北欧クライミング 【報 告 【日 【参 者】I村 時】平成 21 年 8 月 7 日~16 日 加 者】I村、I木 8 月 7 日(金):福岡-中部国際空港(セントレア) 8 月 8 日(土):セントレア-Helsinki 空港-Copenhagen 空港(Denmark) 8 月 9 日(日):Copenhagen-Malmö(Sweden)-Kristianstad Kjugekull にてクライミング 8 月 10 日(月):Kjugekull にてクライミング 8 月 11 日(火):Kjugekull にてクライミング 8 月 12 日(水):Kristianstad-Stockholm 8 月 13 日(木): Kolartorp にてクライミング、Stockholm-Turku(Finland) 8 月 14 日(金):Turku 観光&Mynämäki にてクライミング 8 月 15 日(土):Turku-Helsinki 空港-セントレア 8 月 16 日(日):セントレア-福岡 8月7日 仕事がぎりぎりまで終わらなかったので、バタバタで福岡空港へ。無事にセントレア まで到着。ようやく現実を脱出することができた。セントレア空港内にあるホテルは 便利かつ快適。 8月 8日 セントレアからフィンランド航空にてヘルシンキへ。機内のエンターテイメントサー ビスが故障で、ちょっと不満。お酒飲んで寝る。9 時間くらいで Helsinki 空港に無事 到着。EU 内への入国審査を済ませ、急いで Copenhagen 行きの航空機に乗り換え。 Copenhagen 空 港 へ は 夕 方 近 く に 到 着 し 、 バ ッ グ と マ ッ ト を 担 い で 、 鉄 道 で Copenhagen 駅まで移動。Copenhagen 駅前は、なんとなく物騒な感じだったが、駅 裏の泊まったホテルもあまり良い感じではなかった。チェックインを済ませ、街の散 策に乗り出す。近くのチボリ公園(遊園地)にて観光&食事。この時間になると、さ すがに時差ボケでつらくなってくる。日本時間で朝方 4 時くらいだろうか。緯度が高 いので、21 時まで明るくて感覚がおかしくなりそう。 8月 9日 Copenhagen から鉄道で Sweden の Malmö へ移動。Malmö でレンタカーを借りる予 定の場所へ行ってみると、 「Closed」の貼紙が!!呆然とすることしばし・・・。落ち 着いて再度予約票を見直すと、営業時間外住所が書いてあり、どうも裏のコンビニっ ぽい。コンビニにいたおばちゃんにコレコレシカジガと話すと、封筒に入ったキーを ポィッと渡され、上のレンタカーを持って行っていいよと言われる。2 階の駐車場には 本当に車が置いてあり、無事レンタカーゲット!左ハンドル&マニュアル&右車線に 戸惑いながらも 1 時間くらい運転し Kristianstad に到着。Kristianstad は小さな静か な古典的な西洋の街で、住み心地は良さそう。そのままキャンプ場へ行き、3 日分のバ ンガローを借りる。1 泊 5000 円程度で、ベッド、テレビ、冷蔵庫付きは安い!懸念し ていた泊まる場所も確保できたので、Kjugekull の岩場へ。街から Highway で 10 分、 降りて 15 分程で岩場まで到着。駐車場に車を停め、300m くらい歩くとレストハウス があり、そこからさらに羊用の柵 を越えると、そこはまさにクライ マー天国!ほど良い大きさの岩 がゴロゴロとしている。岩質とし ては、九州では河頭山に近く、い わゆる花崗岩のフリクション系 なので夏場は厳しそう。この日は、 偵察しながら簡単な課題を 2、3 登って終了。快適なバンガローで の食事は最高。 Kristianstad のキャンプ場とレンタカー 8 月 10 日 ようやく本格的なクライミング。天気も良い感じ。Kjugekull の駐車場に車を停めて、 他にクライマーいないかなぁと探すが、誰もいなそう。とりあえずエリアを全部巡る ために端からせめていく。登れそうもない巨大な岩(7m くらい?)は眺めるだけにし、 登れそうな 3m 前後の岩かつ良さそうな岩を登っていく。7a くらいまでは登れるが、 それ以上は突然難しくなる感じ。9 時から 3 時間程度登ったあと、一度キャンプ場に 戻り食事&お昼寝。岩場まで近いとなんとなくノンビリ過ごせて幸せ。午後からも岩 場に戻りヨレヨレになるまで登ったが、日はまだまだ高い 18 時過ぎに終了する。体力 が余ってしょうがない若者だったら 21 時までは登るんだろうなぁ。 8 月 11 日 明け方まで雨が降っていたらしく、路面に水たまりが・・・。岩場も厳しいかなぁと 思いながらとりあえず岩場まで行くが、案の定濡れている。しかたがないので、近く の湖まで行って観光したり(Sweden は湖がとても多く、湖の中の島の中に、さらに湖 があったりする!)、キャンプ場に戻ってお昼ご飯を作って食べたりして時間をつぶし、 15 時くらいに行ってみると乾いている岩もあって登れそう。今日の目標は、お互いに 7a+、6a と決めて課題を物色していく。と、こ こで初めて他のクライマーに遭遇。少し話して みると、フランス人らしくバカンスで来ている らしい。トライ中の課題をこれ登った?と聞い てみると、リーチがちょっとって、こちらは更 にリーチないんですけど・・・。フランス人は リーチがあって羨ましいなぁ、と思いながら登 れそうな課題をトライし、良いところまではい くが完登できるものはない。一方、I木さんは 見事に 6a の課題を完登!最後まで粘りに粘っ たが、指皮も限界に近くなり、未練を残しつつ Kjugekull 終了となる。Kjugekull の岩場はラ ンディングも良く、過ごし易く、お勧めの岩場 だが、少しコケっぽいので大きめのブラシは必 Kjugekull の岩場 要かも。 8 月 12 日 Kristianstad から Stockholm まで 700km くらい移動。途中、ガラスの王国の Kosta Boda に寄り、スウェーデングラスの作業工程を見学。とってもフレンドリーな職人さ ん達で、棒をクルクル回すのを手伝わせてくれたりした。Kosta Boda からは Kalmar、 Norrkoping と交代しながらひたすら運転し、途中道に迷いながらも何とか Stockholm のキャンプ場まで到着することができた。Stockholm 近くにあるせいか、いわゆるオ ートキャンプ場的な感じで(キャンプ場内をスーツやバスローブで歩きまわるおじさん もいた)借りたバンガローも狭く、Kristianstad のキャンプ場が 100 倍良く感じる。疲 れのせいか食事のあとすぐに寝てしまう。 8 月 13 日 キャンプ場を早々に出発し、Stockholm 近郊の Kolartorp の岩場へ。ここはいわゆる 市販されたトポはなく、インターネットで手に入れた簡易トポの情報のみが頼り。 http://www.bloxc.com/index.php?p=print&a=1 広大な公園横のパーキングに駐車し、公園内の湖で湖水浴?を楽しむ人たちの横をデ カイマットをしょってトレイルを歩いて行く。日本人の感覚では、こんな気温で泳ぐ なんて!と思うが、夏の日差しの短い北欧ならではの光景なのだろう。公園は本当に 広大で、森林の中をトレイルが延々と続いている。そんな中の岩を適当に掃除して登 っているらしく、ほとんどの課題が苔むしている。そんな状態なので、登れそうな課 題を見つけながら適当に楽しんだ。何といってもここでの一番の収穫は、お昼にお出 かけして食べたビッグハンバーガー!ローカルなハンバーガーショップだったが、味 もサイズも大満足なものだった!15 時くらいまでクライミングを楽しみ、その後フェ リー乗り場へ向かう。Stockholm の街中はさすがに交通量も多く、レンタカーの返却 時間に遅れそうでヤキモキしたが(結局 Sweden ではレンタカー会社のスタッフに一度 も会うことなくレンタカーを借りて返した、これもクレジットカード社会のなせる技 か)、無事に Turku 行きのフェリ ーに乗ることができた。今回乗っ た Stockholm から Turku へのフ ェリーは Tallink Silja Line の Galaxy 号。Galaxy 号は、船内に レストランやスーパーマーケッ ト、ナイトクラブまである大型豪 華客船で本当に圧倒された。船内 ではビュッフェで狂ったように 飲食した後、スーパーマーケット で買い物を楽しんだ。 ビッグ ハンバーガー!! 8 月 14 日 早朝に Turku 港へ到着。Finland では通貨がユーロなので、ターミナルで両替所を探 すが、どこにも見当たらず途方にくれる。しかたがないので駅員さんに話すと、Turku 駅で払えば良いと言われ電車に乗ったが、結局お金を払わずに駅を出てしまった。 Turku でレンタカーを借りまずはムーミンワールドへ。ムーミンワールドはまるまる 1 個分の島が敷地になっており、子供から大人まで楽しめる。午前中、ムーミンの世界 を楽しんだ後、午後からは Turku 近郊の Mynämäki へクライミングに出かける。こ この岩場もトポはインターネットで見つけた ものを参考に行く。 [http://www.slouppi.net/cliff.phtml?cliff=My nämäki] ここの岩場もガビガビだったが、比較的ランデ ィングも良く楽しむことができた。 8 月 15 日 北欧ツアーも最終日。Turku の街中にあるデパ ートで買い物を楽しんだ後、昼過ぎの長距離バ スで Helsinki 空港へ向かう。途中乗り換えは あったが、快適なバスであった。Helsinki 空 港からは何事もなく手続きを終え、無事に出国。 Kjugekull の岩場 2 8 月 16 日 日本時間の 8 時にセントレアに到着。セントレア内は特に混雑もなく、福岡へ帰り着 いた。 今回のツアーは実に 3 カ国に渡る旅で、移動手段も鉄道、レンタカー、フェリー、バ スと色々と経験でき、とても楽しかった。ツアーのクライミングなので特に大した成 果もなかったが、岩場は快適な所が多く、特に Kjugekull はいつかまた行きたいと思 わせる岩場だった。次はフランスに行きたいなぁ。
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