こちら - 福井県立武生東高等学校

2015 年度 校長室から
水泳部の活躍について
2016.03.25
本日は、本校で3年間、水泳競技でがんばった6名の生徒の皆さんを紹介します。
吉田文武さん、髙間優輝さん、浜谷拓海さん、秀里泰生さん、池田晴香さん、真柄加世子さんです。
実は、この6名の方が入学した3年前に、本校の水泳部が廃部となりました。
その理由は、本校のプールが使用できなくなったことや、数年間に渡り部員が非常に少なかったためです。
廃部ということで、練習場所や学校からの支援に恵まれない中で、6名で励まし合いながら、水泳に取り組んでこられました。
自分たちで公営プールに行き、練習計画を立てて、大会に向けて頑張ったとのことです。
自分たちで立てた目標の実現に向けて、メンバーの怪我や様々な困難を乗り越え、努力されてきました。
そして県大会では武生東高校チームとして出場し、常に上位の成績を残し、
北信越大会にも出場し、6名全員で武生東高校の名を世に示してくれました。
心から、その努力と精進に敬意を表したいと思います。
部活動として支援できなかったことを本当に申し訳なく思いますが、6名の皆さんの努力が、
必ずや輝かしい未来につながると信じ、これからも応援したいと思っています。
6名の方の平成27年度の主な活躍の記録は以下のとおりです。
< 4/19 福井県室内選手権 >
男子50m背泳ぎ 3位 吉田文武
男子100m背泳ぎ 2位 吉田文武
男子200m背泳ぎ 5位 吉田文武
< 6/20.21 県高等学校選手権春季 >
男子100m背泳ぎ 2位 吉田文武 (北信越大会出場)
男子100m背泳ぎ 5位 髙間優輝 (北信越大会出場)
男子200m背泳ぎ 2位 吉田文武 (北信越大会出場)
男子200m個人メドレー 5位 髙間優輝 (北信越大会出場)
男子400mフリーリレー 7位 吉田・浜谷・髙間・秀里
男子400mメドレーリレー 6位 吉田・浜谷・髙間・秀里 (北信越大会出場)
女子50m自由形 7位 池田晴香 (北信越大会出場)
女子200m自由形 7位 池田晴香 (北信越大会出場)
女子200m個人メドレー 6位 真柄加世子 (北信越大会出場)
< 8/8.9 県民スポーツ祭、秋季高等学校総体 >
男子100m背泳ぎ 2位 吉田文武
男子100m平泳ぎ 5位 髙間優輝
男子100mバタフライ 4位 髙間優輝
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北陸アンサンブルコンテストで金賞
2016.2.14
2 月 14 日(日)に県立音楽堂(ハーモニーホールふくい)で第 39 回北陸アンサンブルコンテストが開催されました。
本校からは福井県代表としてクラリネット四重奏(小林知可、末本美沙希、清水胡桃、藪下小春)が出場し金賞を受賞しました。
クラリネット四重奏はメンバーが一部替わりましたが、
昨年のこの大会では見事北陸代表として全国大会に出場し銀賞を受賞しています。
今年も全国大会出場(2チームのみ)を目指しましたが一歩及びませんでした。
それでも北陸各県のベスト5ばかり15チームが競うハイレベルなこの大会で、
金賞を受賞したことはすばらしいことです。
北陸大会に出場できるのは地区予選を経て県大会に出場したチームの中でたった5チームだけです。
県大会には本校から 3 チーム出場しましたがすべて金賞でした。
アンサンブルコンテストを通じて個々の演奏技術が向上し
吹奏楽部全体のレベルアップにつながることを期待しています。
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二年生課題研究発表会
2016.2.12
2 月 12 日(金)の 5 限目~7 限目に、二年生は課題研究発表会を行いました。
「自分で目標をたて、手段を考え、問題を解決していく力」を養うことを目標に、
総合的学習 HINO の時間を利用して課題研究に取り組んできました。
5 月のガイダンスをもとに研究計画を練り、夏休みには関連図書を読み込み、調査・実験などを行いました。
2 学期に中間報告を行いさらに研究を深め、パワーポイントを使っての発表準備をしてきました。
この日の発表は各ホームを二つに分けて別々の会場で行いましたが、
私は教室で発表が行われたものを見させてもらいました。
テーマには自分の進路希望に関連したものがあり、「日本と海外の保育の状況」では、
韓国・シンガポール・スエーデンと日本の保育環境を比較して考察する発表がありました。
また関心のあることがらをテーマにしたものでは、
「ヒット商品の条件について」、「未解読暗号について」など様々な発表がありました。
理系のクラスでは「跳ねる物体と跳ねない物体」について調べ、
反発運動係数についての実験を基に発表した生徒もいました。
総合学習では課題発見・解決という主体的な学習を通して、
生涯にわたって学べるような「学び方」を身につけることを求めています。
生徒のみなさんがこの課題研究から学んだ学習方法や研究調査のプロセスを
社会に出てからも生かせることを期待します。
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福井県ボーカルアンサンブルコンテスト
2016.2.6
2 月 6 日(土)に第 29 回福井県ボーカルアンサンブルコンテストが開かれ、本校合唱部からは2チームが出場しました。
招待状をいただいたので私もコンテストを見に行きました。
高校の部は全部で 11 チームが参加していましたが、一つの高校で二チーム出ていたのは本校だけです。
武生東高校合唱部 A(6 名)は4番目に登場し、「ほたるたんじょう」という曲を歌いました。
また武生東高校合唱部 B(6 名)は 6 番目に登場して「何億もの昼と何億もの夜を越えて」を歌いました。
これまで校内で何度か合唱部の歌声を聞かせてもらいましたが、
このようなすばらしいホールで聞かせてもらう合唱は一段と格調高く、澄んだ歌声が耳に心地よく感じました。
コンテストの結果は、B チームが金賞並びに特別賞として「FBC 賞」を受賞し、A チームも銀賞を獲得しました。
合唱部のみなさんおめでとうございます。今後も自信を持って活動に励んでください。
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オーストラリア姉妹校からの年賀状
2016.1.13
昨年9月に本校を訪問したオーストラリア姉妹校のザビエル校から、訪問のお礼状とともに、
2015年の学校年鑑と年賀状が送られてきました。
年賀状はザビエル校で日本語を学んでいる7年生~8年生(日本の中学1,2年生にあたる)が書いたものです。
慣れない日本語を使って丁寧に書いたことがうかがえる心のこもった年賀状ばかりです。
現在図書館内と図書館前の廊下に展示してあります。
年鑑には日本ツアーにおいて、本校での交流やホームステイが特に強く印象に残っているというコメントが書いてあり、
本校での活動の様子がわかる写真がたくさん掲載されています。
手紙には日本であたたかく歓迎されたことへのお礼と、
2016年8月に本校生徒が訪問することを心から待っていますというメッセージがありました。
両校の交流が始まってから12年以上が経ちました。
今後も相互訪問を通して息の長い交流を続けていきたいと思います。
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3学期始業式
2016.1.8
2016年という新しい年を迎えました。
1月8日には始業式が行われ、3学期がスタートしました。
3学期は1年間のまとめと、次学年への準備のために大事な学期となります。
また3年生は、大学入試センター試験が間近に控えており、本格的受験シーズンに突入します。
この1年がみなさんの思い描いている夢や志に少しでも近づけるような
すばらしい年になるように願っています。
始業式では良い習慣を身につける、言葉が現象化するという話をしました。
式辞の内容は次の通りです。
<3学期始業式式辞>
今日から3学期が始まりますが、年が改まったということで、皆さんの中には、新しい目標や計画を立てた人もいるかと思います。
自分で決めたことを確実に実行するためには、良い習慣を身につけるべきだとよく言われます。
そこで今日は「ことばが現象化する」という話をしたいと思います。
私たちはふだん話をするときに、相手に向かって話しをします。
みなさんもきっと相手の気持ちを考え、言葉を選びながら話しているはずです。
しかし相手以外にもみなさんの言葉を聞いている人がいます。そうです。みなさん自身です。
作家であり心理学も研究しているある人の本に寄ると、「私たちが口にした言葉はそのまま潜在意識に取り込まれて、
脳はその言葉通りの現実を作り出そうとする」のだそうです。
例えば「うれしい、ありがとう」という言葉を言い続けていると、そのうちにその言葉を何度も発する状況になっていくのです。
つまり「うれしい、ありがとう」と言えるような好ましい現実が次々と起こってくるそうです。
具体例として、これまでに何回か話題に取り上げてきた、パナソニックという会社の創始者である、
松下幸之助さんをあげたいと思います。
松下さんはいつも「わしは運が強い」と言い続けてきたそうです。こんなエピソードがあります。
少年時代に商品を運んでいたとき、路面電車のレールで自転車のタイヤが滑ってしまい転んでしまいました。
路面電車はすぐに気がついて急停車し、体の前で止まりました。
このときのことを「電車も止まってくれたし、周りの人も商品を拾って集めてくれて、わしは運が強い」と言い続けました。
また同じく少年時代のある夏の日に、大阪湾内で海に落ちたことがありましたが、船が気がついて松下少年は事なきを得ました。
このときも「もし冬の日だったら病弱な自分は助からなかっただろう。落ちたのが夏で良かった。わしは運が強い。」と言い続けました。
そもそも本当に運がいい人は、自転車で転んだり海に落ちたりしないのでしょうが、彼の周りの人の話によると、
松下さんはありとあらゆる事件をとらえて「わしは運が強い、わしほど幸運な人間はいない」と言い続けて、
周りが驚くような強い運の持ち主になっていったそうです。
これには当然逆の現象もあって、「自分は運が悪い、ついていない」という言葉を連発していると、
ますます運が悪くなってしまうでしょう。
悪い言葉が現象化すると、それこそ「どげんしよか」ということになってしまいます。
いい言葉も悪い言葉も、その通りの結果を連れてきてしまうのです。
ただ間違っていけないのは、「お金持ちになりたい」「頭が良くなりたい」というような、
神様に要求や要望するようなことではいけない。
これはそういう言葉を発する状況がまた起きる、いつまでも「お金持ちになりたい」と言い続けることになり、
永久にそうなれないということになってしまうのです。
さて良い習慣が大切ということに話を戻します。
みなさんもできるだけ肯定的な言葉を使い、否定的な言葉は極力避けるという習慣を身につけてはどうでしょうか。
わたしは中学校から数学は苦手でした。
「数学難しい、わからん」というのではなくて、問題が解けたときは「よしわかったぞ、数学面白い」という言葉を
積極的に言い続けていたら、もっと数学が得意になったかも知れません。
英語が苦手な人は「英語って楽しい」とあえて言い続けると、そういう場面がどんどん増えるのではないでしょうか。
「言葉が現象化する」という言葉には科学的根拠に多少疑問がありますが、
私の身の周りに「自分はなんて幸せなんだろう」と言うのが口癖の人がいて、実際幸せに暮らしている人が何人もいます。
少なくとも、「つまらない、むかつく」といった否定的な言葉より、
「うれしい、ありがとう、楽しい」といった肯定的な言葉を聞く方が、
自分も周りも気分よく過ごせて、勉強も仕事もはかどるのではないでしょうか。
今日は良い習慣を身につける、言葉は現象化するという話をしました。
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英語ディベート全国大会出場
2015.12.28
12月19日(土)~20日(日)に岐阜県で全国英語ディベート大会が開催され、
本校チームが福井県代表として出場しました。
県大会では優勝した若狭高チームと引き分けながら、大会ルールによって準優勝となりましたが、
本校チームの全国大会出場は7年連続になります。
このほど大会に参加した6名(1-6H 廣部さん・府中さん、2-5H 吉本さん・齋藤さん、2-6H 尾形さん・前田君)が
校長室に大会の報告をしに来てくれました。
大会では「日本国は,自衛隊の参加制限を緩和し、国際連合の平和維持活動に、より積極的に貢献すべきである。是か非か。」
について英語でディベートを行いました。
全国の都道府県から集まった高校生 64 チームにより、予選 5 ラウンドを行い、
上位 8 チームによるトーナメントを行いました。
本校チームは予選ラウンド1勝3敗1引き分けで決勝トーナメントに残ることはできませんでしたが、
決勝トーナメントを参観して全国レベルを肌で感じ、大いに刺激を受けて戻ってきました。
県大会以上に全国大会では「立論」が重要視され、ジャッジからも立論の弱さの指摘をうけるなど来年度にむけての収穫もありました。
参加者に全国大会の印象や感想などについて聞いてみました。
・ディベートをやり始めて論理的に物事をとらえることができるようになった。
・その場で考える力や、一般常識の豊富さで全国上位のレベルは違う。
・これまで自衛隊の存在についてあまり関心をもたなかったが、この大会を通じて自衛隊のことや政治について関心を持つようになった。
・英語力に関して、日常会話だけでなく政治問題についても臨機応変に対応する力が伸びた。
・強いチームは迫力が違う。空気が凍りつくような鋭さがある。リスニング力が優れていて、相手の主張を的確に把握してたたみかけるように質問してくる。
今年のチームは二年生が主体ながら、一年生メンバーも二名いました。
是非今年の経験を生かして来年度も全国大会出場とさらにその上のレベルを目指してください。
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2学期終業式
2015.12.22
12月22日は2学期最後の日でした。体育館では表彰伝達式が行われ、
2学期に学習・部活動・文化活動などで活躍した生徒が紹介されました。
その後2学期の終業式が行われ、校長の式辞、生徒指導部長の訓話がありました。
式辞では、三年峠という民話を例にあげて、発想の転換やプラス思考の大切さについて話しました。
また脳の記憶の仕組みについて説明し、受験前の「焦り」の感情は記憶にとって好都合なので、
気にせず学習に集中しようという話をしました。式辞の内容は次の通りです。
2学期終業式式辞
さてみなさんは小学校で三年峠という話を聞いたことがあると思います。 みなさんが習ったのとは少し違うかも知れませんが、だいたい次のような話です。
一人の男が旅の帰りに『三年峠』にさしかかりました。峠の上で転ぶとあと三年しか生きられないと言い伝えられている峠でした。ちらっとそのことが頭に浮かんだ瞬
間、男は足がもつれて倒れてしまいました。男はショックのあまり真っ青になって家にたどり着くなり、そのまま寝込んでしまいました。
家の者が心配してなぐさめても効き目がありません。食事も喉を通らず寝込んだままで、このままでは三年はおろか、一カ月も生きられません、どうしたものかと案じて
いました。
そこへひょっこりと友達があらわれて、家の者から事情をききました。陽気な友達は「俺に任せろ」というなり男が寝込んでいる部屋に入っていきました。
「三年峠で転んだんだって?」
「ああ、もうだめだ。あと三年で俺の命は終わりだ。」
「だったら寝込んでいる場合じゃないだろう。1 回転んで 3 年なら、もう 1 回転べば 6 年だ。早く行って 5・6 回転んで来い。」
これを聞くと、男はハッとして布団をはねのけ、三年峠目指してすっ飛んで行きました。
この話にはよく似たストーリーが他にもいろいろとあり、また何を伝えようとしているのかも様々な解釈があるようですが、一つには発想の転換、プラス思考の大切さを
伝えているように思います。
さて、少し話は変わりますが、人間の脳の中で記憶する場所は二か所あります。一つは海馬という短期記憶をする場所でもう一つは側頭葉という長期記憶をする場所で
す。人間が記憶したことはいったん短期記憶をする海馬に保存されますが、この海馬には短期記憶の他にもう一つ役割があります。それは「情報の重要性を判断する」と
いう役割です。人間の脳はよく出来ていて、生命に関わる情報は重要であると判断して長期的に記憶しますが、生命に関係のない情報は不要と判断し、忘れようとしま
す。また繰り返し入ってくる情報は「何度も入ってくるのだからきっと重要だろう」と判断して、長期記憶をする側頭葉に移動させます。みなさんが学習で何度も復習す
ることによって記憶が強化されるのはこのためです。
しかし例外があって、いきなり無条件に側頭葉に記憶が送られる場合があります。それは「強い感情を伴った記憶」の場合です。強い怒りや悲しみが伴った記憶というも
のは、短期記憶の海馬を素通りして、いきなり長期記憶の側頭葉に保存されます。その理由は、脳が「強い感情が伴っているのは、生命に関わる情報に違いない」と即座
に判断するからです。みなさんには一度しか経験していないのに、いつまでも記憶に残っていることはありませんか。例えば先生にものすごく褒められたこととか、誰か
にひどい言葉を言われたことなどです。それは「嬉しいとか、悔しい」などの強い感情を伴っているからです。
受験勉強にもこの強い感情があれば、記憶も楽なのですが、そううまくはいきません。ただ一つあるとすれば、それは「受験前の焦り」という感情です。「受験まであと
一カ月を切ってしまった。時間がない。」という強い焦りが、脳を活性化させ、記憶力をアップさせるのだそうです。よく「せっぱ詰らないと頭に入らない」という人が
いるのもこのためです。私の冒頭の話で、焦らないことが大切といいましたが、「焦るな」と言われても、なかなか思うようにならないのが一般的です。だったら、「焦
り」は記憶にとって好都合なのだと発想をプラス思考に変え、不安がるひまがあったら、勉強に打ち込むことをすすめたいと思います。まさにピンチはチャンスと言えま
す。今ものすごく焦っている人、安心してください。入ってますよ。ちゃんと頭に入ってます。
今日はプラス思考について、「受験の焦り」は記憶力アップのチャンスなのだという話をしました。冬休み、そして年末年始にしっかり学習に取り組みましょう。
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中国高校生友好交流大使訪日団来校
2015.12.16
12 月 16 日(水)の午後、中国高校生友好交流大使 30 名が本校を訪問しました。
この事業は、中国の高校生 500 人を日本に招待し、高校訪問など交流の場を通じて、
日本の高校生や市民との親睦を深めることが目的であります。
また福井のような地方都市を訪問することによって、
中国の高校生が日本の政治・経済・文化などについて多面的に理解し、
日中両国の青少年間の友好を促進することが目的でもあります。
今回はその第三陣の来日で、97 名が福井、北海道、奈良の 3 コースに分かれて 6 泊 7 日で各地を訪問しています。
中国の高校生達がバスで本校に到着すると、2―5H の生徒が出迎え、AV 室まで案内しました。
歓迎式であいさつや記念品交換をした後、生徒同士がお互いの自己紹介などをしました。
その後1-3H の英語の授業で交流し、自己紹介や部活動について英語で情報交換をしました。
2-6H の英語の授業では日本と中国のクリスマスの過ごし方の違いなどについて情報交換や意見交換をしたあと、
グループごとに本校生徒が校内を案内してまわりました。
今回訪日した生徒達は、二つの異なる学校から派遣されてきており、
一つは語学を専門に学ぶ学校で日本語を専攻している生徒が 9 人いました。
一週間で 14 時間も日本語の授業があり、2 年間でかなり日本語をマスターしていることがわかりました。
将来は日本語を生かした職業に就きたいと願っており、日本の大学への留学も考えているそうです。
放課後は記念植樹・記念撮影、茶道部による茶道体験や部活動見学をしました。
また夕方にはホームビジットが行われました。これは本校生徒の家を訪問して夕食を一緒に食べるというものです。
日本の家庭生活を体験してもらうのがねらいで、このために 15 のホスト家庭が名乗りをあげて、
中国の生徒を受け入れてくださいました。
趣旨を理解してご協力いただいた保護者の皆様には深く感謝申し上げます。ありがとうございました。
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演劇部による朗読劇
2015.12.16
12 月 16 日(水)の昼休みに、図書館において演劇部による朗読劇が行われました。
朗読した作品は「100 万回生きたねこ」と「モチモチの木」の2作品でした。
「100 万回生きたねこ」はとても有名なお話で、館内で使えるスペースが限られていましたが、
効果音を上手に使いながら、見る人を切ない気持ちにさせるすばらしい朗読劇でした。
「モチモチの木」は背景のスクリーンに幻想的な写真や絵を投影しながら行われ、
読み手の木訥とした朗読に惹きつけられました。
短い時間ではありましたが、予想以上の多くの生徒が図書館を訪れ朗読劇を鑑賞していました。
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グローバル語り部講演会
2015.12.15
12 月 15 日(火)にグローバル語り部講演会が開かれ、2・3 年の国際科生徒が参加しました。
講師は京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究所研究科の東長靖教授で、演題は「イスラームの5つのなぜ?」でした。
先生自ら「語学オタク」と言われるように、すばらしいアラビア語で自己紹介をされると、すぐに生徒の心をつかまれました。
「イスラームはなぜ攻撃的なのか?」というテーマでは、「剣かコーランか」という攻撃的なイメージは
ヨーロッパ人が作り上げたものに過ぎないことや、IS については、イスラームの本来の考え方とは異なること、
自爆テロを殉教ととらえるかイスラームが禁じる自殺ととらえるかなどについて分かりやすく説明してくださいました。
また「イスラームはなぜ女性を差別するのか?」というテーマでは、多くの映像や具体例を基に、
一般の人が持つ誤ったイメージについて正してくださいました。
途中で、アラブ諸国で広く使われているアッサラーム・アライクムというアラビア語のあいさつを教えていただき、
みんなで声をそろえて何度も練習しました。
講演の最後には生徒が進行役になって質疑応答があり、「なぜアジアやアフリカに興味を持たれたのか」
「イスラームの国では戒律の他に法律はどうなっているか」などの質問があり、大変丁寧な説明で答えていただきました。
今日の講演をお聞きして私自身知らなかったことがたくさんわかるようになりました。
東長先生の明るいお人柄や、いろいろな言語を 40 種類近く学ばれたというお話はとても印象に残りました。
先生にはお忙しいなか福井まで来ていただいて本校生徒のために講演を聞かせていただきありがとうございました。
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朝のハイタッチ運動
2015.12.16
後期生徒会が今月から朝のハイタッチ運動を始めています。
毎月 1 週間にわたって、生徒会執行部の生徒が生徒玄関の前に立ち、
登校してきた生徒に元気にあいさつをしながら、ハイタッチをしています。
校内でのあいさつを奨励することと、ハイタッチで元気に朝をスタートさせることが目的です。
本校生徒は礼儀正しい生徒が多い反面、おとなしくやや内気な面も見られます。
自分からはあいさつをしない生徒や、声の小さい生徒もいます。
あいさつはコミュニケーションの基本です。
大きな声で積極的にあいさつをすると、いい一日のスタートが切れます。
体の中から力がわいてきます。
生徒会の始めたこのすばらしい運動をみんなで成功させましょう。
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本校卒業生による英語特別授業
2015.12.10
12 月 10 日(木)に、本校卒業生で現在フリーのデザイナーとして県内を中心に活躍中の三木あいさんによる
英語の特別授業が行われました。
三木さんは武生東高校国際科を卒業された後、金沢市の専門学校で 2 年間デザインを学ばれました。
そしてニューヨークの美術大でイラストやデザインを学んだ後、現地のテキスタイル会社に就職して、
「GAP」「Victoria’s Secret」など有名ブランドのデザインを担当されました。
今は独立して越前市を拠点にニューヨークの仕事も継続しながら、
テキスタイル、ロゴ、パッケージなどデザイナーとして幅広く活躍されています。
英語の特別授業は、2 時間続きで、1 年5・6ホームの国際科の生徒に対して行われました。
三木さんが本校在学中に英語を習った内田先生との対談のような形で進められました。
三木さんは、長いアメリカ生活で身につけられた流暢で、
また生徒にも分かりやすいシンプルな英語で体験談を語ってくださいました。
「なぜ武生東の国際科を選んだのか」「なぜデザインを学んだのか」「なぜニューヨークに行ったのか」
という三つのテーマを中心に話をされました。
ニューヨークでデザインしたグッズなど実物を持ってこられ、休憩時間には生徒が熱心に見ていました。
また現在どのような仕事を手がけているのか映像で説明されました。
テキスタイルデザインやイラストレーション、コミュニケーションデザインなどこれまで幅広く学んできたことが、
今の仕事をやる上でのストロングポイントになっているというお話は大変生徒の参考になったのではないでしょうか。
今学んでいることが将来どのような形で役立つかわからない、だから幅広く学ぶことが大事なのだと思います。
授業の後半には、クリスマスをテーマに生徒のリクエストを取り入れながら即興でイラストを描いてくださいました。
みんなが見守る中で集中し、てきぱきと描かれている様子が印象的でした。
とても可愛く洗練されたイラストに仕上がり、現在図書館の入り口に掲示されて多くの来館者の目を楽しませ、
クリスマスムードを高めています。
三木様には仕事で多忙であるにも関わらず、本校生徒のために時間を割き、
大変勇気をもらえる授業をしていただきありがとうございました。
このように自分の描いた未来予想図を多くの困難にも負けず明るく元気に実現されている先輩を、
生徒達は誇りに思い目標にすると思います。
本当にありがとうございました。
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第2回福井県高校生ビブリオバトル & 福井県高校放送コンテスト新人大会
2015.11.14
11月8日(日)に県立図書館で第2回福井県高校生ビブリオバトルが行われ、
本校から出場した小林知可さん(2 年2ホーム)の紹介した「誕生日を知らない女の子」が
準チャンプ本(優秀賞)に選ばれました。
このビブリオバトルとは、参加者がお気に入りの本を持ち寄って集まり、5分間でその本を紹介し、
その後2~3分間ディスカッションをして、最後に投票でみんなが一番読みたくなった本(チャンプ本)を選ぶというゲームです。
昨年から始まったこの大会ですが、昨年は本校の小野君(3年)がチャンプ本(最優秀賞)に選ばれ、
二年連続で本校生徒がすばらしい成績を納めました。
小林さんは予選では昨年より全体のレベルが上がっていると感じ、決勝に残れるかヒヤヒヤしたそうですが、
決勝では言いたいことをしっかり伝えようと心に決め、余裕を持って発表することができました。
小林さんの選んだ本は児童虐待をテーマにしたノンフィクションです。
小林さんは、五歳の時に里親さんから誕生日を祝ってもらって初めて自分の誕生日を知ったという女の子のエピソードなどを読み、
児童虐待の現実や児童を救おうとする里親さん達の努力などに触れて素直に感じたことを、次のように訴えました。
「虐待の現実を通して、私は『知らないことは罪である』と思いました。この本には、人間の根っこについて考えさせてくれるエピソードがたくさんあります。当たり前
だと感じていることが、いかに尊いことであるかを、実感しました。この本には、救いがあります。この本を読む人誰もがそれを感じることができると思います。」
11月14日(日)には福井県高校放送コンテスト新人大会が行われ、本校放送部で1年生の田中聡平君が、
朗読部門において優秀賞を受賞しました。
田中君は6月の HNK 杯全国放送コンテスト福井大会ではアナウンス部門で優良賞を受賞していましたが、
その経験を生かして本来やりたかった朗読部門にエントリーし、初挑戦で見事上位に入賞しました。
大会に臨むまでには様々な苦労があり、いろいろな先生のご指導を受け、少しずつ完成度が向上していきました。
大会では朗読の前半部分に、その中でも最初の一文に勝負をかけるつもりで練習したそうです。
それでも1語でも読み飛ばしたりすれば、その時点で失格というプレッシャーがあり、朗読中は必死で、
読んだ記憶も残っていないくらい集中しました。
来年2月には北信越大会、8月には全国大会への出場も決まっているそうで、さらに研鑽を積んで、
上位大会でも活躍してくれることを期待しています。
また番組制作のオーディオピクチャー部門では、「つなぐ ~未来へ残す思い~」という作品で奨励賞を受賞しました。
二年生部員を中心に制作にあたり、越前町のたんぼアートを題材に、イベントや収穫の様子を取材し、
ドキュメンタリー番組に仕上げました。
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シンガポール語学研修活動報告
2015.10.28
10月5日(月)~9日(金)に、国際科二年生は全員シンガポール語学研修に参加しました。
本校でこの研修がスタートして今年で4年目になります。
このほど、研修に参加した生徒代表者4名が、活動報告に来てくれました。
報告してくれたのは5ホームの山下さんと田作さん、6ホームの竹内君と南出さんです。
最初にシンガポールについて印象に残ったことを一人ひとりに聞いてみました。
人が多く、お金持ちも多くて高級車がたくさん見られた。(竹内君)
人種が多く、英語を使える人が多いが、英語に特徴がある。(山下さん)
宗教が生活に根付いている。(南出さん)
外国人に親切。とくに日本人には優しくしてくれた。(田作さん)
次に企業訪問をして、働いている人にインタビューしたことについて報告してくれました。
・五つ星の高級ホテルで働いている日本人が苦労したことは「言葉が通じないこと」
・観光局で働いている日本人がカルチャーショックを感じたことは「日本人にとっての当たり前のルールが通じないこと。
例えば時間を守ることに対してややルーズ」
・観光局で働いている中国系社員になぜシンガポールに商業施設が多いか尋ねると、
「資源が少ないので観光で人を呼び、お金を使ってもらうようにする必要がある」
日本の東京大学を抜いて、アジアで一番ランクの高いシンガポール大学生との交流について報告してもらいました。
大学生の印象は「勉強熱心」で、キャンパスのあちこちで勉強している姿を見たそうです。
また語学力も高く,英語だけでなく日本語も流ちょうに話したそうです。
シンガポールの概要について大学生がプレゼンをし、武生東高校は日本についてプレゼンをしました。
プレゼン能力についてはあまり差を感じなかったそうです。
班ごとにキャンパス内を案内してもらったり、いっしょにランチを食べるなど和やかに交流ができたようです。
そのほかにも班別の市内探索や英語での報告会の様子について詳しく話してくれました。
ホームステイについてもいろいろと感じたことがあり、特に生活文化の違いで、
イスラム系の女性は家ではベールを身に着けないこと、朝食にケーキを食べる、
夕食並みのボリュームの朝食を食べる、シャワーの使い方など驚くことがたくさんあったようです。
最後に、いろいろな面で日本という国が恵まれた国だということを実感した、というのが4人共通の感想でした。
短い期間の研修でしたが多くのことを学んだと思います。
それらを英語学習はじめ進路選択などに大いに役立ててくれることを期待します。
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読書週間 & 図書講演会
2015.10.20
読書週間は 10 月 27 日から 11 月 9 日までの二週間ですが、武生東高校ではそれに先んじて
10 月 19 日~23 日の間に朝の読書タイムを実施しています。
校時を一部変更して、1限目が始まる前の10分間を読書タイムにあてています。
本校では生徒による読書が盛んで、昨年の図書の貸し出し数が1万冊を超えましたが、
今年はさらにそれを上回る勢いで貸し出し数が増えています。
この読書タイムの期間にも多くの生徒が本を借りて、熱心に読んでいます。
読書週間を盛り上げるためにいろいろな試みがされていますが、その一つが二年生によるポスター制作です。
情報の授業を利用して、二年生が自分のおすすめの本を紹介するポスターを制作し、
全員の作品が校舎内の至る所に貼られています。
またこの期間には毎年校外からゲストを招いて、図書にまつわる講演をお願いしています。
今年は10月20日(火)に,福井県立こども歴史文化館から宮川陽子様を講師にお招きし、
「高校の図書室から始まる ~本との出会いと生き方と。~」という演題で講演会を開きました。
各ホームの図書委員を中心に40名ほどが図書室に集まり、講演をお聞きしました。
宮川先生は、国語学者を目指して大学の文学部にすすまれましたが、
「図書館は民主主義の砦だ」というある先生のことばを聴いて、司書の免許を取ることを決意されたそうです。
現在お勤めである博物館の話の他に、県立図書館の司書を長年勤められた経験から、
図書館や司書の役割についても話してくださいました。
その中でも、大学でのレポート作成などに必要な「調べる」ことをテーマに話されたことは、大変役に立つお話でした。
語源の調べ方を手始めに、論文の執筆に必要な情報の集め方や留意点など、
これからの生活や学習に役立つ大事なお話ばかりでした。
最後にご自分の体験から、「なぜ?」という疑問を大事にしてほしいというメッセージを生徒に伝えられました。
宮川先生には大変お忙しい中、今日からでも役立てたい有意義なお話を聴かせていただきありがとうございました。
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姉妹校交流 (豪 ザビエル高校)
2015.9.23-30
9月23日~30日にかけて、姉妹校の一つであるオーストラリアのザビエル高校派遣団が本校生徒と交流を行いました。
9月23日(祝日)の午後 JR 武生駅についた一行は、まずホスト家庭と対面した後、そのままホスト家庭に滞在しました。
翌日よりザビエル高校生は基本的に午前中に本校生徒と合同授業を受け、午後は校外で様々な地域研修・文化体験を行いました。
午前の合同授業では英語の授業だけでなく、数学や化学、国語や社会と様々な教科の授業を受けました。
国際科はもちろん、1.2年生のほぼすべてのクラスで合同授業を行い、どのクラスでも積極的に英語を使い交流していました。
体育、芸術、家庭科、情報の授業では、マット運動やハピネスダンスでいっしょに体を動かしたり、
生徒のサポートをうけながら書道の作品を書いたり、コンピュータを使ってホストファミリーへの手紙を書いたりしました。
午後は金剛院での座禅体験、和紙の里での紙すき体験などをしたりしました。
武生第三中学校にも訪問し、1年から3年のクラスに分かれて、オーストラリア(キャンベラ)の紹介や
お互いの自己紹介、意見交換を行いました。
中学生にとっても1グループに一人オーストラリアの生徒が入って、
身近に外国の人と英語でコミュニケーションを行う良い機会になったと思います。
武生三中出身の国際科生徒も訪問に同行し、交流のサポート役を務めました。
9月29日(火)最終日の夕方には学校でさよならパーティが開かれ、ホストファミリーの方に手作りの料理を一品持ち寄っていただき、食事とゲームなどで楽しいひと
ときを過ごしました。
ザビエル高校とは毎年お互いに往き来をしてきましたが、今年で交流が始まって11年目になります。
このように姉妹校交流をしっかりと継続できているのも、
ホームステイ家族として姉妹校生を受け入れてくださる保護者の皆様のご協力があるからこそです。
今回もホストファミリーの皆様方には、暖かくザビエル高校生を受け入れていただきありがとうございました。
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福井県高校演劇祭で銀賞を受賞!
2015.9.21
9 月 20 日(日)~23 日(水)にかけて、鯖江市文化センターで第 69 回福井県高校演劇祭が行われました。
本校演劇部は二日目の 21 日(月)午前中二番目に登場しました。
本番直前に舞台袖で部員を激励し、その後に客席で劇を見せてもらいました。
劇のタイトルは「まっくらおばけ」で、学校祭の文化祭でも上演したものですが、
その反省を生かして脚本を書き直したり、いろいろ改善して演劇祭にのぞみ、
文化祭を上回る最高の劇を演じ切れたそうです。
私も一度見て内容を知っていながら、劇中に吸い込まれてしまうような迫力と、
時間の長さを意識させないスピード感を感じました。
他校の高校生からの評判も良く、結果は「銀賞」で上位 2 校の「金賞」には入れませんでしたが、
すばらしいできばえだったと思います。
また今年は武生東高校が福井県演劇部会の事務局であり、顧問の先生方には、
本校演劇部の指導だけでなく、大会の準備や運営などで大変苦労をされたと思います。
本当にお疲れ様でした。
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陸上新人大会、高校野球秋季大会、高校サッカー選手権
2015.9.19-21
シルバーウィークと呼ばれる秋の五連休の期間に、各地で運動部の大会が行われました。
9 月 19 日~20 日にかけて、敦賀市総合運動公園陸上競技場で陸上の新人大会があり、
二日目の午前中に生徒の活躍の様子を見に行きました。
前日の 1 日目には女子円盤投げで平山さんが優勝しました。
この日はちょうど行われていた女子の走り幅跳びの予選に出場していた魚見さんと宮川さんを応援しました。
結果は決勝に進んだ魚見さんが 4 位に入賞しました。
この種目では上位二人が大会記録を破るハイレベルな競争でした。
9 月 20 日(日)には高校野球の秋季大会 2 回戦が敦賀市で行われ、1 回戦で福井農林を破った本校野球部は、
同じく 1 回戦で北陸高校を破った武生商業と対戦しました。
先発したピッチャー山口君は、3 回まで相手を三者凡退に抑えるすばらしい立ち上がりで、
三塁手のファインプレーもあり優勢に試合を進めました。
1,2 回とランナーを出しながら無得点に終わっていた東高校は、
三回裏に一死一塁のチャンスから四番福島君の二塁打で先制すると、五番山口君がヒットでチャンスを拡げ、
六番古川君のレフトオーバーの三塁打で二点を追加し 3-0 と武生商業をリードしました。
5 回に相手の連打によって 3 点を返され同点に追いつかれると、
7回と8回にも1点づつを取られ 3-5 と逆転されました。
東高校は3回途中から交代した武生商業のエースピッチャーをなかなか打ち崩せませんでしたが、
8回裏山口君の2塁打と相手内野手のエラーに乗じて1点を返しました。
8回途中からピンチの場面で岩壁君が登板し、相手を無得点に抑え、
9回裏には二死1・3塁と同点のチャンスを迎えましたが、あと一歩及ばず 4-5 で惜敗しました。
序盤の攻撃力や投手の粘り強さ、守備の安定などバランスが取れたチームだと思います。
来春までにはすべての面でレベルアップを図り、
今年あと一歩で届かなかった県大会ベスト 8 に入れる実力をつけてくれることを期待します。
9 月 21 日(月)には全国高校サッカー選手権大会福井大会 1 回戦が丸岡高校で行われ、
本校サッカー部は大野高校と対戦しました。
試合開始後 15 分ぐらいで東高校川崎君の放ったロングシュートが見事に決まり幸先よく先制します。
しかしその後 10 分も経たないうちに同点に追いつかれてしまいます。
相手の再三の攻撃を跳ね返し、粘り強く守った東高校は、
前半終了間際に橋本君がシュートを決めて前半 2-1 でリードして終えました。
後半開始 5 分で大野高校が得点して同点になると、その後お互いがチャンスをつかみながら得点に至らず、
試合は延長に入りました。
そして延長後半開始 2 分と 6 分に立て続けに得点を許し、健闘しましたが 2-4 で敗れました。
全体的に、特に前半は東高校が押され気味の試合展開で、何度もピンチを迎えながら必死の守りで防ぎ、
逆に少ないチャンスをしっかり得点に結び付けてリードを奪った頑張りは素晴らしいものでした。
ただもう少し声の連携があるとさらに良かったと思います。
今後練習の時から声を出し、連携を深めていってほしいと思います。
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カンボジア研修
2015.9.15
8月に本校生徒2名が、武生ロータリークラブのご協力により、カンボジア研修に参加しました。
このほど校長室にその活動報告に来てくれました。
研修に参加したのは、2年生の岩尾陽菜さんとかせ田朋佳さんの二人で、ESS 部に所属しています。
ESS 部員はインターアクトクラブの活動にも参加しており、
毎年ロータリークラブから本校生徒を海外研修に派遣していただいています。
2人は8月2日から6日の5日間にわたり、全国から参加した中高校生30名とともにカンボジアを訪れました。
二日目には孤児院を訪問し、エイズや貧困や虐待など様々な理由で集まっている子供達とともに寝泊まりして、
折り紙で遊んだり、畑の草むしりをしたり、食事をしたりしたそうです。
また別の日には CMAC という地雷撤去をする職業の人たちと食事をしながら、英語で交流しました。
「昆虫」の料理にもトライしたそうです。
また地雷の撤去作業を見学しました。
防護服やヘルメットを着用して100メートルほど離れたところから見ていましたが、
爆破の際にはものすごい音と振動に驚いたそうです。
小学校訪問では日本の遊びを教えたり、文房具を寄付したりしました。
最終日にはボートで水上生活をする人たちの様子を見学したり、アンコールワットなどの観光地を訪れたりしましたが、
全体として、なかなか一般の旅行では体験できない貴重な経験ができたようです。
2人に感想を尋ねると、日本の良さを再確認でき、安全で安心な生活を送れることに感謝しているそうです。
2人には東北の被災地で保育士として活躍したい、看護師や保健師を目指したいというすばらしい志があるので、
この研修で学んだことを忘れずに、目標達成を目指してほしいと思います。
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平成27年度学校祭・文化祭
~テーマ Family Party ~
2015.9.2/3
今年の学校祭の文化祭部門は 9 月 2 日(水)、3 日(木)に行われました。
今年はじめての企画として、「前昼祭」を学校祭前日の昼に行いました。
これは、学校祭実行委員が考えた企画で、今年の学校祭テーマ「Family Party」にちなんで、
LIFriends という東京で活躍する「パーティバンド」を招待し,ライブコンサートで学校祭を盛り上げようというものでした。
ライブ前にメンバーとお話をさせてもらいましたが、礼儀正しくて、
とても生き生きとしていて、フレンドリーな若者たちでした。
コンサートは明るく楽しいノリの良い音楽で、トークも楽しく、学校祭のムードを盛り上げてくれました。
遠く福井まで来てくださったことに感謝します。ありがとうございました。
また様々な困難もあったと思いますが、コンサート実現に力一杯とりくんでくれた実行委員さんありがとう。
実現にいたるまでのバンドとの交渉や先生方との話し合いなど、本当にすばらしい経験になりましたね。
学校祭 1 日目は 9 月 2 日の午後、鯖江市文化センターで文化祭が行われました。
会場へは貸し切りバスで移動しました。
オープニングに引き続き色別のファッションショーがあり、自信作の応援衣装を披露しました。
演劇部の発表は、現実の世界と小説の中の世界を行ったり来たりしながら、
自己の存在を確かめるという深い内容の劇で、長い劇でしたが緊張感を持って生徒達は鑑賞していました。
色別ステージではどの色も、単純な物語をベースに、すばらしいダンスを織り交ぜて観客を楽しませる内容でした。
欲を言えば、毎年繰り返される王子様とお姫様の話や、ダンスバトルという設定を変えて、
もっと高校生の身近な生活を舞台にしてストーリーを展開するなどしてはどうでしょうか?
合唱部の発表では、昨年よりも部員数も増えて、大変聴き応えのある発表でした。アニメの挿入歌などで聴衆を巻き込んで歌い、大変盛り上がりました。
吹奏楽部はコンクール参加の重厚な曲から、ジャパニーズポップスまで多彩な演奏で楽しませてくれました。特に先生方の特別出演が笑いや感動を呼びました。後半は
音楽に合わせ体を動かして全身で音楽を感じました。締めくくりは東高校伝統の校歌合唱で、全員で肩を組んで大合唱しました。
文化祭二日目は本校で行われ、午前中は第一体育館で P-1グランプリや合唱コンクール、特別企画などが行われました。
P-1 グランプリは本校独自の企画で、決められたテーマについて、色毎にプレゼンテーションの優劣を競うものです。
今年のテーマは「魅力度アップ、東高校改革案」でした。
各色が工夫を凝らした改革案を示しました。
その中で、二つの色が提案していた「地域とのつながりをどう深めていくか」という視点は、
校長自身が普段考えているものと合致していました。
一つでも実現できないものかと考えながら見せてもらいました。
合唱コンクールは1年生全ホーム対抗で行われました。
どのホームも短い準備期間ながら一生懸命練習した跡が感じられる質の高い合唱でした。
特に上位2ホームは合唱が終わる前に拍手がわき起こるほどすばらしいものでした。
昼からは生徒はフリータイムで、お化け屋敷などの2年生の展示や、文化部や委員会などの展示を見て回っていました。
教室前の廊下に長蛇の列ができて、なかなか入場できない展示もいくつかありました。
PTA の皆様には、今年も模擬店(CAFE EAST)を出していただきました。
クレープやスムージー、ポップコーンなどを準備・販売して賑やかな演出をしていただき、
学校祭のお祭り気分を大いに盛り上げていただきました。
多くの保護者の皆様方にご協力いただきありがとうございました。
平成27年度学校祭・体育祭
2015.9.5
体育祭は雨のため1日延期して9月5日に実施しました。
一旦は予定通り4日に行うと連絡しましたが、予想以上の雨が朝の準備段階で降り、グランドが水浸しになりました。
少しでも良いグランドコンディションで体育祭をさせてあげたいという思いから、やむなく延期を決めました。
5日当日は天気予報通りすばらしい天候となりました。
今年は例年と種目をかなり入れ替えて、大縄(八の字)など全員種目も増えました。
見ていて分かりやすい競技が多く、各色の応援も活発でした。
また延期で土曜日開催となったため、午後の応援合戦の頃には家族や本校 OB など多くの方が来場され賑わいました。
各色の得点が最後まで接近し、盛り上がる中で最終種目色別対抗リレーが行われました。
走順などでトラブルがあり、やり直しになるというハプニングはありましたが、
最後の最後まで目が離せない激戦が展開されました。
表彰式、閉会式のあとは本校恒例のクロージングがあり、色ごとに分かれて各部門のリーダーが挨拶し,
互いに健闘をたたえ合いました。
いつ見てもすがすがしい光景です。
長い準備期間を経て、三日間にわたり行われた学校祭も大成功のうちに終わりました。
この期間に様々な経験をしたことで、一人ひとりがそれぞれに人間的成長を遂げたと思います。
その経験を生かし、これからまた学習や部活動に積極的に取り組んでいきましょう。
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放送部が FM 放送番組に出演
2015.9.1
8月26日(水)に本校放送部が県内の FM 放送の番組に出演しました。
午前9時から 25 分間放送された、「最強の夏 Z」という番組に出演した
放送部員の代表 3 名(2-2H 渡辺さん、若竹さん、1-2H 田中君)が、その報告に来てくれました。
この番組は県内の高校の放送部と FM 福井が協同で番組を作る企画で、今回武生東は、
本校に国際科が設立された経緯や、国際科を卒業してグローバルに活躍している OB を取材しました。
また本校の図書館の紹介や高校時代に本を読むことの意義についてまとめました。
放送のプロの人たちと番組作りをした感想を聞いてみました。
・ものすごく緊張したけど、アナウンサーの方が笑顔で緊張をほぐしてくれた。場の雰囲気作りが上手だ(渡辺さん)
・状況に応じて臨機応変に会話をすすめる技術がすごい(若竹さん)
・テレビと違いラジオは自由な雰囲気を感じた。台本を頭にたたきこんだ上で、
あとは相手の目を見て自分の言葉で話す手本を見せてもらった。(田中君)
将来看護師を目指したいという渡辺さんと若竹さんは、放送部での活動が
コミュニケーション力の向上につながると感じているそうです。
患者さんとの意思疎通が欠かせない職業だからこそ、
相手に応じて臨機応変にコミュニケーションがとれるようになりたいと話していました。
報告に来てくれた三人以外にも、番組ディレクターの仕事を学んできた部員もおり、
この経験を今後の部活動に生かし、よりよい番組作りを目指してほしいと思います。
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2 学期が始まりました
2015.8.29
8 月 29 日(土)より 2 学期がスタートしました。
始業式に先立ち、新しい ALT グスタボ先生の新任式を行いました。
グスタボ先生はアメリカのカリフォルニア州ロサンゼルスから来られました。
日本に来たのはほとんど初めてで、日本語も話せません。
みなさん積極的にグスタボ先生に英語で話しかけましょう。
始業式の式辞ではまず学校祭の意義について、
学校祭は生徒一人ひとりにとって人間的成長の機会である、という話をしました。
次に「百戦錬磨」という言葉について説明し、3 年生が二学期に臨む心構えや、
1,2年生が部活動に取り組む姿勢について話をしました。
式辞の主な内容は以下の通りです。
【二学期始業式式辞】
さて、今日は「百戦錬磨」ということについてお話しします。百戦は「多くの戦い」で、錬磨は「鍛えて磨き上げること」という意味です。百戦錬磨とは、文字通りには
「何度も戦いに参加して、武芸の腕を鍛えること」という意味ですが、そこから「多くの経験を積んで、心身ともに鍛えられていること」ということを言い表します。こ
れは本校スクールモットーの HINOISM の中の Healthy(心身ともに健康)にも通じることだと思います。
私が今日この言葉をとりあげたのは、ちょうど一ヶ月前に、水泳世界選手権のシンクロナイズドスイミングで、日本代表チームが 4 大会ぶりの銅メダルを獲得したという
新聞記事を読んだことからです。その時の井村雅代ヘッドコーチのインタビュー記事がとても印象に残りました。
かつてシンクロナイズドスイミングは日本のお家芸でした。以前、井村コーチが指導していた約 20 年間に、オリンピックで日本は 14 個のメダルを取りました。井村コー
チが日本を離れ、中国のコーチに就任すると、日本と中国の立場が入れ替わり、中国は世界で 2 番目か 3 番目、日本は五番目が定位置になってしまいました。そして日本
の 10 年にわたる低迷期を経て、昨年井村コーチが日本のヘッドコーチに復帰しました。
日本に復帰するとコーチは、日本選手のあまりの「ゆるキャラ」ぶりに驚いたそうです。ある大会で演技の直前、選手達は緊張をほぐすために談笑していましたが、コー
チにとってそれはあり得ないことでした。「プレッシャーなく試合にでられるなんて厚かましい。心臓が飛び出るくらい緊張しなさい。どれだけ緊張しても体が勝手に動
くくらい練習しなさい。」と言って選手を鍛え上げてきたそうです。そして「あなたたちはメダルなし、に慣れているかも知れないけれど、私はプライドにかけても許せ
ない」と叱咤激励し、今年に入り 150 日近くの合宿をし、1 日平均 12 時間以上の練習を続けてきました。
世界選手権のデュエットでは、予選を終えてウクライナが 4 位、日本は 3 位でした。決勝では先に演じたウクライナが高得点をあげ、日本は重圧の懸かる中すばらしい演
技をし、銅メダルを獲得できました。翌日の団体では逆に予選 3 位のウクライナを予選 4 位の日本が決勝で逆転し、二日連続で銅メダルを獲得し、最終的に 4 つの銅メダ
ルを日本にもたらすことになりました。
日本でそして中国でも「シンクロ界の母」と呼ばれるこの井村ヘッドコーチこそ百戦錬磨のコーチであり、そのコーチのスパルタ指導についてきた選手達も、これから百
戦錬磨の強者になっていく可能性を感じます。
この話から私たちが学べることは、少なくないと思います。例えば、二学期は三年生にとって試練の学期です。10 月から 11 月にかけては毎週のように模擬試験がありま
す。確かにつらい時期ではありますが、1 月のセンター試験や 2 月の個別試験で、普段通りの実力を発揮するためには、百戦錬磨という考えが重要です。一つ一つの模擬
試験で、集中力をどうキープするか、自分の予想しなかった問題がでたときの対処法、易しい問題を確実に点に結びつけるために気をつけること、そういうことを模擬試
験の中で学び、確実に体にしみこませるのです。
しかたなく、惰性で模擬試験をうけているだけでは、数を重ねても得るものはあまり多くありません。またいざというときに、緊張して十分に力を出し切れないかもしれ
ません。前向きに問題意識を持って、本番のつもりで模擬試験に毎回挑み続けることで、本番では平常心に近い状態で、大きなミスをすることなく力を発揮できると思い
ます。
部活動でも同じです。「みんなで仲良く」という考えも理解できますが、楽しさだけを追求しているのでは、本当に楽しい気持ちにはなれません。やはりお互いに競争心
や向上心を持って、練習で技術を磨き合い、勝利や結果を求めて努力してこそ、充実感や達成感が得られるのです。井村コーチも「練習以外に自らを支えられるものはな
い」と言っています。是非 1,2 年生のみなさんも秋の新人大会に向けて、目標と緊張感のある部活動に取り組んでほしいと思います。
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オープンスクール開催
2015.8.22
8 月 22 日(土)に本校のオープンスクールを開催しました。
天気は朝方ぐずついたものの、徐々に回復しオープンスクール日よりになりました。
開始予定時間の約 1 時間前から、参加者の皆さんが会場に集まり始め、
最終的に 700 名を超える中学生、保護者のみなさん、また中学校の先生に参加をいただきました。
ありがとうございました。
全体会では、本校吹奏楽部が歓迎演奏を披露し、校長が歓迎の挨拶をしました。
そのあと、学校説明会と体験授業に分かれるという二部構成で行いました。
学校説明では本校の教育内容などについて、教頭と本校 3 年生が対話をする形で説明をしました。
体験授業では、事前に選択した 14 講座に分かれて高校の授業の雰囲気を味わっていただきました。
多くの保護者の方もいっしょに授業に参加(参観)してくださいました。
どの講座も和やかな雰囲気の中で、参加者のみなさんは楽しそうに活動していました。
本校教諭も、中学生のみなさんにとって楽しく分かりやすい授業になるよう大いに工夫しながら授業をしていました。
異文化理解の講座では、アメリカから帰国したばかりの生徒達が、
英語に日本語を織り交ぜて、アラスカでの体験を中学生に伝えていました。
特典としてお土産の美しい絵はがきをもらうことができました。
体験授業後は各運動部の活動を見学したり、文化部では茶道部のお点前や華道部・書道部の展示、
吹奏楽部、合唱部の演奏を楽しんでいただいたりしました。
今日のオープンスクールによって、参加していただいた皆様の本校へのご理解が深まり、
進路選択の一助になればうれしく思います。
ご協力ありがとうございました。
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ワシラ高校(アラスカ州)を訪問しました
2015.7/31-8/12
7 月 31 日から 8 月 12 日まで、本校生徒16名と教諭 2 名が
姉妹校交流でアメリカのアラスカ州にあるワシラ高校を訪問し、このほど帰国しました。
同行した 2-5 ホーム藤本若菜さんと 2-6 ホーム金岡結衣さんの二人は、
10 ヶ月間の長期留学のため、現地の学校にそのまま残り、ワシラ高校生とともに学び続けることになっています。
参加した 16 名の生徒を代表して 2 年 5 ホーム田作さん、2 年 6 ホーム佐々木さん、西野さん、尾形さんの 4 人が
校長室へ報告に来てくれました。
印象に残ったことについて尋ねてみると、
みんなで行ったアイススケートでホスト家族との距離が一気に縮まったこと、
日本の家とのスケールの違いやテレビ・映画で見たとおりのライフスタイルに感心したことなどがあげられました。
ポップミュージックのような賛美歌などイメージしていた教会の様子と違っていたことや、
家の壁に普通に掛けられているムースの剥製や熊の毛皮にも驚いたそうです。
文化や習慣の違いを肌で感じるとともに、自分の英語の能力に関しても、
家族同士の会話がさっぱり理解できないと実感するなど、現地に行かないとわからないことや、
刺激を受ける体験をたくさんしてきたようでした。
この刺激を英語学習を始めとするこれからの「学び」の大きな原動力にしてほしいと思います。
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北陸吹奏楽コンクール
2015.8.9
北陸吹奏楽コンクール高等学校 A 部門が 8 月 9 日(日)に金沢歌劇座大ホールで開催され、
本校吹奏楽部が福井県代表として参加しました。
このコンクールは三日間開催されましたが、武生東はコンクール最終日を締めくくる最後の団体として登場しました。
県大会と同じ二曲を演奏しましたが、県大会がやや緊張気味に見えたのに対して、
今回は落ち着いて堂々として見えました。
隣で一緒に聞いていた福井県吹奏楽連盟の役員の方も、
「県大会より格段に良かった。相当練習したのでしょう。」と話されていました。
審査の結果は「銅賞」で意外でしたが、賞に関係なくすばらしい演奏でした。
部員の皆さんよく頑張りましたね。
特に三年生はこの大会で全員引退になると思いますが、
ステージには立たなくても応援やサポートに来てくれた部員も含めて、これまで 3 年間お疲れ様でした。
これからは自分の進路希望の実現のために、
これまで培った意思の強さや粘り強さを発揮して目標に邁進してください。
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3年夏期進学学習会開催
2015.8.3-5
8月3日(月)~5日(水)にかけて、第3学年の夏期進学学習会が行われました。
昨年までは越前市内ホテルを利用した宿泊学習会でしたが、より多くの生徒が参加できるように、
今年から夏の学習会だけは学校で行うよう変更しました。
その結果160名もの生徒が参加しました。
会場の変更に伴い、内容も少し改めました。3日間という短い期間を有効に使うために、
学ぶ教科を5教科から3教科に絞って重点化し、1教科にかける時間を増やしました。
受講する教科(科目)や講座の内容・難易度などは自分でかなり選択できるようにしました。
また各講座内容もテーマやポイントを絞って行いました。
これまでの宿泊形式では、自習時間や質問タイムが好評であり、生徒の集中度合いが高かったので、
今回の学習会でもその時間を多く取り入れることにしました。
今回参加した生徒も自習や質問の時間には大変集中し、熱心に質問するなど有効に活用していました。
三日間の進学学習会に対する生徒の感想は次のようなものでした。
☆一コマ一時間半といういつもの倍の長さの授業だったけれど集中してできたと思う。わからないことを解決できて良かった。知らない人が隣でがんばっているのを見る
と、自分ももっとがんばらなくてはならないと感じ、やる気が出てくる。あと二日この調子で集中して勉強していきたい。(国際科女子)
☆今日は理系二科目だったのでとても疲れました。でもこんな長い時間集中することはなかなかできないことだと思うのでやって良かったと思いました。数学で言ってい
たように自分でしっかり考える癖をつけていきたいと思いました。(理系男子)
☆正直学習会前は面倒だなという気持ちの方が勝っていて、申し込まなければ良かったと思っていたが、今終わってみて申し込んで大正解だった!! 何より今日の自習
時間の数学の質問で、今まで参考書やサクシードの解説を見ても何もわからず、ずっとわからなかったままの問題が解決したのが一番うれしかった。あと英語の苦手な分
野の謎が解けたのもでかい。
うれしい気持ちが大事なんだなと思った。(文系女子)
☆今日は特に集中できた。そのおかげで知識をたくさん得ることができた。この三日間は特別な三日間になった。ここで得た知識を覚え、また今回続いたような集中力を
今後の学習で生かしていく。(国際科男子)
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出前文芸創作教室
2015.7.28
7月28日午後1時より、本校図書館で出前文芸創作教室が行われ、
午前中の補習を終えた生徒達40名以上が参加しました。
内容は「俳句の作り方とポイント」ということで、講師は福井県俳句作家協会会長の加畑霜子様でした。
加畑先生は自己紹介のあと、俳句と川柳の違いについて説明されました。
また俳句に必ず必要な季語について、実例を挙げながら説明してくださいました。
参加希望者は全員事前に作品を作って提出してあり、
これらを講師の加畑先生が一つひとつ丁寧に添削をしてくださいました。
添削の過程を説明されながら、どうすれば作品が良くなるかをわかり易く示してくださいました。
最後に質疑応答が行われ、どんなときに創作したくなるか、季語の選び方などの質問がありました。
また参加した男子の「今日の講義をお聞きして創作意欲がわいてきて、今すぐにでも創りたくなりました」
という感想があり、会場が沸きました。
講師の加畑先生には大変お忙しい中を来校して講義をいただき、
また参加者全員の俳句をていねいに添削していただきましたこと、誠にありがとうございました。
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PTA 地区懇談会を開催しました
2015.7.28-29
7月28日(火)~29日(水)に PTA 地区別懇談会が開催されました。
これはお子様が在学中の3年間に1回は必ず地区懇談会が行われるように、
毎年ローテーションを組んで行われているものです。
今年は武生第六中地区(王子保公民館)、越前町4中学校地区合同(宮崎コミュニティーセンター)、
武生第五中地区(しらやまいこい館)で行いました。
午後7時からの開会ということで、仕事の後で大変お疲れのところ、
保護者の皆様にお集まりいただきましてありがとうございました。
今年私は宮崎コミュニティセンターでの懇談会に参加させていただきました。
出席者のみなさんの自己紹介のあと、学校までの距離が遠いので、主に通学方法が話題になりました。
特にバスなどを待っている間の時間の有効な使い方などについて意見が出されました。
また部活動についても活動時間などが話題になりました。
進行は PTA 地区委員のかたがしてくださり、和やかな雰囲気の中で全員の方が積極的に発言されて、
二時間がとても短く感じられました。
懇談会でいただいた貴重なご意見は、学校でも検討させていただき、
改善あるいは今後の指導の参考にさせていただきたいと思います。
PTA役員の皆様、地区委員様をはじめ各地区の保護者の皆様、
懇談会への参加ありがとうございました。
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英国ボーイスカウト団と交流
2015.7.27
英国のボーイスカウト団の一行が本校を訪問し、本校生徒と交流しました。
彼らは14才から17才ぐらいの若者で、今年山口県で開催される
世界スカウトジャンボリーに参加するために来日しました。
大会に参加する前に福井県に立ち寄り、福井の高校生と交流することになりました。
一行が到着すると、AV 室でまず校長が歓迎のスピーチをしました。
今は夏休み中ということで、補習の英語の授業を振り替えて、交流をしました。
二年生の国際科では、自己紹介や
「発展途上国を支援するために高校生に何ができるか」といったテーマで
グループディスカッションなどをしていました。
一年生の普通科ではお互いの自己紹介や、風呂敷を英語で説明し、
実際に物を包んでみるなどの活動をしていました。
最後に2年生の普通科の生徒が、英国の生徒に校内の案内をしました。
普段はあまり聞き慣れない英国のイントネーションに戸惑いながらも、
同年代の若者同士、楽しく交流していました。
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福井県吹奏楽コンクールで金賞 県代表に!!
2015.7.25
7 月 25 日(土)に第 47 回福井県吹奏楽コンクール第 1 日目が行われました。本校吹奏楽部は高校 A 部門に参加し、見事金賞を受賞し県代表に選ばれました。
午後4時より始まった高校 A 部門には 12 校がエントリーしました。12校中最後から二番目に登場した東高校は課題曲としてマーチ「プロヴァンスの風」、自由曲に
「ディオニソスの祭り」を演奏しました。緊張感の漂うなか、力強くまた時には華麗な演奏を披露しました。真剣で研ぎ澄まされた雰囲気がビンビンと伝わってきて、聞
いている自分の方が体に力が入りました。
すべての団体が演奏を終え、審査発表の時間になりました。A 部門はどの団体もレベルが高く、優劣をつけるのが大変だったのではないかと思いました。まず金賞と銀賞
の発表がされ、武生東は昨年に引き続いて金賞を獲得しました。次に県代表の発表です。昨年はここで県代表を逃し悔しい思いをしました。今年も県代表の枠は五つの
み。果たして・・・武生東は見事に県代表に選ばれました! おめでとう!!
発表を聞き終え、楽器の搬出に舞台裏に現れた部員達は多くが目を赤くして、顔には喜びの表情が満ちあふれていました。
全日本大会出場をかけた北陸大会は、8月9日(日)に金沢市の歌劇座で行われます。武生東は高校 A 部門後半の午後に登場するそうです。私もできるだけ金沢に行って
応援したいと思います。吹奏楽部のみなさん、GOOD LUCK!!
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1 学期終業式校長式辞
2015.7.17
7 月 17 日(金)に、終業式が行われ、式辞として「失敗を恐れず果敢に挑戦すること」と「1120億分の一の奇跡の命を大切にすること」の二つのことについて、以
下のように話しました。
【校長講話】
いきなりですが、みなさんに質問をします。100-1はいくつでしょう。普通に考えると99になりますね。しかし、100-1=0という数式を教訓としている職
場があります。帝国ホテルでは100-1=0をサービスの教訓としているそうです。
ホテルではドアボーイがお客様をお迎えしたあと、それぞれの持ち場が連携してお客様のおもてなしをします。そして最後にドアボーイがお客様をお送りします。その
うちどこかで一つでもミスがあれば、他でどんなにすばらしいサービスをしても、すべてが台無しになってしまいます。ですからたったひとつでも気を抜くことができま
せん。ひとつのマイナスがあれば答えは99ではなく0だというのが100-1=0という考え方です。ここには一つのミスもゆるされないというホテルマンの覚悟が見
られます。またそれが実社会の厳しさとも言えます。
一方で、「小さな失敗を恐れる会社は、必ず大きな失敗を犯す」という考えや「失敗は成功だ。もしそこから学ぶのであれば」などという経営哲学を持っている会社も
あります。主にものづくりを行っている会社はそういう傾向があります。しかしもちろんそのような会社でも実際に失敗すれば、何らかの責任はとらなければなりませ
ん。
学校はどうかというと、失敗が許される、むしろ失敗をしてこそ多くのことを学ぶ場所だと思います。私たちは人の前で失敗をすることは、恥ずかしいことだと思い、
つい臆病になってしまいがちです。顔から火が出るほど恥ずかしい思いをして学んだことは、絶対に忘れませんし、そういう経験こそ将来役に立つことは多いのです。高
校生の今こそ、失敗や間違いが許される今こそ、失敗を恐れず、思い切っていろいろなことに挑戦してほしいと思います。
今日はもう一つ大事な話があります。
ある若いお母さんが、自分のあかちゃんの寝顔をみながらこんなふうに思ったそうです。「この子の母親になれた幸運は人類史上で私一人だけなんだ」。そして次のよう
な疑問を思いつきました。「人類が地球上に誕生してからこれまでに、いったい何人ぐらいが地球上に存在したのだろう。」
ある人類学者の試算によると、その答えは約 1120 億人だそうです。いつの時代にどの場所で生まれるか。親と子の出会いは 1120 億分のⅠの幸運で、これはほとんど奇
蹟といっていいのです。
先日より岩手県の男子中学生がいじめを苦に自殺したのではないかと報道をされています。本人は死を選んでしまうほど辛かったのだと思いますが、1120 億分のⅠの奇
蹟である大切な命を自ら失うことはとても悲しく、残念なことです。特にご家族の気持ちを考えると本当に胸が痛くなります。みなさんには是非自分の命、奇蹟の命を大
切にしてほしいと思います。
いじめについては、これは決して許されるものではありません。もしいじめを受けている人がいれば、私たち教師は全力でその人を守る覚悟でいます。ですから安心し
て担任の先生や周りの先生に相談をしてください。またみなさんの近くに、いじめられているとか、死にたいということを考えている友達がいたら、先生など周りの大人
に話して下さい。それは決して友達への裏切りではなく、友達を守る勇気ある行動です。
いじめられる人にも、その人を大切に思う親がいて、自分と同じようにそれは 1120 億分の一の奇蹟の命なのだということを忘れないでください。
さて、いよいよ明日から夏休みが始まります。休みと言っても、実際に高校生のみなさんは、補習や受験勉強、部活動、学校祭準備など、結構忙しいと思います。それ
でも、時間をうまくやりくりして、あとで振り返ったときに「今年の夏はこんなことに挑戦した」と言えるように、充実した、そして思い出に残る夏休みにしてくださ
い。
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校内球技大会
2015.7.13-14
7月13日と14日の二日間にわたり、校内球技大会が開催されました。
バドミントン、バレーボール、ソフトボール、バスケットボールの競技で、学年を解きクラス対抗で行われました。これまでと打って変わって、この二日間は最高気温が
34度~35度になる猛暑日でしたので、熱中症対策をしっかり行いながら実施しました。
本校の特徴でもありますが、自分のクラスの選手が試合に出ているときは、みんなで応援するので、どの競技も大変に盛り上がっていました。特にバドミントンでワン
プレイごとに会場が沸くことに、「バドミントンってこんなに盛り上がる競技だったかな?」と思うほどでした。さすがに団体戦になると応援にも力が入るようです。
優勝するクラスは、全体的にやはり三年生が多かったようでした。期末考査開けの高校生のみなさんにとっては良いリフレッシュになった大会だと思います。
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全国高校野球選手権大会
1 回戦突破ならず
2015.7.13
7 月 13 日(月)に、福井市のフェニックス球場で、第 97 回全国高校野球選手権大会福井大会三日目が行われ、本校野球部が大野高校と 1 回戦を戦いました。
1 回表に武生東の先発岩壁投手が二死二塁から、相手の 4 番、5 番に連続長打を打たれ二点を先行されてしまいます。しかしその裏先頭打者の中西君がライト線に二塁打
を放ち、2 番粟津君の送りバントで三塁にランナーを進め、3 番市橋君の内野ゴロの間にすかさず 1 点を返しました。
2 回表には、二死 1・2塁から相手にセンター前ヒットを打たれますが、センター中西君の好返球により本塁で二塁ランナーを刺し、見事に追加点を阻止しました。
しかし3回表には、無死1・3塁でワイルドピッチによって1点を失い、さらに二死満塁からタイムリー打を打たれ、1-4と三点差にリードを広げられました。
4回裏武生東は、二番粟津君のヒットや四死球によって、一死満塁のチャンスを迎えます。しかし後続が併殺打に倒れ、点差を詰めることはできませんでした。
その後6回に3点を追加されると、東のピッチャーは山口君に交代しました。山口君は粘り強い投球をしますが、8回表にさらに二点を追加されてしまいました。8回
裏には先頭打者が四球で出て、挽回をはかりましたがチャンスを生かせず、残念ながら敗れ、2 回戦進出はなりませんでした。
春の大会では、チャンスをうまく点に結び付けてベスト 8 まであと一歩のところまでいきましたが、この試合では少ない得点チャンスを十分に生かせませんでした。し
かし猛暑の中で選手たちは最後まであきらめず、戦い抜きました。よく頑張ってくれました。3年生のみなさんにはこれが最後の試合になりましたが、勝ち負けを超えた
貴重なものを、この三年間でつかんだことと思います。
平日の試合にも関わらず、大勢の保護者の皆様に球場にきていただきました。応援ありがとうございました。
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中学生保護者対象学校説明会
2015.6.27
6 月 27 日(土)午前 10 時より、中学生の保護者の皆様を対象に、本校の学校説明会を開催しました。雨がふったりやんだりの不安定な天候にも関わらず、多くの皆様
に参加をいただきました。
オープニングでの校長挨拶のあと、教頭より本校の教育活動内容の概要について説明がありました。その後、教務部長から普通科生徒の学校生活の様子をまとめた VTR
の紹介がありました。百聞は一見に如かずで、学校での授業風景などイメージがつかみやすかったのではないかと思います。教務部長が普通科在校生にいろいろとインタ
ビューし、生徒の生の声も聞いていただきました。
国際科では二年生の生徒がいきなり英語でスピーチを始め、驚かれた方も多いと思いますが、すばらしい発音と堂々とした発表内容に保護者の方も感心されている様子
でした。さらに本校卒業生代表として、県外大学在学中の学生と今年大学を卒業して県の職員になられた方が、武生東高校時代を振り返って話をしてくださいました。
最後に本校の保護者を代表して、PTA 役員の方が、本校への思いや学校選択の決め手となったことなどについて話されました。
時間は 90 分と限られていましたが、中学生の保護者の皆様方には、本校の教育方針や特色などについて熱心に説明を聞いていただきました。またアンケートにも協力を
いただきました。アンケート結果は8月のオープンスクールや来年の説明会に活用させていただきたいと思います。お忙しい中説明会に参加いただき誠にありがとうござ
いました。
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メンタルヘルスセミナーを開催しました
2015.6.26
「人生は自分がつくる物語」 ~ I love me から始めよう ~ という演題で1,2年生を対象にメンタルヘルスセミナーが行われました。講師は心理カウンセラーの鈴
木るみ子先生でした。先生ははじめに苦しい現実はなぜ起きるのかということを説明されました。自分の信念や思い込みが生きることを難しくし、自分の考え方(頭)が
自分の苦しい現実を作り、感情・心(ハート)に大きな影響を及ぼしているのだと話されました。だからハートを主役にして頭を従にすることが大切なのだと訴えられま
した。
次にチエミちゃんという障害を抱えた女の子との出会いについて話されました。悩んでいたチエミちゃんに鈴木先生がかけた「I love me から始めよう」ということばか
ら、チエミちゃんが前向きに、たくましく生きるようになっていった話はとても心に響きました。
後半は自分の心(ハート)に聞いて本当に自分が望む行動を選択すること、喜びや充実感を心の羅針盤にして人生を作っていくことが大切だということを話されまし
た。そして試練のない人生はなく、失敗や問題は心の成長のチャンスであり、それでも行き詰まったら信頼できる人に話してみようと呼びかけられました。結びに、過去
を作るのも未来を変えるのも「今」なのだから、今を大切に生き、今やれることをやろうとエールをおくり講演をしめくくられました。
鈴木先生にはお忙しい中来校くださり、45 分間という限られた時間でしたが、大変心のこもった、勇気を与えてくださる講演をしていただきありがとうございました。
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福井県合唱祭 & 校内発表会
2015.6.24
6 月 21 日(日)に第 91 回福井県合唱祭がハーモニーホールで開かれ、本校合唱部が参加しましたので私も聴きに行きました。本校合唱部は二番目に登場し、伴奏者を
含めて 13名で二曲演奏しました。はじめの曲は「もののけ姫」をアカペラで歌いました。とても重厚なハーモ二―で聴き応えがありました。二曲目は「STORY」という
JPOP で、聞き覚えのあるサビの部分がとてもきれいに表現されていました。今年の春に 7 名の 1 年生部員を迎え、一段とハーモニーに厚みがでてきたように思いまし
た。
6 月 24 日(水)にはその成果を校内で発表しました。生徒ホールで発表しましたが、吹き抜けの天井が高いので、音がとてもよく響いていました。お昼ごはんを食べな
がら聞いている生徒がいたり、男子生徒も予想以上に多く集まってくれたりして、すばらしい演奏に大きな拍手をおくっていました。合唱ファンが結構多いのだなあと感
心しました。とても贅沢な気分を味わえたお昼時でした。合唱部のみなさんありがとう。これからさらに楽しんで練習を積んでください。
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『福井治安アカデミー演劇祭』で 4 年連続優良賞受賞!!
2015.6.22
今年で七回目を迎える『福井治安アカデミー演劇祭』が 6 月 14 日(日)に福井市の響のホールで開かれました。県内から 14 校の演劇部が参加し、本校は優良賞を受賞
しました。優良賞は優秀賞に次ぐ 2 番目の賞で、本校がこの賞を受賞するのは 4 年連続となりました。二年生の演劇部員が入賞の報告のため、校長室に来てくれました。
演出を担当した 2-6ホームの佐々木愛梨さんからいろいろと話を聞かせてもらいました。
劇のタイトルは「Fri(end)」。脚本は今年の春に卒業した演劇部の OB に頼んで書いてもらいました。私は劇を見ることができなかったので、脚本を読ませてもらいまし
た。内容は親友が麻薬に手を出していることを知った女子高校生が、友達を犯罪からどのように救ったら良いか悩むという話です。担任教師の姉が警察官という設定で、
警察が高校生の防犯とどう関われるか、罪を犯した人を周りの人間が実名でインターネットに晒して攻撃することなど、いろいろな問題が提起されています。演劇を見る
人も一緒に考えさせる内容になっています。
配役は部内のオーディションで決め、1 年生の新入部員もキャスト、音響、照明で活動するなど部員 17 名全員で創り上げたそうです。また審査委員の方からは「登場人
物の葛藤がうまく表現されていた。現実感のある台詞が随所にあった。台詞のキャッチボールがしっかりなされていた。」などの講評をいただきました。4 月に三年生が活
動を止めましたが、3 年生のアドバイスを受けながら、1・2年生だけでうまくまとまって活動しているようです。9 月に行われる福井県高等学校演劇祭での活躍が楽しみ
です。
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校内ビブリオバトル
2015.6.19
6月19日(金)にロングホームの時間を利用して、本校2年生の全てのホームで、ビブリオバトルを行いました。場所は時間をずらして図書館で行いました。私は2
ホームと6ホームの活動を見学しました。
ルールはまず5~6人のグループに分かれ、一人3分間で自分が読んだおすすめの本を紹介します。その後1分間の質問タイムを設けました。全員が紹介し終わった後
で、自分が一番読みたいと思った本を投票で選び、そのグループのチャンプ本を決めます。さらに各グループのチャンプ本に選ばれた人は、ホーム全員の前でもう一度本
の紹介をして、投票によってホームのチャンプ本を決めました。
生徒が選んだ本の中には東野圭吾、重松清、有川浩の小説、鎌田實の新書など私も読んで面白いと思った本がたくさんあり、どのように紹介するのか興味がありまし
た。最近話題の「ビリギャル」もありました。多くの生徒が原稿を見ずに、要領よく、興味をひきつけるように3分間話していたことに感心しました。内容のまとめやあ
らすじだけでなく、その本を選んだ理由、一番好きな場面、特に印象に残った場面など工夫して話していました。聞く方も集中して聞いていて、しっかりとした質問が出
ていました。
各グループから選ばれた人は、聞いている人が思わず読みたくなるようなすばらしい紹介の仕方をしていました。実際私が是非読んでみたいと思う本も何冊かありまし
た。
本校では読書タイムなども設けていますが、ビブリオバトルを通して、生徒がさらに読書に関心を持ってくれることが期待されます。また要約する力や、表現力、コミ
ュニケーション力など、身につけられるスキルもたくさんある素晴らしい活動だと思いました。昨年第1回の県のビブリオバトルで、本校から最優秀賞が出ましたが、本
校のどの生徒にもその素地が十分にあるということが実感できました。
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NHK 放送コンテストで入賞しました
2015.6.13
6 月 13 日(土)に第 62 回 NHK 杯全国放送コンテスト福井大会が、鯖江市 嚮陽会館で開かれ、アナウンス部門に出場した 1 年 2 ホームの田中聡兵君が優良賞を、また
テレビドキュメント部門では奨励賞を獲得しました。このほど放送部の生徒代表が校長室に入賞の報告にきてくれました。
アナウンス部門で優良賞を受賞した田中君は 1 年生で、入部してまだ実質1ヶ月あまりの活動での入賞になりました。中学校では野球をしていましたが、高校では全く
違うことをやろうと思っていました。放送部の体験入部で取材活動をしてみて面白いと思ったそうです。原稿をまとめるのが楽しく、将来は文章を書いたり編集したりす
る仕事もいいなと考えています。大会で読んだ原稿は、本校に今年来られた地歴科の松本先生を題材にしたものでした。民間企業で働いた経験がある松本先生から、その
経験をどのように教育に生かしているかなどを取材し、原稿にまとめたそうです。練習では原稿の読み方に迷いがありましたが、本番直前に周りのアドバイスを取り入れ
たことで気持ちがすっきりし、本番では一番いいアナウンスができたそうです。
テレビドキュメント部門では二年生 4 人のメンバーが中心になって番組を制作しました。構成・進行表を主に担当した畑下楓さん(2-5ホーム)の話では、番組を作
るのは初めてだったため、三年生のサポートが欠かせませんでした。また 1 年生で電子機器に強い男子部員が入部し、彼らにも助けられたそうです。番組のタイトルは
「図書館のお母さん」で、生徒が図書館で司書の大浦先生に気軽に話しかけていることから、題材として取りあげたそうです。また昨年の図書の貸し出し数が一万冊を超
えたことや、大浦先生が本校に赴任してから図書貸し出し数が年々増加してきていることの背景にあるものを取り上げました。取材は部員全員で行い、春休みから時間を
かけて取り組んできた努力が実を結んでの入賞ではないでしょうか。頼りになる新入部員も加わり、今後の活躍が楽しみです。放送部の活動に注目していきたいと思いま
す。
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「福井ふるさと先生の授業」 開催
~ 夢や希望を育て未来を築く教室 ~
2015.6.9
6月9日(火)の6,7限目に「福井ふるさと先生の授業」が開催され、本校国際科3年生全員が受講しました。この事業は県によるもので、グローバル化する社会に
適応でき、地域活力を生み出す人材を育てるために、本県にゆかりのある企業経営者や芸術・スポーツなどの分野の第一線で活躍されている方に授業をしていただくとい
うものです。
講師は越前市出身で前ブラックロック・ジャパン代表取締役社長出川昌人氏でした。講義はすべて英語で行われ、本校生徒が英語で司会進行し、質疑応答もすべて英語
でやりとりされました。また出川先生の講演内容を踏まえて、本校の山口教頭による特別授業も事前に行われ、生徒達はオイルマネーを含む世界経済の動向についての予
備知識を頭に入れて授業に臨みました。
出川氏の肩書きから想像されるものとは異なる大変親しみやすい人柄で、柔やかに話される講義の内容は生徒の心にも素直に届いていたようでした。講師の経歴の自己
紹介では、高校を中退されて UWC(United World Colleges)を利用し英国に留学されたことや、現在も UWC の役員として高校生の留学の援助をされていることを
話されました。講師ご自身が留学によって現在の地位を築かれたことで,是非多くの高校生にそのチャンスを生かしてほしいと願い、熱心に活動されているのが印象的で
した。
現在日本にグローバル人材が必要とされている状況を説明され、英語学習の本質にも触れられました。特に「伝えたいという強い意志があれば英語は拙くても必ず伝わ
る。逆に英語がパーフェクトでも伝えたいというパッションがなければ何も伝わらない」と話されたことが強く心に残りました。
最後に、16才から18才という柔軟性がある世代には、強い意志があれば必ず夢を成し遂げられるという力強いメッセージとエールを送ってくださり講演を締めくく
られました。その後の質疑応答では一人ひとりに「あなたの夢は何ですか」と語りかけられ、生徒は英語で答えることに苦労しながらも必死で自分の考えを伝えようと努
力していました。 出川先生にはお忙しいなか来校くださり、国際科の生徒にすばらしいメッセージを伝えてくださったことに対しまして、心より感謝申し上げます。
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表彰伝達式 & 全校集会
2015.6.8
6月8日(月)に表彰伝達式と全校集会がありました。始めに表彰伝達式を行い、4月の強化大会や春期総体での入賞者の伝達をしました。総体では陸上部、ソフトテ
ニス部、男子ソフトボール部が北信越大会に出場することになりました。残り約2週間しっかり準備して大会に臨んでください。
続いて6月の全校集会で校長講話として、「天才は量から生まれる」という内容で次のような話をしました。
【全校集会校長講話】
さて、今日は「天才は量から生まれる」という話をしたいと思います。
英語の有名な古いジョークに次のようなものがあります。
The absent-minded maestro was racing up New York's Seventh Avenue to a rehearsal, when a stranger stopped him.
"Pardon me," he said, "can you tell me how to get to Carnegie Hall?"
"Yes," answered the maestro breathlessly. "Practice!"
カーネギーホールというのはニューヨークにある音楽の殿堂で、実力のある音楽家だけが演奏を許される場所です。カーネギーホールに行く道を尋ねたかった男に対し
て、うっかり者の指揮者は、「カーネギーホールに行きたかったら、つまり演奏したかったら、Practice
練習あるのみ」と答えたというジョークです。
あるジャーナリストは、モーツァルト、タイガー・ウッズ、ビル・ゲイツなど、天才と呼ばれたり、世界的な業績を挙げたりしている達人たちが、元々才能を持って生
まれてきたのか、それとも努力の結果なのかを徹底的に調査し、様々な研究結果を検証しながら次のように言っています。
① 生まれ持った才能の存在は、完全には証明されていない。もしあったとしても、達人に与えている影響はとても少ない。
② 達人たちは膨大な練習量をこなしている。
③ 単に努力するのではなく、何を練習したらよいかを見定め、それに集中している つまり、達人たちは、生まれ持った才能ではなく、課 題を的確に見つけ、課題に対
する適切な努力、その努力の量で天才と呼ばれるようになった。
具体的な例として、みなさんも多分よく知っているバンドで、私も大好きな The Beatles の例をあげてみたいと思います。
The Beatles は 1956 年にジョン・レノンとポール・マッカートニーの二人が、共通の友人を通じて出会ったところから始まりました。ちなみにこの年は私が生まれた年で
す。お互いの才能を認め合った二人は、互いに刺激しあいながら、ギターの猛練習に励んだり、曲作りに力を入れはじめたりしました。
三人目のメンバーであるジョージハリソンは学校が大嫌いでしたが、好きなギターにかける情熱は人一倍で、血がにじむような練習を重ねていました。ギターの腕を見込
まれてジョージがメンバーに加わったのは 1958 年。彼らは放課後や週末になるとポールかジョージの家に集まり、ギターの猛練習をしました。
彼らはドイツのハンブルクという港町に巡業に行き、そこで四人目のメンバーになるリンゴスターと出会います。リンゴスターが実際にメンバーに加わるのは 1962 年で、
この年ついにビートルズはレコードデビューを果たします。そして翌 1963 年、ビートルズはとうとうイギリスのヒットチャートのナンバーワンに輝きました。この時以
来、出すシングルはすべてヒットチャートの一位になり、レコーディングするたびに音楽的に成長し自信を深めていきました。イギリスだけでなくヨーロッパでも人気を
得ました。いわゆるビートルズ旋風が吹き荒れていました。
1964 年にはついにアメリカ進出を果たします。そして彼らはあのカーネギーホールでコンサートを行い、アメリカ人の度肝を抜きました。なぜなら、カーネギーホールは
それまではクラッシック音楽のコンサートしか開かれず、ロックバンドがそこでコンサートをするのは前代未聞だったからです。
伝説の天才ロックバンドと思われているビートルズですが、ジョンとポールが出会ってからレコードデビューするまでに 6 年もかかり、その間必死でギターの練習をし、
音楽性を高める努力を怠りませんでした。特に彼らの生まれた町リバプールにある「キャヴァーン」というクラブでは二年半で 300 回近くのステージを行い、実力を蓄
え、人気を広めていきました。私も今から 18 年前にリバプールに行った時に、このクラブを訪ねてきました。穴倉のようなところで、おそらく当時はものすごい熱気にあ
ふれていたことが想像できました。
今日は「天才は量である、つまり努力の量である」という話をしましたが、一般にその道の専門家になるには 1 万時間の努力が必要であると言われています。例えば 1 日
8 時間の努力をするとすれば、土日もなく毎日 8 時間努力するとして 1 万時間に到達するには約 3 年半かかります。
みなさんはどうですか。何にたいしてなら、1万時間の努力が続けられますか?
最後に日本のジョークを一つ紹介します。
「成功するためにはコツは二つある。その二つとはコツ、コツだ。」
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春期総体レポート その2
2015.6.5-7
6月5日(金)から7日にかけて春期総体の後半が行われました。
6月5日(金)
午前中は勝山高校で行われていたバドミントンの試合を見に行きました。男女とも9時から団体戦が行われていたので、先に男子の試合を応援しました。相手は春江工
業高校でした。バドミントンの団体戦は、最初にダブルスを2ペアやり、その後シングルスを3人やって三つとれば勝ちになります。武生東は先にダブルスが二つ敗れて
しまいました。その後シングルスを一つとり、一矢報いましたが結局は1-3で敗退しました。女子の応援に行くとすでに試合は始まっており、男子と同じようにダブル
スが二敗していて、シングルスも健闘しましたが、結果は0-3で敗れました。相手が強豪の武生商業でしたが、選手は最後まで粘り強く戦っていました。
次に藤島高で行われていた女子バスケットボールを見に行きました。相手は藤島高校で、ハーフタイムの時点では14-34でリードされていて、後半から応援しまし
た。女子バスケット部は部員が少ないので交代もなかなか難しく、体力の消耗が激しそうでした。第3ピリオドで18-48、最後は30-67で敗れましたが、いいプ
レーも随所に有り、選手は持てる力を尽くしてよくがんばっていました。
次に県立武道館で行われていた剣道と弓道を見に行きました。残念ながら剣道男子団体はすでに試合が終わっていましたので、試合を見た先生から試合経過を聞きまし
た。武生東は先鋒が勝ち次鋒が敗れて中堅が引き分け、ここまでは強豪の丸岡相手に五分の戦いをしました。最後は二人が敗れて1-3で負けましたが,大変見応えのあ
る盛り上がった試合だったそうです。
午後二時からは福井商業で男子バスケットを見ました。対戦校は羽水高校で第1ピリオドは17-23と3ゴール差をつけられますが、第2ピリオドに.一時は25-2
5と同点に追いつきさらに逆転に成功しました。しかしその後は少しずつ差を広げられ、最後は51-73で敗れました。春の大会ではベスト8に入り力はつけてきたの
ですが、残念ながら今回のベスト8進出はなりませんでした。
再び訪ねた武道館では弓道の個人戦で女子の西野さんが準決勝に進出していました。準決勝に進出するには予選で 8 射中 5 中以上しなければなりません。本校で準決勝
に進出できたのは西野さんただ一人でした。準決勝では4射中3中以上で決勝進出でしたが、残念ながら 2 中に終わり、決勝進出はなりませんでした。部員はまだ一、二
年生ばかりなので、さらに今後の飛躍が期待できます。
6 月6日(土)
午前中は越前市の体育館で行われていた卓球を見に行きました。
男女のダブルスの試合が行われていました。男子は齋藤・新田ペアが 3 回戦を突破してベスト16まで進みました。北信越大会に出場するには上位 6 位までに入らなけれ
ばなりません。なかなかハードルが高い中でのベスト16は健闘に値すると思います。
敦賀のきらめきスタジアムでは女子のソフトボールの試合がありました。昨年からほとんどの公式戦を見ていて、全員ソフトボール未経験者でありながら少しずつチー
ム力が向上しているのがわかりました。特に守備力はかなり成長しています。それでも今日の相手は強豪若狭です。選手は思いきり強豪に挑みましたが、残念ながら 5 回
コールドで敗れました。三年生を中心にした明るいチームカラーがとても印象に残っています。
午後には武生高校で女子バレーの試合がありました。会場に到着したときはちょうど武生高校との試合の終盤で、東高校が2-0で勝利しベスト8を決めました。その
後ベスト4を賭けて北陸高校と対戦しました。これがすごい試合になりました。1セット目は序盤から一進一退の五分の試合でしたが、後半の19-19から東高校が勢
いに乗り、北陸を突き放して25-21でセットを先取しました。保護者のみなさんが応援する観覧席はお祭り騒ぎの状態でした。第2セットは最初から常に北陸を追い
かける展開でしたが、差を詰め切れず15-25でセットを落とし、勝敗の行方は最終セットに持ち込まれました。
3セット目は応援する者にとってドキドキわくわくの激しい戦いでした。序盤から中盤までは武生東が流れをつかみ、一時は15-10とリードしていました。ここで
北陸がタイムアウトをとって流れが変わり、一挙に15-15まで追いつかれてしまいます。その後接戦が続きますが、終盤は逆に北陸が流れをつかんで20-23とリ
ードされます。ここで今度は武生東が意地を見せて23-23に追いつき、試合は24-24のジュースにもつれ込みました。そのままの勢いで東高が25-24とマッ
チポイントをつかみ、北陸高校を追い込むものの試合を決めきれず、25-25に追いつかれると、25-27と北陸に押し切られてしまいました。ベスト4と北信越大
会出場が目の前にまで迫りながら,残念ながらあと一歩のところで達成できませんでした。それにしても選手達はとても大きなチャレンジをしてくれました。選手のがん
ばりに大拍手をおくりたいと思います。よくがんばった!!
6月7日(日)
午前中に、武生中央公園で行われたソフトテニスの男女団体戦を見にいきました。女子の団体を応援しました。一回戦は藤島高校が対戦相手でしたが、3-0で下して
二回戦に進出しました。しかし二回戦では優勝した武生高校に0-3で敗れました。この大会で1年生のペアも出ていたのでこれからさらに力をつけて、新人大会ではベ
スト8以上を目指してほしいと思います。男子の試合は残念ながら鯖江高校に1-2と惜敗しました。
敦賀のきらめきスタジアムでは男子のソフトボールの試合があり、応援しました。男子は昨年優勝してインターハイに出場しましたが、昨年の三年生が抜けてから部員
が足りなくなり、その後の大会を欠場してきました。ようやく新1年生を迎えてこの大会に臨みました。3チームによるリーグ戦では、まず福井南高校と対戦し、15-
1で勝ちました。次の啓新高校には0-11で敗れ2位になりましたが、北信越大会には出場できることになりました。まだまだ若いのび盛りのチームなので、これから
チーム力を上げて、北信越大会では思い切り戦ってください。
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北信越大会出場決定!! 女子800メートル & 女子円盤投げ
2015.6.2
5月30日~6月1日に、敦賀市総合運動公園陸上競技場で行われた春期総体陸上競技大会で、本校女子生徒2名が上位入賞を果たし、北信越大会に出場することが決
定しました。6月2日(火)校長室に入賞の報告に来てくれました。二人の健闘に拍手をおくりたいと思います。
女子800メートルに出場した3年生の藤本奈緒さんは、決勝において自己ベストを更新する2分20秒の記録で3位になりました。藤本さんは中学時代から中・長距
離で活躍し、中学校では駅伝で全国大会にも出場しています。400メートルでは準決勝止まりでしたが、得意の800メートルでは、高校生最後の県内大会で自身高校
初の個人上位入賞を果たしました。
また女子円盤投げに出場した二年生の平山桃子さんは、31メートル50センチの記録で2位になりました。記録では昨年の同じ大会で出した32メートル78センチ
の自己ベストには及びませんでしたが、昨年より順位を一つ上げ二年連続で北信越出場を果たしました。
陸上競技の北信越大会は6月19日(金)~21日(日)に新潟県で開催されます。二人にはさらに自己ベストの更新と、インターハイ出場に挑んでほしいと思いま
す。みんなで応援しています。
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春季総体レポート そのⅠ
2015.5.30-31
5月30日(土)より運動部の春季総体が始まりました。今週末に本校が参加する種目は陸上とサッカーです。他の競技は来週の5日(金)~7日(日)に行われま
す。
5月30日(土)
敦賀市総合運動公園陸上競技場では3日間にわたる陸上競技会が始まりました。30日の午前中に競技場に行き、女子の走り幅跳び、男女の400メートルなどを応援
しました。武生東の陸上部員が控えているテントへ行って、目の前で部員と一緒に400メートルの選手に大きな声をかけて応援しました。女子400メートルでは藤本
さんが準決勝に進出し、女子走り幅跳びでは魚見さんが決勝に進出しました。残念ながら、写真撮影は許可制でしたので、できませんでした。三日間は長いですが、しっ
かりコンディションを整えて、自己ベストの更新を狙ってほしいと思います。
午後からは丸岡高校でサッカーの試合がありました。対戦相手は敦賀工業でした。前半は東高が押し気味に試合を進めました。25分には川崎君のバーをたたく惜しい
シュートが、40分には孫谷君の強烈なシュートがありましたが相手キーパーにセーブされ、前半は 0-0 で終わりました。
後半は一進一退の攻防が続きました。終盤に武生東が立て続けにチャンスを作りゴールに迫りましたが、相手ゴールをこじ開けることができず、試合は延長戦にもつれ
込みました。延長戦も何度かチャンスとピンチを迎えましたが無得点に終わり、試合はPK戦で決することになりました。
東高校は先攻で最初の二人が決めたのに対して、敦賀工業は一人目が外し、二人目は東のキーパー酒井君が見事に止めて、早くも 2-0 とリードしました。3人目は両チ
ームが決めて、いよいよ東高校の4人目が決めれば勝利が決定します。すると藤原君が見事にPKを決めて、ついに東高校が1回戦を突破しました。
5月31日(日)
サッカーの二回戦が丸岡スポーツランドで行われました。対戦相手は美方高校でした。試合は前半、東高校が風上に立って攻め、終始優勢に試合を進めシュート、チャ
ンスの数でも完全に相手を上回りました。FW樫尾君やMF孫谷君等が積極的にシュートを放ちますが、ゴールにはならず前半を 0-0 で終えます。
後半は東高校が風下で、美方高校も徐々に攻撃を強めてきました。何度か危ない場面がありましたが、ゴールキーパ酒井君のファインセーブで相手の得点を防ぎます。
東高校もFWが相手ディフェンスの裏に飛び出し、何度か決定的なチャンスを迎えますが、決められず後半も無得点で、一回戦に続き延長戦に入ります。
そして延長前半の終了近く、ついに樫尾君がゴールを決め、東高校が 1-0 とリードしました。この時応援席では保護者の方や生徒達が(もちろん私も)飛び上がって喜
びました。そして延長後半も相手を無得点に抑え、1-0 で美方高校を下し、ベスト 8 に進出しました。選手のみなさんは二試合連続の延長試合で体力的にも苦しかったと思
いますが、集中力を切らさずに最後までよく戦ってくれました。
次の試合は5日(金)にベスト 4 進出をかけて、北陸高校と対戦する予定です。良い準備をして試合に臨んでください。
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国際科を育てる会総会 & 国際理解講演会
2015.5.23
5月23日(土)午前10時より、本校 AV 室において国際科を育てる会総会と国際理解講演会が開催されました。
総会では平成 26 年度の事業報告と会計決算報告、平成 27 年度の事業計画と会計予算案について説明があり、いずれも承認されました。その後小泉国際部長より国際科
の教育内容や国際交流事業について詳しい説明がありました。
総会が終了した後は、国際理解講演会を行いました。ホームカミング・トークということで、本校国際科を卒業された二人の方にゲストスピーカーをお願いしました。
最初に今春本校を卒業し、現在静岡県立大学・国際関係学部・国際言語学科で学んでいる長谷川愁さんが「My High School Days in Higashi」というタイトルで話をし
てくださいました。学校代表で出場した英語スピーチコンテストであまり良い結果が出せず、その悔しさから本格的に英語の勉強を始めたことや、英語にはある程度自信
を持って短期研修でアラスカに行ったときに、自分の英語が通じなかった「屈辱的な」経験から、さらに英語の勉強に拍車がかかったことなどを話されました。会場には
現役の国際科の生徒もたくさん話を聞きに来ており、大変勇気づけられる話をしてくださいました。現在は大学で留学生との交流をする委員会に所属し、異文化理解に努
めているそうです。
二人目のゲストスピーカーは、15 年前に卒業し、現在テレビ信州でアナウンサーをしておられる松井美幸さんで、「私のキャリア」という題で話されました。まず大学
を選択する際には、自分がどうしても国際関係学部で学びたかったことや、人道支援に関心があったことなどが決め手となったこと。また就職に際しては、英語を使って
何ができるか、かつて放送部に所属しアナウンス部門で福井県代表になったことを生かせないかと考えて、テレビ局への就職を決意したそうです。また人生の大きな選択
をするときには大人の話をしっかり聞いてほしいと強調されるなど、進路選択の貴重なアドバイスをいただきました。
ゲストスピーカーをお願いした長谷川様、松井様には、県外からわざわざかけつけて、後輩やその保護者の皆様のために貴重なお話をしてくださり、心より感謝申し上
げます。国際科の生徒達にとって、進学や就職への道しるべとなる話をお聞きし、すばらしい時間を過ごすことができたと思います。
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平成27年度 PTA 総会開催
2015.5.16
5月16日(土)午後1時30分より平成27年度の PTA 総会が行われました。
会長、校長の挨拶に続いて、平成26年度の事業報告や会計決算報告、会則の一部変更についての説明、新役員の案が提案され、承認されました
旧役員を代表して前田周二会長よりご挨拶がありました。記憶に残ることとして、昨年8月の高 P 連全国大会の第二分科会を武生東高校 PTA が任され大成功したこと
や、学校祭に協力できたこと、そして保護者の皆様からの要請もあり学校正門側に LED の街灯を取り付け、防犯等に役立っていることの3つをあげられました。旧役員の
皆様には1年間ご協力いただき本当にありがとうございました。
続いて新役員を代表して小形泰宏新会長が挨拶されました。1人の科学者は、50人の科学者に成りきれなかった人に支えられているという話を例に、保護者と学校、
地域社会がみんなで力を合わせて生徒を支えていきましょうと話されました。新役員の皆様今年一年間よろしくお願いいたします。
その後、再び議事が進められ、平成27年度の事業計画、予算案などが承認されました。
またスクールバス事業についての説明とお願いがありました。これまで冬季には丹南地区6校による共同スクールバスが運行されていましたが、平成26年度をもって
廃止となりました。そこで昨年度末より、武生東高校単独でのスクールバスの運行を計画しています。利用予定についてのアンケートをお願いしましたが、利用者が多い
ほど運賃も抑えられ、ルートも便利になりますので、是非ご利用を検討ください。
PTA 総会終了後には3年生の保護者進路研修会や、二年生国際科シンガポール研修についての説明会などが行われました。3年生の進路研修会には大変多くの保護者が
参加されました。河合塾チューターの駒井勝弥氏から、「受験生を持つ保護者の心構え」という演題で、受験の基礎知識や最新の入試事情、家庭でできることなどについ
てお話をしていただきました。また企業に採用されるにはジェネリックスキル(汎用能力)が必要で、大学ではリテラシー(知識を活用して問題解決する能力)だけでは
なく、コンピテンシー(経験を積むことで身についた行動特性)も身につけなければならないことがわかりました。
保護者の皆様には休日にも関わらず、総会や研修会などに参加をいただきありがとうございました。また講師を務めていただいた駒井様には、大変お忙しいなかを遠路
わざわざおいでくださり、ご協力いただきましたこと、深く感謝申し上げます。
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避難訓練を実施しました
2015 5.15
本日6限目から7限目にかけて避難訓練を実施しました。
大きな地震が発生し、その後校務員室から火災が発生したという想定で訓練が行われました。地震が発生してから10分以内に、全員校庭に避難し、安否確認が完了しま
した。生徒達はやや緊張感に欠けるものの、落ち着いてすみやかに避難を行うことができました。
本校出身の女性の消防署員の方からご講評をいただいた後、消火器の使用法を確認し、3年生の代表によって、水消火器による訓練が行われました。この間生徒は、東
高校生らしく、礼儀正しい態度で話を聞いたり訓練を見守ったりしました。
全体の防火教室が終わると、1,2年生の代表による、スモークテント体験が行われました。ハンカチで口を押さえたり、姿勢を低くしたりすることなどを確認したあ
と、スモークテント内を通過しましたが、テントから出てくる生徒はみな激しく咳き込んでいました。本当の火事ではこれ以上の危険な状態であることが少しでも実感で
きたのではないでしょうか。
ご指導いただいた消防署員の皆様に深く感謝申し上げます。ありがとうございました。
5月19日(火)から一学期の中間考査が始まります。部活動も活動中止になり、生徒達は放課後、テスト勉強の真最中です。職員室前の廊下や会議室には、先生に質
問する生徒がどんどんやってきます。廊下で先生を呼び止めて、そのまま質問を浴びせている生徒がいます。また質問のある生徒を特別教室に集めて、丁寧に説明してい
る先生もいました。図書室や学習室では黙々と勉強する3年生の姿が多く見受けられました。
1年から3年の教室を見回ると、どの教室でも、だいたい10人近くの生徒が残って勉強しています。お互いに教え合ったり、黒板を使って先生の代わりにわからない
生徒に数学を教えている生徒もいました。今年最初の定期考査です。しっかり準備をして力を十分に発揮してほしいと思います。
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校歌指導
2015.5.1
ロングホームの時間を利用して、新入生に対し校歌の指導が行われました。
まず音楽の尾鳥先生から歌詞の説明を聞いた後で、発声練習をしました。その後、音楽専攻の生徒による混声三部合唱のデモンストレーションが行われましたが、大変き
れいなハーモニーに対して他の生徒から拍手が起きました。次に全員で校歌の練習を行いました。
私は武生東の校歌はとても素敵な校歌だと思います。特に合唱で歌うとその良さが際立ちます。1 年生のみなさんも早く校歌を覚え、気持ちよく歌いましょう。
同じ頃 2.3 年生の一部のクラスでは、奉仕活動として、校庭などの草取りを行ってくれました。敷地の広い本校では、雑草の管理が大変です。みなさんの協力はとても
助かります。ありがとう。
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弓道男子個人の部 遠的競技で2位入賞!!
2015.4.27
強化大会の弓道競技男子個人の部、遠的競技(射距離60メートル)で二年生の田原遼太郎君が2位になり、今日校長室に入賞の報告に来てくれました。田原君は弓道
部の部長を務めています。近的競技(射距離28メートル)では振るわなかったものの、遠的競技では見事2位になりました。遠的競技では、的の点数で競うそうです。
田原君は1回目が (× 5 7 9)で計21点、2回目は(× 10 9 ×)の19点で、合計40点でした。実際に見ていると、的から60メートル離れているの
で、的に当てること自体が難しいのに、10点(ど真ん中)を当てるのはすばらしいと思いました。6月のインターハイ予選では、遠的競技は実施しないようなので、次
は是非近的競技でがんばって入賞してください。応援しています。
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強化大会レポート Part 2
2015.4.25-26
4月25日(土)
先週から始まった各部活動の強化大会が、今週も行われました。
この日は午前10時から、鯖江市の御幸グラウンドで、女子ソフトボールの試合がありました。
武生東高校は武生高校と対戦しました。後攻めの東高校は、武生高校に1回表に3点を先制され、その裏先頭バッターがヒットで塁に出るものの、後が続かず無得点。二
回表の相手の攻撃ではランナーを出しましたが、しっかり守って0点に抑えます。そして2回裏に、武生東は先頭バッターが相手のエラーで出塁し、ツーアウトで3塁ま
でランナーをすすめましたが、チェンジアップにタイミングが合わず、三振に倒れます。その後3回、4回、5回と相手に連続して得点を許し、5回を終えて11-0で
敗れました。今日の試合では、打線が振るわずチャンスを作れずに敗れました。守備はだいぶん安定してきたので、バッティングの向上を目指してほしいと思います。
午後は武生東の体育館で行われた女子バレーの応援に行きました。対戦相手は若狭東でした。1セット目は武生東が常にリードする展開で、終盤相手に追いすがられる
ものの、最後は突き放して25-21でセットをとりました。2セット目は逆に、出だしで5-8と相手にリードされるものの、中盤で逆転し18-13とリードして、
このまま楽に勝てるかと思われたのですが、またしても相手が粘りを見せます。終盤23-21と接戦になりましたが最後は25-22で逃げ切り、翌日の決勝トーナメン
ト進出を決めました。
この日は他にも男子バレーが決勝トーナメント進出を決めました。男子バスケットボールは科学技術高校、敦賀気比高校を破り、見事ベスト8に進出しました。
また先週鯖江高校を破り2回戦に進出していた野球部は、ベスト8をかけて武生工業と対戦しましたが、3-4で惜しくも敗れました。
4月26日(日)
午前中は男子バレー部が9時から高志高校で、決勝トーナメントの1回戦に臨みました。相手は羽水高校でした。1セット目は序盤から競り合いが続き、追いかける展
開ながら21-23から粘りを見せて、23-23の同点に追いつきました。しかしここぞという時に2点を連取されて1セット目を奪われました。2セット目も常に追
いかける展開が続いたものの、1セット目のような粘りを発揮できず、14-25で敗れました。課題は勝負所での精神力ではないかと思います。夏の大会に向けて練習
に励んでください。
県立武道館では弓道部の遠的競技が行われました。前日には近的競技が行われていましたが、本校はあまり力を発揮できませんでした。応援に出かけると、ちょうど2
年生の女子部員(小島・高田さん)が登場するところでしたので観戦しました。そばで二年生の北畑、行方、西野さんが競技の解説をしてくれました。60メートル先の
的を射るのはなかなか大変そうでしたが、1中(5点)することができました。この後で登場した田原君は個人の部で見事二位に入る活躍をしてくれました。
福井商業高校では11時から男子のバスケットボール部が、ベスト4進出をかけて啓新高校と対戦しました。足羽高校を接戦で破った啓新高校は大変強敵でしたが、出
だしは武生東が好調で第1Q を終わって15-11とリードしました。しかし第2Q の半ばで同点に追いつかれると、ハーフタイムまでに23-33と10点差をつけら
れてしまいました。試合は結局72-49で敗れはしましたが、前半の戦いではかなり健闘していました。
午後には女子バレーの試合を、途中からですが応援しました。午前中に大野高校と接戦を演じるものの勝利し、午後の相手は優勝候補筆頭の福井高校でした。武生東高
校の前にいつも立ちはだかる強敵ですが、今日もやはり強かった。選手は全力を尽くすものの、残念ながら2-0で敗れました。
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強化大会 Part1 & 春期北信越地区高校野球県大会 1 回戦
4 月 18 日(土)から、各運動部の強化大会が始まりました。先週から始まった競技は、陸上・ソフトテニス・バドミントンなどです。今週末からは、他の多くの競技も
大会が始まります。
また 17 日(金)からは春期北信越地区高校野球県大会の 1 回戦も始まりました。武生東高校野球部は 18 日(土)の午前 9 時より、敦賀市総合運動公園野球場で鯖江高
校と対戦しました。
先攻の東高校は、1 回表は三者凡退に終わりましたが、その裏いきなりピンチを迎えます。先発の 2 年生投手岩壁君はコントロールがなかなか定まらず、死球や2つの
四球で満塁になりますが、内野がしっかり守り、何とか無得点で抑えました。
2回表の攻撃は六番の高岸君が初ヒットを放つものの無得点。その裏2本のヒットと盗塁などで2死2・3塁とまたもピンチになりますが、落ち着いて切り抜け、相手
に残塁の山を築かせました。
そうなれば流れは武生東に傾くもので、四球とヒットで2死 1・3 塁のチャンスに、3 番粟津君のセンター前タイムリーヒットが出て、ついに東校が 2 点を先制しまし
た。
4 回の表にも四球で出たランナーを、9 番國定君のセンター前のタイムリーで返し、1 点を加えました。しかし 4 回裏には四球でランナーをため、エラーやタイムリーヒ
ットで 3 点を奪われ一気に同点とされてしまいました。それでも今日の試合で 1 番良かったことは、先制して常に試合をリードしていたことで、同点にされた後も 6 回に
2 点を加えて、再び試合の主導権を握りました。
試合の流れを決めたのは 7 回裏でした。この回無死1・2塁になったところで東高校のピッチャーは2年の山口君に代わりました。相手に 1 点を返されて 1 点差に詰め
寄られ、なおも1死2・3塁のピンチの場面で、相手のスクイズを外し、3塁ランナーをアウトにしました。この回を1点だけに抑えたことで、ピッチャーの山口君も調
子を出し、残り2回をヒット1本に抑え、ついに強豪鯖江高校を下しました。
今日の勝因は立ち上がりのピンチを乗りきり、常に先に点を取って試合を優位に進められたこと、ピンチの場面で守備がしっかりしていたこと、少ないチャンスを確実
にものにできたことなどです。相手の盗塁を阻止することは今後の課題になりますが、二回戦ではベスト8入りを目指してがんばってください。
18 日(土)は天候に恵まれ、外の競技にとってはすばらしいコンディションとなりました。
野球の試合の応援のあと、男子ソフトテニス会場を訪れたときには、ちょうどキャプテンの島田・青木ペアの試合が始まるところでした。相手は藤島高校のペアで、試合
の立ち上がりは緊張からかミスが目立ち相手にリードされましたが、徐々にペアの息が合いはじめ、4-2の逆転で勝ちました。しかし3回戦では敗れて、残念ながらベ
スト16入りはなりませんでした。
1回戦で敗れた選手のみなさんも、これからしっかり練習して、6月の大会では今回以上の成績をあげられるようがんばりましょう。
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世界に飛び立て!!
2015.4.14
~県高校生海外語学研修事業と北米青少年交流派遣事業参加報告~
本校ではこの 3 月に、二つの事業を通して、1,2 年生合計 33 名がアメリカに渡り、国際交流や語学研修に励んできました。参加者の中から代表して 4 名の生徒が、先
週その活動の様子を報告に校長室へ来てくれました。
3 月 15日から 3 月29日にかけて、県の高校生海外語学研修事業が行われ、本校からは二年生 10 名の生徒が参加しました。参加者を代表して 3 年 6 組の三国舞花さん
が活動報告をしてくれました。
研修はアメリカのシアトルで行われました。福井県の高校生約 100 人が A~D の四つのグループに分かれ、それぞれ異なる高校に通いながら語学研修を行いました。三
国さんは C グループでトーマス・ジェファーソン高校に行きました。スクールバディの女の子の自宅にホームステイしながら学校に通い、ESL(English as a Second
Language)の授業を受けました。12~13人の小グループで、コミュニケーションに役立つ応答の仕方などを習ったりしました。
研修で得た収穫は、英語を自然に話せるようになったことだそうです。ホストファミリーは日本が大好きな人で、毎日夕食後1時間ぐらい話し、日本の説明をいろいろ
求められました。自分の英語力をフルに使って難しい内容も何とか理解してもらえました。日本では英語をなんとなく雰囲気で曖昧なまま使う傾向がありましたが、アメ
リカでは単語だけでなくきちんと文にして、文法もできるだけ正確になるように心がけたそうです。しかし普段から授業で英語を使うことになれていたので、英語を話す
こと自体に抵抗はなかったようです。
もう一つは KAKEHASHI PROJECT(北米青少年交流派遣事業)で、3月17日~3月30日にかけて1,2年生23名と本校教諭二名が参加しました。こちらは
シアトル、アトランタ、サンフランシスコとアメリカの3都市を訪問し、日本紹介のプレゼンテーションをしながら、アメリカの青少年と交流を行いました。参加者を代
表して、3年2組孫谷海斗君、3年5組田村瑞帆君、2年6組吉田遙南さんの三人が報告に来てくれました。
感想を聞いたところ、まず「ハードスケジュール」という答えが返ってきました。アメリカの訪問先で何度もプレゼンを行ったそうです。プレゼンの対象は幼稚園児か
ら同世代の若者まで様々でした。やはりアメリカ人の反応はストレートで大変やりやすかったそうです。孫谷君は日本のテクノロジーについて、吉田さんは日本の学校の
給食について、田村君は福井県の和紙についてプレゼンを行いました。ホームステイも楽しく、英語での会話が弾み、帰国した今でも連絡を取り合っているそうです。人
と人とのつながりもできて、一同しっかり日米の架け橋になれたという実感をもって帰国できました。
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合唱部新入生歓迎コンサート & 演劇部新入生歓迎公演
2015.4.10-13
合唱部は4月10日(金)、17:15から生徒ホールで新入生歓迎コンサートを開きました。合唱部は部員が2年生の5名のみで、切実に新入部員を募集しているそ
うです。コンサートでは「テルーの唄」「空も飛べるはず」「Winding Road」の3曲を披露しました。1年生や、部活動に行く前の生徒達が多数合唱を聴きにきてい
て、手拍子をしながら鑑賞していました。とてもきれいなハーモニーでしたが、部員が増えるともっとすばらしいハーモニーになるのだろうなと思いました。
演劇部は4月13日(月)16:10から同じく生徒ホールで歓迎公演をしました。劇のタイトルは「もしかしてアリス ~ウサギの大冒険~」。
富山の高校生が創作した劇だそうで、高校生の将来に対する漠然とした不安や、親子の感情のすれ違いなど、テーマは現代の高校生の心理を反映したものでした。雑音
で台詞が聞きづらいところがあり、また比喩がたくさん織り込まれた劇で、私自身は内容を理解するのに苦労したのですが、三年生部員の最後の発表ということで、熱の
こもった公演でした。
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部活動紹介
2015.4.10
4 月 9 日(木)6 限目の LH の時間を利用し、1 年生に対して部活動の紹介が行われました。
本校では 1 年生は全員何らかの部活動に加入することになっています。今日はどの部活動に加入するかの参考にするために、すべての部活動の代表が 1 年生に活動内容な
どを説明しました。
本校には16の運動部と10の文化部があります。生徒数があまり多くない割に、部活動の数が多いため、多くの部が部員の確保に苦労しているようです。気軽に入れる
ように、「初心者でも安心です」ということをアピールする部も多くありました。どの部も与えられた短い時間で工夫してアピールしていました。
運動部では実際に競技を実演したり、部員の仲の良さを示すために笑いをとろうとしたりしていました。
文化部では、実際に絵画や書の作品を見せたり、生け花を実演したり、「妖怪ウオッチ」を演奏しながら踊ったり、ドラマ仕立てにしたり部員確保に懸命な様子がうかが
えました。
文武両道を目標にしている本校では、部活動の活性化が学習や学校生活の質の向上に良い影響を及ぼすと考えています。1 年生のみなさんはこれから活動の様子を見学しな
がら、自分に最もあった部活動を選んでください。
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平成27年度 1学期がスタートしました
2015.4.8
4月8日(水)より新年度の1学期がスタートしました。新入生188名が加わり、全校生徒566名でのスタートです。毎年全校生徒の人数を語呂合わせで覚えるよ
うにしていますが、今年は566なので(ゴー ロックンロール Go!! Rock and Roll)と覚えたいと思います。
今日は、新任式で新しくこられた先生方を紹介したあと、始業式を行いました。話の内容は、本校スクールモットーのヒノイズムの中にある「高潔な人格」を目指し、
人格を磨く方法について話しました。 感謝にも初級、中級、上級というのがあるという話です。その式辞の内容を掲載します。
【1学期始業式式辞】
春休みも終わり、いよいよ今日から新年度の 1 学期が始まります。
3 年生はもちろんですが、1,2 年生の人も、今日から一生懸命勉強するぞと意気込んでいることを期待します。勉強、特に受験勉強にフライングはありません。いくら
早く始めても早すぎることは決してありません。ただ、始めることよりも続けることの方が難しいのは確かです。
1 年生は昨日の入学式で、2.3 年生には 3 学期の終業式で、志を立て、学ぶ目的をもって学習に取り組んでほしいとお話ししました。今日からしっかりがんばりましょ
う。
さて、今日はヒノイズムの中にある、「高潔な人格」を目指すために、人格の磨き方についてお話します。磨き方にはいろいろあると思いますが、今日のテーマは「感
謝」です。
人から聞いた話ですが、感謝にも初級、中級、上級というのがあるそうです。
感謝の初級というのは何か親切にされたり、うれしいことをしてもらったりしたときにする感謝です。初級というだけあって、ほとんどの人はこのレベルはクリアーして
いるのではないでしょうか。小さい子供のとき、みなさんがご両親から最初に教育されたのが、この「ありがとう」だと思います。
ただ、小さいときにできたことが、大きくなってできなくなることがあります。みなさんの中に毎日弁当を作ってもらっている人がいると思いますが、毎日作ってくれ
た人にありがとうと言っていますか。毎日車で学校に送り迎えをしてもらっている人は、車を降りるときにありがとうと言っていますか。これが初級の感謝です。
中級の感謝というのは、普段の何でもないことに感謝することです。毎日ご飯が食べられること、毎日学校に通えること、全力で走れることなどです。この場合「感
謝」の反対は「当たり前」だと思います。みなさんは、自分では「当たり前」に思えることに感謝ができているでしょうか。
神様は時々、私たちに、それは当たり前ではないのだということを教えるために、試練を与えてくれます。病気になったり、事故に遭ったりして、普段当たり前にでき
ることができなくなって、初めて私たちはそのありがたさに気づきます。外国では、満足に学校に通えない子供たちがたくさんいることを知って、当たり前に学校で学べ
ることに感謝します。しかしこの気持ちはなかなか長続きせず、のど元を過ぎれば、すぐに忘れてしまうのが問題です。
余談ですが、日本の学校では授業のはじめと終わりに「礼」をしたり、「お願いします」「ありがとうございました」と言ったりしますが、あれは何に感謝しているの
でしょうか。生徒が先生に感謝しているのでしょうか。でも先生も頭を下げますね。あれは、「学問」に頭を下げているのだという人がいます。「これから私たち先生と
生徒は、人類の先輩方が残した叡智について学ばせていただきます。よろしくお願いします。」と言っているのだと言います。みなさんはどう思いますか?
話を元に戻して、上級の感謝についてです。上級というのは、つらいことや悲しいこと、嫌なことがあってもそれに感謝することです。それらが自分のこころを磨き、
成長させてくれるからという理由です。これはもう悟りの境地に近いですね。私にはハードルが高すぎるような気がします。でも、実際にそういうことができた人がたく
さんいます。すぐに思いつくのは今のパナソニックという会社の創業者である松下幸之助さんです。2,3 年生には以前お話ししましたが、家が貧しく、病弱で、小学校し
か出ていなかったことが自分の宝だと言いました。難しいですが、上級の感謝ができれば、この世の中からつらいことは何もなくなり、無敵だと思います。できれば上級
を目指したいものです。
さて、人格を磨く方法ですが、私たちはやはり、初級はもちろん、まず中級の感謝をできるようにするべきだと思います。当たり前だと思うことが実はそうではないの
だということを、いつも自覚していたいと思います。まず、今自分が当たり前だと思うことをいくつかあげてみてください。
たとえば、毎日部活動ができることです。私も高校時代バスケットボール部にはいっていましたが、毎日練習前に、コートに雑巾がけをしていました。また昼休みに部
室に行って、ボールにクリームをぬって一生懸命磨きました。コートやボールがなければ練習はできません。その当時は何も考えずにやっていましたが、それはひとつの
感謝の行為だったのかなと今は思います。ボールを磨くことで自分の心を磨いていたのかなと思います。
他にも、家族と一緒にくらせること、友達といっしょに教室で勉強できること、電気や水を自由に使えること。これらは当たり前のことのように思えますが、東日本大
震災では、これらのことが一瞬にして当たり前ではなくなりました。
これらの当たり前のことに対して、どうやって感謝するか、それは皆さん自身が考えてください。それが人格を磨くことにつながると思います。
今日は人格の磨き方、感謝について話しました。
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第29回入学式
2015.4.7
本日午後1:30分より本校第一体育館で、平成27年度第29回入学式を行いました。
はじめに普通科128名、国際科60名の生徒に入学を許可しました。続いて、式辞で本校のスクールモットーの HINOISM について、校章に描かれた三つのペンの意味
について説明しました。入学生へのメッセージとして次の二つのことを話しました。一つは人の目や評価を気にせず、自分の能力を信じ、努力を継続してほしいこと。も
う一つは「なぜ学ぶのか」という問いを持ち続けてほしいということです。
入学生代表として、萩原菜月さんが誓いの言葉を述べました。「大きな壁が立ちはだかったとしても、諦めず前に進む強い精神力、どんなことに対しても努力し、全力
で取り組もうとする姿勢、自分に関わるすべての人に感謝する心を常に持ち、これからの三年間の生活をよりよいものにしていきたいと思います。」と力強く誓いを述べ
ました。
PTA 会長前田周二様からは「皆さんには若さと夢と希望があります。この武生東高校はそれを実現する舞台であります。一人ひとりが主人公であります。三年間楽しい
ドラマを創ってください。君たちに夢多かれ!」と激励の祝辞をいただきました。
式のあとは各ホームの担任、副担任が紹介され、担任の誘導に従って各教室に入りました。
校長式辞の中で新入生に向けたメッセージを下に掲載します。
さて、本日の入学に当たり、高校生活で、みなさんが自らを大きく成長させるために、心がけてほしいことを二つお話しします。
一つは、人の目や評価を気にせず、自分の能力を信じ、努力を継続して欲しいということです。
明治維新で活躍した西郷隆盛の言葉に「人を相手にせず、天を相手にせよ。天を相手にして己を尽くし、天を咎めず、我が誠の足らざるを尋ぬべし。」というものがあ
ります。その意味は「人を相手にしないで、天を相手にしなさい。そして自分の誠を尽くしなさい。人がどうのこうのではなく、自分が誠を尽くしているかを問い、天に
恥じない生き方をしなさい。」ということです。
私達はふだん、人の目や評価を気にするあまりに、発言や行動をためらい、自分の力を十分に出し切れないことがあります。また他人と自分を比べることによって、自
信を無くし、「自分の力はこんなもんだ」と思い込んでしまいがちです。
ある人は「サーカスのゾウはロープで杭につながれたまま、決してそこから逃げ去ろうとはしない。なぜならゾウは『自分には大した力がない』と思い込んでいるから
だ」と言いました。サーカスのゾウはこどもの時に鎖で杭につながれますが、たいした力がないので杭をひっこぬくことができません。そして大きくなっても「自分には
大した力がない」と思い込んでいるので、鎖をロープに変えたとしても、じっとしたまま逃げ出すことはしないのです。
みなさんはすばらしい可能性を秘めています。決して「自分の力はこんなもんだ」と自分で限界を作らないでください。そして、他人と比較するのではなく、今日の自
分が昨日の自分を少しでも越えられるよう、毎日努力を続けていってください。途中で壁にぶつかることもきっとあるでしょうが、それは確実に前進している証拠です。
立ち止まっていれば壁にぶつかることもないのです。昨日の自分を超える努力を継続することで、自分でも驚くほど大きなことを達成することができるでしょう。
二つ目は、「なぜ学ぶのか」という問いを持ち続けてほしいということです。みなさんはこれから三年間、この武生東高校でいろいろなことを学びます。この先、どの
ように学習意欲を維持するか、どうしたら効率的に学習し成績を伸ばせるか、そしてどの大学・学部を目指すのか、などいろいろ悩み、考えることもあると思います。し
かし最も大切な問いは「そもそも何のために学習するのか。」ということです。
昨年、本校に有名な小説家である中沢けい先生がおいでになり、講演をしてくださいました。中沢先生はその著書の中で、「自分のために勉強するのは中学校まで。高
校からは、勉強したことをどうやって世の中に役立てていくか、という気持ちがないと、勉強はやっても意味がないし、面白くもない。」と書かれています。
みなさん一人ひとりには、それぞれ与えられた才能があります。その才能は、自分が信じて努力する限り、必ず開花します。将来自分の力をどのような形で発揮し、ど
のように社会に貢献していくかという、志を見つけてください。そしてその志を果たすために、しっかりこの学校で学んでください。それが西郷隆盛の残した、「天に恥
じない生き方をせよ」という言葉の、意味だと私は思います。
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Spring Concert 2015
2015.4.4
4月4日(日)午後6時より、本校吹奏楽部の第27回定期演奏会が、福井県立音楽堂「ハーモニーホール」の大ホールで開かれました。
平成26年度の吹奏楽部は、吹奏楽コンクール福井県大会で金賞を受賞し、アンサンブルコンテストでは、クラリネット四重奏が北陸代表として全国大会に出場し銀賞
を獲得するなど、活躍が目立ちました。また今年はハーモニーホールが会場で、ゲストとして福井商業高校のチアーリーダー部「JETS」をお招きするとあって、開場前か
ら長い行列ができていました。
コンサートは4部構成で、第1部はクラッシックステージ、第2部がお楽しみ&アンサンブルステージでした。第2部の最初には「妖怪」が東校吹部に現れたという寸
劇があり、顧問の尾鳥先生もステージ上でひっくり返って熱演をされるなど、楽しい構成になっていました。アンサンブルステージではコンテストで県大会に出場した3
つのチームがすばらしい演奏を聴かせてくれました。全国大会出場のクラリネット四重奏はさすがに洗練されたレベルの高い演奏でした。
第3部ではスペシャルゲストの福商「JETS」が、全米大会で3連覇したすばらしいダンスを披露し、観客はすっかり魅了されてしまいました。本校吹奏楽部とのコラボ
もあり、演奏に合わせた振り付けで会場はおおいに盛り上がりました。JETS のみなさんはこの日のために、曲に合わせた振り付けを考え、練習されてきたのだと思いま
す。本当にありがとうございました。
第4部はポップスステージで、いつもの明るく楽しい、ノリノリの演奏でした。観客も演奏に合わせて一緒に踊り、楽しい雰囲気の中であっという間に二時間半がすぎ
てしまいました。
この定期演奏会を目指して、部員たちは一生懸命準備、練習をしてきたことがよくわかりました。すばらしく、楽しい演奏をありがとう。この日の演奏にも特別に参加
していた新入生達を迎えて、さらに音楽性と技術の向上を目指してください。会場に来てくださった多くの皆様や、演奏会の開催にご協力くださった方々に感謝申し上げ
ます。ありがとうございました。今後ともご支援よろしくお願いいたします。
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