ハーバード大学(ボストン)訪問の報告 医歯学教育システム研究センター 金子英司 今回、日本学術振興会の「頭脳循環を加速する若手研究者戦略的海外派遣プログラム」に よる Harvard Medical School(HMS)への若手研究者派遣を推進するために、湯浅保仁教授(医 学部長)、佐々木成教授(腎臓内科)、田中雄二郎教授(教育委員長)、渡辺守教授(消化器内科、 14 日より参加)、金子英司准教授(医歯学教育システム研究センター)の 5 名で米国ボストンを訪問 しましたので、報告いたします(2012 年 9 月 12 日~16 日)。 9 月 12 日(水) 成田空港ラウンジで出発前の打合せを行った後、ボストン直行便(JAL 008 便)にて 11:30 にボ ストン到着し、そのままタクシーで Massachusetts General Hospital に直行して、2013 年 4 月か ら村野竜朗先生(消化器内科)が留学予定となっている Center for Computational & Integrative Biology の Dr. Ramnik Xavier を訪問し、情報交換をしました。ホテルにチェックインしたのちに、 多数のロボットを用いて遺伝子や化学物質の解析を行っている Broad Institute を Dr. Patrick W. Falloon(Group Leader, Phenotypic Discovery, Chemical Biology Platform)の案内で見学しま した。 13 日(木) 9:00 に Brigham and Women’s Hospital 玄関にて、留学中の小西正則先生(循環器内科)と 待ち合わせて、Prof. Peter Libby(Chief, Division of Cardiovascular Medicine)を訪問しました。 Prof. Libby は鈴木章夫前学長と親交が深く、本学とも長年にわたる協力関係にあり、ポスドクの 受け入れについて、今後の協力も約束していただきました。 写真:Prof. Libby を訪問(左から佐々木教授、湯浅医学部長、Prof. Libby、小西先生、金子准 教授) 14:30 からは Countway Library にて Prof. David E. Golan(Dean for Graduate Education, Special Advisor for Global Programs)と面会し、HMS と関連病院との関係や医学生の受け入れ についての詳しい情報交換を行いました。 写真:Dean Golan を訪問(左から佐々木教授、湯浅医学部長、Golan 教授、田中教授) 19:00 からはボストンで一番の寿司店と言われる Douzo Sushi で湯浅教授主催の Dinner Party が行われました。Prof. Libby や翌日訪問予定の Prof. Brown と Prof. Coyle, 今回 Lab を 訪問しないものの根本泰宏先生(消化器内科)が留学予定の Prof. Ulrich H. von Andrian (Immunopathology, HMS)、佐々木健至先生(精神科)が留学予定の Prof. Martha Shenton (Director, Psychiatry Neuroimaging Laboratory)の計 5 名の HMS 教授と留学中の小西先生、 野村尚弘先生(腎臓内科)が参加し、ボストンの寿司を食べながら情報交換をしました。 14 日(金) 8:30 にホテルで渡辺教授と待ち合わせて、Government Center 駅でさらに野村先生、小西先 生と合流した後に、9:00 に野村先生が留学中の Massachusetts General Hospital の Prof. Dennis Brown (Director, Program in Membrane Biology)を訪問しました。研究室には多数の 最新鋭の顕微鏡があり、HMS の多くの研究室と共同研究を行っているとのことでした。続いて小 西先生と野村先生から、それぞれプロジェクト発表を聴く、本学と Prof. Brown 研究室との合同カ ンファレンスが開催されました。Prof. Brown からは、本プログラム参加者によるシンポジウムの開 催や、医学生の受け入れについて、協力的なご提案をいただきました。 写真:Prof. Brown を訪問(左から湯浅医学部長、Prof. Brown、佐々木教授、野村先生、渡辺 教授) 昼食の後、HMS 留学中の脇本博子先生(小児科)の車でボストン郊外に向かい、13:00 に McLean Hospital の Prof. Joseph T. Coyle (Professor of Psychiatry and Neuroscience, HMS) を訪問しました。同病院は 200 年の歴史を持つ米国最古の精神病院であるとともに活発な基礎・ 臨床研究を行っており、高木俊介先生(精神科)が間もなく着任する予定です。 脇本先生の車で Brigham and Women’s Hospital に戻り、渡辺教授と合流して 15:00 より溝口 史高先生(膠原病内科)が留学予定の Prof. Michael B. Brenner (Chief, Division of Rheumatology, Immunology & Allergy)を訪問しました。この教室でも、本プログラム参加者のシ ンポジウム開催の会場提供の申出をいただき、また医学生の受け入れも考慮するということでし た。 17:30 から Partners Healthcare International(Partners Harvard Medical International, PHMI)を訪問して、本学教員研修に合流しました。HMS の医学生である Ms Alisa Yamasaki が 本学で行った「Discharge Care Coordination Process」の研究発表を聴き、学生の短期留学でも 十分な成果がえられることが示されました。 19:00 からは市内の Legal Seafood で行われた教員研修の Farewell Dinner に Ms Yamasaki と共に参加しました。PHMI からは Dr. Elizabeth G. Armstrong が参加し、翌朝の成果発表を残す のみとなった参加教員たちの労をねぎらうと共に修了証の贈呈が行われ、さらに TMDU‐HMS の 協力関係 10 周年を記念して湯浅先生、田中先生、高田和生先生に記念品が贈られました。 写真:教員研修 Farewell Party(右手前から Dr. Armstrong, Ms Yamasaki) 15 日(土) 9:00 から PHMI にて教員研修の成果発表会として、「医学部におけるクリニカルクラークシップ の改革案」、「mini-CEX の導入」、「歯学部における Advanced OSCE」に関する発表が行われ、 熱心な討論が行われました。終了後のセレモニーでは湯浅医学部長から Dr. H. Thomas Aretz と Dr. Armstrong に記念品の贈呈がありました。 写真:教員研修(中央に Dr. Armstrong, Dr. Aretz) 17:00 からは留学中の脇本浩明先生(脳外科)の手配で Taberna de Hiro(スペイン料理店)に て、日本から訪問した教員と本学から HMS 関連教室に留学中の 12 名とのパーティーが行われま した。歯学部からの留学生も 7 名おり、日米の本学関係者の貴重な交流の場となりました。 16 日(日) 13:00 Boston 発(JAL 007 便)にて、研修の教員と共に無事に成田へ帰国しました。
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