取扱説明書 RKS750H RKS750HT-3S 当製品を安全に, また正しくお使いいただくために必ず本 取扱説明書をお読みください。誤った使いかたをすると, 事故を引き起こす恐れがあります。 お読みになった後も必ず製品に近接して保存してください。 0701-0292 岡山市中畦684 0142008 - 000 はじめに このたびはコバシアゼローターをお買いあげいただきましてありがとうございました。 この取扱説明書は、アゼローターの性能を十分に発揮させ、より安全で快適な農作業をしていただ くためにも、ご使用前によくお読みいただき、正しい取扱いをしてくださるようお願いいたします。 又、アゼローターを他の人に貸出される場合は、この取扱説明書も併せて貸出していただき、正し い取扱いをしていただくようにご指導をお願いいたします。 なお、本製品については、不断の研究成果を新しい技術としてただちに製品に取入れておりますので、 お手元の製品と本書の内容が一致しない場合もありますが、あらかじめご了承ください。 安全作業のポイント ◎安全な作業をしていただくためには、まず機械の使い方を十分理解し、正しい取扱いを することが基本となります。 ◎この取扱説明書では、特に、重要と考えられる取扱い上の注意事項について、次のよう に表示しています。 必ずお読みいただいて事故のない安全な作業をしてください。 危険…その警告文に従わなかった場合、死亡または重傷を負うことになるものを 示します。 警告…その警告文に従わなかった場合、死亡または重傷を負う危険性があるもの を示します。 注意…その警告文に従わなかった場合、ケガを負う恐れがあるものを示します。 取扱上の注意… その警告文に従わなかった場合、機械の損傷を起こす恐れのある 操作を示します。 アゼローターの使用目的・使用範囲 このコバシアゼローターは水田の畦塗用作業機です。 使用目的以外の作業や改造などは、決して行なわないでください。 目 次 安全に作業するために ……………………1 スイッチボックスの操作及び注意事項 ……33 1. はじめに …………………………………1 1. 操作と取り扱いの注意 …………………33 2. 作業の前に ………………………………2 2. 格納 ………………………………………33 3. トラクタへの着脱 ………………………2 マルチコントローラトラブルシューティング ……34 4. 防護カバー類の取付け …………………2 作業前の点検 …………………………………35 5. 装着時の前後バランスの確認 …………2 1. 各部のボルト・ナットのゆるみ ………35 6. トラックへの積み・降ろし ……………3 2. ジョイントへのグリスアップ …………35 7. 一般走行 …………………………………3 3. ギヤーケースのオイル量 ………………36 8. 圃場への出入り …………………………4 4. チェンケースのオイル量 ………………36 9. 作業をしている時 ………………………4 5. 空転、暖機運転 …………………………36 10. 作業中の点検 ……………………………5 圃場の準備 ……………………………………37 11. トラクタを止めるとき …………………5 1. 圃場条件 …………………………………37 12. その他 ……………………………………5 2. 作業時の圃場水分 ………………………37 移動、圃場への出入り ………………………38 安全ラベルの取扱い …………………6∼8 前進作業と後進(リバース)作業の切り換え動作 …39 サービスと保証について ………………………9 前進作業及び後進(リバース)作業のセットの仕方 …40 各部の名称 ……………………………………10 1. 通常作業(前進・後進作業)をする場合 …40 アゼローターの開梱 …………………………11 2. トラクタに装着した後、前進作業状態にする場合 …40 トラクタへの装着〔日農工特殊4P〕…………12 3. 前進作業状態から後進(リバース)作業状態にする場合 …40 1. トラクタへの装着 …………………12∼13 4. 後進(リバース)作業状態から前進作業状態にする場合 …40 2. トラクタからの取外し …………………14 上手な作業の仕方 ……………………………41 トラクタへの装着〔特3P直装〕………………15 1. 作業前の各部の調整 ………………41∼43 1. トラクタへの装着 ………………………15 2. 作業の仕方 ………………………………43 2. トラクタからの取外し …………………16 作業後の手入れ ………………………………44 トラクタへの装着〔標準3P直装〕……………17 耕うん爪の交換 ………………………………44 1. トラクタへの装着 ………………………17 1. 耕うん爪の種類と本数 …………………44 2. トラクタからの取外し …………………18 2. 耕うん爪の取付方法 ……………………44 トラクタへの装着(日農工標準3P)…………19 保守・点検 ………………………………45∼47 1. 装着前の準備 ………………………19∼20 保管・格納 ……………………………………47 2. トラクタへの装着 ………………………20 トラクタ別装着表 ………………………48∼55 3. 装着後のトラクタとの調整 ……………23 点検整備一覧表 ………………………………56 4. トラクタからの取外し …………………24 異常診断一覧表 ………………………………57 5. 重量バランスの調整 ……………………25 消耗部品 ………………………………………58 トラクタの電源接続と配線 …………………26 用語解説 ………………………………………59 制御ボックスの取付け及び接続 ……………27 主要諸元 …………………………………60∼63 1. 制御ボックスの取付け …………………27 装着装置の種類 …………………………64・65 2. 電源コードの接続 ………………………27 オプション部品について ……………………66 安全に作業するために 安全に作業していただくために次のことを守ってください。 もし怠ると…傷害事故又は人身事故を引き起こすことがあります。 1 はじめに 1-1 取扱説明書をよく読み、機械の使い方をよく 1-5 服装には注意を払いましょう 覚えてからご使用ください。 作業中の服装は、ヘルメット、シートベルト、 トラクタの取扱説明書もあわせてよくお読み すべらない靴、キチンとした作業服を着用し ください。 てください。だぶついたズボンや上着など、 機械の操作を知らずに使用するとたいへん危 回転部分に巻き込まれやすい服装は、たいへ 険です。 ん危険です。ボタンもキチンととめましょう。 1-2 取扱説明書は、いつでも読めるように、機械 と一緒に大切に保管してください。 1-3 機械を他人に貸出しされる場合は、取扱説明 書も併せて貸出していただき、正しい取扱い をしていただくように、指導してください。 1-6 次のような状態では運転しないでください。 ① 飲酒運転 ② いねむり運転 ③ 病気や薬物の作用で正常な運転ができな いとき ④ 若年者 ⑤ 妊娠中の方 1-4 適応トラクタ以外への装着の禁止 機械の操作に十分熟練し、必要な運転免許証 主要諸元表に適応トラクタ馬力を表示してい を携帯し、心身ともに健康な状態で運転して ますので熟読の上、適応馬力内のトラクタに ください。 装着してください。特にトラクタ馬力が小さ い場合はトラクタとの重量バランスが悪くな り事故の原因となります。 1-7 共同作業者がある場合は、動作ごとに合図を 徹底しましょう。 1-8 使用目的以外の作業や、機械の改造は事故の 発生、又は、機械の故障の原因となりますの で、決してしないでください。 1 安全作業をもし怠ると傷害事故又は人身事故を引き起こすことがあります 2 作業の前に 2-1 機械の点検を 各部のボルト、ナットなどのゆるみや、ピン の脱落がないか確認してください。作業中に ボルト、ナット、ピンなどが外れますと、作 業機やトラクタの破損の原因及び事故の原因 となります。 3-6 取付各部のトメピンが全て確実に装着されて いるか確認してください。 3 トラクタへの着脱 4 防護カバー類の取付け 3-1 作業機の着脱及び調整は、平坦で十分な広さ があり地盤のしっかりした場所で行いましょ 4-1 ジョイントをはじめ、作業機のセフティカバ う。特に夜間の作業機の着脱は、安全で適切 ー防護カバー類は必ず取付けてください。 な照明を用いる等、安全に留意して行ってく ださい。 5 装着時の前後バランスの確認 3-2 トラクタを移動して作業機を装着する場合に 5-1 作業機とトラクタとのバランスの確認 は、トラクタと作業機の間に人が入らないよ 作業機を装着すると機体の長さや幅が大きく うに注意してください。 なり、重量バランスが変わります。確認の上 トラクタの前輪に20%以上のウエイトがかか るように、フロントウエイトを取付けてくだ さい。なお、作業機に泥が付着して、重たく なる場合もありますので注意してください。 又、アタッチメント等を取付けて使用される 3-3 トラクタと作業機の着脱に際しては、いつで 場合もバランスの確認を行い、フロントウエ も逃げられる安全な態勢で操作し、このとき イトを取付けてください。 トラクタは必ずブレーキで止めておいてくだ さい。 3-4 二人以上で着脱を行う場合は、互いに合図し あいましょう。 3-5 ジョイントのノックピンが確実にPTO軸溝に、 又、作業機入力軸溝にはまったか確認してく ださい。 2 安全作業をもし怠ると傷害事故又は人身事故を引き起こすことがあります 5-2 作業機に他のアタッチメントを取付ける場合 は、事前に必ずアタッチメントの取扱説明書 を良く読んでください。 6 トラックへの積み・降ろし 6-1 積み・降ろしの場所は平坦で安全なところを 選びましょう。 6-2 すべり止めをした丈夫なアユミ板を確実に固 定してください。傾斜角度、平行度を確認し てください。 7-2 トラクタ・作業機には運転者以外の人を乗せ 6-3 トラックは移動しないようにしっかりと車の ないでください。 サイドブレーキをかけてください。 6-4 トラクタの左右のブレーキペダルを連結し、 脱輪しないように注意してください。又、途 中でクラッチを切ったり、変速を中立にしな いでください。低速で積み・降ろしをしてく ださい。 6-5 作業機を装着しての積み・降ろしはトラクタ の重量バランスが変わります。泥の付着等も あり、十分注意して行ってください。 7-3 左右のブレーキペダルを連結して走行してく ださい。 6-6 折りたためる作業機は折りたたみ、エクステ ンションエプロンもたたみ、トラックの荷台 よりはみ出さないように注意し、強度が十分 あるロープで確実に固定してください。 7-4 作業機の回転を止めて走行してください。 7-5 作業機の落下防止装置を必ず使用して走行し 7 一般走行 7-1 トラクタは作業機を装着して公道を走行でき てください。 7-6 必要以上の高速運転、急発進、急ブレーキ、 ません。 (道路運送車両の保安基準) 急旋回をしないでください。 7-7 旋回するときは、作業機に人や物が接触しな 作業機を装着して走行すると、他の車や電柱 などに引っかけて事故の原因になります。 いように注意してください。 3 安全作業をもし怠ると傷害事故又は人身事故を引き起こすことがあります 7-8 作業機は左右がトラクタの機体幅より広いた 8-3 うねや段差に対して斜め方向に進むと、横滑 め、走行時は十分注意してください。移動時 りや転倒する危険があります。作業機を低く は作業機の折りたためる箇所は折りたたみ走 して重心を下げ、直角に進めてください。 行してください。又、スタンドがついている 9 作業をしているとき 場合も必ず外してください。 9-1 いねむり運転、わき見運転をしないようにあ 7-9 路肩に草が茂っている所を走行するときは特 らかじめ体調を整えてください。 に路肩の強度に気を付けてください。 9-2 回転部分等、動く所には触れないでください。 9-3 作業中は、まわりに人を近寄らせないでくだ さい。特に子供には十分注意してください。 補助作業者がある場合は、動作ごとに合図を かわしてください。 9-4 運転者が運転位置をはなれて作業機を調整す 7-10 坂道では、クラッチを切ったり、変速を中 る場合、又、爪軸等への草やワラのからみ付 立にしないでください。 きを取りのぞく場合等は、必ずトラクタの駐 7-11 坂道では、スピードを落とし、低速で走行 車ブレーキをかけ、又、エンジンを停止し、 してください。 かつ、PTO軸への動力の伝導が絶たれている 7-12 坂道では、エンジンブレーキを使用し、急 ことを確認した上で行ってください。 ブレーキをかけないでください。 8 圃場への出入り 8-1 圃場に入るときは、必ず前進で速度を下げて、 うねや段差に対して直角に進んでください。 8-2 圃場から出るときは、傾斜しているうねはバ ックで上るか、又は丈夫なアユミ板を使用し てください。 4 安全作業をもし怠ると傷害事故又は人身事故を引き起こすことがあります 9-5 作業機の下にもぐったり、足をふみこんだり 10-2 点検のために外した防護カバーは、必ず元 しないでください。 の通りに取付けてください。 9-6 作業機のカバーは、土礫が飛散しないように 調節してください。 10-3 ラジエーター、マフラーは高温になります ので、ヤケドに注意してください。 10-4 点検整備に必要な工具類は、適切な管理を 行い、正しい使用をしてください。 11 トラクタを止めるとき 11-1 平らな場所に止めてから、作業機を降ろし てエンジンを止め、駐車ブレーキをかけて 9-7 ぬかるみにはまっても作業機は絶対に外さな ください。 いで、他の車に引き上げてもらってください。 11-2 傾斜地に止める場合は、タイヤに必ず車止 牽引点は低くしてください。 めをしてください。 10 作業中の点検 10-1 作業機の点検を行うときは、トラクタの駐 車ブレーキをかけ、又、エンジンを停止し、 かつ、PTO軸への動力の伝導が絶たれてい ることを確認した上で行ってください。又、 油圧ロックも必ず行ってください。 12 その他 12-1 作業機指定のPTO回転数を守ってください。 低速回転用の作業機を高速回転で使用する と作業機が異常作動し危険です。 12-2 トラクタのエンジン始動時は、作業機が下 がっていることを確認してください。 作業機が不意に下がることもあり危険です。 5 安全ラベルの取扱い 1 いつも汚れや泥をとり警告がハッキリと見えるようにしてください。 2 安全ラベルが損傷したり破損した時は、新しいものと交換してください。 3 安全ラベルを貼ってある部品を交換した時は、必ず新しい部品に、取外した部品と同 じ場所に安全ラベルを貼ってください。 コバシアゼローターには、次の安全ラベルが貼ってあります。よくお読みになって、理解 した上で作業してください。 ① ② ③ ③ 6 ④ ⑤ 7 ⑥ 8 サービスと保証について 1 保証書について コバシアゼローターには保証書が添付してあります。保証書はお客様が保証修理を受けられる際に必要 となるものです。保証内容は保証書をご覧ください。お読みになった後は大切に保管してください。 2 アフターサービスについて 機械の調子が悪いときに点検、処置してもなお不具合があるときは、下記の点を明確にして、お買い 上げ頂いた販売店、農協、弊社営業所までご連絡ください。 その際 ●機械の型式名と製造機械番号 ●ご使用状況(作業速度、回転数はいくらで、どんな作業をしていたときに) ●どのくらい使用されましたか(約○○アール・約○○時間使用後) ●不具合が発生したときの状況を、できるだけ詳しくお教えください。 製造機械番号 ■ 補修用部品の供給年限について この製品の補修用部品の供給年限(期間)は、製造打ち切り後9年といた します。 但し、供給年限内であっても、特殊部品につきましては、納期等につい てご相談させていただく場合もあります。 補修用部品の供給は、原則的には、上記の供給年限で終了いたしますが、 供給年限経過後であっても、部品供給のご要請があった場合には、納期 及び価格についてご相談させていただきます。 ■ 純正部品を使いましょう 補修用部品は、安心してご使用いただける純正部品をお買い求めくださ い。市販類似品をお使いになりますと、機械の不調や、機械の寿命を短 くする原因になります。 9 各部の名称 ギヤーケース チェンケース マーカー (後進作業) EXローラA EXローラ ドラム スタンドL 電動シリンダ ロックアーム ロックプレート ローラ フック 調整ハンドル スタンドR スライドカバー サイドカバーR スイングアーム オフセットプレート EXサイドカバー EXドラムカバー カイドウプレート 電動シリンダ コールタ ドラムカバー マーカー (前進作業) シールドカバー ナタツメ ハイドツメ 10 アゼローターの開梱 1. 開 梱 アゼローターは、木枠梱包されていますの で開梱してください。 注意 木枠梱包には、スクリュウクギが使用され ています。クギの踏み抜きなどないように 注意して開梱してください。 標準装備品 部 品 名 数量 型 式 RKS750HT-4S オートヒッチアーム 1 ジョイント(TC71M) 1 RKS750HT-4S ジョイント(TC69) 1 RKS750HT-3S ジョイント(KMC66) 1 RKS750H-1S スタンドR・L 各1 制御ボックス 1 束線バンド 8 ハーネスBS.ASSY 1 メガネレンチ (19×22) 1 取扱説明書 1 RKS750HT-3S 11 トラクタへの装着〔日農工特殊4P〕 3. アゼローターの準備 アゼローターはお持ちの純正ロータリと同様の手 順でトラクタへの装着が可能です。純正ロータリ アゼローターを移動時の位置にしてくださ の取扱説明書をご確認ください。 い。次にアゼローターの脱着を容易にする ため、スタンド(R,L)を取付けてください。 1 トラクタへの装着 注意 1. 平坦で十分な広さがあり地盤のしっかり した場所で行ってください。 2. 夜間の場合は適切な照明を用いてくださ い。 3. トラクタとアゼローターの間には人が入 らないよう注意してください。 スタンドL スタンドR 4. 二人作業の場合は互いに合図しあって作 業してください。 4. アゼローターを装着姿勢に 調整ハンドルの長さを310mm(メモリ3)に 1. トラクタの準備 セットしてください。 1. オートヒッチの取付け ロアーリンク、リフトロッドは純正ロータ リと同じ取付位置で装着できますので、ロ ータリを外し、そのままアゼローターの着 脱ができます。 2. ロックレバーを装着位置に m 0 31 オートヒッチのロックレバーを手前に引き、 m 調整ハンドル ヒッチピンのフックを閉じた状態にしてく ださい。 4P仕様の場合は、装着前にアゼローターの メモリ3 入力軸とジョイント結合部に十分グリスを 塗布してください。 グリス塗布 12 5. 装着 注意 オートヒッチのトップリンクホルダ部とア ゼローターのマスト先端を合わせ、ゆっく 作業が終わってアゼローターを取外すまで りバックし、ポジションコントロールレバ は、レバーには絶対に手を触れないでくだ ーを「上げ」位置にして、アゼローターの さい。ロックが解除しアゼローターが外れ マスト先端をすくい上げます。 ます。 ① 中心を合わせバックします。 Aフレーム 6. 作業姿勢の調整 マスト トラクタに装着する場合の目安としてくだ さい。 (メモリ5) m 0 33 m 調整ハンドル ② リフトアップしてマストをすくい上げま す。 Aフレーム メモリ5 マスト 取扱上の注意 1. 最初の装着時には、油圧をゆっくりあげ ながら、トラクタとアゼローターが干渉 しないか確認してください。特に、キャ ビン付きトラクタの場合には、背面のガ ラスを割らないように注意してください。 2. トラクタによっては、スイッチひとつで 自動で最上部まで上昇する機構がありま ③ ロックレバーを確実にロックします。ロ ックレバーは装着されると前後に動き、 すが、必ず手動で干渉の有無を確認して 自動的にロック状態になります。アゼロ から使用してください。又、アゼロータ ーターのヒッチピン(左右)にフックが ーが勢いよく上がるため10cm以上の余裕 確実にかかっていることを確認してくだ を持って上げ規制をしてください。 3. トップリンクやロアーリンクの取付穴位 さい。 置、及びリフトロッドやトップリンクの 長さを変えた場合にも干渉の有無を確認 してください。 4. 左右の水平調節についても注意してくだ さい。 フック 13 2 3. アゼローターを脱着姿勢に トラクタからの取外し 調整ハンドルの長さを310mm(メモリ3)に セットしてください。 注意 アゼローターを外す場合は平坦で十分な広 さがあり地盤のしっかりした場所で行って ください。 m 0 31 1. アゼローターの取外し準備 m 調整ハンドル アゼローターを移動時の状態にしてくださ い。 メモリ3 4. ジョイントの取外し(オートヒッチのみの 場合) 5. ロックの解除 アゼローターを持ち上げ、ロックレバーを 後方へ押し倒します。 6. 作業機を下げる ポジションコントロールレバーを「下げる」 にして、アゼローターを下げるとロアーフ 2. スタンドの取付け トラクタから取外す前に、アゼローターに ック部は外れます。次にポジションコント スタンド(R,L)を取付けてください。 ロールレバーを下げながらトラクタをゆっ くり前進させるとアゼローターは外れます。 ※ 外れない場合は、場所が平坦でないとか、 トラクタがまっすぐ前進していないなどの 原因がありますので、再度、動作をやり直 してください。 スタンドL スタンドR 14 トラクタへの装着〔特3P直装〕 3. アゼローターを装着姿勢に アゼローターはお手持ちの純正ロータリと同様の 手順でトラクタへの装着が可能です。トラクタ及 調整ハンドルの長さを310mm(メモリ3)に び純正ロータリの取扱説明書をご確認ください。 セットしてください。 1 トラクタへの装着 注意 m 0 31 1. 平坦で十分な広さがあり地盤のしっかり m 調整ハンドル した場所で行ってください。 2. 夜間の場合は適切な照明を用いてくださ い。 メモリ3 3. トラクタとアゼローターの間には人が入 らないよう注意してください。 4. 装着 4. 二人作業の場合は互いに合図しあって作 トラクタにより、装着順が異なります。お 業してください。 手持ちのトラクタ及び純正ロータリの取扱 い説明書に従って装着してください。 1. トラクタの準備 ① ロアーリンクを取付けてください。 トラクタは、純正ロータリを外したままの ② トップリンクを取付けてください。 状態で本アゼローターの装着が可能です。 ③ ジョイントを取付けてください。(純正 ロータリのジョイントを使用) 2. アゼローターの準備 アゼローターを移動時の位置にしてくださ 危険 い。次にアゼローターの脱着を容易にする セフティカバーを取外して使用すると、死 ため、スタンド(R,L)を取付けてください。 傷することがありますので、必ず取付けた ままで使用してください。 5. 作業姿勢の調整 トラクタに装着する場合の目安としてくだ さい。 (メモリ5) スタンドL スタンドR m 0 33 m 調整ハンドル メモリ5 15 2. スタンドの取付け 注意 トラクタから取外す前に、アゼローターに スタンド(R,L)を取付けてください。 1. 最初の装着時には、油圧をゆっくりあげ ながら、トラクタとアゼローターが干渉 しないか確認してください。特に、キャ ビン付きトラクタの場合には、背面のガ ラスを割らないように注意してください。 2. トラクタによっては、スイッチひとつで 自動で最上部まで上昇する機構がありま すが、必ず手動で干渉の有無を確認して から使用してください。又、アゼロータ ーが勢いよく上がるため10cm以上の余裕 スタンドL を持って上げ規制をしてください。 3. トップリンクやロアーリンクの取付穴位 スタンドR 3. アゼローターを脱着姿勢に 置、及びリフトロッドやトップリンクの 調整ハンドルの長さを310mm(メモリ3)に 長さを変えた場合にも干渉の有無を確認 セットしてください。 してください。 4. 左右の水平調節についても注意してくだ さい。 m 2 0 31 トラクタからの取外し 注意 m 調整ハンドル メモリ3 アゼローターを外す場合は平坦で十分な広 さがあり地盤のしっかりした場所で行って 4. ジョイントを取外してください。 ください。 5. トップリンクを取外してください。 6. ロアーリンクを取外してください。 ※ 外れない場合は、場所が平坦でないとか、 1. アゼローターの取外し準備 アゼローターを移動時の状態にしてくださ トラクタがまっすぐ前進していないなどの い。 原因がありますので、再度、動作をやり直 してください。 16 トラクタへの装着〔標準3P直装〕 1 3. アゼローターを装着姿勢に トラクタへの装着 調整ハンドルの長さを310mm(メモリ3)に セットしてください。 注意 1. 平坦で十分な広さがあり地盤のしっかり した場所で行ってください。 2. 夜間の場合は適切な照明を用いてくださ い。 m 10 3. トラクタとアゼローターの間には人が入 m 調整ハンドル 3 らないよう注意してください。 4. 二人作業の場合は互いに合図しあい注意 して作業してください。 メモリ3 1. トラクタの準備 4. 装着 トラクタに装着されているロータリを取外 トラクタにより、装着順が異なります。お してください。標準3点リンク用の長いトッ 手持ちのトラクタ及び純正ロータリーの取 プリンクを準備します。 (トラクタの取扱説 扱説明書に従って装着してください。 明書をご確認ください。) ① ロアーリンクを取付けてください。 ② トップリンクを取付けてください。 2. アゼローターの準備 ③ ジョイントを取付けてください。 (付属) アゼローターを移動時の位置にしてくださ い。次にアゼローターの脱着を容易にする 危険 ため、スタンド(R,L)を取付けてください。 セフティカバーを取外して使用すると、死 傷することがありますので、必ず取付けた ままで使用してください。 5. 作業姿勢の調整 トップリンクの伸縮により、作業姿勢を調 整してください。基本的にはフレームが地 面に対して水平となる位置です。 スタンドL スタンドR 17 2. スタンドの取付け 注意 トラクタから取外す前に、アゼローターに スタンド(R,L)を取付けてください。 1. 最初の装着時には、油圧をゆっくりあげ ながら、トラクタとアゼローターが干渉 しないか確認してください。特に、キャ ビン付きトラクタの場合には、背面のガ ラスを割らないように注意してください。 2. トラクタによっては、スイッチひとつで 自動で最上部まで上昇する機構がありま すが、必ず手動で干渉の有無を確認して から使用してください。又、アゼロータ ーが勢いよく上がるため10cm以上の余裕 スタンドL を持って上げ規制をしてください。 スタンドR 3. トップリンクやロアーリンクの取付穴位 置、及びリフトロッドやトップリンクの 3. ジョイントを取外してください。 長さを変えた場合にも干渉の有無を確認 4. トップリンクを取外してください。 してください。 5. ロアーリンクを取外してください。 4. 左右の水平調節についても注意してくだ さい。 2 トラクタからの取外し 注意 アゼローターを外す場合は平坦で十分な広 さがあり地盤のしっかりした場所で行って ください。 1. アゼローターの取外し準備 アゼローターを移動時の状態にしてくださ い。 18 トラクタへの装着〔日農工標準3Pオートヒッチ〕 1 3. オートヒッチの取付け 装着前の準備 1. トラクタの準備 警告 アゼローターの装着方法は標準3点リンク 式のヒッチです。もし、トラクタに特殊3 トラクタの駐車ブレーキをかけ、又エンジ 点リンク式のロータリーを装着されている ンを停止し、PTO軸への動力が切れている 場合は、トップリンクを標準3点リンク用 ことを確認してから作業してください。 の長いトップリンクと付け替えてください。 また、ドローバーがジョイントに干渉する ① トラクタのポジションコントロールレバ 場合は、ドローバーの位置を変えるか、取 ーを下げ、ロアーリンクをいっぱいまで 外しをしてください。 下げます。トラクタのPTO軸にジョイン トの広角側を取付け、アゼローター入力 軸側は地面に置いてください。 ② オートヒッチを、トラクターのトップリ 3点リンクと取付け位置は、本書のトラク ンクに取り付けます。 タ別装置寸法表40頁∼49頁を参照の上、ト ップリンク長さやリフトロッド位置を確認、 トップリンク 取付けてください。 2. オートヒッチの準備 4セットで使用する場合は、オートヒッチ アームにジョイントをセットするサポート プレート、及び、ボルトが確実に取付けて あることを確認してください。 3セットの場合はサポートプレート、ボル トがないことを確認してください。 オートヒッチアーム トップリンクピンはトラクタの付属品を 使用してください。 サポートプレート ボルト 19 ③ 左右のロアーリンクにオートヒッチのロ ⑥ ジョイントセフティカバーのチェンを固 アーリンクピンを取り付けてください。 定し、回り止めをしてください。 トラクタの3点リンク規格により、内側 セットと外側セットがありますので規格 に合わせてセットしてください。 JIS O …内側セット JIS I …外側セット ロアーリンクピン(0形) ⑦ チェックチェンを張ってオートヒッチを トラクタの中心に合わせてください。ま た、ロアーリンクに左右の高さも均等に してください。 注意 装着が終わりましたら、各部のトメピンや トップリンクの抜け止めが確実になされて いることを確認してください。 2 トラクタへの装着 ロアーリンクピン(1形) 注意 ④ トラクタのPTO軸にジョイントの広角側 1. 平坦で十分な広さがあり地盤のしっかり を取付けます。 した場所で行ってください。 ⑤ ジョイントのラベル面を上にし、手でジ 2. 夜間の場合は適切な照明を用いてくださ ョイントを折り曲げ、軸の細い部分から い。 サポートプレートの長穴にセットしてく 3. トラクタとアゼローターの間には人が入 ださい。 (4セットのみ) らないよう注意してください。 4. 二人作業の場合は互いに合図しあって作 業してください。 20 1. アゼローターの準備 3. オートヒッチフックのロック解除 スタンド(R,L)を取付けてください。 装着前に、フックバネを起こしてロックを 解除し、レバーを真上に引き上げレバーの 凸部をレバーガイドに引っ掛けて、フック を開いておきます。 スタンドL スタンドR 2. アゼローターを装着姿勢に 調整ハンドルの長さを290mm(メモリ1)に セットして下さい。プレートはヒッチとフ 4. 取付け レーム間の固定をし、調整ネジの位置決め バックしてヒッチを合わせる をしています。 トラクタのPTOの変速はニュートラルにし ておいてください。 オートヒッチを下げて、トラクターをゆっ くりアゼローターに近づけ、アゼローター 29 のマスト先端とオートヒッチのトップを合 m 0m 調整ハンドル わせます。この時トラクタとアゼローター が直角になるようにしてください。 オートヒッチアーム メモリ1 フレーム プレート 取扱上の注意 プレートは必ず取付けてください。 21 マスト 5. フックを合わせてリフトアップ 7. 広角ジョイントの取付方法 ポジションコントロールレバーを「上げる」 3セットのときに、広角ジョイントを取付け にして、アゼローターをゆっくりとリフト る場合は、必ず、広角側をトラクタPTO軸に アップすると、オートヒッチのロアーフッ 取付けてください。 クとジョイントのクラッチ部は自動的に接 続、ロックされます。ジョイントが噛み合 わなかったりした場合は、ポジションコン トロールレバーを下げて一度前進、再度最 初からやり直してください。 ジョイントセフティカバーのチェンを固定 し、回り止めをします。この時アゼローター をいっぱい下げてもチェンが緊張しないよう にたるみを持たせてください。 6. フックを閉じてロック オートヒッチアームのフック部にアゼロータ ーのガイドカラーが両側とも入っていること を確認してから、オートヒッチアームのレバ ーを下げてフックを閉じます。 レバーについているフックバネをレバーガイ ドに引っ掛けて、不用意にアゼローターが外 危険 れないように確実にロックしてください。 セフティカバーを取り外して使用すると巻 き込まれて死傷することがありますので、 注意 必ず取付けたままで使用してください。 作業が終わってアゼローターを取り外すま では、オートヒッチレバーには絶対に手を セフティカバー 触れないでください。ロックが解除しアゼ ローターが外れます。 レバー 8. スタンドは外してください。 レバーガイド フックバネ 22 2. トップリンクの調整(前後の傾き) 取扱上の注意 アゼローターを接地させ、フレームが水平 になるようにトップリンクを調整してくだ 1. 最初の装着時には、油圧をゆっくりあげ さい。 ながら、トラクタとアゼローターが干渉 トップリンク しないか確認してください。特に、キャ ビン付きトラクタの場合には、背面のガ ラスを割らないように注意してください。 2. トラクタによっては、スイッチひとつで 自動で最上部まで上昇する機構がありま すが、必ず手動で干渉の有無を確認して から使用してください。又、アゼロータ ーが勢いよく上がるため10cm以上の余裕 を持って上げ規制をしてください。 フレーム水平 3. ポジションコントロールレバーを徐々に 上げて、ジョイントが一番縮んだ状態で 3. トラクタ別装着表の「トップリンク長さ」 もジョイントが突かないことを確認して の注記について ください。 注1…標準のトップリンクはこれ以上長くす 4. トップリンクやロアーリンクの取付位置、 ることは出来ません。オプションのマスト 及びリフトロッドやトップリンクの長さ ブラケットを別途購入して下さい。 を変えた場合にも干渉の有無を確認して 注2…標準のトップリンクでは長さが足りま ください。 せん。オプションのマストブラケットを別 5. 左右の水平調節についても注意してくだ 途購入して下さい。 さい。 ※ 前下がりになっていますと、畦の土の量 が不足して丈夫な畦ができません。 3 注意 装着後のトラクタとの調整 トップリンクの調整は、アゼローターを接 1. チェックチェンの調整(左右の振れ) 地させて行ってください。トップリンクが アゼローターを持ち上げた状態で、アゼロ 抜けてアゼローターが落下することがあ ーターの入力軸とトラクタのPTO軸を合わ り、危険です。 せて、左右の横振れを確認して、横振れが 10mm以内になるように、左右均等にチェ 4. リフトロッドの調整(左右の水平) ックチェンを張ってください。 アゼローターを持ち上げ、左右が水平にな るように、トラクタのレベリングハンドル、 又は、油圧スイッチを操作し、調整してく ださい。 5. ジョイントの異音について ジョイントはアゼローターの入力軸が直線 に近いほど異音は少なくなります。 23 3. アゼローターを下げる 取扱上の注意 ポジションコントロールレバーを「下げる」 アゼローターを最上位置に上げた状態で にして、アゼローターを下げるとロアーフ 回転させますと、異音が発生し、ジョイ ック部は外れます。次にポジションコント ントに無理がかかり、損傷の原因になり ロールレバーをゆっくり前進させるとアゼ ます。回転しても振動や、音がでない位 ローターは外れます。 置にポジションコントロールレバーのス トッパーをセットしてください。 4 トラクタからの取外し 注意 アゼローターを外す場合は平坦で十分な広 さがあり地盤のしっかりした場所で行って ください。 ◆ 外れない場合は場所が平坦でないとか、 トラクタがまっすぐ前進していないなど 1. スタンドの取付け の原因がありますので、再度、動作をや アゼローターを持ち上げてスタンド(R,L) り直してください。 を差し込みピンで固定します。(装着時と同 じ状態にします。) 注意 トラクタからアゼローターを外し、オート ヒッチをアゼローターに取付けて格納する 場合には、必ず落下防止のフックバネをレ バーガイドに引っ掛けて、オートヒッチの 落下防止をしておきましょう。 レバー スタンドL スタンドR 2. オートヒッチフックのロックの解除 アゼローターをリフトアップしてから、フ ックバネを起こしてロックを解除し、レバ ーを真上に引き上げてレバーの凸部をレバ ーガイドに引っ掛けて、フックを開きます。 レバーガイド 24 フックバネ 5 重量バランスの調整 アゼローターをトラクタに装着後は、フロ ントウエイトによる重量バランスの調整が 必要です。 次のトラクタ形式別ウエイト装着表を参照 の上、該当するトラクタについてはトラク タ側にフロントウエイトを、取付けて重量 バランスの調整を行ってください。(各ウエ イトは別途購入してください。) ■トラクタ別フロントウエイト装着表(特3Pの場合) トラクタ形式 特3Pの場合 GB160、180、200 20kg AF116、118、120 30kg THS22、24 30kg TH18、20、22、24 30kg GS16、18、20、21 GS23、25 20kg 25 トラクタの電源接続と配線 バッテリ接続(+赤色) (−黒色) 外部取出電源カプラ2P(黒色) 注)外部取り出電源がない場合またはカプラが 合わない場合は下図のように接続します。 ハーネスBSカプラ2P(白色) バッテリカプラ2P(白色) 直結カプラ2P(青色) 外部取出電源カプラ2P(黒色) オプション用電源カプラ (2P) トラクタ側に付属 4Pカプラ 8Pカプラ 制御ボックス カプラ(白色) オプション用 カプラ(緑色) オプション用 カプラ2P(黒色) リミットスイッチ(白) スイッチボックス 平行移動 (白色) リミットスイッチ(青) リミットスイッチ(赤) 旋回(白色) リミットスイッチ(緑) 26 制御ボックスの取付け及び接続 1 制御ボックスの取付け 2 電源コードの接続 1. 制御ボックスの裏側はマジックテープにな っています。 取扱上の注意 取付ける前にフェンダの取付け面の清掃・ 1. このマルチコントローラは、安全上の問 脱脂をし、マジックテープについている保 題から、トラクタのバッテリからの電源 護フィルムをはがします。 接続と、トラクタ後部にある外部取出し 電源の両方の電源を接続してください。 マルチコントローラ この両方の接続をすることによって、万 スイッチボックス 制御ボックス 一スイッチボックスの電源の切忘れがあ っても、トラクタのキースイッチをオフ にすることで強制的に電源が切れるよう になります。 又、ハーネスBS.ASSYを使用せずに、(バ ッテリに接続しない)トラクタの外部電 源のみで使用すると、トラクタ側のヒュ 保護フィルム ーズが切れます。 2. トラクタに外部取出し電源がない、また 2. 制御ボックスをフェンダに押し付けます。 はカプラが合わない場合は、制御ボック スの直結カプラ(2P青)と、外部取出し電 源カプラ(2P黒)を接続してください。 これによって、トラクタのキースイッチ のON,OFF関係なく常時バッテリから電源 が供給されます。 ( この接続を行わないと スイッチボックスの電源は入りません)ト ラクタのキースイッチをOFFにしても強制 的にスイッチボックスの電源は切れない ため、作業終了後は必ずスイッチボック 制御ボックス スの電源をOFFにしてください。 3. マジックテープの粘着面がはがれないよう に、ゆっくりと制御ボックスを取外します。 フェンダ側に残ったマジックテープを強く押 さえ、はがれないようにします。 マジックテープ 直結カプラ(2P青) 外部取出電源カプラ(2P黒) 27 1. バッテリへの取付け 警告 ハーネスBS.ASSY 束線バンド バッテリ 1. ハーネスBS.ASSYをバッテリに接続すると きは、 (+) (−)に注意してください。 (+) カプラ (−)を逆に接続すると、ショートして火 災になる恐れがあります。 注意 トラクタ座席 1. ハーネスBS.ASSYが損傷している場合は、 絶対に使用しないでください。 (守らない とショートする恐れがあります) ハーネスBS.ASSY 2. 接続できるバッテリ電圧は12Vです。24V スローブロヒューズ のバッテリには絶対に接続しないでくだ さい。あやまって接続すると、スイッチ ボックスASSY等を破損し、ショートする 恐れがあります。 3. ぬれた手でバッテリや接続部に触れない でください。あやまって触れると、感電 する恐れがあります。 束線バンド 4. バッテリ(+)端子への取付け及び取外し 作業は、アース側の(−)側ケーブルがター ① トラクタのエンジンを止め、電源を切って ミナルから取外されていることを確認し からエンジンキーを抜いてください。 た上で、行ってください。 ② バッテリに取り付けられているアース側の 守らないと工具等がトラクタのボディに (−)側ケーブルをターミナルから取外して 当たった場合にショートして危険です。 ください。 5. 長期間使用しない場合は、必ずトラクタ ③ ハーネスBS.ASSYの(+)側(赤色線)丸端子 のバッテリからハーネスBS.ASSYを取外し を、バッテリの(+)側のケーブルのネジ部 て保管してください。 に取付けた後、確実に締まっていることを 守らないとハーネスBS.ASSYを損傷し、シ 確認してください。 ョートする恐れがあります。 ④ アース側の(−)ケーブルをバッテリの(−) 6. ハーネスBS.ASSYの取付け及び取外し手順 側ターミナルに取付け、ハーネスBS.ASSY は、必ず取扱説明書通りに行ってくださ の(−)側(黒色線)丸端子を、バッテリの い。守らないと工具等がトラクタのボデ (−)側ケーブルのネジ部に取付けた後、確 ィに当たった場合にショートして危険で 実に締まっていることを確認してくださ す。 い。 (+)側詳細図 黒 赤 側 赤 側 28 ⑤ ハーネスがたるまないように付属の束線バ 4. トラクタフレームの下側にハーネスBS. ンドでトラクタに固定してください。特に ASSYが垂れ下がった状態にしないでくだ スイッチボックス側のコネクタ付近は、複 さい。障害物に引っかかりショートする 数箇所固定してください。 恐れがあります。 5. 油圧配管にハーネスBS.ASSYを固定しない 注意 でください。 1. トラクタの高温部箇所(マフラ等)には、 油圧配管 ハーネスBS.ASSYを取付けないでくださ い。高温でハーネスBS.ASSYが溶けて危険 です。 ハーネスBS.ASSY 6. トラクタ可動部にハーネスBS.ASSYを固定 しないでください。 7. 運転席の足元でハーネスBS.ASSYがたるま 2. 回転物(ファンベルト、冷却ファン等)や ないように固定してください。たるんで 可動するものに接触しないように取付け いると足に引っかかりショートする恐れ てください。ハーネスBS.ASSYが切れてシ があります。ハーネス部及びカプラ部は ョートする恐れがあります。 足で直接踏み付けられるような場所に配 線しないでください。またカプラ付近で の固定を確実に行ってください。 3. ハーネスBS.ASSYが鋭利なものに接触した り、カバー、シート、キャビンのドア等 に挟み込まれないように取付けてくださ い。ハーネスの被覆がはがれて危険です。 29 ⑥ ハーネスBS.ASSYのカプラを制御ボックス ※ バッテリとトラクタ外部電源取出しの両方を 側のカプラに取付けてください。 接続した場合、直結カプラは使用しません。 バッテリカプラ(白) ハーネスBS.ASSY カプラ 直結カプラ(青) ○ なおハーネスBS.ASSYでバッテリまで届かな い場合は、延長用のハーネスキットAを使用 してください。 (オプション=品目コード:7660582、長さ:1m) 2. バッテリからの取外し ① トラクタのエンジンを止め、電源を切って ⑦ トラクタの外部電源カプラを制御ボックス からエンジンキーを抜いてください。 側のカプラに取付けてください。 ② スイッチボックス側のカプラ部を取外して ください。 注意 1. カプラを取外す場合は、ロック用の爪部 分を押さえながら取外してください。こ の時、絶対に配線を引っ張って取外さな いでください。守らないとカプラが破損 外部取出電源カプラ(黒) し、端子が剥き出しになりショートして トラクタ側電源カプラ 危険です。 トラクタ側電源カプラ 電源カプラ(2P‐F) 電源カプラの位置はトラクタにより異なります。 30 3. スローブローヒューズについて ③ バッテリに取付けられているアース側の (−)側ケーブルをターミナルから取外して ・ スローブローヒューズは、ショートした場 ください。 合に配線を保護するためのものです。 ④ ハーネスBS.ASSYの(+)側(赤色線)丸端子 ・ もし切れた場合は、すみやかに購入された を、バッテリの(+)側ケーブルから取外し 販売店に相談し、切れた原因の確認と処置 た後、ネジを元通りに確実に締め付けてく を行ってください。 ださい。 ・ 交換する時は、必ず純正部品を使用してく ださい。(品目コード:7660857,部品名: スローブローヒューズ 規格40A) ・ ヒューズの交換は、必ずエンジンを停止し、 スイッチボックスの電源を切った上で行っ てください。 ・ 交換後は元通りにカバーを閉じてくださ い。 ⑤ ハーネスBS.ASSYの(−)側(黒色線)丸端子 をバッテリの(−)側ケーブルから取外して ※ この制御ボックス及びスイッチボックス ください。 は、アゼローター・ハロー(電動仕様)の ⑥ アース側の(−)ケーブルをバッテリの(−) 両方で共通に使用することができます。 側ターミナルに取付けた後、ネジが確実に 作業機側の配線接続方法・操作方法はそ 締まっていることを確認してください。 れぞれの取扱説明書をご覧ください。 ⑦ 束線バンドを取外してから、ハーネス BS.ASSYを取外してください。 押すとカムが働き ロックがはずれます。 ※ハサミ等で切らないでください。 ⑧ 取外した部品は、安全な場所に大切に保管 してください。 31 4. ヘンカンハーネス(アゼ)の接続 ④ アゼローターをトラクタから取外す場合 ① ヘンカンハーネス(アゼ)を制御ボックスの は、カプラを先に外してから行ってくださ カプラ4Pとカプラ8Pに接続します。 い。 5. ハーネスS.ASSYの接続 スイッチボックス ハーネスS.ASSYをヘンカンハーネス(アゼ) 制御ボックス のカプラ(黒)に接続します。 カプラ4P(白) スイッチボックス カプラ8P(白) 制御ボックス ヘンカンハーネス(アゼ) カプラ4P(白) ② 配線後は、付属の束線バンドでトラクタ後 カプラ8P(白) 部のハーネスのみ固定してください。 このとき、トラクタおよびアゼローターの 鋭利なコーナーに接触しないよう、又ポジ ヘンカンハーネス(アゼ) ションコントロールレバーの上下操作によ りハーネスが、張らないよう余裕をもたせ カプラ2P(黒) てください。 ハーネスS.ASSY ハーネスが引張られた場合、アゼロ ーター側のカプラと制御ボックス側 のカプラが外れる様にする為、アゼロータ ー側に固定しないでください。 (アゼローターに接続済み) 注意 配線後、アゼローターを上下してもハーネ スが引張られたり、折り曲げのないことを 接続後は、付属の束線バンドでハーネスを 確認してください。 固定してください。 ③ 制御ボックス側ハーネスのカプラとアゼロ ーター側ハーネスのカプラを接続します。 注意 1)黒色カプラ→シリンダー(作業機平行 接続後、アゼローターを上下してもハーネ 移動及び旋回) スが引張られたり折り曲げのないことを確 2)白色カプラ→オプション用(除草剤キ 認してください。 ット) 3)緑色カプラ→オプション用 緑色カプラ 白色カプラ 取扱上の注意 配線後はアゼローターを上下させてハーネス (コード)が引張られたり、ジョイントや タイヤ等に接触しないか確認いてくださ い。 黒色カプラ 32 スイッチボックスの操作及び注意事項 1 4. 散布装置ボタンは除草剤キット(オプショ 操作と取扱いの注意 1. トラクタのエンジンを始動させてください。 ン)を取付けた場合に使用します。通常電 2. 電源スイッチを「入」にします。 源は「切」にしてください。 5. スイッチの操作は、必ず1カ所ずつ行ってく このとき、電源ランプが点灯することを確 ださい。2カ所を同時に操作するとブレーカ 認してください。 が切れることがあります。 3. 作業機動作とスイッチ操作 6. 各スイッチによる作動終了後は、スイッチ アゼローター動作 スイッチボックス操作と作動 ①電源入切 から手を離してください。ブレーカが切れ ることがあります。 電源入/切 →入る・切れる 7. 電源ランプが途中で消えた場合、ブレーカ (押すごとに切換わる) が切れていることが考えられます。数秒で ②平行移動 作業機 閉 →後進作業 自動復帰しますので再度スイッチを操作し 及び旋回 作業機 開 →前進作業 てください。 8. 平行移動、旋回中に誤動作をした場合はす ③除草剤 及び水散布 散布装置 入 →散布 ぐに停止して、誤動作をしたひとつ前の動 散布装置 切 →散布止 作に戻してください。 9. スイッチ操作をしている時にリミットスイ ッチに触らないでください。 10.作業終了後は、必ず、電源を「切」にして ください。 ① 注意 トラクタから離れているときは、必ずキー ② を抜き取ってください。 又、電源をバッテリに接続している場 合は、電源用コードのカプラを必ず抜いて ください。 11.作業終了後は電動シリンダ(銀色部)に付い た泥等汚れを除去してください。 12.洗車時にはスイッチボックス・制御ボック スに水が掛からないように防水保護をして ③ ください。 注意 トラクタから外した状態でのスイッチ操作 はしないでください。スタンドのバランス 注意 が悪くなり転倒する恐れがあります。 各スイッチ操作を行うときは、周囲に人が 2 いないことを、必ず確認してください。機 格 納 械との接触等によりケガをする恐れがあり アゼローターを使用しない時期は、制御ボ ます。 ックス及びハーネスBS.ASSYをトラクタか ら外して保管してください。 33 マルチコントローラトラブルシューティング 故障かなと思う前に 症状 確 認 事 項 い 掲載頁 各カプラをしっかり挿入してください。 バッテリカプラ・外部電源取出カプ ラは正しく接続されていますか? ・トラクタ側電源カプラに接続する場合 バッテリカプラはハーネスBS.ASSYに、外部 電源取出カプラはトラクタ側電源カプラの両 方に接続してください。 ・トラクタ側電源カプラに接続しない場合 バッテリカプラはハーネスBS.ASSYに、外部 電源取出カプラは制御ボックスの直結カプラ に接続してください。 26 ハーネスBS.ASSYのヒューズが切れ ていませんか? 配線がカバー等にショートしていないか確認後、 ヒューズを交換してください。 31 トラクタ側電源カプラに接続してい る場合、トラクタの電源カプラのヒ ューズが切れていませんか? トラクタ側のヒューズを交換してください。 バッテリとハーネスBS.ASSYの+− は正しく接続されていますか? リミットスイッチがON状態になっ ていますか? ス イ 動ッ かチ なを い押 し て も 業 各カプラは確実に根元まで挿入され ていますか? が な 作 バッテリカプラ・外部電源取出カプラを接続し ている場合、トラクタのキースイッチをONにし てください。 源 ら 処 トラクタのキースイッチはONにな っていますか? 電 入 対 逆に接続されていた場合、正しく接続しなおし てください。 また制御ボックス外部電源取出しカプラのヒュ ーズが切れている場合、交換してください。 (必ず5A以下のものを使用してください。 ) 26 トラクタ の取扱説 明書 28 リミットスイッチがON状態になるように調整が 必要です。リミットスイッチは全部で4ヶ所あり ます。場所についてはP.26を参照してください。 ナットをゆるめて調整してください 各カプラは確実に根元まで挿入され ていますか? 各カプラをしっかり挿入してください。 ス イ ッ チ 操 作 を 間 違 え て い ま せ ん 取扱説明書をご覧ください。 か? (ハロー、畦塗機と兼用及び、各種キットの有り 無しにより、使用しないスイッチがあります。) 33 エンジンはかかっていますか? エンジンを始動させてください。 33 バッテリは消耗していませんか? バッテリを交換してください。 33 その他不明なトラブルは、購入された販売店に御相談ください。 34 作業前の点検 アゼローターの機能を発揮させるため、又、故障 を未然に防ぐには、機会の状態を把握しているこ とが大切です。下記の始業点検は毎日欠かさず行 ってください。 注意 1. 平坦で十分な広さがあり地盤のしっかり した場所で行ってください。 グリスニップル 2. トラクタのエンジンを止め、駐車ブレー キをかけてから行ってください。 ② ドラム駆動部のシングルジョイントにグリ 3. アゼローターは地面におろしてから行っ スアップしてください。 てください。アゼローターを持ち上げた ジョイントカバーをいったん外してグリス 状態で点検する必要がある場合は、油圧 アップしてください。 をロックし、落下防止をするとともに、 台などを耕うん軸の下に置き、アゼロー ターが絶対落下しないようにしてから行 ってください。 1 各部のボルト・ナットのゆるみ 各部のボルト・ナット類に緩みはないか、点 検してください。特に耕うん爪取付けボルト ジョイントカバー は緩み易いので点検が必要です。尚、新品の 場合は使用1時間で点検を行ってください。又、 ピン類も全てそろっていることを確認してく グリスニップル シングルジョイント ださい。又、リンチ地ピンのリングが確実に ロックされていることを確認してください。 スプラインシャフト ③ ロック部(矢印)へグリスを塗布してくださ ロック い。 リング 2 ジョイントへのグリスアップ ① 入力軸のダブルジョイントの各部にグリス アップしてください。 グリスニップル(2箇所)にグリスアップ してください。 35 4 危険 チェンケースのオイル量 チェンケースの下部にボルトがあります。ボ セフティカバー・ジョイントカバーを取外し ルトを緩めて検油確認をしてください。ボル て使用すると、死傷することがありますの ト面よりオイルが少ない場合は、ボルト面ま で、必ず取付けたままで使用してください。 で補給してください。 (ギヤーオイル#90 3 1.0r) 検油ボルト ギヤーケースのオイル量 ① ギヤーケースの後部に検油ボルトがありま す。ボルトを緩めて検油確認をしてくださ い。ボルト面よりオイルが少ない場合は、 ボルト面まで補給してください。 (ギヤーオイル#90 1.0r) ② オイル量の点検はアゼローターをトラクタ に装着し、アゼローターを水平にして行っ てください。 給油口 5 空転・暖機運転 作業前には空転させ、各部より異音が発生し ていないか確認してください。又、暖機運転 を5∼10分行ってください。 検油ボルト 給油口 ギヤーケース 検油ボルト 36 圃場の準備 1 圃場条件 1. 仕上がりのよい畦を築くため、畦草、飛散 ワラを取り除いてください。又、石等の障 害物は機械の破損、故障の原因となります ので、取り除いてください。 2. 畦の雑草や圃場の雑草、ワラ、石などはで きるだけ取り除いてください。 3. 畦ぬり前に圃場は耕うんをしないこと。耕 2. 圃場に水が溜まっている状態では良い畦ぬ うんするとトラクタが沈み直進性が悪くな りはできません。適度の湿りになるまで乾 ります。又、土量が減り堅畦が出来にくく かしてから作業を行ってください。 なります。(耕うんする場合はトラクタ幅は 3. 畦を塗った後で雨が降ると畦が柔らかくな 残して耕うんしてください。 り崩れる恐れがありますので畦ぬりを行う 元畦 際は天候に十分注意して畦ぬりをしてくだ さい。 トラクタ幅は耕さない 4. トラクタのタイヤが10cm以上沈む圃場で は、作業をしないでください。 5. 乾いた圃場では、雨上がりに作業してくだ さい。 ※ 重粘土質で水分の多い圃場、また極度の砂 質では畦ぬりは難しいので注意して作業を してください。 2 作業時の圃場水分 アゼローターの性能は、圃場水分の影響を大 きく受けます。最適な圃場条件を選び作業し てください。 1. 仕上がりがよく、堅畦を塗るためには、圃 場の水分が大きく左右されます。その状態 の目安は、 ① トラクタのタイヤ跡が付く。 ② トラクタのタイヤが約5cm程沈む。 ③ 土を丸めて手のひらで転がしても崩れな い。 37 移動、圃場への出入り 警告 注意 1. 移動の際は必ずアゼローターをトラクタ 1. 圃場に入るときは、必ず前進、低速で畦 の中央にセットしてください。作業状態 や段差に対して直角に進んでください。 (前進・後進)での移動はしないでくださ 2. 傾斜している圃場から出るときはバック い。 で上がるか、丈夫なアユミ板を使用して ください。 3. 畦や段差に対して斜めの方向に進むと、 横滑りや転倒する危険があります。アゼ ローターを低くして重心を下げ、直角に 進んでください。 4. アゼローターを下げて前進しますと前輪 が浮き上がりにくくなります。常に前・ 後輪のバランスを考えながら移動、圃場 への出入りに注意しながらトラクタ操作 をしてください。 2. 移動の際はアゼローターを持ち上げ、油 5. 移 動 時 に は ト ラ ク タ の P T O を 「 切 り 」 圧ロックをし、左右のブレーキを連結し、 チェックチェンも確実に張れているか確 N にしてアゼローターの回転を止めて走 ○ 認してください。 行してください。 3. トラックへの積み込み、急な坂では、ト 6. 移動時はローラをラベルの図のような位 ラクタの前輪が浮き上がるとハンドルが 置にして、フックでロックしてください。 聞かず、危険です。フロントウエイトを 着けてアゼローターを下げて登ってくだ さい。 4. 前後、左右に気を配り、安全を確認しな がら走行してください。高速運転、急速 発進、急ブレーキ、急旋回はしないでく ださい。 5. 圃場に入るときは、必ず前進で速度を下 げて畦や段差に対して直角に進んでくだ さい。畦が高い時は丈夫で滑り止めのあ るアユミ板を使用し、傾斜角が14度以下 になるようにしてください。 7. 移動・走行時は必ずフックをかけてくだ 6. 溝のある農道や両側が傾斜している農道 さい。 を通るときは路肩に注意してください。 38 前進作業と後進(リバース)作業の切換え動作 トラクタ 前進作業 スイッチボックスの 閉ボタンを押す トラクタ 格納走行 旋回可能位置 平行移動 トラクタ 旋 回 トラクタ スイッチボックスの 開ボタンを押す 後進作業 平行移動 39 前進作業及び後進(リバース)作業のセットの仕方 1 通常作業(前進・後進作業)を する場合 3 前進作業状態から後進 (リバース)作業状態にする場合 ① 油圧を下げ、機体重心を低くしてください。 通常作業(前進・後進作業)をする場合は、フ ックを下図のような位置にしてください。 (ス その際、地面とドラムの高さを20cm程度 イッチの切り替え操作を行う前には、必ず、 確保してください。 ○ ② スイッチボックスの 閉 ボタンを押すとア フックを外してから操作を行ってください。) ゼローターが平行移動→旋回→平行移動し て後進(リバース)作業状態になります。 フックを外す ロックプレート (ロックされている) 2 ③ ロックプレートがロックされていることを トラクタに装着した後、 前進作業状態にする場合 確認してください。 トラクタ装着時、アゼローターは下図のよう 4 に移動・走行状態になっています。 後進(リバース)作業状態から 前進作業状態にする場合 ① 油圧を下げ、機体重心を低くしてください。 その際、地面とドラムの高さを20cm程度 確保してください。 ○ ② スイッチボックスの 開 ボタンを押すとア ゼローターが平行移動→旋回→平行移動し て前進作業状態になります。 ① 油圧を下げ、機体重心を低くしてください。 その際、地面とドラムの高さを20cm程度 確保してください。 ○ ② スイッチボックスの 開 ボタンを押すとア ゼローターが平行移動して前進作業状態に なります。 ロックプレート (ロックされている) ③ ロックプレートがロックされていることを 確認してください。 40 上手な作業の仕方 1 作業前の各部の調整 取扱上の注意 畦の仕上がり状態は、畦の土の状態によって 異なりますので、以下の要領で各部の調整を 1. PTO逆転での作業はしないでください。 行ってください。 2. 土地条件に応じた作業速度、PTO軸回転 数、深さを選んでください。尚、石の多 1. アゼローターのセット(前進作業) い圃場では、作業速度は遅くし、PTO軸 ① トラクタが元畦と平行かつマーカーが元畦 回転数も下げて使用してください。 のコーナーにくる位置にトラクタを配置し ます。 2. 作業深さの調整 ① 作業深さの調整は、調整ハンドル及びコー ルターで行います。 調整ハンドル ② PTOを回転させながら、ポジションコント ロールレバーで耕うん深さまでゆっくり下 げて試運転します。 (PTO:1速、車速0.5km/h前後、耕深 コールター 10cm前後) 3. 後進(リバース)作業 ③ アゼローターの耕うん爪が地面に対して垂 直になっているか確認してください。垂直 ① 後進(リバース)作業は前進作業でのぬり終 になっていない場合調整ハンドルで調整し わりより約1m手前よりスタートすると段差 てください。 の少ないきれいなつなぎ目に仕上がります。 ② ドラムを元あぜに押しつけるようにハンド ※ 前下がりになっていますと、畦への土の量 ルを少し切りながらバック作業を行ってく が不足して丈夫な畦ができません。 ださい。より締まったあぜに仕上がります。 (この時、マーカーの穴の先を、あぜ肩が 警告 見える位置に調整して後進作業してくださ 1. 運転中は危険ですから、トラクタ及びア い。まっすぐ進む目安となります。 ) ゼローターの周囲には、補助作業者や、 他の人を近づけないようにしてください。 2. アゼローターを調整、整備する場合や、 爪軸等への草、ワラのからみ付きを取り 除く場合は必ず、トラクタの駐車ブレー キをかけ、エンジンを停止し、PTO軸へ の動力の伝達が切れていることを確認し た上で行ってください。 3. 傾斜地での急旋回は転倒の危険がありま す。ゆっくりと注意して行ってください。 41 マーカー 5. ドラム偏心量調節方法 畦を押す力を変えたいときは偏心量を調節 してください。偏心量はドラムボスとドラ ムを取付ける位置によって3段階に変わりま す。 (出荷時の偏心量は5mmです。)ドラムの 偏心量の調節は、まず、EXローラを取外し て行います。 ③ 後進(リバース)作業はPTO(1速)を回転さ せながら、ゆっくり走行してください。 (車速0.4∼0.8km/hの範囲) ④ フレームが地面に対して水平になるよう に、ポジションコントロールレバー(トラ クタ側) で微調整してください。 (コールタ、 ドラム、トップリンクでの調節は不要です。) 取扱上の注意 後進作業時、角まで行き過ぎないように注意 して作業してください。行き過ぎて作業する と機械が壊れる恐れがあります。 ● 偏心量を20・10ミリ(畦を押す力を中間)に 後進 するには、90° ( 20ミリ)、135° ( 10ミリ)ず 畦 らして取付けてください。 ● 偏心量を最小5ミリ(畦を押す力を最小)に するには、合マーク180°反対にして取付け 注意 てください。 注意 ドラムには素手や素肌が直接触れないよ 4. ドラム取付幅の調整 う、作業は丈夫な手袋を着用してください。 ① 工場出荷時は、下図の位置に取付けていま す。 ① 標準状態は下記の図に様になっています。 ドラムカバー ボルト (M10×15) EXドラムカバー EXローラ EXローラA ボルト (M12×130) ② 新畦の厚さを変える場合は、下図の様にカ ラーを調節します。 140 122 262 ② 高畦等でEXローラの幅を狭くしたい場合 は、上記EXローラA(ボルトM12X130)と EXドラムカバー(ボルトM10X15)を外して ください。 42 ガイドプレート ドラムカバー EXローラ 140 ノブボルト 6. スライドカバーの調整 スライドカバーを左右にスライドさせて新 8. サイドカバーRの調節 畦へ流れる土の量を調整します。 工場出荷時は下から2番目の位置に取付けてい ます。サイドカバーが高畦等に接触する場合 ① 法面(傾斜面)に土量が少ない時は、下図の は、サイドカバーを持ち上げストッパで調節 右方向にスライドさせてください。 してください。 ② 法面(傾斜面)に土量が多い時は、下図の左 ストッパー 方向にスライドさせてください。 サイドカバー 2 Rピン 作業の仕方 1. 畦を太くする場合 トラクタを畦から少し離して、アゼロータ ーと元畦との間隔を少し広めにすれば、畦 を太くできます。 スライドカバー 2. 畦を細くする場合 7. ガイドプレートの調節 トラクタを畦に近寄せて、アゼローターと元畦と 工場出荷時は、下図の位置に取付けています。 の間隔を少し狭くすれば、畦を細くできます。 ガイドプレート 3. 元畦が低い場合 ホイルゲージ及びコールターをできるだけ上げ て、耕深を通常より深くして作業してください。 4. 既耕地で畦を作る場合 極端に水分が少ない場所やトラクタがめり 込むような場所でなければ、トラクタ油圧 ノブボルト ポジションで作業高さを調整すれば作業で 畦の方向への土の量が多い場合、また土の水 きます。なお、アゼローターは、未耕地で 分が多い場合は、ノブボルトをゆるめて、下 の作業が標準です。先に耕起する場合は、 図の位置に取付けてください。 トラクタ走行幅は残してください。 43 作業後の手入れ 1. 作業後は、その日の内に水洗いし、土など の汚れを落とした後、水分を十分にふきと ってください。 2. 各部に注油・給脂(グリスアップ)してく ださい。 耕うん爪の交換 1 耕うん爪の種類と本数 注意 型 式 1. 平坦で十分な広さがあり地盤のしっかり RKS750H した所で行ってください。 規 格 2. トラクタの駐車ブレーキをかけ、エンジ ナタツメ BR3060RZ ンを停止して、油圧ロックを行い、かつ、 4 台などをアゼローターの下に置き、アゼ ハイドツメ AR31 ローターが落下しないようにしてから行 2 ってください。 取付ボルト M12×30 P1.5 8T 3. ボルト・ナットを緩めたり、締め付ける 6 場合は、19のメガネレンチが確実に入っ た状態で作業してください。 4. 作業は丈夫な手袋を着用して行ってくだ 2 耕うん爪の取付方法 さい。 1. ①のホルダにハイドツメ(AR31)を取付け、ナ ◆ 爪の交換は、一度に全部はずして交換するので ットを六角穴に入れ丸穴側よりボルトにバネ はなく、一本ずつはずして同じ形状刻印の爪を 座金を入れて締め付けてください。 取り付けていくと、配列の誤りはなくなります。 ◆ 爪が摩耗してきますと、作業状態が悪くなって 2. ②のホルダにナタツメ(BR3060RZ)を取付け、 ボルトを六角穴に入れ、ホルダの右側よりバ きます。早めにコバシ純正爪と交換してくださ ネ座金とナットを入れて締め付けてください。 い。 回転方向 ① ② ② 44 ① 保守・点検 2. 入力軸後部のダブルジョイントの各部にグ 機械を長持ちさせるためには、普段の保守・点検 リスアップしてください。グリスニップル が大切です。 (2箇所)にグリスアップしてください。 保守・点検に当たっての注意 注意 1. 平坦で十分な広さがあり地盤のしっかり した所で行ってください。 2. トラクタの駐車ブレーキをかけ、エンジ ンを停止して、油圧ロックを行い、かつ、 台などをアゼローターの下に置き、アゼ ローターが落下しないようにしてから行 ってください。 3. ドラム駆動部のシングルジョイントにグリ スアップしてください。ジョイントカバー 1. 洗車 作業終了後は、きれいに水洗いを行い、水分 を一旦外してグリスニップル(1箇所)にグリ を拭き取ってください スアップしてください。 2. グリスの給油 1. ジョイントは分解して、チューブのかみ合 い部分にグリスを塗布してください。又、 同時にグリスニップルの部分にも適量注入 してください。 ジョイントカバー シングルジョイント グリスニップル スプラインシャフト 危険 取扱上の注意 セフティカバー・ジョイントカバーを取外し 特に4セットジョイントの場合は、スプラ て使用すると、死傷することがありますの イン部がサビたり、キズついたりします で、必ず取付けたままで使用してください。 と、装着ができなくなりますので、必ず 掃除を行いグリスを塗布しゴミがかから ないようにしてください。 45 4. スライド部へグリスアップしてください。 6. オートヒッチのロックプレートのグリスニッ (1)オフセットプレートのグリスアップ プル及び支点部分に適量注入してください。 7. ロック部(矢印)へグリスを塗布してくださ グリスニップル い。 オフセットプレート グリスニップル 3. 給油と交換 (2)カイドウプレートのグリスアップ 下記の基準で実施してください。 安全に 点検整備するときには、 カイドウプレート 1. トラクタを平坦な広い場所に置き、 2. エンジンを止め、駐車ブレーキをかけ、 3. アゼロータの落下を防止する落下防止調節 レバーを回して油圧をロックし、 4. 更に安全性を確認してから行ってください。 点検項目 ギヤーケースの オイル量点検 チェンケースの オイル量点検 グリスニップル 危険 セフティカバーを取外して使用すると巻き 種類 オイル量 点検・交換時期 ― ― 毎作業前 ― ― 〃 ギヤーケースの オイル交換 #90 1.0r 初回50時間 その後150時間 チェンケースの オイル交換 #90 1.0r 〃 ※ グリスは、日本石油エピノック2番又は同等品 (リチウムグリース)を使用してください。 込まれて死傷することがありますので、必 ず取付けたままで使用してください。 1. ギヤーケースの給油と交換(ドラム側) ドレンボルトをはずしてオイルを出します。 5. トラクタのPTO軸とアゼローターの入力軸 へもグリスを塗布し、格納する場合はサビ ギヤーオイル90番を給油口から規定量を入 ないようにしてください。 れてください。 (1.0r) 給油口 入力軸 検油ボルト 46 給油口 ドレンボルト 2. チェンケースの給油と交換 3. オイルシールの組み替え ドレンボルトを外してオイルを出します。ギ 整備などの目的でチェンケース等を分解する ヤーオイル90番を給油口から規定量を入れて 場合は、必ず新しいオイルシール、ゴム付き ください。 (1.0r) 座金パッキン(シールワッシャー)と交換して ください。オイル漏れの原因になります。 検油ボルト ドレンボルト 保管・格納 1. 平坦で地盤のしっかりした、屋根のある場 4. 格納時はローラをラベルの図の位置にし 所に格納してください。 て、フックをかけてロックしてください。 2. オートヒッチをアゼローターに取り付けて 保管する場合は必ず落下防止のフックバネ をレバーガイドに引っ掛けて、オートヒッ チの落下防止をしておいてください。(日 農工標準3Pヒッチ) レバー レバーガイド フックバネ 3. 格納後は、みだりに子供などが触れないよ うな処理をしてください。 47 トラクタ別装着表 この表はあくまでマッチング表であり、トラクタ適応馬力を示すものではありません。トラクタ適応馬力の範囲内でご使用ください。 トラクタ部の調整 オートヒッチ ジョイント 切断寸法(mm) -4S -3S トップ リンク 取付穴 ロアー リンク 取付穴 リフト ロッド 取付穴 トップ リンク 長さ(mm) トップ リンク 取付穴 KL21・23・25 4 イ ヘ 640 A KL21Q・23Q・25Q 1 ロ ヘ 650 A GL-201・221・241 GL-200・220・240 GL-19・21・23 3 イ ヘ 680 A GL-201Q・221Q・241Q GL-200Q・220Q・240Q 1 イ ヘ 620 C GL-240J GL-23DJ・25 3 イ ヘ 710 A GL-248JQ GL-23DJQ・25Q 2 イ ヘ 670 C LI-185・195・205・215 LI-18・20 3 イ ホ 700 C LI-225・235・245・255 LI-22・24 3 イ ヘ 720 A LI-235DJ 3 イ ホ 710 B T-200・220・240-T22 GT-19・21・23 3 イ ト 670 A 50 50 GT-3・5・8 3 イ ト 630 A 70 70 X-20・24 3 イ ト 660 A 70 70 トラクタ型式 TC71M 備 考 TC69 トップリンク 短い 注1 注1 注1 ) (R さ 長 ンク プリ トッ 上から1番目 上から2番目 上から3番目 上から4番目 A B C ニ ホ ヘ ト G イ ロハ 48 トップリンク 短い トップリンク 短い トラクタ部の調整 オートヒッチ ジョイント 切断寸法(mm) -4S -3S トップ リンク 取付穴 ロアー リンク 取付穴 リフト ロッド 取付穴 トップ リンク 長さ(mm) トップ リンク 取付穴 TC71M TC69 GB-16F・18F・20F B92 3 ロ ヘ 520 A 70 70 GB-160・180・200 2 イ ヘ 560 C 60 60 Bb260 3 イ ト 520 C 70 70 GB160PC・180PC・ 200PC 2 イ ヘ 540 C 60 60 A155・175・195 3 ロ ト 480 C 70 70 A15・17・19 3 ロ ヘ 450 C 120 120 KT20・22・24 3 イ ト 670 KT20PC・24PC 3 イ ト 620 A GT21PC 3 イ ト 620 A KL230(H) KL210(H) 4 イ ヘ 640 A KL250 KL25J・25NC・25HT 4 イ ヘ 660 A KL250Q KL25JQ・25NCQ・25HTQ 1 イ ヘ 680 A トラクタ型式 注1 ) (R さ 長 ンク プリ トッ 上から1番目 上から2番目 上から3番目 上から4番目 トップリンク 短い A 50 A B C ニ ホ ヘ ト G イ ロハ 49 備 考 50 トラクタ部の調整 オートヒッチ ジョイント 切断寸法(mm) -4S -3S トップ リンク 取付穴 ロアー リンク 取付穴 リフト ロッド 取付穴 トップ リンク 長さ(mm) トップ リンク 取付穴 TC71M TC69 EF220・222・224 3 イ ト 680 A 50 50 AF218・220・222・224 F190・210・230 3 イ ホ 670 A AF322・324 3 イ ヘ 640 C F250 3 イ ヘ 650 A AF116・118・120 3 イ ヘ 580 A 70 70 AF150・160・170・180 AF15・16・17・18 3 イ ホ 640 A 70 70 F210・230・250 AF22・24 3 イ ホ 680 C F-5・6・7 3 イ ホ 660 A 70 70 3 ロ ヘ 580 D 30 30 30 30 トラクタ型式 F180・200・220・FF205・ FF225・FX165・175・ FX195・FX17・18 F(X)215・235・255 F(X)20・22・24 FF245 RS24(Q) QS240(Q) US324 3 イ ホ 680 C 2 イ ホ 590 A EF324 3 イ ヘ 610 A FV200(Q)・220(Q) D208(Q)・228(Q) 2 イ ニ 610 A 50 50 FV230(Q)・250(Q) D238(Q)・258(Q) 2 イ ホ 590 A 50 50 P155・165・175・185 2 イ ホ 660 A D195・215 P19・21 2 イ ホ 610 A 50 50 D235 D23 2 イ ホ 640 A 注1 ) (R さ 長 ンク プリ トッ 上から1番目 上から2番目 上から3番目 上から4番目 A B C ニ ホ ヘ ト G イ ロハ 50 備 考 トップリンク 短い トラクタ部の調整 オートヒッチ トップ リンク 取付穴 ロアー リンク 取付穴 リフト ロッド 取付穴 トップ リンク 長さ(mm) トップ リンク 取付穴 TG21・23・25(Q) TG233・253・TGS25 3 イ ニ 620 A TA207・227・247 TA215・235・255 TA210・230・250 2 イ ホ 600 TU197・217・237・257 TU180・200・220・240 TU185・205・225・245 2 イ ニ TF223・243 3 イ TF234CF 2 TF21・23 トラクタ型式 ジョイント 切断寸法(mm) -4S -3S 備 考 TC71M TC69 A 50 50 620 A 70 70 ヒッチピ ン内向き ニ 600 A 70 70 ヒッチピ ン内向き イ ホ 600 C 3 イ ホ 600 A 70 70 TF153・173・193 TH18・20・ TF15・17・19 1 ロ ヘ 530 A 90 90 THS22・24 TH22・24 1 イ ヘ 500 B 90 90 TK21・25 2 イ ホ 590 A 60 60 THS16・18・20 THS18C 1 イ ト 600 A 70 70 TH20C・24C 2 イ ホ 580 C TG233-A・253-A TG21-A・23-A・25-A 2 ロ ホ 560 A ) (R さ 長 ンク プリ トッ 上から1番目 上から2番目 上から3番目 上から4番目 A B C ニ ホ ヘ ト G イ ロハ 51 トラクタ部の調整 オートヒッチ トップ リンク 取付穴 ロアー リンク 取付穴 リフト ロッド 取付穴 トップ リンク 長さ(mm) トップ リンク 取付穴 MT226・246 MT225・245 3 イ ホ 670 A MT17 3 イ ホ 530 MTR250 MTM250 3 イ ホ 670 A MT161・181 MT160・170・190 MTZ18・20 3 イ ホ 620 A MTZ21・23/MTZ200 MT201・221・241 MT200・220・240 3 イ ホ 640 A MT165・185・205 MTX225・245 3 イ ホ 640 A MT231・251 3 イ ホ 730 MT21・22・23・24・25 3 イ ホ 670 A GS16・18・20 3 イ ニ 610 GS21・23・25 3 イ ホ GS21Q GS23Q GS25Q 3 イ GOZ24 3 MT18・20 MTX24 3 改 ・24○ 改 MT22○ 3 トラクタ型式 注2 ジョイント 切断寸法(mm) -4S -3S TC71M TC69 90 90 D 80 80 A 80 80 630 A 50 50 ホ 590 A 50 50 イ ホ 680 イ ホ 530 注2 ホ D 650 ) (R さ 長 ンク プリ トッ 上から1番目 上から2番目 上から3番目 上から4番目 90 A A B C ニ ホ ヘ ト G イ ロハ 52 トップリンク 短い トップリンク 短い D 注2 イ ヒッチピ ン内向き ヒッチピ ン内向き 不足 TC74 A トップリンク 短い 重量モー ドで使用 不足 TC71M 注1 備 考 90 トップリンク 短い トラクタ部の調整 オートヒッチ ジョイント 切断寸法(mm) -4S -3S トップ リンク 取付穴 ロアー リンク 取付穴 リフト ロッド 取付穴 トップ リンク 長さ(mm) トップ リンク 取付穴 TC71M TC69 TX160・180・200 3 ロ ヘ 520 A 70 70 TX201・221・241 TX240 3 イ ヘ 680 A TX212Q・232Q・252Q 1 ロ ヘ 650 A TX240Q・241Q TX201Q・221Q 1 イ ヘ 620 C TX212・232・252 4 イ ヘ 640 A TX161・181・201 2 イ ヘ 560 C 60 60 TX18・20・22 3 ロ ヘ 660 A 50 50 トラクタ型式 トップリンク 短い 注1 ) (R さ 長 ンク プリ トッ 上から1番目 上から2番目 上から3番目 上から4番目 A B C ニ ホ ヘ ト G イ ロハ 53 備 考 トラクタ部の調整 オートヒッチ ジョイント 切断寸法(mm) -4S -3S トップ リンク 取付穴 ロアー リンク 取付穴 リフト ロッド 取付穴 トップ リンク 長さ(mm) トップ リンク 取付穴 NX201・221・241 NX200・220・240 NX19・21・23 3 イ ヘ 680 A NX201Q・221Q・241 NX200Q・220Q・240Q 1 イ ヘ 620 C NTX245 NTX21・23・25 NTX210・230 4 イ ヘ 640 A NTX245Q NTX21Q・23Q・25Q NTX210Q・230Q 1 ロ ヘ 650 A NX25 3 イ ヘ 710 A NX25Q 2 イ ヘ 670 C N189 3 イ ホ 460 C 70mm 70mm N209 3 イ ホ 490 C 30mm 30mm N229・239 3 イ ホ 540 C N249 3 イ ホ 540 C トラクタ型式 TC71M TC69 トップリンク 短い 注1 ) (R さ 長 ンク プリ トッ 上から1番目 上から2番目 上から3番目 上から4番目 A B C ニ ホ ヘ ト G イ ロハ 54 備 考 トラクタ部の調整 トラクタ型式 TZ24・22・20 オートヒッチ トップ リンク 取付穴 ロアー リンク 取付穴 リフト ロッド 取付穴 トップ リンク 長さ(mm) トップ リンク 取付穴 3 イ ト 670 A ジョイント 切断寸法(mm) -4S -3S TC71M TC69 トップリンク 短い 注1 NZ235・215・195 3 イ ト 670 A 50 50 注1 NZ230・210 3 イ ト 630 A 70 70 CTX20・18・16 2 イ ヘ 560 C 60 60 CX200・180・160 3 ロ ヘ 520 A 70 70 N179・200 3 イ ホ 610 A 100 100 注1 ) (R さ 長 ンク プリ トッ 上から1番目 上から2番目 上から3番目 上から4番目 A B C ニ ホ ヘ ト G イ ロハ 55 備 考 トップリンク 短い トップリンク 短い 点検整備一覧表 時 間 項 目 参照ページ 新品使用始め チェンケース&ギヤーケースのオイル量点検 36 新品1時間使 用後 全部のボルト、ナットを増し締め 35 新品50時間使用後 ①チェンケース&ギヤーケースのオイル交換 46・47 ①チェンケース&ギヤーケースのオイル量、オイル漏れの点検 36 ②耕うん爪の取付ボルトの増し締め 35 毎日の作業前 ③ジョイントのグリスニップルへのグリス注入 毎日の作業後 ④地面から上げて空転での、異音、異常振動等、異常の点検 36 ①洗浄後、水分拭き取り 45 ②ボルト、ナット、ピン類の緩み、脱落の点検 35 ③耕うん爪、爪ホルダ等の摩耗、折損の点検 44 ④ジョイントスプライン部へグリス注油 35・45 ⑤ダブルジョイント・シングルジョイントへグリス注油 35・45 ⑥スライド部・グリスニップルへのグリス注入 46 ⑦入力軸へグリス塗布 46 ①ギヤーケースのオイルシールの異常点検 ②チェンケース&ギヤーケースのオイル交換とオイルシール、パッキンの点検 150時間毎又は シーズン終了 35・45 ③安全ラベルの剥がれの点検 47・57 47 6∼8 ④無塗装部へのサビ止め ⑤消耗部品の早期交換 58 56 異常診断一覧表 使用中あるいは使用後の点検時に下表の異常が発生した場合、そのままにしておきますと故障、事 故の原因となります。 直ちに対策を行ってください。 アゼロータ ーの各部 原 因 症 状 対 策 ベアリングの損傷 ベアリング交換 ギヤーの損傷 ギヤー交換 入力軸:軸受け部オイルシールの損傷 オイルシール交換 取付ボルトのゆるみ ボルト増し締め オイル量の不足 オイル補給 ベアリングの損傷 ベアリング交換 チェンテンショナの破損 テンショナ交換 スプロケットの損傷 スプロケット交換 ベアリングの損傷 ベアリング交換 オイルシール、Oリングの劣化、損傷 オイルシール、Oリングの交換 取付ボルトのゆるみ ボルト増し締め オイル量の不足 オイル補給 ベアリングの損傷 ベアリング交換 軸受け部のベアリングの損傷 ベアリング交換 耕うん爪取付ボルトのゆるみ ボルト締め付け 耕うん爪の変形によるカバーとの干渉 耕うん爪交換 耕うん爪軸の曲がり 耕うん爪軸交換 耕うん爪、爪軸へのワラ、草等のかかり ワラ、草等の除去 耕うん爪の配列不良 爪配列の点検 チェンの切損 チェン交換 駆動軸の切損 駆動軸交換 ギヤーの破損 ギヤー交換 耕深が深い 耕深を浅く 異 音 の 発 生 ギヤー ケース オ イ ル 漏 れ 異常な高温の発生 異 音 の 発 生 チェン ケース オ イ ル 漏 れ 異常な高温の発生 異 音 の 発 生 振 動 の 発 生 耕うん軸 軸 回 転 不 良 土のたまりすぎ 57 アゼローターの各部 症 状 異 音 の 発 生 原 因 対 策 グリス切れ グリスアップ ジョイント折れ角が不適格 マッチング姿勢の矯正 アゼローターの上げすぎ リフト量の規制 ノックピンとヨークの摩耗 交換 ジョイント スプライン部のガタ 消 耗 部 品 1. ドラム 2. ナタツメ 3. ハイドツメ 58 用 語 解 説 アタッチメント アゼローターに後付けする部品 オートヒッチ トラクタに乗ったままワンタッチで作業機 を装着できるヒッチ クリープ 超低速の作業速度 耕 深 耕うんする深さ 3点リンク トラクタに作業機を装着するための3点で 支持を行うリンク チェックチェン 作業機が左右に振れる量を規制するトラク タのチェン トップリンク 作業機を装着する3点のリンクのうち、作 業機の上部を吊り下げているリンク 揚 力 トラクタが作業機を上昇させるための力 ジョイント トラクタの動力を作業機へ伝達するための 軸 リフトロッド トラクタが作業機を上げるためロアーリン クと連結しているアーム リリーフ弁 油圧装置に規定以上の油の圧力がかかり油 圧装置が破損することを防止する弁 ロアーリンク 作業機を装着する3点リンクのうち、作業 機の下部を吊り下げているリンクで左右1 本ずつある ポジションコントロールレバー 作業機を上げ下げするために使用するレバ ー 59 主 要 諸 元 型 式 機 RKS750H-S RKS750H-T RKS750H-U 全 長 (mm) 1550 1600 1550 全 幅 (mm) 1450 1450 1450 全 高 (mm) 1330 1330 1330 量 (kg) 245 248 245 体 寸 法 重 適 応 ト ラ ク タ K W(PS) 装着装置の種類 11.8∼18.4(16∼25) 日農工特4P A1形 日農工特4P A2形 標 準 作 業 速 度(km/h) 作 業 能 0.4∼0.8 率 (分/100m) 8∼15 入 力 軸 回 転 速 度 (rpm) 掘 爪 本 数 部 回 転 径 (mm) 整 ドラム形状 日農工特4P B形 540 ナタツメ:4本 ハイドツメ:2本 削 665 8面段付ドラム 形 部 ド ラ ム 径 (mm) 750 適 応 畦 高 さ (cm) オフセット方法 オ フ セ ッ ト 量 (mm) 20∼30 電動式オフセット平行リンク機構 前進作業時:1184 60 後進作業時:1284 主 要 諸 元 型 式 機 RKS750H-MU RKS750H-GB RKS750H-SI 全 長 (mm) 1550 1680 1620 全 幅 (mm) 1450 1450 1450 全 高 (mm) 1330 1330 1330 量 (kg) 245 248 248 体 寸 法 重 適 応 ト ラ ク タ K W(PS) 装着装置の種類 11.8∼18.4(16∼25) 日農工特4P B形 特3P直装 標 準 作 業 速 度(km/h) 作 業 能 0.4∼0.8 率 (分/100m) 8∼15 入 力 軸 回 転 速 度 (rpm) 掘 爪 本 数 部 回 転 径 (mm) 整 ドラム形状 日農工特4P A1形 540 ナタツメ:4本 ハイドツメ:2本 削 665 8面段付ドラム 形 部 ド ラ ム 径 (mm) 750 適 応 畦 高 さ (cm) オフセット方法 オ フ セ ッ ト 量 (mm) 20∼30 電動式オフセット平行リンク機構 前進作業時:1184 61 後進作業時:1284 主 要 諸 元 型 式 機 RKS750H-YB RKS750H-IS 全 長 (mm) 1700 1590 全 幅 (mm) 1450 1450 全 高 (mm) 1330 1330 量 (kg) 248 252 体 寸 法 重 適 応 ト ラ ク タ K W(PS) 装着装置の種類 11.8∼18.4(16∼25) ヤンマー特4P 標 準 作 業 速 度(km/h) 作 業 能 標準3P直装 0.4∼0.8 率 (分/100m) 8∼15 入 力 軸 回 転 速 度 (rpm) 掘 爪 本 数 部 回 転 径 (mm) 整 ドラム形状 540 ナタツメ:4本 ハイドツメ:2本 削 665 8面段付ドラム 形 部 ド ラ ム 径 (mm) 750 適 応 畦 高 さ (cm) オフセット方法 オ フ セ ッ ト 量 (mm) 20∼30 電動式オフセット平行リンク機構 前進作業時:1184 62 後進作業時:1284 主 要 諸 元 型 式 機 RKS750HT-0S RKS750HT-3S RKS750HT-4S 全 長 (mm) 1490 1660 1660 全 幅 (mm) 1450 1450 1450 全 高 (mm) 1330 1330 1330 量 (kg) 248 277 281 体 寸 法 重 適 応 ト ラ ク タ K W(PS) 11.8∼18.4(16∼25) 日農工標準3P 0.1形 オートヒッチ 装着装置の種類 標 準 作 業 速 度(km/h) 作 業 能 0.4∼0.8 率 (分/100m) 8∼15 入 力 軸 回 転 速 度 (rpm) 掘 爪 本 数 部 回 転 径 (mm) 整 ドラム形状 540 ナタツメ:4本 ハイドツメ:2本 削 665 8面段付ドラム 形 部 ド ラ ム 径 (mm) 750 適 応 畦 高 さ (cm) オフセット方法 オ フ セ ッ ト 量 (mm) 20∼30 電動式オフセット平行リンク機構 前進作業時:1184 63 後進作業時:1284 装着装置の種類 特4P A1形(RKS750H-S) 特4P A1形(RKS750H-SI) 特4P A2形(RKS750H-T) 特3P 直装(RKS750H-GB) 特3P クイック(B) (RKS750H-YB) 普通3P 直装(RKS750H-1S) 64 装着装置の種類 日農工標準3P(RKS750HT-0S) 特殊4P B形(RKS750H-U) 三菱特殊4P B形(RKS750H-MU) 65 オプション部品について 1. ナカアゼキットA 13.マストブラケット 中畦を一工程で作る場合に使用します。 標準3Pのトップリンク長さが短い場合に使 2. ホジョドラムキットA 用します。 畦の天場の右サイド(後方より見て)を締め 付ける場合に使用します。 3. ホジョドラムキットB 畦の天場の右サイド(後方より見て)を締め 付ける場合に使用します。片畦専用部品で す。両畦作業は本部品では行わないでくだ さい。 4. ローラキットA 畦の幅が広い(ローラの幅を広くする場合) に使用します。 5. ローラキットA2 ローラが3分割(95mm、150mm、260mm) で使用できます。 6. ローラキットBA 畦の高さが低い場合に使用します。 畦の角がなめらかに成形できます。 7. ローラキットBA2 畦の高さが低い場合に使用します。 ローラが2分割(180mm、287mm)で使用で きます。 8. タンクキットE 除草剤散布に使用します。 9. ハーネスキットA タンクキットの配線の延長に使用します。 10.コーウンジクキットA 乾田用爪軸として使用します。 11.テンバディスクキット 元畦と同じ高さの畦を作る場合に天場を削 り取ります。 12.ローラキットC2 畦の高さが低い場合に使用します。ローラ が2分割 (180mm、287mm) で使用できます。 標準EXローラを外して使用します。 オプションの詳細についてはカタログをご 覧ください。 66 本 社 ・ 工 場 〒701-0292 岡山市南区中畦684番地 1(086)298-3112(代) 北海道営業所 〒071-1248 北海道上川郡鷹栖町8線西2号6番 1(0166)49-0070(代) 東 北 営 業 所 〒024-0004 岩手県北上市村崎野13地割35-1 1(0197)71-1160(代) 関 東 営 業 所 〒321-3325 栃木県芳賀郡芳賀町芳賀台47-1 1(028)687-1600(代) 新 潟 営 業 所 〒942-0041 新潟県上越市安江477-1 1(025)546-7747(代) 岡 山 営 業 所 〒701-0165 岡山市北区大内田727 1(086)250-1833(代) 九 州 営 業 所 〒861-2234 熊本県上益城郡益城町古閑107-11 1(096)286-0202(代) http://www.kobashikogyo.com お客様メモ 購入日 購入店名 平成 年 月 日
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