2012年3月期 決算説明資料 1 2012年3月期決算説明 目次 Ⅰ. 2012年3月期 業績 Ⅱ. 2013年3月期 業績予想 2 Ⅰ. 2012年3月期業績 ・2012年3月期は、東日本大震災(1Q)とタイ洪水(3Q,4Q)によるサ プライチェーン寸断の影響で需要が停滞したこと等により、売上高は 前期比約41億円減少。 ・しかしながら、携帯電話基地局及びスマートフォン向け水晶発振器で の原価低減努力等により、前期並みの利益を確保。 (単位:百万円) 売上高 営業利益 税引前利益 当期利益 当期包括利益 ① ② 前期 通期業績 通期業績 実績 決算 予想 2011年3月期 2012年3月期 2012年3月期 54,934 50,804 55,000 2,094 2,081 2,500 1,695 1,615 2,200 1,738 1,759 2,000 852 - 1,863 3 Ⅰ. 2012年3月期業績(Q毎推移) ・2012年3月期は、第2四半期において携帯電話基地局向け売上増等に より増収増益となったが、第3四半期以降、タイ洪水の影響等により AVOA向けを中心に減収減益となった。 売上高 営業利益 税引前利益 1 6 ,0 0 0 3 ,0 0 0 売 1 4 ,0 0 0 上 1 2 ,0 0 0 高 1 0 ,0 0 0 ( 百 8 ,0 0 0 万 6 ,0 0 0 円 ) 4 ,0 0 0 2 ,5 0 0 利 益 2 ,0 0 0 ( 百 1 ,5 0 0 万 円 1 ,0 0 0 ) 500 2 ,0 0 0 0 0 ▲ 2 ,0 0 0 売上高 営業利益 税引前利益 1Q 13,814 395 287 2011年3月期 2Q 3Q 14,433 13,744 1,087 689 1,014 590 4Q 12,943 ▲ 77 ▲ 196 1Q 12,125 321 204 2012年3月期 2Q 3Q 13,823 12,685 756 597 575 552 ▲ 500 4Q 12,171 407 284 4 2012年3月期決算説明 目次 Ⅰ. 2012年3月期 業績 Ⅱ. 2013年3月期 業績予想 5 Ⅱ.2013年3月期業績予想(当社業績推移) 当社業績推移(’06/3~’13/3) (売上高: 億円) 900 (税引前利益: 億円) 200 781 800 700 733 636 91 600 500 リーマンショック (’08年9月) 150 売上高 594 526 69 36 549 400 売上高 16 22 22 税引前 利益 ◆ 実質12億円 税引前利益 200 530 530 43 17 300 508 100 50 0 -50 100 ▲ 244 ▲200 -100 0 実績 実績 実績 実績 実績 実績 実績 予想 '06/3 '07/3 '08/3 '09/3 '10/3 '11/3 '12/3 '13/3 6 Ⅱ.2013年3月期業績予想(業界動向) (百万個) 水晶デバイスの数量・単価推移(QIAJ) (円) 1,000 900 800 700 600 33.9 32.9 628 537 100 35 30 670 ′11/3比14%減 29.2 25 25.7 21.4 400 200 780 756 754 500 300 40 901 20 20.3 生産数量(月平均数量) 19.5 15 ① 廉価な音叉型/民生用振動子の 年度後半の大幅下落 (日系電機メーカーの大幅減産に よる影響大) ② スマートフォン向け高付加価値品 (TCXO・小型振動子)のQIAJ 加盟会社での受注増 ′11/3比4%減10 生産単価(円) 0 5 0 '06/3 '07/3 '08/3 '09/3 '10/3 '11/3 '12/3 *SAWデバイス、OUT-OUT含まず (出所) 日本水晶デバイス工業会(QIAJ) ′11/3比での数量と単価の 減少率の差異要因 QIAJ全体としては、上記の プロダクトミックスの変化により、 平均単価のマイナス幅が減少。 但し、製品群ごとには依然 として低価格傾向が続く。 7 Ⅱ.2013年3月期業績予想(ボリュームゾーン①) ボリュームゾーン ■AV(LCD TV、DSC)、OA(PC、周辺機器、WLAN)製品の需要増 価格競争力のある新商品投入による市場開拓・拡販 AV/OA機器の主なセット機器生産台数推定 (百万台) 4,500 4,140 3,889 4,000 3,500 3,561 3,253 合計 3,000 その他 2,500 DSC 2,000 LCD TV 低価格化に対応した 新しい生産技術で 新商品を開発 小型のSMD水晶振動子 NX2016HA WLAN 1,500 USB 1,000 HDD 500 PC 0 2011 2012 2013 2014 サイズ 2.0(L)×1.6(W)×0.7(H)mm 出所:当社推定 8 Ⅱ.2013年3月期業績予想(ボリュームゾーン②) 日本製品の世界市場シェアの推移 FlatPanelTV 70.0% 66.0% DigitalCamera 63.7% 65.4% MobilePhone 57.8% 49.3% 57.1% 40.0% 54.5% 29.1% 30.2% 39.8% 34.6% 30.7% 30.7% 32.1% 33.3% 33.2% 29.9% 20.0% 10.0% 55.7% グローバル市場に おいて日本製品は シェアが下落 46.6% 41.3% 30.0% HDD 62.6% 60.0% 50.0% NotePC 出所:JEITA 9.3% 9.2% 0.0% 2005 7.9% 7.2% 2006 6.4% 5.5% 2007 27.4% 25.5% 22.6% 4.4% 3.7% 3.1% 2.9% 2.9% 4.2% 2008 3.3% 2009 2.8% 2010 2.6% 2011 2.1% 2012 中国圏市場の 重要性が 益々高まる 9 Ⅱ.2013年3月期業績予想(ボリュームゾーン③) 中国圏市場における事業体制を強化 生産・開発基地 + 消費地 生産基地 AVOA市場の主要セット機器 地域別生産(2011年) 中南米, 欧州, 3% 北米, 1% 3% 地場メーカーの 成長 アジア, 26% 中国, 中国 65% Localizationを 推進 日本, 2% 台湾, 0% 出所:富士キメラ 地場メーカーや 現地消費に 対応して行く 10 Ⅱ.2013年3月期業績予想(高精度品市場①-1) 高精度品市場① ■スマートフォン(GPS、無線LAN等各種アプリケーション向け)の需要増 データ処理機能の向上 通信スピードの向上 機能の多様化 端末の高機能化が進んでいる スマートフォンも「多様化」 単位:百万台 2,500 携帯電話生産台数 Smartphone Featurephone Smartphone割合 2,000 1,500 1,440 287 1,000 1,591 437 27% 48% 50% 42% 1,730 1,857 1,950 35% 610 40% 30% 786 943 20% 20% 500 0 10% 1,153 1,154 1,120 1,071 1,007 2010 CY2010 2011 CY2011 2012 CY2012 2013 CY2013 2014 CY2014 0% 出所:GoldmanSachs EMデータ 11 Ⅱ.2013年3月期業績予想(高精度品市場①-2) ■スマートフォンの「多様化」→採用する半導体で機能・設計・部品が決まる 1チップ化 チップサイズの小型化 「高/多機能+簡易な設計」 「機能の絞り込み+低価格」 <要求される水晶デバイス> 高機能 半導体 NX2520SG + 水晶振動子 +温度センサー 温度センサーを内蔵 低価格 半導体 + 高精度TCXO NT2016SA NDKは両ソリューションに 最適な商品をラインナップ サイズ 2.5(L)×2.0(W)×0.9(H)mm サイズ 2.0(L)×1.6(W)×0.8(H)mm 12 Ⅱ.2013年3月期業績予想(高精度品市場②-1) 高精度品市場② 携帯電話等の通信端末の 増加、画像等の高容量 通信増加により ■携帯電話基地局、光通信装置の需要増 データトラフィック量の増大 2010年~2015年 データトラフィック量 26倍 電波使用効率の高いLTEの導入が進む 単位:千台 出所:Dell'Oro Souce:Dell'Oro <基地局 出荷台数推移> 2,000 WiMAX 1,500 CDMA LTE 1,000 W-CDMA 500 GSM/GPRS /EDGE 0 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 →マルチ基地局化 (LTE+W-CDMA)が 進む。 13 Ⅱ.2013年3月期業績予想(高精度品市場②-2) ■商品に求められるニーズ① 小型かつ 高安定 LTE基地局では基地局の「小セル化」が進む ため、小型で信頼性の高い商品が求められる 小型基地局が増加 小型(14x9mm) OCXOを開発 ■小型でありながら、広温度範囲(-40~+85℃)で 総合周波数安定度±20ppbを達成 サイズ 14.6(L)×9.7(W)×6.5(H)mm 主流サイズ21x13x10㎜の 約3分の1の容積 5000万分の1しかずれない 世界トップレベルの高安定度 ★当社独自の水晶振動子設計技術 ★当社独自の温度制御回路のIC化技術 14 Ⅱ.2013年3月期業績予想(高精度品市場②-3) ■商品に求められるニーズ② 位相雑音の 低減 大規模通信では少しの「ズレ」も大きな問題 (位相雑音の低減が課題) NV7050SG 低位相雑音VCXO (7x5mm)を開発 サイズ 7.0(L)×5.0(W)×1.7(H)mm ■位相雑音が改善され通信品質が向上 電波の強さが10分の1になっても、 携帯電話がきちんとつながり、 スマートフォン等のデータ伝送も 円滑にできる ★専用のICを自社開発し、水晶振動子の 特性に合わせた最適な回路を実現 15 Ⅱ.2013年3月期業績予想(高精度品市場②-4) ■商品に求められるニーズ③ データトラフィック量の増大は光通信機器の 高周波化 高スピード化、大容量化へ繋がる 100Gbps は、2時間のフル ハイビジョン映像(DVD5枚) を2秒で伝送 40Gbps/100Gbpsには高周波VCXOが必要 1.7/1.9GHzのVCXOを開発 ★当社VCXOには「水晶振動子」を使用 ・「SAW」を使用した場合と比較して、 良好な周波数安定度 ・高精度の水晶振動子を使用することで 低ジッタ、低位相雑音を実現 通信接続が早くなり、 途切れにくい サイズ 13.8×8.9×4.5mm 出所:Dell’Oro 16 Ⅱ.2013年3月期業績予想(高精度品市場②-5) 基地局市場を中心に上位4社向けに拡販 基地局市場シェア(2010年) ALCATELALCATELLUCENT LUCENT 15% 15% HUAWEI HUAWEI 20% 20% ERICSSON ERICSSON 35% 35% 上位4社で市場の 約9割を占める NOKIA NOKIA SIEMENS SIEMENS 21% 21% 出所:Dell'Oro 17 Ⅱ.2013年3月期業績予想(高精度品市場②-6) Ericsson社より Supplier of the Year 2011 を受賞 Ericsson社の携帯電話基地局 のボードに製品を供給 (全サプライヤー約400社中2社、 内、エレクトロニクス部門1社が受賞) HUAWEI社より The Excellent Core Partner賞 を受賞 2009年から3年連続の受賞 (全サプライヤー約800社中トップ10 のサプライヤーが受賞) 18 Ⅱ.2013年3月期業績予想(高精度品市場③) 高精度品市場 ③ ■テレマティクスサービスの進展による需要増への対応 情報通信技術活用により くるまの高度情報化進展 車載通信機器搭載の増加 GPSの役割増大 車載向けTCXOの需要増加 NT2520SB GPSの位置情報と携帯電話 の通信機能を活用 サイズ 2.5(L)×2.0(W)×0.8(H)mm 19 Ⅱ.2013年3月期業績予想(キャッシュフロー、R&D) (百万円) 2013年3月期通期 の設備投資額は 50億円を予定 営業キャッシュフロー① 投資キャッシュフロー② フリーキャッシュフロ-①+② 財務キャッシュフロー 10,000 8,000 6,000 5,042 4,000 2,538 2,000 ▲ 1,543 42 0 ▲ 830 ▲ 2,000 自社開発の生産設備による モノづくりを推進する ▲ 2,920 ▲ 4,000 ▲ 4,081 ▲ 6,000 ▲ 5,000 減価償却費 3 ,0 4 0 百万円 減価償却費 3 ,7 6 0 百万円 期末現金残高 8 ,7 9 6 百万円 期末現金残高 8 ,0 0 8 百万円 ▲ 8,000 ▲ 10,000 '1 2/ 3 実績 ( 百万円) 2013年3月期通期 の研究開発費は 25億円を予定 研究開発費 3 ,0 0 0 2 ,5 0 0 2 ,0 0 0 ’ 1 3/ 3 予想 2 ,4 2 0 対売上高比率 2 ,6 8 6 5 .3 % 4 .4 % 6 .0 % 2 ,5 0 0 4 .7 % 5 .0 % 4 .0 % 1 ,5 0 0 3 .0 % 1 ,0 0 0 2 .0 % 500 1 .0 % 0 0 .0 % ’1 1 /3 実績 ’1 2 / 3 実績 ’1 3 / 3 予想 20 Ⅱ.2013年3月期業績予想 2012年3月期 2013年3月期 (単位:百万円) 実績 予想 売上高 50,804 53,000 営業利益 2,081 2,500 税引前利益 1,615 2,200 当期利益 1,759 2,000 3.2% 4.2% 税引前利益率 2013年3月期想定レート(US$):75円 (2012年3月期平均:79.30円) 売上高への影響(通期) 1円変動⇒約2.5億円 営業利益への影響(通期) 1円変動⇒約0.8億円 21 最後に 持続的成長 軌道へ 2014 強い財務基盤の確立 2013 成長への飛躍 2012 成長への基盤固め 22 今後ともご支援のほど宜しく お願い致します。 【注意事項】 当プレゼンテーション中、当社の現在の計画、概算、戦略、判断などの記載、また、その他の既に確定した 事実でない記載は、将来の業績についての見通しに関するものです。これらの見通しは、現在入手可能な 情報による当社経営者の判断に基づくものです。実際の業績は、さまざまな重要なリスク要因や不確実な 要素により、見通しの中で説明されている業績から大きく異なる可能性もあり、これらの見通しに過度に依存 されないようお願いいたします。また、新たな情報、将来の事象、その他の結果にかかわらず、当社が見通し を常に見直すとも限りません。リスクや不確実な要素には、為替変動、製品に対する需要変動、開発・生産 能力、関係会社の業績、及びその他のリスクや不確定要素を含みます。 23
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