ポールコースの攻略法 スタート地点 自分のスタートが近づくにつれ緊張したり、上がったり、滑りに迷いが生じ ることがある。そんな心境で自分のパフォーマンスを出し切るのは難しい が緊張はアスリートにとって必要な心理状態です。ポールトレではレース を想定したトレーニングが必要です。 クローチングターン スタートから6旗門は緩斜面です。ここではクローチングターンをマスター しましょう。緩斜面では、姿勢を低くして風圧を避けること、スキーを滑らせ る意識が大切です。ただクローチング姿勢は低過ぎても良くありません。 下半身は少し高めで上体はリラックスしたフォームが優先されます。腰を 中心にした下半身の使い方がクローチングターンの技術を引き出してくれ ます。 斜面変化への対応 6旗門を通過するところで緩やかな斜面変化があります。ここでは低い姿 勢を保ちスキーのトップをフォールラインに向け板をズラさず滑ることがス ピードに繋がる。タイムアップに繋げるためには斜面変化の前で、どう攻 めていくかを考えることが大切です。 中間点には大きな落ち込みがある 急斜面の入り口は左流れで難しい。ここは左足外足にしっかり乗り大きな ターン弧を描く意識をもつ。スピードがでる場所なので上体の安定感を保 ちスキー操作をおこなってください。あと斜面にはアンギュレーションがあ り、ラインどりとコースどりを正確にとる必要があります。ムリ・ムダミスをし ない滑り、正確で丁寧なスキー操作が大切です。 急斜面はラインどりがすべて 急斜面の滑りはラインどりがすべてです。高い位置からスキーのトップを 下に向け落下体勢に入るころが大切です。急斜面はスピードがでるで腰 高で体のバランスを保持しフトコロを深めに上体はリラックスさせることを 心掛けてください。また、外足に強い負荷がかかるので腰を中心にアン ギュレーションをつくることが有効です。 フィニッシュ付近 急斜面を終えたらフィニッシュまでは3∼4旗門です。スピートを落とさず 滑りきることがフィニッシュ付近では大切なこと。スキーをズラさず、トップ を下へ、そして行きよいよく滑りこむことが重要です。フィニッシュしたあと は、エリア内で必ずストップしてから一般のスキーヤーと接触事故のない よう、周りに注意してリフト乗り場へ向かってください。
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