1 - アイダエンジニアリング株式会社

周囲を見渡してみてください。
部屋の中には、時計、携帯電話、
パソコン、テレビやメガネ。
窓に目をやると、窓枠そして外に見えるアンテナ、
自転車や自動車、飛行機。
私たちの生活は、
実にたくさんの金属製品に囲まれています。
どのような金属を、どのように成形するかによって、
その製品の性質は大きく変わります。
もっと軽く、もっと静かに。
もっと安価に、もっとスタイリッシュに。
もっと安全に、もっと環境に優しく。
その技術に、ゴールはありません。
私たちは成形システムビルダとして、
人々の豊かな暮らしと 地球に優しい社会を実現するため、
世界を舞台に挑戦を続けています。
Contents
財務ハイライト
2
株主・投資家の皆様へ
3
研究開発
6
製品紹介
8
Quality の裏付け
-お客様のニーズに応えるOnly One の「ものづくり」-
16
環境負荷低減への貢献(CSRへの取り組み)
17
グローバル展開
18
コーポレート・ガバナンス
22
取締役・監査役
26
財務セクション
6カ年の要約財務データ
27
経営陣による財政状態および経営成績に関する説明・分析
28
連結財務諸表
30
連結貸借対照表
30
連結損益計算書
32
連結株主資本等変動計算書
33
連結キャッシュ ・フロー計算書
34
連結財務諸表注記
35
和文アニュアルレポートの作成および監査について
46
沿革
47
株式情報
48
会社概要
49
業績の見通しなど、将来の情報に関する注意事項
このアニュアルレポートに記載されている、アイダエンジニアリングの業績の見通しなど、将来に関する情報は、現段階における各種情
報に基づいて当社の経営陣が判断したものであり、実績は、為替レート、市場動向、経済情勢などの変動により、かかる情報と大きくこ
となる可能性があることを、予めご承知おきください。
1
財務ハイライト
アイダエンジニアリンググループ
単位:百万円
単位:
千米ドル
2004年3月期 2005年3月期 2006年3月期 2007年3月期 2008年3月期
2008年3月期
年間:
売上高
¥39,017
¥43,679
¥54,303
¥62,120
¥64,513
$643,849
657
2,027
3,412
5,164
5,365
53,547
1.7%
4.6%
6.3%
8.3%
8.3%
8.3%
289
1,281
1,792
3,053
3,585
35,788
2,501
3,297
407
4,054
(1,103)
(11,013)
(0)
( 3)
2,779
(1,103)
(11,016)
営業利益
売上高営業利益率
当期純利益
営業活動によるキャッシュ・フロー
(98)
424
(1,300)
2,403
3,721
(893)
(1,545)
1,502
(2,078)
(1,609)
(2,162)
(21,580)
投資活動によるキャッシュ・フロー
フリー・キャッシュ・フロー
財務活動によるキャッシュ・フロー
(1,275)
期末現在:
総資産
65,418
75,687
83,510
90,076
85,036
848,672
有形固定資産
19,028
19,409
19,875
21,100
21,711
216,681
―
―
1,000
―
1,500
14,970
56,186
59,413
60,780
64,138
61,326
612,043
有利子負債
純資産
単位:
米セント
単位:円
1株当たり情報:
1株当たり当期純利益
4.06
¥ 17.40
¥ 23.79
¥ 42.67
¥ 50.27
¢ 50.17
1株当たり純資産
805.88
801.36
849.94
893.19
911.28
909.46
1株当たり配当額
8.00
10.00
10.00
13.00
15.00
14.97
¥
(注)米ドルの換算は2008年3月31日の為替レート(1米ドル=100.2円)で行っています。
■売上高の推移
■営業利益および
売上高営業利益率の推移
(百万円)
70,000
(百万円)
6,000
62,120
(%)
営業利益(左軸) 営業利益率(右軸)
8.3
64,513
8.3
9.0
(円)
60
(%)
EPS(左軸) ROE(右軸)
5.7
5,365
60,000
5,000
54,303
5,164
7.5
50
6.0
40
4.5
30
4.9
50.27
6.0
5.0
6.3
50,000
4,000
43,679
40,000
■1株当たり当期純利益(EPS)および
ROEの推移
39,017
42.67
4.0
3,412
4.6
3,000
3.0
30,000
2.2
2,027
2,000
3.0
20
2.0
20,000
17.40
1.7
1,000
10,000
3.0
23.79
657
1.5
10
0
0
1.0
0.5
4.06
0
2
04/3
05/3
06/3
07/3
08/3
0
04/3
05/3
06/3
07/3
08/3
04/3
05/3
06/3
07/3
08/3
0
株主・投資家の皆様へ
トップ・メッセージ
アイダエンジニアリングは未来へ向けて
さらに大きく飛躍するため、成形システムビルダとして、
創造的な新中期経営基本計画の目標達成に全力を尽くします。
成形システムビルダとして90年余
アイダエンジニアリングは、1917年に創業者の会田陽
啓が東京で会田鉄工所を起業して以来、小型汎用機から
加圧能力4,000トン級の大型機まで、バラエティに富ん
だ鍛圧(プレス)機械の開発・製造・販売に注力し、現
在は世界4極(日本・アジア・米州・欧州)に生産開発
拠点を持つグローバル企業に成長しました。AIDAはプ
レス機械業界における世界的なブランドとなり、自動
車、家電・電子部品など多くの産業でその製品をご利用
いただいています。プレス工法は様々な工業製品の普及
に不可欠な生産技術であり、かつ省資源・省エネルギー
型の環境に優しい工法でもあります。アイダグループ
は、成形システムビルダとして、引き続きお客様と社会
に貢献していく所存です。
2008年3月期を振り返って
2008年3月期の業績は、売上高645億13百万円(前期
比3.9 %増)で過去最高となり、利益面では、営業利益
、 経 常 利 益55億69百 万 円
53億65百 万 円( 同3.9 % 増 )
、当期純利益35億85百万円(同17.4 %増)
(同7.4 %増)
と、5期連続で増収増益を達成しました。業績好調の背
代表取締役社長・CEO
景にあるのは、安定した需要です。2008年3月期の受注
会田 仁一
高は657億85百万円(前期比2.4%減)で、主要顧客で
3
▪株主・投資家の皆様へ
中期経営基本計画
(2008年3月期∼2012年3月期)
スローガン
成形システムビルダとしての「商品多角化」および「品質向上」と
「グローバル企業としての持続的成長」をバランスよく実現し、
社会から信頼される企業グループとして発展する
重点施策
1
戦略商品への経営資源集中
投下による収益の拡大
2
3
グローバル体制の強化
人財開発の強化
目標とする経営指標・配当に関する基本方針
売上高:
中期的に700億円台を安定的に達成すること
営業利益率: 中期的に10%台を安定的に達成すること
ROE:
中期的に7%台を安定的に達成すること
配当金:
中長期的に安定配当を継続することを
基本方針としつつ、各期の業績を踏まえ
連結配当性向30%を目処として還元
ある自動車関連業界の設備投資はピークをつけた感もあ
中期経営基本計画
る一方、受注残高は448億50百万円(前期比2.9%増)
当社は2008年3月期を初年度とする、中期経営基本計
となり、過去最高水準を更新しました。
画(2008年3月期~2012年3月期)を打ち出しました。
需要が安定しているもうひとつの理由は、新製品の売
新しい計画の重点施策は、①戦略商品への経営資源集中
上寄与度が高まっていることです。2002年に発売を開始
投下による収益の拡大、②グローバル体制の強化、③人
したダイレクトサーボフォーマシリーズは、当社が独自
財開発の強化の3つであり、具体的には次のとおりです。
に開発した低速・高トルクのサーボモータとそのダイレ
クトドライブ機構により難加工材料の成形などに大いに
①戦略商品の強化
威力を発揮します。特に最近は加圧能力2,300トンとい
ダイレクトサーボフォーマシリーズとULシリーズを戦
う世界最大級のサーボプレスの製品開発が実現し、当社
略商品の中核と位置づけ、一層の強化を図ります。既存の
のサーボプレスは、小型汎用機から大型機までシリーズ
プレス機械にはない独創的な機構を特長とする両シリーズ
化の目処がつきました。また、アルティメート精密成形
を新機構商品群として製造・販売体制を拡充させます。ま
機ULシリーズは、プレス機械の世界で他に類を見ない
た、新機構商品群のシリーズ化・システム化・標準化を推
独創的な高剛性9点支持機構により、従来とは異次元の
進し、安定した品質と収益性を確保する方針です。既存の
超高精度なプレス加工を実現するとともに、金型寿命を
商品群から、これら新機構商品群へのリプレースを進め、
驚異的に延ばすことでお客様から絶大な評価をいただい
付加価値の高いビジネスを展開していきます。
ています。ここ数年の業績回復に両製品シリーズが果た
した役割も大きく、今後の業績拡大にも貢献するものと
期待しています。
4
▪株主・投資家の皆様へ
②グローバル体制の強化
株主の皆様へ
連結売上高645億13百万円の地域別売上構成比は、日
中期経営基本計画では以上の重点施策とともに、中期
本48.7%、アジア18.6%、米州15.2%、欧州17.2%とな
的な数値目標を設定しています。すなわち、売上高700
り、海外比率はすでに50%を超えました。今後は、特に
億円、営業利益率10%台、ROE7%台、配当性向30%台
アジアにおけるインド・ベトナム、欧州ではロシアを含
を、安定的に達成することです。これらの実現に向け
む東ヨーロッパ、米州ではメキシコ・ブラジルなどの新
て、アイダグループは全力を尽くします。
興市場の需要拡大が期待されます。
海外市場の拡大を見込み、アイダグループはすでに10
当社は「我々は成形システムビルダとしてグローバル
年以上前から事業のグローバル展開を着実に進めてきま
に発展し、人と社会に貢献する企業であり続ける」を企
した。現在では、日本以外に、中国・マレーシア・アメ
業理念として掲げています。当社製品は自動車、家電・
リカ・イタリアの4カ国に生産開発拠点を、また、日本
電子部品業界向けが8割以上を占めていますが、いずれ
を含む主要17カ国35都市に、自社直轄の営業・サービ
の業界も、プレス加工による大量生産で大幅なコスト削
ス拠点を配置することができました。今後も新興市場の
減を実現し、消費者一人ひとりが購入しやすい価格で商
成長に対応して拠点の拡充を進めていく所存です。
品を世に送り出しています。また、切削屑(スクラッ
また、生産事業における課題として、需要業界の年度
プ)をほとんど出さず、生産1単位当たりの消費電力も
ごとの設備投資の振幅が大きく、これに伴い各国の生産
少ないプレス加工は、省資源・省エネルギーで環境に優
拠点ごとに工場操業度が大きく変動してしまう傾向が顕
しい工法でもあります。昨今、企業の社会的責任に対す
著ですが、このような拠点ごとの操業度の変動に臨機応
る注目が高まっていますが、当社のビジネスは、それを
変に対応するため、中期経営基本計画では、機種群ごと
推進することが、すなわち社会貢献につながるものと考
に拠点の枠を超えた生産連合体を組成し、グループ全体
えています。
の操業度を高位平準化させて、効率的な生産ネットワー
クを構築することを目指しています。
株主・投資家の皆様、お客様、お取引先、地域社会、
そしてアイダグループの従業員。こうした、すべてのス
③人財開発の強化
テークホルダーの皆様に最大限ご満足いただくために、
アイダグループの2008年3月末の従業員数は1,610名
今後もアイダエンジニアリングは成形システムビルダと
と、前期末比で71名増加しました。技術開発の強化のた
しての地力を養い、中長期的な利益成長を目指していき
め、理工系社員の登用を継続的かつ積極的に進めたほ
ます。引き続き、皆様のご支援とご理解をお願い申し上
か、グローバル事業強化のため、海外での人材登用に加
げます。
えて日本においても積極的に外国人従業員の採用を進め
ました。今後も、グローバル体制のより一層の強化に適
応できる人財の育成に、力を入れていく所存です。
2008年8月
代表取締役社長・CEO
会田 仁一
5
研究開発
次世代の「ものづくり」を切り拓く、
成形システムビルダのアイダ。
アイダの研究開発フィールドは、機械のみならず、塑性
アイダは、開発主体型企業として、お客様に最適な成
加工領域を取り巻く様々な技術、たとえば新工法の開発か
形システムをご提案するため、世界をリードする研究開発
ら、材料の供給・搬送といった生産自動化、さらにはそれ
を続けています。
らを応用した微細技術など、幅広い分野に及んでいます。
■ULタンデムトランスファライン 2台の20000kNトランスファプレスを高速シンクロナイズ
■研究開発費の推移
2,000
単位:百万円
高さ50μm
1,727
1,658
1,450
1,500
1,448
■医療器具用微細金型
50μm=0.05mm
1,433
(髪の毛の太さが約0.08mm)
■タンパク質結晶化チップ
1,000
500
0
6
04/3
05/3
06/3
07/3
08/3
■新型アルミ材供給システム付きトランスファシステム
▪研究開発
■アイダは、世界に先駆けてプレス専用の
サーボモータを独自開発・製造
■16000kNサーボプレス(加圧能力1,600トン)
■23000kNサーボプレス(加圧能力2,300トン)
■FCF工法
FCF(Flow Control Forming)工法とは、シートメタル成形と冷間鍛造の複合技術のことです。
材料に対し、塑性流動を積極的に与えて、高精度・高付加価値形状の成形を行います。
切削や焼結、ダイキャストなどから、より生産性の高いプレス成形へと工法転換を可能にします。
■ハウジング(Housing)
材質:A6061-O
厚さ:2.5mm
特長:1)FCF工法によるボス成形
2)2個取りの順送加工
3)ビレット材からシート材に転換
7
製品紹介
CO2削減の切り札、アイダの「ダイレクトサーボフォーマ」。
CO2排出量削減のため、燃費性能を向上させる自動車
の車体軽量化は、いま最も重要な課題のひとつです。
軽くて、しかも安全性の高い素材として、多く用いら
れるようになったのがハイテン材(高張力鋼板)
。
ハイテン材は、強度に優れる反面、反発力が強く加工
サーボプレス
が難しいため、求める部品形状に成形するには高度な加
工技術が必要です。
それを可能にするのがアイダの「ダイレクトサーボ
従来工法
サーボプレスならではのモーションで、従来では不可能だった高難度
な加工が可能です。
フォーマ」
。加工域で速度制御・一時停止し、ハイテン
材でもしっかり形を与えます。
高作業エネルギーをもち、モーションコントロールが
自在なアイダのサーボフォーマは、まさにCO2削減の切
り札なのです。
ハイテン材とは:高張力鋼板(こうちょうりょくこうはん、
High-Tensile Steel)のこと。合金成分の添加や組織の制御
などを行って、一般の構造用鋼材よりも強度を向上させた
鋼材。
自動車アウターパネル
ルーフパネル
サイドパネル
ボンネット
フェンダーパネル
自動車アウターパネル成形用
ドアパネル
23000kNサーボプレス(世界最大級)
8
▪製品紹介
縁の下にある、人と地球に優しい技術。
■リサイクル性が高いマグネシウム合金も成形
マグネシウムは、重量が軽い上、リサイクルが容易な
素材。パソコンや携帯用音楽プレーヤーのボディ部分な
どはその代表例です。また電磁波シールド性があるの
で、携帯電話の部品にも多数使われています。
しかし、常温では加工できないため、プレス加工は難
しいとされてきました。アイダのサーボフォーマでは、
スライドモーションをいったん停止させ、材料を金型内
で加熱するというユニークな工法で、マグネシウム合金
のプレス成形を可能にしました。
省電力・高効率の振り子モーション
振り子モーションとは、主軸を1回転させずに、下死点付近を行っ
たり来たり、振り子のような動きをさせるサーボプレス特有のスライ
ドモーションです。
無駄な動きを省けるため、省電力かつ時間当たりの生産量もアップ
します。
使用プレス
ストローク長さ
連続
ストローク数
1個当たりの
電力量
1500kN機械式
プレス
180mm
60spm
1.88wh/個
1500kNサーボ
プレス
67mm
100spm
0.97wh/個
⇒省エネルギー率は48%と半分以下、生産量は1.7倍に!(当社従来機比)
振動・騒音の少ない、快適な工場環境を実現
振動がほとんどない
サーボプレス
振動がある
従来メカプレス
サーボプレスならではのソフトタッチ加工で、低振動・低騒音を
実現。従来のプレス加工の概念を一変させました。
ダイレクトサーボフォーマNS1-1500(D)
9
▪製品紹介
今あるモノを、大切に末永く。
金型(切り刃)の寿命を数10倍∼100倍にアップ。
プレス機械とともに、プレス成形に必要不可欠な金
し か し、 精 密 成 形 機ULシ リ ー ズ で は、 そ の 究 極
型。
1分間に100個の加工製品を生み出すプレス加工では、
(Ultimate)の動的精度により、金型への負担が激減。
長期間の使用による金型の欠けや磨耗は避けられま
従来に比べ、およそ数10倍~100倍も金型寿命を伸ばす
せん。
ことができます。
エンジン
自動車エンジン部品
(クリアランス10ミクロン以下)
■プレス基本構造を革新
スライド
新開発の独創的なスライドガイド機構と特殊ライ
ナーの組み合わせで、クリアランス「0」を実現。
スライドの加工域での “暴れ” がないため、金型
(切り刃)のチッピングを防げます。
精密成形機ULシリーズ
10
▪製品紹介
「安全を支える」という重大な使命。
自動車における環境負荷低減という課題とともに、も
部品は、いざというときに人の命を守る重要部品。
うひとつの重要なテーマが「衝突安全性の向上」です。
アイダは、
「より安全なクルマづくりへの貢献」とい
軽くて、強度があるハイテン材がここでも活躍してい
う重大な使命の一翼を担っています。
ます。例えば、自動車のシートまわりやシートベルトの
ハイテン材によるシート関係部品
(1.5秒に1個のスピードで生産)
人に優しい作業環境
PMXシリーズは、成形領域でのスライド速度が
一般的なクランクモーションプレスの約60%。上型
と下型が接触するときの衝撃は半減し、振動・騒音
PMX-2000+LFM
が低下します。さらに、ダイナミックバランサの搭載
発売以来、納入実績1,200台を超えるベストセラー機
により振動を抑えることができます。
11
▪製品紹介
「削らない」という省資源性。
「高効率」という省エネルギー性。
複数の工程を1台のプレス機械で行うトランスファ加工。
可能。プレスならではの高い生産性が、省エネルギー性
材料ロスの少ないブランク材を使う、省資源な工法です。
の向上につながります。
写真のような部品なら1分間に20個のスピードで生産
自動車用モータケース(全12工程)
ブランキングステージ付き TMX-4000
アイダならではのブランキングステー
ジ付きトランスファプレス。ブランク材を
つくるための別工程が不要となり、工程
間在庫が発生しません。
TMX-S4-30000
12
▪製品紹介
スクラップ「0」
、生産工程数「1」
。
まさにエコマシン。
冷間鍛造とは、常温の材料に強い圧力(圧縮力)を加え
アップすること、などから自動車部品を中心に、あらゆる
て、所定の寸法・形状に変形させる加工方法です。
場面で使われています。
仕上げの切削加工を省略できること、加熱が不要なため
例えば、写真の自動車部品では、左の材料の形状から、
省エネルギーであること、材料の特質が向上して強度が
たった1回の工程で右の最終製品に成形できます。
自動車足まわり部品(スクラップなし)
1工程(3秒)
■金型・工法開発も併せてご提案
プレス機械というハードの技術のみならず、金型や
工法開発といったソフト技術も自社で開発しているの
が、アイダの強みのひとつです。アイダは、求められ
る加工品に最適な機械と工法の両方をご提案できます。
冷間鍛造プレス FMX-4000×2
13
▪製品紹介
ハイブリッドカーの心臓部には、
アイダの技術が生きている。
環境負荷の低い自動車として注目されているハイブ
層枚数を増やすことが可能になるため、結果的にモータ
リッドカー。国内で販売されるハイブリッドカーのエン
の高出力化や省エネルギー性を高めます。
ジン部分モータコア生産用プレス機で、アイダは、ほぼ
従来機では、加工可能な板厚は0.5mm程度であったも
100%に近いシェアを占めています。
のが、アイダの新型高速精密プレスMSPの登場により
モータコアとは電磁鋼板を積層させたもの。電磁鋼板
0.2mmの薄板を打ち抜き、積層することが可能になりま
を薄板化できれば、モータをコンパクトにできる上、積
した。ハイブリッドカーの高性能化に貢献しています。
ハイブリッドエンジン用大型モータコア
■高速精密プレス
コンパクト設計&マルチサスペンション構造
コンパクト設計&マル
チサスペンション構造
が優れた動的精度を可
能にします。
MSP-2000
14
▪製品紹介
「ものづくり」の流れを変える。
成形システムを総合プロデュース。
アイダは、機械のみならず各種自動装置・自動加工ラ
最適な工法・最適な機械・最適なシステムを、総合プ
インについても多くのラインナップをご用意しています。
ロデュースします。
■自動車用冷間鍛造自動ライン
■自動車ボディパネル用ブランキングライン
素材供給から製品取り出しまで自動化
取り出しから洗浄まで自動化
■サーボフォーマタンデムライン
■AT部品用タンデムライン
工程別最適運転による高生産ライン
中型複数プレスの同調運転による高効率生産
15
Quality の裏付け
−お客様のニーズに応える Only One の「ものづくり」−
お客様が求める「世界で1台の機械」の多様なニーズに、的確
かつタイムリーにお応えするため、アイダは各工程でプロ
フェッショナルとしてのこだわりを追求し続けています。
製缶・溶接
アイダは、製品の精度と耐久性を高めるために最も重要
な、機械の骨格である “溶接構造物=フレーム” を、製缶
作業に特化した自社専用工場で製作しています。3次元解
析から導いたデータにより、溶接部位ごとに、図面上で難
易度別の溶接区分を明確化していきますが、応力が集中
する高難易度の溶接部分は、経験豊富で高い技量を持つ
有資格者が溶接作業を行っています。最新のデジタル技
術と熟練した職人技の融合が高い品質を支えています。
加工
高精度加工を最適リードタイムで実現するため、最新
のCAM(Computer Aided(Assisted) Manufacturing:
コンピュータ支援製造)システムと高性能加工機を多
数、社内に導入しています。また、成形荷重を受けるメ
インパーツは、経験豊富なエキスパートが「プリロード
加工」や「きさげ加工」を行うことで、製品は極めて滑
らかな動きが可能となり、お客様の製品加工精度の向上
に寄与しています。
組立・検査
長年のノウハウを整理・集約した組立要領書や検査
チェックリストに基づき、熟練技能者が機構部品や各ユ
ニットの組立・配管・配線作業を効率的に行い、最終的
にアイダ独自の基準による、公正で厳格な品質検査を経
て製品を出荷しています。お引渡しする製品には、検査
合格証、品質保証書、さらに製造者表明書を発行してア
イダの品質保証責任を明確にし、お客様に安心して長期
間お使いいただける製品の提供に努めています。
労働環境
16
ISO9001・14001認定取得企業として環境に配慮する
は空調化し、エネルギー効率を高めるために、工場電力
とともに、
「人に優しい工場」であるために、クリーン
の一部は都市ガスによるコージェネレーション発電設備
で安全な職場環境の整備を積極的に行っています。工場
で発生させた電気を利用しています。
環境負荷低減への貢献(CSR への取り組み )
人と地球に優しい「ものづくり」を実現するために。
製造業の原点を支えるプレス加工
同じ品質のものを大量に生産するという点では、プレ
ス加工にかなうものはないといっても過言ではないで
■生産数別における電力消費量の推移(対象製品:プーリー)
20,000
プレス加工製品
切削品
しょう。
面で地球環境に与える影響は少なくありません。
また、従来、プレス工場は振動・騒音が避けられない
作業環境というイメージがありましたが、これからは、
電力消費量
それだけに、プレス加工が、資源・エネルギー消費の
(kWh)
働きやすく、クリーンな工場環境が求められています。
アイダは、人と地球に優しい「ものづくり」を実現す
るため、環境負荷低減に向けた様々な取り組みを行って
0
生産数(個)
100
います。
ハイテン材加工への挑戦
環境負荷低減に向けた重要な技術であるハイテン材加
工。アイダは成形加工技術のリーディングカンパニーと
して、機械・工法・自動化システムといったあらゆる面
から、最適生産に挑戦し続けていきます。
機械本体のコンパクト化を実現。工場の省エネルギーに貢献
従来機
ULシリーズは従来機種より30%コン
プレス工場
機械加工・溶接・
組立・検査など
の工場
パクトな設計。
従来のプレス工場よりも、工場建屋
機械高さが高く、かつ加工中の振動が大きいために別の工場となる
の天井を低くできます。工場の空調や
UL機
照明といった光熱費を大幅に削減でき、
機械加工・溶接・
組立・検査などの
ライン
省エネルギー化に貢献します。
機械高さが低く、加工中の振動も少ないため、
同一工場内で一貫生産ライン構築が可能
廃棄油脂類を低減したエコ構造
工場内空調に自家発電の廃熱を利用
プレス駆動部・軸受け部・スライドガイド部をオイル循
CO2発生量が少ないガスを燃料として自家発電を行っ
環給油方式としました。
ています。さらに発電の
廃棄油脂類が減少し、
際に発生する熱を利用す
環境に優しいエコ構造
る「コージェネレーショ
です。
ン シ ス テ ム 」 を 活 用し
て、工場内の冷暖房を稼
働させています。
17
グローバル展開
アイダの高度な技術力が支えるグローバル・ネットワークが、
世界各地域で「ものづくり」をバックアップ。
市場が多極化するのに伴い、アイダグループは各市場
を、世界中のお客様に認めていただけるレベルにまで高
ニーズに合った生産システムを開発・生産するために、
めています。その結果、海外市場での売上高がグループ
日本・アジア・米州・欧州の世界4極に開発・生産拠点
全体の50%超となりました。今後もグローバルな舞台で
を置いています。アイダ・オリジナルの技術と各拠点が
「ものづくり」をバックアップしていきます。
誇る技術とを統合することにより、グループの技術力
本社
津久井事業所
下九沢事業所
アクセス
11,119
9,575
4,088
アイダ Srl.
5,317
11,987
12,064
10,599
1,880
04/3
05/3
06/3
07/3
08/3
ヨーロッパ・C.I.S.
7,348
アイダ アイダエンジニアリング
エンジニアリングチャイナ
5,199
04/3
05/3
06/3
07/3
08/3
アジア
アイダ
マニュファクチャリング
(マレーシア)
レッコ事業所
ブレシア事業所
04/3
05/3
06/3
07/3
08/3
467
0
34
47
150
その他
(アフリカ、オセアニアなど)
18
▪グローバル展開
▪輸出実績国
アフリカ
ヨーロッパ
C.I.S.
アジア
オセアニア
北アメリカ
中・南アメリカ
アルジェリア、エジプト、ケニア、ナイジェリア、南アフリカ
オーストリア、ベルギー、ブルガリア、チェコ、デンマーク、エストニア、フィンランド、
フランス、ドイツ、ハンガリー、アイルランド、イタリア、リトアニア、オランダ、ノルウェー、
ポーランド、ルーマニア、スロバキア、スウェーデン、スイス、イギリス
ベラルーシ、ロシア、ウクライナ
中国、香港、インド、インドネシア、イラン、イラク、韓国、マレーシア、ミャンマー、
パキスタン、フィリピン、シンガポール、台湾、タイ、トルコ、ベトナム
オーストラリア、ニュージーランド
カナダ、アメリカ
コスタリカ、キューバ、メキシコ、アルゼンチン、ブラジル、チリ、エクアドル
31,425
32,012
29,346
25,318
24,077
アイダアメリカCORP.
04/3
05/3
06/3
07/3
08/3
7,859
日本
04/3
8,992
6,889
05/3
06/3
9,830
8,000
07/3
08/3
米州
輸出実績国
※グラフは、各地域別の売上実績推移を表しています。
(単位:百万円)
19
▪グローバル展開
世界の津々浦々まで、アイダ・スタンダードの品質を提供。
世界50カ国以上で「ものづくり」のお役に立っている
用いただくためのサービスの品質も重要であると考えて
アイダの製品。お客様にアイダの品質を実感していただ
います。そこで、こうしたサービスを決してほかに頼る
き、ご満足いただくためには、製品そのものの品質だけ
ことなく、アイダの社員として経験とスキルを積んだエ
ではなく、ご購入いただく際のコンサルティングから、
ンジニアが世界中のお客様の下に参上し、アイダ・スタ
輸送・据付・生産立ち上げ、納入後のメンテナンスなど
ンダードの品質をご提供する体制を整えています。
のアフターサービスまで、製品を常に最適な状態でご利
イギリス
ドイツ
中国 北京
中国 深圳
チェコ
カナダ
韓国
イタリア
フランス
アメリカ デイトン
アメリカ シカゴ
日本
タイ
中国 上海
中国 香港
フィリピン
インド
マレーシア
クアラルンプール
マレーシア
ジョホール
アメリカ アトランタ
ブラジル
インドネシア
シンガポール
グローバル セールス・サービスネットワーク
世界17カ国:35都市
新潟事務所
長野営業所
2008年3月31日現在
北陸事務所
高崎営業所
山形営業所
東関東営業所
小山営業所
中・四国営業所
国内サービスネットワーク
13拠点
福岡営業所
大阪営業所
浜松営業所
中部/名古屋
本社/神奈川営業所
お客様とのコミュニケーション。
世界中のお客様にアイダ製品の品質の高さを実感して
いただくために、各国で展示会・シンポジウムなどを開
催し、ご好評いただいています。
20
2008年度3月期 開催実績:14カ国
⃝日本
⃝中・南アメリカ…メキシコ、ブラジル
チェコ、
ドイツ、
⃝ヨーロッパ ……イタリア、
ハンガリー、
フランス、
ポーランド
インド、
タイ、
インドネシア、
トルコ
⃝アジア …………中国、
▪グローバル展開
製品の納品後も、
「お客様満足」へのこだわりを継続。
お客様のご満足に向けたアイダのサービスは、高品質
レトロフィット/リビルドまで、その時々のお客様の
な製品の納入だけでは終わりません。そこから新たなス
ニーズに応じた最適な生産システムづくりをお手伝いし
テージが始まります。納入後の予防保全などのメンテナ
ます。
ンス、スペアパーツの供給、さらにはオーバーホールや
修理・
トラブルシューティング
充実したネットワークによる迅速
な対応
予防保全
巡回サービス/定期点検による生
産性・安全性チェック/重要設備の
機能診断など
不測の不具合による、お客様の生産ラ
インへの影響を最小限に食い止めるた
め、国内外の経験豊富なアイダ・エン
ジニアが迅速に駆けつけ、問題を解決
します。
中古機販売
買取、整備、販売まで。主要拠点に
は専任営業担当も配備
アイダの製品は耐久性に優れ、セカン
お客様の生産ラインの円滑な稼働には
ドユースでも十分にその性能を発揮で
プレス機の「健康管理」が不可欠で
きます。お客様のニーズに合わせ、最
す。定期的なチェックによりプレス機
適な製品をご提供します。
の機能維持・向上を実現します。
アイダ
サービス体制
安心の海外拠点
レトロフィット/リビルド
主 要 拠 点 に日 本 人 配 置 、緊 急 用
パーツ常備
豊富なシステム化例をご提案
現在ご利用いただいているプレス機械
環境への対応
●サービス事業売上高実績推移(単位:百万円)
10,212 10,394
8,677
7,279
5,017
騒音・振動・省エネ対策および安全・
健康対策
が先端技術・システムの付加で新鋭機
器に生まれ変わります。お客様のニー
ズの変化に効率的に対応します。
企業の社会的責任が問われるなか、環
境・従業員に優しい製造現場づくりは
企業の最優先課題のひとつとなってい
ます。お客様と共に最適な方策を追求
04/3 05/3 06/3 07/3 08/3
します。
21
コーポレート・ガバナンス
人と社会に貢献する企業であり続けるために、
「確かなコーポレート・ガバナンス」の実現に努めています。
▪基本的な考え方
赴き、各部門の業務執行および財産の状況を調査して
当社は、コーポレート・ガバナンスの充実・強化を経
経営執行状況の的確な把握と監視に努め、取締役の職
営の最重要課題のひとつとしてとらえ、公正かつ健全な
務執行の適法性や妥当性を監査しています。
経営システムの機能強化および経営意思決定の迅速化、
ならびに透明性を確保するための経営監視機能の強化に
役員報酬
注力しています。
2008年3月期における、当社の取締役および監査役
に対する役員報酬は以下のとおりです。
▪コーポレート・ガバナンスに関する
施策の実施状況
取締役、取締役会、執行役員、経営会議、部門報告会
当社では、経営体制整備の一環として2001年4月に
区分
支払人員
支払総額
5名
150百万円
(うち社外取締役)
1名
8百万円
監査役
(全員、社外監査役)
4名
35百万円
取締役
執行役員制度を導入し、意思決定・監督機能と業務執
行機能を分離することにより、権限・責任体制の明確
会計監査
化ならびにそれぞれの機能強化を図っています。現行
当社は、あらた監査法人との間で、会社法に基づく
経営体制は、社外取締役2名を含む取締役8名(うち代
会計監査と金融商品取引法に基づく会計監査について
表取締役1名)と取締役兼務者6名を含む執行役員14
の監査契約を締結し、それに基づいて業務が執行され、
名です。取締役会は原則として月1回の定例取締役会
報酬を支払っています。同監査法人および当社監査に
に加え臨時取締役会を適宜開催し、法令に定める重要
従事する同監査法人の業務執行社員と当社の間には、
事項の決定機能および業務執行の監督機能を果たして
特別の利害関係はなく、また、同監査法人は、当社監
います。執行役員で構成する経営会議は原則として月
査に従事する業務執行社員について当社の会計監査に
2回開催し、経営方針および経営課題に関する討議を
一定期間を超えて従事することのないよう、自主的な措
行い、経営の意思統一と迅速な業務執行に取り組んで
置をとっています。
います。また、主要事業部門による部門報告会を毎月
1回、定期的に開催し、同報告会には部門長のほか、
内部監査
取締役、監査役および執行役員が出席して全社の業務
当社は、取締役会の下に他業務執行部門から独立し
執行状況の適時把握に努めています。
た組織として内部統制監査室を設置し、専任者3名を
配置して、コンプライアンス体制および財務報告にか
22
監査役、監査役会
かる内部統制の有効性の検証などに取り組んでいま
当社は監査役制度を採用しています。監査役4名全
す。また、連結子会社の業務プロセスおよび経営管理
員が社外監査役で、常勤監査役は2名です。監査役の
体制の妥当性・効率性をチェックする目的で子会社監
監査活動は、監査活動計画に従い、取締役会や経営会
査室(現・子会社業務室)を設置、専任者1名を配置
議・部門報告会などの重要会議に出席するほか、会計
しており、必要に応じて海外を含む連結子会社に赴
監査人からの報告を受け、営業報告の聴取、重要書類
き、内部監査を実施しています。
の閲覧などを行い、本社・主要事業所・連結子会社に
なお、法律事務所と顧問契約を締結しており、経営
▪コーポレート・ガバナンス
意思決定の過程で法律上の判断を必要とする場合に
がら進めてきました。また、子会社監査室(現・子会社
は、顧問弁護士に助言を求めています。
業務室)による海外子会社の統制環境の現地調査などの
結果を踏まえた「グローバル経営管理規定」や、経理部
リスク管理体制
門を中心にグループの会計処理の統一化に向けた「アイ
リスク管理体制に関して、経営戦略に係わるリスク
ダグループ会計報告マニュアル」を作成するなど、当社
については関連部門においてリスクの分析と対応策の
グループ全体の統制環境整備にも努めました。
検討を行い、必要に応じて取締役会・経営会議で審議
を行っています。日常的な業務運営に係わるリスクに
▪大規模買付行為への対応方針(買収防衛策)
ついては、その内容に応じて各部門で対応するものの
当社は、当社株式に対する大規模買付行為の適切性に
ほか、安全衛生委員会・PL委員会・輸出管理委員会
関する判断は株主の皆様に委ねられるべきものであると
などの全社横断的な委員会もしくはプロジェクトチー
考えています。そこで当社は、大規模買付行為を受けた
ムを編成するなど、経営への影響度により機動的な管
場合に、株主の皆様による適切な判断を支援することを
理体制を敷いて対応しています。
目的として、①判断に必要な情報の提供、②当社取締役
会による提案内容に対する評価・検討・交渉・意見形
▪内部統制システムの整備状況
成・代替案立案の期間の確保を事前に要請する「事前警
当社は、法順守とより高い倫理観に基づいた事業活動
告型」の「大規模買付行為への対応方針」の導入を
を行うため「アイダグループ行動指針」を2003年10月
2007年5月28日開催の取締役会において決定し、同年6
に制定しています。また、内部統制の充実を図るために
月28日開催の定時株主総会において承認をいただいてい
コンプライアンス委員会を設置しています。さらに、内
ます。
部統制監査室を設置し、当行動指針などの実施状況など
本対応方針の内容(抜粋)は以下の通りです。本対応
の監査を実施しています。
方針の詳細については、2007年5月28日付プレスリリー
また、当社および子会社の全般統制環境・統制活動状
ス「会社の支配に関する基本方針及び大規模買付行為へ
況の現状調査を実施するなど「金融商品取引法」に基づ
の対応方針(買収防衛策)の変更に関するお知らせ」
く「財務報告の信頼性を確保」する体制の構築を進めて
(当社ホームページ:http://www.aida.co.jp/ir/pdf/ir29.pdf)
います。
▪2008年3月期における、コーポレート・ガバ
ナンスの充実に向けた取り組み
をご覧ください。
1. 当社の財務及び事業の方針の決定を支配する者の
在り方に関する基本方針の内容
2008年3月期は、2009年3月期より実施される、金融
当社取締役会は、公開会社として当社株式の自由な
商品取引法に基づく「財務報告に係る内部統制の有効性
売買を認める以上、特定の者(以下「大規模買付者」
の経営者による評価」制度の準備年度として、財務報告
といいます)による大規模な買付行為が行われようと
に係る内部統制の有効性を確保するための内部統制体制
する場合、これに応じて当社株式の売却を行うか否か
の構築、文書化などの準備活動を中心に据え、プロセ
は、最終的には当社株式を保有する当社株主の皆様の
ス・オーナー、文書化担当者などへの研修などを交えな
判断に委ねられるべきものであると考えます。
23
▪コーポレート・ガバナンス
しかし、当社の経営には、その主たる事業であるプ
して当社に回復し難い損害をもたらすなど、当社株主
レス機械事業に関する高度な専門知識を前提とした特
全体の利益を著しく損なうものもないとは言えませ
有の経営のノウハウや、国内外の関係会社、取引先及
ん。当社は、かかる買付行為に対して、当社取締役会
び顧客等のステークホルダーとの間に築かれた関係等
が、当社が設定し事前に開示する一定の合理的なルー
への理解が不可欠であり、当社の財務及び事業の方針
ルに従って適切と考える方策を取ることも、当社株主
の決定を支配する者にこれらに関する十分な理解がな
全体の利益を守るために必要であると考えておりま
くては、株主の皆様が将来実現することのできる株主
す。
(以上の当社の財務及び事業の方針の決定を支配
価値を毀損してしまう可能性があります。
する者の在り方に関する考え方について、以下「会社
当社は、当社株式の適正な価値を投資家の皆様にご
支配に関する基本方針」といいます。
)
理解いただくようIR活動に努めておりますものの、突
然大規模な買付行為がなされたときに、買付者の提示
2. 会社支配に関する基本方針に照らして不適切な者
する当社株式の取得対価が妥当かどうかを株主の皆様
によって当社の財産及び事業の方針の決定が支配
が短期間の間に適切に判断するためには買付者及び当
されることを防止するための取組み
社取締役会の双方から適切かつ十分な情報が提供され
当社は、会社支配に関する基本方針に照らして不適
ることが不可欠です。さらに、当社株式をそのまま継
切な者によって当社の財産及び事業の方針の決定が支
続的に保有することを考える株主の皆様にとっても、
配されることを防止するための取組みとして、特定株
当該大規模な買付行為が当社に与える影響や、当社の
主グループの議決権割合を20%以上とすることを目的
従業員、関係会社、取引先及び顧客等のステークホル
とする当社株券等の買付行為、又は結果として特定株
ダーとの関係についての方針を含む、買付者が考える
主グループの議決権割合が20%以上となる当社株券等
当社の経営に参画したときの経営方針や事業計画の内
の買付行為(いずれについてもあらかじめ当社取締役
容等は、その継続保有を検討するうえで重要な判断材
会が同意したものを除き、また市場取引、公開買付け
料であります。同様に、当社取締役会が当該大規模買
等の具体的な買付方法の如何を問いません。以下、か
付行為についてどのような意見を有しているのかも、
かる買付行為を「大規模買付行為」といい、かかる買
当社株主にとっては重要な判断 材料となると考え
付行為を行う者を「大規模買付者」といいます。
)が
ます。
行われる場合には、以下に定める内容の合理的なルー
以上のことを考慮し、当社としましては、当社の財
ル(以下「大規模買付ルール」といいます。
)に従っ
務及び事業の方針の決定に影響を及ぼすことが可能な
ていただくこととし、これを遵守した場合及びしな
数の当社株式を取得することを目的とする大規模な買
かった場合につき一定の対応方針を定めております
付行為に際しては、買付者は、株主の皆様の判断のた
(以下「本対応方針」といいます。
)
。
めに、当社が設定し事前に開示する一定の合理的な
ルールに従って、必要かつ十分な当該買付行為に関す
る情報を当社取締役会に事前に提供し、当社取締役会
のための一定の評価期間が経過した後にのみ当該買付
24
3. 株主・投資家に与える影響等
(1) 大規模買付ルールが株主・投資家に
与える影響等
行為を開始すべきであると考えております。
大規模買付ルールは、当社株主の皆様が大規模買
また、大規模な買付行為の中には、当該買付行為が
付行為に応じるか否かを判断するために必要な情報
明らかに濫用目的によるものと認められ、その結果と
や、現に当社の経営を担っている当社取締役会の意
▪コーポレート・ガバナンス
見を提供し、そのために必要な期間を確保し、更に
護につながるものと考えます。従いまして、大規模
は、当社株主の皆様が代替案の提示を受ける機会を
買付ルールの設定は、当社株主及び投資家の皆様が
保証することを目的としています。これにより、当
適切な投資判断を行う前提として適切なものであ
社株主の皆様は、十分な情報のもとで、大規模買付
り、当社株主及び投資家の皆様の利益に資するもの
行為に応じるか否かについて適切な判断をすること
であると考えております。
が可能となり、そのことが当社株主全体の利益の保
株 主 総 会
選任/解任
選任/解任
選任/解任
報告
取締役会
取締役8名
(うち社外取締役2名)
監査役会
監査役4名
(うち社外監査役4名)
監査
監督
選任/解任
重要案件の
付議・報告
指示
報告
選任・再任の同意
会計監査相当性
の判断
会計監査
監査
(業務執行体制)
報告
代表取締役社長(CEO)
経営会議議長
報告
経営会議
指示
会計監査人
コンプライアンス委員会
報告
経営課題の審議等
(取締役6名を含む執行役員で構成)
報告
内部統制監査室
執行役員
指導・推進
(業務の執行)
内部監査
指示
経営課題の
付議・報告
各事業部門・グループ会社
25
取締役・監査役
取締役
御子柴 隆夫
取締役
中西 直義
取締役
八木 隆
取締役
武井 栄二
代表取締役社長
会田 仁一
監査役
増岡 由弘
常勤監査役
山崎 猛
取締役
若林 寛夫
取締役
坂木 雅治
常勤監査役
澤田 敏春
取締役
前田 信良
監査役
大磯 公男
代表取締役社長
常勤監査役
会田 仁一
山崎 猛 澤田 敏春
取締役
26
坂木 雅治 中西 直義 前田 信良 八木 隆
監査役
武井 栄二 御子柴 隆夫 若林 寛夫
増岡 由弘 大磯 公男
6カ年の要約財務データ
アイダエンジニアリンググループ
単位:百万円
単位:
千米ドル
2003年3月期 2004年3月期 2005年3月期 2006年3月期 2007年3月期 2008年3月期
2008年3月期
年間:
受注高
¥38,612
¥37,910
¥53,341
¥62,838
¥67,434
¥65,785
$656,540
売上高
35,646
39,017
43,679
54,303
62,120
64,513
643,849
売上原価
29,408
31,894
34,175
42,208
47,180
49,023
489,257
6,707
6,466
7,476
8,682
9,776
10,124
101,044
(469)
657
2,027
3,412
5,164
5,365
53,547
(1.3%)
1.7%
4.6%
6.3%
8.3%
8.3%
8.3%
(235)
889
2,373
3,698
5,186
5,569
55,580
税金等調整前当期純利益(損失)
(1,825)
565
2,566
3,168
4,809
5,411
54,007
当期純利益(損失)
(1,745)
289
1,281
1,792
3,053
3,585
35,788
2,501
3,297
4,054
(1,103)
(11,013)
(0)
(3)
販売費及び一般管理費
営業利益(損失)
売上高営業利益(損失)率
経常利益(損失)
営業活動によるキャッシュ ・フロー
1,054
投資活動によるキャッシュ ・フロー
820
(98)
407
(1,300)
424
(1,275)
1,874
2,403
3,721
(893)
2,779
(1,103)
(11,016)
(3,181)
(1,545)
1,502
(2,078)
(1,609)
(2,162)
(21,580)
総資産
68,118
65,418
75,687
83,510
90,076
85,036
848,672
流動資産
32,037
29,934
41,290
45,994
52,323
50,880
507,788
有形固定資産
17,802
19,028
19,409
19,875
21,100
21,711
216,681
流動負債
10,230
8,876
15,881
21,464
24,407
23,164
231,178
固定負債
321
355
392
1,265
1,531
546
5,450
57,566
56,186
59,413
60,780
64,138
61,326
612,043
82
―
―
1,000
―
1,500
14,970
フリー ・キャッシュ ・フロー
財務活動によるキャッシュ ・フロー
期末現在:
純資産
有利子負債
ROE
(2.9%)
0.5%
2.2%
3.0%
4.9%
5.7%
5.7%
ROA
(2.5%)
0.4%
1.8%
2.3%
3.5%
4.1%
4.1%
株主資本比率
84.5%
85.9%
78.5%
72.8%
71.2%
72.1%
72.1%
単位:
米セント
単位:円
1株当たり情報:
1株当たり当期純利益(純損失)
¥ (22.90) ¥
4.06
¥ 17.40
¥ 23.79
¥ 42.67
¥ 50.27
¢ 50.17
1株当たり純資産
801.11
805.88
801.36
849.94
893.19
911.28
909.46
1株当たり配当額
8.00
8.00
10.00
10.00
13.00
15.00
14.97
単位:
千米ドル
単位:百万円
その他の情報:
設備投資額
¥4,055
¥4,620
¥2,240
¥1,800
¥3,087
¥4,771
$47,617
減価償却費
1,823
1,990
1,883
1,814
1,894
2,333
23,289
研究開発費
1,953
1,727
1,450
1,448
1,433
1,658
16,552
従業員数(人)
1,094
1,050
1,375
1,472
1,539
1,610
1,610
27
経営陣による財政状態および経営成績に関する説明・分析
受注高および売上高の状況
となりましたが、原材料価格の上昇、販売費及び一般管
2008年3月期(以下、当期)の鍛圧(プレス)機械製造業
理 費 の 増 加 な ど に よ り 営 業 利 益 は36億83百 万 円( 同
界においては、主たる需要業界である自動車関連業界の設
10.5%減)となりました。
備投資の減少傾向などにより、国内での受注高は4年ぶりに
■アジア
減少しました。海外向けについては、新興国での旺盛な需
自動車関連業界の設備投資需要が堅調であったことな
要を背景に引き続き伸展しましたが、全体(社団法人 日本
どにより、売上高は128億53百万円(前期比15.0%増)、
鍛圧機械工業会がまとめた受注高)は前期比1.1%減少の
営業利益は14億62百万円(同10.5%増)となりました。
2,422億15百万円となりました。このような事業環境のな
■米 州
か、当社グループの受注高は前期比2.4%減少の657億85
日系自動車関連業界向けに大型機械の引渡しが増加し
百万円となりました。売上高においては、米州・欧州地域
たことなどにより、売上高は108億47百万円(前期比
などでの自動車関連産業向けの機械引渡し増加などにより
28.2%増)となり、その増収効果で営業利益は1億4百万
過去最高の645億13百万円(前期比3.9%増)となりました。
円(前期は営業損失1億90百万円)となりました。
■欧 州
欧州地域全般で活況に推移し、売上高は123億61百万
セグメント別の状況
円(前期比21.0%増)となりましたが、原材料価格の上
事業部門別
昇など原価率が悪化し1億64百万円の営業損失(前期は
■プレス機械
営業利益58百万円)となりました。
欧州地域での受注・売上は欧州ユーザー向けを中心に
増加しましたが、日系自動車メーカーを中心とした自動
車関連業界の設備投資が2007年度をピークに減少傾向と
利益の状況
なり、当期の受注高は553億7百万円(前期比3.1%減)、
当期は鋼材など原材料価格の高騰による原価アップもあ
り ま し た が、 増 収 効 果 な ど に よ り 売 上 総 利 益 は 前 期 比
売上高は540億36百万円(同4.4%減)となりました。
3.7%増加の154億90百万円となり、同利益率は0.1ポイン
■サービス
サービス事業においては、グローバルな事業拡大・強化
ト減少の24.0%となりました。販売費及び一般管理費は事
の取り組みが奏功し、受注高および売上高は過去最高を更
業拡大に伴う販売関連費用・人件費の増加などにより前期
新し、103億94百万円(前期比1.8%増)となりました。
比3.6%増加の101億24百万円となり、対売上高比率では前
■その他
期同様の15.7%となりました。その結果、営業利益は前期
受注高および売上高は、82百万円(前期比39.3%減)
比3.9%増加の53億65百万円となり、同利益率は前期同様
の8.3%でした。
となりました。
営業外損益では為替差損がありましたが、受取利息およ
所在地別
び受取配当金が増加するなど1億81百万円改善の2億3百万
■日 本
国内向けが減少する一方で輸出が好調に推移したこと
円の利益超過となりました。その結果、経常利益は前期比
などにより、売上高は468億56百万円(前期比3.4%増)
7.4%増加の55億69百万円となり、同利益率は0.3ポイント
■受注高
■売上高(事業部門別)
(百万円)
70,000
67,434
62,838
プレス機械 サービス その他
(百万円)
70,000
65,785
60,000
62,120
60,000
54,303
211
8,677
53,341
50,000
40,000
50,000
40,000
30,000
30,000
20,000
20,000
10,000
10,000
28
04/3
05/3
06/3
07/3
08/3
0
82
10,394
(百万円)
54,036
欧州
11,119
その他
150
43,679
39,017
37,910
64,513
51,771
750
5,017
0
136
10,212
■売上高(仕向地別)
2008年3月期
15
7,279
45,414
米州
9,830
36,385
33,250
アジア
11,987
04/3
05/3
06/3
07/3
08/3
国内
31,427
上昇の8.6%でした。特別損益では前期に計上した固定資
純資産合計は、前期末に比べて28億11百万円減少し、
産減損損失および欧州事業再構築費用がなくなり2億19
613億26百万円となりました。利益剰余金は26億52百万円
百万円改善しましたが、投資有価証券評価損の計上などに
増加しましたが、控除項目である自己株式が27億12百万円
より1億57百万円の損失超過となりました。その結果、税
増加、評価・換算差額等合計も27億48百万円減少したこと
金等調整前当期純利益は前期比12.5%増加の54億11百万円
などによります。
となり、同利益率は前期比0.7ポイント上昇の8.4%でした。
法人税などにおいて税金負担割合が減少した結果、当期
キャッシュ ・フローの状況
純利益は前期比17.4%上昇の35億85百万円となり、同利益
当期末における現金及び現金同等物は、前期末と比べ40
率は前期比0.7ポイント上昇の5.6%でした。
億54百万円減少し、74億20百万円となりました。
当期の1株当たり配当金については前期比2円増配の15円
営業活動によるキャッシュ ・フローは11億3百万円の支
とさせていただき、配当性向は29.8%となりました。
出(前期は40億54百万円の収入)となりました。支出の主
財政状態
加(前受金の減少など)12億21百万円、その他資産の増加
な内訳は、たな卸資産の増加28億31百万円、売上債権の増
流動資産は、前期末に比べて14億43百万円減少し、508
15億6百万円、法人税等の支払額23億78百万円であり、収
億80百万円となりました。受注残高の増加に伴い、たな卸
入の主な内訳は税金等調整前当期純利益54億11百万円、減
資産は20億34百万円増加しましたが、現金及び預金が25億
価償却費23億33百万円です。
58百万円、有価証券が15億35百万円それぞれ減少しました。
投資活動によるキャッシュ ・フローは0百万円の支出
固定資産は、前期末に比べて35億96百万円減少し、341
(前期は12億75百万円の支出)となりました。支出の主な
億56百万円となりました。有形固定資産は、主に新工場の
ものは有形固定資産の取得32億91百万円であり、収入の主
竣工などにより6億10百万円増加しましたが、投資有価証
なものは投資有価証券の売却26億45百万円です。
券の売却などにより投資その他の資産が44億39百万円減少
財務活動によるキャッシュ ・フローは21億62百万円(前
期比34.4%増)の支出となりました。支出の主な内訳は自己
しました。
この結果、総資産は前期末に比べて50億39百万円減少
株式の取得28億41百万円、配当金の支払9億32百万円であ
し、850億36百万円となりました。
り、収入の主なものは短期借入による収入15億円です。
流動負債は、前期末に比べて12億43百万円減少し、231
億64百万円となりました。流動負債の減少は、前受金が13
設備投資の状況
億69百万円減少したことなどによります。
当期の設備投資は、当社が相模新工場建設に8億45百万
固定負債は、前期末に比べて9億85百万円減少し、5億46
円および津久井工場増築に4億80百万円ならびにそれらの
百万円となりました。固定負債の減少は、繰延税金負債が
工場建設・増築に伴う機械・装置の購入で10億97百万円投
9億88百万円減少したことなどによります。
資したほか、連結子会社アイダアメリカCORP.が工場増築
この結果、負債合計は、前期末に比べて22億28百万円減
に3億61百万円を投資しており、総額47億71百万円を投資
少し、237億10百万円となりました。
■営業利益および売上高営業利益率
(百万円)
6,000
(%)
営業利益(左軸) 営業利益率(右軸)
9.0
8.3
しました。
■1株当たり当期純利益(EPS)
およびROE
(円)
60
■総資産/純資産およびROA
(%)
6.0
EPS(左軸) ROE(右軸)
5.7
8.3
(百万円) 総資産(左軸) 純資産(左軸) ROA(右軸)
(%)
5.0
100,000
90,076
5,365
5,000
7.5
5,164
4.9
50
50.27
5.0
80,000
75,687
3.5
6.3
4,000
6.0
4.6
42.67
40
3.0
4.5
30
2,027
3.0
23.79
4.0
61,326
3.0
1.8
2.3
2.0
2.0
17.40
657
1.5
10
0.0
0
1.0
0.5
20,000
4.06
04/3
60,780
56,186
40,000
20
1.7
0
64,138
59,413
4.1
3.0
2.2
1,000
65,418
60,000
3,000
2,000
4.0
3,412
85,036
83,510
05/3
06/3
07/3
08/3
04/3
1.0
0.4
05/3
06/3
07/3
08/3
0.0
0
04/3
05/3
06/3
07/3
08/3
0.0
29
連結貸借対照表
アイダエンジニアリンググループ
2008年及び2007年3月31日現在
単位:千米ドル
(注記3)
単位:百万円
資産の部
2008
2007
2008
流動資産:
現金及び預金 (注記2.(3), 4)
¥ 7,251
¥ 9,809
$ 72,368
受取手形及び売掛金 (注記2.(2)(a))
14,257
14,326
142,288
有価証券 (注記2.(3), 2.(6)(a), 4, 5)
169
1,705
1,691
249,344
たな卸資産 (注記2.(5))
24,984
22,949
繰延税金資産 (注記2.(14), 10)
1,417
1,525
14,147
その他
2,928
2,128
29,226
貸倒引当金 (注記 2.(4))
(128)
流動資産計
50,880
(121)
52,323
(1,279)
507,788
固定資産:
有形固定資産 (注記2.(7), (12))
建物及び構築物
減価償却累計額
機械装置・車両及び備品
減価償却累計額
土地
建設仮勘定
その他
減価償却累計額
22,259
21,838
222,155
(12,191)
(12,396)
(121,673)
10,068
9,441
100,482
19,387
18,029
193,486
(13,534)
(12,904)
(135,071)
5,853
5,125
58,415
4,906
5,369
48,970
234
574
2,339
2,715
2,511
27,100
(2,066)
(1,922)
(20,627)
648
589
6,472
有形固定資産計
21,711
21,100
216,681
無形固定資産 (注記2.(8))
1,067
835
10,654
投資有価証券 (注記2.(6)(a), 5))
8,821
13,309
88,042
役員保険積立金
1,057
1,057
10,554
27
16
269
1,521
1,486
15,188
投資その他の資産:
繰延税金資産 (注記2.(14), 10)
その他
貸倒引当金 (注記2.(4))
(53)
(506)
投資その他の資産計
11,377
15,817
113,548
固定資産計
34,156
37,752
340,883
資産合計
¥85,036
¥90,076
$848,672
添付の連結財務諸表注記は、これらの貸借対照表の一部であります。
30
(50)
単位:千米ドル
(注記3)
単位:百万円
負債及び純資産の部
2008
2007
2008
流動負債:
支払手形及び買掛金 (注記2.(2)(a))
¥ 6,181
¥ 5,454
$ 61,687
短期借入金 (注記7)
1,500
−
14,970
未払金
3,601
4,182
35,938
9,347
未払法人税等
936
1,354
前受金
7,111
8,480
70,973
製品保証引当金 (注記2.(9))
1,546
2,266
15,434
642
699
6,412
賞与引当金 (注記2.(10))
役員賞与引当金 (注記2.(10))
51
94
508
1,593
1,876
15,905
23,164
24,407
231,178
281
−
2,805
27
1,015
273
237
198
2,371
役員退任慰労金引当金 (注記2.(12))
−
298
−
その他
−
18
−
その他
流動負債計
固定負債:
長期未払金 (注記2.(12))
繰延税金負債 (注記2.(14), 10)
退職給付引当金 (注記2.(11), 8)
固定負債計
546
1,531
5,450
23,710
25,938
236,628
7,831
7,831
78,153
資本剰余金
12,992
13,009
129,663
利益剰余金
45,731
43,078
456,400
(6,260)
(3,548)
(62,482)
60,293
60,370
601,735
903
2,046
9,015
負債合計
純資産の部
株主資本:
資本金 (注記2.(18))
授権株式数:
2007年
188,149,000株
2008年
188,149,000株
発行済株式数: 2007年
79,147,321株
2008年
79,147,321株
自己株式
2007年
7,339,611株
2008年
11,866,037株
株主資本合計
評価・換算差額等:
その他有価証券評価差額金 (注記2.(6)(a))
繰延ヘッジ損益 (注記2.(6)(c))
為替換算調整勘定 (注記2.(2)(b))
評価・換算差額合計
新株予約権 (注記17)
純資産合計
偶発債務 (注記14)
負債・純資産合計
4
(25)
40
111
1,745
1,108
1,018
3,767
10,164
14
−
143
61,326
64,138
612,043
−
−
−
¥85,036
¥90,076
$848,672
添付の連結財務諸表注記は、これらの貸借対照表の一部であります。
31
連結損益計算書
アイダエンジニアリンググループ
2008年、2007年及び2006年3月31日に終了した事業年度
単位:千米ドル
(注記 3)
単位:百万円
売上高
売上原価 (注記11)
売上総利益
販売費及び一般管理費 (注記11, 17)
営業利益
受取利息
受取配当金
その他
営業外収益計
支払利息
2008
¥64,513
49,023
15,490
10,124
5,365
340
127
189
657
16
有価証券売却損
為替差損
−
2006
¥54,303
42,208
14,940
9,776
12,094
8,682
5,164
3,412
281
269
97
97
110
113
489
479
8
−
5
5
−
356
92
101
90
466
193
5,186
3,698
34
−
27
−
4
−
0
5
役員退任慰労引当金戻入益
−
7
34
−
−
その他
固定資産除却損
17
63
3
45
固定資産減損損失 (注記12)
−
31
124
148
−
営業外費用計
経常利益
固定資産売却益
投資有価証券売却益 (注記5)
貸倒引当金戻入益
特別利益計
固定資産売却損
投資有価証券売却損 (注記5)
投資有価証券評価損
3
171
633
32
453
5
4
46
78
1
113
67
32
101
82
−
57
−
317
1,245
事業撤退損
−
−
183
−
欧州事業再構築費用
−
101
−
15
221
5,411
3
138
−
423
608
4,809
3,168
2,110
(355)
1,708
(332)
その他
特別損失計
税金等調整前当期純利益
法人税、住民税及び事業税
法人税等調整額
法人税等 (注記2.(14), 10)
当期純利益
1,983
(157)
1,825
¥ 3,585
1,755
¥ 3,053
1,375
¥ 1,792
単位:円
1株当たり情報:
1株当たり当期純利益 (注記2.(17), 9)
潜在株式調整後1株当たり当期純利益(純損失)
(注記2.(17), 9)
1株当たり配当額 (注記2.(16)及び(17))
添付の連結財務諸表注記は、これらの損益計算書の一部であります。
32
3,399
1,268
1,890
6,559
168
2,998
1,358
4,526
55,580
458
その他
300
136
453
5,569
45
2008
$643,849
489,257
154,591
101,044
53,547
2007
¥62,120
47,180
157
2,206
54,007
19,793
(1,573)
18,219
$ 35,788
単位:米セント
2008
2007
2006
2008
¥50.27
¥42.67
¥23.79
¢ 50.17
49.32
15.00
42.23
13.00
23.52
10.00
49.22
14.97
連結株主資本等変動計算書
アイダエンジニアリンググループ
2008年、2007年及び2006年3月31日に終了した事業年度
単位:百万円
発行済
株式数
(千株)
資本金
資本
剰余金
利益
剰余金
自己株式
株主資本
合計
2005年3月31日残高 79,147 ¥ 7,831 ¥ 13,048 ¥ 39,809 ¥(1,625) ¥ 59,063
当期純利益又は
当期純損失(△)
その他評価差額金の増
減(注記2. (6)(a))
為替換算調整の増
減(注記2. (2)(b))
その他
有価証券
評価差額金
繰延
ヘッジ
損益
¥ 659
−
為替換算 評価・換算
調整勘定 差額等合計
¥(309) ¥ 350
新株
予約権
純資産
合計
− ¥ 59,413
−
−
−
1,792
−
1,792
−
−
−
−
−
1,792
−
−
−
−
−
−
1,257
−
−
1,257
−
1,257
−
−
−
−
−
−
−
配当金
−
−
−
自己株式の増減
−
−
(17)
−
役員賞与及び
その他の増減
−
−
−
(60)
−
(60)
−
−
−
新株予約権
−
−
−
−
−
−
−
−
−
2006年3月31日残高 79,147
7,831
13,031
40,800
(3,677) 57,984
1,917
−
878
2,796
−
−
−
3,053
−
3,053
−
−
−
−
−
3,053
−
−
−
−
−
−
129
−
−
129
−
129
−
−
−
当期純利益又は
当期純損失 (△)
その他評価差額金の増
減(注記2. (6)(a))
為替換算調整の増
減(注記2. (2)(b))
(741)
−
−
−
配当金
−
−
−
自己株式の増減
−
−
(21)
−
役員賞与及び
その他の増減
−
−
−
(60)
新株予約権
−
−
−
−
2007年3月31日残高
当期純利益又は
当期純損失 (△)
その他評価差額金の増
減(注記2. (6)(a))
為替換算調整の増
減(注記2. (2)(b))
79,147
7,831
13,009
(715)
−
−
(741)
−
−
1,188
−
1,188
−
−
1,188
(741)
(2,069)
−
−
−
−
−
(2,069)
−
−
(60)
−
−
−
−
−
867
−
867
−
867
−
−
−
−
(715)
107
−
−
−
−
−
107
−
(60)
−
(25)
−
(25)
−
−
−
−
−
−
129
60,370
−
−
3,585
−
3,585
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
(933)
−
−
自己株式の増減
−
−
(16)
−
−
−
−
−
−
2008年3月31日残高 79,147
−
−
−
− ¥60,780
(715)
−
−
−
新株予約権 (注記17)
(2,052)
43,078 (3,548)
配当金
操延ヘッジ損益
(注記2. (6)(c))
−
−
−
(933)
(2,712) (2,729)
−
−
−
−
¥7,831 ¥12,992 ¥45,731 ¥(6,260) ¥60,293
2,046
(25)
−
(1,143)
−
−
−
−
−
−
−
−
−
29
−
1,745
−
3,767
−
(1,143)
(1,634) (1,634)
−
−
(85)
−
− 64,138
−
3,585
−
(1,143)
−
−
−
−
(1,634)
−
−
−
(2,729)
−
29
−
−
−
−
¥903
¥4
¥111
¥1,018
−
14
(933)
29
14
¥14 ¥61,326
単位: 千米ドル (注記 3)
発行済
株式数
(千株)
2007年3月31日残高
当期純利益又は
当期純損失 (△)
その他評価差額金の増
減(注記2. (6)(a))
為替換算調整の増
減(注記2. (2)(b))
配当金
自己株式の増減
操延ヘッジ損益
(注記2. (6)(c))
新株予約権 (注記17)
2008年3月31日残高
資本金
資本
剰余金
利益
剰余金
自己株式
株主資本
合計
79,147 $ 78,153 $ 129,830 $ 429,928 $( 35,410) $ 602,502
−
−
−
35,788
−
35,788
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
79,147
−
−
−
(167)
−
−
(9,316)
−
−
−
−
−
(9,316)
(27,072) (27,239)
−
−
−
−
$78,153 $129,663 $456,400 $(62,482) $601,735
その他
有価証券
評価差額金
$20,423
−
繰延
ヘッジ
損益
為替換算 評価・換算
調整勘定 差額等合計
$(251) $17,425
$37,597
−
−
−
−
(11,407)
−
− (16,317)
−
−
(16,317)
−
−
−
292
(11,407)
−
−
新株
予約権
純資産
合計
− $ 640,100
−
35,788
−
(11,407)
−
−
−
(16,317)
−
−
−
(27,239)
−
292
−
−
−
−
$ 9,015
$ 40
$ 1,108
$10,164
−
143
(9,316)
292
143
$143 $612,043
添付の連結財務諸表注記は、これらの連結株主資本変動計算書の一部であります。
33
連結キャッシュ・フロー計算書
アイダエンジニアリンググループ
2008年、2007年及び2006年3月31日に終了した事業年度
単位:千米ドル
(注記 3)
単位:百万円
営業活動によるキャッシュ ・フロー:
税金等調整前当期純利益
減価償却費
固定資産減損損失 (注記12)
有価証券売却損益
投資有価証券評価損
貸倒引当金の増減額
賞与引当金の増減額
製品保証引当金の増減額
退職給付引当金の増減額
受取利息及び受取配当金
支払利息
固定資産除却損
有形固定資産売却損益
売上債権の増減額
たな卸資産の増減額
仕入債務の増減額
その他資産の増減額
その他負債の増減額
役員賞与の支払額
その他
小計
利息及び配当金の受取額
利息の支払額
法人税等の支払額
営業活動によるキャッシュ ・フロー
投資活動によるキャッシュ ・フロー:
有価証券の売却による収入
有形固定資産の取得による支出
有形固定資産の売却による収入
投資有価証券の取得による支出
投資有価証券の売却による収入
定期預金の預入による支出
定期預金の払戻しによる収入
連結範囲の変動に伴う子会社株式取得による支出
その他
投資活動によるキャッシュ ・フロー
財務活動によるキャッシュ ・フロー:
短期借入れによる収入
短期借入金の返済による支出
長期借入れによる収入
長期借入金の返済による支出
少数株主からの払込みによる収入
自己株式の取得による支出
自己株式の売却による収入
配当金の支払額
財務活動によるキャッシュ ・フロー
現金及び現金同等物に係る換算差額
現金及び現金同等物の増減額
現金及び現金同等物の期首残高
現金及び現金同等物の期末残高 (注2.(3), 4, 5)
2008
2007
2006
2008
¥ 5,411
2,333
¥ 4,809
1,894
101
148
−
(42)
124
624
95
(378)
8
67
(26)
1,322
(2,459)
934
(1,143)
(213)
(60)
108
5,915
381
(8)
(2,233)
4,054
¥ 3,168
1,814
82
58
−
(4)
84
81
56
(366)
5
32
78
(79)
(3,763)
485
(689)
237
(60)
49
1,269
346
(5)
(1,203)
407
$ 54,007
23,289
−
(2,784)
110
(697)
2,162
(37)
−
−
(28)
(1,275)
505
(1,796)
138
(7,697)
7,207
(4)
372
(42)
16
(1,300)
−
(1,000)
−
−
−
(33)
141
(717)
(1,609)
321
1,492
9,983
¥11,475
1,106
(235)
50
(202)
12
(2,318)
248
(739)
(2,078)
533
(2,437)
12,420
¥ 9,983
−
31
124
8
(56)
(724)
38
(467)
16
45
(42)
(1,221)
(2,831)
(131)
(1,506)
139
−
(334)
832
458
(16)
(2,378)
(1,103)
−
(3,291)
792
(211)
2,645
−
40
−
24
(0)
1,500
−
−
−
−
(2,841)
112
(932)
(2,162)
(788)
(4,054)
11,475
¥ 7,420
添付の連結財務諸表注記は、これらの連結キャッシュ ・フロー計算書の一部であります。
34
−
317
1,245
84
(566)
(7,229)
387
(4,668)
168
453
(426)
(12,194)
(28,259)
(1,313)
(15,037)
1,392
−
(3,340)
8,310
4,578
(168)
(23,733)
(11,013)
−
(32,851)
7,911
(2,110)
26,401
−
405
−
240
(3)
14,970
−
−
−
−
(28,362)
1,123
(9,311)
(21,580)
(7,864)
(40,461)
114,522
$ 74,060
連結財務諸表注記
1.
アイダエンジニアリンググループ
連結財務諸表の作成基準
当社及び連結子会社の連結財務諸表は日本の金融商品取引法に基づき、関東財務局長に提出されております。当社及
び国内連結子会社の会計記録は、日本の会社法及び金融商品取引法に基づく会計原則と同一の方法により作成されてお
ります。日本において一般に公正妥当と認められた会計原則は、一部、国際財務報告基準と異なる点があります。海外
連結子会社は、それぞれの国において一般に公正妥当と認められた会計原則により作成しております。
日本で関東財務局長に提出した連結財務諸表に記載の一部の項目は海外の読者のために組替又は再表示されております。
金額は百万円単位及び千米ドル単位で切り捨てて表示されております。
2.
重要な会計方針
(1)連結の範囲
日本の会計基準の下では、子会社と関連会社は以下のとおり定義されます。
子 会 社:会計主体が直接か間接的に議決権の50%以上を保有するか、または直接あるいは間接的に会計主体によっ
て支配される会社
関連会社:会計主体が直接か間接的に20%の議決権を保有するか、または会計主体が直接あるいは間接的にその意志
決定に重要な影響を与えていると考えられる会社
原則としてすべての子会社は連結されております(2008年は15社、2007年は16社、2006年は17社)。経営成績と財
政状態の点から見て、子会社2社(アービオテック㈱、アイダスタンピングテクノロジー(インド)PVT.LTD.)を連結
から除外しております。
2008年3月31日時点の連結子会社は以下のとおりです。
国内子会社:㈱アクセス、㈱エービーシー
海外子会社:アイダアメリカ CORP.、アイダエンジニアリングUK LTD.、アイダマニュファクチャリング(マレーシ
ア)SDN.BHD.、会田工程技術(上海)有限公司、アイダスタンピングテクノロジーPTE.LTD.、アイダ
スタンピングテクノロジー(マレーシア)SDN.BHD.、アイダスタンピングテクノロジー(タイランド)
CO.,LTD.、PT アイダスタンピングテクノロジー インドネシア、アイダホンコンLTD.、アイダカナダ
INC.、アイダプレッセンGmbH、アイダS.r.l.、アイダ do ブラジル
(注意)当連結会計年度において連結子会社が1社減少しております。これはアイダSASが清算結了したことによるも
のであります。
すべての重要な連結会社間の取引高、債権債務、および未実現利益は消去しております。
会田工程技術(上海)有限公司の決算日は12月31日であり、その他の連結子会社の決算日は連結決算日と同一であり
ます。
上記の子会社の決算日と連結決算日との間に生じた重要な取引については、適切に連結財務諸表に調整を行っております。
(2)外貨
(a)外貨換算
外貨建て取引は、一般に取引日の為替レートで換算し、外貨建債権債務は連結決算日の直物為替レートで換算して
おります。
(b)在外子会社の財務諸表項目の換算
在外連結子会社のすべての資産及び負債は連結決算日の直物為替レートで換算し、純資産については発生時の為替
レートで換算しております。すべての収益及び費用は期中平均為替レートで換算しております。
親会社との取引に関連して発生した貸借対照表残高及び収益・費用は、親会社の適用した為替レートで円貨に換算
し、換算差額は為替換算調整勘定に含め、収益・費用の換算差額は為替差益又は為替損失として連結財務諸表に表示
しております。
為替換算調整勘定は純資産の部の一部として連結貸借対照表に表示しております。
(3)現金及び現金同等物
連結キャッシュフロー計算書における現金及び現金同等物は手許現金、要求払い預金及び取得日から3カ月以内に満
期が到来し、容易に換金可能であり、かつ価値の変動について僅少なリスクしか負わない短期投資からなっております。
(4)貸倒引当金
債権の貸倒れによる損失に備えるため、主として一般債権については貸倒実績率法により、貸倒懸念債権等特定の債
権については個別に回収可能性を勘案し、回収不能見込額を計上しております。
(5)たな卸資産
製品及び仕掛品は主として個別法による原価法により、原材料は主として先入先出法による原価法によっております。
35
(6)金融商品
日本の金融商品に係る会計基準(短期の有価証券、投資有価証券、金融派生商品、およびヘッジ会計)を、適用して
おります。
(a)投資有価証券
子会社株式及び関連会社株式を除くすべての有価証券の基準は以下のとおりです。
売買目的有価証券(短期間にキャピタルゲインを得る目的の保有)は時価で評価し、評価差額の利益と損失は当期
の損益として処理しております。当期に、売買目的有価証券はありません。
満期保有目的有価証券(償還期限があり満期まで保有する目的)は償却原価法で評価されております。当期に、満
期保有目的有価証券はありません。
売買目的有価証券と満期保有目的有価証券以外の証券はその他有価証券として分類してあります。
時価のあるその他有価証券は連結決算日の市場価格に基づく時価法で評価してあります。そして、その評価差額
(税効果差引き後の純額)は純資産の部に表示されています。時価のないその他有価証券は移動平均法による原価法で
評価してあります。
その他有価証券の売却原価は移動平均法により、算定してあります。
その他有価証券のうち著しく価値が下落しているものは当期の損益として認識してあります。
(b)デリバティブ取引
会計基準では、すべてのデリバティブ取引は資産あるいは負債として時価で認識し、「ヘッジ手段」としてのデリ
バティブ取引を除いて、発生した期間の損益として認識しております。((c)のヘッジ会計を参照)
(c)ヘッジ会計
会計基準では、「ヘッジ対象」で認識したデリバティブ取引の時価の変動による損益を、ヘッジ手段についての損
益が認識されるまで資産又は負債として繰延べる方法によっております。
ヘッジ手段は、為替予約と通貨オプションです。
(7)固定資産
資本的支出を含む固定資産は取得価額で計上し、少額の修繕等は費用として計上しております。当社及び国内子会社
の固定資産は主として定率法によっておりますが、海外の連結子会社とアイダの新本社ビルは定額法によっております。
除却または売却する場合、簿価との差額は、収益又は費用となります。耐用年数は建物および構築物は2∼50年、機械
装置及び運搬具は2∼10年を使用しております。
当社及び国内連結子会社は法人税法の改正((所得税法等の一部を改正する法律 平成19年3月30日 法律第6号)及
び(法人税法施行令の一部を改正する政令 平成19年3月30日 政令第83号))に伴い、平成19年4月1日以降に取得し
たものについては、改正後の法人税法に基づく減価償却の方法に変更しております。
これに伴い、前連結会計年度と同一の方法によった場合と比べ、営業利益、経常利益及び税金等調整前純利益がそれ
ぞれ59百万円減少しております。なお、「セグメント情報」の所在地別セグメントにおいて、「日本」の営業利益が同額
減少しております。
なお、当社及び国内連結子会社は法人税法の改正に伴い、平成19年3月31日以前に取得したものについては、償却可
能限度額まで償却が終了した翌年から5年間で均等償却する方法によっております。これに伴い、前連結会計年度と同
一の方法によった場合と比べ、営業利益、経常利益及び税金等調整前純利益がそれぞれ96百万円減少しております。な
お、「セグメント情報」の所在地別セグメントにおいて、「日本」の営業利益が同額減少しております。
(8)無形固定資産
ソフトウェアを含む無形固定資産は減価償却後の簿価で表示しております。ソフトウェアは利用可能期間5年による
定額法で償却しております。
(9)製品保証引当金
製品の引渡後に発生する費用支出に備えるため、主として保証期間内における補修費用の見込額を計上しております。
(10)役員及び従業員賞与引当金
役員及び従業員賞与の支出に充てるため、支給見込額のうち当連結会計年度の負担額を計上しております。
前連結会計年度から「役員賞与に関する会計基準」(企業会計基準委員会 平成17年11月29日 企業会計基準第4号)
を適用しております。これにより前連結会計年度の営業利益、経常利益及び税金等調整前当期純利益は、それぞれ94
百万円(796千米ドル)減少しております。
(11)退職給付引当金
退職給付引当金は未認識数理計算上の差異を除き年金資産の時価を超過する退職給付債務の見込額によっております。
未認識数理計算上の差異は、その発生時の従業員の平均残存勤務期間内の一定年数(10年。ただし、一部の国内連結
36
子会社については5年)による定額法により翌連結会計年度から費用処理することとしております。
(12)役員退任慰労金引当金
当社は役員及び監査役の退職慰労金の支払に備えるため、役員退任慰労金規程に基づく引当金を設け、役員退任慰労
金規程に基づく期末要支給額を計上しておりましたが、平成19年6月28日開催の定時株主総会において、役員退職慰労
金制度を廃止し、廃止時の要支給額を取締役及び監査役の退任時に打切り支給することを決議いたしました。
これにより、廃止時における役員退任慰労金引当金相当額281百万円を固定負債の「長期未払金」に振替えておりま
す。
(13)研究開発費
研究開発費は発生時に費用処理しております。
(14)法人税等
税効果会計は資産負債法を採用しております。財務諸表と課税基準の違いに基づく繰延税金資産と負債を認識してお
ります。
(15)リース
当社及び国内連結子会社は、リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンス・リース取
引については、通常の賃貸借取引に係る方法に準じた会計処理によっており、在外子会社については、主として通常の
売買取引に準じた会計処理によっております。
(16)剰余金の処分
会社法と定款に基づき、剰余金の処分は株主総会で承認を受けなければなりません。連結財務諸表の剰余金の処分は、
連結会計年度中の株主総会の承認に基づいて作成されております。配当金は期末の株主名簿における株主に支払われま
す。
剰余金の処分は、株主総会の承認を経て行われました。
(17)1株当たり当期純利益及び1株当たり配当額
1株当たり当期純利益は普通株式の発行済株式総数の期中平均株式数に基づいて計算しております。
1株当たり配当額は、同じ期間の配当額であります。
(18)貸借対照表の純資産の部の表示
「貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準」(企業会計基準委員会 2005年12月9日 企業会計基準第5号)
及び「貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準等の適用指針」(企業会計基準委員会 2005年12月9日 企業
会計基準適用指針第8号)が発行され、当社は2007年3月期より貸借対照表の純資産の部の表示に関する新しい会計基準
を採用しました。これによる損益に与える影響はありません。
なお、前連結会計年度において従来の「資本の部」の合計に相当する金額は64,163百万円(543,341千米ドル)であ
ります。
3.
米ドル表示
連結財務諸表の米ドル表示は、海外の読者の便宜のために行っております。2008年3月31日現在の為替レート1ドル=
100.20円を使用しております。これは日本円が実際に換算されるレート、あるいは米ドルにそのレートで替えられるも
のではありません。
4.
現金及び現金同等物
2007年及び2008年3月31日現在の現金及び現金同等物の期末残高と連結貸借対照表に掲記されている科目の金額との
関係は以下のとおりです。
単位:百万円
現金及び預金
有価証券
預入期間3ヶ月を超える定期預金
現金及び現金同等物
単位:千米ドル
2008
2007
2008
¥ 7,251
¥ 9,809
$72,368
169
1,705
1,691
−
¥ 7,420
(39)
¥11,475
−
$74,193
37
5.
有価証券及び投資有価証券
当連結会計年度(自 2007年4月1日 至 2008年3月31日)
(1)その他有価証券で時価のあるもの
区分
単位:百万円
単位:千米ドル
取得原価
連結決算日におけ
る連結貸借対照表
計上額
差額
連結決算日におけ
る連結貸借対照表
計上額
¥ 793
¥2,866
¥2,073
$ 7,917
$28,611
$20,693
−
−
−
−
−
−
連結貸借対照表計上額が
取得原価を超えるもの
①株式
取得原価
差額
②債券
その他
③その他
−
−
−
−
−
−
小計
793
2,866
2,073
7,917
28,611
20,693
696
435
(260)
6,951
4,350
(2,600)
その他
3,700
3,410
(289)
36,926
34,037
(2,888)
③その他
1,269
1,194
(74)
12,669
11,924
(745)
小計
5,665
5,041
(624)
56,546
50,312
(6,223)
合計
¥6,459
¥7,908
$64,464
$78,924
連結貸借対照表計上額が
取得原価を超えないもの
①株式
②債券
¥1,448
$14,459
(2)当連結会計年度中に売却したその他有価証券
単位:百万円
単位:千米ドル
売却額
売却益の合計額
売却損の合計額
売却額
売却益の合計額
売却損の合計額
¥2,645
¥3
¥31
$26,401
$34
$317
(3)時価評価されていない有価証券
連結貸借対照表計上額
単位:百万円
単位:千米ドル
①その他有価証券
株式(優先株)
¥1,000
$ 9,980
非上場株式
62
622
②子会社株式及び関連会社株式
20
207
¥1,083
$10,810
合計
(4)その他有価証券のうち満期があるものの連結決算日後における償還予定額
単位:百万円
区分
1年以内
単位:千米ドル
1年超5年以内 5年超10年以内
10年超
1年以内
1年超5年以内 5年超10年以内
10年超
債券
その他
その他
合計
38
¥―
¥ 943
¥―
¥2,700
$―
$ 9,414
$―
$26,946
―
300
―
800
―
2,994
―
7,984
¥―
¥1,243
¥―
¥3,500
$―
$12,408
$―
$34,930
前連結会計年度(自 2006年4月1日 至 2007年3月31日)
(1)その他有価証券で時価のあるもの
単位:百万円
区分
連結貸借対照表計上額が
取得原価を超えるもの
①株式
②債券
その他
③その他
小計
連結貸借対照表計上額が
取得原価を超えないもの
①株式
②債券
その他
③その他
小計
合計
取得原価
連結決算日におけ
る連結貸借対照表
計上額
差額
¥ 1,113
¥ 4,804
¥3,690
1,000
1,005
3,118
1,002
1,005
6,811
2
0
3,692
412
402
(10)
2,500
4,476
7,388
¥10,507
2,417
4,311
7,131
¥13,942
(82)
(164)
(257)
¥3,435
(2)前連結会計年度中に売却したその他有価証券
単位:百万円
売却額
売却益の合計額
売却損の合計額
¥2,162
¥―
¥148
(3)時価評価されていない有価証券
連結貸借対照表計上額
単位:百万円
①その他有価証券
株式(優先株)
非上場株式
②子会社株式及び関連会社株式
合計
¥1,000
62
10
¥1,072
(4)その他有価証券のうち満期があるものの連結決算日後における償還予定額
単位:百万円
区分
1年以内
債券
その他
その他
合計
6.
¥―
―
¥―
1年超5年以内 5年超10年以内
¥1,682
2,196
¥3,878
¥―
―
¥―
10年超
¥2,500
800
¥3,300
デリバティブ取引関係
取引の状況に関する事項
当社グループは、為替予約取引及び通貨オプション取引を利用しております。
当社グループは、為替予約取引及び通貨オプション取引を通常の外貨建営業債権債務に係る将来の為替レートの変動
リスクを回避する目的で利用しております。
当社グループは、通常の外貨建営業取引について為替予約取引及び通貨オプション取引を利用しております。した
がって、投機目的ではデリバティブ取引を利用しない方針であります。
当社グループが利用している為替予約取引及び通貨オプション取引は為替相場の変動によるリスクを有しております。
なお、当社グループのデリバティブ取引の契約先はいずれも信用度の高い金融機関であるため、相手方の契約不履行に
よるリスクはほとんどないと判断しております。
これらにより、為替相場の変動リスクは減少しております。
当社グループにはデリバティブ業務に関する社内規定があり、この規定に基づいて主に経営企画管理部がデリバティ
ブ取引を行っております。
39
取引の時価等に関する事項
当連結会計年度末(2008年3月31日)及び前連結会計年度末(2007年3月31日)
ヘッジ会計を適用しているデリバティブ取引については注記の対象より除いております。
通貨関連
単位:百万円
単位:千米ドル
2008
契約額等
2008
時価
うち1年超
契約額等
評価損益
時価
うち1年超
評価損益
為替予約取引
売建
米ドル(円買)
¥554
ユーロ(円買)
¥―
¥508
―
377
134
―
370
119
ユーロ(米ドル買)
買建
米ドル(円売)
米ドル(カナダドル売)
米ドル(ユーロ売)
米ドル(ポンド売)
ユーロ(円売)
ユーロ(米ドル売)
―
¥45
(14)
(12)
256
40
5
9
97
519
―
243
40
5
9
103
508
¥896
¥―
¥ ―
¥―
0
14
¥ ―
¥―
―
―
―
―
通貨オプション取引
$―
$5,529
3,695
1,191
(6)
―
―
―
2,556
403
51
92
968
5,184
0
0
(0)
6
(11)
―
―
―
―
―
$5,071
3,768
1,340
$458
(67)
(149)
2,430
405
54
90
1,037
5,071
(126)
1
3
(2)
68
(112)
売建
米ドル・コール
(オプション料)
15
―
¥896
¥―
買建
米ドル・プット
(15)
(オプション料)
(―)
(48)
(33)
$8,946
154
$―
$8,946
(154)
$―
$
―
(―)
―
6
$
―
(486)
$ ―
147
$ ―
(332)
通貨関連
単位:百万円
2007
契約額等
時価
うち1年超
評価損益
為替予約取引
売建
米ドル(円買)
¥2,778
¥―
¥2,733
ユーロ(円買)
145
―
148
¥45
(3)
64
126
―
65
128
0
2
¥5,027
¥991
24
―
196
¥―
106
5,027
(106)
991
(24)
―
(35)
―
45
買建
米ドル(円売)
ユーロ(円売)
―
通貨オプション取引
売建
米ドル・コール
(オプション料)
¥
(90)
買建
米ドル・プット
(オプション料)
7.
短期借入金
2008年3月31日現在の短期借入金は以下のとおりです。
単位:百万円
短期借入金
残高
平均利率
返済期限
¥1,500
1.1%
2008/04/30
2007年3月31日現在の短期借入金はありません。
40
8.
退職給付引当金
当社及び国内連結子会社は、全従業員が加入する確定給付型の制度として、厚生年金基金制度及び適格退職年金制度
を設けております。
当社及び国内連結子会社は、2004年4月1日より、退職金の一部について確定給付型の適格退職年金制度から確定拠出
年金制度に移行しております。
在外連結子会社の一部は確定給付型または確定拠出型の退職給付制度を設けております。
また、要拠出額を退職給付費用として処理している複数事業主制度に関する事項は次のとおりであります。
(1)制度全体の積立状況に関する事項(2008年3月31日現在)
年金資産の額
132,458百万円
年金財政計算上の給付債務の額
139,971百万円
差引額
△7,512百万円
(2)制度全体に占める当社グループの掛金拠出割合(自 2007年4月1日 至 2008年3月31日)
3.28%
(3)上記(1)の差引額の主な要因は、年金財政計算上の過去勤務債務残高34,122百万円であります
2007年及び、2008年3月31日現在の退職給付引当金に関する事項は以下のとおりです。
退職給付債務及びその内訳
単位:百万円
①退職給付債務
②年金資産
③未積立退職給付債務 ①+②
④未認識数理計算上の差異
⑤連結貸借対照表計上額純額 ③+④
⑥前払年金費用
⑦退職給付引当金 ⑤−⑥
2008
¥(4,894)
4,165
(728)
735
6
244
¥ (237)
単位:千米ドル
2008
2007
¥(4,786)
4,618
(167)
327
159
357
¥ (198)
$(48,845)
41,571
(7,273)
7,338
65
2,436
$ (2,371)
(注)在外連結子会社の一部は、退職給付債務の算定にあたり簡便法を採用しております。
退職給付費用の内訳は以下のとおりです。
退職給付費用の内訳
単位:百万円
①勤務費用
②利息費用
③期待運用収益
④数理計算上の差異の費用処理額
⑤確定拠出年金の掛金支払額
⑥退職給付費用
2008
¥318
92
(92)
91
128
¥538
2007
¥287
92
(91)
96
129
¥513
単位:千米ドル
2006
¥278
90
(79)
140
95
¥524
2008
$3,178
921
(921)
911
1,280
$5,369
上記のほか、総合型厚生年金基金掛金として拠出した金額は次のとおりであります。
2008年3月期 235百万円(2,350千米ドル)、2007年3月期 211百万円、2006年3月期 184百万円
当該年金基金の年金資産総額のうち掛金拠出割合を基準に計算した当社及び国内連結子会社の年金資産額は次のとお
りであります。
2008年3月期 4,344百万円(43,359千米ドル)、2007年3月期 4,394百万円、2006年3月期 4,199百万円
なお、簡便法を採用している在外連結子会社の退職給付費用は、「①勤務費用」に計上しております。
退職給付債務等の計算の基礎に関する事項
①割引率
②期待運用収益率
③退職給付見込額の期間配分方法
④数理計算上の差異の処理年数
2008
2.0%
2.0%
期間定額基準
5年及び10年
2007
2.0%
2.0%
期間定額基準
5年及び10年
2006
2.0%
2.0%
期間定額基準
5年及び10年
41
9.
1株当たり情報
2006年、2007年及び2008年3月31日期末日の1株当たり純利益
単位:円
1株当たり当期純利益
潜在株式調整後1株当たり当期純利益
2008
¥50.27
¥49.32
2007
¥42.67
¥42.23
単位:セント
2008
2006
¥23.79
¥23.52
¢ 50.17
¢ 49.22
(注)1株当たり当期純利益及び潜在株式調整後1株当たり当期純利益の算定上の基礎
単位:百万円
連結損益計算書上の当期純利益
普通株主に帰属しない金額の主要な内訳
利益処分による取締役賞与金
普通株式に係る当期純利益 普通株式の期中平均株式数 (千株)
普通株式増加数(千株)
10.
単位:千米ドル
2008
¥ 3,585
2007
¥ 3,053
2006
¥ 1,792
$35,778
―
¥
¥ 3,585
¥
―
¥ 3,053
¥
60
¥ 1,732
$
―
$35,778
71,339
1,374
71,568
744
72,805
839
71,339
1,374
2007
法人税等
当社グループは数種類の法人税等の課税を受けております。 2008年及び2007年3月期の日本の法定実効税率は約
40.6%でした。
(1)法定実効税率と税効果会計適用後の法人税等の負担率との差異の原因となった主要な項目別の内訳
単位:百万円
法定実効税率
差異
交際費等永久に損金に算入されない項目
受取配当金等
子会社適用税率差異
評価性引当額の増減
住民税均等割等
税額控除
その他
税効果会計適用後の法人税等の負担率
2008
40.6%
2007
40.6%
3.8
4.1
(0.3)
(4.6)
(4.0)
2.6
(4.8)
2.9
36.5%
(0.4)
(5.1)
(3.3)
2.1
(3.6)
(0.4)
33.7%
(2)繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳
単位:百万円
繰延税金資産
たな卸資産評価損
製品保証引当金
賞与引当金
たな卸資産に係る未実現利益
未払事業税
減価償却費
株式評価損
役員退任慰労金引当金
繰越欠損金
その他
繰延税金資産小計
評価性引当額
繰延税金資産合計
繰延税金負債
その他有価証券評価差額金
買換資産圧縮積立金
退職給付引当金
その他
繰延税金負債合計
繰延税金資産(負債)の純額
42
2008
単位:千米ドル
2007
2008
495
254
165
78
1,200
199
114
1,445
366
4,687
(1,802)
2,885
¥412
706
289
163
119
1,139
199
121
1,389
346
4,887
(1,979)
2,908
$ 3,666
4,945
2,541
1,653
781
11,981
1,994
1,138
14,422
3,658
46,784
(17,989)
28,794
(636)
(690)
(83)
(56)
(1,467)
¥1,417
(1,391)
(833)
(93)
(64)
(2,384)
¥524
(6,352)
(6,892)
(837)
(567)
(14,650)
¥ 367
$14,143
11.
研究開発費
2006年、2007年及び2008年3月期の「売上原価」と「販売費及び一般管理費」に含まれる研究開発費は以下のとおりです。
単位:百万円
2008
¥ 855
802
¥1,658
当期製造費用
一般管理費
合計
12.
2007
¥ 982
451
¥1,433
単位:千米ドル
2006
¥ 883
564
¥1,448
2008
$ 8,542
8,010
$16,552
固定資産減損損失
2008年3月期において該当事項は特にありません。
2007年3月期の当社グループは以下の資産について減損損失を計上しました。
種類
土地
場所
石川県
白山市
百万円
千米ドル
¥101
$857
(経緯)
2007年3月31日、当社グループは固定資産減損損失(101百万円)として特別損失に計上しております。
(回収可能価額の算定方法等)
回収可能価額は土地については正味売却価額(不動産鑑定評価額により算定)により算定しております。
13.
リース
2006年、2007年及び2008年3月期のオペレーティングリース及びリース物件の所有権が借主に移転すると認められる
もの以外のファイナンス・リース取引(借主側)の概要は以下のとおりです。
単位:百万円
単位:千米ドル
2008
2007
2006
2008
¥100
¥ 98
¥ 90
85
¥186
76
¥175
100
¥191
¥104
¥116
¥111
212
¥316
81
¥197
149
¥260
オペレーティングリース
1年以内
1年超
合計
ファイナンスリース
1年以内
1年超
合計
$1,000
856
$1,857
$1,038
2,122
$3,161
2006年、2007年及び2008年3月期のファイナンスリースの支払リース料は132百万円、120百万円及び142百万円
(1,422千米ドル)であります。なお、未経過リース料期末残高相当額は、未経過リース料期末残高が有形固定資産の期
末残高等に占める割合が低いため、支払利子込み法により算定しております。
2007年及び2008年3月31日現在のリース物件の取得価額相当額、減価償却累計額相当額及び期末残高相当額は以下の
とおりです。
単位:百万円
取得価額相当額
減価償却累計額相当額
期末残高相当額
減価償却相当額
2008
¥572
(256)
316
¥142
単位:千米ドル
2007
¥508
(310)
197
¥120
2008
$5,716
(2,555)
3,161
$1,422
取得価額相当額は支払利子込み法により、減価償却費相当額はリース期間を耐用年数とし、残存価額を零とする定額
法によっております。
14.
偶発債務
2008年3月31日現在、偶発債務はありません。
15.
関連当事者との取引
2007年及び2008年3月期は連結子会社との取引を除いて、その関連会社及び個人と当社との取引はありません。
43
16.
セグメント情報
(1)事業の種類別セグメント情報
2006年、2007年及び2008年3月期の当社及び連結子会社は、主に鍛圧機械とこれに付帯する装置等を製造・販売して
おり、全セグメントの売上高の合計、営業利益及び全セグメントの資産の金額の合計額に占めるそれらの事業区分の割
合がいずれも90%を超えているため、事業の種類別セグメント情報の記載を省略しております。
(2)所在地別セグメント情報
2006年、2007年及び2008年3月期の当社グループの地域別セグメントは以下のとおりです。
2008年3月期
外部顧客に対する売上高
セグメント間の内部売上高
又は振替高
計
営業費用
営業利益又は損失
資産
2008年3月期
外部顧客に対する売上高
セグメント間の内部売上高
又は振替高
計
営業費用
営業利益又は損失
資産
単位:百万円
米州 (*2)
欧州 (*3)
日本
アジア (*1)
14,332
46,856
43,172
¥ 3,683
¥75,399
1,561
12,853
11,390
¥ 1,462
¥10,928
日本
アジア (*1)
単位:千米ドル
米州 (*2)
欧州 (*3)
$93,191
$113,365
消去又は全社
143,040
467,632
430,866
$ 36,765
$752,493
15,579
128,280
113,679
$ 14,600
$109,062
15,064
108,256
107,212
$ 1,043
$83,065
10,004
123,369
125,014
$ (1,644)
$110,578
(183,689)
(183,689)
(186,471)
$
2,782
$(206,528)
¥32,524
$324,591
¥11,292
$112,700
¥9,337
¥11,359
1,509
10,847
10,742
¥ 104
¥8,323
1,002
12,361
12,526
¥ (164)
¥11,080
注記:(*1)アジア:中国/香港、シンガポール、マレーシア、タイ、インドネシア、韓国
(*2)米州 :米国、カナダ、ブラジル
(*3)欧州 :イタリア、ドイツ、イギリス、フランス、チェコ
単位:百万円
日本
アジア (*4)
米州 (*5)
欧州 (*6)
2007年3月期
外部顧客に対する売上高
¥34,882
¥9,649
¥ 7,820
¥ 9,767
セグメント間の内部売上高
又は振替高
10,428
1,532
643
450
計
45,311
11,181
8,464
10,218
営業費用
41,197
9,857
8,654
10,160
営業利益又は損失
¥ 4,114
¥ 1,323
¥ (190)
¥
58
資産
¥79,391
¥10,666
¥10,107
¥10,877
注記: (*4)アジア:中国/香港、シンガポール、マレーシア、タイ、インドネシア、韓国
(*5)米州 :米国、カナダ、ブラジル
(*6)欧州 :イタリア、フランス、ドイツ、イギリス
2006年3月期
外部顧客に対する売上高
セグメント間の内部売上高
又は振替高
計
営業費用
営業利益又は損失
資産
日本
¥32,404
10,226
42,630
39,223
¥ 3,407
¥75,960
アジア (*7)
¥8,828
1,110
9,938
8,925
¥1,013
¥9,765
単位:百万円
米州 (*8)
欧州 (*9)
¥8,352
¥4,717
731
9,084
9,247
¥ (163)
¥9,389
1,410
6,128
6,864
¥ (736)
¥9,875
消去又は全社
¥
―
(18,405)
(18,405)
(18,684)
¥
278
¥(20,694)
$
―
消去又は全社
¥
―
(13,054)
(13,054)
(12,912)
¥ (141)
¥(20,966)
消去又は全社
¥
―
(13,479)
(13,479)
(13,370)
¥ (108)
¥(21,480)
連結
¥64,513
―
64,513
59,148
¥ 5,365
¥85,036
連結
$643,849
―
643,849
590,301
$53,547
$848,672
連結
¥62,120
―
62,120
56,956
¥ 5,164
¥90,076
連結
¥54,303
―
54,303
50,891
¥ 3,412
¥83,510
注記: なお、当連結会計年度よりアイダ do ブラジルが連結子会社となったため、「北米」を「米州」に変更しております。
(*7)アジア:中国/香港、シンガポール、マレーシア、タイ、インドネシア、韓国
(*8)米州 :米国、カナダ、ブラジル
(*9)欧州 :イタリア、フランス、ドイツ、イギリス
(3)海外売上高
2006年、2007年及び2008年3月期の海外売上高は以下のとおりです。
2008
海外売上高:
アジア (*1)
¥11,987
米州 (*2)
9,830
欧州 (*3)
11,119
その他の地域 (*4)
150
計
¥33,087
連結売上高に対する割合
51.3%
注記:(*1)アジア:中国、タイ、インドネシア マレーシア
(*2)米州 :米国、カナダ、ブラジル、メキシコ
(*3)欧州 :イタリア、チェコ、イギリス、ドイツ、トルコ
(*4)その他:南アフリカ、オーストラリア
44
単位:百万円
2007
¥12,064
8,000
9,575
467
¥30,108
48.5%
2006
¥10,599
8,992
5,317
47
¥24,956
46.0%
単位:千米ドル
2008
$119,639
98,106
110,969
1,503
$330,219
51.3%
17.
ストック・オプション
2008年3月期の販売費及び一般管理費に含まれる役員報酬は14百万円であります。
ストックオプションとして付与される普通株式数は以下のとおりです。
株主総会決議日
I.自己株式によるストック・オプション
II.新株予約権の発行によるストック・オプション
付与された株式数 (株)
1株当たりの
行使価格(円)
1999年6月29日
740,000
437
2000年6月29日
320,000
519
2001年6月28日
500,000
374
2002年6月27日
410,000
304
2003年6月27日
330,000
388
2004年6月29日
589,000
563
2005年6月29日
924,000
725
2007年6月28日
22,000
1
3,835,000
権利行使期間
2001年7月1日から
2009年3月31日
2002年7月1日から
2010年3月31日
2003年7月1日から
2011年3月31日
2004年7月1日から
2012年3月31日
2005年7月1日から
2013年3月31日
2006年7月1日から
2014年3月31日
2007年7月1日から
2015年3月31日
2007年7月1日から
2037年3月31日
ストック・オプションの概要は以下のとおりです。
株主総会決議日
1999/6/29 2000/6/29 2001/6/28 2002/6/27 2003/6/27 2004/6/29 2005/6/29 2007/6/28
1株当たりの行使価格(円)
ストック・オプションの数 (1)
ストック・オプションの権利行使に
よる減少 (2)
ストック・オプションの失効による
減少(3)
2007年3月31日現在ストック・オプ
ションの数 (4)=(1)+(2)+(3)
計
437
519
374
304
388
563
725
1
362,000
198,000
200,000
82,000
169,000
559,000
914,000
22,000
(74,000)
(33,000)
(50,000)
(44,000)
(20,000)
(31,000)
(6,000)
(258,000)
(5,000)
(14,000)
(19,000)
288,000
165,000
150,000
38,000
149,000
523,000
894,000
22,000
2,506,000
2,229,000
当連結会計年度に付与されたストック・オプションの公正な評価単位の見積方法
当連結会計年度において付与されたストック・オプションについての公正な評価単価の見積方法は以下のとおりであ
ります。
(1)使用した算定技法
ブラック・ショールズ式
(2)使用した主な基礎数値及びその見積方法
①株価変動性
34.766%
過去5年の日次株価(平成14年9月26日から平成19年9月26日までの各取引日における終値)に基づき算定して
おります。
②予想残存期間
5年
過去の取締役在任期間の実績に基づいて見積もっております。
③予想配当
13円/株
平成19年3月期の配当実績によっております。
④無リスク利子率
18.
1.212%
後発事象
2008年3月31日現在
2008年6月26日開催の株主総会において、剰余金の処分について以下のとおり承認されました。
配当金(1株当たり15 円(14.97セント))
単位:百万円
¥1,009
単位:千米ドル
$10,072
2007年3月31日現在
2007年6月28日開催の株主総会において、剰余金の処分について以下のとおり承認されました。
配当金(1株当たり13円)
単位:百万円
¥933
45
和文アニュアルレポートの作成および監査について
当社では海外読者の便宜のために、事業概況や連結財務諸表を含む財務内容を中心と
した英文アニュアルレポートを発行しています。アニュアルレポートによる情報開示の公
平性と充実度をさらに高めるため、2007年3月期より、英文アニュアルレポートを和訳し
た和文アニュアルレポートも作成・発行することとしました。
この和文アニュアルレポートは、英文アニュアルレポートと内容上の重要な相違が生じ
ないよう配慮して作成しています。
なお、和文アニュアルレポートの連結財務諸表については、海外読者向けに組み替え
た、監査済の英文連結財務諸表の和訳を掲載していますが、和訳された英文連結財務諸
表の日本語の記載自体は、あらた監査法人の監査の対象とはなっていません。
46
沿革
1917年
会田陽啓により「会田鉄工所」(東京本所)を創業
1923年
関東大震災により工場全焼するも、直ちに再建復興
1933年
国産第1号機のナックルジョイントプレス完成
1937年
株式会社会田鉄工所に改組(資本金20万円)
1945年
戦災により工場焼失するも2カ月後には復旧、操業再開
1951年
国産第1号機の王冠打抜自動プレス完成
1955年
国産第1号機の200tf高速自動プレス完成
1959年
相模原市に工場新設(現・本社工場)
1960年
国産第1号機のトランスファプレス完成
1962年
東京証券取引所市場第2部に上場
1964年
本社および亀戸工場を相模原に移転・統合
1967年
世界最大級の2,500tfトランスファプレス完成
1968年
国産初の工業用ロボット オートハンド を完成
1970年
社名をアイダエンジニアリング株式会社に変更
1971年
東京・大阪証券取引所市場第1部に昇格
1972年
米国に現地法人設立
1974年
津久井工場新設(現・相模原市)
1977年
スタンピングセンタシステム・マークⅣ(3次元トランスファ)完成
1985年
東京証券取引所信用銘柄に選定
1989年
シンガポールに現地法人設立
1990年
相模原市に技術研究所完成
カナダに現地法人設立
1991年
「高精度閉塞鍛造装置」技術開発賞(塑性加工学会)を受賞
1992年
株式会社アクセス(石川県)設立
1993年
香港に現地法人を設立
1995年
米国・マレーシアに生産拠点設立
白山市(石川県)に工場新設
「HMX-Uシリーズ」三井精密技術賞(塑性加工学会)を受賞
1997年
タイに現地法人設立
企業理念を基に新C.I.計画を導入
1999年
2000年
ISO 9001 取得
「VLシリーズ」三井精密技術賞(塑性加工学会)受賞
2001年
ISO 14001 取得
2002年
中国・フランスに現地法人を設立
世界初のダイレクト駆動「デジタルサーボフォーマ」(現・ダイレクトサーボフォーマ)完成
2003年
超精密成形機「ULシリーズ」完成
2004年
ドイツに現地法人設立
イタリアの現地法人を吸収合併し、生産拠点を設立
2005年
ブラジルに現地法人設立
インドネシアに現地法人設立
2006年
「厚板のFCF(板構造)工法開発」で日本塑性加工学会 会田技術賞受賞
2007年
本社隣接地に新工場建設
2008年
インド支店設立
23000kN級の大型サーボプレス機を発表
47
株式情報 (2008年3月31日現在)
■ 所有者別株式分布状況
証券コード
6118
上場証券取引所
東京証券取引所 市場第1部
発行済株式総数
79,147,321株
単元株式数
1,000株
株主数
7,289名
株主名簿管理人
みずほ信託銀行株式会社
決算期
3月31日
定時株主総会
6月
金融機関
34%
個人・その他
36%
証券会社
1%
外国人等
21%
その他の法人
8%
■ 大株主の状況
所有株式数(千株)
発行済株式総数に対する
所有株式数の割合(%)
第一生命保険相互会社
5,995
7.58
日本生命保険相互会社
3,725
4.71
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)
2,751
3.48
明治安田生命保険相互会社
2,516
3.18
2,258
2.85
2,179
2.75
2,045
2.58
1,869
2.36
1,592
2.01
1,498
1.89
株主名
ステート ストリート バンク アンド トラスト カンパニー 505019
(常任代理人 株式会社みずほコーポレート銀行兜町証券決済業務室)
株式会社みずほコーポレート銀行
ダンスケ バンク クライアンツ ホールディングス
(常任代理人 香港上海銀行東京支店カストディ業務部)
日本トラスティ ・サービス信託銀行株式会社(信託口)
アールビーシー デクシア インベスター サービス バンク
アカウント ルクセンブルグ ノン レジデント ドメスティック レート
(常任代理人 スタンダード チャータード銀行)
ビー ・エヌ・ピー ・パリバ・セキュリティーズ(ジャパン)
リミテッド(ビー ・エヌ・ピー ・パリバ証券会社)
■ 株価と出来高の推移
株価(円)
1,200
高値
高値
始値
安値
800
48
始値
安値
黒:始値>終値
出来高(千株)
600
24,000
400
16,000
200
8,000
0
終値
終値
1,000
2003
2004
2005
2006
2007
2008
0
白:終値>始値
会社概要 (2008年3月31日現在)
本店所在地 〒229-1181 神奈川県相模原市大山町2-10
■ グループ会社
TEL:
042-772-5231
株式会社アクセス
FAX:
042-772-5263
〒924-0821 石川県白山市木津町1080
創業
1917年(大正6年)3月
TEL:076-274-8200
創立
1937年(昭和12年)3月25日
FAX:076-274-8210
資本金
78億3,101万円
従業員数
1,610名
株式会社エービーシー
〒229-1106 神奈川県相模原市大山町2-10
TEL:042-779-4810
FAX:042-772-5263
■ 国内拠点
山形営業所
〒990-0063 山形県山形市山家町2-7-17
TEL:023-631-7797
小山営業所
〒323-0014 栃木県小山市喜沢1200-2
TEL:0285-22-4766
高崎営業所
〒370-0073 群馬県高崎市緑町1-22-6
TEL:027-363-1661
東関東営業所
〒341-0034 埼玉県三郷市新和3-131-3
TEL:048-953-4311
長野営業所
〒393-0047 長野県諏訪郡下諏訪町4384-1
みなとやビル2F203 TEL:0266-28-3951
神奈川営業所
〒229-1134 神奈川県相模原市下九沢1662
TEL:042-772-0193
浜松営業所
〒435-0054 静岡県浜松市中区早出町1643-2
TEL:053-463-5171
■ 海外拠点
北米
⃝AIDA AMERICA CORP.(アメリカ)
⃝AIDA CANADA, INC.(カナダ)
南米
⃝AIDA do BRASIL(ブラジル)
欧州
⃝AIDA S.r.l. (HEAD OFFICE, LECCO FACILITY)(イタリア)
⃝AIDA S.r.l. (BRESCIA FACILITY)(イタリア)
⃝AIDA S.r.l. FRANCE(フランス)
⃝AIDA S.r.l. UK(イギリス)
⃝AIDA S.r.l. CZECH(チェコ)
⃝AIDA PRESSEN GmbH(ドイツ)
東アジア
⃝SEOUL OFFICE(韓国)
中国
⃝AIDA ENGINEERING CHINA CO., LTD.(上海)
⃝AIDA ENGINEERING CHINA CO., LTD. BEIJING
BRANCH(北京)
⃝AIDA ENGINEERING CHINA CO., LTD. SHENZHEN
BRANCH(深圳)
⃝AIDA HONG KONG, LTD.(香港)
名古屋営業所
〒485-0082 愛知県小牧市大字村中字池田1151
TEL:0568-73-6271
中部営業所
〒446-0072 愛知県安城市住吉町7-24-8
TEL:0566-98-6471
北陸事務所
〒924-0821 石川県白山市木津町1080
TEL:076-274-5300
大阪営業所
〒571-0002 大阪府門真市大字岸和田385-1
TEL:072-882-6181
中・四国営業所
〒721-0973 広島県福山市南蔵王町2-25-3
TEL:084-922-5350
福岡営業所
〒812-0042 福岡県福岡市博多区豊1-8-20 F・Kビル
TEL:092-411-8148
(2008年8月31日現在)
アジア
⃝AIDA MANUFACTURING (MALAYSIA) SDN. BHD.
(マレーシア)
⃝AIDA STAMPING TECHNOLOGY (MALAYSIA) SDN. BHD.
(マレーシア)
⃝AIDA STAMPING TECHNOLOGY PTE. LTD.
(シンガポール)
⃝AIDA STAMPING TECHNOLOGY (THAILAND) CO., LTD.
(タイ)
⃝PT AIDA STAMPING TECHNOLOGY INDONESIA
(インドネシア)
⃝AIDA STAMPING TECHNOLOGY (INDIA) PVT. LTD.
(インド)
⃝AIDA HONG KONG, LTD. PHILIPPINES OFFICE
(フィリピン)
49
本誌はすべて再生紙を使用しています。
Printed in Japan