
(+赤色)
(−黒色)
外部取出電源カプラ2P
(黒色)
注)
外部取り出電源がない場合またはカプラが
合わない場合は下図のように接続します。
直結カプラ2P
(青色)
外部取出電源カプラ2P
(黒色)
オプション用電源カプラ
(2P)
トラクタ側に付属
4Pカプラ
6Pカプラ
スイッチボックス
電動シリンダ
(白色)
制御ボックス
旋回用
(白色)
オフセット用
(黒色)
21
制御ボックスの取付け及び接続
1
制御ボックスの取付け
2
電源コードの接続
1. 制御ボックスの裏側はマジックテープに
なっています。
取扱上の注意
取付ける前にフェンダの取付け面の清掃・
1. このマルチコントローラは、安全上の問題
脱脂をし、マジックテープについている保
から、トラクタのバッテリからの電源接続
護フィルムをはがします。
と、トラクタ後部にある外部取出し電源の
両方の電源を接続してください。この両方
マルチコントローラ
スイッチボックス
の接続をすることによって、万一スイッチ
ボックスの電源の切忘れがあっても、トラ
制御ボックス
クタのキースイッチをオフにすることで強
制的に電源が切れるようになります。
但し、キースイッチと外部取出し電源が連
動していないトラクタがあります。
(詳しくは
トラクタの取扱説明書をご覧ください。
)
その場合、トラクタのキースイッチを OFF
にしてもスイッチボックスの電源は切れな
保護フィルム
いため、作業終了後は必ずスイッチボック
スの電源を OFF にしてください。
2. 制御ボックスをフェンダに押し付けます。
又、バッテリハーネス ASSY を使用せずに、
(バッテリに接続しない)トラクタの外部電
源のみで使用すると、トラクタ側のヒュー
ズが切れます。
2. トラクタに外部取出し電源がない、または
カプラが合わない場合は、制御ボックスの
直結カプラ
(2P 青)
と、外部取出し電源カプ
ラ
(2P 黒)
を接続してください。
これによって、トラクタのキースイッチの
ON,OFF 関係なく常時バッテリから電源が
制御ボックス
供給されます。
( この接続を行わないとス
イッチボックスの電源は入りません)
トラク
3. マジックテープの粘着面がはがれないよう
タのキースイッチを OFF にしても強制的
に、ゆっくりと制御ボックスを取外します。
にスイッチボックスの電源は切れないた
フェンダ側に残ったマジックテープを強く押
め、作業終了後は必ずスイッチボックスの
さえ、はがれないようにします。
電源を OFF にしてください。
マジックテープ
直結カプラ
(2P青)
外部取出電源カプラ
(2P黒)
22
1. バッテリへの取付け
3. マルチコントローラの向きは、ラベルが上
向きになる様にセットしてください。
バッテリ
バッテリハーネスASSY
束線バンド
カプラ
警告
1. バッテリハーネス ASSY をバッテリに接
続するときは、
(+)
(−)に注意してくだ
さい。
(+)
(−)を逆に接続すると、ショー
トして火災になる恐れがあります。
トラクタ座席
注意
バッテリハーネスASSY
1. バッテリハーネス ASSY が損傷している
スローブローヒューズ
場合は、絶対に使用しないでください。
(守
らないとショートする恐れがあります)
2. 接 続 で き る バ ッ テ リ 電 圧 は 12V で す。
24V のバッテリには絶対に接続しないで
ください。あやまって接続すると、スイッ
チボックス ASSY 等を破損し、ショート
する恐れがあります。
束線バンド
3. ぬれた手でバッテリや接続部に触れない
でください。あやまって触れると、感電す
① トラクタのエンジンを止め、電源を切って
る恐れがあります。
からエンジンキーを抜いてください。
4. バッテリ
(+)
端子への取付け及び取外し作
② バッテリに取り付けられているアース側の
業は、アース側の(−)側ケーブルがターミ
(−)側ケーブルをターミナルから取外して
ナルから取外されていることを確認した
ください。
上で、行ってください。
③ バッテリハーネス ASSY の
(+)
側
(赤色線)
守らないと工具等がトラクタのボディに
丸端子を、バッテリの(+)側のケーブルの
当たった場合にショートして危険です。
ネジ部に取付けた後、確実に締まっている
5. 長期間使用しない場合は、必ずトラクタの
ことを確認してください。
バッテリからバッテリハーネス ASSY を
④ アース側の(−)ケーブルをバッテリの(−)
取外して保管してください。
側ターミナルに取付け、バッテリハーネス
守らないとバッテリハーネス ASSY を損
ASSY の(−)側(黒色線)丸端子を、バッテ
傷し、ショートする恐れがあります。
リの(−)
側ケーブルのネジ部に取付けた後、
6. バッテリハーネス ASSY の取付け及び取
確実に締まっていることを確認してくださ
外し手順は、必ず取扱説明書通りに行って
い。
ください。守らないと工具等がトラクタの
(+)側詳細図
ボディに当たった場合にショートして危
険です。
側
黒
赤
赤
側
23
⑤ ハーネスがたるまないように付属の束線バ
4. トラクタフレームの下側にバッテリハー
ンドでトラクタに固定してください。特に
ネス ASSY が垂れ下がった状態にしない
スイッチボックス側のコネクタ付近は、複
でください。障害物に引っかかりショート
数箇所固定してください。
する恐れがあります。
5. 油圧配管にバッテリハーネス ASSY を固
注意
定しないでください。
1. トラクタの高温部箇所(マフラ等)には、
油圧配管
バッテリハーネス ASSY を取付けないで
ください。高温でバッテリハーネス ASSY
が溶けて危険です。
バッテリハーネスASSY
6. トラクタ可動部にバッテリハーネス ASSY
を固定しないでください。
7. 運転席の足元でバッテリハーネス ASSY
2. 回転物(ファンベルト、冷却ファン等)や
がたるまないように固定してください。た
可動するものに接触しないように取付け
るんでいると足に引っかかりショートす
てください。バッテリハーネス ASSY が
る恐れがあります。ハーネス部及びカプラ
切れてショートする恐れがあります。
部は足で直接踏み付けられるような場所
に配線しないでください。またカプラ付近
での固定を確実に行ってください。
3. バッテリハーネス ASSY が鋭利なものに接
触したり、カバー、シート、キャビンのド
ア等に挟み込まれないように取付けてくだ
さい。ハーネスの被覆がはがれて危険です。
24
⑥ バッテリハーネス ASSY のカプラを制御
※バッテリとトラクタ外部電源取出しの両方を
ボックス側のカプラに取付けてください。
接続した場合、直結カプラは使用しません。
バッテリカプラ
(白)
バッテリハーネスASSY
カプラ
直結カプラ
(青)
○なおバッテリハーネス ASSY でバッテリま
で届かない場合は、延長用のハーネスキット
B を使用してください。
(オプション=品目コード :7662496、
長さ :1.5m)
2. バッテリからの取外し
① トラクタのエンジンを止め、電源を切って
⑦ トラクタの外部電源カプラを制御ボックス
からエンジンキーを抜いてください。
側のカプラに取付けてください。
② スイッチボックス側のカプラ部を取外して
ください。
注意
1. カプラを取外す場合は、ロック用の爪部分
を押さえながら取外してください。この
時、絶対に配線を引っ張って取外さないで
ください。守らないとカプラが破損し、端
子が剥き出しになりショートして危険で
外部取出電源カプラ
(黒)
す。
トラクタ側電源カプラ
トラクタ側電源カプラ
電源カプラ
(2P‐F)
電源カプラの位置はトラクタにより異なります。
25
3. スローブローヒューズについて
③ バッテリに取付けられているアース側の
・ スローブローヒューズは、ショートした場
(−)側ケーブルをターミナルから取外して
合に配線を保護するためのものです。
ください。
・ もし切れた場合は、すみやかに購入された
④ バッテリハーネス ASSY の
(+)
側
(赤色線)
丸端子を、バッテリの(+)側ケーブルから
販売店に相談し、切れた原因の確認と処置
取外した後、ネジを元通りに確実に締め付
を行ってください。
・ 交換する時は、必ず純正部品を使用してく
けてください。
ださい。(品目コード:7662494,部品名:
スローブローヒューズ 規格 60A)
・ ヒューズの交換は、必ずエンジンを停止し、
スイッチボックスの電源を切った上で行っ
てください。
・ 交換後は元通りにカバーを閉じてくださ
い。
⑤ バッテリハーネス ASSY の
(−)
側
(黒色線)
丸端子をバッテリの(−)側ケーブルから取
※この制御ボックス及びスイッチボックス
外してください。
は、このアゼローター
(RS)
専用です。作
⑥ アース側の(−)ケーブルをバッテリの(−)
業機側の配線接続方法・操作方法はそれ
側ターミナルに取付けた後、ネジが確実に
ぞれの取扱説明書をご覧ください。
締まっていることを確認してください。
⑦ 束線バンドを取外してから、バッテリハー
ネス ASSY を取外してください。
押すとカムが働き
ロックがはずれます。
※ハサミ等で切らないでください。
⑧ 取外した部品は、安全な場所に大切に保管
してください。
26
4. ハーネス RS の接続
② 配線後は、付属の束線バンドで固定してく
① ハーネス RS を接続します。
ださい。
スイッチボックス
このとき、トラクタおよびアゼローターの
鋭利なコーナーに接触しないよう、又ポジ
ションコントロールレバーの上下操作によ
りハーネスが、張らないよう余裕をもたせ
制御ボックス
てください。
注意
6Pカプラ
(白色)
接続後、アゼローターを上下してもハーネ
4Pカプラ
(白色)
スが引張られたり折り曲げのないことを確
認してください。
取扱上の注意
配線後はアゼローターを上下させてハーネ
ス(コード)が引張られたり、ジョイントや
ハーネスRS
タイヤ等に接触しないか確認いてください。
③ アゼローターをトラクタから取外す場合は、
カプラを先に外してから行ってください。
27
スイッチボックスの操作及び注意事項
1
操作と取扱いの注意
取扱上の注意
①
1. スイッチボックスの操作を行う場合は、必
ずトラクタのエンジンを始動してくださ
②
い。エンジンが始動していないとオフセッ
ト及び旋回動作が停止する場合がありま
す。
2. オフセット及び旋回動作は、必ずトラクタ
を停止して行ってください。走行中に行っ
た場合、電動油圧シリンダのエヤーかみや
作業機の故障につながります。
3. オフセット・旋回時、誤動作及び停止した
③
場合はマルチコントローラトラブル
シューティング(P.30)や異常診断一覧表
(P.52)を確認の上、
対応を行ってください。
4. リミットスイッチは調節及び、取り外さな
いでください。取付け位置を変えると機械
が破損します。
注意
1.トラクタのエンジンを始動させてください。
2.電源スイッチを「入」にします。
各スイッチ操作を行うときは、周囲に人が
このとき、電源ランプが点灯することを確
いないことを、必ず確認してください。機
認してください。
械との接触等によりケガをする恐れがあり
3.作業機動作とスイッチ操作
あぜぬり機動作
① 電源入切
② 平行移動
及び旋回
③ 散布装置
ます。
スイッチボックス操作と作動
電源入/切 →入る・切れる
4.散布装置ボタンは除草剤キット(オプショ
(押すごとに切換わる)
ン)を取付けた場合に使用します。通常電
源は「切」にしてください。
移 動 →格納・移動状態
5.スイッチの操作は、必ず 1 カ所ずつ行って
後 退 →後進作業
ください。2 カ所を同時に操作するとブレー
前 進 →前進作業
カが切れることがあります。
6.各スイッチによる作動終了後は、スイッチ
散布装置 入 →散布
から手を離してください。ブレーカが切れ
散布装置 切 →散布止
ることがあります。
7.電源ランプが途中で消えた場合、ブレーカ
が切れていることが考えられます。数秒で
自動復帰しますので再度スイッチを操作し
てください。
8.平行移動、旋回中に誤動作をした場合はす
ぐに停止して、誤動作をしたひとつ前の動
作に戻してください。
28
9.スイッチ操作をしている時にリミットス
イッチに触らないでください。
10. 作業終了後は、必ず、電源を「切」にして
ください。
注意
トラクタから離れているときは、必ずキー
を抜き取ってください。
又、電源をバッテリに接続している場
合は、電源用コードのカプラを必ず抜いて
ください。
11. 作業終了後は電動シリンダ(銀色部)に付
いた泥等汚れを除去してください。
12. 洗車時にはスイッチボックス・制御ボック
スに水が掛からないように防水保護をして
ください。
注意
トラクタから外した状態でのスイッチ操作
はしないでください。スタンドのバランス
が悪くなり転倒する恐れがあります。
2
格 納
アゼローターを使用しない時期は、制御ボッ
クス及びバッテリハーネス ASSY をトラク
タから外して保管してください。
29
マルチコントローラトラブルシューティング
故障かなと思う前に
症状
確
認
事
項
対
処
作
業
ト ラ ク タ の キ ー ス イ ッ チ は ON に
なっていますか?
バッテリカプラ・外部電源取出カプラを接続し
ている場合、トラクタのキースイッチを ON に
してください。
各カプラは確実に根元まで挿入され
ていますか?
各カプラをしっかり挿入してください。
電
源
が
入
ら
な
バッテリカプラ・外部電源取出カプ ・トラクタ側電源カプラに接続する場合
ラは正しく接続されていますか?
バッテリカプラはバッテリハーネス ASSY に、
外部電源取出カプラはトラクタ側電源カプラ
の両方に接続してください。
・トラクタ側電源カプラに接続しない場合
バッテリカプラはバッテリハーネス ASSY に、
外部電源取出カプラは制御ボックスの直結カ
プラに接続してください。
い
ス
バッテリハーネス ASSY のヒューズ
が切れていませんか?
配線がカバー等にショートしていないか確認後、
ヒューズを交換してください。
トラクタ側電源カプラに接続してい
る 場 合、 ト ラ ク タ の 電 源 カ プ ラ の
ヒューズが切れていませんか?
トラクタ側のヒューズを交換してください。
バッテリとバッテリハーネス ASSY
の+−は正しく接続されていますか?
逆に接続されていた場合、正しく接続しなおし
てください。
各カプラは確実に根元まで挿入され
ていますか?
各カプラをしっかり挿入してください。
イ
ッ
チ
ス イ ッ チ 操 作 を 間 違 え て い ま せ ん 取扱説明書をご覧ください。
(ハロー、畦塗機と兼用及び、各種キットの有り
か?
無しにより、使用しないスイッチがあります。)
エンジンを始動させてください。
押
バッテリは消耗していませんか?
バッテリを交換してください。
前進作業状態で下図のフックがロッ
クされていますか?
左図のフックが外れて、他のフックもロックさ
し
を
エンジンはかかっていますか?
て
れていない場合は、一度コントローラ操作を中
も
断し、いずれかのフックがロックされる様に、
動
作業機を手で押してください。
か
その後、コントローラ操作にて前進ボタンを押
な
し、左図のフックがロックされている事を確認
して次の操作をしてください。
い
フックがロックされている
その他不明なトラブルは、購入された販売店に御相談ください。
30
掲載頁
21 〜
24
トラクタ
の取扱説
明書
23
28
作業前の点検
アゼローターの機能を発揮させるため、又、故障
を未然に防ぐには、機械の状態を把握しているこ
とが大切です。下記の始業点検は毎日欠かさず
行ってください。
注意
1. 平坦で十分な広さがあり地盤のしっかり
した場所で行ってください。
グリスニップル
2. トラクタのエンジンを止め、駐車ブレーキ
をかけてから行ってください。
②ドラム駆動部のシングルジョイントにグリ
3. アゼローターは地面におろしてから行っ
スアップしてください。
てください。アゼローターを持ち上げた状
態で点検する必要がある場合は、油圧を
ジョイントカバーをいったん外してグリス
アップしてください。
ロックし、落下防止をするとともに、台な
どを耕うん軸の下に置き、アゼローターが
絶対落下しないようにしてから行ってく
ださい。
1
各部のボルト・ナッ
トのゆるみ
各部のボルト・ナット類に緩みはないか、点検
してください。特に耕うん爪取付けボルトは緩
ジョイントカバー
ジョイントカバー
み易いので点検が必要です。尚、新品の場合は
使用 1 時間で点検を行ってください。又、ピ
ン類も全てそろっていることを確認してくだ
グリスニップル
シングルジョイント
さい。又、リンチピンのリングが確実にロック
されていることを確認してください。
スプラインシャフト
ロック
③クラッチ同軸部へグリスを塗布してください。
リング
2
ジョイントへのグリスアップ
①入力軸のダブルジョイントの各部にグリス
アップしてください。
グリスニップル(2 箇所)にグリスアップ
してください。
31
面まで補給してください。
危険
(ギヤーオイル#90 0.4L)
セフティカバー・ジョイントカバーを取外し
②オイル量の点検はアゼローターをトラクタ
て使用すると、死傷することがありますの
に装着し、アゼローターを水平にして行っ
で、必ず取付けたままで使用してください。
てください。
給油口
3
ギヤーケースのオイル量
検油ボルト
4
チェンケースのオイル量
ギヤーケース
(フロント側)
チェンケースの下部にボルトがあります。ボル
トを緩めて検油確認をしてください。ボルト面
よりオイルが少ない場合は、ボルト面まで補給
ギヤーケース
(ドラム側)
してください。
(ギヤーオイル#90 1.0L)
ギヤーケース(ドラム側)
検油ボルト
①ギヤーケースの後部に検油ボルトがありま
す。ボルトを緩めて検油確認をしてくださ
い。ボルト面よりオイルが少ない場合は、
ボルト面まで補給してください。
(ギヤーオイル#90 1.0L)
②オイル量の点検はアゼローターをトラクタ
に装着し、アゼローターを水平にして行っ
てください。
給油口
ギヤーケース
給油口
検油ボルト
5
空転・暖機運転
ギヤーケース(フロント側)
①ギヤーケースに検油ボルトがあります。ボ
作業前には空転させ、各部より異音が発生して
ルトを緩めて検油確認をしてください。ボ
いないか確認してください。又、暖機運転を 5
ルト面よりオイルが少ない場合は、ボルト
〜 10 分行ってください。
32
圃場の準備
1
圃場条件
1.仕上がりのよい畦を築くため、畦草、飛散
ワラを取り除いてください。又、石等の障
害物は機械の破損、故障の原因となります
ので、取り除いてください。
2.畦の雑草や圃場の雑草、ワラ、石などはで
きるだけ取り除いてください。
3.畦ぬり前に圃場は耕うんをしないでくださ
2.圃場に水が溜まっている状態では良い畦ぬ
い。耕うんするとトラクタが沈み直進性が
りはできません。適度の湿りになるまで乾
悪くなります。又、土量が減り堅い畦が出
かしてから作業を行ってください。
来にくくなります。(耕うんする場合はトラ
3.畦を塗った後で雨が降ると畦が柔らかくな
クタ幅は残して耕うんしてください。)
り崩れる恐れがありますので畦ぬりを行う
元畦
際は天候に十分注意して畦ぬりをしてくだ
さい。
トラクタ幅は耕さない
4.トラクタのタイヤが 10cm 以上沈む圃場で
は、作業をしないでください。
5.乾いた圃場では、雨上がりに作業してくだ
さい。
※重粘土質で水分の多い圃場、また極度の砂
質では畦ぬりは難しいので注意して作業を
してください。
2
作業時の圃場水分
アゼローターの性能は、圃場水分の影響を大き
く受けます。最適な圃場条件を選び作業してく
ださい。
1.仕上がりがよく、堅い畦を塗るためには、
圃場の水分が大きく左右されます。その状
態の目安は、
①トラクタのタイヤ跡が付く。
②トラクタのタイヤが約 5cm 程沈む。
③土を丸めて手のひらで転がしても崩れな
い。
33
移動、圃場への出入り
警告
注意
1. 移動の際は必ずアゼローターをトラクタ
1. 圃場に入るときは、必ず前進、低速で畦や
の中央にセットしてください。作業状態
(前
段差に対して直角に進んでください。
進・後進)での移動はしないでください。
2. 傾斜している圃場から出るときはバック
で上がるか、丈夫なアユミ板を使用してく
ださい。
3. 畦や段差に対して斜めの方向に進むと、横
滑りや転倒する危険があります。アゼロー
ターを低くして重心を下げ、直角に進んで
ください。
4. アゼローターを下げて前進しますと前輪
が浮き上がりにくくなります。常に前・後
輪のバランスを考えながら移動、圃場への
出入りに注意しながらトラクタ操作をし
てください。
N
5. 移動時にはトラクタの PTO を「切り」○
にしてアゼローターの回転を止めて走行
してください。
2. 移動の際はアゼローターを持ち上げ、油圧
ロックをし、左右のブレーキを連結し、
チェックチェンも確実に張れているか確
認してください。
3. トラックへの積み込み、急な坂では、トラ
クタの前輪が浮き上がるとハンドルが聞
かず、危険です。フロントウエイトを着け
てアゼローターを下げて登ってください。
4. 前後、左右に気を配り、安全を確認しなが
ら走行してください。高速運転、急速発進、
急ブレーキ、急旋回はしないでください。
5. 圃場に入るときは、必ず前進で速度を下げ
て畦や段差に対して直角に進んでくださ
い。畦が高い時は丈夫で滑り止めのあるア
ユミ板を使用し、傾斜角が 14 度以下にな
るようにしてください。
6. 溝のある農道や両側が傾斜している農道
を通るときは路肩に注意してください。
34
前進作業と後進(リバース)作業の切換え動作
トラクタ
格納・移動状態
平行移動
平行移動
トラクタ
前進作業状態
旋 回
トラクタ
後進作業状態
35
前進作業及び後進(リバース)作業のセットの仕方
1
トラクタに装着した後、
前進作業状態にする場合
2
前進作業状態から後進
(リバース)作業状態にする場合
①油圧を下げ、機体重心を低くしてください。
トラクタ装着時、アゼローターは下図のように
その際、地面とドラムの高さを 20cm 程度
移動・走行状態になっています。
確保してください。
②ス イッチボックスの[後進]ボタンを押す
とアゼローターが旋回して後進(リバース)
作業状態になります。
③フック(後進作業用)がロックされているこ
とを確認してください。
①油圧を下げ、機体重心を低くしてください。
その際、地面とドラムの高さを 20cm 程度
確保してください。
フック
(後進作業用)
がロックされている
②ロックピンを外します。
ロックピンを外す
3
後進
(リバース)作業状態から
前進作業状態にする場合
①油圧を下げ、機体重心を低くしてください。
その際、地面とドラムの高さを 20cm 程度
確保してください。
②ス イッチボックスの[前進]ボタンを押す
とアゼローターが旋回して前進作業状態に
なります。
③フック(前進作業用)がロックされているこ
③ス イッチボックスの[前進]ボタンを押す
とを確認してください。
とアゼローターが平行移動して前進作業状
態になります。下図のフックがロックされ
ていることを確認してください。
フック
(前進作業用)
がロックされている
フックがロックされている
36
上手な作業の仕方
1
作業前の各部の調整
取扱上の注意
畦の仕上がり状態は、畦の土の状態によって異
1. PTO 逆転での作業はしないでください。
なりますので、以下の要領で各部の調整を行っ
2. 土地条件に応じた作業速度、PTO 軸回転
てください。
速度、深さを選んでください。尚、石の多
い圃場では、作業速度は遅くし、PTO 軸
1.アゼローターのセット(前進作業)
回転速度も下げて使用してください。
①トラクタが元畦と平行かつマーカーが元畦
3. アゼロータが前進作業状態でトラクタを
のコーナーにくる位置にトラクタを配置し
バックしたり、アゼロータが後進作業状態
ます。
でトラクタを前進させるといった、逆進行
作業はしないでください。
2.作業深さの調整
①作業深さの調整は、コールタで行います。
②P TO を回転させながら、ポジションコン
トロールレバーで耕うん深さまでゆっくり
下げて試運転します。
(PTO:1 速、 車 速 0.5km/h 前 後、 耕 深
コールタ
10cm 前後)
③アゼローターの耕うん爪が地面に対して垂
3.後進(リバース)作業
直になっているか確認してください。垂直
①後 進(リバース)作業は前進作業でのぬり終
になっていない場合調整ハンドルで調整し
わりより約 1m 手前よりスタートすると段差
てください。
の少ないきれいなつなぎ目に仕上がります。
②ドラムを元あぜに押しつけるようにハンド
警告
ルを少し切りながらバック作業を行ってく
ださい。より締まったあぜに仕上がります。
1. 運転中は危険ですから、トラクタ及びアゼ
(この時、マーカーの先を、あぜ肩が見え
ローターの周囲には、補助作業者や、他の
る位置に調整して後進作業してください。
人を近づけないようにしてください。
まっすぐ進む目安となります。)
2. アゼローターを調整、整備する場合や、爪
軸等への草、ワラのからみ付きを取り除く
場合は必ず、トラクタの駐車ブレーキをか
け、エンジンを停止し、PTO 軸への動力
の伝達が切れていることを確認した上で
行ってください。
3. 傾斜地での急旋回は転倒の危険がありま
す。ゆっくりと注意して行ってください。
37
マーカー
取扱上の注意
後進作業時、角まで行き過ぎないように注意
して作業してください。行き過ぎて作業する
と機械が壊れる恐れがあります。
後進
畦
③後 進(リバース)作業は PTO(1速)を回転
させながら、ゆっくり走行してください。
注意
(車速 0.4 〜 0.8km/h の範囲)
④後進作業に入る場合は、まず前進作業で成
形した畦にドラムの天場ローラを合わせ、
ポジションレバーの位置を決めてくださ
4.ドラム取付幅の調整
い。(ポジションレバーを最下げにしない
条件によって成形畦が厚く(太く)なる場合
に調整します。出荷時は標準位置です。
(通
常は調節しません。)
状態)その際、アゼローターが水平姿勢に
なっていることを確認してください。ポジ
ションレバーの位置が決まったら、後進作
業を始め、爪の土上げ量によって再度ポジ
(標準)
ションレバーで微調整してください。
元畦
(薄塗り)
天場ローラ 前進作業で成形した畦
元畦
ドラム
元畦
進行方向
成型時
※EX ローラ、ドラム、ドラムボスを外し、下図
のようにカラーの位置に変えます。
トラクタ
①工場出荷時は、
下図の位置に取付けています。
アゼローターが地面に対して水平
アゼローターが
地面に対して水平
② 新畦の厚さを変える場合は、下図の様に
カラーを調節します。
(薄塗り)
38
5.ドラム偏心量の調節方法
0°
合マーク
(8ミリの穴)
注意
90°
(偏心量20ミリ)
合マーク
(8ミリの穴)
1. 使用しているとドラム先端が鋭利になり、
直接触れると手、腕等にケガをする恐れが
あります。
2. ドラムに触れる時は丈夫な手袋をし、腕や
足に直接触れないよう注意してください。
ドラムボス
135°
(偏心量10ミリ)
ドラム
出荷時180°
(偏心量5ミリ)
合マーク
(8ミリの穴)
①成形畦の締まり具合を調節する時に偏心量
を調整します。(特に車速を上げて作業す
スプリングピン穴
(6ミリの穴)
る場合)偏心量は、ドラムボスとドラムを
取り付ける位置によって変わります。
ドラムスペーサ
調整は EX ローラ 2 個を取外し、ドラムボ
スに固定している、スプリングピンを抜き
ドラムボス
合マーク
(8ミリの穴)
③調整後はドラムボス、ドラム、ドラムスペー
ます。
サ※、ロックプレートを4 本のボルトで固定
ドラム
します。その後、ロックプレートのツバを曲
ドラムボス
げ、ボルト頭を固定し、EX ローラを取付け
ます。
ボルト
ロックプレート
ドラム
スペーサ
EXローラ
ボルト
Sワッシャ
EXローラA
ドラムスペーサ
ボルト
Sワッシャ
ロックプレートのツバを曲げ、ドラムボス、
EXローラ
ドラム部組付手順
ドラム、ドラムスペーサを固定しているボ
ルト 4 本を外します。
※ド ラムスペーサは取付け位置があります。
ドラムスペーサの合マークとドラムボスの
②ドラムの合マーク(8 ミリの穴)をドラムボスの
スプリングピン穴(6 ミリの穴)の合マーク
合マーク(8 ミリの穴 )に対して90 °、135°、
は必ず合わせてから取付けてください。
180°の調整したい偏心量に回転させます。。
取扱上の注意
1. 合マーク位置0°(偏芯量40 ミリ)
、
45°(偏
芯量30 ミリ)
は使用しないでください。
ガイ
アマチックに悪影響がでます。
2. ドラムボスに打込むスプリングピンは偏芯
量5ミリの時だけ使用します。偏芯量10 ミ
リ、
偏芯量20 ミリの場合は使用できません。
3. ドラムスペーサの取付け位置が違うとEX
ローラーが振れて天場がうまく塗れず、
破損
の原因につながる恐れがあります。
39
7.ガイドプレートの調節
工場出荷時は、下図の位置に取付けています。
①標準状態は下記の図に様になっています。
ドラムカバー
ガイドプレート
EXローラ
EXローラA
ボルト
(M12×140)
140 122
262
②高畦等で EX ローラの幅を狭くしたい場合
は、上記 EX ローラ A(ボルト M12X130)
と EX ドラムカバー(ボルト M10X15)を外
してください。
ノブボルト
畦の方向への土の量が多い場合、また土の水分
が多い場合は、ノブボルトをゆるめて、下図の
位置に取付けてください。
ドラムカバー
ガイドプレート
EXローラ
140
ノブボルト
6.スライドカバーの調整
スライドカバーを左右にスライドさせて新
畦へ流れる土の量を調整します。
①法面(傾斜面)に土量が少ない時は、下図の
右方向にスライドさせてください。
②法面(傾斜面)に土量が多い時は、下図の左
方向にスライドさせてください。
8.サイドカバー R の調節
工場出荷時は下から 2 番目の位置に取付け
ています。サイドカバーが高畦等に接触す
る場合は、サイドカバーを持ち上げストッ
パで調節してください。
ストッパー
サイドカバー
スライドカバー
40
Rピン
2
作業の仕方
取扱上の注意
1.畦を太くする場合
トラクタを畦から少し離して、アゼローター
と元畦との間隔を少し広めにすれば、畦を
太くできます。
2.畦を細くする場合
トラクタを畦に近寄せて、アゼローターと元畦と
の間隔を少し狭くすれば、畦を細くできます。
3.元畦が低い場合
ホイルゲージ及びコールターをできるだけ上げ
て、耕深を通常より深くして作業してください。
4.既耕地で畦を作る場合
極端に水分が少ない場所やトラクタがめり
込むような場所でなければ、トラクタ油圧
ポジションで作業高さを調整すれば作業で
きます。なお、アゼローターは、未耕地で
の作業が標準です。先に耕起する場合は、
トラクタ走行幅は残してください。
1. サイドカバーに無理な力がかからないよう
に調節してください。
2. 右図のような高畦を
作業する場合、障害
物等に接触する場合
はサイドカバーを最
上げになるように調
節してください。
9.EX サイドカバーの調節
EX サイドカバーは成形畦ののり面、天場
への土量の調整を行う装置です。
●標準位置は B の位置になります。
●のり面への土量が少ない時、右上図の A 位
置にしてください。
●天場への土量が多い時、右上図の A 位置に
してください。
●天場への土量が少ない時、右上図の C 位置
にしてください。
A
B
C
作業後の手入れ
1. 作業後は、その日の内に水洗いし、土など
の汚れを落とした後、水分を十分にふき
とってください。
2. 各部に注油・給脂(グリスアップ)してく
ださい。
取扱上の注意
・ 洗車時、特に高圧洗車をする場合には、ス
イッチボックス、制御ボックスは取り外し
て、水をかけないで下さい。また、モーター
等には直接高圧洗車しないで下さい。
・作業後は電動シリンダ(銀色部)に付いた泥
等汚れを除去してください。
・長期間作業しない時はシリンダに布等をかぶ
せ、サビないように注意してください。
(サ
ビはシリンダの油漏れの原因となります)
41
耕うん爪の交換
1
耕うん爪の種類と本数
規 格
ナタツメ
BR3060RZ
ハイドツメ AR31
ボルト
注意
コード
本数
67811
4
49870
2
M12×30 P1.5 8T 9011759
6
S ワッシャ M12
9210012
6
ナット
9140014
6
M12 P1.5
1. 平坦で十分な広さがあり地盤のしっかり
した所で行ってください。
2. トラクタの駐 車ブレーキをかけ、エンジンを
停 止して、油 圧ロックを行い、かつ、台など
をアゼローターの下に置き、アゼローターが
落下しないようにしてから行ってください。
3. ボルト・ナットを緩めたり、締め付ける場
合は、19 のメガネレンチが確実に入った
状態で作業してください。
4. 作業は丈夫な手袋を着用して行ってください。
2
耕うん爪の取付方法
1. ①のホルダにハイドツメ
(AR31)
を取付け、ナッ
トを六角穴に入れ丸穴側よりボルトにバネ座
◆爪の交換は、一度に全部はずして交換するので
はなく、一本ずつはずして同じ形状刻印の爪を
取り付けていくと、配列の誤りはなくなります。
◆爪が摩耗してきますと、作業状態が悪くなってき
ます。早めにコバシ純正爪と交換してください。
金を入れて締め付けてください。
2. ②のホルダにナタツメ(BR3060RZ)を取付け、
ボルトを六角穴に入れ、ホルダの右側よりバ
ネ座金とナットを入れて締め付けてください。
回転方向
①
②
②
①
保守・点検
機械を長持ちさせるためには、普段の保守・点検が大切です。
保守・点検に当たっての注意
1. 洗車
作業終了後は、きれいに水洗いを行い、水分を
注意
拭き取ってください
1. 平坦で十分な広さがあり地盤のしっかり
した所で行ってください。
2. トラクタの駐 車ブレーキをかけ、エンジンを
停 止して、油 圧ロックを行い、かつ、台など
をアゼローターの下に置き、アゼローターが
落下しないようにしてから行ってください。
2. グリスの給油
1. ジョイントは分解して、チューブのかみ合
い部分にグリスを塗布してください。又、
同時にグリスニップルの部分にも適量注入
してください。
42
ジョイントカバー
ジョイントカバー
グリスニップル
スプラインシャフト
取扱上の注意
シングルジョイント
特に 4 セットジョイントの場合は、スプラ
イン部がサビたり、キズついたりします
と、装着ができなくなりますので、必ず掃
除を行いグリスを塗布しゴミがかからな
いようにしてください。
セフティカバー・ジョイントカバーを取外し
2.入力軸後部のダブルジョイントの各部にグ
4.スライド部へグリスアップしてください。
危険
て使用すると、死傷することがありますの
で、必ず取付けたままで使用してください。
リスアップしてください。グリスニップル
(2
(1)センカイプレートのグリスアップ
箇所)にグリスアップしてください。
センカイプレート
グリスニップル
3.ドラム駆動部のシングルジョイントにグリ
スアップしてください。ジョイントカバー
を一旦外してグリスニップル(1 箇所)にグ
リスアップしてください。
グリスニップル
43
グリスニップル
種類 オイル量 点検・交換時期
点検項目
ギヤーケースの
#90 —
毎作業前
オイル量点検(ドラム側)
危険
セフティカバーを取外して使用すると巻き
込まれて死傷することがありますので、必
ず取付けたままで使用してください。
5.トラクタの PTO 軸とアゼローターの入力
軸へもグリスを塗布し、格納する場合はサ
ビないようにしてください。
ギヤーケースの
〃
オイル量点検(フロント側)
—
〃
チェンケースの
オイル量点検
—
〃
ギヤーケースの
〃
オイル交換(ドラム側)
1.0L
初回 50 時間
その後150時間
ギヤーケースの
〃
オイル交換(フロント側)
0.4L
〃
チェンケースの
オイル交換
1.0L
〃
〃
〃
※グリスは、日本石油エピノック 2 番又は同等品
(リ
チウムグリース)を使用してください。
1.ギヤーケースの給油と交換(ドラム側)
ドレンボルトをはずしてオイルを出します。
ギヤーオイル 90 番を給油口から規定量を入
れてください。
(1.0L)
給油口
入力軸
6.オートヒッチのロックプレートのグリスニッ
プル及び支点部分に適量注入してください。
7.クラッチ周動部にグリスを塗布してください。
検油ボルト
3. 給油と交換
下記の基準で実施してください。
安全に 点検整備するときには、
1. トラクタを平坦な広い場所に置いてください。
駐車ブレーキをかけてください。
2. エンジンを止め、
ドレンボルト
3. アゼロータの落下を防止する落下防止調節
2. ギヤーケースの給油と交換(フロント側)
レバーを回して油圧をロックしてください。
4. 更に安全性を確認してから行ってください。
ドレンボルトをはずしてオイルを出します。ギ
ヤーオイル 90 番を給油口から規定量を入れて
ください。
(0.4L)
44
給油口
ドレンボルト
給油口
検油ボルト
4. オイルシールの組み替え
整備などの目的でチェンケース等を分解する
場合は、必ず新しいオイルシール、ゴム付き座
金パッキン
(シールワッシャー)
と交換してくだ
さい。オイル漏れの原因になります。
3. チェンケースの給油と交換
ドレンボルトをはずしてオイルを出します。ギヤーオイル
90 番を給油口から規定量を入れてください。
(1.0L)
検油ボルト
ドレンボルト
5. 配線
配線については、以下の基準で点検及び交換を
してください。
点検項目
配線の劣化、つぶれ、
断線の確認
点検時期
交換時期
毎作業前
2 年ごと
保管・格納
給油口
1. 平坦で地盤のしっかりした、屋根のある場所
に格納してください。電動シリンダ(銀色部)
についた泥等汚れを除去し、サビないように
油を塗布し布等をかぶせてください。
2. オートヒッチをアゼローターに取り付けて
保管する場合は必ず落下防止のフックバネ
をレバーガイドに引っ掛けて、オートヒッ
チの落下防止をしておいてください。(日
農工標準 3P ヒッチ)
4. 格納時は図の位置にロックピンを入れてく
ださい。
レバー
ロックピン
注意
レバーガイド
1. 必ず移動状態でスタンドを取付けて格納
してください。
2. スタンド装着状態で、アゼローターを移動
させる時は凹凸のない事を確認して移動
させてください。
フックバネ
3. 格納後は、みだりに子供などが触れないよ
うな処理をしてください。
45
トラクタ別装着表
この表はあくまでマッチング表であり、トラクタ適応馬力を示すものではありません。トラクタ適応馬力の範囲内でご使用ください。
オートヒッチ
トラクタ部の調整
トップ
リンク
取付穴
ロアー
リンク
取付穴
リフト
ロッド
取付穴
トップ
リンク
長さ(mm)
トップ
リンク
取付穴
GL280Q・281Q
3
イ
ヘ
730
C
KL225・245
KL21・23・25
KL210・230
4
イ
ヘ
640
A
KL225Q・245Q
KL21Q・23Q・25Q
KL210Q・230Q
1
ロ
ヘ
650
A
GL-201・221・241
GL-200・220・240
GL-19・21・23
3
イ
ヘ
680
GL-201Q・221Q・241Q
GL-200Q・220Q・240Q
1
イ
ヘ
620
C
GL-261・281・277
GL-240J・260・280・268
GL-23DJ・25・26・27
3
イ
ヘ
710
A
GL-261Q・277Q
GL-240JQ・260Q・268Q
GL-23DJQ・25Q・26Q・27Q
2
イ
ヘ
670
C
LI-185・195・205・215
LI-18・20
3
イ
ホ
700
C
LI-225・235・245・255
LI-22・24
3
イ
ヘ
720
A
LI-235DJ
3
イ
ホ
710
B
T-200・220・240-T22
GT-19・21・23
3
イ
ト
670
トラクタ型式
トップリンク取付穴
上から1番目
上から2番目
上から3番目
上から4番目
ジョイント
切断寸法(mm)
-4S
-3S
TC71M
TC69
50
50
備 考
A
注1
A
注1
)
(L
長さ
ク
ン
プリ
トッ
リ 左
フ 側
ト
ロ
L
ッ
ドニ
ホ
ヘ
ト
A
B
C
注1…標準のトップリンクはこれ以上
長くすることは出来ません。
フレ
ームが水平にならない場 合は
標準より長いトップリンクを別
途購入してください。
注2…標準のトップリンクでは長さが
足りません。記載の長さに対応
したトップリンクを別途購入して
ください。
イ ロハ
46
オートヒッチ
トラクタ部の調整
ジョイント
切断寸法(mm)
-4S
-3S
トップ
リンク
取付穴
ロアー
リンク
取付穴
リフト
ロッド
取付穴
トップ
リンク
長さ(mm)
トップ
リンク
取付穴
TC71M
TC69
GT-3・5・8
3
イ
ト
630
A
70
70
X-20・24
3
イ
ト
660
A
70
70
GB-16F・18F・20F
B92
3
ロ
ヘ
520
A
70
70
GB-160・180・200
2
イ
ヘ
560
C
60
60
Bb260
3
イ
ト
520
C
70
70
GB160PC・180PC・
200PC
2
イ
ヘ
540
C
60
60
A155・175・195
3
ロ
ト
480
C
70
70
A15・17・19
3
ロ
ヘ
450
C
120
120
KT20・22・24・27
3
イ
ト
670
KT20PC・24PC
3
イ
ト
620
A
GT21PC
3
イ
ト
620
A
50
50
KL285・KL270・280
KL27J・KL28Q
4
イ
ヘ
690
A
KT210・230・250・280
3
イ
ト
660
A
KL250・KL265
KL25J・25NC・25HT
KL27・28 ロプス
4
イ
ヘ
660
A
KL250Q・KL265Q
KL25JQ・25NCQ・25HTQ
KL27Q
1
イ
ヘ
680
A
KB165・185・205・225
KB16・18・20
2
イ
ホ
600
C
50
50
KB185PC・205PC・225PC
KB16PC・18PC・20PC
3
イ
ヘ
420
C
50
50
EG220・222・224・227
EF220・222・224・226・228
3
イ
ト
680
A
50
50
EF116・118・120・122
3
イ
ヘ
570
A
50
50
AF218・220・222・224
F190・210・230
3
イ
ホ
670
A
AF322・324・326
3
イ
ヘ
640
C
トラクタ型式
47
注1
注1
A
備 考
オートヒッチ
トラクタ部の調整
トップ
リンク
取付穴
ロアー
リンク
取付穴
リフト
ロッド
取付穴
トップ
リンク
長さ(mm)
トップ
リンク
取付穴
F250・AF226
3
イ
ヘ
650
A
AF116・118・120
3
イ
ヘ
580
AF150・160・170・180
AF15・16・17・18
3
イ
ホ
AF210・230・250
AF22・24
3
イ
F-5・6・7
3
3
トラクタ型式
F 1 8 0 ・2 0 0 ・2 2 0・
FF205・FF225・FX165・
175・FX195・FX17・18
F(X)215・235・255
F(X)20・22・24
FF245
RS24(Q)・27(Q)
QS240(Q)・270(Q)
US324
ジョイント
切断寸法(mm)
-4S
-3S
TC71M
TC69
A
70
70
640
A
70
70
ホ
680
C
イ
ホ
660
A
70
70
ロ
ヘ
630
A
30
30
30
30
備 考
注2
3
イ
ホ
680
C
2
イ
ホ
590
A
EF324
3
イ
ヘ
610
A
FV200(Q)・220(Q)
D208(Q)・228(Q)
2
イ
ニ
610
A
50
50
FV230(Q)・250(Q)・270(Q)
D238(Q)・258(Q)・278(Q)
2
イ
ホ
590
A
50
50
P155・165・175・185
2
イ
ホ
660
A
D195・215
P19・21
2
イ
ホ
610
A
50
50
D235・275
D23・23M
2
イ
ホ
640
A
TG27
3
イ
ニ
600
A
TG21・23・25(Q)
TG233・253・273・TGS25
3
イ
ニ
620
A
TA263・262
TA207・227・247・267・287
TA215・235・255・275
TA210・230・250・270
2
イ
ホ
600
A
50
50
TU197・217・237・257
TU180・200・220・240
TU185・205・225・245
2
イ
ニ
620
A
70
70
ヒッチピ
ン内向き
TF223・243
3
イ
ニ
600
A
70
70
ヒッチピ
ン内向き
TF234CF
2
イ
ホ
600
C
TF21・23・26
3
イ
ホ
600
A
70
70
TF153・173・193
TH18・20・TH173・193
TF15・17・19
1
ロ
ヘ
530
A
90
90
48
オートヒッチ
トラクタ部の調整
ジョイント
切断寸法(mm)
-4S
-3S
トップ
リンク
取付穴
ロアー
リンク
取付穴
リフト
ロッド
取付穴
トップ
リンク
長さ(mm)
トップ
リンク
取付穴
TC71M
TC69
THS22・24・26
TH22・24・25・26
TH213・233・253・273
1
イ
ヘ
500
B
90
90
TK21・25
2
イ
ホ
590
A
60
60
THS16・18・20
THS18C
1
イ
ト
600
A
70
70
TH20C・24C
2
イ
ホ
580
C
TG233-A・253-A・273-A
TG21-A・23-A・25-A
2
ロ
ホ
560
A
AT23・25
3
イ
ホ
550
A
AT27
3
イ
ホ
580
A
MT226・246
MT225・245
3
イ
ホ
670
A
MT17
3
イ
ホ
530
90
90
MTR250・270
MTM250・270
3
イ
ホ
670
A
MT161・181
MT160・170・190
MTZ18・20
3
イ
ホ
620
A
MTZ21・23/MTZ200
MT201・221・241
MT200・220・240
3
イ
ホ
640
A
MT165・185・205
MTX225・245
3
イ
ホ
640
A
GO260
MT231・251
GO26
3
イ
ホ
730
A
MT21・22・23・24・25
3
イ
ホ
670
A
GS210・230・250
GS21・23・25
3
イ
ホ
630
A
50
50
GS21Q・23Q・25Q
GS210Q・230Q・250G
3
イ
ホ
590
A
50
50
GOZ24・26・28
3
イ
ホ
680
MT18・20
MTX24
3
イ
ホ
530
90
90
トラクタ型式
MT22
改 ・24 ○
改
○
注1
A
重量モー
ドで使用
80
不足
TC74
A
A
注1
3
イ
ホ
650
49
80
A
ヒッチピ
ン内向き
ヒッチピ
ン内向き
注1
注1
備 考
オートヒッチ
トラクタ部の調整
ジョイント
切断寸法(mm)
-4S
-3S
トップ
リンク
取付穴
ロアー
リンク
取付穴
リフト
ロッド
取付穴
トップ
リンク
長さ(mm)
トップ
リンク
取付穴
TC71M
TC69
TX160・180・200
3
ロ
ヘ
520
A
70
70
TX201・221・241
TX240
3
イ
ヘ
680
TX212Q・232Q・252Q
TX213Q・233Q
1
ロ
ヘ
650
A
TX240Q・241Q
TX201Q・221Q
1
イ
ヘ
620
C
TX212・232・252
TX213・233
4
イ
ヘ
640
A
TX161・181・201
2
イ
ヘ
560
C
60
60
TX18・20・22
3
ロ
ヘ
660
A
50
50
TX253
4
イ
ヘ
660
A
TX253Q
1
イ
ヘ
680
A
NX280Q・NX281Q
3
イ
ヘ
730
C
NX201・221・241
NX200・220・240
NX19・21・23
3
イ
ヘ
680
A
NX201Q・221Q・241
NX200Q・220Q・240Q
1
イ
ヘ
620
C
NTX227・247
NTX245
NTX21・23・25
NTX210・230
4
イ
ヘ
640
A
NTX227Q・247Q
NTX245Q
NTX21Q・23Q・25Q
NTX210Q・230Q
1
ロ
ヘ
650
A
NX261・277・281
NX25・27
NX260・280
3
イ
ヘ
710
A
NX261Q・277Q
NX25Q・27Q
NX260Q
2
イ
ヘ
670
C
トラクタ型式
A
注1
注1
50
備 考
オートヒッチ
トラクタ部の調整
ジョイント
切断寸法(mm)
-4S
-3S
トップ
リンク
取付穴
ロアー
リンク
取付穴
リフト
ロッド
取付穴
トップ
リンク
長さ(mm)
トップ
リンク
取付穴
TC71M
TC69
N189
3
イ
ホ
460
C
70
70
N209
3
イ
ホ
490
C
30
30
N229・239
3
イ
ホ
540
C
N249
3
イ
ホ
540
C
CTX167・187・207・227
CTX160・180・200
2
イ
ホ
600
C
50
50
TZ24・22・20・27
3
イ
ト
670
A
50
50
トラクタ型式
A
注1
NZ235・215・195
3
イ
ト
670
注1
NZ230・210
3
イ
ト
630
A
70
70
CTX20・18・16
2
イ
ヘ
560
C
60
60
CX200・180・160
3
ロ
ヘ
520
A
70
70
N179・200
3
イ
ホ
610
A
100
100
注1
TZ210・230・250・280
3
イ
ト
660
A
NTX287
NTX270・280
NTX28Q
4
イ
ヘ
690
A
NTX267
NTX250
NTX27・28
4
イ
ヘ
660
A
NTX267Q・NTX250Q
NTX27Q
1
イ
ヘ
680
A
51
備 考
点検整備一覧表
時 間
項 目
参照ページ
新品使用始め
チェンケース&ギヤーケースのオイル量点検
32
新品1時間使用後
全部のボルト、ナットを増し締め
31
新品 50 時間使用後
①チェンケース&ギヤーケースのオイル交換
毎日の作業前
①チェンケース&ギヤーケースのオイル量、オイル漏れの点検
32
②耕うん爪の取付ボルトの増し締め
31
③ジョイントのグリスニップルへのグリス注入
④地面から上げて空転での、異音、異常振動等、異常の点検
①洗浄後、水分拭き取り
毎日の作業後
44・46
31・43
32
41・43
②ボルト、ナット、ピン類の緩み、脱落の点検
31
③耕うん爪、爪ホルダ等の摩耗、折損の点検
42
④ジョイントスプライン部へグリス注油
43
⑤ダブルジョイント・シングルジョイントへグリス注油
43
⑥スライド部・グリスニップルへのグリス注入
44
⑦入力軸へグリス塗布
44
①ギヤーケースのオイルシールの異常点検
45
150 時間毎又は
②チェンケース&ギヤーケースのオイル交換とオイルシール、パッキンの点検
44・45
シーズン終了
③安全ラベルの剥がれの点検
5〜7
54
④消耗部品の早期交換
52
異常診断一覧表
使用中あるいは使用後の点検時に下表の異常が発生した場合、そのままにしておきますと故障、事故の原
因となります。再使用せず、直ちに対策を行ってください。
特に
本体各部
部の対応については、触れずに必ず購入された販売店に相談して対策を行ってください。
異 音 の 発 生
ギヤー
ケース
オ イ ル 漏 れ
異常な高温の発生
異 音 の 発 生
チェン
ケース
オ イ ル 漏 れ
異常な高温の発生
異 音 の 発 生
耕うん軸
原 因
症 状
振 動 の 発 生
軸 回 転 不 良
土のたまりすぎ
対 策
ベアリングの損傷
ベアリング交換
ギヤーの損傷
ギヤー交換
入力軸:軸受け部オイルシールの損傷
オイルシール交換
取付ボルトのゆるみ
ボルト増し締め
オイル量の不足
オイル補給
ベアリングの損傷
ベアリング交換
チェンテンショナの破損
テンショナ交換
スプロケットの損傷
スプロケット交換
ベアリングの損傷
ベアリング交換
オイルシール、O リングの劣化、損傷
オイルシール、O リングの交 換
取付ボルトのゆるみ
ボルト増し締め
オイル量の不足
オイル補給
ベアリングの損傷
ベアリング交換
軸受け部のベアリングの損傷
ベアリング交換
耕うん爪取付ボルトのゆるみ
ボルト締め付け
耕うん爪の変形によるカバーとの干渉
耕うん爪交換
耕うん爪軸の曲がり
耕うん爪軸交換
耕うん爪、爪軸へのワラ、草等のかかり
ワラ、草等の除去
耕うん爪の配列不良
爪配列の点検
チェンの切損
チェン交換
駆動軸の切損
駆動軸交換
ギヤーの破損
ギヤー交換
耕深が深い
耕深を浅く
53
振 動 の 発 生
カバー取付ボルトのゆるみ
リミットスイッチ故障
フレーム
リミットスイッチの交換
ハーネスの断線又は結合部、端子外れ
ハーネス又は端子・コネクタの交換
電動シリンダのエア噛み又は故障
電動シリンダのエア抜き又は交換
マルチコントローラの故障
マルチコントローラの交換
バッテリの消耗
バッテリの充電又は交換
グリス切れ
グリス注入
ジョイント折れ角が不適格
マッチング姿勢の矯正
作業機の上げすぎ
リフト量の規制
た わ み 発 生
シャフトのかみ合い幅不足
長いものと交換
スプライン部のガタ
ノックピンとヨークの摩耗
交換
異 音 の 発 生
クラッチ芯ずれ
クラッチ芯合わせ
オ フ セ ッ ト・ 旋 回
作
動
不
良
異 音 の 発 生
ジョイント
クラッチ
ボルト増し締め
消 耗 部 品
1. ドラム
2. ナタツメ
3. ハイドツメ
54
用 語 解 説
アタッチメント
アゼローターに後付けする部品
オートヒッチ
トラクタに乗ったままワンタッチで作業機
を装着できるヒッチ
クリープ
超低速の作業速度
耕 深
耕うんする深さ
3点リンク
トラクタに作業機を装着するための3点で
支持を行うリンク
チェックチェン
作業機が左右に振れる量を規制するトラク
タのチェン
トップリンク
作業機を装着する3点のリンクのうち、作
業機の上部を吊り下げているリンク
揚 力
トラクタが作業機を上昇させるための力
ジョイント
トラクタの動力を作業機へ伝達するための
軸
リフトロッド
トラクタが作業機を上げるためロアーリン
クと連結しているアーム
リリーフ弁
油圧装置に規定以上の油の圧力がかかり油
圧装置が破損することを防止する弁
ロアーリンク
作業機を装着する3点リンクのうち、作業
機の下部を吊り下げているリンクで左右1
本ずつある
ポジションコントロールレバー
作業機を上げ下げするために使用するレ
バー
55
主 要 諸 元
型 式
RS750H-S
RS750H-T
RS750H-U
機体寸法
全
長 (mm)
1800
1840
1800
全
幅 (mm)
1560
1560
1560
全
高 (mm)
1300
1300
1300
量 (kg)
260
263
264
重
適応トラクタ KW (PS)
装着装置の種類
11.8 〜 20.6(16 〜 28)
日農工特4P A 1形
日農工特4P A 2形
標 準 作 業 速 度 (km/h)
作
業
能
0.4 〜 0.8
率 (分 /100m)
掘削部 整形部
入 力 軸 回 転 速 度 (rpm)
爪
本
数
回
転
径 (mm)
8 〜 15
390 〜 430(PTO1 速エンジン回転速度 1800 〜 2000)
ナタツメ:4本 ハイドツメ:2本
665
ドラム形状 (mm)
8 面段付ドラム
ド ラ ム 径 (mm)
750
20 〜 30
適 応 畦 高 さ (cm)
オフセット方法
型 式
電動式オフセット平行リンク機構
RS750H-MU
RS750H-SI
機体寸法
全
長 (mm)
1800
1840
全
幅 (mm)
1560
1560
全
高 (mm)
1300
1300
量 (kg)
264
264
重
適応トラクタ KW (PS)
装着装置の種類
11.8 〜 20.6(16 〜 28)
日農工特4P B 形
標 準 作 業 速 度 (km/h)
作
日農工特4P B 形
業
能
0.4 〜 0.8
率 (分 /100m)
掘削部 整形部
入 力 軸 回 転 速 度 (rpm)
爪
本
数
回
転
径 (mm)
日農工特4P A 1形
8 〜 15
390 〜 430(PTO1 速エンジン回転速度 1800 〜 2000)
ナタツメ:4本 ハイドツメ:2本
665
ドラム形状 (mm)
8 面段付ドラム
ド ラ ム 径 (mm)
750
20 〜 30
適 応 畦 高 さ (cm)
オフセット方法
電動式オフセット平行リンク機構
56
主 要 諸 元
型 式
RS750H-IS
機体寸法
全
長 (mm)
1960
全
幅 (mm)
1560
全
高 (mm)
1300
量 (kg)
273
重
適応トラクタ KW (PS)
11.8 〜 20.6(16 〜 28)
装着装置の種類
標準3P 直装
標 準 作 業 速 度 (km/h)
作
業
能
0.4 〜 0.8
率 (分 /100m)
掘削部 整形部
入 力 軸 回 転 速 度 (rpm)
爪
本
数
回
転
径 (mm)
8 〜 15
390 〜 430(PTO1 速エンジン回転速度 1800 〜 2000)
ナタツメ:4本 ハイドツメ:2本
665
ドラム形状 (mm)
8 面段付ドラム
ド ラ ム 径 (mm)
750
20 〜 30
適 応 畦 高 さ (cm)
オフセット方法
型 式
電動式オフセット平行リンク機構
RS750HT-0S
RS750HT-3S
RS750HT-4S
機体寸法
全
長 (mm)
1720
1890
1890
全
幅 (mm)
1560
1560
1560
全
高 (mm)
1300
1300
1300
量 (kg)
261
290
294
重
適応トラクタ KW (PS)
装着装置の種類
11.8 〜 20.6(16 〜 28)
日農工標準3P 0.1 形 オートヒッチ
標 準 作 業 速 度 (km/h)
作
業
能
0.4 〜 0.8
率 (分 /100m)
掘削部 整形部
入 力 軸 回 転 速 度 (rpm)
爪
本
数
回
転
径 (mm)
8 〜 15
390 〜 430(PTO1 速エンジン回転速度 1800 〜 2000)
ナタツメ:4本 ハイドツメ:2本
665
ドラム形状 (mm)
8 面段付ドラム
ド ラ ム 径 (mm)
750
20 〜 30
適 応 畦 高 さ (cm)
オフセット方法
電動式オフセット平行リンク機構
57
装着装置の種類
特殊4P A1形(RS750H-S)
特殊4P A1形(RS750H-SI)
特殊4P A2形(RS750H-T)
特殊4PB形(RS750H-U)
三菱 特殊4PB形(RS750H-MU)
日農工標準3P(RS750HT-0S)
標準3P 直装(RS750H-1S)
58
オプション部品について
1. ナカアゼキット A
中畦を一工程で作る場合に使用します。
2. ホジョドラムキット A
畦の天場の右サイド(後方より見て)を締め
付ける場合に使用します。
3. ホジョドラムキット B
畦の天場の右サイド(後方より見て)を締め
付ける場合に使用します。片畦専用部品で
す。両畦作業は本部品では行わないでくだ
さい。
4. ローラキット A
畦の幅が広い(ローラの幅を広くする場合)
に使用します。
5. ローラキット A2
ロ ー ラ が 3 分 割(95mm、150mm、260mm)
で使用できます。
6. ローラキット BA
畦の高さが低い場合に使用します。
畦の角がなめらかに成形できます。
7. ローラキット BA2
畦の高さが低い場合に使用します。
ローラが2分割(180mm、287mm)で使用で
きます。
8. タンクキット E
除草剤散布に使用します。
9. ハーネスキット A
バッテリーの配線の延長に使用します。
10. コーウンジクキット A
乾田用爪軸として使用します。
11. ローラキット C2
畦の高さが低い場合に使用します。ローラ
が2分割(180mm、287mm)で使用できます。
標準 EX ローラを外して使用します。
59
本 社 ・ 工 場 〒701-0292 岡山市南区中畦684番地
1(086)298-3112(代)
北海道営業所 〒071-1248 北海道上川郡鷹栖町8線西2号6番
1(0166)49-0070(代)
東 北 営 業 所 〒024-0004 岩手県北上市村崎野13地割35-1
1(0197)71-1160(代)
関 東 営 業 所 〒321-3325 栃木県芳賀郡芳賀町芳賀台47-1
1(028)687-1600(代)
新 潟 営 業 所 〒942-0041 新潟県上越市安江477-1
1(025)546-7747(代)
岡 山 営 業 所 〒701-0165 岡山市北区大内田727
1(086)250-1833(代)
九 州 営 業 所 〒861-2234 熊本県上益城郡益城町古閑107-11
1(096)286-0202(代)
http://www.kobashikogyo.com
お客様メモ
購入日
購入店名
平成
年
月
日