第106号 犬山動物総合医療センター 動物病院だより 2013年 TEL 0568-67-1267 FAX 0568-67-8008 9月 20日 http://www.inuyama-vet.com/ E-mail [email protected] ワンちゃんは遊ぶことが大好きで、成犬になっても遊びが必要です。 一緒に遊んであげることはもちろん、お留守番させる時などにもワンちゃんがひとりで遊べ るようにおもちゃを与えておくことが大切です。 しかし間違った使い方・与え方により事故に繋がることもあります。 そこで今回は、いくつかのおもちゃのご紹介とおもちゃ選びの注意点のお話をします。 知育玩具 知育玩具とは、遊びながら知能的な発達をさせることを目的としたおも ちゃで、次のようなものがあります。 特徴的な形をしているため予測のつかない方向に転がったり弾んだりする ので、ワンちゃんの興味がわきます。中にフードやジャーキーなどのおや つを詰めて与えることができます。かじったり、くわえて投げたり…どう したら中身が全部出てくるか、ワンちゃんはいろいろ試しながら楽しみま す。 中にドライフードを入れ、ワンちゃんが鼻先や前足で転がすと少しずつ フードが出てくる仕組みです。粒の大きさが異なるフードを入れたり、隙 間を狭めたりすることで中身の出方を調節できます。ワンちゃんは中身が 空になるまで転がして楽しむことができます。 初めは簡単に中身(フード)が出てくるようにして、遊び方を教えてあ げてください。初めから難しくしてしまうとおもしろさを知る前に諦め て遊ばなくなってしまいます。 ☆おもちゃに使うフードは1日のフード量の中から使うようにしましょ う!注意しないとカロリー過多で太ってしまいます。 <おすすめの使い方> 凍らせることでより時間をかけて食べることができますので、ふやかした フードと缶詰を交互に詰めて凍らせてみましょう。お留守番時に与えれば、 ワンちゃんにとって退屈なお留守番が楽しい時間になります。 他には… ワンちゃんと飼い主さんが一緒に遊べるおもちゃ 飼い主さんが遊んでくれる時だけ楽しめる特別なおもちゃです。 ワンちゃんに与えたままにするのはやめましょう。 ひとりで遊ぶおもちゃ 噛むと音が鳴るもの、感触がおもしろいものなど、 ワンちゃんが噛んだり振り回したり、ひとりで楽しめる おもちゃです。 いろいろな種類のおもちゃがあり ますのでペットショップなどで 探してみてください♪ おもちゃ大好き! 適切なおもちゃの条件 要注意! 楽しく遊ぶためのおもちゃも誤食など思わぬ事故につながります おもちゃを与える際には以下の注意点を考えてみてください 1.飲み込めない大きさ…ワンちゃんの口の大きさに対して小さいものは誤食の危険が あります。ぬいぐるみの目やボタンなど、取れて飲み込んでしまいそうなものが付いた おもちゃは与えないようにしましょう。 2.破壊されない硬さ…簡単に壊れてしまうものは与えないようにしましょう。 しかし、硬すぎるものもは歯が折れてしまうこともあるため注意が必要です。 3.日常生活で使う素材と似ていないもの…例えば古くなったスリッパをおもちゃに 与えると、新旧の区別がつかないワンちゃんは新しいスリッパもおもちゃと思って しまう可能性があるため与えないようにしましょう。 4.劣化したら早めに新しい物に替えましょう ワンちゃんにとって、遊ぶことは楽しく、ストレス解消にもなります。 一緒に遊んであげることでコミュニケーションが深まりますし、お留守番中に遊べる おもちゃがあれば、暇を感じることなくワンちゃんがおもちゃに夢中になり、 留守中のイタズラやそれによる事故防止にもなります。 適切なおもちゃを選び、安全に遊ばせましょう! わんちゃんのおもちゃ・しつけなどについて、興味がある方はご相談ください。
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