JDF - CIP4 Japan

PAGE2008
間違いの無いJDF導入を
実行する為の指針
木村 哲雄
CIP4 Japan 代表
株式会社プリンテクノ 代表取締役
日本初で唯一のJDFコンサルタント企業
プリントプレナー木村哲雄
株式会社プリンテクノ 代表取締役
CIP4 Japan:
代表
CIP4国際印刷生産革新賞:選考委員
日本印刷技術協会:
客員研究員
現状印刷物の原価構成比率(例)
外注・資材, 5%
配送, 2%
営業, 36%
制作・生産, 26%
工務・購買, 31%
出展:JAGATデータ
JDF-WF印刷物原価構成比率(例)
外注・資材, 6% 配送, 3%
営業, 13%
工務・購買, 13%
制作・生産, 65%
CIP4とJDFについて
CIP4:The International Cooperation for the Integration of
Processes in Prepress, Press and Postpress Association
プリプレス、プレス、ポストプレスのプロセスの統合に関する国際協力協会
JDF:Job Definition Format
印刷用業務定義フォーマット:印刷業務全体を自動化し、最終的に一元管理
可能とする為に、業務遂行に必要な全ての情報(作業内容、作業指示、工程
管理等の情報)を定義する為のフォーマット
ハイデルベルグ、アグファ、マンローランド、アドビの4社は、PPFをさらに
発展させエンド・トゥ・エンド、即ち発注から納品までの工程を一元管理する
新しい業務定義フォーマットであるJDFを開発し、2001年4月にVer1.0を
発表した。
PDFの普及によって使われるようになった、プリプレスのジョブを定義する
PJTF (Adobe Portable Job Ticket Format)と、プレス、ポストプレスの
ジョブ
を定義するPPFを取り込んだもので、記述方式はW3C標準のXMLに準拠し
ている。
CIP4のリファレンスモデル
クラス別会員企業数と会費
Partner Member:
US$ 15,000/Year
クラス別会員企業数
Full Member:
US$ 3,000/Year
Associate Member:
US$
150/Year
7 14
138
Partner
143
Full
Associate
Appointed
地域別会員企業数
地域別会員企業数
45
79
ヨーロッパ
178
アメリカ大陸
アジア・オセアニア
国別会員企業数
国別会員企業数
80
USA
ドイツ
60
40
日本
イギリス
20
0
ベルギー オランダ
業種別会員企業数
業種別会員企業数
23
17 7 15
135
26
79
ベンダー
ユーザー
コンサルタント
調査・教育
業界団体
代理店
その他
業務領域別会員企業数
業務領域別会員企業数
10
103
123
20
プリプレス
プレス
46
ポストプレス
その他
不明
国別業種別比較
国別職種比較
30
25
20
15
10
日本
USA
オランダ
調査・教育
ベルギー
イギリス
業界団体
ドイツ
5
0
その他
ベンダー
ベンダー
ユーザー
調査・教育
コンサルタント
業界団体
代理店
その他
CIP4会員の傾向について
• 日本はほとんどがベンダー会員
• ユーザー会員数はUSAが最多でヨーロッパも多い
• 欧米ではベンダー、ユーザーに次いでコンサルタント
が多い
• ヨーロッパでは調査・教育関連が多く、技術系大学で
JDFの研究も行われている
• USAでは多くの印刷業界団体との協業が進んでおり、
JDFセミナーなど充実している
CIP4会員情報から得られた結論
CIP4からの情報は全て英語の為、従来は国内印刷
業界の皆様にとってJDFは難解なものでした。
CIP4 Japanは多くのJDF関連日本語情報を今後も提供
し続け、皆様のお役に立ちたいと考えています。
また、全世界のCIP4ユーザー会員(印刷会社、制作
会社等)は79社ですが、日本はわずか2社に過ぎず、
圧倒的に欧米企業が占めております。その理由はJDF
ワークフローや設備の導入に関して、ユーザー自らが
情報を得る為に会員となっています。
CIP4 JapanはCIP4へ参加希望(全てのクラスの会員)
の皆様のサポートも行いますので、お問合せ下さい。
JDFとその他標準活動との連携
PPML/VDX
PPML
PDF/X
CGATS SC6
PrintTalk
PrintTalk
UP3I
PODi
IFRA
JDF
UP3I
ICC
ICC
IDEアライアンス
Space/X12
Papinet
IfraTrack
CIP4 InteropとFace to Face
Meeting
• 4回/1年の予定で開催
¾ 2006-Nov:Quebec
¾ 2006-May:Tokyo
¾ 2005-Nov:Strasbourg
• JDF Tutorial and
Developer Meeting
• Working Group
Meeting
• Inter Operability
Testing
ICS仕様書の構成
レイアウト
作成者
から
面付け
ICS
プリプレス
から
一般
印刷
ICS
MIS
から
プリプレス
ICS
MIS
から
一般
印刷
ICS
MIS ICS
JMF ICS
基本ICS
JDF仕様
MIS
から
後加工
ICS
デジタル
印刷
ICS
製本
ICS
JDF Tutorial and Developer
Meeting
JDF導入戦略の基本的考え方
• JDF導入は各社の事業戦略のかなめとして捉え
、3年∼5年の期間を必要とする事を認識する
• 現有(アナログ的)システムや業務フローに固執
せず、将来を見据えたデジタルワークフローへ
の切り替えを重視する
• 大規模な導入は行わず、最も効果が得られる
業務から着手し、段階的に範囲を広げてゆく
JDF導入スケジュール(例)
2年目
1年目
フィージ
ビリティ
スタディ
全体計画
決定と
第1次導入
を開始
自社内
3年目
実績データを
基に評価し、
計画修正後
第2次導入
を開始
第2フェーズ
新システム 新システム
習熟への の実運用と
社内教育 実績データ
の実施
の集計
4年目
5年目
最終フェーズ
コンサルタント
ベンダー 新システム 新システム
成果
検証と最新
調査と 導入担当
判定
選定支援 への支援 ベンダー情報
各ベンダー
A社MIS
B社装置
導入
導入
稼動、保守
稼動、保守
第2フェーズ
最終フェーズ
フィージビリティスタディの体制
社長(経営陣)
中期事業戦略
財務状況確認
ステークホルダー対策
導入計画立案
導入チーム編成
社内教育計画
JDF導入専任
現有設備情報
業務棚卸実施
課題への対策
コンサルタント
KI 手法の指導
他社導入事例
導入機種情報
プリンテクノが支援可能な
JDF開発テーマ
Prepress ICS
対応パーサ
Conventional Printing
ICS対応パーサ
LCI ICS対応
JDFパーサ
MISシステム
MIS to Finishing
ICS対応パーサ
ODP ICS対応
JDFパーサ
独自コマン⇔JDF/JMF
コンバータターミナル
JDF開発日本語環境
JDF仕様書
日本語版
ICS仕様書
日本語版
JDF開発
ツール
日本語版
zレーザープリンタ、インクジェットプリンタ等のJDF対応に向けた
開発環境の構築が可能となる
zレガシーMIS(FileMaker, MS-Accessベース等)からJDF-MIS製品
開発へ短期間で移行が可能となる
z印刷会社、PSPや印刷物ベンダーまでもが、自らに最適なJDF
ワークフロー構築や新たなビジネスモデルを展開できる
JDF仕様書日本語翻訳版
JDF開発ツール日本語版
成功へ向けてのステップ
ップ
テ
応ス
対
JDF
発
開
製品 応
始
開
開発 ー タ
デ
JDF ータ
バ
コン
発
開
テム ク
ス
シ Fワー
D
JD
ー
フロ
対
JDF ス
イ
デバ
ップ
ア
ン
ジョ
ー
バ
JDF
JDF開発プログラム頒布について
• JDF開発スターターキット完全版
• JDF開発スターターキットVer1.3専用版
• JDF関連ドキュメント完全版
• JDF関連ドキュメント Ver1.3専用版
• JDF Ver1.3仕様書単体版
各パッケージに関する詳細は「JDFプログラム
頒布のご案内」リーフレットをご覧下さい。
ご清聴ありがとうございました。
CIP4 Japanブース B-16