平 成 2 6 年 7 月 7 日 安全対策連絡協議会会員各位 在ミラノ日本国総領事館・警備 北イタリア治安情勢通報(2014年・第9号) 防犯対策 最近,当館ホームページに「総領事館からのお願い」(※1)を掲載したことより,皆様から電話 や電子メール等で,身近な治安情報を提供いただくことが増えてきました。今後とも皆様のために安 全対策情報を提供していきたいと思いますので,引き続きご協力をお願いいたします。 最近のミラノの治安状況としては,スリ,置き引き及び車上狙い等の犯罪が,依然として多く発生 しているほか,日本人の住居を狙った空き巣(※2)が多く発生しており,在留邦人や旅行者の皆様 には十分注意いただく必要があります。 そのような犯罪への対処を効果的に実施していただくために,以下の資料を作成しましたのでご活 用ください。 被害状況及び防犯対策 ミラノ等北イタリアでの旅行または外出時には,下記の被害状況及び防犯対策を参考にして,犯罪 被害に遭うことのないよう注意してください。 1 スリの状況 スリは,駅や列車内,買い物中などあなたを狙っています。 【事例1】 ミラノの地下鉄ガリバルディ駅において,2~3人の少女の集団に囲まれパスポートと現金などの 入ったポーチを盗まれた。 【事例2】 ミラノ中央駅構内において,2人組の男性に囲まれショルダーバッグ内のパスポートや現金などを 盗まれた。 【事例3】 ミラノ中央駅構内において,切符を買う時にバッグからパスポートと現金を盗まれた。 2 置き引きの状況 こんなところで被害に遭っています。気を付けましょう。 ▲列車内の網棚 ▲駅の券売機付近 ▲待機中のホテルのロビー ▲買い物中の店舗内 ▲飲食店などで席を離れたすきに 【事例1】 ホテルのレストランにおいて,朝食中に,座席に置いていたパスポートと現金などの入ったポーチ を盗まれた。 【事例2】 ホテルにおいて,男性に「床に落ちているお金はあなたのか」と声を掛けられた時に,横に置いてい たパスポートと現金などの入ったバッグを盗まれた。 【事例3】 店舗内において,リュックサックを足元に置いていた時に,別のリュックサックにすり替わってい た。 【防犯対策】 ●所持品は身につけ,手から離さないようにしましょう。 ●レストランでの飲食時は,貴重品は身に付けるなど,特に注意しましょう。 3 車上狙いの状況 油断は禁物! 路上又は駐車場で駐車中の被害がほとんどを占めています。 【事例1】 高速道路サービスエリアにおいて,車内に置いていたパスポートと現金などの入ったカバンを盗ま れた。 【事例2】 ポルタ・ヴェネツィア地区のラヴァテル広場の路上に駐車中,車の後部座席の窓ガラスが割られ, 貴重品の入ったカバンを盗まれた。 【事例3】 ミラノにおいて,赤信号で停車している時に男性が「タイヤがパンクしている」と声を掛けてきた ので確認するとパンクしていた。その後,男性とともにガソリンスタンドに移動して修理中に,車内 からパスポートと現金などの入ったカバンを盗まれた。 【防犯対策】 ●車から離れるときは短時間でも「ドアロック」を確実にしましょう。 ちょっと車から離れるときも,必ずドアロックをしましょう。 ●車内の見えるところに現金・貴重品・バッグ等を放置しないようにしましょう。 現金,貴重品,バッグ等を車内に置いたまま車から離れないようにしましょう。 ドアロックをしても,車外から小銭やバッグなどが見えると,車上ねらいのターゲットになり ます。 ●警報ブザーを活用しましょう。 車外の見えるところに「警報装置設置」などの標示物を置いておくのも一つの方策です。 (※1)「北イタリア治安情勢通報2014年第7号(総領事館からのお願い)」参照 http://www.milano.it.emb-japan.go.jp/sicurezza/2014/2014_07.html (※2)「北イタリア治安情勢通報2014年第3号(ミラノにおける空き巣の注意喚起)」参照 http://www.milano.it.emb-japan.go.jp/sicurezza/2014/2014_03.html 本通報に関する問い合わせ先 総領事館代表電話:02-6241141 [email protected] (警備班)
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