契約保証取扱要綱(PDF:38KB)

みよし市契約保証取扱要領
(趣旨)
第1条
みよし市が行う公共工事の適正な施工及びみよし市工事請負契約約款(以下「工事約
款」という。)第4条に規定する契約の保証(以下「契約保証」という。)の取扱い(以下「取
扱要領」という。)について、必要な事項を定めるものとする。
(工事請負契約における契約の保証)
第2条
前条の契約保証については金銭的保証とし、契約担当者は落札者に対し、契約の締結
と同時に、請負代金額の10分の1以上の額を保証する次に掲げるいずれかの契約保証を付
すことを求めるものとする。
(1)
契約保証金の納付(現金又は小切手)
(2)
契約保証金に代わる担保となる有価証券等の提供(有価証券)
(3)
銀行等又は保証事業会社(公共工事の前払金保証事業に関する法律(昭和27年法律第
184号)第2条第4項に規定する保証事業会社をいう。以下同じ。)の保証(銀行等は
保証書、保証事業会社は保証証書)
(4)
公共工事履行保証証券による保証(保証証券)
(5)
履行保証保険契約の締結(保険証券)
ただし、工事約款第4条第1項第2号の「契約保証金に代わる担保となる有価証券等」に
ついては、国債(利付国債に限る。)又は地方債(愛知県公債に限る。)
(以下、利付国債及び
愛知県公債を「有価証券等」という。)に限るものとする。また、工事約款第4条第1項第3
号の「銀行、甲が確実と認める金融機関」については〈出資の受入れ、預り金及び金利等の
取締りに関する法律(昭和29年法律第195号)に規定する金融機関である銀行、信託会
社、保険会社、信用金庫、信用金庫連合会、労働金庫、労働金庫連合会、農林中央金庫、商
工組合中央金庫、信用協同組合、農業協同組合、水産業協同組合又はその他の貯金の受入れ
を行う組合(以下「銀行等」という。)とする。
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前項の規定にかかわらず、請負金額(取引に係る消費税及び地方消費税の額を含む。)が50
0万円未満の工事請負契約である場合は、みよし市契約規則(昭和42年三好町規則第1号。
以下「契約規則」という。)第31条第3号の規定により契約保証金の納付を免除する。
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工事請負契約締結時、請負者が保証を付さなかった場合は、工事約款第43条第1項第4
号の規定により契約を解除する。
(契約保証の周知)
第3条
契約担当者は、契約保証について入札参加者に対し指名競争入札通知書等により、周
知徹底を図り、落札者が直ちに契約の保証を付すことができるようにする。なお、一般競争
入札に係る契約及び随意契約の場合においても同様に取り扱うものとする。
-1-
(契約保証の選択)
第4条
契約担当者は、入札後落札者(随意契約の場合は、契約の相手方とする。以下「請負者」
という。)に対して契約保証届出書(様式1)を交付し、請負者に契約保証の方法を選択させ、
翌日までに契約保証届出書の提出を受けるものとする。
(契約保証の確認及び契約書類の交付)
第5条
契約担当者は、前条の請負者からの契約保証届出書の提出を受け、契約保証の方法を
確認後、契約締結時及び契約保証に必要な次のものを請負者に交付するものとする。
(1)
契約保証金の納付
工事請負契約書案(以下「契約書案」という。)及び納付通知書兼
領収書(みよし市予算決算会計規則(昭和62年三好町規則第3号。以下「規則」という。)
第40条に規定する納入通知書(規則様式第48号。以下「納付通知書」という。))を交
付する。
(2)
契約保証金に代わる担保となる有価証券等の提供
契約書案、有価証券等納付書(様式
2、以下「納付書」という。)及び有価証券等保管証書兼払出請求書(様式3、以下「保
管証書」という。)を交付する。
(3)
銀行等又は保証事業会社の保証
契約書案を交付する。ただし、銀行等については、納
付書及び保管証書も交付するものとする。
(4)
公共工事履行保証証券による保証
(5)
履行保証保険契約の締結
契約書案を交付する。
契約書案を交付する。
(契約の締結)
第6条
契約担当者は、契約の締結にあたり請負者が選択した次の契約保証の担保を受領し、
請負契約を締結するものとする。
(1)
契約保証金の納付
納付通知書の写しを受領し、契約を締結する。
(2)
契約保証金に代わる担保となる有価証券等の提供
有価証券等、納付書の原本及び保管
証書の写しを受領し、契約を締結する。
(3)
銀行等又は保証事業会社の保証
保証書(又は保証証書、有価証券等)、納付書の原本
及び保管証書の写しを受領し、契約を締結する。
2
(4)
公共工事履行保証証券による保証
(5)
履行保証保険契約の締結
公共工事履行保証証券を受領し、契約を締結する。
保険証券を受領し、契約を締結する。
契約担当者は、契約締結後請負者が選択した契約保証を契約保証台帳(様式4)に記載し、
整理するものとする。
(工事完成時の取扱い)
第7条
契約担当者は、請負者から工事目的物の引渡しを受けたとき(以下「工事完成時」と
いう。)の契約保証の取扱いについては、次により取扱うものとする。
(1)
契約保証金の納付
請負金額の支払請求書及び納付済みの契約保証金を返還するため
の保管金払出請求書(様式5)の提出を受けるものとする。
(2)
契約保証金に代わる担保となる有価証券等の提供
請負金額の支払請求書及び提出済
みの有価証券等を返還するための保管証書(請求書)の提出を受けるものとする。
-2-
(3)
銀行等又は保証事業会社の保証
請負金額の支払請求書の提出を受けるものとする。な
お、銀行等については、提出済みの保証書を返還するための保管証書(請求書)の提出を
受けるものとする。
(4)
公共工事履行保証証券による保証
請負金額の支払請求書の提出を受けるものとする。
なお、提出を受けた公共工事履行保証証券の返還は行わない。
(5)
履行保証保険契約の締結
請負金額の支払請求書の提出を受けるものとする。なお、提
出を受けた保険証券の返還は行わない。
(請負者の債務不履行による解除時の取扱い)
第8条
契約担当者は、請負者が工事約款第43条第1項各号のいずれかに該当し契約を解除
する場合、同条第2項及び工事施行及び物件購入に関する事務取扱要領(以下「事務取扱要
領」という。)第29条の1の規定により違約金を徴収するものとする。その場合の契約の解
除、違約金の徴収及び契約保証の取扱については、次によるものとする。
(1)
ア
契約解除の通知
請負者へは、契約保証金をもって違約金に充当する旨等を記載した請負契約解除通知
書(事務取扱要領様式27)により通知するものとする。
イ
取扱要領第2条第1項第3号から第5号までの保証(以下「履行保証」という。)が付
されている場合は履行保証した会社(以下「履行保証会社」という。)へは、契約解除通
知書(事務取扱要領様式28)により通知するものとする。
(2)
ア
違約金の徴収
取扱要領第2条第1項第1号の契約保証金を納付しており、契約保証金の金額が違約
金の金額を超過している場合は、請負者から保管金払出請求書の提出を受け、超過額を
返還するものとする。ただし、違約金の金額が契約保証金の金額を超過している場合は、
その超過する金額に係る納付通知書を請負者に交付し、当該超過する金額を徴収するも
のとする。
イ
取扱要領第2条第1項第2号の有価証券等を提供しており、契約保証金の金額が違約
金の金額を超過している場合は、請負者と調整するものとする。ただし、違約金の金額
が契約保証金の金額を超過している場合は、前記アのただし書きと同じ取扱を行うもの
とする。
ウ
取扱要領第2条第1項第3号から第5号までの履行保証会社へは、違約金の金額(保
証金額が違約金の金額未満の場合は、保証金額)を記載した保証金(保険金)の請求(事
務取扱要領様式30)に保証書(保証証書、保険証券及び保証証券)及び納付通知書を
送付するものとする。ただし、違約金の金額が契約保証金の金額を超過している場合は、
前記アのただし書きと同じ取扱を行うものとする。
-3-
(請負金の増額変更時の取扱い)
第9条
契約担当者は、請負金額の増額変更を行おうとする場合(軽微な設計変更で工期末に行
われるもの及び契約保証金の金額、保証金額又は保険金額が変更後の請負代金額の100分
の5を超える場合は除く。)は、契約保証を変更後の請負金額の10分の1以上に増額変更を
行うものとする。また、増額変更に伴う契約保証の方法は、請負者に工事請負変更契約書案
及び契約保証変更届出書(様式6)を交付し、翌日までに契約保証変更届出書の提出を受け、
変更後の契約保証を確認するものとする。変更契約に必要な書類の交付及び変更契約の締結
は、取扱要領第5条及び第6条に準じ行うものとする。なお、取扱要領第2条第1項第1号
及び第2号の場合に限り、当初の方法以外の方法で保証を付しても差し支えないものとする。
(請負金額の減額変更時の取扱い)
第 10 条
契約担当者は、請負金額の減額変更を行おうとする場合(軽微な設計変更で工期末に
行われるものは除く。)で、請負者から契約保証金の金額又は保証金額を減額して欲しい旨の
要求があり、特段の事情がないときは、契約保証金の金額又は保証金額を変更後の請負代金
額の10分の1以上に保たれる範囲内で減額変更するものとする。減額変更に伴う契約保証
の方法は、請負者に工事請負変更契約書案及び契約保証変更届出書を交付し、翌日までに契
約保証変更届出書の提出を受け、変更後の契約保証を次により取扱うものとする。なお、取
扱要領第2条第5号の履行保証保険契約を締結している場合にあっては、保険金額の減額は
行われないこととなっているので、保険金額の減額変更は行わないものとする。
(1)
契約保証金の納付
請負者に保険金払出請求書を渡し、期日までに保険金払出請求書の
提出を受け、変更契約を締結する。
(2)
契約保証金に代わる担保となる有価証券等の提供
請負者に変更にかかる納付書及び
保管証書を交付し、期日までに変更にかかる納付書、保管証書及び当初契約にかかる保管
証書の提出を受け、変更契約を締結する。なお、減額分の有価証券等を返還する。
(3)
銀行等又は保証事業会社の保証
銀行等については、請負者に変更にかかる納付書及び
保管証書を交付し、期日までに変更保証書、納付書、保管証書及び当初契約にかかる保管
証書の提出を受け、変更契約を締結する。なお、当初契約にかかる保証書を返却する。ま
た、保証事業会社については、変更にかかる保証証書の提出を受け、変更契約を締結する。
(4)
公共工事履行保証証券による保証
履行保証会社が交付する移動承認書の提出を受け、
変更契約を締結する。
(工期の変更(延長又は短縮)時の取扱い)
第 11 条
契約担当者は、工期の延長又は短縮(請負者から保証期間を短縮してほしい旨の要求
があり、特段の事情がないときは、保証期間を変更後の工期を含む範囲内で短縮変更するも
の)を行おうとする場合で、当初の保証期間が変更後の工期を含まない場合は、保証期間を
変更後の工期を含むように延長変更するものとする。また、工期変更に伴い契約保証の変更
が必要な(取扱要領第2条第1項第1号及び第2号は該当しない)場合は、請負者に工事請
負変更契約書案を交付し、変更後の契約保証を次により取扱うものとする。なお、履行保証
保険の場合にあっては、保険期間は工事が完成するまで存するので、変更の手続きを行わな
いものとする。
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(1)
銀行等又は保証事業会社の保証
銀行等又は保証事業会社から交付された変更保証書
の提出を受け、変更契約を締結する。
(2)
公共工事履行保証証券による保証
履行保証会社が交付する移動承認書の提出を受け、
変更契約を締結する。
(履行遅滞時の取扱い)
第 12 条
契約担当者は、履行遅滞が生じた場合において、工事約款第42条第2項の規定によ
り、損害金を徴収して工期経過後相当の期間内に工事を完了させようとするときは、保証期
間内に工事が完成する見込みの期日が含まれるように保証期間の延長変更を次により行うも
のとする。なお、取扱要領第2条第1項第1号及び第2号の保証は、工期の完了までの保証
としているため、また、同条第5号の履行保証保険の締結の場合は、保険期間は工事が完成
するまで存するので、変更手続きを行わないものとする。
(1)
銀行等又は保証事業会社の保証
銀行等又は保証事業会社が交付する変更保証書又は
保証証書の提出を受ける。
(2)
公共工事履行保証証券による保証
履行保証会社が交付する移動承認書の提出を受け
る。
付
則
この要綱は平成17年
付
1日から施行する。
6月
1日から施行する。
1月
4日から施行する。
則
この要綱は平成17年
付
4月
則
この要綱は平成22年
-5-