白菊通信 第37号

平成20年4月20日
下司病院アルコール家族教室通信
高知市本町三丁目5―13
088−823−3257
担当:北村幸彦・横山 幸
第37号
第384回アルコール家族教室報告
4月5日(土)に今年度最初の家族教室が行
例年通り、体験発表は午前午後に分けて、四
国各県から各1名ずつ行われました。今回の開
われました。今回観たビデオは、アルコール依
存症の教材ビデオとして有名な5本シリーズの
催地である香川県断酒会の方は、四季の移り変
わりも分からずに飲んでいる中で一番辛かった
第1巻でした。ビデオを観た後で、アルコール
依存症者自身も悩み苦しんでいるのだというこ
とに気づいたと話してくださった方がおり、そ
の後で北村相談員が、まさにその苦悩の日々を
ことは、妻に無視されたことだったと話されま
した。そして、いま酒をや
めてみて、初めて妻も辛か
ったのだということがわか
体験談を交えて話しました。
次回は、
「 アルコール依存症者
り、それでも自分を見捨て
ずに病院につなげてくれた
の心理」を上映予定です。5月
は第1土曜日が連休にかかりま
ことを感謝していると話し
てくださいました。
すので、10日の第2土曜日に
また、午後の部の記念講演は、さぬき市民病
行います。お間違えないように
お願いします。
院の臨床心理士、後藤見知子先生が『家族のか
たち』と題して講演されました。臨床心理士と
してアルコール依存症の方や、そのご家族と接
第64回松村断酒学校のご案内
高 知 断 酒 新 生会 が 主 管 を 勤 め る 松 村 断 酒
学校が、今年も本山町プラチナセンターで開
催されます。
日時は下記の通りです。開催期間のほとん
どが体験発表の時間に当てられています。
してこられた経験をもとに、家族のあり方や家
族のかたちの変遷をお話してくださいました。
その中で、
「AC=アダルトチルドレン」という
言葉は、親を責めるための言葉として使うので
はなく、自分が将来どう生きていったらいいか
を考えるための言葉として使いましょうと話さ
れたことが印象に残りました。
この日は、県内外の断酒
新緑を感じながら、身も心もリフレッシュ
できると思います。ぜひ足をお運び下さい。
会員、家族や、医療、行政
の 職 員 な ど あ わ せ て 1136
名の参加者でした。当院を
退院後、断酒を継続してい
平成20年5月10日(土)13時から
平成20年5月12日(月)12時まで
詳細は相談室までお問合せ下さい
℡:088−823−3257
る方のお顔も拝見し、大変
満足して帰途に着きました。
【第385回家族教室のおしらせ】
日時:平成20年5月10日(土)
第43回四国断酒ブロック(香川)大会
4月27日(日)、香川県のサンポートホール
高松で、第43回四国断酒ブロック大会が行わ
午後6時45分∼8時50分
場所:下司病院3階食堂
れました。会場であるサンポートホールは瀬戸
内海に面した場所に位置し、当日は晴れた空を
映した穏やかな海が参加者を迎えてくれました。
【
『
上映予定ビデオ
】
アルコール依存症者の心理 』
(6時45分から30分程度)
「人間にはもともと酒害者になりやすい性格などあり得ない そこにはアルコールによって歪められた性格があるだけだ」