ワールド・ソブリン・ラップ

受益者のみなさまへ
毎々格別のお引き立てに預かり、厚くお礼申し
上げます。
さて、ご投資いただいております『ワールド・
ソブリン・ラップ』は、2015 年 1 月 15 日に第 10 期
決算を行いました。
当ファンドは、主として日本を除く世界各国の
公社債に投資し、長期的に安定した利息収益の確
保と投資信託財産の成長を目指します。当作成対
象期間につきましても、これに沿った運用を行い
ました。ここに期中の運用状況をご報告申し上げ
ます。
今後とも一層のお引き立てを賜りますようお願
い申し上げます。
ワールド・ソブリン・ラップ
追加型投信/海外/債券
【 交 付 運 用 報 告 書】
作成対象期間(2014年 1 月16日~2015年 1 月15日)
第10期末(2015年1月15日)
基準価額
11,828円
純資産総額
1,627百万円
第10期
騰落率
14.4%
分配金(税込み)合計
340円
第10期(決算日2015年 1 月15日)
(注)騰落率は分配金(税込み)を分配時に再投資したものとみなして計
算したもので、小数点以下第 2 位を四捨五入して表示してあります。
(注)純資産総額の単位未満は切り捨てて表示してあります。
<お知らせ>
運用報告書は、「投資信託及び投資法人に関する法律」の
改正により 2014 年 12 月 1 日以降に作成期日が到来する
ものから交付運用報告書と運用報告書(全体版)に二段
階化されています。
この運用報告書は交付運用報告書です。
当ファンドは、投資信託約款において運用報告書(全体版)
に記載すべき事項を、電磁的方法によりご提供する旨を
定めております。右記ホームページの「基準価額一覧」
などから当ファンドのファンド名称を選択することによ
り、ファンド詳細ページにおいて運用報告書(全体版)
を閲覧およびダウンロードすることができます。
運用報告書(全体版)は、受益者のご請求により交付さ
れます。交付をご請求される方は、販売会社までお問い
合わせください。
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1
新
光
投
信
株
式
会
社
東京都中央区日本橋 1 丁目 17 番 10 号
http://www.shinkotoushin.co.jp/
当運用報告書の内容についてのお問い合わせ先
ヘルプデスク 0120-104-694(フリーダイヤル)
受付時間は営業日の午前9時~午後5時です。
(18225-9916)
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ワールド・ソブリン・ラップ
運用経過
期中の基準価額等の推移
(2014 年 1 月 16 日~2015 年 1 月 15 日)
(円)
13,500
(百万円)
1,850
13,000
1,800
12,500
1,750
12,000
1,700
11,500
1,650
11,000
1,600
10,500
1,550
10,000
1,500
第9期末
(2014/1/15)
第10期末
(2015/1/15)
基準価額(左軸)
シティ世界国債インデックス(除く日本、円ベース)(左軸)
分配金再投資基準価額(左軸)
純資産総額(右軸)
期 首:10,641円
期 末:11,828円(既払分配金:340円)
騰落率: 14.4%(分配金再投資ベース)
(注)分配金再投資基準価額は、分配金(税込み)を分配時に再投資したものとみなして計算したもので、
ファンド運用の実質的なパフォーマンスを示すものです。
(注)分配金を再投資するかどうかについてはお客様がご利用のコースにより異なり、また、ファンドの購入価額により課税条件も異なりますので、お客様の損
益の状況を示すものではありません。
(注)分配金再投資基準価額およびシティ世界国債インデックス(除く日本、円ベース)は、2014 年 1 月 15 日の値が基準価額と同一となるように指数化してあり
ます。
(注)上記騰落率は、小数点以下第 2 位を四捨五入して表示してあります。
(注)シティ世界国債インデックス(除く日本、円ベース)は当ファンドのベンチマークです。詳細は 12 ページをご参照ください。
○基準価額の主な変動要因
当ファンドは、
「シティ世界国債インデックス(除く日本、円ベース)」をベンチマークとし、同インデッ
クス採用国の国債、政府機関債、国際機関債等を主要投資対象としています。
中国の景況悪化やアルゼンチンペソの急落などから投資家のリスク回避姿勢が強まり、当ファンドの
投資通貨は対円で下落して始まりました。このことから期首に 10,641 円でスタートした基準価額は、
2014 年 2 月 4 日に 10,394 円(期中安値)まで下落しました。その後は、米国の緩やかな景気回復ペース
から市場の早期利上げ観測が遠のいたこと、ユーロ圏で景気やインフレ率の低迷が続き、ECB(欧州
中央銀行)が追加金融緩和に踏み切るとの見方が強まったことなどを背景に米国やユーロ圏など主要な
投資国の金利低下(債券価格は上昇)が進み、これを受けて基準価額は緩やかな上昇に転じました。10
月末には日銀が追加金融緩和策を発表したことで、投資通貨が対円で大きく上昇する展開となり、12 月
8 日には基準価額が 12,533 円(期中高値)まで上昇しました。期末にかけては、原油など資源価格の大
幅な下落やユーロ圏で量的緩和策が実施されるとの観測から、資源国通貨やユーロなど欧州通貨を中心
に円高が進みました。このことから基準価額は下落に転じ、期末の基準価額は 12,168 円(分配金込み)
となりました。
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ワールド・ソブリン・ラップ
1 万口当たりの費用明細
項
(a) 信
目
託
金
報
(2014 年 1 月 16 日~2015 年 1 月 15 日)
当
額
円
120
酬
期
項 目 の 概 要
率
%
経過日数
1.080 (a)信託報酬=期中の平均基準価額×信託報酬率× 365
比
(
投
信
会
社
)
( 54)
(0.487) 委託した資金の運用、基準価額の算出などの対価
(
販
売
会
社
)
( 60)
(0.539) 購入後の情報提供、運用報告書など各種書類の送付、分配金・償還金・換金代金
(
受
託
会
社
)
(
(0.054) 運用財産の管理、委託会社からの指図の実行などの対価
(b) そ
の
他
費
用
6)
支払などの事務手続きなどの対価
5
0.047
(b)その他費用=期中のその他費用÷期中の平均受益権口数
(
保
管
費
用
)
(
5)
(0.041) 保管費用は、海外における保管銀行などに支払う有価証券などの保管および
(
監
査
費
用
)
(
1)
(0.005) 監査費用は、監査法人などに支払うファンドの監査に係る費用
)
(
0)
(0.001) その他は、信託事務に係る諸費用など
(
そ
合
の
他
計
資金の送金・資産の移転などに要する費用
125
1.127
期中の平均基準価額は、11,125円です。
(注)期中の費用(消費税等のかかるものは消費税等を含む)は、追加・解約により受益権口数に変動があるため、簡便法により算出した結果です。
(注)各金額は項目ごとに円未満は四捨五入してあります。
(注)各比率は1万口当たりのそれぞれの費用金額(円未満の端数を含む)を期中の平均基準価額で除して 100 を乗じたもので、項目ごとに小数点以下第4位を
四捨五入して表示してあります。
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ワールド・ソブリン・ラップ
最近 5 年間の基準価額等の推移
(2010 年 1 月 15 日~2015 年 1 月 15 日)
(円)
18,000
(百万円)
3,000
16,000
2,500
14,000
2,000
12,000
1,500
10,000
1,000
8,000
6,000
2010/1
500
2011/1
2012/1
2013/1
2014/1
基準価額(左軸)
分配金再投資基準価額(左軸)
シティ世界国債インデックス(除く日本、円ベース)(左軸)
純資産総額(右軸)
0
2015/1
(注)分配金再投資基準価額は、分配金(税込み)を分配時に再投資したものとみなして計算したもので、
ファンド運用の実質的なパフォーマンスを示すものです。
(注)分配金を再投資するかどうかについてはお客様がご利用のコースにより異なり、また、ファンドの購入価額により課税条件も異なりますので、お客様の損
益の状況を示すものではありません。
(注)分配金再投資基準価額およびシティ世界国債インデックス(除く日本、円ベース)は、2010 年 1 月 15 日の値が基準価額と同一となるように指数化してあり
ます。
2010年1月15日 2011年1月17日 2012年1月16日 2013年1月15日 2014年1月15日 2015年1月15日
決算日
決算日
決算日
決算日
決算日
決算日
基準価額
(円)
9,522
8,424
8,060
9,553
10,641
11,828
期間分配金合計(税込み) (円)
-
240
170
260
300
340
分配金再投資基準価額騰落率(%)
-
△ 9.0
△ 2.3
21.7
14.5
14.4
シティ世界国債インデックス
(%)
-
△ 10.1
△ 2.4
25.5
17.4
14.8
(除く日本、
円ベース)
騰落率
純資産総額
(百万円)
2,070
1,358
1,163
1,466
1,613
1,627
(注)上記騰落率は、小数点以下第 2 位を四捨五入して表示してあります。
(注)純資産総額の単位未満は切り捨てて表示してあります。
(注)騰落率は 1 年前の決算応当日との比較です。
(注)シティ世界国債インデックス(除く日本、円ベース)は当ファンドのベンチマークです。詳細は 12 ページをご参照ください。
(注)海外の指標は、基準価額の反映を考慮して、現地前営業日の終値を採用しています。
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投資環境
(2014 年 1 月 16 日~2015 年 1 月 15 日)
【北米圏】
米国債券市場では、2014 年 1 月に市場予想を大きく下
回る雇用統計が発表され、米国景気の強い回復期待が後
退したこと、アルゼンチンペソの急落を受けて新興国の
経済に対する懸念が台頭したことなどから米国 10 年国債
利回りは低下して始まりました。その後もイエレンFR
B(米国連邦準備制度理事会)議長が「雇用の質」を重
視し、低金利政策の長期化を示唆したことや、中東およ
びウクライナ情勢の緊迫化、原油価格の下落によりイン
フレ率が鈍化するとの見方から利回りの低下が続きまし
た。カナダ 10 年国債利回りは概ね米国国債利回りに連動
しました。
北米10年国債利回りの推移
(%)
3.5
アメリカ
カナダ
3.0
2.5
2.0
1.5
1.0
2014/1/15
2015/1/15
【欧州圏】
欧州債券市場では、物価低迷からECB(欧州中央銀行)が 6 月にマイナス金利を導入するなど追加
緩和を実施したこと、ウクライナでの政情不安や原油価格下落により景気や物価の下押しが続いている
ことなどを背景にドイツ 10 年国債利回りは低下が進みました。フランス、オランダ国債利回りは概ねド
イツ国債と連動しました。イタリアやスペインなどユーロ圏周辺国の 10 年債利回りは、景気や物価の低
迷からECBが量的緩和の実施に踏み切るとの見方を背景に一段と利回りが低下しました。英国 10 年国
債利回りは、良好な景気指標などから横ばいでの推移が続いていましたが、秋以降インフレ率が鈍化し
たことなどから早期利上げ観測が後退し、利回りは低下に転じました。
(%)
5.0
ユーロ圏主要国10年国債利回りの推移
4.0
ドイツ
スペイン
フランス
オランダ
(%)
4.0
イタリア
ユーロ圏周辺国10年国債利回りの推移
3.5
イギリス
スウェーデン
デンマーク
ノルウェー
3.0
2.5
3.0
2.0
2.0
1.5
1.0
1.0
0.0
2014/1/15
0.5
0.0
2014/1/15
2015/1/15
2015/1/15
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【為替市場】
米ドル/円相場は、米国の雇用統計が市場予想を下回っ
たこと、アルゼンチンペソの急落やウクライナの政情不安
を受けて投資家のリスク回避姿勢が強まったことで期初
は米ドル安円高が進みました。しかしその後は、米国の景
気回復が続き、利上げに踏み切る環境が整いつつあること
や、黒田日銀総裁が追加緩和の可能性について言及したこ
となどを背景に米ドル高円安に転じました。10 月末には
日銀が追加緩和の実施を発表したことで米ドル高円安が
一段と進みました。
カナダドル/円相場は、概ね米ドル/円相場と連動して
推移しました。しかしながら、期後半以降は原油価格の下
落などを受けて、カナダドル高円安の進行は相対的に小幅
に留まりました。
(円)
125
120
北米通貨の対円レートの推移
米ドル
カナダドル
115
110
105
100
95
90
2014/1/15
2015/1/15
ユーロ/円相場は、アルゼンチンペソの急落やウクライナの政情不安などから米ドル安円高が進んだ
ことや、ユーロ圏のインフレ率が低水準に留まり追加緩和観測が高まったことを受けて、ユーロ安円高
が進みました。10 月末には日銀の追加緩和策発表を受けてユーロ高円安に振れる場面はあったものの、
原油安やドラギECB総裁の発言などからECBが量的緩和の実施に踏み切るとの見方が強まり、再び
ユーロ安円高に転じました。
英ポンド/円相場は、景気の回復基調から早期に利上げが実施されるとの観測が高まり、英ポンド高
円安が進みました。しかし、期末にかけてはインフレ率の鈍化により早期の利上げ観測が後退したこと
などから、英ポンドはやや弱含みました。
(円)
200
欧州通貨の対円レートの推移(1)
(円)
22
ユーロ
英ポンド
180
20
160
18
140
16
120
2014/1/15
14
2014/1/15
2015/1/15
欧州通貨の対円レートの推移(2)
デンマーククローネ
スウェーデンクローナ
ノルウェークローネ
2015/1/15
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ワールド・ソブリン・ラップ
ポートフォリオについて
(2014 年 1 月 16 日~2015 年 1 月 15 日)
当ファンドは、
「シティ世界国債インデックス(除く日本、円ベース)」の採用国の国債、政府機関債、
国際機関債等を主要投資対象とし、長期的に安定した利息収入の確保と投資信託財産の成長を目指し運
用を行いました。
当期は、投資対象国の景気や金利見通しに配慮し、国別配分やデュレーション(金利感応度)をベン
チマークに対して限定された範囲で調整しました。また、外国国債の組み入れは当期を通じて高位に保
ちました。
国別配分については、米国や英国とユーロ圏の景況格差や金融政策の方向性などから、米国および英
国の比率をベンチマーク対比で徐々に高める一方で、ユーロ圏の配分を引き下げました。ユーロ圏の国
別配分については、景気の低迷からECBによる量的緩和観測が強まっていることから、相対的に金利
水準の高いスペインやイタリアをベンチマーク対比で高めに配分し、ドイツやフランス、オランダなど
金利水準の低いその他のユーロ採用国への配分を引き下げました。
デュレーションについては、当ファンド全体でベンチマークに対して概ね同水準から△ 0.2 年程度の
範囲で調整しました。米国およびユーロ圏のデュレーションはベンチマークに対して概ね同水準で調整
しました。英国については、インフレ率の低迷から早期の利上げ観測は後退すると見込み、既に利上げ
を織り込んで金利が上昇していた中期債への投資比率を高めるため、デュレーションをベンチマーク対
比で短期化しました。
期末時点における当ファンドのポートフォリオは、平均クーポン 3.81%、平均最終利回り 1.25%、平
均直接利回り 3.28%、平均残存年数 7.40 年、平均修正デュレーション 6.51 年となっています。
通貨別組入比率の推移
(%)
100
組入債券の国別構成比
国名
90
アメリカ
イタリア
イギリス
スペイン
フランス
ドイツ
メキシコ
カナダ
ポーランド
オランダ
その他
80
70
60
50
40
30
20
米ドル
カナダドル
英ポンド
ユーロ
その他
10
0
2014/1月末
5月末
9月末
期末
ファンド
(期末)
45.2%
14.3%
11.8%
7.4%
7.4%
6.8%
1.5%
1.4%
1.2%
1.1%
1.8%
ベンチマーク
(期末)
40.6%
9.8%
8.5%
5.4%
10.0%
8.2%
1.1%
2.3%
0.6%
2.7%
10.8%
※比率は、債券時価総額に対する割合。
ベンチマークの比率は、Citigroup Index LLC が発表している同指数のデータを
※
基に新光投信が作成したものです。
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ワールド・ソブリン・ラップ
当ファンドのベンチマークとの差異
(2014 年 1 月 16 日~2015 年 1 月 15 日)
当期の当ファンドの騰落率は+ 14.4%、ベンチマー
クの騰落率は+ 14.8%となりベンチマークを 0.4%下
回りました。この内訳としては、信託報酬等の運用
コストが△ 1.1%のマイナス要因となった一方で、ベ
ンチマークと当ファンドの為替評価レートの違いが
+ 0.2%のプラス要因となりました。債券運用部分に
ついては、ベンチマークに対して米ドルや英ポンド
の比率を高め、ユーロの比率を引き下げていたこと
などから+ 0.3%のプラス要因となりました。
基準価額とベンチマークの対比(騰落率)
(%)
20.0
15.0
10.0
5.0
0.0
-5.0
第10期
2015/1/15
基準価額
シティ世界国債インデックス(除く日本、円ベース)
(注)基準価額の騰落率は分配金込みです。
(注)ベンチマークの詳細は 12 ページをご参照ください。
分配金
(2014 年 1 月 16 日~2015 年 1 月 15 日)
主として債券から得られる利息収入相当額を原資として分配を行いました。2015 年 1 月 15 日に第 10
期決算を行い、分配金は 1 万口当たり 340 円とさせていただきました。留保益の運用については、特に
制限を設けず、運用の基本方針に基づき運用を行います。
○分配原資の内訳
(単位:円、1 万口当たり、
税込み)
第10期
2014年1月16日~
2015年1月15日
当期分配金
340
(対基準価額比率)
2.794%
当期の収益
340
当期の収益以外
-
翌期繰越分配対象額
3,393
項
目
(注)対基準価額比率は当期分配金(税込み)の期末基準価額(分配金込み)に対する比率であり、ファンドの収益率とは異なります。
(注)当期の収益、当期の収益以外は小数点以下切り捨てで算出しているため合計が当期分配金と一致しない場合があります。
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今後の運用方針
米国経済については、今後も雇用や個人消費の改善を背景に緩やかな景気回復が続くとみています。
金融政策は、FRBがQE 3(量的緩和第 3 弾)による資産買い入れを終了したものの、原油安などか
らインフレ率が低位に留まる状況が続き、政策金利の引き上げは暫く見送られるとみています。こうし
た中、米国国債利回りは景気の着実な回復やインフレの状況を確認しながら緩やかな上昇に転じるとみ
ています。
ユーロ圏経済については、域内の 2014 年 7 - 9 月期GDP(域内総生産)が小幅なプラスに留まるな
ど弱い動きが続いています。今後も中東やウクライナでの地政学的リスクに対する懸念が再び高まるこ
とで景気が下押しされる可能性も残ることから、この問題の動向には注視が必要と考えています。金融
政策については、景気停滞や原油安による物価低迷が続いており、追加緩和策が取られる可能性が高まっ
ているとみています。こうした中、ユーロ圏の国債利回りは短期的には上昇しにくい展開が続くものの、
中長期的には地政学的リスクの後退や米国金利の上昇により緩やかな上昇に転じるとみています。
為替については、米国、ユーロ圏、日本の景気指標や金融政策の見通しに振られる状況が続いています。
米国景気の回復や日米金利差の拡大などから、中期的には米ドル高円安の動きを想定しているものの、
米国の景気指標が市場の期待を下回る内容となること、ギリシャ政治の混迷や新興国経済に対する懸念
拡大などにより円高に振れる場面も想定しています。
当ファンドの運用については、引き続き外国国債を高位に組み入れ、投資対象国の経済情勢や金利・
為替環境を分析した上、デュレーション水準や通貨配分等を適切に調整し、安定した利息収入の確保と
信託財産の成長を目指す方針です。
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ワールド・ソブリン・ラップ
お知らせ
1.投資信託約款変更について
①
会社法に基づく当社の公告を電子公告の方法によるものとしたため、日本経済新聞に掲載すること
としていた受益者に対する公告を当社のホームページに掲載する電子公告とする約款変更を行いま
した。
(効力を生ずる日 2014 年 3 月 27 日)
「投資信託及び投資法人に関する法律」等の改正に伴い、運用報告書(全体版)の電磁的方法等に
②
よる交付に関する記載追加を行いました。
(効力を生ずる日 2014 年 12 月 1 日)
「シティ世界国債インデックス」に名称変更になっ
2.
「シティグループ世界国債インデックス」の名称が、
たため、該当箇所に変更を行いました。
(2014 年 2 月 14 日適用)
当ファンドの概要
商 品 分 類 追加型投信/海外/債券
信 託 期 間 原則、無期限です。
運 用 方 針
この投資信託は、日本を除く世界各国の公社債を主要投資対象として、長期的に安定した利息収入の確保と投資
信託財産の成長を目指します。
主 要 投 資 対 象 「シティ世界国債インデックス(除く日本)」の採用国の国債、政府機関債、国際機関債等を主要投資対象とします。
「シティ世界国債インデックス(除く日本、円ベース)」をベンチマークとして、安定的なインカム収入の確保を
目指す一方、トラッキングエラーの低減に留意しながら長期的にベンチマークを上回る投資成果を目指します。
運 用 方 法 運用に当たっては、ベンチマークに対して限定した範囲における通貨アロケーションとデュレーション調整を行
うことで、超過収益の獲得を目指します。ただし、投資環境等が大きく変動するような場合等は、上記のような
運用ができないことがあります。外貨建資産については、為替ヘッジを行いません。
分 配 方 針
分配対象額の範囲は、繰越分を含めた利子・配当収益と売買益(評価益を含みます。)等の全額とします。
分配金額は、上記分配対象収益範囲のうち原則として利子・配当等収益から費用等を控除した額とします。ただし、
分配対象額が少額の場合には、分配を行わないことがあります。
留保益の運用については、特に制限を設けず、運用の基本方針に基づいた運用を行います。
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ワールド・ソブリン・ラップ
(参考情報)
○当ファンドと代表的な資産クラスとの騰落率の比較
(%)
100
(2010年1月末~2014年12月末)
80
60
40
20
0
-20
-40
当ファンド
日本株
先進国株
最大値(当ファンド)
最大値
最小値
平均値
当ファンド
28.8
△ 10.7
6.0
日本株
65.0
△ 17.0
12.3
新興国株
最大値
日本国債
最小値(当ファンド)
先進国株
65.7
△ 13.6
20.2
新興国株
82.4
△ 22.8
13.7
先進国債
最小値
日本国債
4.5
0.4
2.3
新興国債
平均値
先進国債
34.9
△ 12.7
7.5
(単位:%)
新興国債
43.7
△ 10.1
10.0
(注)全ての資産クラスが当ファンドの投資対象とは限りません。
(注)2010 年 1 月から 2014 年 12 月の 5 年間の各月末における直近 1 年間の騰落率の最大値・最小値・平均値を表示したものです。
(注)上記の騰落率は決算日に対応した数値とは異なります。
(注)当ファンドは分配金再投資基準価額の騰落率です。
《各資産クラスの指数》
日 本 株:東証株価指数(TOPIX)
(配当込み)
先進国株:MSCI - KOKUSAI インデックス(配当込み、円ベース)
新興国株:MSCI エマージング・マーケット・インデックス(配当込み、円ベース)
日本国債:NOMURA - BPI 国債
先進国債:シティ世界国債インデックス(除く日本、円ベース)
新興国債:JPモルガン・ガバメント・ボンド・インデックス-エマージング・マーケッツ・グローバル・ディバーシファイド(円ベース)
※各指数についての説明は、P12 の「代表的な資産クラスとの騰落率の比較に用いた指数について」をご参照ください。
(注)海外の指数は、為替ヘッジなしによる投資を想定して、円換算してあります。
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当ファンドのデータ
組入資産の内容
(2015 年 1 月 15 日現在)
○組入上位 10 銘柄
銘
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
柄
名
業 種 / 種 別 等
US TREASURY N/B 3.125% 2019/5/15
US TREASURY N/B 8.75% 2017/5/15
BUONI POLIENNALI DEL TES 3.5% 2017/11/1
US TREASURY N/B 1.375% 2018/12/31
TSY 1.75% 2022/9/7
BUONI POLIENNALI DEL TES 4.75% 2023/8/1
US TREASURY N/B 3.75% 2018/11/15
BUNDESREPUB. DEUTSCHLAND 2.25% 2021/9/4
FRANCE(GOVT OF)2.25% 2022/10/25
US TREASURY N/B 2.125% 2021/8/15
組入銘柄数
国債証券
国債証券
国債証券
国債証券
国債証券
国債証券
国債証券
国債証券
国債証券
国債証券
通
貨
国( 地 域 )
米ドル
米ドル
ユーロ
米ドル
英ポンド
ユーロ
米ドル
ユーロ
ユーロ
米ドル
36銘柄
比率
%
11.7
6.9
5.5
5.1
4.5
4.3
4.0
3.9
3.9
3.7
アメリカ
アメリカ
イタリア
アメリカ
イギリス
イタリア
アメリカ
ドイツ
フランス
アメリカ
(注)比率は、純資産総額に対する割合です。
(注)組入銘柄に関する詳細な情報等につきましては、運用報告書(全体版)に記載してあります。
(注)国(地域)につきましては発行国もしくは投資国を表示してあります。
○資産別配分
○国別配分
○通貨別配分
その他の国
6.8%
ドイツ
6.6%
その他
2.6%
その他
2.6%
フランス
7.2%
外国債券
97.4%
スペイン
7.3%
その他の通貨
4.7%
英ポンド
11.5%
その他
2.6%
アメリカ
44.0%
イギリス
11.5%
イタリア
13.9%
ユーロ
37.1%
米ドル
44.0%
(注)比率は当ファンドの純資産総額に対する割合です。
(注)国別配分につきましては発行国もしくは投資国を表示してあります。
(注)その他は、純資産総額から有価証券等を差し引いた数字です。
(注)比率は、小数点以下第 2 位を四捨五入しています。なお、合計は、四捨五入の関係で合わない場合があります。
純資産等
項
目
純 資 産 総 額
受 益 権 総 口 数
1万口当たり基準価額
第10期末
2015年1月15日
1,627,334,857円
1,375,816,753口
11,828円
(注)期中における追加設定元本額は 83,940,659 円、同解約元本額は 224,280,033 円です。
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<当ファンドのベンチマークについて>
○シティ世界国債インデックス(除く日本、円ベース)
シティ世界国債インデックス(除く日本、円ベース)は、Citigroup Index LLC が開発した、日本を除く世界主
要国の国債の総合投資利回りを各市場の時価総額で加重平均した指数です。(円ベース)
※
上記インデックスは Citigroup Index LLC の知的財産であり、同社は上記インデックスに関する一切の権利を
有します。同社は当ファンドの運用成績などに関する一切の責任を負いません。
<代表的な資産クラスとの騰落率の比較に用いた指数について>
(配当込み)
○東証株価指数(TOPIX)
東証株価指数(TOPIX)
(配当込み)は、東京証券取引所第一部に上場している国内普通株式全銘柄を対象として
算出した指数で、配当を考慮したものです。なお、TOPIX に関する著作権、知的財産権その他一切の権利は東京
証券取引所に帰属します。
○ MSCI - KOKUSAI インデックス(配当込み、円ベース)
MSCI - KOKUSAI インデックス(配当込み、円ベース)は、MSCI Inc. が開発した、日本を除く世界の先進国の
株式を対象として算出した指数で、配当を考慮したものです。なお、MSCI Index に関する著作権、知的財産権
その他一切の権利は、MSCI Inc. に帰属します。
○ MSCI エマージング・マーケット・インデックス(配当込み、円ベース)
MSCI エマージング・マーケット・インデックス(配当込み、円ベース)は、MSCI Inc. が開発した、世界の新興
国の株式を対象として算出した指数で、配当を考慮したものです。なお、MSCI Index に関する著作権、知的財
産権その他一切の権利は、MSCI Inc. に帰属します。
○ NOMURA - BPI 国債
NOMURA - BPI 国債は、野村證券株式会社が発表しているわが国の代表的な債券パフォーマンスインデックスで、
国債の他、地方債、政府保証債、金融債、事業債、円建外債等で構成されており、ポートフォリオの投資収益率・
利回り・クーポン・デュレーション等の指標が日々公表されています。なお、NOMURA - BPI に関する著作権、
商標権、知的財産権その他一切の権利は、野村證券株式会社に帰属します。
○シティ世界国債インデックス(除く日本、円ベース)
シティ世界国債インデックス(除く日本、円ベース)は、Citigroup Index LLC が開発した、日本を除く世界主
要国の国債の総合収益率を各市場の時価総額で加重平均した指数です。
なお、シティ世界国債インデックスに関する著作権、商標権、知的財産権その他一切の権利は、Citigroup
Index LLC に帰属します。
○ JPモルガン・ガバメント・ボンド・インデックス-エマージング・マーケッツ・グローバル・ディバーシファイド(円ベース)
JP モルガン・ガバメント・ボンド・インデックス - エマージング・マーケッツ・グローバル・ディバーシファ
イド(円ベース)は、J.P. Morgan Securities LLC が算出、公表している、新興国が発行する現地通貨建て国
債を対象にした指数です。なお、JP モルガン・ガバメント・ボンド・インデックス - エマージング・マーケッツ・
グローバル・ディバーシファイドに関する著作権、知的財産権その他一切の権利は、J.P. Morgan Securities
LLC に帰属します。
本指数は、信頼性が高いとみなす情報に基づき作成していますが、J.P. Morgan はその完全性・正確性を保証す
るものではありません。本指数は許諾を受けて使用しています。J.P. Morgan からの書面による事前承認なしに
本指数を複製・使用・頒布することは認められていません。Copyright 2014, J.P. Morgan Chase & Co.All
rights reserved.
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