鞍手乳児院 - 福岡県社会福祉協議会

第三者評価結果の公表事項(乳児院)
①第三者評価機関名
公益社団法人福岡県社会福祉士会
②施設名等
名 称: 鞍手乳児院
種 別: 乳児院
施設長氏名: 内藤 憲雄
定 員: 30名
所 在 地: 福岡県鞍手郡鞍手町大字新延448番地11
T E L : 0949-42-0246
③実施調査日
平成 26年 11月 4日(火)~11月 5日(水)
④総評
◇特に評価が高い点
1.養育・支援
●建物には上げ窓(天窓)を設置、採光を工夫し冬期でも明るさが確保されています。敷地・建物
とも整美が行き届き、子どもが安心して生活できる環境にあります。
●特別な配慮が必要な子ども(虚弱児等)に対応するため、配置基準を超えて、助産師、臨床心理
士、保健師、社会福祉士、精神保健福祉士、作業療法士、介護福祉士等専門資格を有する職員を採
用しています。
●虚弱児・3か月未満児については担当職員が随時見守りができるように、スタッフルームの近く
に部屋を配置し、非常時に備えてベビーセンス、AED、118(人工呼吸器ユニット)が整備されてい
ます。
●特別な配慮が必要な子ども(虚弱児等)については、1週を単位として保育計画を作成、子ども
の状態を記録し、子どもとのかかわり方についての振り返りを行っています。受診やリハビリ等の
支援内容を記録するとともに、専門医と連携し異常所見や急変した場合の対応を定め、通院支援等
も行っています。また、緊急時については看護マニュアルを個別に作成し、連絡先や連絡内容等を
明示、適切な対応が図れるような仕組みが整えられています。
●職員がお互いの職務内容を理解し、連携を深めるための取り組みとして職種別に「おたより」
(①看護だより②OTだより③心理だより④保育だより⑤給食だより⑥里親だより)を輪番で作成
し、職員会議等で話し合いを持つなど、養育の質の向上につとめています。
●服薬管理については、医薬品はスタッフルームの保管庫に保管し施錠。服薬管理簿を整備し個別
に管理するとともに、服薬時には職員による2重チェックを行い、服薬済みの記録が記されていま
す。また、薬局で渡される薬に関する説明書の裏面を活用して、薬の取り違いを生じないように図
に対応する薬ごとに受け払いを記録し、残数管理が行われています。
1
2.事故防止と安全対策
●子どもの居室、食堂、調理室等主要な各部署にソリューションウオーター加湿器を配することに
より、院内の除菌効果を高め、感染症予防につとめています。
●防犯機器として舎外向け防犯カメラ6台、舎周囲の赤外線センサー、警備会社警備員による夜間
巡回および非常通報装置が配備されています。また、職員による各部署ごとの戸締りチェックリス
トの活用が行われています。
●不審者対応については、役割を分担し不審者の侵入を想定した訓練が適宜行われています。ま
た、訓練の様子を写真に残し、実施後はその結果を振り返り、事後の対応に取り組まれています。
●緊急避難場所を敷地内に1~3、敷地外に4~5と段階ごとに避難場所を指定するとともに、避難経
路を定めて図示し、避難訓練とあわせて職員に周知されています。非常時の備蓄品は食品と備品と
に区別し、食品は3日分を食堂に、さらに1日分を避難場所ともなっている隣接の大手住宅総合メー
カー工場に配備しています(年2回点検し、更新)。
●子ども一人ひとりの健康観察記録(朝・夕の体温、食事(哺乳)状況、排便、身体状況、処置・
受診状況等の記録が毎日行われるとともに、各養育単位グループごとに一括して個々の状況が管理
され、インシデント・アクシデントのチェックを含め担当職員間に申し送られています。また、イ
ンシデント・アクシデントについては、職員会議等で分析・検証、改善策を検討し、未然防止が図
られています。
3.関係機関連携・地域支援
●施設長は2市1町(直方、宮若、鞍手)の要保護児童対策地域協議会(以下、要対協という)に出
席しています。担当者レベルでの連絡会(月1回)でも、事例検討会や地域の要養護児童の状況の
把握、支援体制づくりの話し合いなどで指導力を発揮されています。また、要対協の関係者に対す
る研修等の講師としての役割も担っています。
●「地域に根ざした思いやり施設を」と銘打って、地域連携推進を打ち出し、地域交流事業計画を
もとに、地域交流の推進、ボランティアおよび施設見学・研修の受け入れ等を積極的に行っていま
す。
●救急救命法(誤えん時対応等を含む)について、地域住民や里親、隣接の建設会社等にも呼びか
け、消防署の協力を得て、施設内でAED等を使用しての講習会が行われています。また、消防(防
災総合)訓練は隣接の大手住宅総合メーカー工場の職員と合同で行っています。
●施設長と心理職が要対協に出席し、関係市町村の児童に関するデーターや具体的福祉ニーズを積
極的に把握するとともに、実際の事業展開に結びつけています。
●病児・病後児保育事業等地域が必要とする福祉ニーズに関して、地元自治体等に積極的に働きか
け、本施設がその役割を担うべく施設整備をすすめるなど、具体的な事業展開を図っています。
●子育て支援策として乳児院がかかわる事業に関し、母子手帳への記載を自治体に働きかけ採用さ
れるなど、種々の情報媒体を用いた制度の周知へ向けて積極的に取り組んでいます。
4.職員の資質向上
●中・長期計画の経営理念として「創意工夫」による支援を前面に、①基本理念に基づく養育支援
の浸透。②地域に根ざした事業の展開。③ケアの小規模化を視野に入れた家庭的養護の推進を基本
として、多岐にわたる施設機能の強化を目指すことを明示しています。
●「家庭的養護推進計画」にもとづき、小規模グループケアの推進(平成41年度の完全移行を目
標)に伴い、中・長期計画において、職員の確保・専門性の向上等の人材育成について定めていま
す。
5.施設の運営
●病児・病後児保育施設や小規模グループホームの施設整備については、子どもたちの生活グルー
プ単位で養育・支援を行う生活完結型の構造とし、安全面にも配慮したものとして設計されていま
す。
●事業計画は、中・長期計画の内容を反映し、計画の根拠を示すとともに、昨年度の事業見直しを
行った結果の課題について、解決を図るための方策をも含むものとして策定されています。
●関係自治体の子ども子育て会議の資料等に基づき福祉ニーズを把握し、新たな事業展開に活かさ
れています。
●中・長期計画において、養育・支援の向上のための施設整備にあわせて人材育成について定め、
専門職の配置や人員体制の充実が図られています。
2
◇改善が求められる点
1.外部監査
●外部監査は行われておりませんが、監事である公認会計士による経理・経営状況の確認が行われ
ています。本評価基準では、外部監査は運営の透明性の確保に有意義であり、業務改善にも資する
ものとして、外部監査の実施を求めています。
2.規程、マニュアル・手順書等整備の見直し等
●全般的に規程、マニュアル・手順書等整備は十分に図られ検証・見直しも行われていますが、改
定記録日が記されていないものが見受けられます。職員への周知や最新版であることの確認のため
に、日付や改定記録を記すことを望みます。
⑤第三者評価結果に対する施設のコメント
初めての受審であった。
評価項目・着眼点等(コメントを含め)、措置施設乳児院版としては、現状と合致しない未完成
な点も見受けられ、他種別施設の横滑り的・画一さを感じ、また審査の内容も深く、行政指導監査
以上のものを感じた。
一方、受審側の施設としては、整合性且つ明快な書類等の整備・関係者への周知方法とその徹底
を図ること・従事者の意識改革とスキルアップ等、全般的に運営に関し、さらなる質の向上を図っ
ていく必要性を感じ、意を新たにしたところであります。
3
⑥第三者評価結果(別紙)
(別紙)
第三者評価結果(乳児院)
1 養育・支援
第三者
評価結
果
(1)養育・支援の基本
①
②
子どものこころによりそいながら、子どもとの愛着関係を育んでいる。
子どもの遊びや食、生活体験に配慮し、豊かな生活を保障している。
b
a
③ 子どもの発達を支援する環境を整えている。
a
◇特に評価が高い点
●養育・支援については、施設の「処遇理念チェック」および全国乳児福祉協議会(以下、「全乳
協」という)作成の「より適切な関わりをするためのチェックポイント」をもとに、職員一人ひと
りが(毎日用と各月用の2種類あり)子どもへのかかわり方を振り返りが行われています。また、
その内容を職員全員で共有し、よりよい養育の方法を検討する機会を設け、職員の養育の質の向上
に取り組まれています。
●建物には上げ窓(天窓)を設置、採光を工夫し冬期でも明るさが確保されています。
●廊下や休憩コーナーには職員手づくりの飾り物やおもちゃが用意され、あたたかな雰囲気が感じ
られます。
●衣類、おもちゃ類、収納ケースは子ども一人ずつ個別化され、名前、子ども自身が選んだマーク
などで区別できるようになっています。
●特別な配慮が必要な子ども(虚弱児等)に対応するため、配置基準を超えて、助産師、臨床心理
士、保健師、社会福祉士、精神保健福祉士、作業療法士、介護福祉士等専門資格を有する職員を採
用(複数資格所持者を優先)しています。
第三者
評価結
果
(2)食生活
①
②
③
④
乳幼児に対して適切な授乳を行っている。
離乳食を進めるに際して十分な配慮を行っている。
食事がおいしく楽しく食べられるよう工夫している。
栄養管理に十分な注意を払っている。
a
a
a
a
気候や場面、発達に応じた清潔な衣類を用意し、適切な衣類管理を行ってい
る。
a
(3)衣生活
①
(4) 睡眠環境等
①
②
③
乳幼児が十分な睡眠をとれるように工夫している。
快適な睡眠環境を整えるように工夫している。
快適な入浴・沐浴ができるようにしている。
a
a
a
(5) 発達段階に応じた支援
①
②
乳幼児が排泄への意識を持てるように工夫している。
発達段階に応じて乳幼児が楽しく遊べるように工夫している。
4
b
a
◇特に評価が高い点
●子どもの月齢や生育状況をもとに、担当職員と栄養士との協議により、月ごとに一人ひとりの授
乳量を決めています。また、授乳のつど、時刻と授乳量その他の処置状況が記録されています。
●離乳食については、子どもの生育状況をもとに、担当職員と栄養士との協議により、その内容や
開始時期を決めています。また、食事のつど、子どもの身体状態に応じた食事の形態(普通食、軟
食、離乳食等の区分)をとり、食事の量やその他の処置状況が記録されています。
●栄養士は適宜子どもと食事の場をともにし、子どもの摂食の状況や好き嫌いを把握し、子ども一
人ひとりに適した配膳量の調整や調理法に工夫をこらしています。
●食事の際、子どもの食事介助の職員以外の職員が子どもと一緒に食事をとりながら、子どもの箸
(はし)の使い方やマナーなど食事方法のモデルを示しています。
●月1回の手づくりクッキング(乳ボーロ、鈴カステラ、チョコレートフォンデュ、クッキー、ピ
ザ等)では、子どもにできる範囲での参加の機会を設け、楽しみながら食への関心を誘うように取
り組まれています。
●畑でのトマト、ナスなどの野菜の栽培に、子どもも水やりや収穫を手伝うという形で参加し、命
の大切さや感謝の心を育む取り組みが行われています。
●食事は明るく清潔に保たれた居室に準備されています。子どもは他児と一緒に小さな椅子・数個
のテーブルを囲み、職員は話しかけながらくつろいで食事できるように取り組まれています。食事
は見た目も楽しく、盛り付けにも工夫があります。
●食物アレルギーについては、入所時の児童相談所(以下、児相という)からの情報や保護者から
の聞き取り等によりその有無を確認するとともに、情報が不足する場合には離乳食開始時に医師の
意見を求め、極少量で試行するなど慎重な対応が行われています。また、6か月後に検査を行い、
アレルギー症状の確認が行われています。
●食物アレルギー対応食は、専用のトレイに子どもの名前を明記し、器にラップをかけて、誤配の
ないように対応されています。また、食事を含め毎日の養育について、インシデント・アクシデン
トが記録されています。
●毎食残食調査を行い、個別に記録し、次の献立等に反映しています。
●乳幼児は感染症が心配されるとき以外は布おむつで対応し、排せつの早期自立へ向けた取り組み
が行われています。また、布おむつの洗濯には汚物処理に対応する機器を整備し、衛生管理が行き
届いています。
●衣類は個別化され、子ども自身が選んだ「動物等絵シール」をはった引き出しに収納して、子ど
もが引き出しを開けて好きな服が選べるようにしています。また、パジャマ、エプロン等手づくり
のものが用意されています。
●SIDS(乳幼児突然死症候群)の予防については、「乳幼児睡眠安全確認表」を使用し、30分間隔
(虚弱児、1歳未満児はそれより頻回に)を基本として体位や呼吸等を確認するとともに、体位を
仰向けにするなどの対応がなされています。
●入眠時には優しくトントントンしたり子守うたを歌う等、心地よい眠りにつけるようつとめ、子
どもが眠りについてからそばを離れるようにしています。
●子どもの居室には、通常の窓のほか、子ども目線での小窓を設け、死角を少なくするとともに、
睡眠時等にはカーテンで遮閉し、落ち着ける環境に工夫されています。
●子どもの排せつ状況をチェック表に記録し、排せつリズムを参考に排せつへの誘導がされていま
す。
●子どもが排せつ前後に自ら衣服を着脱しやすいように、安定した踏み台を使用するなど、自立意
識の高揚につとめています。
●舎内の一角に手づくりおもちゃやイスを配置し、子どもが保護者や職員と楽しく時間を過ごせる
ような憩いのコーナーが設けられています。
●子どもの好みを尊重し、楽しく安全に遊べる環境設定が行われています。玩具および収納の引き
出しにはシールで目印をつけ個別化を図るとともに、子どもが好みのものを取り出しやすいように
●屋外では、遊具係が共有の遊具を点検し、一とおり遊びが終わったらその都度遊具倉庫に保管し
ており、安全で楽しく遊ぶことができます。また、歩行や移動用のカートを使用した散歩や戸外遊
び、砂場遊びが楽しめるよう配慮されています。
●手づくり玩具は専門的視点から機能遊びに適した、穴にひもを通したりボタンを留めたりするも
の、異なる大きさの球を箱に入れるもの、音を出すもの等を手触りの良い布や色の組み合わせを使
い、いろいろ工夫して作成しています。
5
第三者
評価結
果
(6) 健康と安全
①
②
一人一人の乳幼児の健康を管理し、異常がある場合には適切に対応してい
る。
病・虚弱児等の健康管理について、日常生活上で適切な対応策をとってい
る。
a
a
③ 感染症などへの予防策を講じている。
a
◇特に評価が高い点
●子ども一人ひとりの健康観察記録(朝・夕の体温、食事(哺乳)状況、排便、身体状況、処置・
受診状況等)が毎日行われるとともに、各養育単位グループごとに一括して個々の状況が管理さ
れ、インシデント・アクシデントのチェックを含め担当職員間に申し送られています。
●子どもの容態の急変時の対応については、あらかじめ搬送先や想定される症状等を把握し、救急
隊に伝達する仕組みがとられています。また、スタッフルームには、夜間に子どもの容態が急変し
た場合の対応・連絡先について一覧表にまとめ、職員への周知が図られています。
●子どもの居室には、通常の窓のほか、子ども目線での小窓を設け、死角を少なくするとともに、
睡眠時等にはカーテンで遮閉し、落ち着ける環境に工夫されています。
●救急救命法(誤えん時対応等を含む)について、地域住民や里親、隣接の大手住宅総合メーカー
工場の職員等に呼びかけ、消防署の協力を得て、施設内でAED等を使用しての講習会が行われてい
ます。
●服薬管理については、医薬品はスタッフルームの保管庫に保管し施錠。服薬管理簿を整備し個別
に管理するとともに、服薬時には職員による2重チェックを行い、服薬済みの記録が記されていま
す(「服薬管理10ケ条」を整備)。また、薬局で渡される薬に関する説明書の裏面を活用して、薬
の取り違いを生じないように図に対応する薬ごとに受け払いを記録し、残数管理が行われていま
す。
●薬品等は施錠できる戸棚に保管し、さらに医務室の鍵を二重にかけて万全を期しています。
●特別な配慮が必要な子ども(虚弱児等)については、1週を単位として保育計画を作成、子ども
の状態を記録し、子どもとのかかわり方についての振り返り、自己チェックを行っています。受診
やリハビリ等の支援内を記録するとともに、専門医と連携し異常所見や急変した場合の対応を定
め、通院支援等も行っています。また、緊急時については看護マニュアルを個別に作成し、連絡先
や連絡内容等を明示、適切な対応が図れるような仕組みが整えられています。
●職員は出勤した時点で、体温を測り身体症状を記録するなど、子どもへの感染症の感染源となら
ないような意識化と自己の健康管理への関心を高める策が講じられています。
●虚弱児・3か月未満児については担当職員が随時見守りができるように、スタッフルームの近く
に部屋を配置し、非常時に備えてベビーセンス、AED、118(人工呼吸器ユニット)が整備されてい
ます。また、電池切れ防止のため、1日2回(昼・夜)充電状況の確認が行われています。
第三者
評価結
果
(7) 心理的ケア
① 乳幼児と保護者に必要な心理的支援を行っている。
◇特に評価が高い点
a
●心理職は、自立支援計画書の策定に際して、策定会議に参加するとともに、子どもの心理判定の
結果や行動観察の結果を踏まえ、心理支援プログラムを策定するとともに、担当職員に子どもへの
心理面の支援やケアについての留意点を伝えています。
●心理職は、専門職としての外部研修に積極的に参加するとともに、自らもスキルアップのための
自己研さんにつとめています。
●心理職は、毎月『心理だより』を作成し、子どもの心理の傾向やかかわり方への配慮、心理用語
の解説など、他の職種との情報共有や提供につとめています。
●心理職が他の職員のスーパービジョン、コンサルテーション(子どもへの支援を通してのも
の)、メンタルヘルスに関する役割を担っています。
6
第三者
評価結
果
(8) 継続性とアフターケア
①
措置変更又は受入れを行うに当たり、継続性に配慮した対応を行っている。
a
②
家庭引き取りに当たって、子どもが家庭で安定した生活が送ることができる
よう家庭復帰の支援を行っている。
a
③
子どもが安定した生活を送ることができるよう退所後の支援を行っている。
a
◇特に評価が高い点
●措置変更に際しては、児童相談所(以下、児相という)と十分に協議し子どもの状況を踏まえ
て、子どもの不安をできるだけ軽減するために移行先と連携しながら、移行先の職員に出向いても
らったり、ならし保育に担当職員が付き添うなど、子どもの養育環境の変化に配慮されています。
また、「措置変更・家庭引取申送書」に育ちのコメント等を書き入れたアルバム等を移行先に渡し
ています。
●退所後は児相職員の来院時や他の場所での面会の機会に積極的に子どもについての情報を得るよ
うに取り組み、退所後の記録は、「フォロー記録」に残されています。
●保護者に対する支援計画を作成し、親子交流プログラム(①支援目標、②支援内容・方法、③評
価)による家庭復帰への支援が行われています。
●面会のない、または少ない保護者には、子どもの写真に近況報告を添えて子どもの様子を知らせ
る(郵送)など、親子の接点の機会をより多く設ける取り組みが行われています。
●児童養護施設等での将来のライフワークストーリーの実施を想定した、写真やエピソードの記録
が整理されています。
●保護者との面会には、子どもの写真と身長・体重を記入した手紙等を渡し、また退所するときは
整理したアルバムを渡すようにしています。
2 家族への支援
第三者
評価結
果
(1) 家族とのつながり
①
②
児童相談所と連携し、子どもと家族との関係調整を図ったり、家族からの相
談に応じる体制づくりを行っている。
子どもと家族の関係づくりのために、面会、外出、一時帰宅などを積極的に
行っている。
b
a
(2) 家族に対する支援
① 親子関係の再構築等のために家族への支援に積極的に取り組んでいる。
◇特に評価が高い点
a
●保護者に対する支援計画を作成し、親子交流プログラム(①支援目標、②支援内容・方法、③評
価)による家庭復帰への支援が行われています。
●変化する保護者の情報を的確に把握するため、関係児相に児相が把握している保護者の最新情報
の提供を依頼する(子どもごとに一覧表として保護者への対応の方法や範囲を明示)など、児相と
の連携および保護者支援に取り組まれています。
7
3 自立支援計画、記録
(1) アセスメントの実施と自立支援計画の策定
第三者
評価結
果
①
子どもの心身の状況や、生活状況を把握するため、手順を定めてアセスメン
トを行い、子どもの個々の課題を具体的に明示している。
a
②
アセスメントに基づいて子ども一人一人の自立支援計画を策定するための体
制を確立し、実際に機能させている。
a
③
自立支援計画について、定期的に実施状況の振り返りや評価と計画の見直し
を行う手順を施設として定め、実施している。
a
(2) 子どもの養育・支援に関する適切な記録
①
②
子ども一人一人の養育・支援の実施状況を適切に記録している。
子どもや保護者等に関する記録の管理について、規程を定めるなど管理体制
を確立し、適切に管理を行っている。
③
子どもや保護者等の状況等に関する情報を職員が共有するための具体的な取
組を行っている。
a
b
a
◇特に評価が高い点
●自立支援計画は職員全員が参加し、その後3か月を目安(必要がある場合には随時)として、児
童自立支援目標のほか、保護者、親子関係の支援を含めた見直しを行っています。
●児相に2か月に1回、「入所児童の現状調査票」(児童の状況―生活面、身体および健康面、保護
者の状況―家族状況等、面会・帰省の状況等の記録)を提出し、情報の共有を図っています。
●自立支援計画は、児相に提出する様式のほか、保護者支援に関する記録・育児支援の記録など、
支援経過が確認できるようになっています。
●記録者で記録内容に差異が生じないよう、必要な記録内容や用語、表記方法について例示した
「記録の手引書(記録要領)」が整備されています。
●子どもの養育・支援については、日々の子どもの様子を細かな点まで記録し、個々の子どもに
そった養育・支援につとめられています。
●個人情報の開示については、『情報公開・開示規程』において、受け付けの手順から開示を行う
までの一連の流れを、開示決定等の期限、開示を行わない場合の理由の明示、異議の申し出に関す
ること等を含め定めています。
●守秘義務については、『就業規則』に定めるとともに、『個人情報管理規程』でも定め、ボラン
ティア、実習生等に対しても適切な取り扱いを行うよう指導・監督を行っています。
●職務の指揮・命令系統を明示し、確認体制をとり入れています。
4 権利擁護
第三者
評価結
果
(1) 子どもの尊重と最善の利益の考慮
①
子どもを尊重した養育・支援についての基本姿勢を明示し、施設内で共通の
理解を持つための取組を行っている。
a
②
社会的養護が子どもの最善の利益を目指して行われることを職員が共通して
理解し、日々の養育・支援において実践している。
a
③
子どものプライバシー保護に関する規程・マニュアル等を整備し、職員に周
知するための取組を行っている。
b
(2) 保護者の意向への配慮
①
保護者の意向を把握する具体的な仕組みを整備し、その結果を踏まえて、養
育・支援の内容の改善に向けた取組を行っている。
b
◇特に評価が高い点
●全国乳児福祉協議会(以下、「全乳協」という)の「より適切な関わりをするためのチェックポ
イント」をもとに、職員一人ひとりが(毎日用と各月用の2種類あり)子どもへのかかわり方の振
り返りが行われています。また、その内容を職員全員で共有し、よりよい養育の方法を検討する機
会を設け、職員の養育の質の向上に取り組まれています。
●保護者の意向は面接等で把握、分析・検討し自立支援計画に反映されています。
●心理職は、必要に応じて担当職員と連携し、保護者に対する心理的支援を行っています。また、
自立支援計画策定や見直しの際に保護者、親子関係の支援についても留意点を伝えています。
8
第三者
評価結
果
(3) 入所時の説明等
①
②
保護者等に対して、養育・支援の内容を正しく理解できるような工夫を行
い、情報の提供を行っている。
入所時に、施設で定めた様式に基づき養育・支援の内容や施設での約束ごと
について保護者等にわかりやすく説明している。
a
b
(4) 保護者が意見や苦情を述べやすい環境
①
②
③
保護者が相談したり意見を述べたりしたい時に相談方法や相談相手を選択できる
環境を整備し、子どもに伝えるための取組を行っている。
苦情解決の仕組みを確立し、保護者等に周知する取組を行うとともに、苦情解決
の仕組みを機能させている。
保護者等からの意見等に対して迅速に対応している。
b
b
b
(5) 被措置児童等虐待対応
②
いかなる場合においても体罰や子どもの人格を辱めるような行為を行わない
よう徹底している。
子どもに対する暴力、言葉による脅かし等の不適切なかかわりの防止と早期
発見に取り組んでいる。
③
被措置児童等虐待の届出・通告に対する対応を整備し、迅速かつ誠実に対応
している。
①
a
b
a
◇特に評価が高い点
●施設のホームページで院の概要や行事を紹介、また、ミニコメントも掲載しています。
●入所に関する説明書(保護者用と一般用)が用意され、絵・写真を多く取り入れ、わかりやすい
ものとなっています。また、見学記録簿(任意)が備え付けられいます。
●施設紹介用のパワーポイントを作成し、必要に応じて来院者用の説明として用いられています。
●訪問者(保護者を含む)対して、子どもの養育についての理解をすすめるため、子どもの成長過
程に応じた説明書(協力のお願い)が用意されています。
●主務者会議(院長、主任・副主任、グループホーム責任者、心理担当、事務職等で構成)におい
て、苦情解決に向けての取り組みを行っています。
●体罰を伴わない的確な援助技術の習得方法については、心理職が中心となって研修が行われてい
ます。また、心理職は、毎月『心理だより』を作成し、子どもの心理の傾向やかかわり方への配
慮、心理用語の解説など、他の職種との情報共有や提供につとめています。
●全乳協作成の「より適切な関わりをするためのチェックポイント」をもとに、職員一人ひとりが
(毎日用と各月用の2種類あり)子どもへのかかわり方の振り返りが行われています。また、その
内容を職員全員で共有し、よりよい養育の方法を検討する機会を設け、職員の養育の質の向上に取
り組まれています。
●子どもの居室には、通常の窓のほか、子ども目線での小窓を設け、死角を少なくするとともに、
睡眠時等にはカーテンで遮閉し、落ち着ける環境に工夫されています。
9
5 事故防止と安全対策
第三者
評価結
果
事故、感染症の発生時など緊急時の子どもの安全確保のために、組織として
体制を整備し、機能させている。
② 災害時に対する子どもの安全確保のための取組を行っている。
子どもの安全を脅かす事例を組織として収集し、要因分析と対応策の検討を
③
行い、子どもの安全確保のためにリスクを把握し対策を実施している。
◇特に評価が高い点
①
a
a
a
●子どもの居室、食堂、調理室等主要な各部署にソリューションウオーター加湿器を配することに
より、院内の除菌効果を高め、感染症予防につとめています。
●防犯機器として舎外向け防犯カメラ6台、舎周囲の赤外線センサー、警備会社警備員による夜間
巡回および非常通報装置が配備されています。また、職員による各部署ごとの戸締りチェックリス
トの活用が行われています。
●不審者対応については、役割を分担し不審者の侵入を想定した訓練が適宜行われています。ま
た、訓練の様子を写真に残し、実施後はその結果を振り返り、事後の対応に取り組まれています。
●外出時には、職員が必ず子どもに同行し、子どもが単独で行動することがないように目を届かせ
ています。
●職員に災害時等「携帯カード」を配付し、災害別に出動基準や安否確認方法等について周知が図
られています。
●緊急避難場所を敷地内に1~3、敷地外に4~5と段階ごとに避難場所を指定するとともに、避難経
路を定めて図示し、避難訓練とあわせて職員に周知されています。
●備蓄品は食品と備品とに区別し、食品は3日分を食堂に、さらに1日分を避難場所ともなってい
る、隣接の大手住宅総合メーカー工場に配備しています(年2回点検し、更新)。
●九州地区の乳児院17か所が「災害時相互支援協定」を結び(平成26年4月7日)、災害時における
支援態勢が強化されています。
●消防署の指導による消防(防災総合)訓練を年1回のほか、宿直職員による夜間訓練を年2回、そ
の他通常訓練を毎月行っています。
●薬品、消毒剤、石けん・洗剤、刃物・ハサミなどの危険物については、環境整備担当が点検表に
より数量チェックを行い、鍵付きの戸棚に各クラスごとに収納・保管するとともに、工具類も同様
に施錠できる保管庫で適正に収納・在庫管理されています。
●子ども一人ひとりの健康観察記録(朝・夕の体温、食事(哺乳)状況、排便、身体状況、処置・
受診状況等)が毎日行われるとともに、各養育単位グループごとに一括して個々の状況が管理さ
れ、インシデント・アクシデントのチェックを含め担当職員間に申し送られています。また、イン
シデント・アクシデントについては、職員会議等で分析・検証、改善策を検討し、未然防止が図ら
れています。
10
6 関係機関連携・地域支援
第三者
評価結
果
(1) 関係機関等の連携
①
施設の役割や機能を達成するために必要となる社会資源を明確にし、児童相
談所など関係機関・団体の機能や連絡方法を体系的に明示し、その情報を職
員間で共有している。
a
②
児童相談所等の関係機関等との連携を適切に行い、定期的な連携の機会を確
保し、具体的な取組や事例検討を行っている。
a
(2) 地域との交流
①
②
③
子どもと地域との交流を大切にし、交流を広げるための地域への働きかけを
行っている。
施設が有する機能を地域に開放・提供する取組を積極的に行っている。
ボランティア受入れに対する基本姿勢を明確にし、受入れについての体制を
整備している。
b
b
a
(3) 地域支援
①
②
地域の具体的な福祉ニーズを把握するための取組を積極的に行っている。
地域の福祉ニーズに基づき、施設の機能を活かして地域の子育てを支援する
事業や活動を行っている。
a
a
◇特に評価が高い点
●関係機関等については、管内児童相談所をはじめ、関係市町村、県主管課、環境福祉事務所、警
察、消防、医療機関(救急対応を含む)、児童発達支援センター、関係児童福祉施設、障害児入所
施設、県・九州乳児福祉協議会等想定されるものを網羅し、所要の場所に掲示するなど職員への周
知が図られ、外部からの問い合わせにも対応しています。
●施設長は2市1町(直方、宮若、鞍手)の要保護児童対策地域協議会(以下、要対協という)に出
席しています。担当者レベルでの連絡会(月1回)でも、事例検討会や地域の要養護児童の状況の
把握、支援体制づくりの話し合いなどで指導力を発揮されています。また、要対協の関係者に対す
る研修等の講師としての役割も担っています。
●施設長は田川・京築・宗像児童相管内の児相と児童福祉施設との月1回の会議に出席し、情報の
共有を図っています。
●『地域に根ざした思いやり施設を』と銘打って、地域連携推進を打ち出し、地域交流事業計画を
もとに、地域交流の推進、ボランティアおよび施設見学・研修の受け入れ等を積極的に行っていま
す。
●地域行事に積極的に参加し、里親サロン(里親登録者や里親の交流の場)を院内で行っていま
す。
●救急救命法(誤えん時対応等を含む)について、地域住民や里親、隣接の建設会社等に呼びか
け、消防署の協力を得て、施設内でAED等を使用しての講習会が行われています。また、消防(防
災総合)訓練は隣接の大手住宅総合メーカー工場の職員と合同で行っています。
●施設長と心理職が要対協に出席し、関係市町村の児童に関するデーターや具体的福祉ニーズを積
極的に把握するとともに、実際の事業展開に結びつけられています。
●民生委員・児童委員の会議に舎内の地域交流スペースを提供するとともに、地域の要養護児童等
の状況や子育て支援についてのニーズの把握につとめています。
●病児・病後児保育事業等地域が必要とする福祉ニーズに関して、地元自治体等に積極的に働きか
け、本施設がその役割を担うべく施設整備をすすめるなど、具体的な事業展開を図っています。
●子育て支援策として乳児院がかかわる事業に関し、母子手帳への記載を自治体に働きかけ採用さ
れるなど、種々の情報媒体を用いた制度の周知へ向けて積極的に取り組まれています。
11
7 職員の資質向上
第三者
評価結
果
①
②
③
④
組織として職員の教育・研修に関する基本姿勢が明示されている。
職員一人一人について、基本姿勢に沿った教育・研修計画が策定され計画に
基づいて具体的な取組が行われている。
定期的に個別の教育・研修計画の評価・見直しを行い、次の研修計画に反映
させている。
スーパービジョンの体制を確立し、施設全体として職員一人一人の援助技術
の向上に努めている。
a
b
b
b
◇特に評価が高い点
●中・長期計画の経営理念として「創意工夫」による支援を前面に、①基本理念に基づく養育支援
の浸透。②地域に根ざした事業の展開。③ケアの小規模化を視野に入れた家庭的養護の推進を基本
として、多岐にわたる施設機能の強化を目指すことを明示しています。
●「家庭的養護推進計画」にもとづき、小規模グループケアの推進(平成41年度の完全移行を目
標)に伴い、中・長期計画において、職員の確保・専門性の向上等の人材育成について定めていま
す。
●職員がお互いの職務内容を理解し、連携を深めるための取り組みとして職種別に「おたより」
(①看護だより②OTだより③心理だより④保育だより⑤給食だより⑥里親だより)を輪番で作成
し、職員会議等で話し合いを持つなど見識を深め、養育の質の向上につとめています。当該仕組み
をOJTにとり入れるなど、活用方の工夫により、チームアプローチにつなげる取り組みが期待でき
ます。
8 施設の運営
第三者
評価結
果
(1) 運営理念、基本方針の確立と周知
①
②
③
④
法人や施設の運営理念を明文化し、法人と施設の使命や役割が反映されてい
る。
法人や施設の運営理念に基づき、適切な内容の基本方針が明文化されてい
る。
運営理念や基本方針を職員に配布するとともに、十分な理解を促すための取
組を行っている。
運営理念や基本方針を保護者等に配布するとともに、十分な理解を促すため
の取組を行っている。
a
a
a
b
(2) 中・長期的なビジョンと計画の策定
①
②
施設の運営理念や基本方針の実現に向けた施設の中・長期計画が策定されて
いる。
各年度の事業計画は、中・長期計画の内容を反映して策定されている。
事業計画を、職員等の参画のもとで策定されるとともに、実施状況の把握や
評価・見直しが組織的に行われている。
事業計画を職員に配布するとともに、十分な理解を促すための取組を行って
④ いる。
事業計画を保護者等に配布するとともに、十分な理解を促すための取組を
⑤ 行っている。
◇特に評価が高い点
③
a
a
b
b
b
●基本理念は、中・長期計画、事業計画に明示され、事業計画には課題や目標を重点事項として計
画の根拠が示されています。
●社会の動向を踏まえ課題を見通した中・長期計画書が策定され、施設の将来像やビジョンが示さ
れています。また、ホームページのトップページで、「平成27年度より病児・病後児保育事業開始
予定」や「新たに小規模グループホーム3棟を新設予定」の紹介を行っています。
●病児・病後児保育施設や小規模グループホームの施設整備については、子どもたちの生活グルー
プ単位で養育・支援を行う生活完結型の構造とし、安全面にも配慮したものとして設計されていま
す。
●事業計画は、中・長期計画の内容を反映し、計画の根拠を示すとともに、昨年度の事業見直しを
行った結果の課題について、解決を図るための方策をも含むものとして策定されています。
12
第三者
評価結
果
(3) 施設長の責任とリーダーシップ
①
②
③
④
施設長は、自らの役割と責任を職員に対して明らかにし、専門性に裏打ちさ
れた信念と組織内での信頼をもとにリーダーシップを発揮している。
施設長自ら、遵守すべき法令等を正しく理解するための取組を行い、組織全
体をリードしている。
施設長は、養育・支援の質の向上に意欲を持ち、組織としての取組に十分な
指導力を発揮している。
施設長は、経営や業務の効率化と改善に向けた取組に十分な指導力を発揮し
ている。
a
b
a
a
(4) 経営状況の把握
①
②
③
施設運営をとりまく環境を的確に把握するための取組を行っている。
運営状況を分析して課題を発見するとともに、改善に向けた取組を行ってい
る。
外部監査(外部の専門家による監査)を実施し、その結果に基づいた運営改
善が実施されている。
a
a
c
◇特に評価が高い点
●「言葉のプレゼント」と称し、施設長のメッセージを舎内の見やすい箇所に掲示するとともに、
ホームページで発信しています。
●施設紹介用ビデオ、パワーポイント用資料を用意し、施設見学や研修で活用されています。
●直接の業務以外の施設横断的な係分担を定めることにより、養育・支援の質の向上について組織
内に具体的な体制を構築し、施設長自らもその活動に積極的に参画しています。
●関係自治体の子ども子育て会議の資料等に基づき福祉ニーズを把握し、新たな事業展開に活かさ
れています。
◇改善が求められる点
●外部監査は行われておりませんが、監事である公認会計士による経理・経営状況の確認が行われ
ています。本評価基準では、外部監査は運営の透明性の確保に有意義であり、業務改善にも資する
ものとして、外部監査の実施を求めています。
第三者
評価結
果
(5) 人事管理の体制整備
①
②
③
④
施設が目標とする養育・支援の質を確保するため、必要な人材や人員体制に
関する具体的なプランが確立しており、それに基づいた人事管理が実施され
ている。
客観的な基準に基づき、定期的な人事考課が行われている。
職員の就業状況や意向を定期的に把握し、必要があれば改善に取り組む仕組
みが構築されている。
職員処遇の充実を図るため、福利厚生や健康を維持するための取組を積極的
に行っている。
a
b
b
b
(6) 実習生の受入れ
①
実習生の受入れと育成について、基本的な姿勢を明確にした体制を整備し、
効果的なプログラムを用意する等積極的な取組をしている。
a
◇特に評価が高い点
●中・長期計画において、養育・支援の向上のための施設整備にあわせて人材育成について定め、
専門職の配置や人員体制の充実が図られています。
●心理職が他の職員のスーパービジョン、コンサルテーション(子どもへの支援を通してのも
の)、メンタルヘルスに関する役割を担っています。
●実習受け入れ職種別ごとに実習プログラムを作成し、実習依頼校と連携しながら実習がすすめら
れています。
13
第三者
評価結
果
(7) 標準的な実施方法の確立
①
養育・支援について標準的な実施方法を文書化し、職員が共通の認識を持っ
て行っている。
a
②
標準的な実施方法について、定期的に検証し、必要な見直しを組織的に実施
できるよう仕組みを定め、検証・見直しを行っている。
b
(8) 評価と改善の取組
①
②
施設運営や養育・支援の内容について、自己評価、第三者評価等、定期的に
評価を行う体制を整備し、機能させている。
評価の結果を分析し、施設として取り組むべき課題を明確にし、改善策や改
善実施計画を立て実施している。
b
b
◇改善が求められる点
●全般的に規程、マニュアル・手順書等整備は十分に図られ検証・見直しも行われていますが、改
定記録日が記されていないものが見受けられます。職員への周知や最新版であることの確認のため
に、日付や改定記録を記すことを望みます。
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